JP2738134B2 - 電子天びん - Google Patents
電子天びんInfo
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- JP2738134B2 JP2738134B2 JP2173915A JP17391590A JP2738134B2 JP 2738134 B2 JP2738134 B2 JP 2738134B2 JP 2173915 A JP2173915 A JP 2173915A JP 17391590 A JP17391590 A JP 17391590A JP 2738134 B2 JP2738134 B2 JP 2738134B2
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- sampled
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- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電子天びんに関する。
<従来の技術> 電子天びんでは、一般に、荷重検出部からの荷重検出
出力をA−D変換器に導き、所定の一定周期でデジタル
化してこれらを移動平均やデジタルフィルタ処理等によ
って平均化し、計量表示値を決定する。
出力をA−D変換器に導き、所定の一定周期でデジタル
化してこれらを移動平均やデジタルフィルタ処理等によ
って平均化し、計量表示値を決定する。
<発明が解決しようとする課題> ところで、サンプリング周期T0でA−D変換している
と、平均化処理としてどのような手段を講じても、f0=
1/T0Hzの整数倍の周波数成分のノイズを減少させること
はできない。
と、平均化処理としてどのような手段を講じても、f0=
1/T0Hzの整数倍の周波数成分のノイズを減少させること
はできない。
従って、天びんの設置環境にこのような周波数成分の
振動等の外乱がある場合には、計量表示値にはそれに応
じた誤差ないしは揺らぎが生じることになる。
振動等の外乱がある場合には、計量表示値にはそれに応
じた誤差ないしは揺らぎが生じることになる。
本発明の目的はこのような問題を解消することにあ
る。
る。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するための構成を、第1図に示す基
本概念図を参照しつつ説明すると、本発明は、荷重検出
部aの出力を互いに異なる少なくとも2種の周期T1,T2
でデジタル化してサンプリングするデータサンプリング
手段bを有し、その互いに異なる周期でサンプリングさ
れたデータ群を演算部cで平均化処理することによって
計量表示値を決定するよう構成されていることによって
特徴付けられる。
本概念図を参照しつつ説明すると、本発明は、荷重検出
部aの出力を互いに異なる少なくとも2種の周期T1,T2
でデジタル化してサンプリングするデータサンプリング
手段bを有し、その互いに異なる周期でサンプリングさ
れたデータ群を演算部cで平均化処理することによって
計量表示値を決定するよう構成されていることによって
特徴付けられる。
<作用> 例えばT1=T0,T2>T0の2種のサンプリング周期によ
り交互にデータをサンプリングすると、荷重検出部出力
は互いに位相の異なるポイントでサンプリングされるこ
とになる。このようなデータ群を平均化することによ
り、平均化結果からf0=1/T0Hzの整数倍の周波数成分の
影響を減少させることが可能となる。
り交互にデータをサンプリングすると、荷重検出部出力
は互いに位相の異なるポイントでサンプリングされるこ
とになる。このようなデータ群を平均化することによ
り、平均化結果からf0=1/T0Hzの整数倍の周波数成分の
影響を減少させることが可能となる。
<実施例> 第2図は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
荷重検出部1は皿1a上の荷重に対応したアナログ信号
を出力し、その出力はA−D変換器2に導かれてデジタ
ル化される。このA−D変換器2のデジタル出力は制御
部3に採り込まれる。
を出力し、その出力はA−D変換器2に導かれてデジタ
ル化される。このA−D変換器2のデジタル出力は制御
部3に採り込まれる。
制御部3はCPU31,ROM32,RAM33を備えたマイクロコン
ピュータを主体として構成されているとともに、A−D
変換器2のデジタル化のタイミングを決定するためのタ
イミング回路34を備えている。このタイミング回路34
は、CPU31からの指令により、A−D変換器2にスター
ト信号を供給するとともに、A−D変換器2からの完了
信号を受けてCPU31に送信する機能を有している。ま
た、この制御部3には、計量値を表示するための表示器
4が接続されている。
ピュータを主体として構成されているとともに、A−D
変換器2のデジタル化のタイミングを決定するためのタ
イミング回路34を備えている。このタイミング回路34
は、CPU31からの指令により、A−D変換器2にスター
ト信号を供給するとともに、A−D変換器2からの完了
信号を受けてCPU31に送信する機能を有している。ま
た、この制御部3には、計量値を表示するための表示器
4が接続されている。
RAM33には、ROM32に書き込まれたプログラムに基づ
き、A−D変換器2を介して採り込まれるデータを最新
のものから所定個数だけ格納するエリアが設定されてお
り、従来と同様にして、そのデータを平均化処理するこ
とによって表示器4に表示すべき計量値が決定されるよ
うに構成されている。
き、A−D変換器2を介して採り込まれるデータを最新
のものから所定個数だけ格納するエリアが設定されてお
り、従来と同様にして、そのデータを平均化処理するこ
とによって表示器4に表示すべき計量値が決定されるよ
うに構成されている。
以上の構成において、通常はシステム上の制約、特に
A−D変換器2の機能によって、データをサンプリング
できる最短の周期には限度があって、例えばこのシステ
ムにおいてはT0よりも短い周期でデータをサンプリング
することはできない。従来の天びんでは、このT0をCPU3
1で計測しつつタイミング回路34に指令を発し、一定周
期T0でデータをサンプリングしているわけである。
A−D変換器2の機能によって、データをサンプリング
できる最短の周期には限度があって、例えばこのシステ
ムにおいてはT0よりも短い周期でデータをサンプリング
することはできない。従来の天びんでは、このT0をCPU3
1で計測しつつタイミング回路34に指令を発し、一定周
期T0でデータをサンプリングしているわけである。
この実施例では、周期T1=T0と、それにディレイ時間
を加味した周期T2=T0(1+3/4)をCPU31で計算し、T1
とT2の交互の周期でタイミング回路24にデータサンプリ
ング指令を発する。これにより、RAM33には、第3図に
グラフで示すようなタイミングで採り込まれたデータが
格納されることになる。
を加味した周期T2=T0(1+3/4)をCPU31で計算し、T1
とT2の交互の周期でタイミング回路24にデータサンプリ
ング指令を発する。これにより、RAM33には、第3図に
グラフで示すようなタイミングで採り込まれたデータが
格納されることになる。
そして、CPU31は、RAM33に格納されたデータを{xn}
として、例えば最新の連続した8個のデータの平均値を によって算出する。
として、例えば最新の連続した8個のデータの平均値を によって算出する。
これにより、位相がうまく打ち消し合って、f0=1/T0
のノイズ成分は0になる。
のノイズ成分は0になる。
なお、データサンプリング周期は、以上の例に限定さ
れることなく、例えばT1,T2,T2,T1,T1,T2,T2,T
1,‥‥と2回ずつ交互にサンプリングしても同じ効果が
得られる。また、サンプリング周期は以上のように2種
に限定されることなく、例えばT4>T3>T2>T1=T0とし
て、T1,T2,T3,T4,T1,T2,T3,T4,‥‥とサンプリ
ングしてもよい。
れることなく、例えばT1,T2,T2,T1,T1,T2,T2,T
1,‥‥と2回ずつ交互にサンプリングしても同じ効果が
得られる。また、サンプリング周期は以上のように2種
に限定されることなく、例えばT4>T3>T2>T1=T0とし
て、T1,T2,T3,T4,T1,T2,T3,T4,‥‥とサンプリ
ングしてもよい。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、荷重データを
互いに異なる2種以上の周期でサンプリングし、得られ
たデータに平均化処理を施して計量値を決定するので、
計量値決定のためのデータ群からサンプリング周期の整
数倍の周期のノイズ成分を減衰させることが可能とな
り、ノイズの影響の少ないより正確な計量値を得ること
ができる。
互いに異なる2種以上の周期でサンプリングし、得られ
たデータに平均化処理を施して計量値を決定するので、
計量値決定のためのデータ群からサンプリング周期の整
数倍の周期のノイズ成分を減衰させることが可能とな
り、ノイズの影響の少ないより正確な計量値を得ること
ができる。
なお、本発明の思想は、天びん以外でもA−D変換器
を用いた他の機器にも適用可能である。
を用いた他の機器にも適用可能である。
第1図は本発明の構成を示す基本概念図、 第2図は本発明実施例の構成を示すブロック図、 第3図はその作用説明図である。 1……荷重検出部 2……A−D変換器 3……制御部 31……CPU 32……ROM 33……RAM 34……タイミング回路 4……表示器
Claims (1)
- 【請求項1】荷重検出部からの出力を所定の周期でデジ
タル変換してサンプリングし、そのデータ群を演算部で
平均化処理することによって計量表示値を求める天びん
において、上記荷重検出部の出力を互いに異なる少なく
とも2種の周期でデジタル化してサンプリングするデー
タサンプリング手段を有し、上記演算部はその互いに異
なる周期でサンプリングされたデータ群を平均化するこ
とによって計量表示値を決定するよう構成されているこ
とを特徴とする電子天びん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173915A JP2738134B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 電子天びん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173915A JP2738134B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 電子天びん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0462436A JPH0462436A (ja) | 1992-02-27 |
JP2738134B2 true JP2738134B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15969439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2173915A Expired - Fee Related JP2738134B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 電子天びん |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738134B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8233581B2 (en) | 2009-03-31 | 2012-07-31 | Westinghouse Electric Company Llc | Process for adding an organic compound to coolant water in a pressurized water reactor |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP2173915A patent/JP2738134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462436A (ja) | 1992-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |