JP2736440B2 - 長尺布に対する縫製方法 - Google Patents

長尺布に対する縫製方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は長尺の布に対して模様を順々に繋げた状態
で縫っていくことのできる長尺布に対する縫製方法に関
する。
〔従来の技術〕
上記のような縫製を行う場合従来は例えば第6図に示
されるような縫製装置を用いた図示される方法で縫製を
行っている。即ち第6図において、1は縫製装置のテー
ブルを示し、その上面に沿って長尺の布Aが図面の左方
から右方へ向けて送られるようになっている。2は周知
の縫製機構の存在を示す。この縫製機構2はテーブル1
の側に備えられた下側縫製機構と、それの上方に備えら
れた上側縫製機構とから構成され、3はその上側縫製機
構における針を示す。上記のような縫製機構は布Aの幅
方向(図面においては紙面と垂直な方向)に複数が並設
してある。5は布張枠を示し、第7図の如く矩形でしか
も上下一対に構成されて、布Aをその上面と下面とから
挟着できるようになっている。又この布張枠5は(A)
に示される始点と(B)に示される終点との間での往復
移動が自在となっており、かつその移動の過程では布に
施すべき模様に対応した前後及び左右への動きが可能に
周知の如く構成してある。尚6は上記布張枠5における
送り枠、7は押え枠を夫々示す。10はテーブル1におい
て上記縫製機構2の前方に設けられたクランプ機構を示
し、押え体12でもって布Aをテーブル1に対して押え付
けるようになっている。尚このクランプ機構は布Aの幅
を充分カバーできる大きさに構成してある。24は前記上
側縫製機構に隣接して設けた押え体で、テーブル1に対
して布Aを押え付け得るようになっている。
上記装置による長尺布の縫製は次のように行われる。
先ず(A)の如く布張枠5によって長尺の布Aの一部a
が挟着される。次に上記布張枠5が上記始点から(B)
の如く終点に向けて移動される。その移動の過程におい
て縫製機構2が運転され、上記布張枠5と共に一方向に
移動する布aに対して第7図に示される如く順に模様25
が縫われる。布張枠5が上記のように終点まで至ると、
(B)の如く上記針3が布Aに刺さった状態で布張枠5
の移動が停止され、押え体24によって布Aが固定され、
クランプ機構10によって布Aがクランプされる。そして
(C)の如く押え枠7が持ち上げられて布張枠5による
布Aの挟着が解かれる。次に布張枠5が(D)の如く布
送り方向とは反対方向に移動されて始点に戻される。次
に(E)に示される如く布張枠5により長尺の布Aにお
ける次の部分a′が挟着される。然る後押え体24、クラ
ンプ機構10を緩めた後、上記布張枠5は上記の場合と同
様に布送り方向に移動され、その過程で布張枠と共に布
送り方向に移動する布a′に順々に模様縫いが施され
る。(例えば特公昭63−9476号公報参照。) 〔発明が解決しようとする課題〕 この従来の長尺布に対する縫製方法では第6図(B)
の如く布張枠5が終点に至ったときにその布張枠5より
も前方の部分では布が柔軟性を有するが故にそこに弛み
26ができている。又布張枠5が終点から始点に向けて戻
る過程では、布Aは下側の送り枠6の上に乗った状態と
なっている為、両者間での摩擦によって上記弛みが第6
図(D)に符号26′で示される如く針3と送り枠6との
間に上記弛みがたぐり寄せられてくる。この状態で次に
第6図(E)の如く押え枠7が下降して布Aが挟着され
る。このような状態で次の縫製の開始の為に針3が布A
から抜かれると、布張枠5で周囲が挟着されている内側
の布a′は上記弛み26′の分だけ後方へ移動する。即ち
模様25の最後部が第8図に想像線で示す如く針3に対し
て後方へ移動する。このような状態で次の縫製が開始さ
れる。するとその縫製が済んだ布においては第9図に示
される如く前回の縫製で形成された模様25の最後部と新
たな縫製で形成された模様25′の最後部とが重なり合っ
た状態となってしまい、その見栄えが悪くなってしまう
問題点があった(尚上記模様が等間隔で並ぶ模様である
場合には、その模様のピッチの崩れとなって現れる問題
点がある)。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、長尺の布に対して模様を順々に
繋げた状態で縫えるは勿論のこと、その模様を極めて繋
がり良く縫うことができるようにした長尺布に対する縫
製方法を提供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
布張枠で布の一部を挟着しその布張枠と共に布を布送
り方向へ移動させながらその部分の布に模様縫いを施す
ことと、上記布張枠による布の挟着を解いて布張枠を始
点に戻すことと、布張枠で布の次の部分を挟着しその布
張枠と共に布を布送り方向へ移動させながらその部分の
布に模様縫いを施すこととを繰り返すことによって、上
記長尺の布に模様が順々につなげた状態で縫われる。上
記の場合において、布の一部への縫製が終わって布張枠
を戻した後、布の次の部分への縫製を開始しようとする
場合、布に刺した針よりも上記布送り方向側の布を布送
り方向側に向けて緊張させておき、その状態にある布を
布張枠により挟着する。そして次の縫製を開始する。こ
の為前の部分の模様に対し次の部分の模様を極めてつな
り良く縫うことができる。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面第1図乃至第4図につい
て説明する。尚同図中の符号で第6乃至9図と同一の符
号は機能上相互に同一又は均等構成の部分を表すものと
して、その部分についての詳しい説明は省略する。図に
おいて、11はクランプ機構10における受体で、押え体12
による布Aの押え付けを受ける為のものである。14は前
方の緊張手段を示す。該緊張手段14は矢印方向に上下動
可能にされている杆体15をもって構成してある。該杆体
15は布Aの幅を充分カバーできる長さのものが用いてあ
る。17は後方のクランプ機構を示し、前方のクランプ機
構10と均等に構成してある。尚18は受体、19は押え体を
夫々示す。21は後方の緊張手段を示し、前記緊張手段14
と同様に杆体22を用いた構成となっている。
上記構成の縫製装置による布Aに対する縫製は前記従
来技術のものと一部を除き略均等に行われる。尚第1図
における(A)〜(E)は前記第6図の(A)〜(E)
と夫々同時点の状態を示している。以下においては相違
点のみについて説明を行う。
先ず第1図(B)に示す如く布張枠5が終点に至った
後、前方のクランプ機構10と同様に後方のクランプ機構
17においても布Aのクランプが行われる。又第1図
(C)に示される如く布張枠5による布Aの挟着が解か
れた後、前方の緊張手段14における杆体15が下動されて
針3よりも布送り方向側の布Aが布送り方向側に向けて
緊張される。又後方の緊張手段21においても同様の作用
が行われ、押え体24よりも後方側の布が後方側に向けて
緊張される。この状態において第1図(D)に示す如き
布張枠5が始点に戻される。この状態では同図に示され
るように針3よりも布送り方向側の布Aも又押え体24よ
りも後方側の布Aも何れも緊張した状態となっている。
この状態において第1図(E)の如く押え枠7が下動さ
れ、布Aが布張枠5に挟着される。然る後針3が布Aか
ら抜かれると共に、押え体24による布Aの押さえが解か
れる。又前方及び後方においては各緊張手段14,21の杆
体15,22が上動されて布Aの緊張が解かれ、然る後クラ
ンプ機構10,17による布Aのクランプが解かれる。そし
て布張枠5を布送り方向へ再び移動させながらの布Aに
対する縫製が開始される。
上記の過程において布張枠5が始点に戻った後その布
張枠5によって布Aを挟着する場合、針3よりも布送り
方向側の布及び押え体24よりも後方側の布は前記のよう
に緊張された状態で挟着が行われる為、次の縫製の開始
に当たって針3が布Aから抜かれても布張枠5内の布は
前後に移動することが無く第3図の状態が保たれる。こ
の為次の縫製による模様の形成は前回の縫製時における
模様の後端にそのまま続けて行われることができる。そ
の結果、第4図に示す如く前回の縫製による模様25の最
後部に対し次回の縫製による模様25′の最前部を極めて
繋がり良く縫うことができる。
次に上記動作のタイミングの異なる態様を示せば、緊
張手段14,21による布Aの緊張は布張枠5が第1図
(D)の如く始点に戻った後において行っても良い。
更に異なる実施態様について示せば上記図示された如
き緊張手段10及びクランプ機構10を用いることなく、該
縫製装置の前方(布送り方向側)に設けられる巻取機構
によって上記針3よりも布送り方向側の布を布送り方向
側に向けて緊張させるようにしても良い。
次に第5図は本願の異なる実施例を示すもので、複数
の案内ロール30,30・・・を用いて布Aeがテーブル1eの
上面に触れないようにし、布Aeの傷みを極力防止でるよ
うにした例を示すものである。尚本例の場合一部のロー
ル30を矢印31で示されるように可動に構成して、そのロ
ールによって布Aeを緊張させるようにしても良い。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えら
れる部分には、前図と同一の符号にアルファベットのe
を付して重複する説明を省略した。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、長尺の布Aに模様縫
いを施す場合、布張枠5で布Aの一部aを挟着しその布
張枠5と共に布aを布送り方向へ移動させながらその部
分の布aに模様縫いを施すことと、上記布張枠5による
布の挟着を解いて布張枠5を始点に戻すことと、布張枠
5で布Aの次の部分a′を挟着しその布張枠5と共に布
a′を布送り方向へ移動させながらその部分の布に模様
縫いを施すことと繰り返すから、上記長尺の布に模様を
順々につなげた状態で縫っていくことのできる特長があ
る。
しかも上記の場合において、布の一部aへの縫製が終
わって布張枠5を戻した後、布の次の部分a′への縫製
を開始する場合、布Aに刺した針よりも上記布送り方向
側の布を布送り方向側に向けて緊張する手段によって緊
張させておき、その状態にある布を上記布張枠により挟
着する。そして次の縫製を開始する。従って、第4図の
如く前の部分aの模様25に対し次の部分a′の模様25′
を極めてつながり良く(前記従来技術の如き模様の重な
りあるいは模様のピッチの崩れなく)縫うことのできる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は縫製の過程
を順に示す図、第2図は第1図(C)の状態における布
と布張枠と針との関係を示す平面図、第3図は第1図
(D)の状態における第2図と同様の関係を示す平面
図、第4図は模様縫いが施された布の平面図、第5図は
異なる実施例を示す図、第6図乃至第9図は従来技術を
示すもので、これらにおいて、第6図は縫製の過程を順
に示す図、第7図は第6図(C)の状態における布と布
張枠と針との関係を示す平面図、第8図は第6図(D)
の状態における第7図と同様の関係を示す平面図、第9
図は模様縫いが施された布の平面図。 A……布、3……針、5……布張枠、25,25′……模
様。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の布の一部を上下一対の布張枠で挟着
    した状態でもって、上記布張枠を始点から布の長手方向
    の一方である布送り方向へ移動させながら、定位置にお
    かれた縫製機構により、上記布張枠と共に布送り方向に
    移動する布に順に模様縫いを施し、次に、上記縫製機構
    における縫製用の針が上記の布に刺さった状態で上記布
    張枠の移動を停止させ、上記上下一対の布張枠による布
    の挟着を解き、該上下一対の布張枠を上記布送り方向と
    は反対方向に移動させて始点に戻し、次に、上記針より
    も上記布送り方向側の布を布送り方向側に向けて緊張す
    る手段によって緊張された状態にある布を、上記布張枠
    により挟着し、然る後、上記布張枠を上記布送り方向へ
    再び移動させながら、上記縫製機構により、上記布張枠
    と共に布送り方向に移動する布に順に模様縫いを施すこ
    とを繰り返すことを特徴とする長尺布に対する縫製方
    法。
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