JP2734546B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2734546B2 JP63207657A JP20765788A JP2734546B2 JP 2734546 B2 JP2734546 B2 JP 2734546B2 JP 63207657 A JP63207657 A JP 63207657A JP 20765788 A JP20765788 A JP 20765788A JP 2734546 B2 JP2734546 B2 JP 2734546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はハンドセットとスピーカホンとによって互に
独立して通話を行うことが可能な電話装置に関する。
従来の技術 従来の電話機は話中の相手電話機に発呼した場合は通
常発呼側へビジー音が返され、被呼側へは新たな着信が
あったことは通知されない。また別の電話機では現通話
に後から発呼者が割り込み、三者会議通話とするものも
あった。また、他の電話機は後からの発呼者にはリング
バック音(呼び出し中音)を返し、現通話者には話中音
と表示にて通話中に新たな着信が発生したことを通知す
る。
第4図において、41は主装置、42は主装置41に複数接
続された電話機のうちの1つである。電話機42内におい
て、43はボタン電話機制御部、44はスピーカホン、45は
スピーカホンアンプ、46はスピーカホンの送受話スイッ
チ、48は電話機42内部の4線信号を通話路の2線に変化
する2線4線変換部、49は通話トランス、50はハンドセ
ット、51はハンドセットアンプ、52はハンドセット系の
送受話スイッチ、53は着信音スイッチ、54は着信音発生
部、55はデータ伝送路を介して主装置41とデータ電送を
行うためのデータ電送回路、56はラインの状態や種々の
メッセージを表示するための表示器、57は操作ボタンで
ある。
この電話機42へ初回の着信があると主装置41はデータ
伝送路を通じて着信音鳴動を指令する。電話機42はデー
タ電送回路55で着信音鳴動を受信すると、ボタン電話機
制御部43はスピーカホンアンプ45をオン、スピーカホン
送受話スイッチ46をオフとした後着信音発生部54と着信
音スイッチ53を順次オンとすることによって着信音をス
ピーカホン44から鳴動させる。被呼者が着信音を聴取し
てオフフックすると主装置41は発呼者と着呼者との通話
パスを接続し、一方電話機42内でのハンドセットアンプ
51と送受話スイッチ52をオンとし、スピーカホンアンプ
45と送受話スイッチ46と着信音スイッチ53と着信音発生
部54をオフすることにより、発呼者との間でハンドセッ
ト50を使用した通話が開始される。
上記通話中に他の発呼者が電話機42へ発呼を行ったと
き、第2の発呼者に対してビジー音を返す場合は発呼者
に対して主装置41内でビジー音源にパスを接続するだけ
で現通話者の2者は通話を継続し、第2の発呼者が現通
話に割り込んで三者会議通話になる場合は第1の発呼者
と被呼者の通話パス接続に加えて主装置41は第2の発呼
者の通話パスを接続する。或は第2の発呼者に対しリン
グバック音(呼出し中音)を聴かせつつ被呼者に話中音
を発する場合は主装置41は第2の発呼者をリングバック
音源に接続し電話機42へ着信音鳴動の指令を発する。電
話機42内ではデータ電送回路55でこれを受信し、スピー
カホンアンプ45をオンし送受話スイッチ46をオフとした
後、着信音発生部54と着信音スイッチ53をオンとしてハ
ンドセット通話を中断することなく話中着信音を鳴動さ
せる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この場合現通話のプライバシーが守れ
ないと同時に被呼者から第2の発呼者のみを切り離すこ
とができなかったり、現通話を保留または終話しなけれ
ば第2の発呼者のメッセージを聴くことができなかっ
た。つまり、現通話に割り込んで、伝えたい用件があっ
ても被呼者のその用件を聴く意志がなければ、現通話を
終了するまでは伝えられなかった。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、第1の通話路と
第2の通話路とが接続され、各々の通話路によって互い
に独立して通話可能に接続されたハンドセットとスピー
カホンとを有する電話装置であって、制御情報を送受す
るデータ伝送路と、制御情報に基づいて電話装置全体の
動作を制御するボタン電話機制御部とを有し、ボタン電
話機制御部は、第1の通話路による通話中にデータ伝送
路にステータス要求コマンドを受信すると、第2の通話
路とスピーカホンとが使用可能であるときに第2通話路
着信可情報を送出し、データ伝送路に第2通話路着信要
求コマンドを受信すると、第1の通話路とハンドセット
との通話接続を維持して、第2の通話路とスピーカホン
とを通話接続を行い、第1の通話路とスピーカホンとが
通話接続されているときはデータ伝送路の第2の着信情
報に基づいて着信を受けたことを報知するように制御す
ることを特徴とする電話装置である。
作用 この構成によって第1の通話路によって相手が通話中
の場合は、追加ダイヤルをすることによってスピーカホ
ンから伝えたいメッセージを相手に伝えることができ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
先ず、第1図は本発明の一実施例における電話機の構
成を示すブロック図である。ここで1は接続された複数
内線及び外線のパス接続を制御する主装置である。2は
主装置1に複数接続された電話機の1つである。電話機
2内において、3はボタン電話機制御部、4は電話機に
状態及び回線の状態などを表示する表示器である。5は
ダイヤルや通話切り替え用の操作釦。6は第1通話路又
は第2通話路によって通話するためのマイクとスピーカ
からなるスピーカホンである。7はスピーカホンアン
プ、8はスピーカホンの第2通話路送話スイッチで、9
はスピーカホンの第2通話路受話スイッチ、10は第2通
話路の送受話アンプ、11は第2通話路の2線4線変換部
である。12は第2通話路の通話トランス、13は第2通話
路の接続を行う通話リレー、14はスピーカホンの第1通
話路送話スイッチ、15はスピーカホンの第1通話路受話
スイッチ、16は第1通話路の送受話アンプ、17は第1通
話路の2線4線変換部、18は第1通話路の通話トラン
ス、19はハンドセットのフックスイッチ、20は第1通話
路の接続を行う通話リレー、21はハンドセット、22はハ
ンドセットアンプ部、23はハンドセット21の送話スイッ
チ、24はハンドセット21の受話スイッチ、25は着信音等
をスピーカへ出力するための着信音スイッチ、26はその
着信音発生部、27は主装置1との間で制御データの電送
を行うデータ電送回路である。
第2図に本発明の一実施例である主装置の構成を示
す。ここで1は主装置本体である。101は主装置制御部
で、データ伝送回路102を介して把握される各電話機2
の状態に従って、局線回路105、クロスポイント部104の
接続制御、及び内線回路部103の制御を行う。102はデー
タ伝送回路で主装置制御分101と各電話機2のデータ伝
送回路27とのデータの授受を行う。103は内線回路部
出、クロスポイント部104と主装置1に接続された各電
話機2とを接続する。104はクロスポイント部であり、
内線パスと局線パス及び第2通話路用パスを有してい
る。105は主装置1に接続される交換局やホストpbxとの
接続を行う局線回路である。
以上のように構成された電話装置において、通話中の
電話機2への話中着信の手順について第3図のタイミン
グチャートを参照して説明する。なおここでは電話機2
として電話機A、電話機B、電話機Cを想定し、既に電
話機Aは電話機Bと通話中であるものとする。
電話機Aと電話機Bとがハンドセットで通話中a)電
話機Cが電話機Aに発呼するため主装置1に信号を送る
b)と、主装置制御部101は電話機Aと電話機Bとが通
話中で在ることを検知して、電話機Cにビジー信号を返
すC)。これを受けた電話機Cの使用者が追加ダイヤル
を送出するd)と主装置1は電話機Aの第2通話路に接
続しe)、電話機Cは電話機Aと電話機Aのスピーカホ
ンによって通話可能になるf)。スピーカホンからのメ
ッセージを聴いて電話機Aの使用者が電話機Aの応答釦
を操作するg)と主装置1は電話機Bに対して終話信号
を送出して電話機Aと電話機Bとの第1通話路を切る
h)とともに、電話機Aと電話機Cの第2通話路の接続
を第1通話路の接続に切り換える。これによって電話機
Cの使用者は電話機Aの使用者と第1通話路を通じてハ
ンドセットによって通話を行うことが可能になる。その
後電話機Aの使用者がオンフックするi)と、主装置1
は電話機Cに終話信号を送ってj)、電話機Aと電話機
Cとの第1通話路はその接続状態から解放される。
以上の話中着信手順を電話機の動作に基づいて説明す
る。今、第3図において、電話機Cは追加ダイヤルを行
い、動作e)が始まったものとする。そして、電話機B
と通話中である電話機Aに対し、第2の発呼者から発呼
があったことを主装置1が検知すると主装置1はデータ
伝送路を介して電話機Aの内部状態を通知するようにス
テータス要求コマンドを送出してくる。電話機Aはデー
タ伝送回路27を通じてこのコマンドを受信して、第2通
話路とスピーカホンの両方がアイドル状態であるときに
第2通話を着信可能ステータスをボタン電話機制御部3
がデータ伝送回路27経由で主装置1へ送出する。それ以
外の状態にあるときには場合上記ステータスは送出され
ない。なお電話機Bがハンドセット通話中である場合、
通話路の制御はフックスイッチ19が接状態(オフフッ
ク)で第1通話路の送受話アンプ16とハンドセット21の
送話スイッチ23と受話スイッチ24とハンドセットアンプ
部22がオンとなっており、第1通話路を通じてハンドセ
ット通話が行われている。一方電話機Aがスピーカホン
通話中である場合、通話路の制御は第1通話路の通話リ
レー29が接状態であり第1通話路の送受話アンプ16とス
ピーカホン6の第1通話路送話スイッチ14と受話スイッ
チ15とスピーカホンアンプ部7がオンとなっており、第
1通話路を通じてスピーカホン通話が行われている。
ハンドセット通話中の場合の以後の動作を説明する。
主装置1は第2通話路着信可能ステータスを受信して第
2の発呼者の通話パスと電話機Aの第2通話路の通話パ
スを主装置1内で接続すると同時にデータ伝送路を介し
て主装置1から送出された第2通話路着信状態コマンド
をデータ伝送回路27を介してボタン電話機制御部3が受
信した後、第1通話路のハンドセット通話制御をそのま
ま維持し、第2通話路の通話リレー13と第2通話路の送
受話アンプ10とスピーカホン6の第2通話路の送話スイ
ッチ8と受話スイッチ9とスピーカホンアンプ部7をオ
ン、スピーカホン6の第1通話路の送話スイッチ14と受
話スイッチ15をオフとすることによって、ハンドセット
通話と独立に、第2通話路による発呼者とのスピーカホ
ン通話が開始される。このとき電話機Aで保留操作釦を
押下すれば最初の通話が保留され、第2の発呼者とのハ
ンドセット通話となる。また着信拒否釦を押下すれば第
2の発呼者との通話を終了し、最初の通話を継続する。
なお第2の発呼者とのハンドセット通話へ移行する場
合、電話機Aよりデータ伝送路を介して保留操作釦また
は終話釦の押下情報が主装置1へ送出されると、主装置
1内では最初の通話相手の通話パスを保留または終話状
態へ移行させ電話機Bの第1通話路の通話パスとの接続
を開放した後、電話機C発呼者と電話機Aの第2通話路
の通話パス接続を開放し、第2の発呼者の通話パスと電
話機Aの第1通話路の通話パスを接続すると同時に、電
話機Bにリオーダー音を送出し終話を通知する。一方、
電話機Aに対してデータ伝送路を介して第2通話路着信
終了コマンドを送出する。一方電話機C発呼者とのスピ
ーカホン通話を終了する場合は、主装置1は電話機Aよ
りデータ伝送路を介して着信拒否釦押下情報を受信した
後、電話機Cの発呼者の通話パス接続を開放し、電話機
Cにリオーダー音を送出し終話を通知する。一方、電話
機Aへデータ伝送路を介して第2通話路着信終了コマン
ドを送出する。第2通話路着信終了コマンドを受信した
電話機Aは通話路制御を最初の第1通話路によるハンド
セット通話状態に戻し、以後電話機Cの発呼者若しくは
最初の通話者とのハンドセット通話状態に成る。
スピーカホン通話中の第2発呼者による話中着信の場
合を以下に説明する。主装置1は第2通話路着信可能ス
テータスを受信することができないと、主装置1内での
状態をそのまま維持して着信音鳴動コマンドと着信コマ
ンドと着信表示コマンドをデータ伝送路を介して電話機
Aへ送出する。電話機電話機A内ではデータ伝送回路27
を介して上記コマンドをボタン電話機制御部3が受信を
行い、表示器4に着信表示すると同時に、着信音発生部
26と着信音スイッチ25を一時的にオンしてスピーカ6へ
着信音鳴動を行なう。なお一時的に着信音を鳴動してい
る期間だけスピーカホン14をオフとして着信音が通話相
手に漏れるのを防ぐ。
発明の効果 本発明は、第1の通話路と第2の通話路とを接続さ
れ、各々の通話路によって互に独立して通話可能に接続
されたハンドセットとスピーカホンとを有する電話機に
対して交換を行う交換機に電話機に対する発呼信号を受
けたとき、第1の通話路による通話が行われていない場
合は、該第1の通話路に接続する第1回路部と、電話機
に対する発呼信号を受けたとき、第1の通話路による通
話が行われている場合、発呼側からの追加ダイヤルに応
答して、第2の通話路に接続して、スピーカホンによる
通話を可能とする第2回路部とを設け、第3者と通話中
の電話使用者に対して緊急の用件がある場合、追加ダイ
ヤルをすればスピーカホンを通じて第3者とは独立に通
話を行える電話装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電話機の構成を示す
構成図、第2図は本発明の一実施例における主装置の構
成を示す構成図、第3図は本発明の電話装置の動作を示
すタイミングチャート、第4図は従来の電話機の構成を
示す構成図である。 1……主装置 2……電話機 3……電話機制御部 6……スピーカホン 21……ハンドセット 101……主装置制御部 104……クロスポイント部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の通話路と第2の通話路とが接続さ
    れ、各々の通話路によって互いに独立して通話可能に接
    続されたハンドセットとスピーカホンとを有する電話装
    置であって、 制御情報を送受する制御情報伝送路と、前記制御情報に
    基づいて電話装置全体の動作を制御する制御手段とを有
    し、 前記制御手段は、第1の通話路による通話中に前記制御
    情報伝送路に使用状態要求情報を受信すると、前記第2
    の通話路と前記スピーカホンとが使用可能であるときに
    第2通話路着信可情報を送出し、 前記制御情報伝送路に第2通話路着信要求情報を受信す
    ると、前記第1の通話路と前記ハンドセットとの通話接
    続を維持して、前記前記第2の通話路と前記スピーカホ
    ンとを通話接続を行い、 前記第1の通話路と前記スピーカホンとが通話接続され
    ているときは前記制御情報伝送路の第2の着信情報に基
    づいて着信を受けたことを報知するように制御すること
    を特徴とする電話装置。
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