JP5082551B2 - 端末装置および会議システム - Google Patents

端末装置および会議システム Download PDF

Info

Publication number
JP5082551B2
JP5082551B2 JP2007095610A JP2007095610A JP5082551B2 JP 5082551 B2 JP5082551 B2 JP 5082551B2 JP 2007095610 A JP2007095610 A JP 2007095610A JP 2007095610 A JP2007095610 A JP 2007095610A JP 5082551 B2 JP5082551 B2 JP 5082551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
call
audio
conference
call path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007095610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008258686A (ja
Inventor
孝 渡邊
Original Assignee
サクサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2007095610A priority Critical patent/JP5082551B2/ja
Publication of JP2008258686A publication Critical patent/JP2008258686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5082551B2 publication Critical patent/JP5082551B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、複数の端末装置と同時に通話を行うことができる端末装置および会議システムに関するものである。
従来より、ネットワークを介して複数の端末装置間で同時に通話を行う会議通話を実現する会議システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムにおいて会議通話を行う場合、まず、各端末装置は、通信サーバに接続し、ユーザから入力された音声に基づく音声データを通信サーバに送信する。この通信サーバでは、各端末装置から受信した音声データを編集処理して1つの音声データを生成し、これを各端末装置に返送する。返送された音声データに基づく音声を出力することにより、各端末装置では、通信サーバに接続された端末装置間で会議通話を行うことができる。
このような会議システムにおいて、会議通話中に着信が入った端末装置のユーザは、会議通話用の通話パスを保留にして会議通話から一旦離れることにより、その着信に応答するようにしている(例えば、特許文献2参照。)。これにより、通信サーバには、発信した相手との通話内容が出力されないので、会議通話を邪魔することなくその発信した相手との通話を行うことができる。
特開平7−123090号公報 特開平6−141084号公報
しかしながら、従来のシステムでは、会議通話用の通話パスを一旦保留にすることによって会議通話中に通信サーバ以外の相手との通話を実現するようにしていたので、会議通話用の通話パスを保留にした端末装置のユーザは、会議通話の内容を聞くことができず、会議通話に復帰したときに会議通話の内容について行けないことがあった。
そこで、本願発明は、会議通話中に他の通話を行っても、会議通話者に聞かれることなく他の通話者と通話を可能にする端末装置および会議システムを提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る端末装置は、ネットワークを介して確立された通話パスを介して音声データを送受信するインターフェース部と、音声を音声データに変換してインターフェース部に出力する音声データ出力部と、インターフェース部から入力された音声データを音声に変換して出力する複数の音声出力部と、通話パスの確立状態に基づいてインターフェース部を制御する制御部とを備えた端末装置であって制御部は、当該端末装置が複数の他の端末装置との間で第1の通話パスが確立された状態で、当該端末装置と複数の他の端末装置とは異なる端末装置との間で第2の通話パスが確立されると、インターフェース部に第1の通話パスおよび第2の通話パスを介してそれぞれ受信した音声データを複数の音声出力部のうちの第1および第2の音声出力部にそれぞれ入力させ、音声データ出力部から出力された音声データを第1の通話パスに送信させず、かつ、第2の通話パスに送信させ、第2の通話パスが切断されると、第1の通話パスを介して受信した音声データを第1の音声出力部に入力させ、音声データ出力部から出力された音声データを第1の通話パスに送信させることを特徴とする。
また、本発明に係る会議システムは、ネットワークを介して音声データの送受信を行う複数の端末装置と、ネットワークを介して端末装置から受信した音声データを編集し、この編集した音声データを当該端末装置に送信するサーバ装置とを少なくとも備える会議システムであって、少なくとも1つの端末装置は、ネットワークを介して確立された通話パスを介して音声データを送受信するインターフェース部と、音声を音声データに変換してインターフェース部に出力する音声データ出力部と、インターフェース部から入力された音声データを音声に変換して出力する複数の音声出力部と、通話パスの確立状態に基づいてインターフェース部を制御する制御部とを備え、制御部は、端末装置が複数の他の端末装置との間で第1の通話パスが確立された状態で、端末装置と複数の他の端末装置とは異なる端末装置との間で第2の通話パスが確立されると、インターフェース部に第1の通話パスおよび第2の通話パスを介してそれぞれ受信した音声データを複数の音声出力部のうちの第1および第2の音声出力部にそれぞれ入力させ、音声データ出力部から出力された音声データを第1の通話パスに送信させず、かつ、第2の通話パスに送信させ、第2の通話パスが切断されると、第1の通話パスを介して受信した音声データを第1の音声出力部に入力させ、音声データ出力部から出力された音声データを第1の通話パスに送信させることを特徴とする。
本発明によれば、例えば会議通話用の第1の通話パスを含めて複数の通話パスが確立されたとき、第1の通話パス以外の通話パスを用いて通話を行うために音声データ出力部から出力された音声データが第1の通話パスに送信されないため、通話の内容を会議通話の参加者に聞かれることなく他の通話者と通話を行うことが可能となる。
[会議システム]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る会議システムは、会議サーバ1と、端末装置2a〜2cと、公知のSIPサーバ3とから構成され、それぞれは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、電話回線等の通信回線からなるネットワーク4を介して接続されている。なお、本実施の形態では、3つの端末装置2a〜2cが設けられているが、端末装置2a〜2cの数量は3つに限定されず、適宜自由に設定することができる。便宜上、以下の説明において、端末装置2a〜2cを端末装置2として説明する。
<会議サーバ>
会議サーバ1は、図2に示すように、I/F部11a〜11cと、編集処理部12と、制御部13とから構成される。
I/F部11a〜11cは、通信回路からなり、通信回線11a−1〜11c−1を介してネットワーク4に接続されている。これにより、ネットワーク4を介して端末装置2およびSIPサーバ3とデータ通信を行い、各装置と音声データや制御信号などの各種データをやりとりする。このようなI/F部11a〜11cは、会議システムに参加する端末装置2の数量だけ設けられる。したがって、図1に示す会議システムの場合、3つの端末装置2a〜2cが設けられているので、図2に示すように3つのI/F部11a〜11cが設けられている。
編集処理部12は、信号処理回路からなり、I/F部11a〜11cから入力された音声データを合成して1つの音声データ(以下、会議データという)を生成し、これをI/F部11a〜11cを介して各端末装置2へ送信する。
制御部13は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、会議サーバ1に設けられた記憶装置(図示せず)から動作プログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムを協働させて、I/F部11a〜11cおよび編集処理部12の動作や端末装置2a〜2cおよびSIPサーバ3との間のデータ通信の制御を実現する。
<端末装置>
端末装置2は、I/F部21と、音声処理部22と、操作入力部23と、表示部24と、記憶部25と、制御部26と、HS(Hand Set)27と、SP(Speaker)28とを備えている。
I/F部21は、通信回路からなり、通信回線21aを介してネットワーク4に接続されている。これにより、ネットワーク4を介して会議サーバ1、他の端末装置2およびSIPサーバ3とデータ通信を行い、各装置と音声データや制御信号などの各種データをやりとりする。このようなI/F部21は、同時に複数の通話パスを確立することが可能である。これにより、例えば会議サーバ1と他の端末装置2など、同時に複数の装置との間でデータ通信を行うことができる。
音声処理部22は、信号処理回路からなり、I/F部21から入力された音声データを復号化してHS27またはSP28から出力させるとともに、HS27から入力された音声信号を音声データに符号化してI/F部21に出力する。
操作入力部23は、ダイヤルキーや機能キーやフックスイッチからなり、ユーザの操作を検出して制御部26に出力する。
表示部24は、LED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置からなり、制御部26からの指示に応じて通話状態などの各種可視表示を行う。
記憶部25は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御データ25aおよびプログラム25bを格納する。ここで、制御データ25aは、端末装置2の制御に用いる情報である。また、プログラム25bは、端末装置2の動作プログラムであり、予め記憶部25に格納される。なお、プログラム25bは、DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disk)等の記録媒体やネットワークを介して記憶部25に格納するようにしてもよい。
制御部26は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部25からプログラム25bを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム25bを協働させ、呼制御部26aおよび切替部26bを実現させる。
呼制御部26aは、記憶部25の制御データ25aに基づいてI/F部21や音声処理部22の動作を制御することにより、他の装置との間の呼を制御する。これにより、会議サーバ1を利用した会議通話や他の端末装置との通話が実現される。このような呼制御部26aは、例えば会議サーバ1と他の端末装置2など、同時に複数の呼を制御することができる。
切替部26bは、I/F部21および音声処理部22を制御することにより、I/F部21を介して受信した音声データの出力先、および、送話器27bを介して入力された音声データの送信先を切り替える。
HS(Hand Set)27は、音声処理部22から入力された音声信号を音声に変換して外部に出力する受話器27aと、ユーザ等のから発せられた音声を検出しこれを音声データに変換して音声処理部22に入力する送話器27bとから構成される。
SP(Speaker)28は、音声処理部22から入力された音声信号を音声に変換して外部に出力する。
[会議システムの動作]
次に、図4,図5を参照して、会議通話中における他の端末装置との通話動作について説明する。
<着信応答動作>
まず、図4を参照して、会議通話中における着信への応答動作について説明する。この図4においては、端末装置2a〜2c間で会議通話が行われている際に、端末装置2dから端末装置2cに対して着信があった場合を例に説明する。なお、端末装置2dは、端末装置2a〜2cと同等の構成を有するものとする。
端末装置2bが保留中(ステップS1)の端末装置2aおよび通話中(ステップS2)の端末装置2cと同時に会話を行う、すなわち会議通話を行う場合、当該会議通話を要求する旨の操作入力を操作入力部23が検出すると(ステップS3)、制御部26の呼制御部26aは、SIPサーバ3に対して当該会議通話を要求する旨の制御信号(会議要求)を送信する(ステップS4)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2a〜2cに対して、会議通話の要求に対して応答し会議サーバ1のIPアドレス等を含む制御信号(会議応答)を送信する(ステップS5〜S7)。この制御信号を受信すると、端末装置2a〜2cの呼制御部26aは、I/F部21、ネットワーク4およびI/F部11a〜11cを介して会議サーバ1との通話パスをそれぞれ形成し、この通話パスを用いて音声データの送受信を行う(ステップS8〜S10)。これにより、端末装置2a〜2cとの間の会議通話が実現される。
具体的には、端末装置2a〜2cのHS27の送話器27bから入力された音声信号は、音声処理部22により音声データに符号化され、I/F部21およびネットワーク4を介して会議サーバ1に送信される。この会議サーバ1において、端末装置2a〜2cから受信した音声データは、端末装置2a〜2cにそれぞれ1対1に対応するI/F部11a〜11cから編集処理部12に入力され、この編集処理部12により1つの音声データからなる会議データに合成される。この会議データは、I/F部11a〜11cから対応する端末装置2a〜2cに送信され、各端末装置2a〜2cの音声処理部22により復号化されてHS27の受話器27aから出力される。これにより、HS27を用いた端末装置2a〜2c間の会議通話が実現される(ステップS11〜S13)。
このように端末装置2a〜2cで会議通話が行われている状態において、端末装置2dの操作入力部23が端末装置2cに対する発信操作を検出すると(ステップS21)、制御部26の呼制御部26aは、SIPサーバ3に対して端末装置2cとの通話を要求する旨の制御信号(発信要求)を送信する(ステップS22)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2cに対して、端末装置2dから通話が要求されている旨を示す制御信号(発信要求応答)を送信する(ステップS23)。この制御信号を受信すると、端末装置2cの呼制御部26aは、LEDを点灯させたりLCDに着信が入った旨を表示させたりするなど表示部24に端末装置2dから着信が入った旨を表示させる(ステップS24)。この表示に基づいて、例えば特定のキーを押下するなど端末装置2dからの着信に応答するための操作入力を操作入力部23が検出すると、端末装置2cの呼制御部26aは、端末装置2dからの着信に応答する旨の制御信号(応答要求)をSIPサーバ3に送信する(ステップS22)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2dに対して端末装置2cが通話に応じる旨を示す制御信号(応答要求応答)を送信する(ステップS23)。すると、端末装置2cと端末装置2dの呼制御部26aは、I/F部21およびネットワーク4を介して互いの間で通話パスを形成する。これにより、端末装置2cは、会議サーバ1および端末装置2dという二つの装置間との間で通話パスが確立される。
呼制御部26aにより二つの通話パスが確立されると、端末装置2cの切替部26bは、音声処理部22により、先に確立した通話パスを介して受信した音声データ、すなわち会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号の出力先をHS27の受話器27aからSP28に切り替えるとともに、無音パケットを会議サーバ1に送信させる(ステップS28〜S30)。これにより、SP28からは、会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号、すなわち会議通話の音声が出力される。また、会議サーバ1に対しては、HS27の送話器27bに入力された音声信号に基づく音声データではなく無音パケットが出力される。なお、無音パケットは音声処理部22または記憶部25に格納されており、切替部25dは、音声処理部22または記憶部25から無音パケットを取得して、会議サーバ1に送信する。
また、端末装置2cの切替部26bは、音声処理部22により、新たに確立した通話パスを介して受信した音声データ、すなわち端末装置2dから受信した音声データに基づく音声信号の出力先をHS27の受話器27aとするとともに、HS27の送話器27bから入力された音声信号に基づく音声データを新たに確立した通話パス、すなわち端末装置2dに送信する。したがって、端末装置2cと端末装置2dとの間で音声データの送受信が行われると(ステップS31)、端末装置2cの送話器27bに入力された音声が端末装置2dの受話器27aから出力されるとともに、端末装置2dの送話器27bに入力された音声が端末装置2cの受話器27aから出力される。これにより、端末装置2cと端末装置2dと間で、それぞれのHS27を用いた通話が実現される(ステップS32,S33)。
このように、本実施の形態によれば、会議通話中の端末装置2cにおいて、端末装置2dからの着信が入り、この着信に端末装置2cが応答すると、会議サーバ1から受信した音声データに基づく音声信号の出力先がHS27の受話器27aからSP28に切り替わり、このSP28から会議通話が出力される。これにより、端末装置2dのユーザは、会議通話の内容を聞くことができるので、端末装置2dと通話中であっても会議通話の内容について行くことが可能となる。また、端末装置2cの送話器27bに入力された音声信号に基づく音声データが会議サーバ1に出力されないので、会議サーバ1により生成される会議データには端末装置2cからの音声データが含まれない。これにより、会議通話の参加者に端末装置2cと端末装置2dとの通話内容を聞かれることを防ぐことが可能となる。また、端末装置2cと端末装置2dとの通話内容が会議通話に含まれないので、会議通話を邪魔することを防ぐこともできる。
会議通話中に端末装置2dと通話を行っている端末装置2cにおいて、当該通話を終了する旨の操作入力を操作入力部23が検出すると(ステップS41)、制御部26の呼制御部26aは、SIPサーバ3に対して当該通話を終了する旨の制御信号(終話要求)を送信する(ステップS42)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2dに対して、端末装置2cとの通話を終話にする旨を示す制御信号(終話要求応答)を送信する(ステップS43)。すると、端末装置2cと端末装置2dとの通話パスが切断され、端末装置2cと端末装置2dとの通話が終了する(ステップS44.S45)。
端末装置2dとの通話が終了する、すなわち確立された通話パスが1つになると、端末装置2cの切替部26bは、音声処理部22により、会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号の出力先をSP28からHS27の受話器27aに切り替えるとともに、HS27の送話器27bから入力される音声信号に基づく音声データの出力先を会議サーバ1に切り替える(ステップS46)。これにより、会議サーバ1と端末装置2cとの間で音声データの送受信が行われると(ステップS47)、端末装置2cの送話器27bから入力された音声信号に基づく音声データが会議サーバ1に出力されるとともに、会議サーバ1から入力された会議データに基づく音声信号が端末装置2cの受話器27aから出力されるので、端末装置2cにおいてHS27を用いた会議通話が実現される(ステップS48)。
このように、本実施の形態によれば、端末装置2dとの通話が終了すると、会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号の出力先がSP28からHS27の受話器27aに切り替わるとともに、HS27の送話器27bから入力される音声信号に基づく音声データの出力先が会議サーバ1に切り替わることより、端末装置2cのユーザは、会議通話に復帰することができる。このとき、端末装置2cのユーザは、端末装置2dとの通話中に会議通話の内容を聞くことができるので、会議通話に復帰したときに円滑に会議通話の内容について行くことが可能となる。
<発信動作>
次に、図5を参照して、会議通話中における発信動作について説明する。この図5においては、端末装置2a〜2c間で会議通話が行われている際に、端末装置2cから端末装置2dに対して発信する場合を例に説明する。なお、図5において、端末装置2a〜2c間による会議通話を開始するまでの動作(ステップS1〜S13)については、図4と同等の符号を付し、適宜説明を省略する。
端末装置2a〜2cで会議通話が行われている状態(ステップS1〜S13)において、端末装置2cのユーザが端末装置2dとの通話を行う場合、当該ユーザは、例えば保留ボタンを押下することにより会議サーバ1との会議通話を保留にした後、例えば端末装置2dの電話番号をダイヤルするなどの端末装置2dに対する発信操作を行う。これらの操作入力を操作入力部23が検出すると(ステップS51,S52)、制御部26の呼制御部26aは、SIPサーバ3に対して端末装置2dとの通話を要求する旨の制御信号(発信要求)を送信する(ステップS53)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2dに対して、端末装置2cから通話が要求されている旨を示す制御信号(発信要求応答)を送信する(ステップS54)。この制御信号を受信すると、端末装置2dの呼制御部26aは、LEDを点灯させたりLCDに着信が入った旨を表示させるなど表示部24に端末装置2cから着信が入った旨を表示させる(ステップS55)。この表示に基づいて、例えば特定のキーを押下するなど端末装置2cからの着信に応答するための操作入力を操作入力部23が検出すると、端末装置2dの呼制御部26aは、端末装置2cからの着信に応答する旨の制御信号(応答要求)をSIPサーバ3に送信する(ステップS56)。この制御信号を受信すると、SIPサーバ3は、端末装置2cに対して端末装置2dが通話に応じる旨を示す制御信号(応答要求応答)を送信する(ステップS58)。すると、端末装置2cと端末装置2dの呼制御部26aは、I/F部21およびネットワーク4を介して互いの間で通話パスを形成する。
呼制御部26aにより二つの通話パスが確立されると、端末装置2cの切替部26bは、音声処理部22により、先に確立した通話パスを介して受信した音声データ、すなわち会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号の出力先をHS27の受話器27aからSP28に切り替えるとともに、無音パケットを会議サーバ1に送信させる(ステップS59,S60)。これにより、SP28からは、会議サーバ1から受信した会議データに基づく音声信号、すなわち会議通話の音声が出力される。また、会議サーバ1に対しては、HS27の送話器27bに入力された音声信号に基づく音声データが出力されない。
また、端末装置2cの切替部26bは、音声処理部22により、新たに確立した通話パスを介して受信した音声データ、すなわち端末装置2dから受信した音声データに基づく音声信号の出力先をHS27の受話器27aとするとともに、HS27の送話器27bから入力された音声信号に基づく音声データを新たに確立した通話パス、すなわち端末装置2dに送信する。したがって、端末装置2cと端末装置2dとの間で音声データの送受信が行われると(ステップS62)、端末装置2cの送話器27bから入力された音声信号が端末装置2dの受話器27aから出力されるとともに、端末装置2dの送話器27bから入力された音声信号が端末装置2cの受話器27aから出力される。これにより、端末装置2cと端末装置2dの間で、それぞれのHS27を用いたの通話が実現される(ステップS63,S64)。
このように、本実施の形態によれば、会議通話中の端末装置2cにおいて、端末装置2dに対して発信操作が行われ、これに端末装置2dが応答すると、会議サーバ1から受信した音声データに基づく音声信号の出力先がHS27の受話器27aからSP28に切り替わり、このSP28から会議通話が出力される。これにより、端末装置2dのユーザは、会議通話の内容を聞くことができるので、端末装置2dと通話中であっても会議通話の内容について行くことが可能となる。また、端末装置2cの送話器27bに入力された音声信号に基づく音声データは、会議サーバ1に出力されないので、会議サーバ1により生成される会議データには端末装置2cからの音声データが含まれない。これにより、会議通話の参加者に通話内容を聞かれることなく、端末装置2cと端末装置2dとの通話を行うことが可能となる。また、会議通話に端末装置2cと端末装置2dとの通話内容が含まれないので、会議通話を邪魔することも防ぐことができる。
なお、本実施の形態においては、通話パスを確立した順番に応じて音声データの送信先および受信した音声データの出力先を切り替えるようにしたが、通話パスを形成した相手に応じて切り替えるようにしてもよい。この場合、例えば会議サーバ1など特定の相手とともに他の装置と同時に複数の通話パスが形成された場合、切替部26bは、特定の相手である会議サーバ1から受信した音声データに基づく音声をSP28から出力させるとともに、会議サーバ1に対して無音パケットを送信する。この特定の相手か否かの判定は、記憶部25にIPアドレスなどの特定の相手を識別する情報(識別情報)を記憶しておき、呼制御部26aにより複数の通話パスが確立されたときに、切替部26bにより、確立した通話パスと識別情報とを比較することにより行うことができる。これにより、相手に応じて、音声データの送信先および受信した音声データの出力先を切り替えることができる。
また、本実施の形態においては、3つの端末装置2a〜2cにより会議通話を行うようにしたが、会議通話に参加する端末装置の数量は3つに限定されず、適宜自由に設定することができる。
また、本実施の形態においては、会議通話中に端末装置2dと通話を行う場合、会議データに基づく音声信号をSP28から出力するようにしたが、HS27の受話器27aから端末装置2dから受信する音声データに基づく音声信号と混ぜて出力するようにしてもよい。また、音声処理部22において、音声データおよび音声信号のやりとりを行う通話パスを切り替えながら、会議データに基づく音声信号をSP28から出力するようにしてもよい。これにより、複数の通話パスは確立しているものの、一度に出力することができる音声信号の数が限られている場合であっても、会議通話中に通話の内容を聞かれることなく他の相手と通話を行うことが可能となる。
本発明は、同時に複数の装置と音声データの送受信を行うことができるシステムや端末装置に適用することができる。
本発明に係る会議システムの構成を示す模式図である。 会議サーバの構成を示すブロック図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 会議通話中に着信が入った端末装置の動作を示すタイミングチャートである。 会議通話中に発信を行った端末装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…会議サーバ、2,2a〜2d…端末装置、3…SIPサーバ、4…ネットワーク、11a〜11c…I/F部、11a−1〜11c−1…通信回線、12…編集処理部、13…制御部、21…I/F部、21a…通信回線、22…音声処理部、23…操作入力部、24…表示部、25…記憶部、25a…制御データ、25b…プログラム、26…制御部、26a…呼制御部、26b…切替部、27…HS、27a…受話器、27b…送話器、28…SP。

Claims (2)

  1. ネットワークを介して確立された通話パスを介して音声データを送受信するインターフェース部と、
    音声を音声データに変換して前記インターフェース部に出力する音声データ出力部と、
    前記インターフェース部から入力された音声データを音声に変換して出力する複数の音声出力部と、
    前記通話パスの確立状態に基づいて前記インターフェース部を制御する制御部と
    を備えた端末装置であって
    前記制御部は、
    当該端末装置が複数の他の端末装置との間で第1の通話パスが確立された状態で、当該端末装置と前記複数の他の端末装置とは異なる端末装置との間で第2の通話パスが確立されると、前記インターフェース部に前記第1の通話パスおよび前記第2の通話パスを介してそれぞれ受信した音声データを前記複数の音声出力部のうちの第1および第2の音声出力部にそれぞれ入力させ、前記音声データ出力部から出力された音声データを前記第1の通話パスに送信させず、かつ、前記第2の通話パスに送信させ、
    前記第2の通話パスが切断されると、前記第1の通話パスを介して受信した音声データを前記第1の音声出力部に入力させ、前記音声データ出力部から出力された音声データを前記第1の通話パスに送信させる
    ことを特徴とする端末装置。
  2. ネットワークを介して音声データの送受信を行う複数の端末装置と、
    前記ネットワークを介して前記端末装置から受信した音声データを編集し、この編集した音声データを当該端末装置に送信するサーバ装置と
    を少なくとも備える会議システムであって、
    少なくとも1つの前記端末装置は、
    ネットワークを介して確立された通話パスを介して音声データを送受信するインターフェース部と、
    音声を音声データに変換して前記インターフェース部に出力する音声データ出力部と、
    前記インターフェース部から入力された音声データを音声に変換して出力する複数の音声出力部と、
    前記通話パスの確立状態に基づいて前記インターフェース部を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記端末装置が複数の他の端末装置との間で第1の通話パスが確立された状態で、前記端末装置と前記複数の他の端末装置とは異なる端末装置との間で第2の通話パスが確立されると、前記インターフェース部に前記第1の通話パスおよび前記第2の通話パスを介してそれぞれ受信した音声データを前記複数の音声出力部のうちの第1および第2の音声出力部にそれぞれ入力させ、前記音声データ出力部から出力された音声データを前記第1の通話パスに送信させず、かつ、前記第2の通話パスに送信させ、
    前記第2の通話パスが切断されると、前記第1の通話パスを介して受信した音声データを前記第1の音声出力部に入力させ、前記音声データ出力部から出力された音声データを前記第1の通話パスに送信させる
    ことを特徴とする会議システム。
JP2007095610A 2007-03-30 2007-03-30 端末装置および会議システム Active JP5082551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095610A JP5082551B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 端末装置および会議システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095610A JP5082551B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 端末装置および会議システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008258686A JP2008258686A (ja) 2008-10-23
JP5082551B2 true JP5082551B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=39981860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007095610A Active JP5082551B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 端末装置および会議システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5082551B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140038666A1 (en) * 2012-08-03 2014-02-06 Qualcomm Incorporated Receiving multiple voice calls in a multi-sim device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2734546B2 (ja) * 1988-08-22 1998-03-30 松下電器産業株式会社 電話装置
JP2590296B2 (ja) * 1990-06-07 1997-03-12 富士通株式会社 話中端末への音声呼着信方式
JPH08163523A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Canon Inc 端末装置及びその装置を備えた電子会議システム
JPH08294103A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Canon Inc 通信端末装置及び通信システム
JP4700977B2 (ja) * 2005-02-16 2011-06-15 富士通株式会社 多地点会議システム
JP2006246239A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Yamaha Corp 複数話者の音声信号を処理するシステム、端末装置、サーバ装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008258686A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756829B2 (ja) コンピュータ・テレフォニー・インテグレーションアダプタ
US6853719B2 (en) Provision of media content to telephony callers on-hold
JP2007006047A (ja) 音声ip電話方法と装置。
JP2005526466A5 (ja)
JP2007306429A (ja) 無線通信端末装置、無線通信方法及びプログラム
US7289618B2 (en) Method for performing external call forwarding between internet and telephone network in web-phone system
JP5151215B2 (ja) 会議システムおよび端末装置
JP4207642B2 (ja) Ip電話装置およびip電話システム
JP2001111627A (ja) 通信システムおよび通信路結合方法
JP5082551B2 (ja) 端末装置および会議システム
JP2008252830A (ja) 会議システムおよび端末装置
JPH11275232A (ja) 電話交換網システム
JP5361540B2 (ja) 電話装置
US9054910B1 (en) Apparatus and method for providing status information telecommunication
JP4466631B2 (ja) 電話装置、電話制御方法、およびプログラム
JP4402344B2 (ja) ボタン電話システム、ボタン電話装置およびプログラム
JP4258253B2 (ja) ボタン電話装置
JP4258563B2 (ja) 電話システム
JP4144650B2 (ja) 電話端末
JP3818630B2 (ja) 電話会議システム
JP2007208496A (ja) 電話装置
JP2006352271A (ja) 内線電話システム、端末装置、内線装置及び内線電話方法
JP5088072B2 (ja) 電話システム
JP4375457B2 (ja) ボタン電話装置
JP2004015359A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5082551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111