JP2731440B2 - 印刷用塗被紙の製造方法 - Google Patents

印刷用塗被紙の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、印刷用塗被紙の製造方法に関し、特に剛度
が優れ、且つ光沢、平滑性、白色度及び表面強度に優れ
た印刷用塗被紙を製造する方法に関する。
「従来の技術」 一般に塗被紙と呼ばれるものは、原紙表面に顔料及び
接着剤を主成分とする塗被組成物を塗被して製造される
が、その製造方法或いは用途により、キャストコート
紙、アート紙、コート紙、微塗工紙等の印刷用塗被紙や
感熱記録紙、感圧記録紙、静電記録紙、インクジェット
用紙、タック紙等の特殊紙用塗被紙等に分類され、その
殆どがパンフレット、カレンダー、週刊誌、書籍、包装
用紙や各種情報用紙等として利用されている。
特に、近年パンフレット、カレンダー、週刊紙、書
籍、包装用紙等の印刷物の急増に伴い、印刷用塗被紙の
需要が著しく伸びているが、その一方で、印刷物のビジ
ュアル化、カラー化、高級化、及び軽量化や薄物化が進
み、印刷用塗被紙の光沢度、白色度、平滑性の向上は勿
論のこと、高級感覚を伴う剛度(紙腰)等の改善要望が
高まっている。
また、印刷技術の進歩と共に高速印刷が行われるよう
になり、そのような印刷技術に付随して、或いは薄物化
とも相俟って印刷作業適性の優れた紙腰の強い印刷用塗
被紙が要望されている。
ところが、印刷用塗被紙の塗被組成物用顔料として一
般に用いられている、例えばサチンホワイト、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、デラミカオリン、焼
成カオリン、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、タル
クや各種プラスチックピグメント等の顔料は、いずれも
微粒子顔料であるために比表面積が大きく、そのために
表面強度の低下をもたらしたり、或いは、一部の顔料を
除いて殆どの顔料は剛度を低下させるという難点をもっ
ている。
そこで、表面強度を向上させるために、一般的には、
接着剤をより多く配合する方法が取られるが、その一方
で、印刷時の吸水性が低下し、インキ着肉不良を招き高
品位な印刷ができないうえに、白紙光沢や平滑性を低下
させるという問題が生じていた。
また、従来の剛度の改良技術については、例えば、原
紙においては、パルプ繊維のNKPを高率配合にして抄紙
する方法、プラスチックピグメント等の特殊な填料を配
合して嵩高に仕上げる方法、澱粉等のサイズプレス液の
濃度を上げて付着量を多くする方法等によりなされてい
る。他方、塗被組成物においては、サチンホワイト等の
配向性のある顔料や特殊なプラスチックピグメント等を
配合する方法、澱粉やガラス転移温度の高いラテックス
等の接着剤を高率配合する方法、或いは、塗被液(塗被
組成物の水分散液)の濃度を高濃度化して塗工する方法
等の手段が行われている程度である。しかし、これらの
方法ではいずれも、前述の如き剛度の改善要望に対して
十分に応えるだけの技術であるとはいい難く、また、一
方で、表面強度を低下させたり、或いは光沢度や平滑性
及び白色度をも低下させるという欠点を有している。
即ち、光沢度、白色度、平滑性及び表面強度等を低下
させることなく、剛度を改善し得る方法については未解
決の状態のままである。
「発明が解決しようとする課題」 上記の如き実情から、本発明者等は剛度に優れ、しか
も、光沢度、白色度、平滑性及び表面強度の優れた印刷
用塗被紙を得る方法について鋭意研究を重ねた結果、特
定の原紙上にコロイダルシリカを特定量配合してなる塗
被組成物を塗被して仕上げた塗被紙は前記の如き品質特
性において、極めて優れた特性を示すことが判り、遂に
本発明を完成するに至った。
「課題を解決する為の手段」 本発明は、パルプ繊維を調製、配合した後に抄紙して
得る原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成
物を塗布してなる印刷用塗被紙の製造方法において、該
原紙の動的濡れ値が−0.35〜0.20gであり、且つ該塗被
組成物中にコロイダルシリカが顔料100重量部に対して
0.5〜20重量部配合されていることを特徴とする印刷用
塗被紙の製造方法である。
「作用」 一般に、塗被紙の基材となる原紙は、目的とする紙品
質に応じてLKP、NKP、機械パルプ、古紙等が適宜配合さ
れたパルプスラリーに、更に、各種填料、サイズ剤、歩
留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤、染料、その他の
各種抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜添加されて、長
網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、丸網抄紙機やヤンキ
ー抄紙機等によってシートが形成、乾燥されることによ
って紙として仕上げられる。
而して、本発明の方法はパルプ繊維を配合し抄紙して
得た原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成
物を塗被してなる印刷用塗被紙において、剛度に優れ、
しかも、光沢度、白色度、平滑性及び表面強度等の優れ
た印刷用塗被紙を得るために、塗被液の原紙層への浸透
を抑制することを目的として、原紙の動的濡れ値を特定
し、且つ塗被組成物を構成する成分として、コロイダル
シリカを特定量配合し、その塗被組成物を該原紙上に塗
被するものであって、原紙及び塗被液の2つの特定条件
の相乗作用によって初めて所望とする優れた効果が得ら
れるのである。
即ち、本発明は、原紙の動的濡れ値が−0.35〜0.20
g、より好ましくは−0.25〜0.15gの範囲に調整された原
紙上に、顔料100重量部に対してコロイダルシリカを0.5
〜20重量部配合してなる塗被組成物を塗被することを特
徴とする印刷用塗被組成物の製造方法である。
ここに、コロイダルシリカは印刷用塗被組成物として
は、従来殆ど使用されていなかったのに対し、本発明
は、コロイダルシリカを使用し、その配合割合を特定し
て塗被液を調製するものである。
その配合割合は、塗被紙の品質や用途に応じて多少の
変化はあるが、通常は、塗被組成物中の顔料100重量部
に対して固形分で0.5〜20重量部、より好ましくは1〜1
0重量部の範囲で用いられる。因みに、0.5重量部未満で
あると、本発明の所望の効果を得ることができず、他
方、20重量部を越えると、塗被紙の紙腰は高まるもの
の、その向上効果は飽和状態となり、経済上からも好ま
しくない。
なお、コロイダルシリカの製造方法についてはイオン
交換樹脂法、解膠法、加水分解法等の各種の方法がある
が、一般的にはイオン交換樹脂を用いる方法で行われる
ことが多い。例えば、ケイ酸ナトリウム水溶液を陽イオ
ン交換樹脂に通して、SiO2:M2Oのモル比が10:1〜300:
1、好ましくは15:1〜100:1(MはNa、K、Li、NH4から
なる群より選ばれたイオンである)のアルカリを用いて
安定化したゲルを作り、次にこれを加熱熟成して、粒子
径が1〜300nm程度まで成長させてコロイダルシリカを
製造する方法等があり、さらには300〜1000nm程度の大
きさのコロイダルシリカを製造する方法もある。
また、シリカ粒子の表面基の一部をアルミニウムで処
理し、pHに対して安定なコロイダルシリカを製造する方
法等もあるが、本発明ではこれらの製造方法について特
に限定するものではない。
なお、コロイダルシリカの粒子径については、特に限
定するものではないが、例えば、その平均粒子径が1〜
200nmのもの、より好ましくは3〜150nm程度のものが望
ましい。因みに、1nm未満の場合には、塗被紙の紙腰は
高まるものの、白紙光沢の低下や、或いは塗被液の安定
性が低下して塗工適性の悪化を誘発する。一方、200nm
を越えると、紙腰や表面強度の向上効果が低下し、所望
の効果が得られない。なお、コロイダルシリカの平均粒
子径は、電子顕微鏡法によって測定し、求めたものであ
る。
コロイダルシリカの粒子形状についても特に限定する
ものではなく、球状のもの、或いはその球状の粒子が連
鎖状に結合して細長い形状を有するもの等があり、何れ
も好ましく使用できるものである。また、一般に使用さ
れているコロイダルシリカは、シラノール基を有し、通
常はシリカ粒子が互いに反発し合ってアニオン性の電荷
を負びているものであるが、そのシリカ粒子の表面又は
内部にAl、Zn、Pb(例えば塩基性アルミニウム化合物)
等の多価金属化合物やカチオン性有機化合物を含有せし
めてカチオン性に荷電したコロイダルシリカも使用する
ことができる。以上、本発明で用いられるコロイダルシ
リカは、上述の如きものであり、一般に市場で入手でき
るコロイダルシリカでも好適に使用できるものである。
次に、コロイダルシリカの配合方法は、特に限定する
ものではないが、例えば、顔料分散スリップ中に添加す
る方法、顔料や接着剤等が混合されている塗被液中に添
加する方法、或いは、予め接着剤の中にコロイダルシリ
カを添加しておき、接着剤と共に塗被組成物として配合
する方法等が挙げられる。
このように、本発明は塗被組成物としてコロイダルシ
リカを配合することの重要性を見出したものであるが、
試験の過程で剛度の顕著な改良効果が発現されたり、さ
れなかったりして改良効果の不安定なケースが見られ
た。
そこで、その要因について、更に鋭意検討を重ねた結
果、原紙の濡れ性を調整し、特定の動的濡れ値(濡れ性
を示す1つの指標)を有する原紙上に、上述の如きコロ
イダルシリカが配合されてなる塗被液を塗被することに
よって、これらの組合わせによる相乗効果によって、剛
度が極めて顕著に向上し、しかも、光沢度、白色度、平
滑性及び表面強度の優れた印刷用塗被紙が得られること
を見出したのである。
原紙の濡れ性を知る方法としては一般的にステキヒト
サイズ度やコップ吸水度等が挙げられる。しかしなが
ら、これらの方法では、所望の剛度や平滑性等との間に
必ずしも相関性を見出すことができなかった。そこで、
本発明者等は上記の如き目的に適う原紙の濡れ性を知る
方法について鋭意検討を重ねた結果、動的濡れ性試験器
(WET−3000/レスカ製)を採用する方法を見出したので
ある。
即ち、本発明の方法で使用される原紙は、上記動的濡
れ性試験器を用いて測定して得た動的濡れ値を特定する
ものである。ここに、原紙の動的濡れ値とは水に対する
時間的な付着力(性)の大きさの変化を濡れの尺度とし
て表すもので、具体的には、3×5cmの試験片を16mm/秒
の速さで水中12mmの深さに10秒間浸漬したときの時間的
濡れの大きさ(付着力)を測定するものである。濡れの
大きさ(動的濡れ値と呼称する)はその値が小さい程、
濡れ難く、値が大きくなる程、濡れ易いことを示すもの
である。
この濡れ値について、さらに検討を加えた結果、本発
明で用いられる原紙としては、この試験器で測定される
時間的な濡れ値として水浸漬後2秒後の濡れ値が本発明
の方法で特定される塗被組成物との組合わせで印刷用塗
被紙の剛度は勿論のこと、光沢度、白色度、平滑性及び
表面強度に対して極めて大きな影響を与えることが判っ
た。
即ち、本発明で使用される原紙は、その動的濡れ値が
−0.35〜0.20g、より好ましくは−0.25〜0.15gの範囲に
調整されているものである。因みに、0.20gを越えると
原紙の濡れが大きくなり過ぎ、原紙内への水(水性物)
の浸透が速くなり、塗被液を原紙上に塗被した場合、原
紙上に留まる水性系塗被組成物の量が減少する。その結
果として、塗被組成物による原紙面の被覆が十分に行わ
れないために、光沢、平滑性及び剛度が低下する。他
方、−0.30g未満になると、原紙の濡れが不足し、塗被
液と原紙の馴染みが低下する。即ち、塗被液を原紙上に
塗被した場合、塗被液の不動化時間が長くなり、塗被液
の不動化がそれだけ遅くなるために、塗被紙の乾燥性の
低下やコート量ムラ等の原因となり、或いは接着剤等の
原紙への浸透が不十分となるために、原紙と塗被層との
接着強度が低下するといった難点が生じる。
なお、原紙の動的濡れ値を調整する方法としては、例
えば、ロジン系、石油樹脂系、アルキルケテンダイマー
系、アルケニル無水コハク酸系及び無水ステアリン酸系
等の各種内添サイズ剤をパルプ繊維が配合され分散して
なるパルプスラリー中に添加する方法、或いは、原紙表
面にサイズプレス、ゲートロール、ビルブレード、スプ
レー等の方法で、例えば玉蜀黍、馬鈴薯、タピオカ、小
麦等の原料から得られる各種澱粉、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド
等及びこれらの誘導体又は変成物を含む水溶性ポリマー
を塗布し表面サイズする方法等によって行うことも可能
である。勿論、表面サイズする方法においては、これ等
の水溶性ポリマーと併用して、或いは単独でアルキルケ
テンダイマー系、スチレン−アクリル系、α−オレフィ
ン−無水マレイン酸系、スチレン−無水マレイン酸系等
の各種合成サイズ剤や顔料、その他の表面処理剤等を適
宜組合わせて使用することができる。
また、その他の調製方法として、パルプ組成、叩解条
件、填料や紙力剤等の種類と添加量、pH条件、乾燥条件
等があり、個々の抄紙条件により適宜選択して決定され
るものである。
本発明のように、コロイダルシリカを印刷用塗被組成
物として配合することによって、剛度が向上し、しか
も、光沢度、白色度、平滑性及び表面強度の優れた印刷
用塗被紙が得られることについては全く予想もされない
ことであった。このように優れた効果が得られる理由に
ついては必ずしも明らかではないが、塗被組成物として
配合するコロイダルシリカと塗被紙の基材となる原紙の
動的濡れ値を調整することによる相乗効果が大きく貢献
したものと考えている。さらには、塗被組成物の主成分
の1つとして接着剤があるが、この接着剤の中に、ミク
ロな粒子で、且つ接着能力のあるコロイダルシリカが分
散することによって、接着力がより増大し、或いは、接
着剤の均一で良好な皮膜が作られ、強固な塗被層が形成
されるためである等が推定される。
ところで、本発明の塗被組成物中にコロイダルシリカ
を配合することによって得る印刷用塗被紙の基材となる
原紙には、必要に応じて填料を含有せしめることもでき
る。その填料の中にあって、平均粒子径が0.1〜5μ
m、より好ましくは0.3〜3μmの填料を主成分とする
填料を含む原紙において、特に剛度の改善効果が顕著
で、且つ平滑性や不透明度等の優れた印刷用塗被紙が得
られるため、上記の特定範囲の平均粒子径をもつ填料
は、本発明において好ましく使用することができる。
填料の種類は特に限定するものではなく、当業界で一
般公知公用の内添用添料が使用できる。例えば、タル
ク、カオリン、クレー、焼成カオリン、デラミカオリ
ン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、珪酸
マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ホ
ワイトカーボン、アルミノ珪酸塩、シリカ、ベントナイ
ト等の鉱物質填料やポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホル
マリン樹脂微粒子、微小中空粒子等の有機合成填料(プ
ラスチックピグメント)の中から一種又は二種以上を適
宜選択して使用でき、さらに故紙やブロークなどに含ま
れる填料も有効に使用できる。
勿論、パルプスラリー中にはこれらの他に、従来から
使用されている各種のアニオン性、カチオン性、ノニオ
ン性又は両性の歩留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤
等の抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜添加される。例
えば硫酸バンド、塩化アルミニウム、アルミン酸ソーダ
及び塩基性塩化アルミニウム、塩基性ポリ水酸化アルミ
ニウム等の塩基性アルミニウム化合物や水に易分散性の
アルミナゾル等の水溶性アルミニウム化合物、或いは各
種澱粉類、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、
ポリアミン、ポリアミド・ポリアミン、ポリエチレンオ
キサイド、植物ガム、尿素ホルマリン樹脂、メラミンホ
ルマリン樹脂、ポリビニルアルコール、ラテックス、ポ
リアミド樹脂、親水性架橋ポリマー粒子分散物等及びこ
れらの誘導体又は変性物やベントナイト等の化合物が挙
げられる。また、染料、pH調整剤、ピッチコントロール
剤、スライムコントロール剤、消泡剤等を必要に応じて
適宜添加することもできる。
一方、パルプ繊維としては、その製法や種類等につい
て特に限定するものではなく、例えば、KP、SP、AP法等
によって得られる針葉樹パルプや広葉樹パルプ等の化学
パルプやSCPの他にBCTMP、CTMP、CGP、SGP、TMP、RGP等
の各種機械パルプやDIP等の古紙パルプ或いは麻パルプ
等の非木材パルプ繊維や合成パルプ等が適宜組み合わさ
れて使用される。
なお、本発明において使用される原紙は、その米坪が
20〜400g/m2程度のものが用途、目的に合わせて適宜使
用できる。
また、本発明の原紙は、その抄紙方法が、例えば抄紙
pHが4.5付近で行う酸性抄紙であるか、或いは炭酸カル
シウム等のアルカリ性填料を主成分として含み、抄紙pH
が約6の弱酸性〜約9の弱アルカリ性で行う、所謂中性
抄紙であるか等については特に限定するものではなく、
全ての抄紙方法によって得られた原紙を対象とする。
次に、本発明における塗被組成物を得る方法について
述べる。
本発明の対象とする印刷用塗被紙は、前述のようにし
て得られた原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする塗
被組成物を塗被して製造されるものであるが、その塗被
組成物は品質設計に応じて、顔料及び接着剤が適宜配合
されて調製される。
即ち、本発明で用いられる顔料としては、通常の一般
塗被紙に用いられている顔料、例えばカオリン、デラミ
カオリン、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、重質
炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二酸化チタン、焼成カオリン、タル
ク、シリカ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ホワイトカ
ーボン、アルミノ珪酸塩、ベントナイト等の鉱物質顔料
やポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒
子、及び微小中空粒子やその他の有機系顔料等の中から
塗被紙の品質目標に応じて一種又は二種以上を適宜組み
合わせて使用することができる。
次に、本発明で用いられる接着剤としては、例えばカ
ゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類、スチレン−
ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、アクリ
ル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルの重合体
又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテック
ス、或いはこれらの各種重合体ラテックスをカルボキシ
ル基等の官能基含有単量体で変性したアルカリ溶解性或
いはアルカリ非溶解性の重合体ラテックス、ポリビニル
アルコール、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミ
ン樹脂等の合成樹脂系接着剤、カチオン澱粉、酸化澱
粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉等の各種澱粉類、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等のセルロース誘導体等の如き通常の塗被紙用接着剤
の一種又は二種以上が適宜選択して使用される。
なお、一般に接着剤は顔料100重量部に対して5〜50
重量部、より好ましくは10〜30重量部程度の範囲で調節
される。又、塗液中には必要に応じて消泡剤、着色剤、
離型剤、流動変性剤等の各種助剤が適宜配合されるが、
塗被層の固化を促進する助剤として、例えばアミン、ア
ミド、ポリアクリルアミド等や亜鉛、アルミニウム、マ
グネシウム、カルシウム、バリウム等の多価金属化合物
を顔料に対して0.1〜10重量部程度添加してもよい。
更に、上記の如き材料を用いて構成される塗被組成物
は、一般に固形分濃度が40〜75重量%、好ましくは45〜
70重量%程度の範囲に調製される。
原紙上に塗被組成物を塗被して塗被層を形成するに当
たっては、該塗被組成物の一度塗りの層とするか、或い
は、下塗り層及び上塗り層に分けて多層構造にするかは
特に限定するものではない。なお、多層構造の場合下塗
り、上塗り層の塗被組成物が同一である必要はなく、要
求される品質レベルに応じて適宜調整することが可能で
ある。
また、塗被層を形成する方法としては、一般に公知公
用の塗被装置、例えばブレードコーター、エアーナイフ
コーター、ロールコーター、リバースロールコーター、
バーコーター、カーテンコーター、ダイスロットコータ
ー、グラビアコーター、チャンプレックスコーター、ブ
ラシコーター、サイズプレスコーター等の装置が適宜用
いられる。これらの装置はオンマシン或いはオフマシン
コーターの形として慣用の方法で用いられるものであっ
て、特に限定されるものではない。
原紙への塗被量は、通常乾燥重量で片面当たり2〜50
g/m2程度であるが、得られる塗被紙の白紙品質、印刷適
性等を考慮すると5〜30g/m2程度の範囲で調節するのが
望ましい。
また、このようにして得られた印刷用塗被紙は、水分
が通常3〜10重量%程度の範囲に乾燥された後、オン又
はオフのスーパーキャレンダー等に通紙して加圧仕上げ
が行われる。
かくの如き印刷用塗被紙の製造方法は、あらゆる等級
及び種類の紙製品に応用ができる。例えば、パンフレッ
ト、カレンダー、週刊紙、書籍用紙、包装用紙等として
利用されているグラビア用紙、キャストコート紙、アー
ト紙、コート紙、微塗工紙等の印刷紙等は勿論のこと、
感熱記録紙、感圧記録紙、静電記録紙、インクジェット
用紙等の情報用紙やタック紙等の特殊紙等に適用可能で
あるが、これらの塗被紙の中にあって、剛度や表面強度
に対する要望の強い印刷用塗被紙において、極めて顕著
に所望の効果が得られるものである。
「実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明す
るが、勿論これらの範囲に限定されるものではない。な
お、特に断らない限り例中の部及び%はそれぞれ重量部
及び重量%を示す。
実施例1 〔原紙の調製〕 NBKP(フリーネス/csf:470ml)5部、LBKP(フリーネ
ス/csf:470ml)75部とコート紙ブローク20部を配合した
パルプスラリーに、填料として平均粒子径が4.0μmの
重質炭酸カルシウム(ソフトン−1200/備北粉化工業社
製)20部を添加し、これに硫酸バンド0.5部、カチオン
性タピオカ澱粉(アミロファックスT−2200/松谷化学
工業社製)0.5部及びアルキルケテンダイマー(SPK−90
2/荒川化学社製)0.1部を攪拌しながら添加した。次
に、このパルプスラリーを白水で希釈した後、アニオン
性ポリアクリルアミド(パーコール155/アライドコロイ
ド社製)0.02部を添加してpH8.0、濃度0.9%の紙料を調
製した。このようにして得た紙料を長網抄紙機を用いて
抄紙し、乾燥シートを得た。
次いで、予め濃度28%、95℃、30分間蒸煮して得た酸
化澱粉(エースA/王子コーンスターチ社製)の水溶液に
無水マレイン酸系の表面サイズ剤(AK−400/ミサワセラ
ミックケミカル社製)を混合比100:2で混合し、調製し
て得た濃度5%の澱粉水溶液をサイズプレス装置を用い
て、先に調製したシートに、乾燥後の重量が2g/m2とな
るようにサイズプレス処理をした。乾燥後、米坪が64g/
m2、動的濡れ値が−0.13gの原紙を得た。
なお、填料の平均粒子径は、セディグラフX線透過式
粒度分布測定装置(島津製作所製)を用いて測定し、累
積重量が50重量%に達するときの粒子径の値を平均粒子
径とした。
〔塗被紙の調製〕
カオリン(UW−90/EMC社製)70部、軽質炭酸カルシウ
ム(TP−222HS/奥多摩工業社製)30部、苛性ソーダ0.2
部、粒子径が10〜20nmで球状のコロイダルシリカ(スノ
ーテックス20/日産化学工業社製)2部及びポリアクリ
ル酸ソーダ0.2部を用いてコーレス分散機で分散し、さ
らに酸化澱粉(エースA)4部、スチレン−ブタジエン
ラテックス13部及びシリコン系消泡剤0.05部、ステアリ
ン酸カルシウム0.2部を添加し、攪拌混合して、固形分
濃度60%の塗被液を調製した。
上記の如くして得た塗被液を前記原紙に乾燥重量で片
面当たり16g/m2となるようにブレードコーターを使用し
て両面塗被を行い、150℃のエヤーホイルドライヤーで
乾燥後、紙の密度で1.20になるようにスーパーキャレン
ダーで加圧処理を行い、両面塗被紙を得た。
このようにして得られた印刷用塗被紙について、下記
の方法により測定及び品質評価を行った。得られた結果
を表−1に示した。
(剛度の測定) JIS P8143に準じてクラーク剛度(こわさ)を測定し
た(mm)。値が大きい程、剛度が高い。
(光沢度の測定) JIS P8142に準じて測定した(%)。値が大きい程、
光沢がよい。
(平滑度の測定) エヤマイクロ式平滑度試験器であるスムースター平滑
度計(東英電子工業社製)を用いて測定した(mmHg)。
値が小さい程、平滑性がよい。
(白色度の測定) JIS P8123に準じて測定した(%)。値が大きい程、
白色度が高い。
(表面強度の評価) RI印刷適性試験機(明製作所製)を用いて印刷を行
い、下記の評価基準で目視評価した。
◎:ピックの発生がなく、優れる。
○:ピックの発生が殆どなく、良好。
△:ピックが僅かに発生し、やや劣る。
×:ピックが多数発生して劣る。
実施例2〜3 実施例1において、コロイダルシリカの2部配合に代
えて、5部(実施例2)、及び10部(実施例3)配合と
して塗被液を調製した以外は実施例1と同様にして両面
塗被紙を得た。このようにして得られた印刷用塗被紙を
実施例1と同様にして品質評価を行い、得られた結果を
表−1に示した。
実施例4〜8 実施例2において、コロイダルシリカを代えて、粒子
径が約5nmで球状のコロイダルシリカ(BMA/日産エカノ
ーベル社製)5部(実施例4)、Alで処理された粒子表
面を有し、粒子径が10〜20nmで球状のコロイダルシリカ
(スノーテックスC)5部(実施例5)、粒子径が40〜
50nmで球状のコロイダルシリカ(スノーテックス20L)
5部(実施例6)、粒子径が70〜100nmで球状のコロイ
ダルシリカ(スノーテックスZL)5部(実施例7)、及
び粒子径10〜20nmの球状の粒子が40〜300nmの長さで連
鎖状に結合して細長い形状をしたコロイダルシリカ(ス
ノーテックスUP)5部(実施例8)配合にして、それぞ
れ塗被液を調製した以外は実施例2と同様にして両面塗
被紙を得た。また、得られた塗被紙について実施例2と
同様にして品質評価を行い、得られた結果を表−1に示
した。なお、上記のコロイダルシリカの中で銘柄がスノ
ーテックスで始まる各製品はいずれも日産化学工業社製
である。
実施例9 〔原紙の調製〕 実施例2において、填料を平均粒子径が1μmの軽質
炭酸カルシウム(TP−121−6S/奥多摩工業社製)と平均
粒子径が7.8μmのタルクの混合填料(混合比4:1)20部
添加に代え、且つアルキルケテンダイマーの0.1部添加
を0.03部添加として以外は実施例2と同様にして紙料を
調製し、米坪が64g/m2、動的濡れ値が0.12gの原紙を得
た。
〔塗被紙の調製〕
コロイダルシリカの配合方法を変更して、コロイダル
シリカを予め酸化澱粉の中に添加して塗被液を調製し、
上記原紙に塗被した以外は実施例2と同様にして印刷用
塗被紙を得た。また、実施例2と同様にして品質評価を
行い、得られた結果を表−1に示した。
実施例10 実施例9において、コロイダルシリカを実施例7で使
用のコロイダルシリカ5部配合に代えて塗被液を調製し
た以外は実施例9と同様にして印刷用塗被紙を得た。ま
た、実施例9と同様にして品質評価を行い、得られた結
果を表−1に示した。
実施例11 〔原紙の調製〕 NBKP(フリーネス=csf:460ml)5部、LBKP(フリー
ネス=csf:440ml)75部とコート紙ブローク20部を配合
したパルプスラリーに、タルクを20部添加し、これにロ
ジンサイズを1.5部及び硫酸バンドを3部添加して、pH
4.9、濃度0.9%の紙料を調製した。このようにして得た
紙料をツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙し、乾燥シー
トを得た。
次に、表面サイズ剤を添加しないで調製した酸化澱粉
水溶液を用いて、乾燥後の重量が2g/m2となるようにサ
イズプレス処理をし、米坪が64g/m2、動的濡れ値が−0.
24gの原紙を得た。
〔塗被紙の調製〕
上記原紙に実施例2と同様にして塗被し、印刷用塗被
紙を得た。また、実施例2と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
実施例12 〔原紙の調製〕 実施例11において、填料のタルク単独配合を、そのタ
ルクと平均粒子径が1.9μmのカオリンの混合填料(混
合比1:1)20部配合に代えた以外は実施例11と同様にし
て紙料を調製し、米坪64g/m2、動的濡れ値が−0.17gの
原紙を得た。
〔塗被紙の調製〕
上記の原紙に実施例11と同様にして塗被し、印刷用塗
被紙を得た。また、実施例11と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例1 実施例2において、コロイダルシリカを無配合にて塗
被液を調製した以外は実施例2と同様にして印刷用塗被
紙を得た。また、実施例2と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例2 比較例1において、酸化澱粉4部配合を8部配合にし
て塗被液を調製した以外は比較例1と同様にして印刷用
塗被紙を得た。また、比較例1と同様にして品質評価を
行い、得られた結果を表−1に示した。
比較例3 実施例2において、コロイダルシリカを粒子径が約10
00nmのシリカ(サイロイド150/富士デヴィソン化学社
製)5部配合に代えて塗被液を調製した以外は実施例2
と同様にして印刷用塗被紙を得た。また、実施例2と同
様にして品質評価を行い、得られた結果を表−1に示し
た。
比較例4 実施例9において、コロイダルシリカの無配合にて塗
被液を調製した以外は実施例9と同様にして印刷用塗被
紙を得た。また、実施例9と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例5 実施例11において、コロイダルシリカの無配合にて塗
被液を調製した以外は実施例11と同様にして印刷用塗被
紙を得た。また、実施例11と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例6 実施例12において、コロイダルシリカの無配合にて塗
被液を調製した以外は実施例12と同様にして印刷用塗被
紙を得た。また、実施例12と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例7 〔原紙の調製〕 実施例2において、アルキルケテンダイマーの0.1部
添加を0.25部添加に代えた以外は実施例2と同様にして
紙料を調製し、乾燥シートを得た。
次に、酸化澱粉と表面サイズ剤(AK−400)との混合
比を100:15に変更し、調製して得た澱粉水溶液を用い
て、乾燥後の重量が2g/m2となるようにサイズプレス処
理し、米坪が64g/m2、動的濡れ値が−0.42gの原紙を得
た。
〔塗被紙の調製〕
上記原紙に実施例2と同様にして塗被し、印刷用塗被
紙を得た。また、実施例2と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例8 比較例7において、コロイダルシリカを実施例7で使
用のコロイダルシリカ5部配合に代えて塗被液を調製し
た以外は比較例7と同様にして印刷用塗被紙を得た。ま
た、比較例7と同様にして品質評価を行い、得られた結
果を表−1に示した。
比較例9 〔原紙の調製〕 実施例2において、アルキルケテンダイマーの0.1部
添加を0.01部添加に代えた以外は実施例2と同様にして
紙料を調製し、乾燥シートを得た。
次に、表面サイズ剤を添加しないで調製した酸化澱粉
水溶液を用いて乾燥後の重量が2g/m2となるようにサイ
ズプレス処理し、米坪が64g/m2、動的濡れ値が0.31gの
原紙を得た。
〔塗被紙の調製〕
上記原紙に実施例2と同様にして塗被し、印刷用塗被
紙を得た。また、実施例2と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
比較例10 〔原紙の調製〕 実施例11において、ロジンサイズの1.5部添加を0.02
部添加に代えた以外は実施例11と同様にして紙料を調製
し、米坪が64g/m2、動的濡れ値が0.24gの原紙を得た。
〔塗被紙の調製〕
上記原紙に実施例11と同様にして塗被し、印刷用塗被
紙を得た。また、実施例11と同様にして品質評価を行
い、得られた結果を表−1に示した。
「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の実施例に
よって得られた塗被紙は剛度及び表面強度に優れ、しか
も、光沢、平滑性、白色度に優れた印刷用塗被紙であっ
た。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプ繊維を調製、配合した後に抄紙して
    得る原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成
    物を塗布してなる印刷用塗被紙の製造方法において、該
    原紙の動的濡れ値が−0.35〜0.20gであり、且つ該塗被
    組成物中にコロイダルシリカが顔料100重量部に対して
    0.5〜20重量部配合されていることを特徴とする印刷用
    塗被紙の製造方法。
  2. 【請求項2】原紙が平均粒子径0.1〜5μmの填料を主
    成分填料として含有する請求項(1)記載の印刷用塗被
    紙の製造方法。
  3. 【請求項3】コロイダルシリカの平均粒子径が1〜200n
    mである請求項(1)記載の印刷用塗被紙の製造方法。
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