JP2731094B2 - 鎖錠装置 - Google Patents

鎖錠装置

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JP2731094B2
JP2731094B2 JP30426592A JP30426592A JP2731094B2 JP 2731094 B2 JP2731094 B2 JP 2731094B2 JP 30426592 A JP30426592 A JP 30426592A JP 30426592 A JP30426592 A JP 30426592A JP 2731094 B2 JP2731094 B2 JP 2731094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに隣接する部材を
位置規制しながら連結する鎖錠装置に関し、詳しくは、
第1、第2被連結部材を互いに連結するためのと雄部と
雌部とを設け、前記雄部には、前記第1被連結部材側か
ら前記第2被連結部材側に突出する突出部を備え、前記
雌部を構成するに、前記突出部を嵌入させるための中空
穴部を備えた受筒部材を、前記第2被連結部材に固定
し、前記突出部が嵌入自在な嵌入空間を形成する鎖錠チ
ャック部材を、前記突出部の嵌入方向に移動自在に前記
中空穴部内に配置するとともに、その周方向に複数個に
分割し、前記鎖錠チャック部材を前記突出部に対する入
口側に付勢する付勢部材を設け、前記中空穴部の内周
を、前記突出部に対する入口側程小径となるカム面に形
成すると共に、前記鎖錠チャック部材の外周面を、前記
カム面に添うチャック外摺接面に形成してある鎖錠装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の鎖錠装置は、一般に、図5に示
すような被連結部材としての金属製或いはコンクリート
ブロック製のブロック1を複数個重ね合わせて使用され
る壁形成部材等の接続継手として使用されるものであ
る。従来使用されていている鎖錠装置の組み付け状態に
おける縦断面が図4の(イ)に示されている。この図か
らも明らかなように、従来の鎖錠装置においては、鎖錠
チャック部材の内周面を、突出部の嵌入方向に添った面
に形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、鎖錠チャック部材の内周面を、突出部の嵌入
方向に添った面に形成してあるために、突出部の最大径
部が鎖錠チャック部材間に嵌入しても、その最大径部
が、図4の(ロ)に示されるようにチャック部材間にあ
るときは、突出部は、その最大径部においてチャック部
材の内周面と点接触又は線接触するが、その接点におけ
る法線の向きは径方向であるために、突出部に対する抜
け止めの反力は突出部との摩擦力だけによらざるを得な
い。そのため、突出部の最大径部がチャック部材間を通
過して、突出部が図4の(イ)に示される完全な組み付
け状態まで侵入するまでは、充分な係止力が得られな
い。例えばブロック1(図5)の端面の寸法誤差等によ
り、図4の(ロ)に示されるような中途半端な差し込み
方のまま連結することを余儀なくされた場合、充分な係
合力が得られず、そのため突出部がチャック部材から抜
け出る虞れがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来欠
点を解消し、中途半端な差し込み方でも突出部がチャッ
ク部材から抜け出ることのない確実な係止力を得ること
のできる鎖錠装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による鎖錠装置の特徴構成は、カム面とチャッ
ク外摺接面を、それぞれ縦断面視で直線状に形成すると
共に、突出部の基端側部を先広がりに、且つその先端側
部を先細りに形成し、鎖錠チャック部材の内周面を、第
1、第2被連結部材を互いに連結した状態で前記基端側
部の外周面に添うチャック内摺接面に形成すると共に、
前記鎖錠チャック部材をその厚みが前記突出部に対する
入口側に近づくほど小さくなる楔型に形成してあるとこ
ろにあり、その作用効果は次のとおりである。
【0006】
【作用】この構造においては、例えば突出部を図3の
(イ)から(ホ)に示すように雌部に押し込むことによ
って、抜け止めを確実に行うことができる。図3の
(イ)から順に説明すると、突出部の先端側部を先細り
に形成してあるので、突出部が(イ)の状態から雌部に
押し込まれると、鎖錠チャック部材は、付勢部材の付勢
力に抗して突出部の進入方向に中空穴部の内周のカム面
に添って次第に後退すると共に径方向に広がり、(ロ)
の状態を経て、突出部の最大径部がチャック部材の間に
入ろうとする(ハ)の状態まで広がる。(ハ)の状態か
ら突出部が更に押し込まれると、鎖錠チャック部材が付
勢部材の付勢力によって突出部の進入方向と反対方向に
押されて次第に窄まり(ニ)の状態を経て(ホ)の状態
に至って突出部の雌部への押込操作が完了する。突出部
の基端側部を先広がりに形成すると共に、鎖錠チャック
部材の内周面を、第1、第2被連結部材を互いに連結し
た状態で前記突出部の基端側部の外周面に添うチャック
内摺接面に形成し、中空穴部のカム面とチャック外摺接
面とを、それぞれ縦断面視で直線状に形成してあるの
で、押込操作が完了した(ホ)の状態においてのみなら
ず、押込操作が完了しない(ニ)で示される状態におい
ても、突出部の基端側部の外周面に添うチャック内摺接
面が同じ傾きを持った傾斜面として存在するため、突出
部の抜け止めを鎖錠チャック部材を介して確実に行うこ
とができる。尚、前記鎖錠チャック部材は、その厚みが
前記突出部に対する入口側に近づくほど小さくなる楔型
に形成してあるので、そうでない場合に比べて、突出部
の基端側部の外周面とチャック内摺接面との間隙が小さ
くても、ここに入り込むことができる。従って、突出部
の押し込み状態が不十分であっても、それなりに鎖錠チ
ャック部材を介して抜け止め力を働かせることが容易に
なる。尚、チャック外摺接面を平面に形成すると共に、
チャック内摺接面を突出部の嵌入方向に垂直な断面で円
弧状を呈する曲面に形成すると、中空穴部の内周面をチ
ャック外摺接面に添う平面からなるカム面に形成するこ
とによって、チャック外摺接面を中空穴部の内周面に確
実に面接触させることができ、且つ突出部の基端側部側
の外周面にチャック内摺接面を添わせ易いので、突出部
の抜け止めをより容易に行うことができる。
【0007】
【発明の効果】上記の構成によって、中途半端な差し込
み方でも突出部がチャック部材から抜け出ることのない
確実な係止力を得ることのできる鎖錠装置を提供するこ
とができた。
【0008】
【実施例】以下、図に基づいて本願発明の実施例を説明
する。連結状態の本願の鎖錠装置2が図1に示されてい
る。この鎖錠装置2の概略構成について先ず説明する。
鎖錠装置2は、従来のものと同様に、第1、第2被連結
部材1a、1bを互いに連結するための雄部2aと雌部
2bとを有しており、雄部2aは、第1被連結部材側1
aから第2被連結部材1b側に突出する突出部20aを
有し、雌部2bは、受筒部材14、鎖錠チャック部材1
0、付勢部材7等から構成されている。ここで受筒部材
14は、突出部20aを嵌入させるための中空穴部18
を備え、第2被連結部材1bに固定される。さらに鎖錠
チャック部材10は、突出部20aが嵌入自在な嵌入空
間10eを有すると共に、突出部20aの嵌入方向に移
動自在に中空穴部18内に配置され、これが突出部20
aに対する入口18a側に付勢部材たるスプリング7で
付勢されて構成される。そして受筒部材14における中
空穴部18側内周部には、突出部20aに対する入口1
8a側程小径となるカム面C1が形成され、鎖錠チャッ
ク部材10の外周面は、カム面C1に対する外摺接面C
2として形成されている。このように構成することによ
り、雌部2bへの突出部20aの押し込み操作にともな
って鎖錠チャック部材10が開口すると共に、突出部2
0aの抜け動作を防止する構成とされている。
【0009】以下に図1及び図2に基づき、本願の特徴
構成とともに各部材について更に説明を加える。先ず前
記雄部2aは突出部20aを備え、突出部20aは、基
端側部を先広がりの円錐台状に形成し、最大径部を介し
て先端側部を先細りの円錐状に形成してある。先端側部
の先端部は半球状に丸みを持たせた形状にしてある。基
端側部は第1被連結部材としての一方の被連結部材1a
に固定されている。次に、前記雌部2bについて説明す
る。この雌部2bは、従来同様に第2連結部としての他
方の被連結部材1bに埋め込み固定して使用されるもの
である。この雌部2bは、受筒部材14、鎖錠チャック
部材10、付勢部材としてのスプリング7、連結蓋部材
15、および連結棒16から構成されている。各部材1
4、10、15、16について以下に説明する。受筒部
材14は略円筒状に形成され、中空穴部18を有する構
造とされると共に、中空穴部18側内周部に形成された
カム面C1は、突出部20aに対する入口18a側程狭
くなる6角錐台状(図1、図2参照)に形成してある。
前記鎖錠チャック部材10は、中空穴部18の周方向に
6個に分割されており(図2参照)、その外周面をカム
面C1に添う平面からなるチャック外摺接面C2として
形成し、その内周面を、第1、第2被連結部材1a,1
bを互いに連結した状態(図1)で突出部20aの基端
側部の外周面D1に添うチャック内摺接面D2に形成す
ると共に、前記鎖錠チャック部材10をその厚みが前記
突出部20aに対する入口18a側に近づくほど小さく
なる楔型に形成してある。更に上部側には、スプリング
台座部10bが形成されている。更に、連結蓋部材15
は、一般的な円柱形状物であると共に、連結棒16は埋
め込み状態の雌部2bにおける被連結部材1bに対して
アンカーとなるべき部材であって連結蓋部材15と一体
に形成してある。ここで第1図からも明らかなように、
雌部2b自体の組み付け状態においては、前述の鎖錠チ
ャック部材10はスプリング7の付勢力によって、受筒
部材14のカム面C1に押し付勢されているのである。
【0010】〔別実施例〕前記カム面C1と前記チャッ
ク外摺接面C2はそれぞれ横断面視で円弧状を呈する曲
面にする等、平面以外の面にする構成にしてもよい。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における鎖錠装置の縦断面図
【図2】実施例における鎖錠装置の横断面図
【図3】実施例における鎖錠装置の作用説明図
【図4】従来例における鎖錠装置の作動説明図
【図5】従来例における被連結部材の連結構成を示す説
明図
【符号の説明】
1a 第1被連結部材 1b 第2被連結部材 2a 雄部 2b 雌部 7 付勢部材 20a 突出部 14 受筒部材 10e 嵌入空間 10 鎖錠チャック部材 18 中空穴部 18a 入口 C1 カム面 C2 チャック外摺接面 D1 外周面 D2 チャック内摺接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−8481(JP,A) 特開 平2−209612(JP,A) 特開 昭53−11273(JP,A) 実開 昭57−44224(JP,U) 実開 昭58−146703(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2被連結部材(1a),(1b)
    を互いに連結するための雄部(2a)と雌部(2b)と
    を設け、前記雄部(2a)には、前記第1被連結部材
    (1a)側から前記第2被連結部材(1b)側に突出す
    る突出部(20a)を備え、前記雌部(2b)を構成す
    るに、前記突出部(20a)を嵌入させるための中空穴
    部(18)を備えた受筒部材(14)を、前記第2被連
    結部材(1b)に固定し、前記突出部(20a)が嵌入
    自在な嵌入空間(10e)を形成する鎖錠チャック部材
    (10)を、前記突出部(20a)の嵌入方向に移動自
    在に前記中空穴部(18)内に配置するとともに、その
    周方向に複数個に分割し、前記鎖錠チャック部材(1
    0)を前記突出部(20a)に対する入口(18a)側
    に付勢する付勢部材(7)を設け、前記中空穴部(1
    8)の内周を、前記突出部(20a)に対する入口(1
    8a)側程小径となるカム面(C1)に形成すると共
    に、前記鎖錠チャック部材(10)の外周面を、前記カ
    ム面(C1)に添うチャック外摺接面(C2)に形成し
    てある鎖錠装置であって、 前記カム面(C1)と前記チャック外摺接面(C2)
    を、ぞれぞれ縦断面視で直線状に形成すると共に、前記
    突出部(20a)の基端側部を先広がりに、且つその先
    端側部を先細りに形成し、前記鎖錠チャック部材(1
    0)の内周面を、前記第1、第2被連結部材を(1a),
    (1b)互いに連結した状態で前記基端側部の外周面
    (D1)に添うチャック内摺接面(D2)に形成すると
    共に、前記鎖錠チャック部材(10)をその厚みが前記
    突出部(20a)に対する入口(18a)側に近づくほ
    ど小さくなる楔型に形成してある鎖錠装置。
  2. 【請求項2】 前記チャック外摺接面(C2)を平面に
    形成すると共に、前記チャック内摺接面(D2)を前記
    突出部(20a)の嵌入方向に垂直な断面で円弧状を呈
    する曲面に形成してある請求項1記載の鎖錠装置。
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