JPH0637256Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0637256Y2
JPH0637256Y2 JP9183089U JP9183089U JPH0637256Y2 JP H0637256 Y2 JPH0637256 Y2 JP H0637256Y2 JP 9183089 U JP9183089 U JP 9183089U JP 9183089 U JP9183089 U JP 9183089U JP H0637256 Y2 JPH0637256 Y2 JP H0637256Y2
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JP
Japan
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pipe
stopper
tube
expanded diameter
protrusion
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JP9183089U
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JPH0330691U (ja
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昌和 西村
博明 入岡
亨 野田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軸方向に移動可能な受挿接合に係る伸縮自在
管継手に関し、詳細には挿口部が簡単に抜け出してしま
わない様に構成された管継手に関するものである。
[従来の技術] 第3,4図は挿口管20の抜け出し防止機構を備えた公知の
管継手を示し、第3図はある公知例に係る管継手の一部
断面説明図、第4図は他の公知例に係る管継手の一部側
面図である。第3図の例によれば、挿口管20の端部外周
には離脱防止リング2が嵌合固定され、該離脱防止リン
グ2は爪部2aが前記挿口管20の外周面に食込んで係止固
定される。尚上記離脱防止リング2の外周にはリング状
のパッキン1が配設され、また受口部20の端部内周側に
もパッキン3が配設される。従ってこの様な構造の管継
手は、挿口管20が破線20a,20bに示す如く管軸方向に沿
って移動自在であり、しかも挿口管20が抜出し方向へ過
剰に移動しようとしても離脱防止リング2が受口部10の
縮径部分10aの内周面で制止され(図中2′の位置に示
す)、挿口管20の先端は破線20aの位置で止まり受口拡
径部10から抜け出すのを防止できる。
また第4図に示す例においては、挿口管20及び受口管10
の各外周面に半割型の離脱防止把持具4,5を取付けてお
き、該離脱防止把持具4,5を架け渡して抜け止め用アー
ム6を配設し、該アーム6の一方端に形成された突部6a
と、離脱防止把持具4に突出して形成された突起4aが当
接される(破線6a′に示す)様に構成し、それによって
挿口管20が、受口部10Aより抜け出すのを防止する様に
なっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら第3図に示した管継手においては、受口管
10の先端内周面がテーパ面である為、挿口管20の抜け出
し方向に左右する引抜力が大きくなると、離脱防止リン
グ2が受口管10の先端内周面を押し拡げる様に挿口管20
から脱落してしまい、挿口管20の抜止め機能が全く失な
われてしまう恐れがある。また図の様な管継手構造の場
合離脱防止リング2の配設に当たっては、該リング2を
挿口管20の外周に取付けた状態で該挿口管20を受口管10
の先端側(図の右側)から挿入していくことはできな
い。そこで受口管10を図の如くソケット状短管にしてお
き、これを挿口管20の図示されない右側から被挿した
後、螺合部10′を図示しない雄ねじ付管に螺合するとい
う非常に複雑な手順を取らざるを得ず、当該螺合部での
水密性や機械的特性に問題が生じるという不都合に遭遇
する。
他方第4図に示す管継手の例においては強い引き抜き力
が作用しても、それに十分耐え得る抜け出し防止機能を
発揮することは一応可能である。しかしながら離脱防止
把持具4,5等多くの部品を使用しなければならず、また
施工時の工数も増えるため、部品コストのみならず、施
工コストも高いものになってしまう。
そこで本考案者らは上記問題点を解消でき、わずかな部
品と簡単な施工手段によって確実な抜け出し防止機能を
発揮することができる様な管継手を提供する目的で研究
を重ね、本考案を完成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成し得た本考案は、拡径受口部の先端面に
内フランジ状に突出したストッパーを一体的に形成する
と共に、該拡径受口部には前記ストッパーを含めて管軸
方向に延びた1本以上のスリットを形成し、他方挿口管
の管端部外周には管端側に平行部を残して挿口管の中央
方向に向かって漸次拡径するテーパ面を配設した突起部
を形成すると共に、該突起部の終端部には前記ストッパ
ーと当接係合して上記挿口接合用管の抜け出しを防止す
る段部が形成されてなる点を要旨とするものである。
[作用及び実施例] 第1図は本考案の代表的な実施例を示す一部破断側面図
であり、電気ケーブル保護用の合成樹脂製コルゲート管
における受挿接合用管継手を示す。第2図は第1図にお
ける拡径受口部10のII−II線断面矢視図である。
拡径受口部10にはパッキン1を嵌装するための環状溝部
11が形成されると共に、該拡径受口部10の先端面には内
径側へ突出した内フランジ状のストッパー12を一体的に
形成する。また該拡径受口部10には該ストッパー12を含
んで管軸長手方向に長さLaのスリット13を形成する。図
例では8本のスリット13を形成しているが、スリット数
は自由に選択できる。
他方挿口管20の外周には管端側に平行部を残し、平行部
の終端部から挿口管の中央部方向に向かって漸次拡径す
るテーパ面を配した突起部21が形成される。そして該突
起部21の最大拡径部分の終端には段部22が形成され、該
段部22の最大拡径部半径r0と前記ストッパー12の最内周
部の半径R1の寸法は、r0>R1となる様に形成され、互い
に当接して挿口管20の抜出しを止める係合幅aが確保さ
れている。従って拡径受口部10に挿口管20が嵌挿された
とき、挿口管20は長さlの範囲内で軸方向に移動可能で
あり、前記ストッパー12と段部22の当接によって挿口管
20の抜け出しが防止される。尚拡径受口部10の内面と挿
口管20の外面との間にはパッキン1が介装され、管内部
の密閉を保持できる様に構成されるので、上記長さlの
範囲内で挿口管20が移動するとき、突起部21がパッキン
1に当たってパッキン1を押出さない様に、上記の長さ
lを設定することが望ましい。この様な観点から挿口管
20の過剰挿入を防止する為の安全策として、過剰挿入が
あったときにストッパー12の外側端面に当接してそれ以
上の挿入を防止する立上り段部24を挿口管20の外周に形
成しておくことが好ましい。
拡径受口部10に挿口管20を挿設するに当たっては、スリ
ット13を形成した拡径受口部20の端部を突起部21によっ
て徐々に放射方向へ押し拡げて弾性的に変形させつつ、
ストッパー12を乗り越えさせる。このとき拡径受口部20
が押し拡げられる最大幅は前述した係合幅aになるの
で、拡径受口部20を構成する合成樹脂材料に合わせて、
スリット13の長さLa,幅Lb及び配設本数、並びに突起部2
1の係合幅aを設定し、受口拡径部20が破損しない様に
調整することができる。
[考案の効果] 本考案の管継手は以上の様に構成されているので、受挿
接合部分において軸方向への相互移動が可能であると共
に、挿口管の抜け出しを確実に防止することができる。
また管の接続作業は挿口管を押圧して拡径受口部に挿込
むだけの簡単な作業で良く、しかも他に特別の抜出し防
止部材を取付ける必要がないので、非常に経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す一部破断側面
図、第2図は第1図のII−II線断面矢視図、第3図は従
来の抜出し防止構造例を示す一部断面図、第4図は従来
の抜出し防止構造例を示す一部側面図である。 1,3…パッキン、2…離脱防止リング 4,5…離脱防止把持具 6…抜け止め用アーム 10…受口拡径部、11…環状溝部 12…ストッパー、13…スリット 20…挿口管、21…突起部 22…段部、23…凹部 24…立上がり段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−127314(JP,U) 実開 昭49−15518(JP,U) 実公 昭63−16950(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受挿接合用の管継手であって、拡径受口部
    の先端面に内フランジ状に突出したストッパーを一体的
    に形成すると共に、該拡径受口部には前記ストッパーを
    含めて管軸方向に延びた1本以上のスリットを形成し、
    他方挿口管の管端部外周には管端側に平行部を残して挿
    口管の中央方向に向かって漸次拡径するテーパ面を配設
    した突起部を形成すると共に、該突起部の終端部には前
    記ストッパーと当接係合して上記挿口接合用管の抜け出
    しを防止する段部が形成されてなることを特徴とする管
    継手。
JP9183089U 1989-08-03 1989-08-03 管継手 Expired - Lifetime JPH0637256Y2 (ja)

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JP9183089U JPH0637256Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 管継手

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JP9183089U JPH0637256Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 管継手

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Publication Number Publication Date
JPH0330691U JPH0330691U (ja) 1991-03-26
JPH0637256Y2 true JPH0637256Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=31641293

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FR2917150B1 (fr) * 2007-06-11 2013-09-27 Turbomeca Systeme de raccordement comprenant des moyens de fixation de securite
JP5234940B2 (ja) * 2008-08-18 2013-07-10 建東 張 管継手
JP6747874B2 (ja) * 2016-05-31 2020-08-26 積水化学工業株式会社 硬質樹脂管の接続構造及び接続方法

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