JP2730011B2 - 補修屋根 - Google Patents
補修屋根Info
- Publication number
- JP2730011B2 JP2730011B2 JP63099313A JP9931388A JP2730011B2 JP 2730011 B2 JP2730011 B2 JP 2730011B2 JP 63099313 A JP63099313 A JP 63099313A JP 9931388 A JP9931388 A JP 9931388A JP 2730011 B2 JP2730011 B2 JP 2730011B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- arc
- new
- valley
- curvature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既設の波形スレート屋根をそのままにし
て、その上から新設屋根を葺成することができる補修屋
根に関する。
て、その上から新設屋根を葺成することができる補修屋
根に関する。
従来より、波形状のスレートの屋根が存在している
が、これらが長期の使用により、老朽化したり、或いは
腐食したりして、雨水が室内に浸入するようになると、
新たな屋根に葺き替える必要が生じ、その既設屋根を撤
去して新たな屋根に葺き替えしていた。
が、これらが長期の使用により、老朽化したり、或いは
腐食したりして、雨水が室内に浸入するようになると、
新たな屋根に葺き替える必要が生じ、その既設屋根を撤
去して新たな屋根に葺き替えしていた。
この撤去に際しては、会社,工場では撤去時に塵埃等
がたちこめたり、取り外した溝板等種々の部品が落下し
たり、雨天の場合には室内が漏れるため、設備品、製品
等の保護のため、テント,天幕等を敷かなければなら
ず、さらには会社,工場等の仕事又は操業を一旦中断し
なければならず、会社,工場に与える損失、損害も甚大
であった。また、体育館では、その床面は、雨に漏れる
と競技中等にスリップ事故が多発したり、或いはその床
面が反ったりして、公式競技が不可能になること等から
天幕等を敷くことは必須であった。
がたちこめたり、取り外した溝板等種々の部品が落下し
たり、雨天の場合には室内が漏れるため、設備品、製品
等の保護のため、テント,天幕等を敷かなければなら
ず、さらには会社,工場等の仕事又は操業を一旦中断し
なければならず、会社,工場に与える損失、損害も甚大
であった。また、体育館では、その床面は、雨に漏れる
と競技中等にスリップ事故が多発したり、或いはその床
面が反ったりして、公式競技が不可能になること等から
天幕等を敷くことは必須であった。
また、一般住宅においては、居住のまま葺き替え作業
を行うと、雨に降られる可能性もあって、撤去した箇所
は、その日の内に新たな屋根葺成を行わなければなら
ず、作業に一貫性がなく、面倒で作業能率が悪い欠点が
あった。
を行うと、雨に降られる可能性もあって、撤去した箇所
は、その日の内に新たな屋根葺成を行わなければなら
ず、作業に一貫性がなく、面倒で作業能率が悪い欠点が
あった。
何れの場合にも、既設屋根の撤去に手間と時間を要
し、さらには会社,工場等の業務,作業等を停止させる
のみならず、新たな屋根に葺き替えるのに施工日数が増
加し、施工費が割高になる等の欠点があった。
し、さらには会社,工場等の業務,作業等を停止させる
のみならず、新たな屋根に葺き替えるのに施工日数が増
加し、施工費が割高になる等の欠点があった。
そこで本発明は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その発明を、円弧状の谷部と円弧状の山
部とが交互に連続する既設の波形スレート屋根の谷部に
対し、弧状支持底部の曲率を前記波形スレート屋根の谷
部の曲率と略同等とした支持具を所定間隔において固着
し、円弧状底部と山形部とを有し、且つその円弧状底部
の曲率を前記波形スレート屋根の谷部の曲率よりも小さ
く形成し、幅方向の両端に連結用屈曲部を形成した新設
屋根板の円弧状底部を、波形スレート屋根の谷部に載置
して新設屋根を波形スレート屋根上に併設し、隣接する
新設屋根板の対向する連結用屈曲部を前記支持具にそれ
ぞれ連結して新設屋根を葺成した補修屋根したことによ
り、既設の波形スレート屋根をそのままにして、その上
から新設屋根を葺成することができ、前記課題を解決し
たものである。
を重ねた結果、その発明を、円弧状の谷部と円弧状の山
部とが交互に連続する既設の波形スレート屋根の谷部に
対し、弧状支持底部の曲率を前記波形スレート屋根の谷
部の曲率と略同等とした支持具を所定間隔において固着
し、円弧状底部と山形部とを有し、且つその円弧状底部
の曲率を前記波形スレート屋根の谷部の曲率よりも小さ
く形成し、幅方向の両端に連結用屈曲部を形成した新設
屋根板の円弧状底部を、波形スレート屋根の谷部に載置
して新設屋根を波形スレート屋根上に併設し、隣接する
新設屋根板の対向する連結用屈曲部を前記支持具にそれ
ぞれ連結して新設屋根を葺成した補修屋根したことによ
り、既設の波形スレート屋根をそのままにして、その上
から新設屋根を葺成することができ、前記課題を解決し
たものである。
以下、本発明の実施例を第1図乃至第7図に基づいて
説明する。
説明する。
Aは既設の波形スレート屋根であって、スレート材に
より形成され、円弧状の山部1と円弧状の谷部2とが交
互に略サインカーブ状をなして連続形成されている。こ
こで、山部1と谷部2とは、第2図に示すように中立軸
c−cの上側を山部1、下側を谷部2と称する。
より形成され、円弧状の山部1と円弧状の谷部2とが交
互に略サインカーブ状をなして連続形成されている。こ
こで、山部1と谷部2とは、第2図に示すように中立軸
c−cの上側を山部1、下側を谷部2と称する。
Bは新設屋根であって、複数の新設屋根板B1より構成
されている。該新設屋根板B1は、山形部3と円弧状底部
4とが交互に連続形成され、且つその最外端側の山形部
3の頂部箇所外端より連結用屈曲部5,5が形成されてい
る(第3図参照)。
されている。該新設屋根板B1は、山形部3と円弧状底部
4とが交互に連続形成され、且つその最外端側の山形部
3の頂部箇所外端より連結用屈曲部5,5が形成されてい
る(第3図参照)。
前記新設屋根板B1は、第2図,第3図に示すように、
左右の略半分のものも入れて3つの山形部3,3,…より構
成され、その両外側の山形部3,3の頂部箇所より連結用
屈曲部5,5が形成された実施例の他に、第5図に示すよ
うに4つ以上の山形部3,3,…より構成されることもあ
る。この場合も、その両外側の山形部3,3は中央側の約
半分程度の分割した形状をなしている。また、円弧状底
部4は、第2図に示すように、その曲率R1が既設の波形
スレート屋根Aの谷部2の曲率R2よりも小さくなるよう
に形成されている。具体的には、円弧状底部4の略中心
箇所が谷部2の表面に接触可能となっている。また、山
形部3は、波形スレート屋根Aの山部1よりも高く形成
されており、新設屋根板B1の山形部3を下方に押圧する
ことによって山形部3が外方に開き、図示するように円
弧状底部4が谷部2の中心箇所に接触することができる
ように構成されている。
左右の略半分のものも入れて3つの山形部3,3,…より構
成され、その両外側の山形部3,3の頂部箇所より連結用
屈曲部5,5が形成された実施例の他に、第5図に示すよ
うに4つ以上の山形部3,3,…より構成されることもあ
る。この場合も、その両外側の山形部3,3は中央側の約
半分程度の分割した形状をなしている。また、円弧状底
部4は、第2図に示すように、その曲率R1が既設の波形
スレート屋根Aの谷部2の曲率R2よりも小さくなるよう
に形成されている。具体的には、円弧状底部4の略中心
箇所が谷部2の表面に接触可能となっている。また、山
形部3は、波形スレート屋根Aの山部1よりも高く形成
されており、新設屋根板B1の山形部3を下方に押圧する
ことによって山形部3が外方に開き、図示するように円
弧状底部4が谷部2の中心箇所に接触することができる
ように構成されている。
或いは、山形部3が僅かに外方に開き気味のときに
は、後述する支持具Cに新設屋根板B1を取り付けること
により、山形部3が適当に幅方向に縮められ、円弧状底
部4が谷部2に接触することができる。
は、後述する支持具Cに新設屋根板B1を取り付けること
により、山形部3が適当に幅方向に縮められ、円弧状底
部4が谷部2に接触することができる。
連結用屈曲部5は、水平状片5aの外端より立上り片5b
が形成され、該立上り片5bの上端より内方下向きに傾斜
片5cが形成されている。該傾斜片5cの下端より立上り片
5b側に折り返し端縁5dが形成されている。
が形成され、該立上り片5bの上端より内方下向きに傾斜
片5cが形成されている。該傾斜片5cの下端より立上り片
5b側に折り返し端縁5dが形成されている。
B2はキャップ材であり、上面部6の幅方向両端に嵌合
部7が形成されている。
部7が形成されている。
Cは支持具であって、支持上部8と支持下部9とより
構成されている。支持上部8は、断面偏平谷形の弧状支
持底部8aの幅方向両端より立上り側部8b,8bが形成さ
れ、該立上り側部8b,8bの上端より外方下向きに舌片8c,
8cが形成されている。その立上り側部8b,8bの前後方向
の両端より外方に折り返し片8d,8dが形成されている。
その支持下部9は、断面偏平谷形の弧状支持底部9aの幅
方向両端より支持側部9b,9bが形成され、該支持側部9b,
9bの上端より外方に、水平状の支持頂部9c,9cが屈曲形
成されている。この弧状支持底部8a,9aは、略同等の曲
率半径をなし、且つ前記既設の波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率半径と同等又はこれより僅かに小径となるよ
うに構成されている。
構成されている。支持上部8は、断面偏平谷形の弧状支
持底部8aの幅方向両端より立上り側部8b,8bが形成さ
れ、該立上り側部8b,8bの上端より外方下向きに舌片8c,
8cが形成されている。その立上り側部8b,8bの前後方向
の両端より外方に折り返し片8d,8dが形成されている。
その支持下部9は、断面偏平谷形の弧状支持底部9aの幅
方向両端より支持側部9b,9bが形成され、該支持側部9b,
9bの上端より外方に、水平状の支持頂部9c,9cが屈曲形
成されている。この弧状支持底部8a,9aは、略同等の曲
率半径をなし、且つ前記既設の波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率半径と同等又はこれより僅かに小径となるよ
うに構成されている。
そして支持上部8は支持下部9の内部に内装され、支
持下部9の支持側部9b,9bが、支持下部9の立上り側部8
b,8bに形成された折り返し片8d,8dにて係止されて、双
方が重合状態に設けられている。このとき、その支持下
部9の立上り側部8b,8bは、その上半分が上方に露出し
ている。このように構成されるのは、下地となる既設の
波形スレート屋根Aは、所定長さで、これが長手方向
(例えば、軒先側から棟側)に、複数が端部で重合され
つつ、取り付けられているが、実際には、その長手方向
の単位スレート屋根板をみると、蛇行して取りつけられ
ており、この蛇行を補正するために、支持下部9に対し
て支持上部8の立上り側部8b,8bの上方及び舌片8c,8cが
適宜左右方向にずれるようにして取付可能に設けられて
いるものである。
持下部9の支持側部9b,9bが、支持下部9の立上り側部8
b,8bに形成された折り返し片8d,8dにて係止されて、双
方が重合状態に設けられている。このとき、その支持下
部9の立上り側部8b,8bは、その上半分が上方に露出し
ている。このように構成されるのは、下地となる既設の
波形スレート屋根Aは、所定長さで、これが長手方向
(例えば、軒先側から棟側)に、複数が端部で重合され
つつ、取り付けられているが、実際には、その長手方向
の単位スレート屋根板をみると、蛇行して取りつけられ
ており、この蛇行を補正するために、支持下部9に対し
て支持上部8の立上り側部8b,8bの上方及び舌片8c,8cが
適宜左右方向にずれるようにして取付可能に設けられて
いるものである。
まず、支持具Cが、既設の波形スレート屋根Aの谷部
2に、同屋根の軸方向に所定間隔をおいて載置され、且
つ母屋等の構造材10の略直上に位置し、その支持具Cの
弧状支持底部8a,9aがドリルビス等の固着具11にて構造
材10に固着されている。
2に、同屋根の軸方向に所定間隔をおいて載置され、且
つ母屋等の構造材10の略直上に位置し、その支持具Cの
弧状支持底部8a,9aがドリルビス等の固着具11にて構造
材10に固着されている。
次いで新設屋根板B1が、隣接する支持具C,C間に載置
され、円弧状底部4が谷部2の表面上に接触する。即
ち、山形部3を隔てて隣接する円弧状底部4,4の間隔が
これらに対応する波形スレート屋根Aの谷部2,2の間隔
と等しくない場合に、隣接する支持具C,Cによって山形
部3が幅方向に縮められたり、或いは広げられたりし
て、円弧状底部4が谷部2に接触できる構成となってい
る。
され、円弧状底部4が谷部2の表面上に接触する。即
ち、山形部3を隔てて隣接する円弧状底部4,4の間隔が
これらに対応する波形スレート屋根Aの谷部2,2の間隔
と等しくない場合に、隣接する支持具C,Cによって山形
部3が幅方向に縮められたり、或いは広げられたりし
て、円弧状底部4が谷部2に接触できる構成となってい
る。
本発明においては、円弧状の谷部2と円弧状の山部1
とが交互に連続する既設の波形スレート屋根Aの谷部2
に対し、弧状支持底部9aの曲率を前記波形スレート屋根
Aの谷部2の曲率と略同等とした支持具Cを所定間隔を
おいて固着し、円弧状底部4と山形部3とを有し、且つ
その円弧状底部4の曲率を前記波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率よりも小さく形成し、幅方向の両端に連結用
屈曲部5,5を形成した新設屋根板B1の円弧状底部4を、
波形スレート屋根Aの谷部2に載置して新設屋根板B1を
波形スレート屋根A上に併設し、隣接する新設屋根板
B1,B1の対向する連結用屈曲部5,5を前記支持具Cにそれ
ぞれ連結して新設屋根Bを葺成した補修屋根としたこと
により、まず第1に円弧状底部4が既設の波形スレート
屋根Aの谷部2の当接し、強固な新設屋根Bとすること
ができ、第2に断熱効果に勝れ、第3に既設の波形スレ
ート屋根Aを撤去する必要がない等の効果を奏する。
とが交互に連続する既設の波形スレート屋根Aの谷部2
に対し、弧状支持底部9aの曲率を前記波形スレート屋根
Aの谷部2の曲率と略同等とした支持具Cを所定間隔を
おいて固着し、円弧状底部4と山形部3とを有し、且つ
その円弧状底部4の曲率を前記波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率よりも小さく形成し、幅方向の両端に連結用
屈曲部5,5を形成した新設屋根板B1の円弧状底部4を、
波形スレート屋根Aの谷部2に載置して新設屋根板B1を
波形スレート屋根A上に併設し、隣接する新設屋根板
B1,B1の対向する連結用屈曲部5,5を前記支持具Cにそれ
ぞれ連結して新設屋根Bを葺成した補修屋根としたこと
により、まず第1に円弧状底部4が既設の波形スレート
屋根Aの谷部2の当接し、強固な新設屋根Bとすること
ができ、第2に断熱効果に勝れ、第3に既設の波形スレ
ート屋根Aを撤去する必要がない等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、その新設屋
根板B1の円弧状底部4と山形部3とを有しているため、
新設屋根板B1は、幅方向に適宜伸縮可能となり、幅調整
可能に設けられているし、また、新設屋根Bの新設屋根
板B1の円弧状底部4の曲率は、その既設の波形スレート
屋根Aの谷部2の曲率よりも小さいことから、前述のよ
うに伸縮可能であると、円弧状底部4は幅方向にズレて
も、円弧状底部4の位置は、既設の波形スレート屋根A
の底部2内の何れかの位置となり、その円弧状底部4の
下面が谷部2上に接触するようになり、波形スレート屋
根Aの老朽化が進んで、且つ波形スレート屋根Aが脆い
状態になったとしても、その波形スレート屋根Aを破損
しにくく、強固にできる効果がある。
根板B1の円弧状底部4と山形部3とを有しているため、
新設屋根板B1は、幅方向に適宜伸縮可能となり、幅調整
可能に設けられているし、また、新設屋根Bの新設屋根
板B1の円弧状底部4の曲率は、その既設の波形スレート
屋根Aの谷部2の曲率よりも小さいことから、前述のよ
うに伸縮可能であると、円弧状底部4は幅方向にズレて
も、円弧状底部4の位置は、既設の波形スレート屋根A
の底部2内の何れかの位置となり、その円弧状底部4の
下面が谷部2上に接触するようになり、波形スレート屋
根Aの老朽化が進んで、且つ波形スレート屋根Aが脆い
状態になったとしても、その波形スレート屋根Aを破損
しにくく、強固にできる効果がある。
即ち、新設屋根板B1の円弧状底部4と山形部3とが形
成されていることと、新設屋根Bの新設屋根板B1の円弧
状底部4の曲率は、その既設の波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率よりも小さいこととが相乗的に作用して、ス
レート等の既設の波形スレート屋根Aの谷部2の葺成ピ
ッチが多少ずれていることがあっても、新設屋根板B1の
円弧状底部4下面全長に亘って、波形スレート屋根Aの
谷部2上に葺成でき、極めて整然として葺成できるのみ
ならず、強固に葺成できる効果がある。
成されていることと、新設屋根Bの新設屋根板B1の円弧
状底部4の曲率は、その既設の波形スレート屋根Aの谷
部2の曲率よりも小さいこととが相乗的に作用して、ス
レート等の既設の波形スレート屋根Aの谷部2の葺成ピ
ッチが多少ずれていることがあっても、新設屋根板B1の
円弧状底部4下面全長に亘って、波形スレート屋根Aの
谷部2上に葺成でき、極めて整然として葺成できるのみ
ならず、強固に葺成できる効果がある。
さらに、弧状支持底部9aの曲率を前記波形スレート屋
根Aの谷部2の曲率と略同等とした支持具Cを、既設の
波形スレート屋根の谷部に対し所定間隔をおいて固着
し、前記支持具Cに対して、隣接する新設屋根板B1,B1
の対向する連結用屈曲部5,5をそれぞれ連結したことに
より、前記支持具Cが新設屋根板B1を支持することによ
り、安定した取付ができる利点がある。
根Aの谷部2の曲率と略同等とした支持具Cを、既設の
波形スレート屋根の谷部に対し所定間隔をおいて固着
し、前記支持具Cに対して、隣接する新設屋根板B1,B1
の対向する連結用屈曲部5,5をそれぞれ連結したことに
より、前記支持具Cが新設屋根板B1を支持することによ
り、安定した取付ができる利点がある。
以上のように、老朽化して極めて脆くなった既設の波
形スレート屋根Aをそのままにしつつ、新設屋根Bを簡
易且つ迅速に施工でき、しかも、その老朽化した波形ス
レート屋根Aの破損を防止した所に最大の効果がある。
形スレート屋根Aをそのままにしつつ、新設屋根Bを簡
易且つ迅速に施工でき、しかも、その老朽化した波形ス
レート屋根Aの破損を防止した所に最大の効果がある。
また、第6図,第7図に示すように、その新設屋根板
B1の円弧状底部4と山形部3との幅方向ピッチが異なっ
ても、即ち、既設の波形スレート屋根Aの谷部2と山部
1とのピッチよりも新設屋根板B1の円弧状底部4と山形
部3とのピッチが小さく形成されても(第6図参照)、
葺成時に広げるようにして葺成できるし、また、既設の
波形スレート屋根Aの谷部2と山部1とのピッチよりも
新設屋根板B1の円弧状底部4と山形部3とのピッチが大
きく形成されても(第7図参照)、葺成時に圧縮するよ
うにして葺成できる利点があり、下側の既設の波形スレ
ート屋根Aの任意のピッチに対応できる。
B1の円弧状底部4と山形部3との幅方向ピッチが異なっ
ても、即ち、既設の波形スレート屋根Aの谷部2と山部
1とのピッチよりも新設屋根板B1の円弧状底部4と山形
部3とのピッチが小さく形成されても(第6図参照)、
葺成時に広げるようにして葺成できるし、また、既設の
波形スレート屋根Aの谷部2と山部1とのピッチよりも
新設屋根板B1の円弧状底部4と山形部3とのピッチが大
きく形成されても(第7図参照)、葺成時に圧縮するよ
うにして葺成できる利点があり、下側の既設の波形スレ
ート屋根Aの任意のピッチに対応できる。
また、波形スレート屋根Aの上に新設屋根Bを敷設す
ることで、その間に空隙部が形成されると、これが断熱
層の役割をなし、断熱性能を向上させ、結露発生を最小
限にできる効果も奏する。
ることで、その間に空隙部が形成されると、これが断熱
層の役割をなし、断熱性能を向上させ、結露発生を最小
限にできる効果も奏する。
さらに、本発明では、既設の波形スレート屋根Aをそ
のままにして補修(改修)するため、建築物(工場,会
社,体育館等)の機能を損なうことなく施工できる利点
も当然に奏する。
のままにして補修(改修)するため、建築物(工場,会
社,体育館等)の機能を損なうことなく施工できる利点
も当然に奏する。
また、新設屋根Bは、種々のものが選択でき、屋根イ
メージを従来とは全く変わったものにできることの効果
も大きい。
メージを従来とは全く変わったものにできることの効果
も大きい。
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の略示平面図、第2図は第1図のII−II矢視断
面図、第3図は新設屋根板の斜視図、第4図は支持具の
斜視図、第5図は新設屋根板の別の実施例の正面図、第
6図,第7図は本発明を構成する新設屋根板の作用状態
を示す正面図である。 A……波形スレート屋根、1……山部、 2……谷部、B……新設屋根、 B1……新設屋根板、3……山形部、 4……円弧状底部、5……連結用屈曲部、 C……支持具。
は本発明の略示平面図、第2図は第1図のII−II矢視断
面図、第3図は新設屋根板の斜視図、第4図は支持具の
斜視図、第5図は新設屋根板の別の実施例の正面図、第
6図,第7図は本発明を構成する新設屋根板の作用状態
を示す正面図である。 A……波形スレート屋根、1……山部、 2……谷部、B……新設屋根、 B1……新設屋根板、3……山形部、 4……円弧状底部、5……連結用屈曲部、 C……支持具。
Claims (1)
- 【請求項1】円弧状の谷部と円弧状の山部とが交互に連
続する既設の波形スレート屋根の谷部に対し、弧状支持
底部の曲率を前記波形スレート屋根の谷部の曲率と略同
等とした支持具を所定間隔をおいて固着し、円弧状底部
と山形部とを有し、且つその円弧状底部の曲率を前記波
形スレート屋根の谷部の曲率よりも小さく形成し、幅方
向の両端に連結用屈曲部を形成した新設屋根板の円弧状
底部を、波形スレート屋根の谷部に載置して新設屋根板
を波形スレート屋根上に併設し、隣接する新設屋根板の
対向する連結用屈曲部を前記支持具にそれぞれ連結して
新設屋根を葺成したことを特徴とした補修屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099313A JP2730011B2 (ja) | 1988-04-23 | 1988-04-23 | 補修屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099313A JP2730011B2 (ja) | 1988-04-23 | 1988-04-23 | 補修屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01271567A JPH01271567A (ja) | 1989-10-30 |
JP2730011B2 true JP2730011B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=14244150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63099313A Expired - Lifetime JP2730011B2 (ja) | 1988-04-23 | 1988-04-23 | 補修屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2730011B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016070038A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 屋根構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513851Y2 (ja) * | 1985-12-26 | 1993-04-13 |
-
1988
- 1988-04-23 JP JP63099313A patent/JP2730011B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01271567A (ja) | 1989-10-30 |
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