JP2728681B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JP2728681B2
JP2728681B2 JP63163930A JP16393088A JP2728681B2 JP 2728681 B2 JP2728681 B2 JP 2728681B2 JP 63163930 A JP63163930 A JP 63163930A JP 16393088 A JP16393088 A JP 16393088A JP 2728681 B2 JP2728681 B2 JP 2728681B2
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和巳 村田
宏治 森
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Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば銀行券の入金処理等を行なう紙葉類
処理装置に関し、特に装置のエラー状態を表示する紙葉
類処理装置に関する。
(従来の技術) この種の紙葉類処理装置として従来から種々のものが
考案されており、例えば銀行券の種類を鑑査判別して入
金処理を行なう紙葉類処理装置が実用化されている。こ
のような紙葉類処理装置は、供給される銀行券の種類を
鑑査判別した後、対応する収納部に区分収納するように
なっている。したがって、処理中にある収納部が満杯状
態になると、他の収納部が空の状態にあっても、この満
杯状態の収納部を取替えなければ、次の入金処理が行な
うことができないものであった。
ところで、このような紙葉類処理装置では、装置の機
能的故障によるエラー、オペレータの操作ミスによるエ
ラー等、装置に起きたエラーを表示部等に表示するよう
にしている。このエラー表示は、例えば装置に起きたエ
ラーの回数順等のデータを、一括して表示しているもの
である。しかしながら、このようなエラーデータの表示
は、生じたエラーの重要性や、その頻度ついては無関係
に表示するものであった。例えば、収納部、金庫等の異
常で直接装置の性能に影響のあるエラーと、オペレータ
の操作ミスによるエラーとでは、保守点検時に作業員に
注意を促すエラーの重要性が異なるものである。また、
頻繁に生じるエラーに対しても、注意を要するエラーデ
ータを識別するのに時間を要するものであった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように装置に生じる各種のエラー
が、そのエラーの重要性、頻度に無関係に表示して、保
守点検時に注意を要するエラーデータが容易に識別でき
ないという問題を解決するためのもので、前記紙葉類処
理装置に生じて表示されるエラーデータのうち、エラー
の重要性、頻度に対応して注意を要するエラーデータを
保守点検時に容易に識別することができる紙葉類処理装
置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の紙葉類処理装置は、供給される紙葉類の種
類を鑑査してこの鑑査結果に基づき前記紙葉類を所定の
収納部に収納する紙葉類処理装置に於いて、前記装置に
起こり得るエラーをそのエラーの内容を示すエラーコー
ドと、そのエラーの重要性のレベルを示す識別データと
ともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
装置のエラー発生状態の出力時、前記記憶手段に記憶さ
れた識別データに基づいてそれぞれのエラーコードを異
なった形態で出力する出力手段とから構成されている。
この発明の紙葉類処理装置は、供給される紙葉類の種
類を鑑査してこの鑑査結果に基づき前記紙葉類を所定の
収納部に収納する紙葉類処理装置に於いて、前記装置に
起こり得るエラーをそのエラーの内容を示すエラーコー
ドと、そのエラーの重要性のレベルに応じて出力が必要
なレベルと出力を必要としないレベルとを示す識別デー
タとともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた装置のエラー発生状態の出力時、前記記憶手段に記
憶された識別データに基づいて出力を必要とするレベル
のエラーコードを識別データに応じて異なった形態で出
力する出力手段とから構成されている。
この発明の紙葉類処理装置は、供給される紙葉類の種
類を鑑査してこの鑑査結果に基づき前記紙葉類を所定の
収納部に収納する紙葉類処理装置に於いて、前記装置に
起こり得るエラーをそのエラーの内容を示すエラーコー
ドと、そのエラーの重要性のレベルを示す識別データと
ともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
装置のエラー発生状態の出力時、前記記憶手段に記憶さ
れた識別データに基づいてそれぞれのエラーコードを異
なった形態で出力する出力手段と、前記装置の操作部に
設けられ、前記エラーコードに対する識別データを変更
する手段とから構成されている。
(作用) 装置に起こり得るエラーのうち、保守点検時に注意を
要するものあるいは表示出力が必要なもの、すなわちエ
ラーの重要性、頻度に対応させて、エラーコードやエラ
ーの回数を予め設定しておく。それと共に、エラーデー
タが表示される表示部に、注意を要するあるいは表示出
力が必要なエラーコードや回数が表示される場合、記号
を付したり、表示されるデータの色を代えることによ
り、他のエラーの表示とは容易に識別できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は本発明に係る紙葉類処理装置、
例えば銀行券の入金処理などを行なう紙葉類処理装置を
示すものである。すなわち、この紙葉類処理装置は、供
給される銀行券の金種(種類)、真偽、その他の鑑査判
別および計数を行なう銀行券計数部1と、鑑査判別およ
び計数を行なった銀行券を収納金庫に区分収納する銀行
券収納部2とからなっていて、これらは上下に重合させ
た状態で連結しており、必要に応じて銀行券計数部1と
銀行券収納部2とは分離することができる構造になって
いる。
銀行券計数部1の前面には、多数枚の銀行券P…を積
層状態で供給する供給部3が設けられており、この供給
部3の上方には銀行券P…を押圧する上下動可能な押え
部材4が設けられている。
銀行券計数部1の上部には、後述する鑑査部25で判別
された銀行券Pを判別結果に基づきそれぞれ区分集積す
るオープンポケット5,6,7,8が設けられている。オープ
ンポケット5,6,7,8には、区分集積された銀行券Pの取
出しが容易に行なえるように中央部が切欠れ、かつ開閉
自在なカバー9,10,11,12が設けられている。なお、オー
プンポケット5はリジェクト用である。
銀行券計数部1の上部左右端部には、それぞれ操作部
13,14が設けられている。操作部13は、動作の開始、停
止、係員番号の入力などを行なうためのものである。操
作部14は、操作部13の一部の機能、すなわち動作の開
始、停止などを行なう主要スイッチをそのまま左側に設
けた別体の操作部である。これにより、操作部13,14
は、紙葉類処理装置に対して左右2人の係員が操作でき
るようになっている。なお、操作部14には、損券レベル
(銀行券の汚損、破損、テープ貼付など)の程度を設定
するための10段階のロータリスイッチ(図示しない)が
備えられている。
銀行券計数部1には、小型のプリンタ15が電気的に接
続されていて、処理データなどをプリントアウトできる
ようになっている。
銀行券計数部1の最上部には、表示装置16が設けられ
ている。表示装置16は、枚数、金額、異常などの表示を
行なう表示部と、計数、表裏、正損、収納、金種、入
金、整理、手元金収納およびポケット指定などのモード
を設定するスイッチとで構成されており、操作する係員
の方向へ首振りできるように構成されている。
なお、17は銀行券計数部1の前面に設けられ、券詰ま
りを生じたとき、または清掃のために機構部分を引出す
ときに使用する把手、18は銀行券収納部2の前面に設け
られ、後述する一時集積部32の引出し用の把手、19は銀
行券収納部2の前面に設けられ、後述する金庫部38の引
出し用の把手、20,21は後述する電磁ロック機構43,44を
解除するために設けられた鍵の目隠し用小扉である。
次に、内部構造を第2図を用いて詳細に説明する。供
給部3の下部には、セットされた銀行券Pと当接して摩
擦力により銀行券Pを1枚ずつ取出す取出ローラ22が設
けられていて、この取出ローラ22によって取出された銀
行券Pは、ベルトおよびローラによって構成される搬送
路23で搬送される。搬送路23の始端部には、取出された
銀行券Pが2枚取りされているか否かを検出するための
厚さ検知部24と、搬送される銀行券Pに対する金種、真
偽、正損、表裏などの判別および計数を行なうための鑑
査部25が設けられている。鑑査部25は、例えば光学的お
よび磁気的な検知装置を用いている。
搬送路23は、鑑査部25より下流側で、オープンポケッ
ト5,6,7,8へ銀行券Pを搬送する搬送路26と、後述する
収納金庫へ銀行券Pを搬送する搬送路27とに分岐してお
り、この分岐部には銀行券Pを振分ける区分ゲート28が
設けられている。搬送路26には、オープンポケット5,6,
7,8へ銀行券Pを振分けるための区分ゲート29…が設け
られている。そして、搬送路23,26,27には、発光素子と
受光素子とからなり、銀行券Pの通過を検知する検知器
30が複数設けられている。
搬送路27には、区分ゲート31…が設けられており、銀
行券Pはこの区分ゲート31…によって振分けられ、一時
集積部32の一時集積庫33,34,35にそれぞれ一時集積され
るようになっている。一時集積庫33,34,35の上部には、
それぞれ対応して上下動可能なプッシャ36…が設けら
れ、下部にはそれぞれ対応してシャッタ37…が設けられ
ていて、シャッタ37が開くとともにプッシャ36が下降す
ることにより、一時集積庫33,34,35内に一時集積されて
いる銀行券P…を、金庫部38にそれぞれ対応して設けら
れた収納金庫39,40,41へ強制的に押込むようになってい
る。そして、プッシャ36の上昇時には、収納金庫39,40,
41に設けられた回動可能な爪42によって押込まれた銀行
券P…が逆戻りしないよう収納される。プッシャ36が上
昇するとシャッタ37が閉じられ、初期状態に復帰するよ
うに構成されている。
なお、43は一時集積部32引出し用の電磁ロック機構、
44は金庫部38引出し用の電磁ロック機構であり、それぞ
れ必要に応じて動作し、引出し可能時期を限定できるよ
うになっている。
一時集積庫33,34,35には、発光素子と受光素子とから
なり、内部に銀行券Pがあるか否かを検知する検知器4
5,46,47がそれぞれ設けられている。検知器45,46,47の
上方には、プッシャ36が動作したか否かを検知するマイ
クロスイッチ48,49,50が設けられている。収納金庫39,4
0,41には、発光素子と受光素子とからなり、内部に銀行
券Pがあるか否かを検知する検知器51,52,53がそれぞれ
設けられている。
第3図は銀行券収納部2における一時集積部32および
金庫部38を保持する可動部分を示すものである。すなわ
ち、一時集積部32は、電磁ロック機構43を解除動作させ
ることにより、スライドレール54に沿って矢印X1方向へ
引出しが可能となり、各一時集積庫33,34,35に一時集積
された銀行券Pを手で取出すことができるようになって
いる。
一時集積部32が矢印X1方向に引出されているとき、一
時集積部32の上方に位置して銀行券Pを送り込む搬送部
55は、スライドレール56に沿って矢印X2方向へ引出し可
能になっており、引出した後、搬送路27の上部を形成す
る上部搬送ユニット57を第1の支点58を中心に矢印X3で
示す反時計方向へ、ついで第2の支点59を中心に矢印X4
で示す時計方向へ回動させることにより、搬送部55に詰
りを生じた銀行券Pの除去が可能となり、かつ検知器30
などの掃除も容易に行なうことができるように構成され
ている。
収納金庫39,40,41を有する金庫部38は、電磁ロック機
構44を解除動作させることにより、スライドレール60に
沿って矢印X5方向へ引出しが可能となっている。金庫部
38を引出すことにより、収納金庫39,40,41に設けられて
いる蓋体61,62,63は、それぞれ時計方向に回動して収納
金庫39,40,41の入口部を自動的に閉塞するように構成さ
れている。なお、収納金庫39,40,41は、金庫部38を引出
した後に上方へ取出し得るようになっている。
金庫部38は、さらに第4図および第5図に示すように
構成されている。すなわち、収納金庫39,40,41は、内側
にバックアップ体64,65,66を有しており、これらバック
アップ体64,65,66は図示しないスライド軸に支持されて
上下移動するようになっている。バックアップ体64,65,
66は、駆動部材67,68,69によって駆動されるもので、こ
れら駆動部材67,68,69にはマグネット70,71,72が設けら
れているとともに、金庫部38側にはリードスイッチ73,7
4,75が設けられている。そして、各リードスイッチ73,7
4,75は、収納金庫39,40,41がほぼ空のときマグネット7
0,71,72によってオンされるように配置されている。収
納金庫39,40,41の下方には、マグネット76,77,78が設け
られているとともに、これらと対応する金庫部38側には
リードスイッチ79,80,81が設けられており、各収納金庫
39,40,41が正しくセットされたとき、マグネット76,77,
78によってリードスイッチ79,80,81がオンされるように
配置されている。そして、リードスイッチ73,74,75がオ
ンで、かつリードスイッチ79,80,81がオンのとき、各収
納金庫39,40,41は正しくセットされていると判定される
ようになっている。
金庫部38の上面には、収納金庫39,40,41にそれぞれ対
応して表示器(発光ダイオード)82,83,84が設けられて
おり、収納金庫39,40,41が正しくセットされているとき
に点灯するようになっている。したがって、第4図に示
すように、例えば収納金庫39内には銀行券Pが収納され
ているので、リードスイッチ73はオンとならず、表示器
82は点灯しない。第5図に示すように、収納金庫39内が
空で、収納金庫39が正しくセットされているときは、表
示器82は点灯する。係員は、収納金庫の交換を行なうと
きには、金庫部38を第6図に示すように引出して、各収
納金庫39,40,41の交換を行なう。このとき、表示器82,8
3,84が点灯していなければ、収納金庫39,40,41のセット
が正しくなかったことが直ちに判別できる。
次に、前記シャッタ37について第7図を参照して説明
する。シャッタ37は、プレート85と86とから構成されて
おり、プレート85はスライドレール87,88によって支持
されている。プレート86も、図示しないがスライドレー
ルによって支持されている。プレート85,86の各端部
は、開閉部材89,90の各端部にそれぞれ支持されてい
る。開閉部材89,90は、互いに中央で軸支し合ってい
て、互いに逆方向に連動して回動するようになってい
る。そして、開閉部材90およびプレート85の端部は、そ
れぞれスプリング91,92によって矢印A方向へ付勢され
ている。なお、第7図に示した状態はシャッタ37が閉じ
ている状態であり、プレート85が矢印A方向に移動する
と、プレート86が連動して逆方向に移動する。開閉部材
89,90は、モータ93によって回転させられているローラ9
4によって付勢されて開閉動作を行ない、矢印B方向に
回転しているローラ94が図中位置から外れるとスプリン
グ91,92の付勢力によってプレート85,86が移動し、シャ
ッタ37が開くようになっている。
開閉部材90の端部には、マグネット95が取着されてい
るとともに、シャッタ閉位置とシャッタ開位置にそれぞ
れリードスイッチ96,97が設けられている。そして、リ
ードスイッチ96によってシャッタ37が閉じていることを
検知し、リードスイッチ97によってシャッタ37が開いて
いることを検知している。
次に、前記表示装置16について第8図を参照して説明
する。表示装置16は、大別してモード設定キー部と表示
部とからなっている。表示装置16の左側上方には、オン
ライン処理であるかオフライン処理であるかを選択する
オンライン/オフライン選択キー101が設けられてい
る。この選択キー101の下方には、業務選択スイッチ102
が設けられており、入金処理を行なうか、整理処理を行
なうか、手元金収納処理を行なうかを選択できるような
っている。
ここに、入金処理とは、例えば店舗などにおいては当
日の売上などを適宜入力していき、後で集計できるよう
にデータを保存しておく処理である。整理処理とは、単
に金種ごとに計数したり、表裏で区分したり、正券と損
券とに区分するような処理である。手元金収納処理と
は、一度入金処理を行なっており、かつ収納金庫39,40,
41内に収納されていない銀行券を、入金処理で集計した
データを変化させることなしに収納金庫39,40,41内に収
納する処理である。
業務選択スイッチ102の下方には、処理内容を設定す
るキー群が設けられており、例えば計数キー103、表裏
キー104、正損キー105、正損表裏キー106が設けられて
いる。これらキー103〜106の下方には、券種を設定する
ための万円キー107、五千円キー108、千円キー109、五
百円キー110が設けられていて、それぞれ一万円券、五
千円券、千円券、五百円券に券種設定を行なうようなっ
ている。
ここで、計数キー103、表裏キー104、正損キー105、
正損表裏キー106を押下したときの処理内容の設定につ
いて説明する。
(1)計数モード 投入された銀行券を金種ごとに区分、計数するモード
で、一万円券、五千円券、千円券はそれぞれオープンポ
ケット6,7,8に集積される。
(2)表裏モード キー107〜110で指定された銀行券について表、裏ごと
に区分、計数するモードで、表券はオープンポケット6
に、裏券はオープンポケット7に、その他の券はオープ
ンポケット8に集積される。
(3)正損モード キー107〜110で指定された銀行券を正券と損券とに区
分し、計数するモードで、正券、損券、その他の券の順
でそれぞれオープンポケット6,7,8に集積される。
(4)正損表裏モード キー107〜110で指定された銀行券の正損および表裏を
判定し、正券で表の券、正券で裏の券、損券の順でそれ
ぞれオープンポケット6,7,8に集積される。
正損表裏キー106の右側には収納キー111が設けられて
おり、この収納キー111を押下すると、入金処理または
手元金収納処理で銀行券を収納金庫39,40,41に収納する
モードとなる。収納キー111の下方には、収納モードを
切換える収納モード切換キー112、113,14およびクリア
キー115が設けられている。収納キー111を押下した材
料、これらキー112、113,114,115を押下すると、それぞ
れ「収納1」、「収納2」、「収納3」、「収納0」が
設定される。これらのモードについて以下に説明する。
(1)収納1モード 収納金庫39,40,41にそれぞれ一万円券、千円券、その
他の券を収納させるモードである。
(2)収納2モード 収納金庫39,40,41にそれぞれ一万円券、一万円券、そ
の他の券を収納させるモードである。
(3)収納3モード 収納金庫39,40,41にそれぞれ千円券、千円券、その他
の券を収納させるモードである。
(4)収納0モード 銀行券を混合状態で収納金庫39,40,41へ収納するモー
ドで、収納金庫39が満杯状態となったときは収納金庫40
へ収納先を切換え、収納金庫40が満杯状態となったとき
は収納金庫41へ収納先を切換える。
なお、収納モードの設定は、収納金庫39,40,41の交換
時のみ行なえる。すなわち、収納金庫39,40,41が正しく
セットされていて、収納金庫39,40,41が空であることが
検知されていなければモード設定が行なえないようにな
っている。また、一度収納モードが設定されると、この
モードを後述するRAMに記憶しておき、収納モードで処
理中に割込みで計数処理を行なっても、その後割込みが
解除されると、再び元のモードが自動的に設定されるよ
うになっている。
さらに、収納モード切換えキー114の上方には、割込
みキー111aが設けられている。この割込みキー111aは、
例えば収納モード中に整理を行ないたいときや、入金・
計数の処理を行ないたいときに、現在処理中の券の収納
が終了してから押下する。すると、処理中のデータは記
憶したまま、他のモードで処理が行なえる。そして、処
理が終了したときは、再度割込みキー111aを押下する
か、収納キー111を押下することにより、元の収納モー
ドに復帰する。こうして、再び収納モードで残りの券を
処理すれば、割込み前の計数値に再び加算されていく。
さらに、割込みではなくても、例えば収納モードでの収
納が完了しているときは、計数等の整理処理を行なうこ
とができ、この場合も計数処理が終了して収納キー111
を押下すると、再び元の収納モードに戻るようになる。
また、上述した以外に、業務選択スイッチ102で入金
処理に設定し、かつ計数が設定されているときは、オー
プンポケット6,7,8を用いて入金処理を行なう。すなわ
ち、収納モードであれば、銀行券は収納金庫39,40,41に
収納されるが、入金・計数のときは銀行券はオープンポ
ケット6,7,8に集積されて、計数データなどは収納モー
ド時と同じ様に扱われる。これは、例えば出納係などが
直接入金を行なうときなどで、収納金庫39,40,41に収納
しなくてもよい場合などである。
表示装置16の略中央部には、表示器116,117,118,119,
120が設けられている。表示器116,117,118,119,120は、
鑑査部25の鑑査結果に基づき計数された銀行券の枚数ま
たは金額を表示するもので、表示器116は正券の枚数ま
たは金額および一万円券の枚数または金額を、表示器11
7は損券の枚数または金額および五千円券の枚数または
金額を、表示器118は表券の枚数または金額および千円
券の枚数または金額を、表示器119は裏券の枚数または
金額および五百円券の枚数または金額を、表示器120は
合計金額をそれぞれ表示する。なお、表示器116,117,11
8,119は銀行券の処理中にも常に計数値を表示してい
る。
表示器120の右側には本装置の状態をコードで表示す
る表示器121が設けられているとともに、この表示器121
の上方には本装置の各ユニットごとに表示を行なう表示
部122が設けられている。表示部122において、例えば12
3,124,125は発光ダイオードで、中身が空でない収納金
庫39,40,41をセットしたときに点灯するようになってい
る。
表示装置16の右側には、本装置の状態および異常状態
が各項目ごとに表示される表示部126が設けられてい
る。表示部126は、準備完了、運転中、ポケット満杯、
収納庫満杯、供給部確認、搬送部確認、ポケット確認、
収納庫確認、操作確認、扉開/ユニット引出、収納不
良、収納装置異常、センサ清掃、機器異常などの表示を
行なう。表示部126において、例えば127,128はそれぞれ
収納不良、収納装置異常を表示する発光ダイオードであ
る。収納不良とは、一時集積庫33,34,35に集積されてる
銀行券の収納動作を行なっているときの不良であり、例
えばシャッタ37が開いてタイムオーバとなったとき、プ
ッシャ36が下降したまま復帰せずタイムオーバとなった
とき、シャッタ37が閉じなくなってタイムオーバとなっ
たときである。収納装置異常とは、上述した収納動作の
指令が出ていないときにシャッタ37が開いたり、プッシ
ャ36が動作したときである。
次に、操作部13について第9図を参照して説明する。
操作部13には、例えば7セグメント10桁の表示器131が
設けられているとともに、返却キー132、照会キー133、
完了キー134、枚数キー135、円キー136、#キー137、テ
ンキー138、表示切換キー139、本装置の動作開始および
停止を行なう開始/停止キー140、継続キー141、リセッ
トキー142などが設けられている。照会キー133は、各種
集計を行なうときに押下するキーである。枚数キー135
は、オープンポケット5,6,7に銀行券が所定枚数集積さ
れるごとに処理動作を一時停止させる枚数区分を行なう
ときの所定枚数を設定するキーである。そして、、この
枚数キー135を1回押下すると100枚、2回押下すると20
0枚、また200枚以下であればテンキー138で置数した後
に枚数キー135を押下すると、テンキー138で入力された
枚数が設定される。表示切換キー139は、表示器116〜11
9の表示を切換えるキーであり、枚数を表示するか金額
を表示するかを切換えるようになっている。#キー137
は、係員番号を入力するためのキーであり、テンキー13
8で係員番号を入力する前に押下される。
第10図は制御系統の構成を示すものである。すなわ
ち、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)151
は本装置全体の制御を司るもので、これにはROM(リー
ド・オンリ・メモリ)152およびRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)153が接続されている。また、このRAM153
は、独自の電源153aを有しており、装置本体の電源をオ
フにされても、記憶されたデータが失われないようにな
っている。ROM152は、CPU151の制御プログラムを記憶し
ている。RAM153は、処理した銀行券の金種ごとの枚数お
よび正損枚数などを記憶する。
また、CPU151には、インタフェイス回路157を介して
前記厚さ検知部24および鑑査部25が接続されている。CP
U151には、搬送制御部158を介して前記搬送路23,26,27
などの搬送系159が接続されている。CPU151には、イン
タフェイス回路160を介して供給部3に残留する銀行券
を検知する供給部用検知器3aをはじめとする前記各種検
知器、マイクロスイッチおよびリードスイッチなどが接
続されており、CPU151はこれらからの信号により銀行券
の搬送制御や状態判断などを行なうようになっている。
CPU151には、インタフェイス回路161を介して前記プリ
ンタ15が接続されていて、CPU151の制御に基づき集計デ
ータなどをプリントアウトするようになっている。CPU1
51には、表示制御部162を介して前記表示装置16が接続
されている。CPU151には、操作制御部163を介して前記
操作部13,14が接続されている。CPU151には、計数装置1
64が接続されている。計数装置164は、一時集積庫33,3
4,35に集積されている銀行券の枚数、および収納金庫3
9,40,41に収納している銀行券の枚数などを計数するも
のである。
なお、CPU151には、ディップスイッチ165が接続され
ていて、このディップスイッチ165の操作によって本装
置の特定の機能を停止させることができるようになって
いる。
次に、以上のような構成において、本装置に於けるエ
ラーコード識別について説明する。エラーコード166
は、装置に起こり得るエラー、例えば金庫部38の異常、
搬送路23,26,27に於けるジャム現象、オペレータの操作
ミス等、全てのエラーを配列する。識別符号167には、
0〜3までの数値を入力し、例えば、次のように定め
る。0;出力せず、1;出力する、2;印字を赤色で出力す
る、3;アステリスク(*)を付して出力する。このよう
に、エラーコード166の識別基準とする。前記識別符号1
67は、0〜3の数値に限られるものではなく、識別する
数により、多数個使用してもよい。また、発生回数168
は、エラーコード166ごとに、CPU151によって計数され
る。
また、識別符号167は、使用状況に応じて変更するこ
とができる。例えば、操作部13によって、先ず照会キー
133を押下し、テンキー138で4桁のパスワードを入力し
た後、再度照会キー133を押下する。すると、エラーコ
ード書替えモードになる。次に書替えたいエラーコード
166を、テンキー138によって入力し、#キー137の押下
によって10桁の表示部131に第12図(a)に示されるよ
うに、左側から3桁にエラーコード166を、左側から5
桁目に識別符号167が表示されるようになっている。
ここで、書替えたい識別符号167をテンキー138で入力
すると、第12図(b)に示されるように、右側の1桁目
に代わるべく数値が表示される。そして、完了キー134
を押下することにより、第12図(c)に示されるよう
に、左側から5桁目の識別符号が新規入力された識別符
号に置き変わる。引続き、次のエラーコード166の内容
を変更したい場合は、継続キー141を押下した後、エラ
ーコード166を入力し、上述した手順を繰返す。一方、
終了させたい場合は、リセットキー142を押下すること
により、最初のモードに戻る。
こうして、プリンタ15にエラーログを印字出力した場
合、装置内に発生したエラーは、RAM153内の識別符号16
7によって、第13図に示されるように出力される。例え
ば、ある期間に於いて、搬送路23,26,27に於けるジャム
現象(エラーのコード004)が10回、金庫部38の異常
(同002)が3回、オペレータの操作ミス(同003)が2
回、それぞれ発生したとする。ここで、エラーコード16
6の順序は、RAM153内の発生回路168のデータにより、CP
U151が発生回数の高い順序に並べ代えて出力する。そし
て、この場合、頻度の高いエラーのコード004(ジャム
現象)にアステリスク(*)を付加し、エラーのコード
002(金庫部38の異常)は3回であるが、エラーの重要
性が大であるので赤色で印字出力されている(但し同図
に於いては便宜上斜線部を赤色とする)。このようにす
れば、オペレータの操作ミス等、頻度が低いものや重要
でないエラーに対し、注意を要する重要性のあるエラ
ー、頻度の高いエラーが容易に識別できる。このため、
保守点検時に作業員が、装置の故障等を容易に発見する
ことができ、作業時間を短縮することができる。
次に、この紙葉類処理装置の通常の動作を説明する。
まず、オペレータは収納金庫39,40,41を金庫部38へセッ
トする。すなわち、金庫部38を第6図に示すように引出
すことにより収納金庫39,40,41を装填する。このとき、
全ての収納金庫39,40,41が正しくセットされていれば、
リードスイッチ73,74,75および79,80,81がオンとなる。
これにより、CPU151は全ての収納金庫39,40,41が正しく
セットされたと判断し、表示器82,83,84を点灯させる。
次に、金庫部38を本装置内に収納すると、各収納金庫3
9,40,41内が空であれば、それぞれ検知器51,52,53にて
検知される。そして、もしいずれかの収納金庫が空でな
かったときは、CPU151は発光ダイオード123,124,125の
うち対応する発光ダイオードを点灯させる。このよう
に、収納金庫39,40,41のセット状態と中身の状態とを表
示しているので、オペレータは各状態に応じて収納金庫
39,40,41のセットをやり直すか、別の収納金庫をセット
すべきかを直ちに判断できる。
次に、オペレータは業務選択スイッチ102で処理業務
を選択し、モード設定を行なうが、収納金庫が正しくセ
ットされていなかったり、いずれかの収納金庫が空でな
かったときは、収納モードを指定しても無効となるよう
CPU151によって制御される。すなわち、空の収納金庫が
正しくセットされているときのみ収納モードを指定き
る。なお、計数モード、表裏モード、正損モード、表裏
正損モードを指定するときには、収納金庫の状態に関係
なくモード指定を行なうことができる。
このように、収納モードを指定するときは、収納金庫
が正しくセットされていて、かつ中身が空のときにしか
指定できないようになっている。したがって、収納金庫
内に銀行券が残っていた場合、この銀行券とこれから処
理する銀行券とが混入することがなくなる。これによ
り、収納金庫内の銀行券の枚数と処理した銀行券の枚数
との不一致などが生ずる恐れもなく、単金種で収納した
いにもかかわらず残留銀行券のために混合状態になると
いった虞れもない。
さて、例えば業務選択スイッチ102で「入金処理」を
選択し、モード設定で収納キー111を押下した場合、次
に収納モードを指定する。このとき、何も指定しない
か、クリアキー115を押下したときには「収納0モー
ド」となる。ここで、例えば収納モード切換キー112が
押下されて「収納1モード」が設定されたときには、収
納金庫39に一万円券、収納金庫40に千円券、収納金庫41
にその他の券(五千円券、五百円券)を収納するように
設定されるとともに、設定されたモードはRAM153に記憶
される。そして、オペレータは銀行券Pを一括して供給
部3にセットした後、操作部13の開始/停止キー140を
押下する。すると、供給部3内の銀行券Pは取出ローラ
22によって取出され、鑑査部25によって鑑査され、区分
ゲート28を介して搬送路27を通り、一時集積庫33,34,35
に一時集積されるとともに、表示装置16の表示器116〜1
19にて金庫ごとの計数データ、すなわち金額が表示さ
れ、かつ表示器120にて合計金額が表示される。このと
き、収納モードが設定されているので、一時集積庫33に
は一万円券、一時集積庫34には千円券、一時集積庫35に
はその他の券(五千円券、五百円券)が集積される。
なお、表示器116〜119は、鑑査、計数中には計数結果
すなわち枚数を順次表示していき、一括セットされた銀
行券Pの鑑査、計数が全て終了した時点で金種ごとの合
計金額を表示する。このとき、操作部13の表示切換キー
139が押下されると、表示器116〜119は金額ではなく、
銀行券の枚数を表示する。したがって、処理中に鑑査お
よび計数動作が停止しているか否かが一目で判別でき
る。
供給部3にセットされた銀行券Pの鑑査、計数が全て
終了すると、オペレータは、表示器116〜120に表示され
た各金種ごとの計数データおよび合計金額と入金伝票と
の照合を行ない、両データが一致している場合には操作
部13の完了キー134を押下する。すると、CPU151は、搬
送制御部158に収納動作指令を送る。これを受けた搬送
制御部158は、モータ93を駆動するとともにプッシャ36
の図示しない駆動源を駆動するように制御を行なう。こ
れにより、シャッタ37が開くとともにプッシャ36が下降
し、一時集積庫33〜35内の銀行券がそれぞれ収納金庫3
9,40,41内に収納される。
このとき、マイクロスイッチ48,49,50によってプッシ
ャ36の動作が検知されているとともに、検知器45,46,47
によって一時集積庫33,34,35内における銀行券の有無が
検知されている。そして、検知器45,46,47のうちいずれ
かの検知器に出力がないときは、銀行券が一時集積庫3
3,34,35内の対応する一時集積庫内に残っているので、C
PU151は収納不良と判定する。
また、マイクロスイッチ48,49,50によって、プッシャ
36の動作後、所定時間内にプッシャ36の復帰が検知され
なかったときは、プッシャ36のタイムオーバであり、し
たがってCPU151は収納不良と判定する。さらに、リード
スイッチ96,97によってシャッタ37の開閉動作も検知さ
れており、所定時間内にシャッタ37が閉じなかったとき
は、シャッタ37のタイムオーバであり、したがってCPU1
51は収納不良と判定する。
収納不良と判定したときは、CPU151は表示装置16の表
示部126における発光ダイオード127を点灯させてオペレ
ータに知らせる。
上述した収納動作以外でも、プッシャ36およびシャッ
タ37の動作は検知されており、CPU151から収納動作指令
が出ていないときにシャッタ37が開いたり、プッシャ36
が動作したことが検知されると、CPU151は収納装置異常
と判定し、表示装置16の表示部126における発光ダイオ
ード128を点灯させてオペレータに知らせる。
このように、金庫部38に異常が発生したとき、収納不
良および収納装置異常の表示が行なわれているため、本
装置の状態を知ることができ、オペレータは次の仕事に
移ることができる。
前記入金伝票との照合の際、表示されているデータと
入金伝票との照合の結果、データが不一致の場合には操
作部13の返却キー132を押下することにより、電磁ロッ
ク機構43が解除され、一時集積部32が第3図に示すよう
に矢印X1方向へ引出し可能となる。したがって、オペレ
ータは一時集積部32の一時集積庫33,34,35内に集積され
ている銀行券Pを取出すことができる。このとき、CPU1
51は、表示装置16に表示されれているデータおよびRAM1
53に記憶されているデータをクリアする。
上述した一時集積庫33,34,35および収納金庫39,40,41
には、それぞれ200枚および2000枚の銀行券が集積可能
であり、処理中には計数装置164によって現在何枚集積
されているかを計数している。そして、例えば上述した
「収納1モード」の処理中に、例えば一時集積庫33が20
0枚に達して満杯状態になったときには、それ以降の銀
行券Pはオープンポケット6へ導かれて集積されるよう
CPU151によって制御される。また、他の一時集積庫の場
合も同様である。したがって、入金処理中に一時集積庫
が満杯となっても入金処理を継続して行なえ、処理効率
が向上する。
こうして、入金処理が終了すると、CPU151は、その入
金処理で処理した各金種別枚数および合計金額をRAM153
内の入金処理総累計メモリ155に累計加算する。また、C
PU151は、この入金処理でオープンポケット6,7,8に集積
された各金種別枚数および合計金額をRAM153内の金庫外
券総累計メモリ156に累計加算する。
次に、上述した「収納1モード」の処理が終了して整
理処理を行なう場合、オペレータはまず業務選択スイッ
チ102で「整理処理」を選択し、モード設定を行なう。
例えば計数キー103を押下して計数モードを設定した場
合、オペレータは次に銀行券Pを一括して供給部3にセ
ットし、その後、操作部13の開始/停止キー140を押下
する。すると、供給部3内の銀行券Pは取出ローラ22に
よって取出され、厚さ検知部24および鑑査部25を経て区
分ゲート28を通り、搬送路26および区分ゲート29を介し
てオープンポケット6,7,8に金種ごとに区分集積され
る。この場合、操作部13であらかじめ枚数キー135を押
下して100枚の枚数区分の指定を行なうと、オープンポ
ケット6に一万円券が100枚集積されると同時に搬入を
停止し、集積した一万円券をオープンポケット6から取
去ることにより、再び搬入を開始して集積が行なわれ
る。同様にして、オープンポケット7には五千円券が、
オープンポケット8には千円券がそれぞれ集積される。
そして、これらのデータは表示装置16に表示される。
なお、鑑査部25で鑑査判別できなかった銀行券や2枚
取りされた銀行券はリジェクト用オープンポケット5に
排除して集積される。
そして、整理処理が終了して再び収納モードで処理す
るときには、業務選択スイッチ102で「入金処理」を選
択し、収納キー111を押下する。すると、最初の設定時
にRAM153に記憶されていた「収納1モード」が自動的に
設定される。このモードは収納金庫の交換を行なうとき
まで変更されず、以後、収納キー111を押下すると「収
納1モード」が自動的に設定される。したがって、誤っ
てモード変更をしてしまい、収納金庫39,40,41内に他の
金種の銀行券が割込みすることなく、また再びモード設
定する必要もなく、オペレータの作業を軽減できる。
次に、割込みを行ないたいとき、例えば入金が大量で
入金完了まで待てないときには、割込みキー111aを押下
する。すると、処理中のデータはRAM153に記憶されたま
ま、他の処理を行なうことができる。すなわち、オペレ
ータは、処理したい作業モードを設定して作業を行な
う。そして、その処理が終了したときは、再度割込みキ
ー111aを押下するか、または収納キー111を押下するこ
とにより、元の「収納1モード」に復帰する。そして、
再び収納モードで残りの銀行券を処理すれば、割込み前
の計数値に割込み後の計数結果が再び加算されていく。
さらに、収納モードではなく、計数などの整理処理のモ
ードであっても、割込んで計数等の整理処理を行なうこ
とができる。この場合も、割込みの計数処理が終了して
割込みキー111aを押下すると、自動的に再び元のモード
に戻る。したがって、モード指定を再び行なう必要がな
く、オペレータの作業を軽減することができる。また、
誤ってモード変更をする虞れもない。
なお、収納モードの設定の際、「収納0モード」を設
定すると銀行券を混合状態で収納金庫へ収納する。すな
わち、銀行券を混合状態で収納金庫39へ収納してゆき、
収納金庫39が満杯状態となったときは収納金庫40へ収納
先を切換え、収納金庫40が満杯状態となったときは収納
庫41へ収納先を切換える。これにより、収納金庫を有効
に使用することができ、収納金庫交換の頻度が減少し、
作業効率がよくなる。
また、上述した以外に、例えば業務選択スイッチ102
で「入金処理」を選択し、かつ計数キー103を押下して
計数モードを設定した場合、オープンポケット6,7,8を
用いて入金処理を行なう。このとき、銀行券はオープン
ポケット6,7,8に集積されて、計数データなどは収納モ
ード時と同様に扱われる。これは、例えば収納係などが
直接入金を行なうときなどで、収納金庫39,40,41に収納
しなくても良い場合などである。
また、例えば入金処理で表裏キー104が押下された場
合も、上記入金・計数時と同様にオープンポケット6,7,
8を用いて表裏区分を行なうとともに、計数データなど
は収納モード時と同様に扱われる。
また、このような紙葉類処理装置によれば、保守点検
時に印字出力されたデータを一目すれば、装置の問題点
や傾向が容易に把握できるようになる。
なお、上記した実施例では、銀行券を処理する紙葉類
処理装置に適用した場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、銀行券以外の有価証券
等、他の紙葉類を処理する紙葉類処理装置にも適用でき
るものである。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、装置に起こり得
るエラーのうち、注意を要する重要なエラーのコードや
頻度の高いエラーの回数を予め設定しておき、これらの
注意を要するあるいは表示出力が必要なエラーのデータ
に符号を付したり色を代えて出力するようにしたので、
前記注意を要するあるいは表示出力が必要なエラーと他
のエラーとを容易に識別することができる紙葉類処理装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は紙葉類処理装置の外観を示す斜視図、第2図は紙葉類
処理装置の内部構造を示す側面図、第3図は銀行券収納
部における一時集積部および金庫部を保持する可動部分
を説明する側面図、第4図および第5図は金庫部を説明
する図、第6図は金庫部を引出した状態を示す外観斜視
図、第7図はシャッタおよびその開閉機構を詳細に示す
平面図、第8図は表示装置を詳細に示す正面図、第9図
は操作部を詳細に示す正面図、第10図は制御系統の構成
を概略的に示すブロック図、第11図はRAM内に記憶され
るデータのテーブルを概略的に示した図、第12図(a)
〜(c)はエラーコードの内容変更時の表示器の例を示
した図、第13図はエラーデータの出力例を示した図であ
る。 P……銀行券(紙葉類)、1……銀行券計数部、2……
銀行券収納部、3……供給部、6,7,8……オープンポケ
ット(満杯時用集積部)、16……表示装置、25……鑑査
部(鑑査手段)、23,26,27……搬送路、28,29,31……区
分ゲート、32……一時集積部、33,34,35……一時集積
庫、38……金庫部、39,40,41……収納金庫(収納庫)、
151……CPU(制御手段)、153……RAM、164……計数装
置、166……エラーコード、167……識別符号、168……
発生回数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 守 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イ ンテリジェントテクノロジ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−986(JP,A) 特開 昭51−28454(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される紙葉類の種類を鑑査してこの鑑
    査結果に基づき前記紙葉類を所定の収納部に収納する紙
    葉類処理装置に於いて、 前記装置の起こり得るエラーをそのエラーの内容を示す
    エラーコードと、そのエラーの重要性のレベルを示す識
    別データとともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された装置のエラー発生状態の出力
    時、前記記憶手段に記憶された識別データに基づいてそ
    れぞれのエラーコードを異なった形態で出力する出力手
    段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】供給される紙葉類の種類を鑑査してこの鑑
    査結果に基づき前記紙葉類を所定の収納部に収納する紙
    葉類処理装置に於いて、 前記装置に起こり得るエラーをそのエラーの内容を示す
    エラーコードと、そのエラーの重要性のレベルに応じて
    出力が必要なレベルと出力を必要としないレベルとを示
    す識別データとともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された装置のエラー発生状態の出力
    時、前記記憶手段に記憶された識別データに基づいて出
    力を必要とするレベルのエラーコードを識別データに応
    じて異なった形態で出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】供給される紙葉類の種類を鑑査してこの鑑
    査結果に基づき前記紙葉類を所定の収納部に収納する紙
    葉類処理装置に於いて、 前記装置に起こり得るエラーをそのエラーの内容を示す
    エラーコードと、そのエラーの重要性のレベルを示す識
    別データとともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された装置のエラー発生状態の出力
    時、前記記憶手段に記憶された識別データに基づいてそ
    れぞれのエラーコードを異なった形態で出力する出力手
    段と、 前記装置の操作部に設けられ、前記エラーコードに対す
    る識別データを変更する手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
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