JP2727228B2 - タイヤ用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤ用ゴム組成物Info
- Publication number
- JP2727228B2 JP2727228B2 JP1142937A JP14293789A JP2727228B2 JP 2727228 B2 JP2727228 B2 JP 2727228B2 JP 1142937 A JP1142937 A JP 1142937A JP 14293789 A JP14293789 A JP 14293789A JP 2727228 B2 JP2727228 B2 JP 2727228B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- tire
- tack
- rubber composition
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、経時におけるタック（粘着力）の低下を抑
えて成形時の加工性を向上させたタイヤ用ゴム組成物に
関する。
えて成形時の加工性を向上させたタイヤ用ゴム組成物に
関する。
従来、タイヤのアンダートレッド、サイドトレッド等
の成形に用いるゴム組成物のタックの安定化のために、
このゴム組成物にアルキルフェノール系のタッキファイ
ヤー（粘着付与剤）を添加する等の対策がとられてき
た。
の成形に用いるゴム組成物のタックの安定化のために、
このゴム組成物にアルキルフェノール系のタッキファイ
ヤー（粘着付与剤）を添加する等の対策がとられてき
た。
しかしながら、このようにタッキファイヤーを添加し
ても経時におけるタックの保持率が不十分であり（タッ
クの経時変化が大）、また、タックの温度依存性が大き
い（低温でレスタック、高温でタックオーバー）という
問題があった。
ても経時におけるタックの保持率が不十分であり（タッ
クの経時変化が大）、また、タックの温度依存性が大き
い（低温でレスタック、高温でタックオーバー）という
問題があった。
本発明は、タックの経時変化および温度依存性を小さ
くした、タイヤのアンダートレッド、サイドトレッド等
の成形に用いるタイヤ用ゴム組成物を提供することを目
的とする。
くした、タイヤのアンダートレッド、サイドトレッド等
の成形に用いるタイヤ用ゴム組成物を提供することを目
的とする。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ジエン系ゴムに対し
重量平均分子量が20,000〜70,000の液状ポリイソプレン
ゴムを0.5〜２重量部配合してジエン系ゴムと液状ポリ
イソプレンゴムとの合計量を100重量部としてなること
を特徴とする。
重量平均分子量が20,000〜70,000の液状ポリイソプレン
ゴムを0.5〜２重量部配合してジエン系ゴムと液状ポリ
イソプレンゴムとの合計量を100重量部としてなること
を特徴とする。
以下、この手段につき詳しく説明する。
（１） ジエン系ゴム。
ここで用いるジエン系ゴムは、例えば、天然ゴム（N
R）、ポリイソプレンゴム（IR）、スチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴム（SBR）、ブタジエンゴム（BR）などで
ある。
R）、ポリイソプレンゴム（IR）、スチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴム（SBR）、ブタジエンゴム（BR）などで
ある。
（２） 液状ポリイソプレンゴム（LIR）。
一般に市販されており、公知のものである。重量平均
分子量（Ｗ）が20,000〜70,000のものを用いる。
分子量（Ｗ）が20,000〜70,000のものを用いる。
（３） 本発明のタイヤ用ゴム組成物は、上記ジエン系
ゴムに対し上記LIRを0.5〜２重量部配合してゴム量全体
として100重量部とするものである。ジエン系ゴムとし
ては、NRおよび／又はIR（前記LIRを含む）の10〜90重
量部とSBRおよび／又はBRの90〜10重量部を用いること
が好ましい。NRおよび／又はIR（前記LIRを含む）が90
重量部を超えると加硫戻りが生じ、逆に10重量部未満で
あればタックレベルが絶対的に低く、タイヤの成形が困
難となるためである。
ゴムに対し上記LIRを0.5〜２重量部配合してゴム量全体
として100重量部とするものである。ジエン系ゴムとし
ては、NRおよび／又はIR（前記LIRを含む）の10〜90重
量部とSBRおよび／又はBRの90〜10重量部を用いること
が好ましい。NRおよび／又はIR（前記LIRを含む）が90
重量部を超えると加硫戻りが生じ、逆に10重量部未満で
あればタックレベルが絶対的に低く、タイヤの成形が困
難となるためである。
LIRの配合量が0.5重量部未満では、LIR配合の効果が
みられない。一方、２重量部を超えると、LIR配合によ
るタックの増加効果が頭打ちとなり、逆に物性の低下を
惹起してしまう。
みられない。一方、２重量部を超えると、LIR配合によ
るタックの増加効果が頭打ちとなり、逆に物性の低下を
惹起してしまう。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、このようにしてなる
ものであるが、必要に応じてカーボンブラック等の他の
配合剤を適宜含有していてもよい。
ものであるが、必要に応じてカーボンブラック等の他の
配合剤を適宜含有していてもよい。
以下に実施例および比較例を示す。
実施例、比較例 第１表に示される配合内容（重量部）で種々のゴム組
成物を作製し、これらのゴム組成物について10℃、25℃
の温度で作製直後のタック値（０時間経過後）および作
製時から24時間経過後のタック値の下記の方法で評価し
た。この結果を第１表に示す。
成物を作製し、これらのゴム組成物について10℃、25℃
の温度で作製直後のタック値（０時間経過後）および作
製時から24時間経過後のタック値の下記の方法で評価し
た。この結果を第１表に示す。
タック値（ｇ）の評価方法： 東洋精機（株）製の粘着力測定装置「ピクマタックI
I」を用い、次の条件で測定した。
I」を用い、次の条件で測定した。
圧着速度 50mm/秒 圧着時間 ０秒 圧着荷重 500g 剥離速度 125mm/秒 第１表から明らかなように、本発明のゴム組成物（実
施例１〜５）が本発明の範囲外のゴム組成物（比較例１
〜５）に比してタックの経時変化および温度依存性が小
さいことが判る。
施例１〜５）が本発明の範囲外のゴム組成物（比較例１
〜５）に比してタックの経時変化および温度依存性が小
さいことが判る。
以上説明したように本発明のタイヤ用ゴム組成物は、
ジエン系ゴムに対し特定量の重量平均分子量が20,000〜
70,000の液状ポリイソプレンゴムを配合してなるため、
タックの経時変化を小さくできると共にタックの温度依
存性をも小さくすることが可能となる。したがって、本
発明のタイヤ用ゴム組成物を用いれば、成形時の加工性
を向上させることができる。
ジエン系ゴムに対し特定量の重量平均分子量が20,000〜
70,000の液状ポリイソプレンゴムを配合してなるため、
タックの経時変化を小さくできると共にタックの温度依
存性をも小さくすることが可能となる。したがって、本
発明のタイヤ用ゴム組成物を用いれば、成形時の加工性
を向上させることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】ジエン系ゴムに対し重量平均分子量が20,0
00〜70,000の液状ポリイソプレンゴムを0.5〜２重量部
配合してジエン系ゴムと液状ポリイソプレンゴムとの合
計量を100重量部としてなるタイヤ用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1142937A JP2727228B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | タイヤ用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1142937A JP2727228B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | タイヤ用ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH039935A JPH039935A (ja) | 1991-01-17 |
| JP2727228B2 true JP2727228B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=15327115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1142937A Expired - Lifetime JP2727228B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | タイヤ用ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2727228B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4901411B2 (ja) * | 2006-10-12 | 2012-03-21 | 株式会社ブリヂストン | 更生タイヤ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5272742A (en) * | 1975-12-16 | 1977-06-17 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Rubber composition |
| JPS57207628A (en) * | 1981-06-16 | 1982-12-20 | Naigai Gomme Kk | Rubber composition for hollow ball |
| JPS59129238A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-07-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | テニスボールのコアー用ゴム組成物 |
-
1989
- 1989-06-07 JP JP1142937A patent/JP2727228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH039935A (ja) | 1991-01-17 |
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Legal Events
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