JP2726106B2 - 橋 梁 - Google Patents

橋 梁

Info

Publication number
JP2726106B2
JP2726106B2 JP14886889A JP14886889A JP2726106B2 JP 2726106 B2 JP2726106 B2 JP 2726106B2 JP 14886889 A JP14886889 A JP 14886889A JP 14886889 A JP14886889 A JP 14886889A JP 2726106 B2 JP2726106 B2 JP 2726106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superstructure
bridge
bearing
substructure
reaction force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14886889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0313609A (ja
Inventor
武治 荻原
尋幸 井筒
晴紀 千葉
尚和 安本
靖人 盛本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PASHIFUITSUKU KONSARUTANTSU KK
Original Assignee
PASHIFUITSUKU KONSARUTANTSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PASHIFUITSUKU KONSARUTANTSU KK filed Critical PASHIFUITSUKU KONSARUTANTSU KK
Priority to JP14886889A priority Critical patent/JP2726106B2/ja
Publication of JPH0313609A publication Critical patent/JPH0313609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726106B2 publication Critical patent/JP2726106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、河川や運河等の上にかけ渡す橋梁に係るも
のであり、詳しくは上部工と下部工との接合部における
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第8図は従来の橋梁の概略断面構造図、第9図乃至第
11図はその説明図である。第8図乃至第11図において51
は上部工、51aは上部工51の下面、52は上部工51を支持
する下部工、52aは下部工の上面、53は上部工51と下部
工52との間に設置された支承、60は上部工51と下部工52
との接合部である。なお、dは主桁の幅(接合部60の
幅)、aは支承間隔である。
従来の橋梁は、第8図に示すように接合部60における
上部工51の下面51aと下部工52の上面52aとは平板状に形
成されている。また、たとえば、温度変化によって上部
工51と下部工52との間に生ずる温度応力等に対処するた
め、上部工51は、接合部60に設けられた支承53によりス
ライド自在に支持されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来の橋梁では、第9図に示すように主桁
の幅d及び支承間隔aが狭いと、たとえば上部工51の右
側部に偏って荷重が加わわったときに、同図に示すよう
に上部工51が傾き、上部工51の左側端部Bが浮いてしま
う。すなわち、上部工51の左側端部Bには第10図に示す
ような反力Pが生ずる。このような偏心載荷時に生ずる
反力Pは、第11図に示すように主として負反力Nとな
る。しかも、この負反力Nは、主桁の幅d及び支承間隔
aが狭いと、大きくなる。したがって、上部工51と下部
工52との接合部60は、かかる負反力Nに対向できる構造
にする必要がある。
しかしながら、従来の橋梁用の支承53では、主桁の幅
dが第8図に示すように広い場合には、負反力Nは小さ
いので問題ないが、主桁の幅dが第9図に示すように狭
いと負反力Nが大きくなり、既存の支承53のみでは、か
かる大きな負反力Nに対抗することができない。また、
支承53のみでこの負反力Nに対抗しようとすると、支承
53の構造が複雑になり、コスト高になる。
第12図に示す橋梁は、上部工51への偏心載荷時の反力
に対抗するため、接合部60の両側部にアンカー54を設け
たものである。第12図に示す構造によれば、従来の支承
53を使用することはできるが、かかる構造では、アンカ
ー54の定着長やメンテナンスの点で問題が生ずる。
第13図に示す橋梁は、上部工51と下部工52とを完全剛
結したものである。第13図に示す構造によれば、主桁の
幅dを狭くすることは可能であるが、上部工51に生ずる
温度応力のために、多径間連続構造とすることができな
いという問題が生ずる。
このように、従来の橋梁では、主桁の幅dを狭くする
と、上部工51への偏心載荷時の負反力Nが大きくなるの
で、主桁の幅dを狭くすることができず、この点で、橋
梁を自由に設計することができないという問題があっ
た。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、主
桁の幅が狭くても、上部工を確実に支持することができ
る構造簡易な橋梁を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するたの本発明は、上部工と、該上
部工を支持する下部工と、前記上部工と前記下部工との
接合部に配置された支承とを有する橋梁において、前記
接合部を断面形状が凸状になるように形成し、該接合部
の両側部に突起設け、且つ少なくとも該突起上に前記支
承を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明は、上部工と、該上部工を支持する下部
工と、前記上部工と前記下部工との接合部に配置された
支承とを有する橋梁において、前記接合部を断面形状が
凸状になる様に形成し、該接合部の両側部に前記支承を
設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は前記の構成により、上部工への偏心載荷時に
は、一方の突起を支点として他方の突起に配置された支
承に反力が加わるが、支承は水平面に対して傾斜して又
は垂直に配置されているので、支承を水平面上に配置し
た従来の橋梁に比べて、著しく負反力を軽減することが
できる。また、突起によって、上部工への偏心載荷時に
生ずるせん断力に抵抗することができる。
また、本発明は前記の構成により、上部工への偏心載
荷時には、一方の支承を支点として他方の支承に反力が
加わるが、支承は水平面に対して傾斜して又は垂直に配
置されているので、支承を水平面上に配置した従来の橋
梁に比べて、著しく負反力を軽減することができる。ま
た、支承によって、上部工への偏心載荷時を生ずるせん
断力に抵抗することができる。
〔実施例〕
以下に本発明の1実施例を第1図乃至第6図を参照し
て説明する。第1図は本発明の1実施例である橋梁の概
略断面構造図、第2図はその概略側面図、第3図乃至第
6図はその説明図、第7図はその変形例を示す図であ
る。第1図乃至第6図において1は上部工、2は下部工
である。上部工1の下面1aと下部工2の上面2aとが接合
する接合部10の断面形状は、半円形状に形成され、その
両側部には突起3・4が設けられている。突起3・4は
下部工2に形成され、その突起3の上部には支承5aが、
その両側部には支承5b・5cが配置されている。同様に、
突起4には支承6a・6b・6cが配置されている。
今、上部工1の右側部に偏って荷重が加わったとする
と、上部工1は支承6aを中心して第3図に示すように回
転しようとする。このため、支承5aには反力Pが生ず
る。ところで、支承5aは、半円形状に形成された下部工
2の上面2aの側部で設けられた突起3上に配置されてい
るので、この反力Pの殆どは第4図に示すように上面2a
の略接線方向のせん断力Sに変換され、負反力Nは極め
て小さな値となる。
また、本実施例では、支承5b・5cと支承6b・6cとが、
たとえば上部工1側にのみ固着されているものとすれ
ば、前述のような上部工1への偏心載荷時に支承5aに生
ずる反力Pを小さくすることができる。
尚、接合部10の断面形状は第5図に示すように、偏心
載荷時に回転中心となる支承5aと支承6aとを各々中心と
し、支承5aと支承6aとの距離を半径Rとした2つの円を
合体したものでもよい。この場合には、偏心載荷時の支
承5a又は支承6aに生ずる反力Pは各円の接線方向に生ず
るので、第6図に示すように反力Pは全てせん断力Sと
なり、負反力Nは発生しない。更に、半径Rを支承5aと
支承6aとの距離よりも大きくすることにより、逆に正反
力を生じさせることも可能である。
また、接合部10の断面形状は曲面状に限られるもので
はなく、たとえば第7図に示すうように台形状に形成し
てもよいし、或いは矩形状等に形成してもよい。
上記の実施例によれば、支承5a・6aに生ずる負反力N
が小さいか又は全く生じないので、主桁の幅dが小さく
ても、既存の支承を用いて、上部工1を確実に支持する
ことができる。この結果、主桁の幅dに制約されること
なく、自由に橋梁を設計することができる。
また、上記の実施例によれば、突起3・4の両側部に
も支承5b・5cと支承6b・6cとが配置されているので、支
承5aと支承6aとに生ずる反力Pを極めて小さいものとす
ることができる。
尚、上記の実施例においては、突起3・4の両側部に
も支承5b・5cと支承6b・6cとを配置した場合について説
明したが、上部工1の重量によっては、支承5b・5cと支
承6b・6cとは省略してもよい。これにより、橋梁の構造
がより簡易なものとなる。
また、上記の実施例においては、突起3・4は下部工
2に形成した場合について説明したが、突起3・4は上
部工1に形成するようにしてもよい。
更に、上記の実施例では、接合部に突起3・4を設け
た場合について説明したが、発生するせん断Sの大きさ
によっては、支承のせん断抵抗のみで、これに抵抗する
ことが可能となり、この場合は、突起3・4を省略して
もよい。この場合の作用・・効果は上記の実施例と略同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、支承は水平面に
対して傾斜するように、又は垂直になるように配置さ
れ、たとえ支承に負反力が生じても、その値が小さいの
で、主桁の幅が狭くても、上部工を確実に支持すること
ができる構造簡易な橋梁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例である橋梁の概略断面構造
図、第2図はその概略側面図、第3図乃至第6図はその
説明図、第7図はその変形例を示す図、第8図は従来の
橋梁の概略断面構造図、第9図乃至第11図はその説明
図、第12図・第13図は従来の他の橋梁の概略断面構造図
である。 1……上部工、1a……上部工の下面、 2……下部工、2a……下部工の上面、 3・4……突起、 5a〜5c・6a〜6c……支承、 10……接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 晴紀 神奈川県横浜市中区扇町3丁目8番8号 関内ファーストビル6階 パシフィッ クコンサルタンツ株式会社横浜支社内 (72)発明者 安本 尚和 神奈川県横浜市中区扇町3丁目8番8号 関内ファーストビル6階 パシフィッ クコンサルタンツ株式会社横浜支社内 (72)発明者 盛本 靖人 神奈川県横浜市中区扇町3丁目8番8号 関内ファーストビル6階 パシフィッ クコンサルタンツ株式会社横浜支社内 (56)参考文献 特開 昭59−213808(JP,A) 特開 昭59−85007(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部工と、該上部工を支持する下部工と、
    前記上部工と前記下部工との接合部に配置された支承と
    を有する橋梁において、前記接合部を断面形状が凸状に
    なるように形成し、該接合部の両側部に突起を設け、且
    つ少なくとも該突起上に前記支承を設けたことを特徴と
    する橋梁。
  2. 【請求項2】上部工と、該上部工を支持する下部工と、
    前記上部工と前記下部工との接合部に配置された支承と
    を有する橋梁において、前記接合部を断面形状が凸状に
    なる様に形成し、該接合部の両側部に前記支承を設けた
    ことを特徴とする橋梁。
JP14886889A 1989-06-12 1989-06-12 橋 梁 Expired - Fee Related JP2726106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886889A JP2726106B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 橋 梁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886889A JP2726106B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 橋 梁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0313609A JPH0313609A (ja) 1991-01-22
JP2726106B2 true JP2726106B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=15462529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14886889A Expired - Fee Related JP2726106B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 橋 梁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2726106B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0313609A (ja) 1991-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SE8400187L (sv) Sammansatt golvkonstruktion
KR100585503B1 (ko) 유공 및/또는 서로 엇갈리게 찢은 강판을 이용한 전단연결재
JP2726106B2 (ja) 橋 梁
JP2585584Y2 (ja) ビル間連絡橋用支承
JPS63212691A (ja) レール固定装置組立体
JPH0512329Y2 (ja)
JP2858380B2 (ja) 橋梁用伸縮装置
JP3708759B2 (ja) シールド管路のセグメントリング間継手
JPH02296928A (ja) ソイルセメト埋込みh鋼杭
KR102250263B1 (ko) 연속화 공법을 위한 교좌장치의 임시 서포트장치 및 이를 이용한 교량 거더의 연속화 공법
JPS637613Y2 (ja)
JP2811180B2 (ja) 建物の振れ止めアンカー装置
JPH0752165Y2 (ja) 橋桁用横移動制限ゴム支承装置
JPS6363681B2 (ja)
JP2003155707A (ja) 斜張橋の斜材定着部補強構造
JPH09310311A (ja) トラス橋の補強構造
JPH0358403B2 (ja)
JPH10110777A (ja) 橋梁の免震装置
JPH057281Y2 (ja)
JPS64415Y2 (ja)
JPH07139070A (ja) デッキプレート用梁材固定金具
JP3220917B2 (ja) 建築構造物の支承構造
JPH0753966B2 (ja) 橋梁における半可動式支承構造
JPS586883Y2 (ja) ゴム支承の構造
JPH0449281Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees