JP2003155707A - 斜張橋の斜材定着部補強構造 - Google Patents

斜張橋の斜材定着部補強構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートと波形鋼板との複合構造を、斜
張橋の桁に適用した場合において、桁の重量低減および
施工簡素化を図った上で斜材定着部の補強を図る。 【解決手段】 上床版14および下床版16と、波形鋼
板Wからなる左右1対のウェブ18とで断面箱形に形成
された桁12の両側部に、橋軸方向に所定間隔をおいて
複数対の斜材定着部12aが設けられてなる斜張橋にお
いて、桁12における各対の斜材定着部12aの近傍部
位に、鋼殻ダイヤフラム22を両ウェブ18と接合させ
るようにして設ける。そして、斜材張力の水平成分を上
床版14および斜材定着部12aのコンクリート部で抵
抗させ、鉛直成分を鋼殻ダイヤフラム22および両ウェ
ブ18で抵抗させる。これにより、斜材張力に抵抗する
のに十分な斜材定着部12aの補強を図る。また、斜材
定着部12aの補強用としてコンクリートを用いた場合
に比して、桁12の重量低減および施工簡素化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、エクストラドー
ズド橋等の斜張橋において、その斜材定着部を補強する
ための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】桁橋においては、従来より、例えば特開
2001−200510号公報に記載されているよう
に、軽量化等を目的として、上床版および下床版と、波
形鋼板からなる左右1対のウェブとで断面箱形に形成さ
れた桁構造が知られている。このようなコンクリートと
波形鋼板との複合構造を、斜張橋の桁に適用することも
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにした場合には、次のような問題が生じてしまうこと
が考えられる。
【0004】すなわち、一般に斜張橋においては、その
桁の両側部に、橋軸方向に所定間隔をおいて複数対の斜
材定着部が設けられるが、これら各斜材定着部には斜材
張力による応力集中が発生するので、各斜材定着部は斜
材張力に十分抵抗し得る構造とする必要がある。
【0005】その際、桁がコンクリートで断面箱形に形
成されていれば、斜材張力に抵抗することが比較的容易
であるが、桁が上床版および下床版と、波形鋼板からな
る左右1対のウェブとで断面箱形に形成されている場合
には、斜材定着部に何らかの補強を施さないと斜材張力
に十分抵抗することが困難である。ところが、この補強
をコンクリートを用いて行うようにした場合には、桁の
重量が大きくなってしまい、その施工も複雑なものとな
ってしまう、という問題がある。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、コンクリートと波形鋼板との複合構
造を斜張橋の桁に適用した場合において、桁の重量低減
および施工簡素化を図った上で斜材定着部の補強を図る
ことができる、斜張橋の斜材定着部補強構造を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、斜材定着部
の補強用として所定の鋼殻ダイヤフラムを用いることに
より、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】すなわち、本願発明に係る斜張橋の斜材定
着部補強構造は、上床版および下床版と、波形鋼板から
なる左右1対のウェブとで断面箱形に形成された桁を備
え、この桁の両側部に、橋軸方向に所定間隔をおいて複
数対の斜材定着部が設けられてなる斜張橋において、上
記各斜材定着部を補強する構造であって、上記桁におけ
る上記各対の斜材定着部の近傍部位に、鋼殻ダイヤフラ
ムが上記両ウェブと接合されるようにして設けられてい
る、ことを特徴とするものである。
【0009】上記「斜張橋」は、その桁のウェブが波形
鋼板からなるものであれば、その種類は特に限定される
ものではなく、通常の斜張橋であってもよいし、比較的
主塔高さの低いエクストラドーズド橋等の斜張橋であっ
てもよい。
【0010】また、上記「鋼殻ダイヤフラム」は、桁に
おける各対の斜材定着部の近傍部位に設けられるととも
に両ウェブと接合されたものであれば、その具体的構成
は特に限定されるものではない。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る斜材定着部補強構造は、その対象となる斜張橋が、
上床版および下床版と、波形鋼板からなる左右1対のウ
ェブとで断面箱形に形成された桁を備えており、この桁
の両側部に、橋軸方向に所定間隔をおいて複数対の斜材
定着部が設けられた構成となっているが、桁における各
対の斜材定着部の近傍部位には、両ウェブと接合される
ようにして鋼殻ダイヤフラムが設けられているので、次
のような作用効果を得ることができる。
【0012】すなわち、斜材張力の水平成分に対して
は、上床版および斜材定着部のコンクリート部で抵抗さ
せるとともに、斜材張力の鉛直成分に対しては、鋼殻ダ
イヤフラムおよびこれに接合された両ウェブで抵抗させ
ることにより、斜材張力に抵抗するのに十分な斜材定着
部の補強を図ることができる。しかも、このように斜材
定着部の補強用として鋼殻ダイヤフラムを用いることに
より、コンクリートを用いるようにした場合に比して、
桁の重量を低減することができ、また桁の施工を簡素化
することができる。
【0013】このように本願発明によれば、コンクリー
トと波形鋼板との複合構造を斜張橋の桁に適用した場合
において、桁の重量低減および施工簡素化を図った上で
斜材定着部の補強を図ることができる。
【0014】上記「鋼殻ダイヤフラム」の具体的構成が
特に限定されないことは上述したとおりであるが、この
鋼殻ダイヤフラムを、上床版に沿って水平方向に延びる
上部水平リブと、下床版に沿って水平方向に延びる下部
水平リブと、各ウェブに沿って略鉛直方向に延びる左右
1対の鉛直リブとからなる構成とし、上部水平リブおよ
び下部水平リブと1対の鉛直リブの各々とがボルト締め
により連結固定された構成とすれば、次のような作用効
果を得ることができる。
【0015】すなわち、鋼殻ダイヤフラムを、上部水平
リブ、下部水平リブおよび各鉛直リブに分割して、これ
ら各ピース毎に製作・運搬を行うことができるので、通
常のトラック等での輸送が可能となる。また、これら各
ピースを現場で所定位置に架設した後にボルト締めする
ことにより、鋼殻ダイヤフラムの組付けを行うことが可
能となる。その際、各ピース当たりの重量を十分小さく
することができるので、通常の張出し施工で使用される
揚重機により各ピースの設置を行うことも可能となる。
【0016】しかも、このような鋼殻ダイヤフラムを設
けることにより、上床版に載荷される活荷重によって発
生する橋軸直交方向の曲げモーメントに対しては、上部
水平リブで抵抗させることができ、また、上床版と各ウ
ェブとの接合部に作用する面外曲げモーメント(首振り
モーメント)を小さくすることができる。
【0017】ところで、各対の斜材定着部は、両ウェブ
よりも外側に位置するように設けられるのが一般的であ
るが、その際、長尺の上部水平リブや下部水平リブでは
なく、短尺の各鉛直リブを各斜材定着部の位置まで外方
へ張り出すように形成すれば、各ピースのサイズおよび
重量が過大にならないようにすることができる。
【0018】また、各ウェブを構成する波形鋼板を、各
鉛直リブに対して突き合わせ溶接により接合するように
すれば、斜材張力の鉛直成分を鋼殻ダイヤフラムを介し
て各ウェブに効率よく伝達させることができる。
【0019】さらに、各ウェブを構成する波形鋼板を、
橋軸方向に互いに隣接する鋼殻ダイヤフラム相互間にお
いて2分割し、これら2分割された波形鋼板の互いに対
向する橋軸方向端縁部を重ねすみ肉溶接により接合する
ようにすれば、橋軸方向の寸法調整を容易に行うことが
できるので、波形鋼板を予め鉛直リブに接合しておくこ
とが容易に可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本願発明の一実施形態に係る斜材
定着部補強構造を備えた斜張橋を示す橋軸直交断面図
(図2のI-I 線断面図)であり、図2および3は、図1
のII-II 線およびIII-III 線断面図である。また、図4
は、図2の要部詳細図であり、図5は、上記斜張橋の要
部を示す斜視図である。
【0022】これらの図に示すように、この斜張橋は、
水平方向に対して比較的小さい角度(例えば10〜30
°程度の角度範囲)で斜材10が張設されたエクストラ
ドーズド橋であって、桁12の両側部には橋軸方向に所
定間隔をおいて複数対の斜材定着部12aが設けられて
いる。
【0023】桁12は、上床版14および下床版16
と、波形鋼板Wからなる左右1対のウェブ18とで断面
箱形に形成されている。左右1対のウェブ18は、鉛直
方向に対して上向きにやや広がるように配置されてい
る。そして、各対の斜材定着部12aは、上床版14に
おいて両ウェブ18よりも外側に位置する両側部14a
に設けられている。
【0024】この上床版14の両側部14aは下方へ向
けて厚肉に形成されており、その下面外側寄り部分に
は、各対の斜材定着部12aの配設間隔と同じ橋軸方向
間隔で凹陥部14bが形成されている。そして、これら
各凹陥部14bにおける主塔側の端面に、各斜材10の
端部に設けられた支圧板20が当接するようになってい
る。
【0025】一方、下床版16は、その橋軸直交方向の
長さが上床版14よりも短い値に設定されており、その
両側部16aは斜め上方へ向けて厚肉で延びるように形
成されている。そして、上床版14の両側部14aの下
面内側寄り部分と、下床版16の両側部16aの上面と
が対向するようになっている。
【0026】上床版14の両側部14aには、その下面
内側寄り部分に沿ってエンドプレート36が橋軸方向に
延びている。一方、下床版16の両側部16aには、そ
の上面に沿ってエンドプレート38が橋軸方向に延びて
いる。そして、エンドプレート36の上面およびエンド
プレート38の下面には、各々複数のジベル40が溶接
されている。
【0027】左右1対のウェブ18は、上床版14の両
側部14aの下面内側寄り部分と、下床版16の両側部
16aの上面との間に設けられ、各々その上下両端部に
おいてエンドプレート36、38に接合されている。
【0028】桁12における各対の斜材定着部12aの
近傍部位には、鋼殻ダイヤフラム22が両ウェブ18と
接合されるようにして設けられている。
【0029】この鋼殻ダイヤフラム22は、上床版14
の下面に形成された台形リブ部14dに沿って水平方向
に延びる上部水平リブ24と、下床版16の上面に形成
された台形リブ部16bに沿って水平方向に延びる下部
水平リブ26と、各ウェブ18に沿って略鉛直方向に延
びる左右1対の鉛直リブ28とからなっている。そし
て、この鋼殻ダイヤフラム22においては、上部水平リ
ブ24および下部水平リブ26と1対の鉛直リブ28の
各々とが、ボルト30および連結プレート32を介して
ボルト締めにより連結固定されている。
【0030】各鉛直リブ28の上端部には、各斜材定着
部12aの位置まで外方へ張り出す張出し部28aが一
体的に形成されている。そして、この張出し部28aに
は、斜材10を挿通させるための縦長の長孔28bが形
成されている。
【0031】鋼殻ダイヤフラム22を構成する各リブ2
4、26、28は、いずれも断面H型に形成されてい
る。そして、上部水平リブ24の上端面および下部水平
リブ26の下端面には、各々複数のジベル34が溶接さ
れている。また、各鉛直リブ28には、各エンドプレー
ト36、38の橋軸方向端面が接合されている。
【0032】各ウェブ18を構成する波形鋼板Wは、橋
軸方向に互いに隣接する鋼殻ダイヤフラム22相互間に
おいて2分割されている。そして、これら2分割された
各波形鋼板Wは、その一方の橋軸方向端縁部Waが、各
鉛直リブ28の外側フランジ部28cの端面に突き合わ
せ溶接により接合されており、その他方の橋軸方向端縁
部Wb同士が重ねすみ肉溶接により接合されている。
【0033】なお、図3に示すように、桁12における
上床版14の下方近傍には、複数対の外ケーブル42が
設けられている。そして、上床版14の下面における各
対の斜材定着部12aの内側近傍部位には、各対の外ケ
ーブル42の端部を定着するための外ケーブル定着部1
4cが形成されている。
【0034】本実施形態においては、桁12を架設する
際、図3および4に示すように、各対の斜材定着部12
aを含む橋軸方向所定長(6400mm程度)のブロッ
クを一単位として、順次張出し架設するようになってい
る。
【0035】以上詳述したように、本実施形態に係る斜
材定着部補強構造は、その対象となる斜張橋が、上床版
14および下床版16と、波形鋼板Wからなる左右1対
のウェブ18とで断面箱形に形成された桁12を備えて
おり、この桁12の両側部に、橋軸方向に所定間隔をお
いて複数対の斜材定着部12aが設けられた構成となっ
ているが、桁12における各対の斜材定着部12aの近
傍部位には、鋼殻ダイヤフラム22が両ウェブ18と接
合されるようにして設けられているので、次のような作
用効果を得ることができる。
【0036】すなわち、斜材張力の水平成分に対して
は、上床版14および斜材定着部12aのコンクリート
部(すなわち上床版14の両側部14a)で抵抗させる
とともに、斜材張力の鉛直成分に対しては、鋼殻ダイヤ
フラム22およびこれに接合された両ウェブ18で抵抗
させることにより、斜材張力に抵抗するのに十分な斜材
定着部12aの補強を図ることができる。しかも、この
ように斜材定着部12aの補強用として鋼殻ダイヤフラ
ム22を用いることにより、コンクリートを用いるよう
にした場合に比して、桁12の重量を低減することがで
き、また桁12の施工を簡素化することができる。
【0037】このように本実施形態によれば、コンクリ
ートと波形鋼板との複合構造を斜張橋の桁12に適用し
た場合において、桁12の重量低減および施工簡素化を
図った上で斜材定着部12aの補強を図ることができ
る。
【0038】特に本実施形態においては、この鋼殻ダイ
ヤフラム22が、上床版14に沿って水平方向に延びる
上部水平リブ24と、下床版16に沿って水平方向に延
びる下部水平リブ26と、各ウェブ18に沿って略鉛直
方向に延びる左右1対の鉛直リブ28とからなり、上部
水平リブ24および下部水平リブ26と1対の鉛直リブ
28の各々とがボルト締めにより連結固定されているの
で、次のような作用効果を得ることができる。
【0039】すなわち、鋼殻ダイヤフラム22を、上部
水平リブ24、下部水平リブ26および各鉛直リブ28
に分割して、これら各ピース毎に製作・運搬を行うこと
ができるので、通常のトラックでの輸送が可能となる。
また、これら各ピースを現場で所定位置に架設した後に
ボルト締めすることにより、鋼殻ダイヤフラム22の組
付けを行うことが可能となる。その際、各ピース当たり
の重量を十分小さくすることができるので、通常の張出
し施工で使用される揚重機により各ピースの設置を行う
ことも可能となる。
【0040】しかも、このような鋼殻ダイヤフラム22
が設けられていることにより、上床版14に載荷される
活荷重によって発生する橋軸直交方向の曲げモーメント
に対しては、上部水平リブ24で抵抗させることがで
き、また、上床版14と各ウェブ18との接合部に作用
する首振りモーメントを小さくすることができる。
【0041】本実施形態においては、各対の斜材定着部
12aが両ウェブ18よりも外側に位置しているが、長
尺の上部水平リブ24および下部水平リブ26ではなく
短尺の各鉛直リブ28の上端部が、各斜材定着部12a
まで外方へ張り出す張出し部28aとして形成されてい
るので、各ピースのサイズおよび重量が過大にならない
ようにすることができる。
【0042】また本実施形態においては、各ウェブ18
を構成する波形鋼板Wが、各鉛直リブ28に対して突き
合わせ溶接により接合されているので、斜材張力の鉛直
成分を鋼殻ダイヤフラム22を介して各ウェブ18に効
率よく伝達させることができる。
【0043】さらに本実施形態においては、各ウェブ1
8を構成する波形鋼板Wが、橋軸方向に互いに隣接する
鋼殻ダイヤフラム22相互間において2分割されてお
り、これら波形鋼板Wの互いに対向する橋軸方向端縁部
Wbが重ねすみ肉溶接により接合されているので、橋軸
方向の寸法調整を容易に行うことができ、これにより、
これら2分割された各波形鋼板Wの他方の橋軸方向端縁
部Waを予め鉛直リブ28に接合しておくことが容易に
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る斜材定着部補強構
造を備えた斜張橋を示す橋軸直交断面図(図2のI-I 線
断面図)
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】図2の要部詳細図
【図5】上記斜張橋の要部を示す斜視図
【符号の説明】 10 斜張橋(エクストラドーズド橋) 12 桁 12a 斜材定着部 14 上床版 14a 両側部 14b 凹陥部 14c 外ケーブル定着部 14d、16b 台形リブ部 16 下床版 16a 両側部 18 ウェブ 20 支圧板 22 鋼殻ダイヤフラム 24 上部水平リブ 26 下部水平リブ 28 鉛直リブ 28a 張出し部 28b 長孔 28c 外側フランジ部 30 ボルト 32 連結プレート 34、40 ジベル 36、38 エンドプレート 42 外ケーブル W 波形鋼板 Wa、Wb 橋軸方向端縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 逸朗 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 春日 昭夫 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 永元 直樹 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 浅井 洋 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 白武 繁行 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA08 AA11 AA14 AA41 BB08 GG55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上床版および下床版と、波形鋼板からな
    る左右1対のウェブとで断面箱形に形成された桁を備
    え、この桁の両側部に、橋軸方向に所定間隔をおいて複
    数対の斜材定着部が設けられてなる斜張橋において、上
    記各斜材定着部を補強する構造であって、 上記桁における上記各対の斜材定着部の近傍部位に、鋼
    殻ダイヤフラムが上記両ウェブと接合されるようにして
    設けられている、ことを特徴とする斜張橋の斜材定着部
    補強構造。
  2. 【請求項2】 上記鋼殻ダイヤフラムが、上記上床版に
    沿って水平方向に延びる上部水平リブと、上記下床版に
    沿って水平方向に延びる下部水平リブと、上記各ウェブ
    に沿って略鉛直方向に延びる左右1対の鉛直リブとから
    なり、 上記上部水平リブおよび上記下部水平リブと上記1対の
    鉛直リブの各々とが、ボルト締めにより連結固定されて
    いる、ことを特徴とする請求項2記載の斜張橋の斜材定
    着部補強構造。
  3. 【請求項3】 上記各対の斜材定着部が、上記両ウェブ
    よりも外側に位置しており、 上記各鉛直リブが、上記各斜材定着部の位置まで外方へ
    張り出すように形成されている、ことを特徴とする請求
    項2記載の斜張橋の斜材定着部補強構造。
  4. 【請求項4】 上記各ウェブを構成する波形鋼板が、上
    記各鉛直リブに対して突き合わせ溶接により接合されて
    いる、ことを特徴とする請求項2または3記載の斜張橋
    の斜材定着部補強構造。
  5. 【請求項5】 上記各ウェブを構成する波形鋼板が、橋
    軸方向に互いに隣接する鋼殻ダイヤフラム相互間におい
    て2分割されており、これら2分割された波形鋼板の互
    いに対向する橋軸方向端縁部が、重ねすみ肉溶接により
    接合されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か記載の斜張橋の斜材定着部補強構造。
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