JP2585584Y2 - ビル間連絡橋用支承 - Google Patents

ビル間連絡橋用支承

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JP2585584Y2
JP2585584Y2 JP1992029322U JP2932292U JP2585584Y2 JP 2585584 Y2 JP2585584 Y2 JP 2585584Y2 JP 1992029322 U JP1992029322 U JP 1992029322U JP 2932292 U JP2932292 U JP 2932292U JP 2585584 Y2 JP2585584 Y2 JP 2585584Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】イ.考案の目的 (1)産業上の利用分野 この考案は、橋梁、特にはビル間連絡橋を支持するため
の支承に関し、更に詳しくは、上部構造の水平方向全方
向への変位に対してはこれを許容し、上部構造の鉛直方
向への浮上りに対してはこれを拘束するビル間連絡橋に
使用されて好適な浮上り防止機構付き支承に関する。
【0002】 (2)従来の技術 従来より一般に、橋梁に使用される支承においては、橋
桁などの上部構造の傾きあるいは該傾き及び橋軸方向の
伸縮をともに許容する機能と、該上部構造に作用する上
揚力を受け止める機能が備えられている。そして、上部
構造に作用する上揚力に対しては、一般に橋脚などの下
部構造に固定される下沓の橋軸直角方向両端に突設され
た凸部に該上部構造に固定される上沓の上面に張り出し
て固定されたサイドブロックによって受け止める構造が
採用されている。
【0003】しかしながら、ビル間連絡橋においては、
相対峙するビル建造物が個別にその固有振動特性に基づ
いて振動することにより、該連絡橋の橋桁は橋軸方向の
みならず橋軸直角方向へ大きく変位し、更にはまた、縦
振動も加わり、従来の浮上り防止機能付き支承構造によ
っては対応しきれないでいる。
【0004】 (3)考案が解決しようとする問題点 本考案は上記実情に鑑みなされたものであり、水平方向
のどの変位に対しても変位を許容し、かつ、浮上り防止
機能を有効に発揮することのできるビル間連絡橋用支承
を得る、ことを目的とする。
【0005】ロ.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 本考案のビル間連絡橋用支承は上記目的を達成するた
め、次の技術的手段 (構成)を採る。本考案の第1の主たる構成は、上部構
造としてのビル間連絡橋と該ビル間連絡橋を支持する下
部構造としての相対峙するビルとの間に介装され、該上
部構造の水平方向全方向の変位を許容する支承であっ
て、前記上部構造及び下部構造の間には、上部に両側方
に張設された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部
と直交する両側方に張設された下部あご部を有する支柱
体と該支柱体の上面に配された滑り材と該支柱体の下面
に配され、該支柱体の傾動並びにすべり移動を許容する
回転ベアリングとからなる支承本体が、前記滑り材を上
部構造の下面に、前記回転ベアリングを下部構造の上面
にそれぞれ摺接させて介装されており、前記上部構造の
下面には、あご部を有する上部係合ブロックが該あご部
の上面を前記支 承本体の上部あご部の下面に摺接させて
固定されており、前記下部構造の上面には、あご部を有
する下部係合ブロックが該あご部の下面と前記支承本体
の下部あご部の上面との間に前記回転ベアリングの傾動
を許容する隙間を存して固定されてなる、ことを特徴と
する。 上記構成において、回転ベアリングは以下の実施
例で球面ベアリング、すべり材付きゴム弾性体を採る。
【0006】本考案の第2の主たる構成は、上部構造と
してのビル間連絡橋と該ビル間連絡橋を支持する下部構
造としての相対峙するビルとの間に介装され、該上部構
造の水平方向全方向の変位を許容する支承であって、前
記上部構造及び下部構造の間には、上部に両側方に張設
された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部と直交
する両側方に張設された下部あご部を有する支柱体と該
支柱体の上面に配され上部構造の傾動並びにすべり移
動を許容する回転ベアリングと該支柱体の下面に配され
た滑り材とからなる支承本体が、前記回転ベアリングを
前記上部構造の下面に、前記滑り材を前記下部構造の上
面にそれぞれ摺接させて介装されており、前記上部構造
の下面には、あご部を有する上部係合ブロックが該あご
部の上面と前記支承本体の上部あご部の下面との間に前
記回転ベアリングの傾動を許容する隙間を存して固定さ
れており、前記下部構造の上面には、あご部を有する上
部係合ブロックが該あご部の下面を前記支承本体の下部
あご部の上面に摺接させて固定されてなる、ことを特徴
とする。
【0007】 (2)作用 上部構造の傾き及び水平方向の変位は、支柱体と回転ベ
アリングとの傾動変位あるいは滑り材及び回転ベアリン
と上・下部取付け板との摺動移動により許容される。
この上部構造の傾きに対しては、支承本体の下部あご部
と下部係合ブロックのあご部もしくは支承本体の上部あ
ご部と上部係合ブロックのあご部とが所定隙間を存する
ので、当該上部構造の傾きを何ら支障をきたすことなく
許容する。また、水平方向の変位に対しては、支承本体
の上部あご部と上部係合ブロックのあご部とが、また、
支承本体の下部あご部と下部係合ブロックのあご部と
が、それぞれあご部に沿う方向に移動が許容されている
ので、上部構造の水平方向の変位を何ら支障をきたすこ
となく許容する。
【0008】上部構造に大きな上揚力が作用した場合、
支承本体は上部係合ブロックのあご部を介して持ち上げ
られるが、下部係合ブロックのあご部に衝接し、それ以
上の浮上りが阻止される。
【0009】 (3)実施例 本考案のビル間連絡橋用支承の実施例を図面に基づいて
説明する。 (実施例の構成) 図1〜図8はその一実施例であって、可動支承としての
機能を果す浮上り防止機構付き支承を示す。すなわち、
図1はこの支承の全体の平面構成を示し、図2〜図5は
その断面構成及び側面構成を示し、図6〜図8はその部
分構成を示す。なお、図において、Xは橋軸方向を示
し、Yは橋軸直角方向を示す。
【0010】これらの図に示されるように、Bはビル建
造物等の下部構造であり、Gは連絡橋等の上部構造であ
り、本実施例の支承Sはこれらの下部構造Bと上部構造
Gとの間に介装され、上部構造Gの荷重を下部構造Bに
伝達するとともに上部構造Gの橋軸並びに橋軸直角方向
の変位を許容する。なお、本実施例において、下部構造
B及び上部構造Gはともに鋼製のものが示される。
【0011】本ビル間連絡橋用支承Sは、図1〜図5に
示されるように、上部構造Gの下面に取り付けられる上
部取付け板1、下部構造B上に取り付けられる下部取付
け板2、これらの上下部取付け板1,2間に介装される
支承本体3、上部取付け板1に固設され支承本体3の上
部と係合する上部係合ブロック4、下部取付け板2に固
設され支承本体3の下部と係合する下部係合ブロック
5、上部係合ブロック4の側面に配される上部サポート
板6、下部係合ブロック5の側部に配される下部サポー
ト板7、の主要構成要素よりなる。
【0012】以下、各部の細部構造を説明する。上部構
造Gに取り付けられる上部取付け板1は所定厚さの矩形
板からなり、その上面には、幅方向に所定の間隔をもっ
て相対向する位置に複数個のアンカー挿通孔10aと、
該アンカー挿通孔10aの内側に所定の間隔をもって相
対向する位置に複数個の取付け孔11aとが形成されて
いる。該上部取付け板1はアンカー挿通孔10aを挿通
し、上部係合ブロック4を上部取付け板1下面に螺合固
定するアンカー部材12によって上部構造Gの下面に固
定される。13は取付け孔11aに装入される取付けボ
ルトである。
【0013】下部構造Bに取り付けられる下部取付け板
2は所定厚さの矩形板からなり、その上面には上記上部
取付け板1と同様に、幅方向に所定の間隔をもって相対
向する位置に複数個のアンカー挿通孔15aと、該アン
カー挿通孔15aの内側に所定の間隔をもって相対向す
る位置に複数個の取付け孔16aとが形成されている。
該下部取付け板2はアンカー挿通孔15aを挿通し、下
部係合ブロック5を下部取付け板2上面に螺合固定する
アンカー部材17によって下部構造Bの上面に固定され
る。18は取付け孔16aに装入される取付けボルトで
ある。
【0014】支承本体3は、上部及び下部にそれぞれ相
違える方向(直交方向)に張設されたあご部3A,3B
を有する支柱体20と、該支柱体20の下面部に配され
る球面ベアリング21と、支柱体20の上面部に配され
る滑り材22と、からなる。図6〜図8はこの支承本体
3を取り出して示したものである。図示されるように、
支柱体20は角柱状をなし、その上部の相対向する一方
の側面にそれぞれ上部あご部3Aが一体に張設され、そ
の下部の相対向する一方の側面であって、上部あご部3
Aと直交する側の側面には下部あご部3Bが一体に張設
されている。支柱体20の下面には半円球状の凹面部2
4が凹設され、この凹面部24と球面ベアリング21の
上面の凸球面部25とは、同一曲率とされる。球面ベア
リング21の上面25には潤滑材が埋め込まれ、円滑な
摺接作用を得る。球面ベアリング21はその下面を下部
取付け板2上に滑動自在に載置される。支柱体20の上
面には、凹部26が円形状に凹設され、この凹部26内
にその上部を突出させて滑り材22が嵌装着される。該
滑り材22の上面27には潤滑材が埋め込まれ、上部取
付け板1の下面と接し、円滑な摺接作用を得る。
【0015】該支承本体3は支柱体20の上面の滑り材
22を上部取付け板1の下面と摺接させ、支柱体20の
下面の球面ベアリング21の平面部を下部取付け板2の
上面にそれぞれ摺接させるとともに、支柱体20に形成
された上部あご部3Aを橋軸直角方向Yに向けて上、下
部取付け板1,2間に介装される(図2・図3参照)。
【0016】上部係合ブロック4は矩形断面形状をな
し、その下部の一方の側面に全長にわたって張設された
あご部4Aと、反対側の側面に長手方向に所定の間隔を
もって、換言すれば前記上記取付け板1のアンカー挿通
孔10aと対応する位置に形成された切欠き凹部30
と、該切欠き凹部30に連通して形成された上記アンカ
ー挿通孔10aと連通する孔10bと、その上面に長手
方向に所定の間隔をもって、換言すれば前記上部取付け
板1の取付け孔11aに対応する位置に形成された取付
けねじ孔11bとを備えている。
【0017】該上部係合ブロック4は、支承本体3を挟
んでその橋軸直角方向Yの両側に、それぞれあご部4A
の上面を該支承本体3の上部あご部3Aの下面に摺接さ
せ、切欠き凹部30の孔10bを前記上部取付け板1の
アンカー挿通孔10aに、また、取付けねじ孔11bを
該上部取付け板1の取付け孔11aにそれぞれ合致させ
るとともに、該アンカー挿通孔10aを挿通するアンカ
ー部材12に螺合するナット12a及び取付けねじ孔1
1bに螺合する取付けボルト13により上部取付け板1
の下面に固定される。
【0018】該上部係合ブロック4にはその両端部に該
ブロックを跨がって上部サポート板6が固定されてい
る。なお、6aは該上部サポート板6の背面に形成され
た補強リブである。
【0019】下部係合ブロック5は矩形断面形状をな
し、その上部の一方の側面に全長にわたって張設された
あご部5Aと、該あご部5Aと反対側の側面に長手方向
に所定の間隔をもって、換言すれば前記下部取付け板2
のアンカー挿通孔15aと対応する位置に形成された切
欠き凹部32と、該切欠き凹部32に連通して形成され
た上記アンカー挿通孔15aと連通する孔15bと、そ
の下面に長手方向に所定の間隔をもって、換言すれば前
記下部取付け板2の取付け孔16aに対応する位置に形
成された取付けねじ孔16bとを備えている。
【0020】該下部係合ブロック5は、支承本体3を挟
んでその橋軸方向Xの両側に、それぞれあご部5Aの上
面と該支承本体3の下部あご部5Aの下面との間に所定
の隙間δを存して対峙させ、切欠き凹部32の孔15b
を下部取付け板2のアンカー挿通孔15aに、また、取
付けねじ孔16bを該下部取付け板2の取付け孔16a
にそれぞれ合致させるとともに、該アンカー挿通孔15
aを挿通するアンカー部材17に螺合するナット17a
及び取付けねじ孔16bに螺合する取付けボルト18よ
り下部取付け板2の上面に固定される。
【0021】該下部係合ブロック5にはその両端部に該
ブロックを跨がって下部サポート板7が固定されてい
る。7aは該下部サポート板7の背面に形成された補強
リブである。
【0022】上述した構成により、支承本体3の外面と
上部サポート板6との間に上部構造Gの橋軸方向Xの移
動域m,mが、支承本体3の外面と下部サポート板7と
の間に上部構造Gの橋軸直角方向Yの移動域n,nが、
それぞれ確保される。
【0023】本実施例の浮上り防止機構付き支承Sは、
次のようにしてビル間連絡橋に適用される。図9はその
配置の一例を示す。図において、B1,B2は互いに独
立して並立するビル建造物であり、連絡橋Gがこれらの
ビル建造物間に支承Sを介して架け渡される。Smはそ
の可動支承、Sfは固定支承であり、可動支承Smは本
実施例のものであることは勿論である。固定支承Sfに
おいては、橋梁の固定支承として従来公知のものが使用
される。
【0024】 (実施例の作用・効果) 上述した構成からなる本実施例のビル間連絡橋用支承
は、上部構造Gの傾き、水平変位、更にまた上揚力に対
して以下のように作用する。
【0025】上部構造Gに車両・通行者等の通行により
傾きを生じた場合、該傾きは上部取付け板1と一体に傾
動する上部係合ブロック4が、そのあご部4Aにより支
承本体3の支柱体20を一体的に変位させ、支柱体20
は球面ベアリング21に対して傾動自在となっており、
上部構造Gは球面ベアリング21回りに回転変位する。
このとき、下部係合ブロック5のあご部5Aは支承本体
3の下部あご部3Bに対して所定の隙間を存するので、
支柱体20の傾動に対して障害とならない。
【0026】上部構造Gに水平変位力が作用した場合、
当該変位の橋軸方向成分は上部取付け板1の下面と支承
本体3の滑り板22との摺接作用により、また、当該水
平変位の橋軸直角方向成分は、下部取付け板2の上面と
支承本体3の球面ベアリング21の下面との摺接作用に
より許容される。また、水平方向の変位に対しては、支
承本体の上部あご部と上部係合ブロックのあご部とが、
また、支承本体の下部あご部と下部係合ブロックのあご
部とが、それぞれあご部に沿う方向に移動が許容されて
いるので、上部構造の水平方向の変位を何ら支障をきた
すことなく許容する。該上部構造Gの橋軸方向の移動
は、上部サポート板6が支承本体3に当接することによ
り制限される。また、橋軸直角方向の移動は、支承本体
3が下部サポート板7に当接することにより制限され
る。なお、通常の温度変化による橋軸方向の変位は、上
記した水平変位の橋軸方向成分に含められる。
【0027】上部構造Gに過大な上揚力が生じた場合、
支承本体3は上部係合ブロック4のあご部4Aを介して
持ち上げられるが、引き続いて支承本体3の下部あご部
3Bが下部係合ブロック5のあご部5Aに衝接し、それ
以上の浮上りが阻止される。
【0028】本実施例のビル間連絡橋用支承Sによれ
ば、支承本体3の上部あご部3Aと上部係合ブロック4
のあご部4Aとで橋軸方向の変位を許容し、支承本体3
の下部あご部3Bと下部係合ブロック5のあご部5Aと
で橋軸直角方向の変位を許容し、この結果、水平方向の
どの方向に対しても対応でき、かつ、これと同時に、傾
動変位を許容するとともに浮上り防止機能を発揮するの
で、多様な振動特性をなすビル間連絡橋に好適である。
【0029】本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更
が可能である。すなわち、以下の態様は本考案の技術的
範囲内に包含されるものである。 支承本体3の支柱体20は角柱に限定されず、あご部
3A,3Bを有するものであれば、その他の形状、例え
ば円柱であってもよい。 取付け板1,2は必須のものではなく、支承本体3の
上下面を上下構造物G,Bに当接でき、かつ、係合ブロ
ック4,5を構造物G,Bに取付け得るならば、省略す
ることができる。 支承本体3の構成において、球面ベアリングを先の実
施例とは逆に上部に配する態様を採ることができる。 図10はこの態様を示すものであって、支柱体20の上
面には円球状の凹面部が凹設され、球面ベアリング21
は球面状に形成された下面を支柱体20の凹面部に摺接
させて支柱体20上に支持される。球面ベアリング21
の平面状の上面には上部構造がすべり自在に支持され
る。 球面ベアリングは実施例のものに限定されず、例えば
支柱体に凹設された円形状の凹部にゴム弾性体を密封
し、該ゴム弾性体を介して前記支柱体の凹部に傾動可能
に円板状の滑り材を配置して形成してもよい。
【0030】ハ.考案の効果 本考案のビル間連絡橋用支承によれば、支承本体の上部
あご部と上部係合ブロックのあご部とで橋軸方向の変位
を許容し、支承本体の下部あご部と下部係合ブロックの
あご部とで橋軸直角方向の変位を許容し、この結果、水
平方向のどの方向に対しても対応でき、かつ、これと同
時に、傾動変位並びに浮上り防止機能を発揮するので、
多様な振動挙動をなすビル間連絡橋に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のビル間連絡橋用支承の一実施例の全体
の平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1のIV方向側面図。
【図5】図1のV方向側面図。
【図6】支承本体の平面図。
【図7】図6のVII−VII線断面図。
【図8】図6のVIII−VIII線断面図。
【図9】(a)図はビル連絡橋への適用例を示す側面
図。(b)図はその平面図。
【図10】支承本体の他の態様を示す断面図。
【符号の説明】
B…下部構造、G…上部構造、S…ビル間連絡橋用支
、1…上部取付け板、2…下部取付け板、3…支承本
体、3A…上部あご部、3B…下部あご部、4…上部係
合ブロック、4A…あご部、5…下部係合ブロック、5
A…あご部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01D 19/04 E01D 19/04 101

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造としてのビル間連絡橋と該ビル
    間連絡橋を支持する下部構造としての相対峙するビルと
    の間に介装され、該上部構造の水平方向全方向の変位を
    許容する支承であって、 前記上部構造及び下部構造の間には、 上部に両側方に張
    設された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部と直
    交する両側方に張設された下部あご部を有する支柱体と
    該支柱体の上面に配された滑り材と該支柱体の下面に配
    され、該支柱体の傾動並びにすべり移動を許容する回転
    ベアリングとからなる支承本体が、前記滑り材を上部構
    造の下面に、前記回転ベアリング下部構造の上面にそ
    れぞれ摺接させて介装されており、 前記上部構造の下面には、あご部を有する上部係合ブロ
    ックが該あご部の上面を前記支承本体の上部あご部の下
    面に摺接させて固定されており、 前記下部構造の上面には、あご部を有する下部係合ブロ
    ックが該あご部の下面と前記支承本体の下部あご部の上
    面との間に前記回転ベアリングの傾動を許容する隙間
    存して固定されてなる、 ことを特徴とするビル間連絡橋用支承
  2. 【請求項2】上部構造としてのビル間連絡橋と該ビル間
    連絡橋を支持する下部構造としての相対峙するビルとの
    間に介装され、該上部構造の水平方向全方向の変位を許
    容する支承であって、 前記上部構造及び下部構造の間には 、上部に両側方に張
    設された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部と直
    交する両側方に張設された下部あご部を有する支柱体と
    該支柱体の上面に配され、上部構造の傾動並びにすべり
    移動を許容する回転ベアリングと該支柱体の下面に配さ
    れた滑り材とからなる支承本体が、前記回転ベアリング
    を前記上部構造の下面に、前記滑り材を前記下部構造の
    上面にそれぞれ摺接させて介装されており、 前記上部構造の下面には、あご部を有する上部係合ブロ
    ックが該あご部の上面と前記支承本体の上部あご部の下
    面との間に前記回転ベアリングの傾動を許容する隙間
    存して固定されており、 前記下部構造の上面には、あご部を有する上部係合ブロ
    ックが該あご部の下面を前記支承本体の下部あご部の上
    面に摺接させて固定されてなる、 ことを特徴とするビル間連絡橋用支承。
  3. 【請求項3】上部構造の下面には上部取付け板が、下部
    構造の上面には下部取付け板がそれぞれ固定されてお
    り、支承本体の上下面は前記上部取付け板及び前記下部
    取付け板に当接されるととともに、上部係合ブロック及
    び下部係合ブロックはそれぞれ前記上部取付け板及び前
    記下部取付け板に固設されてなる請求項1又は請求項2
    に記載のビル間連絡橋用支承。
  4. 【請求項4】上部係合ブロックの端部にはそれぞれ該上
    部係合ブロック跨がって上部サポート板が、下部係合
    ブロックの端部にはそれぞれ該下部係合ブロック跨が
    って下部サポート板がそれぞれ固定されており、支承本
    体の外面と上部サポート板との間に上部構造の橋軸方向
    への移動域が、支承本体の外面と下部サポート板との間
    に上部構造の橋軸直角方向への移動域がそれぞれ確保さ
    れている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の
    ビル間連絡橋用支承。
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