JP4233337B2 - すべり支承装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、土木、建築及び機械構造物の分野において、地震や台風などの動的荷重を受けて振動する構造体の鉛直荷重を支えるすべり支承装置に係り、特に、上部構造体と下部構造体との間に介装される機能分離型支承用の鉛直支承として両面のすべり面を備えたすべり支承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、すべり支承としては、密閉型支承版支承(例えば、特許文献1参照)が知られている。これは片面すべりであるため、移動量が多い場合すべり面である上沓が大きくなり、それを取り付ける上部工(上部構造体)も大きなスペースを設けなければならない。
【0003】
また、前記の密閉型支承版支承を用いて、ばね機能を別に設けた機能分離型支承として、L2(レベル2)地震時全方向免震とする場合は、橋軸直角方向にサイドブロックを設けて、L1レベルの地震までは移動制限装置として働かせ、それを越える地震にはこのサイドブロックを破壊させて、全方向に動ける設計が主である。
この場合、橋軸直角方向も橋軸方向と同じように移動量が必要な為、上沓に大きなすべり用面積が必要となる。
【0004】
この機能分離の場合、橋軸方向の動きは上沓で、橋軸直角方向の動きは下沓でとる方法もある。この場合、下沓側は、L1レベルまでは移動を制限する移動制限装置を支承に組み込む方法が取られる。そして、下沓が移動量を確保するためにその分大きくなる。
【0005】
また、移動制限装置を、ばね機能を持つゴムのダンパー側に取り付ける場合もある(例えば、特許文献2参照)が、この場合は、ゴムのダンパーが構造的に複雑になる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−41321号公報、図2(a)
【特許文献2】
特開2000−38418号公報、図11
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来の場合は、橋軸方向(前後方向)あるいは橋軸直角方向(左右方向)に上沓(または下沓)が大きくなるという問題があるばかりでなく、上部構造体(または下部構造体)に大きなスペースを必要とするという問題がある。また、移動制限装置をばね機能を持つゴムのダンパー側に取り付ける場合もあるが、この場合は、ゴムのダンパーが構造的に複雑になるという問題がある。
【0008】
本発明は、前記の事情に鑑みてなされた、サイドブロック付きのすべり支承装置で、すべり移動量が大きくても、上・下部工への取り付け面積を小さくてすみ、大地震時にはサイドブロックを自動的に取り外して全方向免震として動けるようにし、しかも最大移動時に移動量を制限できるすべり支承装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、上部工が桁の場合には、桁の落橋を防止する事が出来、しかもすべり支承におけるすべり材としてのテフロン(登録商標:四フッ化エチレン)等のすべり材の交換が容易なコンパクトでコストの安い機能分離型支承用鉛直支承としてのすべり支承装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は次のように構成する。
【0011】
まず、第1発明のすべり支承装置ではでは、互いに解放部が向き合った上沓と下沓の間に、上沓および下沓の外側に伸びる中間鋼板を装着していると共に上下にすべり面を設けた弾性すべり支承を介在させ、かつ前記中間鋼板と上沓下端部との間および前記中間鋼板と下沓との間に間隙を設け、上沓および下沓の外側において前記中間鋼板にサイドブロックをボルトで締結し、上沓および下沓と中間鋼板との間の間隙を防塵するシール材を上沓および下沓に設けて中間鋼板との間で防塵することを特徴とする。
【0012】
また、第2発明では、第1発明のすべり支承装置において、前記上沓および下沓が断面矩形の箱状または断面円形の容器状とされていることを特徴とする。
【0013】
また、第3発明では、第1または第2発明のすべり支承装置において、上沓および下沓と中間鋼板との間の間隙を防塵するシール材が、前記上沓の下端面および下沓の上端面に設けられていることを特徴とする。
【0014】
また、第4発明では、第1〜3のいずれかの発明のすべり支承装置において、前記サイドブロックが上沓および下沓の外側面に当接または近接して配置されていることを特徴とする。
【0015】
第5発明では、第1〜4のいずれかの発明のすべり支承装置において、前記サイドブロックが橋軸直角方向の両側に配置され、橋軸方向の両側に配置されていないことを特徴とする。
【0016】
第6発明では、第1〜5のいずれかの発明のすべり支承装置において、前記上沓および下沓は、これらの橋軸方向の一方の側面部、または橋軸方向両方の側面部が開放された上沓本体および下沓本体に、開放側面部を閉塞するストッパを兼ねた側面板がボルトにより着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
【0017】
第7発明では、第1〜6のいずれかの発明のすべり支承装置において、前記中間鋼板と、前記上沓および下沓のいずれか一方とは、組み立て時の仮固定用部材であって、大地震時にボルト等の取り付け手段が破壊される仮固定用部材により固定されていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1〜図3は、本発明に係るすべり支承装置の一実施形態を示ものであって、図1は一部を切り欠いて示す平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。
【0020】
まず、上沓1について説明すると、上面板13とこれに一体の左右の側面板14とにより、断面下向き開放の鋼製の上沓本体1aが構成され、その上沓本体1aの下向き開口凹部15の上面板下面に、ステンレス板からなるすべり材16が溶接等により固定されている。前記各側面板14の下端面には、前後方向全長にわたってシール材取付け用の溝17が設けられ、その溝17に防塵用シール材18の基端部が嵌合固着されるか嵌合された状態で接着材により固定され、前記防塵用シール材18の下端部は下方に突出し、後記する中間鋼板3上面との間隙Gを塞ぐように構成されている。
【0021】
また、上面板13と前記各側面板14の前後両端面には、間隔をおいて雌ねじ孔が設けられ、上面板13と前記各側面板14の前後両端面に、それぞれ、側面板10としてのボルト挿通孔を間隔をおいて有する前面板10aおよび後面板10bが複数のボルトにより着脱自在に取付けられ、前記前面板10aおよび後面板10bの高さは、上沓本体1aと同じとされている。前記前面板10aおよび後面板10bの下端面は、前記各側面板14の下端面と同レベルとされている。前記上沓本体1aと前記前面板10aおよび後面板10b並びにこれらに取り付けられているシール材18により、上沓1が構成されている。
【0022】
前記前面板10aおよび後面板10bの下端面には、左右方向端部を除くほぼ全長にわたってシール材取付け用の溝17が設けられ、また、前記溝17に接続し、前記側面板14側の防塵用シール材18の端部側を嵌合装着するためのシール材取り付け用の溝17が左右方向端部に近接した位置に設けられ、これらの溝17にシール材18が嵌合固着されるか嵌合された状態で接着材により固定されている。したがって、前記各側面板14および前面板10aならびに後面板10bに装着された各防塵用シール材18により、横断面閉鎖環状のシール材に構成されている。なお、図示例の上沓本体1aの上面には、間隔をおいてアンカーボルト21螺合用の雌ねじ孔20が間隔をおいて設けられている。
【0023】
次に、下沓2について説明すると、図示例では、上沓1と同様な構成でこれを反転した形態で、下面板22とこれに一体の左右の側面板23とにより、断面上向き開放の凹状で鋼製の下沓本体2aが構成され、その下沓本体2aの凹部24の下面板上面に、ステンレス板からなるすべり材25が溶接等により固定されている。前記各側面板23の上端面には、前後方向全長にわたってシール材取付け用の溝26が設けられ、その溝26に防塵用シール材27の基端部が嵌合固着されるか嵌合された状態で接着材により固定され、前記防塵用シール材27の上端部は上側に突出し、後記する中間鋼板3下面との間隙Gを塞ぐように構成されている。なお、図示を省略するが、前記下面板22には、水抜き孔を縦向きあるいは下降傾斜する横向きに設けると、下沓2内に浸入した雨水等の水を排出し、水によりすべり性能が左右されないばかりでなく、防錆上も好ましい。
【0024】
また、下面板22と前記各側面板23の前後両端面には、間隔をおいて雌ねじ孔が設けられ、下面板22と前記各側面板23の前後両端面に、それぞれ、側面板28としてのボルト挿通孔を間隔をおいて有する前面板28aおよび後面板28bがボルト29により着脱自在に取付けられている。
【0025】
前記前面板28aおよび後面板28bの上端面には、左右方向端部を除くほぼ全長にわたってシール材取付け用の溝26が設けられ、また、前記溝26に接続し、前記側面板23側の防塵用シール材27の端部側を嵌合装着するためのシール材取り付け用の溝26が左右方向端部に近接した位置に設けられ、これらの溝26にシール材27が嵌合固着されるか嵌合された状態で接着材により固定されている。したがって、前記各側面板23および前面板28aならびに後面板28bに装着された各防塵用シール材27により、横断面閉鎖環状のシール材に構成されている。前記前面板28aおよび後面板28bの上端面は、前記各側面板23の上端面と同レベルとされている。前記下沓本体2aと前記前面板28aおよび後面板28b並びにこれらに取り付けられているシール材により、下沓2が構成されている。なお、図示例の下沓本体2aの下面には、間隔をおいてアンカーボルト21螺合用の雌ねじ孔30が間隔をおいて設けられている。
【0026】
前記のように構成された上沓1と下沓2が互いに開放部が向かい合って配置され、互いに解放部が向き合った上沓1と下沓2の間に、上沓1および下沓2の外側に伸びる中間鋼板3を装着していると共に上下にすべり面4,5を設けた弾性すべり支承6を介在させている。
【0027】
ここで、前記弾性すべり支承6の弾性すべり支承本体6aについて、図4(a)〜(c)を参照しながら説明すると、上部に環状の側周壁31を有すると共にその側周壁31の内側に凹部(ポット部)32を備えている鋼製すべり支承本体6bにおける前記凹部32内の底部に、ゴムのような弾性板33が収納されていると共に、その弾性板33の上面周縁凹部にゴム製等の圧縮リング34が介在され、前記弾性板33と圧縮リング34の上面に鋼製等の硬質板からなる可動ピストンとしての可動部材35が載置されている。
【0028】
前記可動部材35の下部は前記凹部32内に配置され、前記可動部材35の上面には、円形等の平坦な上面を有する凹部36が設けられ、その凹部36にはテフロン(登録商標)板(四フッ化エチレン板)等の合成樹脂製のすべり支承板37が固着されている。また、前記すべり支承本体6aの下面には、円形等の平坦な下面を有する凹部38が設けられ、その凹部38にはテフロン(登録商標)板(四フッ化エチレン板)等合成樹脂製のすべり支承板39が固着されている。したがって、弾性板33等を備えた弾性すべり支承本体6aとされ、これに中間鋼板3が装着されて、弾性すべり支承6とされている。
【0029】
鋼製のすべり支承本体6bにおける側周面の上下方向中間部には、支承上面40を有する環状の段部41が設けられ、中央部に透孔42を有する矩形または円形の水平な中間鋼板3が鋼製すべり支承本体6bに嵌合されて前記段部41に載置されて、上下方向の位置が固定され、上沓1および下沓2との間隙Gを初期時に一定になるように設定されている。なお、前記中間鋼板3をすべり支承本体6aに溶接またはボルト等により固定するようにしてもよい。すべり支承本体6aの上下端部までの高さは、上沓凹部15の深さ寸法と、下沓凹部24の深さ寸法と、中間鋼板3の厚さ寸法と、中間鋼板3と上沓1および下沓2の間に設ける間隙寸法Gを見込んで設定される。また、前記中間鋼板3の横方向のすべり距離を決める外形寸法は、大地震時に最大移動が生じても、防塵用シール材17,27から外れない大きさとするのがよい。
【0030】
前記中間鋼板3の横方向の端部は、上沓1及び下沓2の外側に位置するように設定され、上沓1および下沓2の外側において、前記中間鋼板3の左右端部には、前後方向に間隔をおいてサイドブロック取付け用のボルト挿通孔43が設けられていると共に、上沓1及び下沓2の外側に近接して前記中間鋼板3の上下両面に、ボルト挿通孔44を有する鋼製のサイドブロック7が前後方向に延長するように配置され、前記中間鋼板3と各サイドブロック7のボルト挿通孔43,44にわたって挿通されてボルト8およびこれに螺合されたナットにより、前記各サイドブロック7は前記中間鋼板3に固定されている。
【0031】
前記中間鋼板3の作用は、すべり支承本体6aが常時橋軸直角方向の上沓1および下沓2の中間に位置するように、位置を固定する役割と、サイドブロック7の取り付け、中間鋼板3の上下両面に弾性的に摺動当接するシール材18,27等の密閉を確実にし、防塵の役割をしている。
【0032】
上側の各サイドブロック7上面および下側の各サイドブロック7下面には、上沓1および下沓2の外側面に当接または近接した位置において、前後方向に間隔をおいて複数の仮固定用の雌ねじ孔(図示省略)が設けられ、また上沓本体1aおよび下沓本体2aの側面に複数の仮固定用の雌ねじ孔(図示省略)が設けられ、各サイドブロック7と上沓1または下沓2とは、L形鋼材からなる仮固定用部材45を介して仮固定用のボルト46により仮固定されて、上沓1および下沓2の中間鋼板3に対する左右方向の位置がセッティングされている。この実施形態では、上沓1と下沓2とは、中間鋼板3に対して上下対称位置にセッテイングされている。
【0033】
また、上沓1および下沓2の外側面に近接した位置において、前記中間鋼板3の前後方向の上下両面には、左右方向に間隔をおいて複数の仮固定用の雌ねじ孔が設けられ、中間鋼板3と上沓1または下沓2とは、L形鋼材からなる仮固定用部材45を介して仮固定用のボルト46により仮固定されて、前後方向(橋軸方向)の位置がセッテイングされている。
【0034】
このようにセッテイングされた状態で、上沓1および下沓2内に配置されたすべり支承本体6外側面と上沓1および下沓3内壁面との間には、前後左右の横方向のすべり移動を許容する横方向すべり間隙が設けられている。なお、図示の上沓1側の横方向のすべり間隙と下沓2側のすべり間隙は、適宜設計条件により、設定される。前記実施形態のように、上沓1と下沓2を同じ断面形状とすると、一方を反転配置して使用できるので、経済的にすべり支承装置を製作することができる。前記のように仮固定用部材45により仮固定すると、すべり支承装置組立時の各部分の位置関係を保持し、据え付け時の施工を容易にすることができる。また、このように仮固定用部材45で仮固定していると、組立時のすべり支承装置の寸法を保持することができる。このように、仮固定用部材45を使用すると、上沓1および中間鋼板3並びに下沓2の位置関係を正確に位置決めして組み立てた状態で、搬送する場合にも有利である。
【0035】
また、下沓側の仮固定用部材45(サイドブロック下側の仮固定用部材45も含む)を残した状態にすると、常時の状態でも、すべり支承本体6aが動かないので、橋軸方向の温度変化による動きは、上沓1側のすべり面で、滑らせるようにする。ただし、大地震時には、サイドブロック7を取り付けるボルトと同様に、仮固定用部材45を仮固定している仮固定用のボルト46をせん断破壊させて、自動的に取り外せるように構成されている。また、上部構造物が桁である場合には、桁の撓みによる回転については、上下の沓1,2内に配置されている弾性すべり支承本体6aの凹部32内の弾性体が圧縮変形することにより許容し、この桁の撓みによる回転を許容する点でも、中間鋼板と上沓下端面および下沓上端面との間には、間隙Gが設けられている。
【0036】
前記のようにすべり支承本体6aの高さ寸法が設定されているので、前記中間鋼板3と上沓下端部との間および前記中間鋼板3と下沓2との間に上下方向の間隙Gを設けることができ、また、上沓1および下沓2の外側において前記中間鋼板3にサイドブロック7をボルト8で締結し、上沓1および下沓2と中間鋼板3との間の間隙Gを防塵するシール材18,27を上沓1および下沓2に設けて中間鋼板3との間で防塵されているすべり支承装置が構成されている。
【0037】
なお、図1〜3のすべり支承装置は、2点鎖線で示す上部工51と下部工52にセッテイングされた状態で使用される場合には、サイドブロック7および中間鋼板3の上側および下側に配置されている仮固定用の治具(仮固定用部材45)の一方側(例えば上側)または上下両側のすべての仮固定用部材45が撤去される。上側の仮固定用部材45を取り外しし、中間鋼板3と下沓2とが仮固定用部材45により固定した場合には、上沓1側で、常時および中規模地震時にすべり支承するようにでき、大規模地震時には、上沓1および下沓2側ですべり支承せることができる。
【0038】
前記上沓1および下沓2の形状としては、断面矩形の箱状、または断面円形の容器状としたすべり支承装置としてもよい。例えば、橋梁用のすべり支承装置として使用する場合には、図示例のように箱状とし、橋軸直角方向の両側にサイドブロック7を配置し、上沓1または下沓2の橋軸方向の移動を制限するようにサイドブロック7を配置していない。上沓1または下沓2の橋軸方向の移動をサイドブロック7により拘束しないで自由にしてもよい。また、例えば基礎と建築物との間に介在させる場合には、上沓1および下沓2の形状を断面円形の容器状とするとよい。
【0039】
前記のように、上沓1および下沓2と中間鋼板3との間の間隙Gを防塵するシール材18,27が、前記上沓1の下端面および下沓2の上端面に設けられていると、シール材18,27を上沓1および下沓2にコンパクトに装着することができる。
【0040】
前記実施形態のように、サイドブロック7が上沓1および下沓2の外側面に当接または近接して配置されていると、レベルL1を超える水平力が作用する地震時、上沓1等によりサイドブロック7を固定しているボルト8をせん断破壊して、自動的にサイドブロック7を取り外すことができる、サイドブロック付きのすべり支承装置50となる。
【0041】
次に、本発明すべり支承装置における、上沓1および下沓2の橋軸方向(前後方向)の端部を塞いでいる側面板(前記の前面板10a,28aおよび後面板10b,28b)の作用について説明する。
【0042】
これらの各前後の面板10a,10bは、上沓1の橋軸方向の端部を塞ぎ、また各前後の面板28a,28bは下沓2の橋軸方向の端部を塞いでいることにより、すべり支承体6の橋軸方向の抜け出しを防いでいるストッパを兼ねた面板であり、この各面板が間隔を置いたボルト11,29により着脱自在に上沓1および下沓2に取り付けられていることにより、前記各ボルト11,29を取り外すことにより、上沓1および下沓2の橋軸方向の端部を解放し、図示省略の油圧ジャッキ等により上部工51を若干上昇させて、弾性すべり支承体6を橋軸方向(前後方向)に取り出せるように構成され、弾性すべり支承体6における上下面のすべり材37,39の交換,あるいはすべり支承体6内の弾性部品(弾性板33)等の交換、若しくはすべり支承体6自身の交換を容易になるように構成されている。
【0043】
図示の形態では、橋軸方向(前後方向)の両端部を解放可能にし、ストッパを兼ねた前後面板10a,10b,28a,28bを着脱可能としているが、変形形態としては、上沓1および下沓2の橋軸方向の一端側を図示のように、ストッパを兼ねた面板としてもよい。
【0044】
次に、橋梁に採用した場合における本発明の一実施形態のすべり支承装置の作用状態を、図5〜図7を参照して説明する。なお、橋梁用のすべり支承装置50として使用する場合には、上揚力に対しては、バネ機能を有するゴム支承装置(図示を省略した)と共に使用できる。
【0045】
図5の状態は、すべり支承装置50を、サイドブロック7が橋軸直角方向の両側に配置されるように橋梁桁からなる上部工(上部構造体)51および下部工(下部構造体)52に設置して、常時および中規模地震時の作動状況を示している。このように、常時および中規模地震(L1レベルの地震)時においては、サイドブロック7を固定しているボルト8はせん断破壊されることなくサイドブロック7は取り除かれることはない。このため、サイドブロック7で橋軸直角方向のすべり移動は拘束できる。また、常時の桁の温度収縮による前後方向(橋軸方向)のすべり移動は、中間鋼板3の上下両側の仮固定用部材45を取り外した状態または下側の仮固定用部材45を残した状態では、下沓2側のすべり面の接触面積に比べて接触面積の少ない上沓1側がすべり移動する。
【0046】
また、図6に示すように、L1レベルを越える地震時には、すべり支承装置50における片側のサイドブロック7を固定しているボルト8がせん断破壊されて、片側のサイドブロック7が取り外される。さらに上部工51に右矢印方向の水平力が作用し、上部工51が右方向(または下部工が左方向)に移動すると、反対側のサイドブロック7を固定しているボルト8がせん断破壊されて、反対側のサイドブロック7が取り外されるが、すべり支承装置50内の下沓2側のすべり面を利用したすべり移動はさらに許容している。このように、サイドブロック7を取り付けているボルト8がせん断破壊されてサイドブロック7が取れた状態では、全方向の移動可能になり、これにより全方向免震すべり支承装置として機能する。なお、図6に示す移動量は、上沓1と下沓2との中心線間との距離で、橋軸直角方向のすべり移動距離を示している。
【0047】
さらに大地震時には、上沓1が右方向(または下沓2が左方向)に移動すると、下沓2の右側面板23の内面がすべり支承体本体6aの一側面に係合すると共に、すべり支承体本体6aの他側面に上沓1の左側面板14の内壁面が係合し、図7に示すような最大変位した状態になる。この状態では、上沓1は右方向に水平移動することができないので、この状態で、本発明のすべり支承装置50は、移動制限装置として作用している。逆方向の場合も同様に移動制限装置として作用する。なお、前記の中間鋼板3の横幅寸法(橋軸方向または橋軸直角方向の両方向の横幅寸法は、すべりによる最大移動が生じても、中間鋼板3がシール材18,27から外れない横幅寸法とされている。なお、図7に示す移動量も図6と同様に、上沓1と下沓2との中心線間との距離で、橋軸直角方向のすべり移動距離を示している。
【0048】
図5〜図7で示す実施形態では、上沓1および中間鋼板3または中間鋼板3上面に固定のサイドブロック7側の仮固定用部材45を取り外し、中間鋼板3または中間鋼板3下面に固定のサイドブロック7と下沓2とを仮固定用部材45により固定した形態を示したが、図8に示すように、すべり支承装置を据え付けた後においては、すべての仮固定用部材45を取り外した状態としてもよい。この状態で上沓1側をすべり移動させるために、支承本体6aの上面のすべり支承面を、支承本体6aの下面のすべり支承面の面積よりも小さい面積とされている。
【0049】
なお、図示を省略するが、建物等の免震支承装置のように、小さな地震ではすべりが生じ無いようにするときは(トリガー機構を持たせるときは)、円形内周面の上沓1と円形内周面の下沓2および円形外周側面のすべり支承体本体6aならびに平面円形外周面の中間鋼板3とし、円形サイドブロック7もそれに合わせて円形にしても良い。この場合は、大地震時に円形サイドブロック7を破断させて、水平移動を可能にする時に用い、横方向全方向にすべり支承作用を発揮させる。なお、この場合、円形サイドブロック7は、円周方向に複数個に割った円弧状等のサイドブロックを使用しても良い。
【0050】
なお、本発明を実施する場合、前記中間鋼板3と、前記上沓1および下沓2のいずれか一方とは、組み立て時の仮固定用部材45であって大地震時に破壊される仮固定用部材45により固定しておいてもよい。例えば、図示の実施形態のように、中間鋼板3またはその下側に固定のサイドブロック7と下沓2とを仮固定用部材45およびボルト46で固定し、上沓1側を滑らせ、橋軸直角方向について、L1レベルをこえる地震時に仮固定用部材45を固定しているボルト46をせん断破壊させるようにしてもよく、このようにするため、仮固定用部材45を固定するボルト46は、前記サイドブロック7を中間鋼板3に固定しているボルト8よりも強度の小さいボルトが使用される。
【0051】
前記実施形態の場合には、上沓1または下沓2に設けたアンカーボルト21螺合用の雌ねじ孔20,30は、上部工51および下部工52がコンクリート製の場合であり、上部工51または下部工52が鋼製の場合には、適宜上沓1または下沓2にセットボルト孔を設けて、上部工51または下部工52に取り付けるようにすればよい。
【0052】
前記のように、本発明のすべり支承装置50は、すべり面を上下の2面にしている両面すべり支承であり、このような両面すべりは、片面のすべり面の移動量が、従来の片面すべり支承装置の半分で済む。このためコンパクトな設計ができ、上部工51及び下部工52の取り付け部もその分、コンパクトに設計できる。
【0053】
また、本発明のすべり支承装置50は、サイドブロック7付きのすべり支承装置で、すべり移動量が大きくても、上・下部工51,52への取り付け面積を小さくてすみ、大地震時にはこのサイドブロック7を固定しているボルトをせん断破断させて自動的にサイドブロック7を取り外し、全方向免震として動けるようにされている。しかも、最大すべり移動時に移動量を制限できて、桁の落橋を防止する事ができ、しかもテフロン(登録商標)等のすべり材37,39の交換が容易なコンパクトでコストの安い機能分離型支承用鉛直支承としてのすべり支承装置とされている。
【0054】
本発明のすべり支承装置を、鋼桁などの鋼製上部工あるいは鋼脚などの鋼製下部工に取り付ける場合は、上沓1側をアンカーボルトに代えてセットボルトで締結すればよく、また下沓2側を鋼製下部工に固定のベースプレートに溶接により取付けるようにすればよい。
なお、上沓および下沓の橋軸方向の一方の側面部が開放された上沓本体および下沓本体を使用する場合は、上沓本体および下沓本体の橋軸方向(前後方向)の同じ側が開放され、反対側は、側面板14または23と一体の面板(前面板または後面板)が設けられる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、上沓と下沓との間に介在させる弾性すべり支承に、上沓および下沓の外側に伸びる広幅の中間鋼板を装着させ、そのサイドブロックをボルトで固定するだけで、コンパクトであると共に構造が簡単で製作コストの安いサイドブロック付きのすべり支承装置とすることができ、しかも、すべり移動量を大きくした上で、上部工および下部工への取り付け面積が小さくできる。また、大地震時には、サイドブロックを自動的に取り外して、全方向免震すべり支承と作動させることができ、さらに最大すべり移動時には、すべり移動量を制限できて、橋梁等のすべり支承装置として使用した場合は、桁の落橋を防止する落橋防止装置として作用させることができる。
【0056】
また、単に広幅の中間鋼板を弾性すべり支承に装着するだけで、上下沓内の弾性すべり支承を、上下沓の中間にあるように位置を確実に保持することができ、直接、上沓および下沓が直接干渉することはなく、地震時の水平力により、これらの相対的なすべり移動を確実にすることができる。
【0057】
また、広幅の中間鋼板に、橋軸直角方向等の必要な場所に容易にサイドブロックを容易に取り付けることができる。また、上沓および下沓と中間鋼板とのシールが必要な場合には、中間鋼板の上下両面をシール材の摺動面として、密閉を助け防塵の役割を果たすこともできる。
【0058】
また、上沓下端部と中間鋼板上面との間と、中間鋼板下面と下沓上端部との間に間隙が設けられていると、上沓と中間鋼板および下沓と中間鋼板とが干渉することなく、確実にすべり移動させることができ、また、上部構造体の撓みにより上沓側が回転(上部構造体の撓みによる微小回転)してもこれを許容して支承することができる。
【0059】
また、請求項2のように、上沓および下沓を断面矩形の箱型にすると、サイドブロックを設ける位置で橋軸方向または橋軸直角方向に容易に方向特性をもつ橋梁用すべり支承装置とすることができ、また断面円形の容器状とすると、建築構造物の横方向全方向免震のすべり支承とすることができる。
【0060】
また請求項3によると、上沓および下沓と中間鋼板との間を防塵するシール材を上沓下端面および下沓下端面に容易に取り付けることができ、また、中間鋼板の上下両面をシール材の摺動面として、密閉を助け防塵の役割を果たすこともできる。
【0061】
請求項4の発明によると、前記サイドブロックが上沓および下沓の外側面に当接または近接して配置されているので、L1以上の地震時にすべり移動により中間鋼板に固定のサイドブロックをボルト破断により自動的に取り外した上で、すべり支承させることができる。
【0062】
請求項5のように、サイドブロックが橋軸直角方向の両側に配置され橋軸方向に配置されていないと、橋軸方向については、地震時の設計移動量までは、自由にすべり移動させることができ、橋軸直角方向については、常時および中規模地震時には、サイドブロックを破損させることがない。
【0063】
請求項6のように、橋軸方向の一方または好ましくは両方の側面板がボルトにより着脱自在に取り付けられていると、橋軸方向の側面板を取り外して、上部構造物を若干ジャッキアップした状態で、橋軸方向からすべり支承の部品交換あるいはすべり支承本体の交換を容易に行なうことができる。
【0064】
また、請求項7のように、中間鋼板と、上沓および下沓のいずれか一方(例えば、好ましくは下沓)とが、大地震時にボルト等の取り付け手段が破壊される仮固定用部材により固定されていると、常時または中規模地震時に、一方(上沓側)のすべり面のみを作用させることができ、他方のすべり面の磨耗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るすべり支承装置で、仮固定用部材を装着した状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】中間鋼板を取り除いた状態のすべり支承体を示すものであって、(a)は平面図、(b)は縦断正面図、(c)は底面図である。
【図5】本発明の一実施形態のすべり支承装置を、サイドブロックが橋軸直角方向の両側に配置されるように橋梁の上部工および下部工に設置して、常時および中規模地震時の作動状況を示す縦断正面図である。
【図6】L1レベルの地震時に、本発明の一実施形態のすべり支承装置における片側のサイドブロックを固定しているボルトがせん断破壊されて、片側のサイドブロックが取り外された状態を示す縦断正面図である。
【図7】本発明の一実施形態のすべり支承装置の最大変位の状態で、移動制限装置として作用している状態を示す縦断正面図である。
【図8】中間鋼板と上沓または中間鋼板と下沓とを仮固定する仮固定部材を取り外して使用している状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
G 間隙
1 上沓
2 下沓
3 中間鋼板
4 上部すべり面
5 下部すべり面
6 弾性すべり支承
6a 弾性すべり支承本体
6b 鋼製のすべり支承本体
7 サイドブロック
8 ボルト
10 側面板
10a 前面板
10b 後面板
11 ボルト
12 仮固定用部材
13 上面板
14 側面板
15 凹部
16 すべり材
17 シール材取り付け用の溝
18 シール材
20 雌ねじ孔
21 アンカーボルト
22 下面板
23 側面板
24 凹部
25 すべり材
26 シール材取り付け用の溝
27 シール材
28 側面板
29 ボルト
30 雌ねじ孔
31 側周壁
32 凹部
33 弾性板
34 圧縮リング
35 可動部材
36 凹部
37 すべり支承板
38 凹部
39 すべり支承板
40 支承上面
41 段部
42 透孔
43 サイドブロック取り付け用のボルト挿通孔
44 ボルト挿通孔
45 仮固定用部材
46 仮固定用のボルト
50 すべり支承装置
51 上部工(上部構造体)
52 下部工(下部構造体)

Claims (7)

  1. 互いに解放部が向き合った上沓と下沓の間に、上沓および下沓の外側に伸びる広幅の中間鋼板を装着していると共に上下にすべり面を設けた弾性すべり支承を介在させ、かつ前記中間鋼板と上沓下端部との間および前記中間鋼板と下沓との間に間隙を設け、上沓および下沓の外側において前記中間鋼板にサイドブロックをボルトで締結し、上沓および下沓と中間鋼板との間の間隙を防塵するシール材を上沓および下沓に設けて中間鋼板との間で防塵することを特徴とするすべり支承装置。
  2. 前記上沓および下沓が断面矩形の箱状または断面円形の容器状とされていることを特徴とする請求項1に記載のすべり支承装置。
  3. 上沓および下沓と中間鋼板との間の間隙を防塵するシール材が、前記上沓の下端面および下沓の上端面に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のすべり支承装置。
  4. 前記サイドブロックが上沓および下沓の外側面に当接または近接して配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のすべり支承装置。
  5. 前記サイドブロックが橋軸直角方向の両側に配置され、橋軸方向の両側に配置されていないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のすべり支承装置。
  6. 前記上沓および下沓は、これらの橋軸方向の一方の側面部、または橋軸方向両方の側面部が開放された上沓本体および下沓本体に、開放側面部を閉塞するストッパを兼ねた側面板がボルトにより着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のすべり支承装置。
  7. 前記中間鋼板と、前記上沓および下沓のいずれか一方とは、組み立て時の仮固定用部材であって、大地震時にボルト等の取り付け手段が破壊される仮固定用部材により固定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のすべり支承装置。
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