JP2006266048A - 橋梁用複合支承 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】積層ゴム支承部1と、積層ゴム支承部1上に設けられる密閉ゴム支承板支承部2とからなる橋梁用複合支承であって、密閉支承板支承部2は、下向きに開口する凹状ポット部18が形成された上沓15と、凹状ポット部18に密閉して収容された圧縮ゴム板16と、凹状ポット部16に圧縮ゴム板16を押圧するように嵌合され、鉛直荷重及び水平荷重を積層ゴム支承部1に伝達するとともに、上沓15の鉛直方向の回転を許容できるピストン17とを有し、ピストン17は下部側の小径部17aと上部側の大径部17bとからなり、上沓15の下部には凹状ポット部18の内方側に突出して、ピストン17の大径部17bの下面に係合可能な環状のストッパ部材44が設けられている。
【選択図】 図7
Description
この発明の目的は、凹状ポット部に雨水や塵芥等が入り込むことがなく、シールリングが不要であり、低コストで製作できる橋梁用複合支承を提供することにある。
すなわち、この発明は、積層ゴム支承部と、この積層ゴム支承部上に設けられる密閉ゴム支承板支承部とからなる橋梁用複合支承であって、
前記密閉支承板支承部は、下向きに開口する凹状ポット部が形成された上沓と、
前記凹状ポット部に密閉して収容された圧縮ゴム板と、
前記凹状ポット部に前記圧縮ゴム板を押圧するように嵌合され、鉛直荷重を前記積層ゴム支承部に伝達するとともに、前記上沓の鉛直方向の回転を許容できるピストンとを有し、
前記密閉ゴム支承板支承部と前記積層ゴム支承部との間で水平荷重を伝達する手段を備えてなることを特徴とする橋梁用複合支承にある。
前記水平荷重伝達手段は、前記凹部と前記載置プレートとからなるようにしてもよい。この場合、前記載置プレートと前記上部鋼板との間に中間プレートが配置され、この中間プレートは前記ゴム沓の両側に張り出す張出部を有し、前記上沓には前記張出部の下面に係合可能なストッパ部材が設けられている。
前記密閉支承板支承部は、下向きに開口する凹状ポット部が形成された上沓と、
前記凹状ポット部に密閉して収容された圧縮ゴム板と、
前記凹状ポット部に前記圧縮ゴム板を押圧するように嵌合され、鉛直荷重及び水平荷重を前記積層ゴム支承部に伝達するとともに、前記上沓の鉛直方向の回転を許容できるピストンとを有し、
前記ピストンは下部側の小径部と上部側の大径部とからなり、
前記上沓の下部には前記凹状ポット部の内方側に突出して、前記ピストンの大径部の下面に係合可能な環状のストッパ部材が設けられていることを特徴とする橋梁用複合支承にある。
前記ボスは前記圧縮ゴムの穴を貫通して前記ピストンの穴に嵌合され、
前記ボスの外周は前記ピストンの穴内周に周接する凸状湾曲面を有している構成を採ることもできる。
S=a・b/2(a+b)・te
ここに、S:一次形状係数、a,b:ゴム沓の平面上の一辺の長さ、te:ゴム層の一層厚である。
2 密閉ゴム支承板支承部
3 ゴム沓
4 下沓
5 上部鋼板
6 下部鋼板
7 中間鋼板
8 ゴム層
12 ベースプレート
14 下部構造
15 上沓
16 圧縮ゴム板
17 ピストン
17a 小径部
17b 大径部
18 凹状ポット部
19 上部構造
25 ストッパ部材
26 サイドブロック
30 中間プレート
36 大径凹部
37 載置プレート
43 中間プレート
44 ストッパ部材
48 切欠部
53 凸状湾曲面
55 中間プレート
56 センターボス
57 穴
58 穴
Claims (15)
- 積層ゴム支承部と、この積層ゴム支承部上に設けられる密閉ゴム支承板支承部とからなる橋梁用複合支承であって、
前記密閉支承板支承部は、下向きに開口する凹状ポット部が形成された上沓と、
前記凹状ポット部に密閉して収容された圧縮ゴム板と、
前記凹状ポット部に前記圧縮ゴム板を押圧するように嵌合され、鉛直荷重を前記積層ゴム支承部に伝達するとともに、前記上沓の鉛直方向の回転を許容できるピストンとを有し、
前記密閉ゴム支承板支承部と前記積層ゴム支承部との間で水平荷重を伝達する手段を備えてなることを特徴とする橋梁用複合支承。 - 前記積層ゴム支承部は厚肉の上下部鋼板及び薄肉の複数の中間鋼板とゴム層とを交互に積層してなるゴム沓を有していることを特徴とする請求項1記載の橋梁用複合支承。
- 前記水平荷重伝達手段は、前記上部鋼板の上面に形成されたキー穴と、このキー穴に嵌合される前記ピストンとからなることを特徴とする請求項2記載の橋梁用複合支承。
- 前記水平荷重伝達手段は、前記上部鋼板の上面及び前記ピストンの下面にそれぞれ形成されたキー穴と、これらのキー穴に嵌合されるせん断キーとからなることを特徴とする請求項2記載の橋梁用複合支承。
- 前記上部鋼板は前記ゴム沓の両側に張り出す張出部を有し、前記上沓には前記張出部の下面に係合可能なストッパ部材が設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の橋梁用複合支承。
- 前記水平荷重伝達手段は、前記上部鋼板の上面に固定された中間プレートと、この中間プレートの上面に形成されたキー穴と、このキー穴に嵌合される前記ピストンとからなることを特徴とする請求項2記載の橋梁用複合支承。
- 前記中間プレートは前記ゴム沓の両側に張り出す張出部を有し、前記上沓には前記張出部の下面に係合可能なストッパ部材が設けられていることを特徴とする請求項6記載の橋梁用複合支承。
- 前記上沓は前記凹状ポット部の外周に段差を介して連なる凹部を有し、前記上部鋼板の上面には前記凹部に遊間を置いて嵌合される載置プレートが固定され、この載置プレートの上面に前記ピストンが載置され、
前記水平荷重伝達手段は、前記凹部と前記載置プレートとからなることを特徴とする請求項2記載の橋梁用複合支承。 - 前記載置プレートと前記上部鋼板との間に中間プレートが配置され、この中間プレートは前記ゴム沓の両側に張り出す張出部を有し、前記上沓には前記張出部の下面に係合可能なストッパ部材が設けられていることを特徴とする請求項8記載の橋梁用複合支承。
- 積層ゴム支承部と、この積層ゴム支承部上に設けられる密閉ゴム支承板支承部とからなる橋梁用複合支承であって、
前記密閉支承板支承部は、下向きに開口する凹状ポット部が形成された上沓と、
前記凹状ポット部に密閉して収容された圧縮ゴム板と、
前記凹状ポット部に前記圧縮ゴム板を押圧するように嵌合され、鉛直荷重及び水平荷重を前記積層ゴム支承部に伝達するとともに、前記上沓の鉛直方向の回転を許容できるピストンとを有し、
前記ピストンは下部側の小径部と上部側の大径部とからなり、
前記上沓の下部には前記凹状ポット部の内方側に突出して、前記ピストンの大径部の下面に係合可能な環状のストッパ部材が設けられていることを特徴とする橋梁用複合支承。 - 前記ピストンの大径部の外周は、前記凹状ポット部の内周に周接する凸状湾曲面を有していることを特徴とする請求項10記載の橋梁用複合支承。
- 前記ピストンの小径部の外周は、前記ストッパ部材の内周に周接する凸状湾曲面を有していることを特徴とする請求項10記載の橋梁用複合支承。
- 前記ピストンと前記圧縮ゴム板との間に、前記ピストンに対して滑動自在な中間プレートが介在されていることを特徴とする請求項12記載の橋梁用複合支承。
- 前記上沓の下面には環状の切欠部が形成され、この切欠部に前記ストッパ部材が固定されていることを特徴とする請求項12又は13記載の橋梁用複合支承。
- 前記凹状ポット部の底面中央にボスが設けられるとともに、前記圧縮ゴム及び前記ピストンの各中央に穴が設けられ、
前記ボスは前記圧縮ゴムの穴を貫通して前記ピストンの穴に嵌合され、
前記ボスの外周は前記ピストンの穴内周に周接する凸状湾曲面を有していることを特徴とする請求項10記載の橋梁用複合支承。
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2005
- 2005-03-29 JP JP2005093861A patent/JP2006266048A/ja active Pending
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