JP2008133681A - 免震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで接触部分の防錆を行うことの可能な免震装置を得る。
【解決手段】上沓30は、ゴム支承32よりも大サイズの方形の鋼板で構成され、ゴム支承32上に重ねて配置され、外周縁部30Eはゴム支承32の径方向外側に突出されている。外周縁部30Eの水平方向の端面には、接触部材28が固定されている。接触部材28は、上沓30の端辺に沿った棒状で、上沓30の端面側が平面とされ、その逆側で枠部24と対向する側が枠部24に向かって突状のR形状とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、橋梁等に用いられる免震装置に係り、詳細には鉛直荷重を支持する機能と水平荷重を弾性支持する機能とが分離された免震装置で、後者の機能を受け持つ免震装置に関する。
近年、橋梁等に用いられる免震装置において鉛直荷重を支持する機能と水平荷重を支持する機能とを分離した機能分離型免震装置が開発されている。例えば、特許文献1には、水平荷重が弾性支持される装置が開示されている。
特許文献1に記載の装置のように、水平荷重を支持する機能を有する装置では、上部構造物と下部構造物との相対移動を許容する構造が必要となる。そのため、特許文献1では、せん断キーが上沓に構成されたキー穴へ相対回転可能に嵌合されている。
このような相対移動を許容する構造部分では、部材間での摺接があるため、接触部分が曲面状とされている。この曲面状の接触部分は、摩耗しやすく、防錆の対策が必要である。
しかしながら、防錆効果のある材料で、せん断キーや上沓を構成すると、コストが高くなってしまう。
特開2003−138518号
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、低コストで接触部分の防錆を行うことの可能な免震装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の免震装置は、支持部材と被支持部材との間に設置され、水平荷重を支持する免震装置であって、前記被支持部材の下面と離間して対向配置される上沓と、前記支持部材の上面に固定された下沓と、前記上沓と下沓との間に配置されたゴム支承と、前記被支持部材の下面に固定され、前記上沓の外周縁部を相対移動可能に保持する保持部材と、前記保持部材と前記上沓の外周縁部とが接触する接触部に設けられ、前記保持部材及び前記上沓の一方に固定される面が平面とされ、他方と対向配置される面が曲面とされ、少なくとも前記曲面がステンレスで構成された接触部材と、を備えている。
請求項1の免震装置は、被支持部材の下面と離間して対向配置される上沓と、支持部材の上面に固定された下沓と、上沓と下沓との間に配置されたゴム支承と、を備えている。下沓は、支持部材上に直接固定されていてもよいし、ベースプレートを介して支持部材に固定されていてもよい。
請求項1の免震装置では、上沓の外周縁部が保持部材により相対移動可能に保持され、互いに接触する接触部に接触部材が設けられている。接触部材は、平面側が保持部材及び上沓の一方に固定され、曲面側が他方(保持部材及び上沓のうちの接触部材が固定されていない方)と対向配置されている。そして、接触部材は、少なくとも曲面がステンレスで構成されている。
接触部材の曲面側は、摺接により摩耗しやすいが、ステンレスで構成されているので、錆を抑制することができる。また、接触部材の全体をステンレスで構成する必要がなく、コストを抑えることができる。
請求項2に記載の免震装置は、前記接触部材の断面が半円状であること、を特徴とする。
上記形状の接触部材であれば、丸棒を半分に切断した部材を用いることができ、容易に製造することができる。
請求項3に記載の免震装置は、前記接触部材が、ステンレス製であること、を特徴とする。
このように、接触部材の全体をステンレスで構成することができる。
請求項4に記載の免震装置は、前記接触部材が、前記曲面にステンレス製部材が固定されて構成されていること、を特徴とする。
このように、接曲面のみにステンレス製部材を固定することによっても、接触部材を構成することができる。なお、ここでの固定は、溶接による固定や、ねじ固定により行うことができる。
本発明は上記構成としたので、低コストで、上沓と保持部材との接触部分の防錆を行うことができる。
図1には、本発明の実施形態の免震装置20の断面図が示されている。本実施形態では免震装置20は、支持部材である橋脚10と、被支持部材である橋桁12との間に設置されている。この免震装置20の両側には不図示の支承が設置され、橋桁12の鉛直荷重は当該支承を介して橋脚10に伝達され、免震装置20には鉛直荷重が作用せず、水平荷重のみが作用する。
免震装置20は、ソールプレート22、上沓30、ゴム支承32、下沓34、及び、ベースプレート36を備えている。
ベースプレート36は、方形の鋼板で構成され、橋脚10上に複数のアンカーボルト16により固定されている。
下沓34は、方形の鋼板で構成され、板面の上側中央部にキー穴34Aが構成されている。下沓34は、ベースプレート36上に重ねて配置され、ボルト17によりベースプレート36に固定されている。
ゴム支承32は、下沓34よりも小サイズの方形とされ、厚み方向に所定の間隙をあけて積層された複数の金属板32Aと、これらの間隙に配置されたゴム層32B、及び、金属板32Aの縁部を取り囲むように周囲に配置されたゴム壁32C、を備えている。金属板32Aとゴム層32Bとは、交互に積層された状態で、積層方向の両端面(下面及び上面)に、それぞれ下部連結板33及び上部連結板31が固定されている。ゴム支承32は、上沓30と下沓34との間に配置される。
上沓30は、ゴム支承32よりも大サイズの方形の鋼板で構成され、ゴム支承32上に重ねて配置され、外周縁部30Eはゴム支承32の水平方向外側に突出されている。外周縁部30Eの水平方向の端面には、図2に示すように、接触部材28が固定されている。接触部材28は、上沓30の端辺に沿った棒状で、上沓30の端面側が平面とされ、その逆側で後述する枠部24と対向する側が枠部24に向かって突状のR形状とされている。したがって、接触部材28の断面は、略半円状とされている。接触部材28は、ステンレス製とされている。接触部材28は、溶接により上沓30の端面に取り付けることができる。上沓30の板面の下側中央部には、キー穴30Aが構成されている。
ゴム支承32の下部連結板33の下面の中央部には、キー穴34Aに対応する位置にキー穴33Aが構成されている。キー穴33A、34Aには、せん断キー40が嵌め込まれている。また、ゴム支承32の上部連結板31の上面の中央部には、キー穴30Aに対応する位置にキー穴31Aが構成されている。キー穴30A、31Aには、せん断キー42が嵌め込まれている。
なお、上記のキー穴は、本実施形態のように中央部に構成してもよいし、中央部以外の位置に複数構成してもよい。
下部連結板33は、せん断キー40が嵌め込まれた状態で、ボルト18により下沓34に固定されている。また、上部連結板31は、せん断キー42が嵌め込まれた状態で、ボルト18により上沓30に固定されている。せん断キー40、42により、橋脚10と橋桁12との間の水平方向のずれをゴム支承32に作用させて、ゴム支承32をせん断変形させることができる。
なお、本実施形態では、金属板32Aを方形の板状とし、上部連結板31及び下部連結板33もこれに合わせて方形の板状としている。これにより、ゴム支承32は全体として、扁平な略四角柱状になっているが、ゴム支承32の形状はこれに限定されず、例えば円柱状であってもよいし、四角柱以外の多角柱状(例えば六角柱状)であってもよい。
ソールプレート22は、橋桁12の下面に複数のアンカーボルト16により固定されている。ソールプレート22は、方形とされ、外周縁に下側へ突出された枠部24が構成され、枠部24の内側面にプレート25がボルト25Bにより取り付けられている。ソールプレート22の下面には、プレート25に囲まれて凹部24Aが構成されている。枠部24の下端面には、凹部24Aの周端下部を覆うように、ボルト26Bにより受部材26が取り付けられている。枠部24及び受部材26により、ソールプレート22の外周部分には、断面が鉤状の保持部27が構成されている。
上沓30は、ソールプレート22の下面から距離Dだけ離間し、ソールプレート22の下面に対向するようにして凹部24Aに配置されている。上沓30の外周縁部30Eに取り付けられた接触部材28は、上沓30とソールプレート22とが相対移動可能なように保持部27に保持されている。
上記構成とされた本実施形態の免震装置20では、橋脚10と橋桁12とが水平方向に相対移動すると、せん断キー40、42を介して、水平方向のずれがゴム支承32に作用し、ゴム支承32のせん断変形により水平方向の荷重が受けられる。一方、橋桁12から鉛直方向の荷重があると、ソールプレート22の下面と上沓30との間は距離Dで離間されているので、距離Dにより鉛直荷重が吸収される。
このように、橋脚10と橋桁12とが相対移動すると、保持部27のプレート25と接触部材28の曲面側が摺接される。本実施形態では、プレート25、接触部材28がステンレス製とされているので、摺接により摩耗しても錆び難く、免震装置20の劣化を抑制することができる。また、上沓30をステンレス製とするのではなく、接触部材28のみをステンレス製としているので、低コストで免震装置を製造することができる。
また、本実施形態では、接触部材28の上沓30側を平面としているので、上沓30側の端面をR加工する必要がなく、接触部材28を容易に上沓30に取り付けることができる。
なお、本実施形態では、接触部材28の全体をステンレス製とした例について説明したが、接触部材28は、曲面側がステンレス製であればよい。したがって、例えば、図3に示すように、断面が半円状の非ステンレス部材28Aと、非ステンレス部材28Aの曲面側を覆うようなステンレスカバー28Bで接触部材28を構成することもできる。ステンレスカバー28Bの非ステンレス部材28Aへの取り付けは、図3(B)に示すように溶接で行ったり、図3(C)に示すようにねじNによるねじ止めで行ったりすることができる。
また、本実施形態では、接触部材28を上沓30側へ取り付けた例について説明したが、接触部材は、図4に示すように、ソールプレート22側に取り付けることもできる。この場合に接触部材29は、プレート25に代えて、ねじ25Bにより取り付けることができる。プレート25は、溶接やねじ止めにより、上沓30の端面に取り付ける。
また、本実施形態では、ベースプレート36を介して下沓34を橋脚10に固定したが、ベースプレート36なしで、直接下沓34を橋脚10に固定することもできる。
本発明の実施形態の免震装置の断側面図である。 本発明の実施形態の免震装置の保持部付近を示す概略図である。 本発明の実施形態の免震装置の接触部材の変形例を示す保持部付近の概略図である。 本発明の実施形態の免震装置の接触部材の他の変形例を示す保持部付近の概略図である。
符号の説明
10 橋脚
12 橋桁
20 免震装置
22 ソールプレート
24 枠部
26 受部材
27 保持部
28 接触部材
29 接触部材
30 上沓
32 ゴム支承
34 下沓
36 ベースプレート

Claims (4)

  1. 支持部材と被支持部材との間に設置され、水平荷重を支持する免震装置であって、
    前記被支持部材の下面と離間して対向配置される上沓と、
    前記支持部材の上面に固定された下沓と、
    前記上沓と下沓との間に配置されたゴム支承と、
    前記被支持部材の下面に固定され、前記上沓の外周縁部を相対移動可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材と前記上沓の外周縁部とが接触する接触部に設けられ、前記保持部材及び前記上沓の一方に固定される面が平面とされ、他方と対向配置される面が曲面とされ、少なくとも前記曲面がステンレスで構成された接触部材と、
    を備えた免震装置。
  2. 前記接触部材は、断面が半円状であること、を特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  3. 前記接触部材は、ステンレス製であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の免震装置。
  4. 前記接触部材は、前記曲面にステンレス製部材が固定されて構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の免震装置。
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