JP5652107B2 - 支承装置 - Google Patents

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Description

本発明は支承装置に関し、更に詳しくは、設置スペースを拡大することなくサイドブロックの水平方向の耐転倒力を向上させることができる支承装置に関する。
橋梁の支持などに用いられる支承装置は、一般に複数のゴム板と金属板とを積層した積層体の上下端に、それぞれ上部プレート及び下部プレートを設けたゴム支承体を有しており、下部プレートの底面に固定されたベースプレートをアンカーボルトを介して橋脚に固定することで設置される。この支承装置の中には、例えば特許文献1に示すように、橋桁間の伸縮装置の破損防止などを目的として、橋軸の直角方向への水平変位を規制するサイドブロックを備えているものがある。サイドブロックは、ゴム支承体との間に所定の隙間(遊間)をおいてゴム支承体の両側に位置するように、ベースプレート上に固定ボルトで取り付けられている。
橋梁の規模が大きくなって橋軸に直角な水平方向への変位力が増加するような場合には、サイドブロックの水平方向の耐転倒力(固定された状態を維持する抵抗力)を向上する必要がある。しかし、そのためにサイドブロックを大型化すると、固定ボルトとアンカーボルトとが干渉することがある。両者の干渉を避けるには、アンカーボルトをサイドブロックの外側に設ける必要があるが、そのためにはベースプレートを拡張せざるを得なくなり、支承装置の設置スペースが拡大して設置が困難になるという問題があった。
特開2005−207020号公報
本発明の目的は、設置スペースを拡大することなくサイドブロックの水平方向の耐転倒力を向上させることができる支承装置を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の支承装置は、ベースプレートと、該ベースプレート上に固定されるゴム支承体と、ゴム支承体の両側に位置するように前記ベースプレート上に取り付けられる一対のサイドブロックと、該サイドブロックを前記ベースプレートに取り付けると共に前記ベースプレートを下部構造物に固定するアンカーボルトとを備えた支承装置において、前記サイドブロックの底面に雌ネジ孔を形成する一方で、前記アンカーボルトの上部に雄ネジを形成し、前記雄ネジを前記雌ネジ孔にねじ込むことで前記アンカーボルトを前記サイドブロックに固定し、前記サイドブロックを少なくとも一組の前記アンカーボルトを含む取付手段によって前記ベースプレート上に取り付けたことを特徴とするものである。
本発明の支承装置によれば、ベースプレートを固定するアンカーボルトが、サイドブロックをベースプレート上へ取り付ける取付手段の少なくとも一部をなすようにしたので、サイドブロックの水平方向への耐転倒力を向上するためにサイドブロックを大型化した場合でも、アンカーボルトを設けるためにベースプレートを拡張する必要がなくなるため、支承装置の設置スペースが拡大することはない。
上記の取付手段として、サイドブロックを上下に貫通し、かつベースプレートに形成された雌ネジに螺合する複数の固定ボルトを併用することが望ましい。更には、取付手段をアンカーボルトのみから構成することが、より望ましい。
そのようにすることで、残りの固定ボルトに加わる引張力を低く抑えられため、ベースプレートの雌ネジを浅く形成すること、又は雌ネジを不要とすることが可能となり、ベースプレートの厚さを薄くして製造コストの低減を図ることができる。
アンカーボルトは、それぞれのサイドブロックにおいて、対向するゴム支承体の側面に沿って間隔をあけて、かつその側面の中心に対して対称となる位置に配置されることが望ましい。それにより、アンカーボルトに加わる応力を均等にすることができる。
上述のように、本発明では、サイドブロックの底面に雌ネジ孔を形成する一方で、アンカーボルトの上部に雄ネジを形成し、雄ネジを雌ネジ孔にねじ込むことでアンカーボルトをサイドブロックに固定しているので、設置現場での作業を省力化することができると共に、長期間にわたって安定的に支承装置及びサイドブロックの固定状態を維持することができる。
本発明の基礎となる支承装置の斜視図である。 図1の支承装置の半断面側面図である。 サイドブロックとアンカーボルトとの固定箇所の一部拡大図であって、(a)はアンカーボルトを貫通させて固定する参考例を示し、(b)は本発明のアンカーボルトを貫通させないで固定する状態を示す。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の基礎となる支承装置の参考例を示す。
この支承装置は、ベースプレート1上に固定されたゴム支承体2の両側に、所定の間隔(例えば、5mm)をおいて一対のサイドブロック3、3を、同じくベースプレート1上に取り付けた構成を有している。ゴム支承体2は、ゴム板4と鋼板5とを上下方向に交互に複数積層し、加硫接着して一体化した積層体6の上端及び下端に、それぞれ金属製の上部プレート7及び下部プレート8を取り付けた構造を有しており、下部プレート8の底面は溶接等によりベースプレート1上に固定されている。
サイドブロック3は鋼材から形成され、取付手段によりベースプレート1上に取り付けられている。この実施形態においては、取付手段は、上下に貫通しかつベースプレート1に形成された雌ネジ9に螺合する複数の固定ボルト10から構成されている。なお、サイドブロック3の貫通孔には、ゴム支承体2との間隔を調整することができるように裕度(クリアランス)が持たせてある。
本発明の支承装置では、それぞれのサイドブロック3を固定する複数の固定ボルト10のうちの少なくとも一組の代わりに、ベースプレート1を貫通して下方へ延びる太径のアンカーボルト11が用いられている。アンカーボルト11は、橋脚などの下部構造物に埋設されることでベースプレート1を介して支承装置を固定すると同時に、残りの固定ボルト10と共にサイドブロック3をベースプレート1に取り付ける役割を有する。なお、ベースプレート1の貫通孔にも裕度(クリアランス)が持たせてあり、支承装置の設置位置の調整が可能になっている。
このことにより、水平方向の耐転倒力を向上するためにサイドブロック3を大型化した場合でも、アンカーボルト11を設けるためにベースプレート1を拡張する必要がなくなるため、支承装置の設置スペースが拡大することはない。
また、アンカーボルト11は固定ボルト10よりも太径であり、かつ下部構造物の深くまで埋設されるので、固定ボルト10に比べて上方への引張力に対する抵抗が大きいため、残りの固定ボルト10に加わる引張力を低く抑えることができる。そのため、固定ボルト10が螺合するベースプレート1の雌ネジ9を浅く形成することが可能となり、ベースプレート1の厚さを薄くすることで製造コストの低減を図ることができる。
特に、全ての固定ボルト10の代わりにアンカーボルト11を用いた場合には、ベースプレート1の雌ネジ9が不要となるため、ベースプレート1の厚さを最小限にすることができる。
固定ボルト10の代わりに用いられるアンカーボルト11は、それぞれのサイドブロック3において、対向するゴム支承体2の側面に沿って間隔をあけて、かつゴム支承体2の側面の中心に対して対称となる位置に配置されることが望ましい。そのようにすることで、アンカーボルト11に均等に応力が加わるようになる。
本発明では、サイドブロック3とアンカーボルト11とを固定する方法として、アンカーボルト11がサイドブロック3を貫通した状態ではなく貫通しない状態で固定する方法が採用される
具体的には、図1,2に示す参考例では、図3(a)に示すように、アンカーボルト11をサイドブロック3の上下方向に貫通させて、その上部に形成した雄ネジ12に螺合するナット13で固定する方法が採用されているがこの場合、サイドブロック3の貫通孔に裕度(クリアランス)を持たせることで、設置現場での設置位置の調整が容易になっている
これに対して、本発明では、図3(b)に示すように、アンカーボルト11の上部の雄ネジ12を、サイドブロック3の底面に形成した雌ネジ孔14にねじ込む方法が採用されており、あらかじめ製造時にアンカーボルト11を固定することで、設置現場での作業を省力化することができるという利点がある。また、両者の固定部分が外部に露出しないため錆びにくく、かつ第三者による意図的な解除を防止できるため、長期間にわたって安定的に支承装置及びサイドブロックの固定状態を維持することができるという利点もある。
1 ベースプレート
2 ゴム支承体
3 サイドブロック
4 ゴム板
5 鋼板
6 積層体
7 上部プレート
8 下部プレート
9 雌ネジ
10 固定ボルト
11 アンカーボルト
12 雄ネジ
13 ナット
14 雌ネジ孔

Claims (4)

  1. ベースプレートと、該ベースプレート上に固定されるゴム支承体と、ゴム支承体の両側に位置するように前記ベースプレート上に取り付けられる一対のサイドブロックと、該サイドブロックを前記ベースプレートに取り付けると共に前記ベースプレートを下部構造物に固定するアンカーボルトとを備えた支承装置において、
    前記サイドブロックの底面に雌ネジ孔を形成する一方で、前記アンカーボルトの上部に雄ネジを形成し、前記雄ネジを前記雌ネジ孔にねじ込むことで前記アンカーボルトを前記サイドブロックに固定し、前記サイドブロックを少なくとも一組の前記アンカーボルトを含む取付手段によって前記ベースプレート上に取り付けたことを特徴とする支承装置。
  2. 前記取付手段として、前記サイドブロックを上下に貫通し、かつ前記ベースプレートに形成した雌ネジに螺合する複数の固定ボルトを併用したことを特徴とする請求項1に記載の支承装置。
  3. 前記取付手段が、前記アンカーボルトのみで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の支承装置。
  4. 前記アンカーボルトが、前記それぞれのサイドブロックにおいて、対向する前記ゴム支承体の側面に沿って間隔をあけて、かつ前記側面の中心に対して対称となる位置に配置される請求項1〜3のいずれかに記載の支承装置。
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