JP3161082U - パネル取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】架台の支柱を支持する取付金具をコンクリート床面に複数本のアンカー軸によって固定し、軽量コンクリート床面であっても十分な取付け強度を実現したパネル取付構造を提供する。【解決手段】パネル等の架台の支柱を構造物の基礎面に取り付けるパネル取付構造であって、構造物の基礎面1上に固定されるプレート部4を備えた取付金具2と、取付金具2を基礎面1へ固定するアンカー軸3と、取付金具2のプレート部4に挿通されて支柱5を支持する支軸6とを備え、プレート部4の下方に複数本のアンカー軸3を突設し、そのアンカー軸3の先方を基礎面1に埋め込み、それによって、プレート部4を基礎面1から幅を開けて取付け、プレート部4の上面から支柱5の支軸6を貫通させてその先方を基礎面1に埋設固定した。【選択図】図3
Description
本考案はパネル取付構造に関し、特に、架台の支柱を支持する取付金具をコンクリート床面に複数本のアンカー軸によって固定し、軽量コンクリート床面であっても十分な取付け強度を実現したパネル取付構造に関する。
一般的にソーラーパネルなどのパネル状構造物を建物に取り付ける場合には、直接ビスなどの止着具によって外囲板に固定するか、あるいは、パネル状構造物側と施工面側に、取付けのための架台等を設けている。
そして、このようなソーラーパネルの取付構造に関する技術として特許文献1の技術が知られている。
特開2000−129869号公報
そして、このようなソーラーパネルの取付構造に関する技術として特許文献1の技術が知られている。
前記特許文献1の技術は、外囲板にソーラーパネルを容易に取付けかつ取り外す技術が記載されているが、コンクリート床面に適用する技術ではない。
ビル、マンション、その他施設等のコンクリートの屋上床面を有する構造物では、屋上陸屋根の平置スペースに架台を設置してソーラーパネルを取り付けるが、架台の設置に際してはブロック等の重量を利用して載置するのみ、あるいは自重により載置するのみであり、安定性の確保が十分になされていない現状がある。
一方、屋上のコンクリート床面にアンカーを埋め込んで架台を固定することもできるが、屋上の床面はシンダーコンクリート(軽量コンクリート)が使用されているために、十分な強度を確保できないという問題があった。
本考案は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、架台の支柱を支持する取付金具をコンクリート床面に複数本のアンカー軸によって固定し、軽量コンクリート床面であっても十分な取付け強度を実現したパネル取付構造を提供することにある。
ビル、マンション、その他施設等のコンクリートの屋上床面を有する構造物では、屋上陸屋根の平置スペースに架台を設置してソーラーパネルを取り付けるが、架台の設置に際してはブロック等の重量を利用して載置するのみ、あるいは自重により載置するのみであり、安定性の確保が十分になされていない現状がある。
一方、屋上のコンクリート床面にアンカーを埋め込んで架台を固定することもできるが、屋上の床面はシンダーコンクリート(軽量コンクリート)が使用されているために、十分な強度を確保できないという問題があった。
本考案は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、架台の支柱を支持する取付金具をコンクリート床面に複数本のアンカー軸によって固定し、軽量コンクリート床面であっても十分な取付け強度を実現したパネル取付構造を提供することにある。
前記目的を達成するための手段として請求項1記載のパネル取付構造では、パネル等の架台の支柱を構造物の基礎面に取り付けるパネル取付構造であって、構造物の基礎面上に固定されるプレート部を備えた取付金具と、取付金具を基礎面へ固定するアンカー軸と、取付金具のプレート部に挿通されて支柱を支持する支軸とを備え、プレート部の下方に複数本のアンカー軸を突設し、そのアンカー軸の先方を基礎面に埋め込み、それによって、プレート部を基礎面から幅を開けて取付け、プレート部の上面から支柱の支軸を貫通させてその先方を基礎面に埋設固定したことを特徴とする。
請求項2記載のパネル取付構造では、請求項1記載のパネル取付構造において、支軸の貫通孔はプレート部の下面に筒状に突設され、支軸はその筒状に突設された孔に挿通する構成とした。
請求項3記載のパネル取付構造では、請求項1又は2記載のパネル取付構造において、プレート部の中央部分に支軸の貫通孔を形成し、その貫通孔の両側にそれぞれ間隔を開けて4カ所にアンカー軸を突設したことを特徴とする。
請求項4記載のパネル取付構造では、請求項1〜3いずれか記載のパネル取付構造において、アンカー軸の軸上には埋め込み深さを規制するナットが設けられていることを特徴とする。
請求項5記載のパネル取付構造では、請求項4記載のパネル取付構造において、ナットと基礎面の間にパッキンを介在させて、アンカー軸を基礎面に固着した後に、ナットを回転させてパッキンを基礎面に押し付け、防水処理を行う構成とした。
請求項6記載のパネル取付構造では、請求項1〜5いずれか記載のパネル取付構造において、プレート部の両端を上方または下方に屈曲させて補強処理を施したことを特徴とする。
上記構成を採用することにより本考案では以下の効果を有する。
プレート部の下方に複数本のアンカー軸を突設したので、複数本のアンカー軸が荷重を分散してコンクリート床面に強固に取付金具を固定する。加えて、アンカー軸1カ所当たりの負荷を低減して、応力集中を防止するので強度を確保し難いシンダーコンクリートであっても確実に固定できる。
さらに、アンカー軸を複数本設定するので、一本当たりの埋め込み深さを浅くすることができ、コンクリート床面の防水層を破壊せずに取り付けることができる。
アンカー軸の先方を基礎面に埋め込み、プレート部を基礎面から幅を開けて取付けるので、プレート面が基礎面から浮き上がった状態とされる。そのため、基礎面上にプレート面がプラスして支軸の挿通深さが確保され、支軸を深く埋め込むのと同一の効果が得られる。
プレート部の下方に複数本のアンカー軸を突設したので、複数本のアンカー軸が荷重を分散してコンクリート床面に強固に取付金具を固定する。加えて、アンカー軸1カ所当たりの負荷を低減して、応力集中を防止するので強度を確保し難いシンダーコンクリートであっても確実に固定できる。
さらに、アンカー軸を複数本設定するので、一本当たりの埋め込み深さを浅くすることができ、コンクリート床面の防水層を破壊せずに取り付けることができる。
アンカー軸の先方を基礎面に埋め込み、プレート部を基礎面から幅を開けて取付けるので、プレート面が基礎面から浮き上がった状態とされる。そのため、基礎面上にプレート面がプラスして支軸の挿通深さが確保され、支軸を深く埋め込むのと同一の効果が得られる。
プレート部の中央部分に支軸の貫通孔を形成し、その貫通孔の両側にそれぞれ間隔を開けて4カ所にアンカー軸を突設したので、左右両側合計8本のアンカー軸によって応力が分散される。
アンカー軸の軸上には埋め込み深さを規制するナットが設けられているので、ナットが地面に係止して孔へのアンカー軸の陥入を規制し、プレート部の傾きを防止してプレート部を基礎面と水平に幅を開けて容易に取付けることができる。つまり、取付金具を基礎面上に幅を開けて浮き上がった状態へ容易に位置決めすることができる。
アンカー軸の上方の頭部と基礎面の間に位置する部位にナットを配置し、ナットと基礎面の間にパッキンを配置したので、アンカー軸を基礎面に固着した後に、ナットを回転させてパッキンを基礎面に押し付け、防水処理を行うことができる。
プレート部の両端を上方または下方に屈曲させて補強処理を施しているので、プレート部を厚く形成したのと同等の強度が得られる。
本考案のパネル取付構造は、ビル、マンション等の屋上のコンクリート床面にソーラーパネルを設置する際に、その架台支柱の支持に適用する取付構造である。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1実施例に係る取付金具を説明する。
本考案のパネル取付構造は図1〜4に示すように、構造物の基礎面1(施工面)上に固定される取付金具2と、取付金具を基礎面1へ固定するアンカー軸3と、取付金具2のプレート部4に挿通されて支柱5を支持する支軸6とを備えている。
本考案のパネル取付構造は図1〜4に示すように、構造物の基礎面1(施工面)上に固定される取付金具2と、取付金具を基礎面1へ固定するアンカー軸3と、取付金具2のプレート部4に挿通されて支柱5を支持する支軸6とを備えている。
取付金具2は上方に向かって開いた断面C型若しくはU型の形状の幅状の鋼材から構成され、中央部分は平板状のプレート部4とされ、プレート部の両端7は上に直角に屈曲されて補強処理が施されている。
プレート部4の中央には2カ所の支軸6の貫通孔8が形成され、貫通孔8を挟んだ両側にはそれぞれ4カ所、合計で8カ所のアンカー軸3の固定孔9が形成されている。
前記固定孔9はプレートの両側にそれぞれ正方形の四隅に位置する部位に穿孔されている。
前記固定孔9、貫通孔8は挿入する軸径に応じて適宜設定されるが、本実施例では16mmとされている。
取付金具2の大きさは一例として縦500mm〜600mm、幅200mm前後、厚さ数mmのものを使用する。
プレート部4の中央には2カ所の支軸6の貫通孔8が形成され、貫通孔8を挟んだ両側にはそれぞれ4カ所、合計で8カ所のアンカー軸3の固定孔9が形成されている。
前記固定孔9はプレートの両側にそれぞれ正方形の四隅に位置する部位に穿孔されている。
前記固定孔9、貫通孔8は挿入する軸径に応じて適宜設定されるが、本実施例では16mmとされている。
取付金具2の大きさは一例として縦500mm〜600mm、幅200mm前後、厚さ数mmのものを使用する。
貫通孔8はプレート部4の中心部位に長さ方向に85mmの間隔をおいて形成されている。
貫通孔8はプレート部の下面に筒状に突設され、その筒状部10は上端が内径16mm、上端を除いた下部は外径42mmとされ、貫通孔8は上から支軸6を挿入できる径とされている。また、筒状部10の下部は支軸6を挿通した際に支軸との間に空間が形成され、この空間には後述するエポキシ樹脂が充填されて支軸6がプレート部4に強固に接着されると共に防水処理がなされる。
プレート部の下側に筒状部10が25mm突設されており、プレート部4の下面に筒状部10が2カ所隆起した状態となっている。
取付金具5を基礎面1に設置すると、隆起した貫通孔8が基礎面1に当接した状態でプレート部4が基礎面1から幅を開けて取付けられる。つまり、プレート部4が基礎面1から浮き上がった位置に固定されて、支軸6の固定深さが確保される。
貫通孔8はプレート部の下面に筒状に突設され、その筒状部10は上端が内径16mm、上端を除いた下部は外径42mmとされ、貫通孔8は上から支軸6を挿入できる径とされている。また、筒状部10の下部は支軸6を挿通した際に支軸との間に空間が形成され、この空間には後述するエポキシ樹脂が充填されて支軸6がプレート部4に強固に接着されると共に防水処理がなされる。
プレート部の下側に筒状部10が25mm突設されており、プレート部4の下面に筒状部10が2カ所隆起した状態となっている。
取付金具5を基礎面1に設置すると、隆起した貫通孔8が基礎面1に当接した状態でプレート部4が基礎面1から幅を開けて取付けられる。つまり、プレート部4が基礎面1から浮き上がった位置に固定されて、支軸6の固定深さが確保される。
アンカー軸3は取付金具2を据えつけるためにコンクリート基礎面1に埋め込むボルトであり、螺子が形成された軸部11と、軸部上端の拡径した頭部12を備えており、全長100mmの大きさを有している。
アンカー軸3はプレート部4の固定孔9に挿通されて頭部12がプレート部4に溶接、あるいは螺着して強固に固定される。アンカー軸3を取付金具2に取付けると8本のアンカー軸3が取付金具2の下方に突設された状態とされる。
アンカー軸3はプレート部4の固定孔9に挿通されて頭部12がプレート部4に溶接、あるいは螺着して強固に固定される。アンカー軸3を取付金具2に取付けると8本のアンカー軸3が取付金具2の下方に突設された状態とされる。
アンカー軸3の上方のプレート部4と基礎面1の間に位置する部位には、軸上に螺着してナット13が配置されている。このナット13は軸部11をスライドして上下し、アンカー軸上の所定の位置で停止している。8本のアンカー軸上においてナット13は同一のレベルで停止してアンカー軸3の埋め込み深さを規制する機能を有している。つまり、基礎面1にアンカー軸3の埋め込み孔をドリル等で穿孔して、その孔にそれぞれ8本のアンカー軸を埋め込む際に、このナット13が軸上に配置されているので、ナットが基礎面1の孔の入口(上端)に係止してそれ以上のアンカー軸3の陥入を停止する。アンカー軸3の陥入が所定の位置で停止するために、プレート部4が傾かずに水平に維持され、基礎面1と水平に幅を開けて容易に取付けることができる。
そして、本実施例ではナット13の下側の基礎面1との間にパッキン14を配置しており、アンカー軸3が固着した後にナット13を締めてパッキン14を床面に押し付け、雨水等の侵入を防止するようにしている。
そして、本実施例ではナット13の下側の基礎面1との間にパッキン14を配置しており、アンカー軸3が固着した後にナット13を締めてパッキン14を床面に押し付け、雨水等の侵入を防止するようにしている。
支軸6は取付金具2と支柱5を連結するボルトであり、貫通孔8に挿通されて下方は基礎面1に埋め込まれ、その上方が取付金具2の垂直方向に支軸6が突設されるようになっている。
支軸6は貫通孔8に挿通され、筒状部10との間に充填された接着剤によって固定され、取付金具2に一体固定される。そして、プレート部4は所定の高さ施工面から浮き上がっているので、埋め込み深さが確保されて支軸6が強固に固定される。
この突設された支軸6に架台の支柱5が取付けられ、架台上にソーラーパネルが設置される。
支軸6は貫通孔8に挿通され、筒状部10との間に充填された接着剤によって固定され、取付金具2に一体固定される。そして、プレート部4は所定の高さ施工面から浮き上がっているので、埋め込み深さが確保されて支軸6が強固に固定される。
この突設された支軸6に架台の支柱5が取付けられ、架台上にソーラーパネルが設置される。
次に本考案のパネル取付構造を適用したパネルの施工方法を説明する。
取付金具2の固定孔9にアンカー軸3を挿通して頭部12を溶接し取付金具2の下方に8本のアンカー軸3を突設する。
次に、施工面であるコンクリート床面に取付金具1個につきアンカー軸8本、支軸2本の埋め込み孔をドリルで穿孔する。
埋め込み孔にアンカー軸3を挿入してエポキシ樹脂等の接着剤を流し込みそれぞれを固定する。
取付金具を基礎面に取り付けた後に、架台の支柱5を取り付けた支軸6をプレート部の貫通孔8に挿通する。
このとき、貫通孔8の筒状部10の内周には支軸6との間に空間が設けられているので、この空間にエポキシ樹脂等の接着剤を充填して、埋め込み孔と支軸、及びプレート部と支軸を固定する。
これによって、取付金具2の上方には支柱5が固定される。
取付金具2の固定孔9にアンカー軸3を挿通して頭部12を溶接し取付金具2の下方に8本のアンカー軸3を突設する。
次に、施工面であるコンクリート床面に取付金具1個につきアンカー軸8本、支軸2本の埋め込み孔をドリルで穿孔する。
埋め込み孔にアンカー軸3を挿入してエポキシ樹脂等の接着剤を流し込みそれぞれを固定する。
取付金具を基礎面に取り付けた後に、架台の支柱5を取り付けた支軸6をプレート部の貫通孔8に挿通する。
このとき、貫通孔8の筒状部10の内周には支軸6との間に空間が設けられているので、この空間にエポキシ樹脂等の接着剤を充填して、埋め込み孔と支軸、及びプレート部と支軸を固定する。
これによって、取付金具2の上方には支柱5が固定される。
ここで、アンカー軸3の固定に際しては位置調整ナット13が備えられているので、少なくともプレート部2の4隅に位置するアンカー軸上の位置調整ナット13の高さを予め設定しておけば、プレート部4を基礎面1と水平に幅を開けて容易に取付けることができ、接着剤が固化するまでプレート部4を水平に維持する。
また、アンカー軸3を埋め込み孔に挿入する際に、ナット13の下面にパッキン14を入れ込み、アンカー軸3が固着した後はナット13を回転させてパッキン14を基礎面1に押し付けて防水処理を行う。尚、必要に応じ、埋め込み孔の周辺はウレタン系防水剤で表面をコートして防水処理を行う。
また、アンカー軸3を埋め込み孔に挿入する際に、ナット13の下面にパッキン14を入れ込み、アンカー軸3が固着した後はナット13を回転させてパッキン14を基礎面1に押し付けて防水処理を行う。尚、必要に応じ、埋め込み孔の周辺はウレタン系防水剤で表面をコートして防水処理を行う。
プレート部4の下面には貫通孔8が25mm隆起しているので、プレート部は25mm以上基礎面から浮き上がった状態で固定される。
この浮き上がった状態で取付けられることにより、基礎面上にプレート部面の高さがプラスした支軸6の挿通深さが確保され、支軸6を深く埋め込むのと同一の効果が得られる。
アンカー軸3を深く挿通すると床面の防水層を破壊するおそれがあるが、本考案では上記構成を採用しているために、コンクリート床面への埋め込み深さが浅い場合であっても強固な取付構造が実現される。
この浮き上がった状態で取付けられることにより、基礎面上にプレート部面の高さがプラスした支軸6の挿通深さが確保され、支軸6を深く埋め込むのと同一の効果が得られる。
アンカー軸3を深く挿通すると床面の防水層を破壊するおそれがあるが、本考案では上記構成を採用しているために、コンクリート床面への埋め込み深さが浅い場合であっても強固な取付構造が実現される。
図5、6は本実施例のパネル取付構造を適用してソーラーパネル15を取り付けた状態を示す説明図である。
取付金具2は図6に示すように屋上床面の複数の箇所に取付けられ、それぞれの取付金具2の上面には支柱5が固定され、支柱の上に架台を組立て、その架台にソーラーパネル15が取り付けられる。
取付金具2は図6に示すように屋上床面の複数の箇所に取付けられ、それぞれの取付金具2の上面には支柱5が固定され、支柱の上に架台を組立て、その架台にソーラーパネル15が取り付けられる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案の具体的な構成については、本実施例の形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲の各請求項に係る考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本考案に含まれる。
例えば、前記実施例において取付金具は長方形のものを使用したがプレート部を備えた形状であれば他の形状を採用する場合であっても本考案に含まれる。
また、前記実施例で説明した基礎面(施工面)としては床面の他、垂直な壁面に適用する場合であっても本考案に含まれる。
そして、前記実施例では取付金具2を固定した後に貫通孔8の上方から支軸6を差し込む構成としたが、筒状部10の内周に予め支軸6を密着させて、あるいは筒状部10の上端から下端まで内周に雌螺子を形成して、その螺子孔に支軸6を螺着させた後に、取付金具を基礎面に固定する場合であっても本発明に含まれる。
さらに、前記実施例ではアンカー軸3をプレート部4に溶接する構成としたが、アンカー軸3の取付けに際しては溶接によらずに、ナット13を頭部12方向へ締めてプレート部4の両面をナット13と頭部12によって挟み込むことによってアンカー軸3を固定することも可能である。この場合には別途パッキン14を固定するナットを設定するか、あるいはパッキンを使用せずに、ウレタン系防水材で基礎面の表面をコートして防水処理を行う。
例えば、前記実施例において取付金具は長方形のものを使用したがプレート部を備えた形状であれば他の形状を採用する場合であっても本考案に含まれる。
また、前記実施例で説明した基礎面(施工面)としては床面の他、垂直な壁面に適用する場合であっても本考案に含まれる。
そして、前記実施例では取付金具2を固定した後に貫通孔8の上方から支軸6を差し込む構成としたが、筒状部10の内周に予め支軸6を密着させて、あるいは筒状部10の上端から下端まで内周に雌螺子を形成して、その螺子孔に支軸6を螺着させた後に、取付金具を基礎面に固定する場合であっても本発明に含まれる。
さらに、前記実施例ではアンカー軸3をプレート部4に溶接する構成としたが、アンカー軸3の取付けに際しては溶接によらずに、ナット13を頭部12方向へ締めてプレート部4の両面をナット13と頭部12によって挟み込むことによってアンカー軸3を固定することも可能である。この場合には別途パッキン14を固定するナットを設定するか、あるいはパッキンを使用せずに、ウレタン系防水材で基礎面の表面をコートして防水処理を行う。
1 基礎面
2 取付金具
3 アンカー軸
4 プレート部
5 支柱
6 支軸
7 両端
8 貫通孔
9 固定孔
10 筒状部
11 軸部
12 頭部
13 ナット
14 パッキン
15 ソーラーパネル
2 取付金具
3 アンカー軸
4 プレート部
5 支柱
6 支軸
7 両端
8 貫通孔
9 固定孔
10 筒状部
11 軸部
12 頭部
13 ナット
14 パッキン
15 ソーラーパネル
Claims (6)
- パネル等の架台の支柱を構造物の基礎面に取り付けるパネル取付構造であって、
構造物の基礎面上に固定されるプレート部を備えた取付金具と、取付金具を基礎面へ固定するアンカー軸と、取付金具のプレート部に挿通されて支柱を支持する支軸とを備え、
プレート部の下方に複数本のアンカー軸を突設し、そのアンカー軸の先方を基礎面に埋め込み、それによって、プレート部を基礎面から幅を開けて取付け、
プレート部の上面から支柱の支軸を貫通させてその先方を基礎面に埋設固定したことを特徴とするパネル取付構造。 - 支軸の貫通孔はプレート部の下面に筒状に突設され、支軸はその筒状に突設された孔に挿通する構成とした請求項2記載のパネル取付構造。
- プレート部の中央部分に支軸の貫通孔を形成し、その貫通孔の両側にそれぞれ間隔を開けて4カ所にアンカー軸を突設したことを特徴とする請求項1又は2記載のパネル取付構造。
- アンカー軸の軸上には埋め込み孔の上端に係止してアンカー軸の埋め込み深さを規制するナットが設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のパネル取付構造。
- ナットと基礎面の間にパッキンを介在させて、アンカー軸を基礎面に固着した後に、ナットを回転させてパッキンを基礎面に押し付け、防水処理を行う構成とした請求項4記載のパネル取付構造。
- プレート部の両端を上方または下方に屈曲させて補強処理を施したことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のパネル取付構造。
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CN107630719A (zh) * | 2017-10-16 | 2018-01-26 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 竖井的管线固定结构 |
JP2020023826A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 株式会社竹中工務店 | 設備架台の増設方法 |
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