JP2722638B2 - 塗装仕上げ方法 - Google Patents

塗装仕上げ方法

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JP2722638B2
JP2722638B2 JP8104989A JP8104989A JP2722638B2 JP 2722638 B2 JP2722638 B2 JP 2722638B2 JP 8104989 A JP8104989 A JP 8104989A JP 8104989 A JP8104989 A JP 8104989A JP 2722638 B2 JP2722638 B2 JP 2722638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる塗装仕上げ方法に関す
る。さらに詳細には、本発明は、それぞれ、ベースコー
ト用として、特定のポリオールポリイソシアネート系樹
脂組成物を配すると共に、トップコート用として、特定
の常温硬化性樹脂組成物を配した形の、いわゆる低温硬
化性にもすぐれ、かつ、塗膜外観ならびに塗膜諸性能に
すぐれた被膜が得られる、いわゆる2コート・1ベーク
方式の塗装仕上げ方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車上塗り用塗装においては、メタリック粉
末を配合した塗料を塗装するメタリック塗装仕上げ方法
はもとより、着色顔料を配合した塗料を塗装する、いわ
ゆるソリッドカラー塗装仕上げ方法においても、ベース
コート塗料を塗装したのちにトップコート塗料を塗装
し、一時に焼付けるという、いわゆる2コート・1ベー
ク塗装仕上げ方法の有効性が認識されてきた。
すなわち、この2コート・1ベーク塗装仕上げによっ
て得られる塗膜は仕上り外観や肉持感などにすぐれてい
ると共に、特に従来にあっては、耐候性に著しい欠点を
有していたビニル系重合体を主成分とするソリッドカラ
ー塗料については、かかる2コート・1ベーク塗装仕上
げにすることにより、耐侯性にすぐれた塗膜が得られる
などの種々の利点がある。
一般に、かかる2コート・1ベーク塗装仕上げ方法
は、ベークコート用塗料として、アミノアルキド樹脂塗
料や熱硬化性アクリル系樹脂塗料などを塗装し、2〜5
分間放置して、或る程度の溶剤を揮発させたのち、ただ
ちに同種のトップコート用塗料と塗装し、次いで熱風乾
燥炉内温度が140〜150℃で、かつ20〜30分間なる条件で
焼付けて硬化させるものである。
かかる熱風源としては重油、プロパンガス、都市ガス
あるいは電力などが用いられるが、140〜150℃で加熱硬
化させる、従来型の熱硬化型塗料を用いての2コート・
1ベーク塗装仕上げ方法では、消費する燃料や電力によ
るコスト上昇をきたす欠点を有している。
一方、自動車産業において外板・部品などのプラスチ
ック化が急速に進展しつつある。こうしたプラスチック
化に伴い、その素材の耐熱温度に合致した塗料を選択す
る必要にせまられており、汎用プラスチック用としての
常温硬化型ないしは低温硬化型塗料を用いる必要があ
る。
以上のように、自動車上塗り用塗装仕上げ方法におい
ては、省エネルギーや素材変換の観点から、塗装作業
性、各種物性または仕上り外観などにすぐれるような常
温ないしは低温硬化型樹脂を用いて2コート・1ベーク
用塗料の早急なる開発が切望されているというのが現状
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
こうした技術的背景に立脚しつつ、前述したような業
界の諸要求に応えるべく、本発明は、低温硬化性は勿論
のこと、塗膜外観ならびに塗膜諸性能にもすぐれた、い
わゆる複合塗膜が得られるような斬新な2コート・1ベ
ーク装仕上げ方法を提供することを目的としたものであ
り、これが本発明の解決しようとする課題である。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、前述した如き従来技術におけ
る種々の欠点の存在と、業界が求めている強い要請と
の、そうした両面からの実状に鑑みて鋭意検討を重ねた
結果、つまり、かかる上述の諸要求に添った2コート・
1ベーク塗装仕上げ用の常温硬化型塗料を得るべく、そ
して、こうした有用性のある常温硬化型塗料を適用する
ことによって斬新な形の複合硬化塗膜が得られるような
2コート・1ベーク塗装仕上げ方法を提供するべく鋭意
検討を重ねた結果、まず、ベースコート塗料用樹脂とし
て、特定のポリオール成分にポリイソシアネート成分を
配合して成る樹脂組成物を用い、次いで、トップコート
塗料用樹脂として、それぞれ、特定の官能基(反応性
基)をもった多成分系の常温硬化型樹脂組成物を用いる
ことによって始めて、前記の要求性能を飛躍的に向上さ
せうることを見い出すに及んで、本発明を完成させるに
到った。
すなわち、本発明のメタリック粉末および/または着
色顔料が配合された硬化性樹脂を塗膜形成用の必須成分
として含んで成るベースコート用塗料(BC−1)を塗装
せしめ、次いで、かくして得られる塗装面に硬化性樹脂
を必須の皮膜形成性成分として含んで成るトップコート
用クリヤー塗料(TC−1)を塗装せしめ、しかるのち、
それぞれの塗膜を一時に硬化せしめることから成る2コ
ート・1ベーク塗装仕上げ方法において、上記ベースコ
ート用塗料(BC−1)を構成する樹脂成分として、ビニ
ル重合体ポリオール(A)またはポリエステルポリオー
ル(B)に、ポリイソシアネート類(C)を配合して成
る樹脂組成物を用いることにより、一方で。上記トップ
コート用クリヤー塗料(TC−1)として、塩基性窒素原
子を有するビニル重合体(D)と、一分子中にエポキシ
基と加水分解性シリル基とを併せ有する化合物(E)
と、該化合物(E)以外の、加水分解性シリル基を有す
る化合物(F−1)およびシラノール基を有する化合物
(F−2)よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化
合物(F)とを必須の成分として含んで成る、さらに必
要に応じて、上記した加水分解性シリル基の加水分解−
縮合用の触媒(G)をも含んで成る常温硬化性樹脂組成
物を用いることにより、複合硬化塗膜を形成せしめるこ
とから成る塗装仕上げ方法を提供しようとするにある。
ここにおいて、まず、上記したベースコート用塗料
(BC−1)を構成し、当該ベースコート用塗料組成物の
必須成分の一つであるビニル重合体ポリオール(A)
は、水酸基含有ビニルモノマー(a−1)を必須のモノ
マーとし、さらに必要に応じて、他の共重合性ビニルモ
ノマー(a−2)をも用いて得られるものであるが、そ
のうち、水酸基含有ビニルモノマー(a−1)として
は、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、β−
ヒドロキシプロピレン(メタ)アクリレートもしくはβ
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートの如きヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート類をはじめ、N−メ
チロール化(メタ)アクリルアミドとか、「プラクセル
FM,FA」シリーズ〔ダイセル化学工業(株)製品〕や
「TONETMM−100」(ユニオン・カーバイト社製品)の如
く、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートをε−
カプロラクトンを付加させたものとか、ポリプロピレン
グリコールメタクリレートなる一般名で表わされている
「ブレンマーPP−1000」や、ポリエチレングリコールメ
タクリレートで表わされている「ブレンマーPE」シリー
ズ〔両製品とも、日本油脂(株)製のもの〕とか、さら
には、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸もし
くはイタコン酸の如き各種の不飽和カルボン酸類と、
「カージュラ E」(シェル社製の、分枝状脂肪酸のグ
リシジルエステル)、オクチル酸グリシジルエステルも
しくは、やし油脂肪酸グリシジルエステルの如き1価カ
ルボン酸のモノグリシジルエステル類またはブチルグリ
シジルエーテルの如きモノグリシジルエーテル類などで
代表されるモノエポキシ化合物との付加物などが代表的
なものである。
次に、水酸基含有ビニルモノマー(a−1)以外の共
重合可能なビニルモノマー(a−2)として代表的なも
のを挙げれば、炭素数1〜22なるアルキル基を側鎖に有
するアルキル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニル
トルエン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、
グリシジル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、マレイン酸もしく
はフマル酸とC1〜C18なる1価アルコール類とのジエス
テル類、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレート類、または燐酸基含有(メタ)アクリレート類
をはじめ、酢酸ビニルとか、ヘキサフルオロプロピレン
やテトラフルオロエチレンの如き含ふっ素ビニルモノマ
ーなどである。そして、これらのビニルモノマー(a−
2)は、所望の塗膜性能に応じて、単独使用でも2種以
上の併用でもよいことは勿論である。
当該ビニル重合体ポリオール(A)を得るには、以上
に挙げたようなモノマー類を用いて公知慣用の方法、た
とえば、ラジカル発生剤を用いての溶液重合法によって
行うことができる。
一方、前記ポリエステルポリオール(B)は、酸成分
として、イソフタル酸、無水フタル酸、無水こはく酸、
アジピン酸もしくは無水トリメリット酸の如き多塩基酸
や、安息香酸もしくはp−tert−ブチル安息香酸の如き
一塩基酸などを用い、アルコール成分として、ネオペン
チルアルコール、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、ペンタエリスリトール、グリセリンまたはエチ
レングリコールなどを用いて、適宜、合成される。ま
た、当該ポリエステルポリオールは油変性したものでも
よく、通常、油長30%以下であり、樹脂との相溶性や耐
候性の点で不乾性油、特に、やし油もしくはその脂肪酸
またはオクチル酸のような合成脂肪酸あるいは「カージ
ュラ E」のような合成脂肪酸のモノグリシジルエステ
ルを併用することにより得られる。
次に、上掲された各種ポリオール成分の硬化剤成分で
ある前記ポリイソシアネート類(C)として代表的なも
のには、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネートもしくはキシレンジイソシアネートの
如き芳香族ジイソシアネート類;テトラメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートもしくは
トリメチルヘキサンジイソシアネートの如き脂肪族ジイ
ソシアネート類;イソホロンジイソシアネート、メチル
シクロヘキサン−2,4−(ないしは2,6−)ジイソシアネ
ート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)もしくは1,3−ジ(イソシアネートメチル)−
シクロヘキサンの如き脂環族ジイソシアネート類、そし
て、これらの各ジイソシアネートと、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコールも
しくはトリメチロールプロパンの如き多価アルコール
類;イソシアネート基と反応する官能基を有する極く分
子量の低いポリエステル樹脂類(油変性タイプをも含
む。);または水などとの付加物であり、ビュレット体
であり、あるいは上記ジイソシアネート同士を重合して
得られる、イソシアヌール環を含有するイソシアネート
類(オリゴマーをも含む。)などがある。
また、イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、
イソシアネートプロピル(メタ)アクリレート、イソシ
アネートブチル(メタ)アクリレート、メタクリロイル
イソシアネートまたはイソプロペニルイソシアネートに
代表される、一分子中に少なくとも1個の重合性不飽和
結合とイソシアネート基とを併せ有するビニルモノマー
の1種または2種以上と、前掲された如き水酸基含有ビ
ニルモノマーを除くビニルモノマーとの共重合体も当該
ポリイソシアネート化合物として使用できるが、これら
ポリイソシアネート類の中で脂肪族ジイソシアネートと
多価アルコールとの反応物であるポリイソシアネートプ
レポリマー類を用いることが耐候性や低毒性などの面で
好適である。
そして、これらのポリイソシアネート類(C)と前記
ビニル重合体ポリオール(A)またはポリエステルポリ
オール(B)との配合比としては、OH基/NCO基=1/0.5
〜1/3(当量比)なる範囲内が塗膜性能の面からは好ま
しい。
得られた樹脂組成物をベースコート塗料に用いるに
は、該組成物に無機系ないしは有機系の着色顔料、染料
またはメタリック粉末などを配合して、常法の塗料化方
法により、塗料を調製すればよい。
ここで、上記の着色顔料としては、たとえば、チタン
白、弁柄、オキサイドエローの如き無機系のもの、トル
イジンレッド、フタロシアニンブルー、ベンジジンエロ
ーの如き無機系のもの、また、上記メタリック粉末とし
ては、アルミニウム粉末、銅粉末、雲母粉末、酸化チタ
ンをコーティングして雲母状粉末とか「MIO」〔帝国化
工(株)製の雲母状酸化鉄〕などが使用できる。
次に、当該ベースコート用塗料(BC−1)の上に重ね
塗りを行なうべき前記トップコート用塗料(TC−1)の
樹脂組成物について説明する。
ここにおいて、まず、前記した塩基性窒素含有ビニル
重合体(D)とは、一分子中に少なくとも1個、好まし
くは、少なくとも2個の塩基性窒素、すなわち一級アミ
ノ基、二級アミノ基および三級アミノ基より成る群から
選ばれる少なくとも1種のアミノ基を含有するビニル重
合体を指称するものであり、かかる重合体(D)は 前掲した如きいずれかのアミノ基を含有するビニル
単量体〔以下、ビニル単量体(d−1)ともいう。〕を
(共)重合せしめるとか、あるいは、 カルボン酸無水基(以下、これを酸無水基と略記す
る。)を含有するビニル重合体〔以下、重合体(d−
3)ともいう。〕と、一分子中にそれぞれ少なくとも1
個のこの酸無水基と反応しうる活性水素を有する基およ
び三級アミノ基を併せ有する化合物〔以下、これを化合
物(d−4)と略記する。〕とを反応せしめる。
などの公知の方法によって調製することができる。
そのうち、上掲の方法により当該ビニル重合体
(D)を調製するに当って用いられるアミノ基含有ビニ
ル系単量体(d′−1)の代表的なものとしては、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレートもしくはジエチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレートの如き各種ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレート類;N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミドもしくはN−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドの如きN−ジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド類;あるいはtert
−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、tert−ブ
チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、アジリジニ
ルエチル(メタ)アクリレート、ピロリジニルエチル
(メタ)アクリレートまたはピペリジニルエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられるが、硬化性などの点
からすればジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレ
ート類およびN−ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリルアミド類が、特に望ましい。
また、これらのアミノ基含有ビニル単量体(d−1)
と共重合可能な他のビニル単量体(d−2)として代表
的なものには、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、iso−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリ
レート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、β−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレートもしくは4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レートの如き各種(メタ)アクリル酸エステル類;ジメ
チルマレート、ジメチルフマレート、ジブチルフマレー
トもしくはジメチルイタコネートの如き不飽和二塩基酸
のジアルキルエステル類;(メタ)アクリル酸、モノブ
チルマレート、モノブチルフマレート、クロトン酸、マ
レイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸の如きカルボキ
シル基含有ビニル単量体;無水マレイン酸もしくは無水
イタコン酸の如き酸無水基含有ビニル単量体;(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド、ジ
アセトン(メタ)アクリルアミドもしくはN−メチロー
ル(メタ)アクリルアミドの如き各種カルボン酸アミド
基含有ビニル単量体;p−スチレンスルホンアミド、N−
メチル−p−スチレンスルホンアミドもしくはN,N−ジ
メチル−p−スチレンスルホンアミドの如き各種スルホ
ンアミド基含有ビニル単量体;(メタ)アクリロニトリ
ルの如きシアノ基含有ビニル単量体;上掲の如き(メ
タ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類などの
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアル
キルエステル類と燐酸ないしは燐酸エステル類との縮合
生成物たる燐酸エステル結合含有ビニル単量体;p−スチ
レンスルホン酸もしくは2−アクリルアミド−2−メチ
ル−プロパンスルホン酸の如きスルホン酸基含有ビニル
単量体;酢酸ビニル、安息香酸ビニルもしくは「ベオ
バ」(オランダ国シエル社製のビニルエステル)の如き
各種ビニルエステル類;「ビスコート8F、8FM、3Fもし
くは3FM」〔大阪有機化学(株)製の含ふっ素(メタ)
アクリルモノマー類〕またはパーフルオロシクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ジ−パーフルオロシクロヘキ
シルフマレートもしくはN−isoプロピルパーフルオロ
オクタンスルホンアミドエチル(メタ)アクリレートの
如き(パー)フルオロアルキル基含有ビニル単量体;塩
化ビニル、塩化ビニリデン、ふっ化ビニル、ふっ化ビニ
リデンもしくはクロロトリフルオロエチレンの如きハロ
ゲン化オレフィン類;あるいはスチレン、α−メチルス
チレン、p−tert−ブチルスチレンもしくはビニルトル
エンの如き芳香族ビニルモノマーなどがある。
そして、以上に掲げられた各種の単量体を用いて当該
ビニル重合体(D)を調製するには、アミノ基含有ビニ
ル単量体(d−1)の0.5〜100重量%、好ましくは、1
〜70重量%と、該アミノ基含有ビニル単量体と共重合可
能な他のビニル系単量体(d−2)の99.5〜0重量%、
好ましくは、99〜35重量%とを共重合させればよい。
また、アミノ基含有ビニル系単量体(d−1)と共重
合可能な他のビニル系単量体(d−2)として、前掲し
たようなカルボキシル基含有単量体または燐酸エステル
結合含有単量体を併用することにより、当該ビニル重合
体(D)中に、カルボキシル基または燐酸エステル結合
を導入せしめることができ、かくすることによってトッ
プコート用塗料(TC−1)として用いられる常温硬化性
樹脂組成物の硬化性を一層向上せしめることもできる点
で、特に望ましい。
以上に掲げられた各種の単量体から当該ビニル重合体
(D)を調製するには、従来公知のいずれの重合方法も
適用しうるが、溶液ラジカル重合法によるのが最も簡便
である。
そのさいに用いられる溶剤類として代表的なものに
は、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサ
ン、オクタンの如き各種炭化水素系;メタノール、エタ
ノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブ
タノール、sec−ブタノール、エチレングリコールモノ
メチルエーテルの如き各種アルコール系;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸アミルの如き各種
エステル系;またはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンの如き各種ケ
トン系などがあり、これらは単独で、あるいは混合して
用いることができる。
かかる溶剤類と、さらに、アゾ系または過酸化物系の
如き公知慣用の各種のラジカル重合開始剤とを用いて、
常法により重合を行なえばよく、このさい、さらに必要
に応じて、分子量調節剤としてラウリルメルカプタン、
オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、2−メ
ルカプトエタノール、チオグリコール酸オクチル、3−
メルカプトプロピオン酸またはα−メチルスチレン・ダ
イマーの如き連鎖移動剤をも用いることができる。
次いで、前掲の方法により当該ビニル重合体(D)
を調製するさいに用いられる酸無水基を含有するビニル
重合体(d−3)は、無水マレイン酸や無水イタコン酸
の如き酸無水基を含有する単量体と、これらの単量体と
共重合可能な単量体とを、前掲した如き溶剤類のうち、
アルコール系を除いた溶剤中でラジカル共重合せしめる
ことにより調製することができる。
ここにおいて、かかる酸無水基含有ビニル重合体(d
−3)を調製するにさいして用いられる共重合可能な単
量体類としては、前掲の方法で用いるものとして掲げ
られた如き、アミノ基含有ビニル単量体(d−1)と共
重合可能な他のビニル単量体のうち、水酸基を含有する
単量体以外は、いずれもが使用できる。
そして、前掲の如き酸無水基を含有する単量体(d−
3)の使用量としては、耐候性および耐アルカリ性など
の面から0.5〜50重量%、好ましくは、1〜20重量%な
る範囲内が適切であり、他方、共重合可能な単量体類の
使用量としては、99.5〜50重量%、好ましくは、99〜80
重量%なる範囲内が適切である。
またこのさい、共重合可能な単量体類の一成分として
前掲したようなカルボキシル基含有単量体または燐酸エ
ステル結合含有単量体をも併用するような場合には、後
掲する如き、酸無水基と反応しうる活性水素を有する基
(以下、活性水素含有基と略記する。)および三級アミ
ノ基を併せ有する化合物(d−4)との反応にさいして
の反応時間が短縮できるし、トップコート用塗料〔TC−
1〕として用いられる常温硬化性樹脂組成物の硬化性を
一層向上せしめることもできるという点で、特に望まし
い。
ここにおいて、かかる化合物(d−4)とは当該化合
物中に存在する活性水素含有基として水酸基、一級もし
くは二級アミノ基、またはチオール基の如き各基を有す
る化合物を指称するものであるが、それらのうちでも最
も好ましい化合物としては、三級アミノ基を有するアル
コール類および三級アミノ基を有する一級または二級ア
ミン類などが挙げられる。
そのうち、前者アミノアルコール類として代表的なも
のには、二級アミン類とエポキシ化合物との付加物など
があるが、ここに用いられる二級アミン類として代表的
なものには、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、エチレンイミン、モルホ
リン、ピペラジン、ピペリジンまたはピロリジンなどが
あるし、さらにはメチルアミン、エチルアミンまたはブ
チルアミンの如き一級アミン類とモノ−もしくはポリエ
ポキシ化合物との付加によって得られる二級アミノ基含
有アミノアルコール類などがあるし、地方、このエポキ
シ化合物の代表的なものには、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ドデセンオ
キサイド、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサ
イド、ブチルグリシジルエーテルもしくはフェニルグリ
シジルエーテル;またはp−tert−ブチル安息香酸グリ
シジルエステルもしくは「カージュラE−10」(オラン
ダ国シェル社製の、分岐脂肪酸のグリシジルエステル)
などのモノエポキシ化合物;あるいはエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル
もしくはグリセリンのトリグリシジルエーテルの如き多
価アルコール(ポリオール)のポリグリシジルエーテル
類;フタル酸のジグリシジルエステル、イソフタル酸の
ジグリシジルエステルもしくはアジピン酸のジグリシジ
ルエステルの如き多価カルボン酸(ポリカルボン酸)の
ポリグリシジルエステル類;またはビスフェノールAな
いしはビスフェノールFからのジグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂もしくはヒダ
ントイン環含有エポキシ樹脂の如き各種エポキシ樹脂な
どのポリエポキシ化合物などがあるし、さらには、p−
オキシ安息香酸のグリシジルエステルエーテルまたは側
鎖にエポキシ基を有する各種ビニル(共)重量体などが
ある。
かかる二級アミン類とエポキシ化合物とを反応させて
得られる前記三級アミノ基含有アミノアルコール類の代
表的なものには、ジメチルアミノエタノール、ジエチル
アミノエタノール、ジ−n−プロピルアミノエタノー
ル、ジ−iso−プロピルアミノエタノール、ジ−n−ブ
チルアミノエタノール、N−(2−ヒドロキシエチル)
モルホリン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)−アジリジン、N,N
−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2−ヒドロキシプロピルアミン、トリエタノー
ルアミンまたはトリプロパノールアミンなどがあるが、
さらに当該三級アミノ基含有アミノアルコール類として
は、以上に掲げられたもののほかにも、エタノールアミ
ンまたはプロパノールアミンの如きアミノアルコール類
と、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートまたは
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートの如き三級
アミノ基を有する(メタ)アクリレート単量体との付加
物、あるいは、この三級アミノ基含有(メタ)アクリレ
ート単量体とβ−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トの如き水酸基含有単量体などとの共重合によって得ら
れる、側鎖に三級アミノ基と水酸基とを併せ有するビニ
ル共重合体もまた使用できる。
別に、前記した三級アミノ基含有の一級または二級ア
ミン類として代表的なものには、N,N−ジメチル−1,3−
プロピレンジアミンもしくはN,N−ジエチル−1,3−プロ
ピレンジアミンの如きN,N−ジアルキル−1,3−プロピレ
ンジアミン類;N,N−ジメチル−1,4−テトラメチレンジ
アミンもしくはN,N−ジエチル−1,4−テトラメチレンジ
アミンの如きN,N−ジアルキル−1,4−テトラメチレンジ
アミン類;N,N−ジメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミ
ンもしくはN,N−ジエチル−1,6−ヘキサメチレンジアミ
ンの如きN,N−ジアルキル−1,6−ヘキサメチレンジアミ
ン類;N,N,N′−トリメチル−1,3−プロピレンジアミ
ン、N,N,N′−トリエチル−1,3−プロピレンジアミンも
しくはN,N,N′−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジア
ミンの如きN,N,N′−トリアルキルアルキレンジアミン
類;またはN−メチルピペラジンもしくはN−エチルピ
ペラジンの如きN−アルキルピペラジン類:あるいは、
上掲した如き三級アミノ基含有(メタ)アクリレート単
量体と、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ピペラジン、メチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミンまたはアンモニアなどとの付
加物などがある。
硬化性などの面からすれば、とくに、N,N−ジアルキ
ルアミノエタノールやN,N−ジアルキルアルキレンジア
ミンが好ましい化合物(d−4)として挙げられる。
そして、前掲した如き重合体(d−3)とかかる化合
物(d−4)とから本発明方法においてトップコート用
塗料として用いられる常温硬化性樹脂組成物におけるベ
ース樹脂成分たる当該塩基性窒素含有ビニル重合体
(D)を得るには、それぞれ重合体(d−3)中の酸無
水基の1当量に対して、化合物(d−4)中の活性水素
含有基が0.5〜3当量程度となるような比率で両者化合
物を混合し、室温から120℃程度までの温度範囲で反応
させればよい。
また、化合物(d−4)としてN,N−ジメチル−1,3−
プロピレンジアミンの如き三級アミノ基と一級アミノ基
とを併せ有する化合物を用いる場合には、これら(d−
3)と(d−4)との両化合物の間での付加反応によ
り、まず初めに、下記の如き反応式で示されるようにし
て、カルボキシル基とN−モノ置換アミド基とを有する
重合体〔I〕が得られる。
ここに得られる重合体〔I〕は、そのままでも、本発
明において用いられ得るが、硬化塗膜の耐汚染性や耐ア
ルカリ性などの要求されるような用途に対しては、次い
で、かかる重合体を70〜150℃程度の温度に保持して脱
水閉環させることにより、イミド環を有する重合体〔I
I〕に変換せしめて、本発明方法の実施にさいしての当
該常温硬化性樹脂組成物のベース樹脂成分(D)として
使用するのが望ましい。
次いで、前記した一分子中に、それぞれ、エポキシ基
と加水分解性シリル基とを併せ有する化合物(E)とし
ては、これら両種の反応性基を併有するビニル重合体や
エポキシ基を有するシランカップリング剤などが代表的
なものである。
ここにおいて、かかる加水分解性シリル基とは、一般
で示されるハロシリル基、アルコキシシリル基、アシロ
キシシリル基、フェノキシシリル基、イミノオキシシリ
ル基またはアルケニルオキシシリル基などの如き加水分
解され易い反応性基を指称するものとする。
上記した如き特定の両反応性基を併有するビニル重合
体(E)を調製するには、公知の方法がいずれも適用で
きるが、i γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルト
リメトキリシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピルトリイソピロペニルオキシシラン、
γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリイミノオ
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニル(トリス−β−メトキシエトキ
シ)シラン、ビニルトリアセトキシシランまたはビニル
トリクロルシランなどの加水分解性シリル基を有するビ
ニル単量体類と、(β−メチル)グリシジル(メタ)ア
クリレート、アリルグリシジルエーテル、ジ(β−メチ
ル)グリシジルマレートまたはジ(β−メチル)グリシ
ジルフマレートなどのエポキシ基を有するビニル単量体
類とを、さらには必要に応じて、アミノ基含有ビニル単
量体と共重合可能な他のビニル単量体として前掲した如
き各種の単量体をも用いて溶液ラジカル共重合せしめる
とか、あるいは、ii γ−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリイソプロペニルオキシシラ
ンまたはγ−メルカプトプロピルトリイミノオキシシラ
ンの如き連鎖移動剤の存在下に、前掲した如きエポキシ
基含有ビニル単量体類を必須の成分とする単量体混合物
を溶液ラジカル(共)重合せしめるなどの方法が、簡便
なものとして挙げられる。
そして、かかる上記iiなる方法により当該化合物
(E)を調製するには、前掲した如き加水分解性シリル
基含有単量体類をも併用することができるのは勿論であ
る。
次いで、前記したエポキシ基含有シランカップリング
剤の代表的なものとしては、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペ
ニルオキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイミ
ノオキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリイソ
プロペニルオキシシランまたはγ−イソシアネートプロ
ピルトリメトキシシランなどとグリシドールとの付加
物:あるいは、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
などとジエポキシ化合物との付加物などが挙げられる
が、とくに、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランまたはγ−グリシドキシプロピルトリイソプロペニ
ルオキシシランの使用が、硬化性ならびに経済性などの
面から好適である。
さらに、前記した(F)成分化合物の一つとして、シ
ラノール基を含有する化合物(F−2)があるが、かか
る化合物(F−2)の代表的なものには、メチルトリク
ロルシラン、フェニルトリクロルシラン、エチルトリク
ロルシラン、ジメチルジクロルシランもしくはジフェニ
ルジクロルシランの如きハロシラン類をほぼ完全に加水
分解させて得られるような低分子量のシラノール化合
物:これらのシラノール化合物を更に脱水縮合させて得
られるシラノール基を有するポリシロキサン類;前掲し
た如き各種のアルコキシシラン類やアルケニルオキシシ
ラン類などの化合物を加水分解縮合させて得られる、シ
ラノール基を有するポリシロキサン類;あるいは、末端
にシラノール基を有するシリコーン樹脂;さらには、
「トーレシリコーンSH−6018」〔東レシリコーン(株)
製品〕などで代表される、環状シロキサン構造を有する
シラノール化合物などがある。
他方、前記した化合物(F−1)たる、エポキシ基を
含有しない、加水分解シリル基を含有する化合物とは、
前掲の一般式〔III〕で示されるような加水分解性シリ
ル基を一分子中に少なくとも1個含むが、エポキシ基だ
けは含有しない低分子量の化合物または樹脂類などを指
称するものである。したがって、当該化合物(F−1)
には、前掲されたような各種の化合物(B)は該当しな
い。
当該化合物(F−1)として代表的なものには、テト
ラメトキシシラン、トリメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、トリエトキシシラン、テトラプロポキシシラ
ン、テトラブトキシシラン、テトラオクトキシシラン、
テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テトラベ
ンジルオキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシ
シラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランもしくはγ−(2−アミノエチ
ル)アミノプロピルトリメトキシシランの如きアルコキ
シシラン類;テトライソプロペニルオキシシラン、フェ
ニルトリイソプロペニルオキシシラン、γ−イソシアネ
ートプロピルトリイソプロペニルオキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリイソプロペニルオキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリイソプロペニルオキシ
シランもしくはテトラブテニルオキシシランの如きアル
ケニルオキシシラン類;テトラアセトキシシラン、メチ
ルトリアセトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
アセトキシシラン、テトラプロピオニルオキシシラン、
フェニルトリプロピルオニルオキシシランもしくはビニ
ルトリアセトキシシランの如きアシロキシシラン類;テ
トラクロルシラン、フェニルトリクロルシラン、テトラ
ブロモシランもしくはベンジルトリブロモシランの如き
ハロシラン類;テトラキス(ジメチルイミノオキシ)シ
ラン、メチルトリス(ジメチルイミノオキシ)シラン、
テトラキス(メチル−エチルイミノオキシ)シラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリス(ジメチルイミノオキ
シ)シランもしくはγ−メルカプトプロピルトリス(ジ
メチルイミノオキシ)シランの如きイミノオキシシラン
類;上掲の如きアルコキシシラン類を部分加水分解縮合
させて得られるアルコキシシラン基含有シロキサンオリ
ゴマー類;上掲した如きアルケニルオキシシラン類を部
分加水分解縮合させて得られるアルケニルオキシ基含有
シロキサンオリゴマー類;上掲のγ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシランまたはγ−メタクリロ
キシプロピルトリアセトキシシランの如き各種の加水分
解性シリル基含有ビニル単量体の単独重合体あるいは該
単量体類と共重合可能な単量体類との共重合体類;上掲
のγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリイソプロペニルオキシシランまた
はγ−メルカプトプロピルトリアセトキシシランの如き
加水分解性シリル基を含有するメルカプタン類を連鎖移
動剤として使用し、必要に応じて、上掲した如き各種の
加水分解性シリル基含有ビニル単量体を含んだビニル単
量体を(共)重合させて得られる、末端に加水分解性シ
リル基を含有するビニル重合体類;多価アルコール類、
水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有アルキド樹脂、水
酸基含有ポリエステル樹脂またはポリエーテルポリオー
ルの如き各種のポリヒドロキシ化合物と、上掲の如きア
ルコキシシラン類を始めとする各種の加水分解性シリル
基含有化合物とを、特開昭58−168625号公報に開示され
ている如き方法に従って反応させて得られる樹脂類;ジ
アリルサクシネート、トリアリルトリメリテートもしく
はジアリルフタレートの如き低分子量のポリアリル化合
物、不飽和結合含有ビニル重合体、不飽和結合含有ポリ
エステル樹脂もしくは不飽和結合含有アルキド樹脂の如
き各種の不飽和化合物と、トリメトキシシランもしくは
トリエトキシシランの如き加水分解性シリル基含有ヒド
ロシラン類との付加物類;エポキシ基含有ビニル重合体
もしくはエポキシ樹脂の如き各種のエポキシ基含有化合
物と、上掲の如き各種のメルカプトシラン類との付加物
類;あるいはγ−イソシアネートプロピルトリメトキシ
シランやγ−イソシアネートプロピルトリイソプロペニ
ルオキシシランの如き各種の、イソシアネート基をもっ
た加水分解性シリル基含有化合物と、上掲した如き各種
のポリヒドロキシ化合物とを反応させて得られるウレタ
ン結合含有樹脂類;さらには分子末端に加水分解性シリ
ル基を含有するシリコーン樹脂などがある。
本発明方法の実施にさいして用いられる常温硬化樹脂
組成物は、特別に、硬化触媒を添加しなくとも、良好な
硬化性を有するものではあるが、一層、この硬化性を向
上させたい場合には、前述した如き加水分解性シリル基
の加水分解用、そして縮合用触媒たる前記触媒(G)を
添加することは、何ら、妨げるものではない。
かかる触媒(G)として代表的なものには、水酸化ナ
トリウム、水酸リチウム、水酸化カリウムもしくはナト
リウムメチラートの如き塩基性化合物類;テトライソプ
ロピルチタネート、テトラブチルチタネート、オクチル
酸錫、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸
亜鉛、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン
酸コバルト、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオ
クテート、ジブチル錫ジラウレートまたはジブチル錫マ
レートの如き含金属化合物類;あるいは、p−トルエン
スルホン酸、トリクロル酢酸、燐酸、モノアルキル燐
酸、ジアルキル燐酸、モノアルキル燐酸またはジアルキ
ル燐酸、モノアルキル亜燐酸またはジアルキル亜燐酸の
如き酸性化合物などがある。
以上に掲げられた(D)〜(F)成分、さらには
(G)成分から、トップコート用クリヤー塗料(TC−
1)たる当該常温硬化性樹脂組成物を調製するには、
(D)成分中に存在する反応性基、つまり、アミノ基と
カルボキシル基および/または燐酸エステル結合などと
の1当量に対して、(E)成分中に存在するエポキシ基
が0.2〜5当量程度となるような割合で、これらの
(A)、(B)なる両成分を配合する一方、これらの
(A)、(B)両成分の総量100重量部に対して、
(F)成分の1〜1,000重量部、好ましくは2〜500重量
部程度をも配合せしめ、さらに必要に応じて、(G)成
分を(D)、(E)および(F)なる三必須成分の総量
に対して0.01〜10重量%程度添加せしめればよい。
当該常温硬化性樹脂組成物には、さらに必要に応じ
て、有機系ないしは無機系の顔料類をはじめ、流動調整
剤、色分れ防止剤、紫外線吸収剤または酸化防止剤など
の、公知慣用の各種の添加剤類;ニトロセルロースもし
くはセルロースアセテートブチレートの如き繊維素誘導
体類;あるいは、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、石油樹脂または塩化ゴムなどの如き各種の樹脂
類を添加、配合せしめることもできる。
以上のようにして得られる各樹脂組成物を用いて、本
発明の塗装仕上げ方法を実施するには、まず、ベースコ
ート用塗料(BC−1)を一層目として塗装し、半乾燥な
いしは乾燥状態に達せしめたのちに、二層目としてトッ
プコート用塗装料(TC−1)塗装し、常温で乾燥させ、
または低温で加温せしめればよく、このようにすること
によって、ベースコート用塗料(BC−1)にあっては、
ビニル重合体ポリオール(A)またはポリエステルポリ
オール(B)の水酸基と、ポリイソシアネート類(C)
のイソシアネート基との間の反応を通して硬化が起こ
り、一方、トップコート用塗料(TCP1)にあっては、塩
基性窒素原子含有ビニル重合体(D)と、一分子中にエ
ポキシ基および加水分解性シリル基を併せ有する化合物
(E)と、シラノール基含有化合物(F)との硬化反応
が進行し、塗膜外観にすぐれた複合硬化塗膜が形成され
る。
このような、本発明の塗装仕上げ方法を実施するにさ
いして、それぞれの、ベースコート用塗料およびトップ
コート用塗料の塗装には、エアースプレー塗装法や静電
吹付け塗装法などが、美粧効果を十分に発揮させうるた
めには好適であり、そして、ベースコート用塗料の膜厚
(乾燥膜厚として、以下同様)としては、5〜50ミクロ
ンなる範囲内が、好ましくは10〜20ミクロンなる範囲内
が適切であるし、一方、トップコート用塗料の膜厚とし
ては、10〜100ミクロンなる範囲内が、好ましくは10〜6
0ミクロンなる範囲内が適切である。
また、ベースコートとトップコートとの塗装間隔とし
ては、約20℃の温度で、1〜45分間なる範囲内が、好ま
しくは、2〜20分間なる範囲ないが適切であるし、さら
に、ベースコートの塗膜を強制乾燥せしめる場合には、
60〜80℃の温風で0.5〜5分間加温せしめるだけでよ
い。
すなわち、上述した如き乾燥条件で、ベースコートの
塗膜を指触乾燥ないしは半硬化乾燥の状態に達せしめた
のちに、トップコートの塗装が行なわれるのがよい。
それに対して、トップコートの強制乾燥の場合には、
通常、60〜80℃の温風による20〜40分間程度の乾燥が、
硬化性や生産性などの面で好ましいものであるが、勿
論、ベースコート用塗料(BC−1)とトップコート用塗
料(TC−1)とのそれぞれの種類や性質などに応じて、
適宜、この乾燥・硬化条件を変更させることは、何ら、
差し支えない。
本発明の塗装仕上げ方法は、かかる2コート・1ベー
ク方式による塗装仕上げが採用される、いずれの分野、
いずれの被塗物にも適用できるが、とりわけ、自動車塗
装などをはじめとして、エレベーター、エスカレータ
ー、トラクター、ブルドーザーなどの重工業関連分野に
おける製品に対して望ましい。
〔発明の効果〕
本発明の2コート・1ベーク塗装仕上げ方法を実施す
ることにより、常温乾燥または比較的低温領域での加温
乾燥だけで、光沢および外観をはじめとする塗膜外観
と、塗膜諸性能とにすぐれる複合硬化塗膜を形成せしめ
ることができる。
したがって、本発明方法に従えば、熱硬化性アクリル
樹脂塗料やアミノアルキド樹脂などの従来型塗料を用い
た場合よりも、低温硬化性にすぐれるし、しかも、良好
な塗装仕上げの製品となすことができる。
〔実施例〕
次に、本発明を参考例および実施例により、一層、具
体的に説明するが、以下において部および%は特に断り
のない限り、すべて重量基準であるものとする。
参考例1〔ビニル重合体ポリオール(A)の調製例〕 撹拌装置、温度計、還流冷却管および窒素導入管を備
えた反応容器に、トルエンの560部および酢酸−n−ブ
チルの240部を仕込んで、窒素雰囲気下で80℃に昇温
し、メチルメタクリレートの450部、エチルアクリレー
トの390部、β−ヒドロキシエチルメタクリレートの150
部、メタクリル酸の10部、アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)の5部、tert−ブチルパーオキシオクトエート
(TBPO)の10部、トルエンの140部および酢酸−n−ブ
チルの60部よりなる混合物を4時間に亘って滴下し、滴
下終了後も同温度に8時間保持して重合反応を続行せし
めた処、不揮発分が50.6%で、25℃におけるガードナー
粘度(以下同様)がV−Wで、かつ、酸価が3.3mgKOH/g
なる目的ポリオールの溶液が得られた。以下、これをポ
リオール(A−1)と略記する。
参考例2〔ポリエステルポリオール(B)の調製例〕 撹拌機、温度計および水分離器を備えた反応容器に、
イソフタル酸の200部、フタル酸の200部、アジピン酸の
237部、ネオペンチルグリコールの365.3部およびトリメ
チロールプロパンの124部を仕込んで、撹拌しながら180
℃に昇温した。
次いで、この180℃から230℃まで、5時間かけて、ほ
ぼ一定の速度で昇温して行き、その後、この230℃に保
持した。
さらに、キシレンの720部を徐々に加えて共沸縮合法
に切り替えた。反応温度をこの230℃に保持しながら樹
脂酸価を追跡して、酸価が4.0に達した時点で反応を終
了させた。
かくして得られた、目的ポリエステルポリオールの溶
液は、水酸基価が54で、かつ、不揮発分が60%なるもの
であった。以下に、これをポリオール(B−1)と略記
する。
参考例3〔塩基性窒素原子含有ビニル重合体(D)の調
製例〕 撹拌装置、温度計、還流冷却器および窒素導入管を備
えた反応容器に、トルエンの640部および酢酸−n−ブ
チルの160部を仕込んで窒素雰囲気下で80℃に昇温し、
スチレンの100部、メチルメタクリレートの400部、n−
ブチルメタクリレートの300部、ジメチルアミノエチル
メタクリレートの200部、AIBNの15部、TBPOの20部、ト
ルエンの160部および酢酸−n−ブチルの40部よりなる
混合物を6時間かけて滴下し、滴下終了後も、同温度に
8時間保持して重合反応を続行せしめた処、不揮発分が
51.2%で、かつ、粘度がI−Jなる目的重合体(D)の
溶液が得られた。以下、これを重合体(D−1)と略記
する。
参考例4(同 上) ジメチルアミノエチルメタクリレートの使用を一切欠
如し、その代わりに、無水マレイン酸の125部を使用
し、かつ、n−ブチルメタクリレートの使用料を375部
に変更した以外は、参考例3と同様にして反応を行なっ
た処で、ジメチルアミノエタノールの102部を加えて、8
0℃で2時間の反応を行なった。
次いで、この反応生成物にトルエンの82部と酢酸−n
−ブチルの20部とを加えて、不揮発分が50.8%で、か
つ、粘度がOなる目的重合体(D)の溶液を得た。以
下、これを重合体(D−2)と略記する。
参考例(同 上) メチルメタクリレートの使用料を390部とし、しか
も、メタクリル酸の10部を用いるように変更した以外
は、参考例3と同様にして、不揮発分が51.6%で、か
つ、粘度がM−Nなる目的重合体(D)の溶液を得た。
以下、これを重合体(D−3)と略記する。
参考例6(同 上) メチルメタクリレートの使用量を390部とし、しか
も、2−メアクリロイルオキシエチルアシッドホスフェ
ートの5部と、メタクリル酸5部とを用いるように変更
した以外は、参考例3と同様にして、不揮発分が52.1%
で、かつ、粘度がO−Pなる目的重合体(D)の溶液を
得た。以下、これを重合体(D−4)を略記する。
参考例7〔エポキシ基と加水分解性シリル基とを有する
化合物(E)の調製例〕 参考例3と同様の反応容器に、キシレンの300部を仕
込んで窒素雰囲気下で110℃に昇温し、グリシジルメタ
クリレートの168部、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシランの150部、エチルアクリレートの2
82部、AIBNの3部、TBPOの18部およびキシレンの100部
よりなる混合物を6時間に亘って滴下し、滴下終了ゴム
も、同温度に8時間保持して重合反応を続行せしめた
処、不揮発分が60.5%で、かつ、粘度がB−Cなる目的
化合物(E)の溶液、つまり、上記の両基を併有したビ
ニル重合体の溶液が得られた。以下、これを化合物(E
−1)と略記する。
実施例1〜6 参考例1〜7で得られた各種の樹脂溶液と、第1表に
示されるような各種の化合物とを、同表に示されるよう
な配合比率に従い、常法により、各別に塗料化せしめ
て、−N(CH3基/エポキシ基=1/1(当量比)なる
トップコート用塗料と、ベースコート用塗料とを調製し
たのち、キシレン/トルエン/酢酸エチル=30/50/20
(重量比)なる混合溶剤で、スプレー粘度まで希釈し、
次いで、燐酸亜鉛処理鋼板に格別に、ベースコート用塗
料およびトップコート用塗料の乾燥膜厚が、それぞれ、
15ミクロンおよび20ミクロンになるように、かつ、これ
ら2種の塗料の塗装間隔が2分間となるように、エアー
スプレーにて塗装し、60℃で30分間の加温を行なって複
合硬化塗膜を得た。
このようにして各実施例で得られたそれぞれの複合硬
化塗膜について物性の評価を行なった処を、同表に示
す。
この物性評価は、強制乾燥後3日間、室温に放置した
のちに行なったものであり、評価判定の基準は、次の通
りである。
◎…非常にすぐれる 「第1表」の註: 註1)大日本インキ化学工業(株)製のポリイソシアネ
ート・プレポリマー 2)東洋アルミニウム(株)製のノンリーフィング型
アルミニウム・ペースト 3)石原産業(株)製のルチル型酸化チタン 4)コルコート社製のテトラエトキシシラン部分加水
分解縮合物 5)三菱化成工業(株)製のテトラメトキシシラン部
分加水分解縮合物
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/04 C09D 175/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタリック粉末および/または着色顔料が
    配合された硬化性樹脂を塗膜形成用の必須成分として含
    んで成るベースコート用塗料(BC−1)を塗装し、次い
    で、かくして得られる塗装面に、硬化性樹脂を必須の皮
    膜形成性成分として含んで成るトップコート用クリヤー
    塗料(TC−1)を塗装し、しかるのち、硬化せしめるこ
    とから成る2コート・1ベーク塗装仕上げ方法におい
    て、まず、上記ベースコート用塗料(BC−1)を構成す
    る樹脂成分として、ビニル重合体ポリオール(A)また
    はポリエステルポリオール(B)に、ポリイソシアネー
    ト類(C)を配合して成る樹脂組成物を用いる一方で、
    上記トップコート用クリヤー塗料(TC−1)として、塩
    基性窒素原子を有するビニル重合体(D)と、一分子中
    にエポキシ基と加水分解性シリル基とを併せ有する化合
    物(E)と、この化合物(E)を除いた、加水分解性シ
    リル基を有する化合物(F−1)およびシラノール基を
    有する化合物(F−2)よりなる群から選ばれる少なく
    とも1種の化合物(F)とを必須の成分として含んで成
    る、さらに必要に応じて、上記した加水分解性シリル基
    の加水分解−縮合用の触媒(G)をも含んで成る常温硬
    化性樹脂組成物を用いることにより、複合硬化塗膜を形
    成せしめることを特徴とする、塗装仕上げ方法。
  2. 【請求項2】前記した塩基性窒素原子を有するビニル重
    合体(D)が、ジアルキルアミノアルキルアクリレー
    ト、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、N−ジ
    アルキルアミノアルキルアクリルアミドおよびN−ジア
    ルキルアミノアルキルメタクリルアミドよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種のビニル単量体(d−1)と、
    このビニル単量体(d−1)と共重合可能な他のビニル
    単量体(d−2)とを共重合させて得られるものであ
    る、請求項1に記載の塗装仕上げ方法。
  3. 【請求項3】前記した塩基性窒素原子含有ビニル重合体
    (D)が、カルボン酸無水基を有するビニル重合体(d
    −3)と、一分子中にそれぞれ少なくとも1個の該カル
    ボン酸無水基と反応しうる活性水素を有する基および三
    級アミノ基を併せ有する化合物(d−4)とを反応させ
    て得られる三級アミノ基を有するものである、請求項1
    に記載の塗膜仕上げ方法。
  4. 【請求項4】前記したエポキシ基と加水分解性シリル基
    とを併せ有する化合物(E)が、主鎖末端および/また
    は側鎖に、このエポキシ基および加水分解性シリル基を
    有するビニル重合体である、請求項1に記載の塗装仕上
    げ方法。
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