JP2722062B2 - 予め記録されたビデオフレームおよびオーディオメッセージを選択的に伝送するシステム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオーディオメッセージを付加した静止テレビ
ジョンビデオフレームを要求に応じて対話式に家庭加入
者に対して提供するシステムに関するものであり、本発
明の好適な実施例において本システムおよび方法は共同
アンテナテレビ（CATV）に適用される。 北米および他の地域では、普通多数の家庭がCATVに加
入していて同軸ケーブルにより多くの商業的ならびに公
共的テレビ信号を受信している。各テレビ信号はテレビ
ジョンビデオおよびオーディオより成り、オーディオ信
号は連続的でありビデオ信号は１秒間に30（または25）
のビデオフレームを有する。各信号はCATVシステムによ
り同軸ケーブルを通して加入者の家庭用受像機に、「チ
ャンネル」として知られる周波数帯を使用して送信され
る。加入者は所望のチャンネルにテレビを同調させて複
合テレビ信号を受信する。 あるCATVが50,000家庭を超える加入者を擁していると
いうことは普通である。そのような大きなCATVの場合、
コントロールセンターとしての中核局が通常存在し、放
送されたまたは衛星により送信された、あるいはCATVオ
ペレータまたは第３者が制作した種々の信号を受信す
る。これらの信号は幹線同軸ケーブルで送信される。CA
TV同軸ケーブルによる送信では信号損失が発生するの
で、分岐増幅器と称する増幅器を重要な個所すなわち節
点に配置するのが普通である。従って、典型的なCATVシ
ステムは、複数の放送局または衛星トンランスポンダか
らの信号を受信する複数のアンテナより成る。中核局に
設置された増幅器等はこれらの信号を増幅し、各々を唯
一の周波数チャンネルとして１本以上の幹線同軸ケーブ
ルに送信する。幹線同軸ケーブルに沿って複数の節点が
存在する。各節点において分岐増幅器は幹線からの信号
を増幅し、増幅信号を複数の２次的分配同軸ケーブルの
１本に送る。各２次的分配ケーブルは複数のタップを有
し、各タップは各々が加入者に接続された複数の端末同
軸ケーブルを有する。一般に、２次的分配ケーブルは約
200の加入者を受持ち、通常50から100のタップがあるの
で、各タップは２ないし５本の端末同軸ケーブルを受持
つことになる。 要求に応じて加入者のテレビに対話式に情報を提供す
る他のシステムが開発されている。 かかるシステムが実用的であるために満足すべき要件
を以下に示す。 1.同時に極めて多数の加入者にサービスを与えること。 2.短い応答時間以内に高品質の影像を提供すること。 3.加入者家庭に新しいハードウエアを必要とすることな
く動作すること。 4.典型的CATVのテレビチャンネル数の制限内で動作する
こと。 多くのCATVは最大で約15の空きチャンネルを有する。 現在まで上記要件のすべてを満たす対話式システムは
存在していない。例えば同時利用者の数は非常に小さな
数に限定されている。生の映像を送信するには各加入者
に１つのテレビチャンネルが必要である。従って一度に
約15人の加入者にしかサービスを提供出来ない。同時利
用者の数を増やすためにコンピュータグラフィックのみ
を送信していたが、これでは画質と送信速度が犠牲とな
る。本願発明は上記４つの要件のすべてを満足するもの
である。更に本願発明は完全なテレビ表示を行なうべく
映像に付加してオーディオメッセージを送信するもので
ある。 本発明はグラフィック情報を重ね合せた静止フレーム
高画質テレビジョン映像をオーディオメッセージと共
に、単一のテレビチャンネルのみを使用して多数のCATV
加入者に送信する。加入者家庭には何ら追加のハードウ
エアは必要としない。加入者は家庭電話を使って特定の
表示や情報の要求を行なうことが出来る。複数のビデオ
ディスクプレーヤは必要に応じてビデオおよびオーディ
オ信号を格納しかつ送信する。ビデオディスクプレー
ヤ、その付属する制御機構、および遠隔格納装置の数
は、加入者による特定の情報やサービスに対する要望に
合わせて変更することが出来る。例えば高い頻度で要求
される情報は２台以上のビデオディスクプレーヤに格納
して、多くの加入者が同時に利用することが出来るよう
にする。同様に情報の大きさは、加入者が利用可能な情
報のプールを拡大するため必要に応じてビデオディスク
プレーヤを追加することにより無限に拡張することが出
来る。 付帯するオーディオメッセージはCATVあるいは電話を
通じて加入者に送信される。本発明のすべての特徴は加
入者にとって不可視なものである。本発明はCATVアーキ
テクチャの単一のチャンネルのみを使用して、オーディ
オ情報を付加せしめた高画質の静止映像を対話式に家庭
に送信するものである。 本発明を詳細に説明する前に、明細書および特許請求
の範囲で使用した若干の用語について次の通り定義す
る。 1.CATV:現在北米地域において使用されている共同アン
テナテレビジョンシステム。 2.加入者：家庭の受像機でテレビ信号を受信する、CATV
または他のテレビジョン伝送システムの使用者。 3.ビデオフレーム:2つのインターリーブビデオフィール
ドの組合せであって、各フィールドは（１）垂直帰線消
去インターバル（下に定義）と呼ばれる複数の走査線
と、（２）テレビ画面上で映像に変換されるべきビデオ
データを含む第２のより多い複数の走査線とより成る。
ビデオフレームは１秒間に30フレーム（北米および日
本）の割合、または１秒間に25フレーム（ヨーロッパ）
の割合でCATVで伝送される。本発明は１秒間に30フレー
ムという北米伝送レートにより以下説明するが、１秒間
に25フレームの伝送レートでも動作は同じである。単一
のビデオフレームで高画質の静止映像を提供する。 4.垂直帰線消去インターバル：映像表示を同期化するた
めのコード化情報を含む、ビデオフィールドの最初の25
本の走査線。垂直帰線消去インターバルの走査線の何本
かは現在無信号状態であって、本発明ではアドレス情報
を挿入するのに使用される。 5.幹線ケーブル:CATV中核局からの主要な同軸分配ケー
ブル。 6.節 点：幹線ケーブルに沿って設けられた複数の点で
あって、この点において分岐増幅器がテレビ信号を増幅
し分割して２次的分配同軸ケーブルに沿って伝送する。 7.分配ケーブル：節点より分岐する２次的分配同軸ケー
ブル。 8.タップ：テレビ信号が分割され、端末同軸ケーブルに
よって加入者家庭に送信される、分配ケーブルにおける
点。 9.端 末：加入者家庭への端末同軸ケーブル。 10.節点フレームストア：ビデオフレームを受信格納し
かつ分配ケーブルに沿って１秒間に30回そのビデオフレ
ームを再送信することの出来る、節点における多節点フ
レームストア内の装置。節点フレームストアは、ビデオ
フレームに付随するオーディオメッセージも受信して、
同じテレビチャンネルでそしてその分配ケーブルを通じ
て適切なビデオフレームと同期してそのオーディオメッ
セージを送信する。 11.多節点フレームストア：各々がその独自の分配ケー
ブルに信号を供給する、一節点に設けられた節点フレー
ムストア群。 本発明によると、CATVは従来のように種々のチャンネ
ルで複数のTVプログラムを送信し、その際使用されてい
ない１つのチャンネルを用いてビデオフレームを遠隔地
の節点フレームストアに伝送する。付加されたオーディ
オメッセージはビデオ送信に適していない、幹線ケーブ
ルの周波数帯域において同じ節点フレームストアに送信
される。節点フレームストアにおいてはビデオフレーム
とオーディオメッセージは組合されて、同じチャンネル
（ビデオフレームを節点フレームストアに送信するのに
使用したチャンネル）において分配ケーブルにより加入
者に送信される。加入者は、例えば宣伝および商品情
報、価格、言葉によるメッセージすなわち「売り込み口
上」等を含む情報「カタログ」から所望のビデオおよび
オーディオ表示を選択する。カタログは促進または教育
的な資料を含んでいても良い。本発明はビデオおよびオ
ーディオ情報をCATVにより加入者の要求に応じて加入者
に送信する手段にその特徴があり、そのようにして送信
される特定のビデオおよびオーディオ情報には何ら関係
がない。 本発明によると、加入者はコントロールセンターにつ
ながる所定の電話番号を呼び出すことによって情報を要
求する。この情報は、特定のチャンネルにおけるビデオ
フレームおよびCATV帯域の現在使用されていない部分に
おける付帯オーディオメッセージとして、CATVの幹線ケ
ーブルを介してコントロールセンターから発信される。
1/30秒の時間幅のビデオフレームは、その垂直帰線消去
インターバルの走査線の１本に挿入された加入者節点フ
レームストアの特定のアドレスを有する。但し垂直帰線
消去インターバルの２本以上の走査線をかかるアドレス
の挿入に使用しても良いが、以下の説明では１本の走査
線のみを使用する。要求された特定アドレスを有するビ
デオフレームのすべては１つのテレビチャンネルを介し
て伝送される。加入者節点フレームストアは要求された
特定のビデオフレームのアドレスを認識し、そのフレー
ムのみをそのメモリーに記憶する。付随するオーディオ
メッセージは高周波振幅変調オーディオメッセージとし
て使用していないテレビ帯域において伝送される。利用
可能な使用されていないCATV帯域は300以上の別々のオ
ーディオチャンネルを収容可能である。各節点フレーム
ストアはこれらの300以上のオーディオチャンネルの一
つのみに同調される。コントロールセンターは、付随す
るオーディオメッセージの開始と同時にビデオフレーム
が節点フレームストアに到達するように保証する。次に
ビデオフレームは節点フレームストアにより静止ビデオ
フレームとして連続的（１秒間に30回）に、付随するオ
ーディオメッセージと共に、同じテレビチャンネルにお
いてその節点の分配ケーブルを介して加入者に再送信さ
れる。その分配ケーブルに接続されかつ所定のテレビチ
ャンネルに同調しているすべての加入者の受像機は同じ
静止ビデオフレームおよび付随オーディオメッセージを
受信する。節点フレームストアは付随オーディオメッセ
ージを送信し、更に別の特定アドレスのビデオフレーム
が幹線ケーブルにおいて指定されるまでビデオフレーム
を連続的に送信する。別のビデオフレームが指定される
と最初のビデオフレームは消去され、第２のビデオフレ
ームはその付帯オーディオメッセージと共に送信のため
に記憶される。 オーディオメッセージは３つの択一的方式のいずれか
によりコントロールセンターから送信することが出来る
が、その方式は所定のCATVシステム例の好適な実施例と
して選択される。第１の択一的方式によると、オーディ
オメッセージは電話システムを介して加入者の電話に送
信される。第２の方式ではオーディオメッセージはコン
トロールセンターから節点フレームストアへ振幅変調オ
ーディオメッセージとして、また第３の方式ではビデオ
フレームの電子的フォーマットにおける圧縮オーディオ
メッセージとして送信される。第２および第３の方式の
いずれにおいても、オーディオメッセージは節点フレー
ムストアにおいて標準テレビFMオーディオ信号に変換さ
れ、該オーディオ信号は加入者によりそのテレビの所定
チャンネルにおいて受信される。 本発明の好適な実施例において、加入者は対話、すな
わち特定の情報を要求することが出来る。本発明は２つ
の対話方式が可能である。その第１の方式はより好まし
いものであるが、コントロールセンターを呼び出すのに
加入者の家庭電話を使用する。第２の方式はCARTVを用
いるものであるが、この場合２方向ケーブル機能がCATV
に必要となり、加入者からCATVを介してコントロールセ
ンターへメッセージを送るためのハードウエアが加入者
の家庭に必要となる。 本発明の好適な実施例によると、 （Ａ）所定周波数チャンネルにおいて放送された複数の
テレビ信号を受信、発生、増幅するケーブル中核局と； （Ｂ）一端が該ケーブル中核局に接続されて前記テレビ
信号を受信し複数の節点に送信する幹線ケーブルと； （Ｃ）各々が前記テレビ信号を分岐増幅器に伝送するた
めの、前記ケーブルに沿った複数の節点と； （Ｄ）各節点において幹線ケーブルに接続され、前記テ
レビ信号を増幅して分配ケーブルに送信する分岐増幅器
と； （Ｅ）前記増幅信号をタップを介して端末ケーブルから
加入者家庭へ伝送する分配ケーブルと； （Ｆ）加入者テレビ受像機へ接続されるタップとを含む
CATVにおいて、予め記録されたビデオフレームおよびオ
ーディオメッセージを選択的に伝送するシステムであっ
て、ビデオフレームはビデオ帰線消去インターバルを示
す第１の複数の走査線とビデオ画像データを示す第２の
複数の走査線とから成る少くとも一つのビデオフィール
ドより成り、 （Ｇ）上記システムはケーブル中核局に配設された中央
制御装置（CCU）を有し、該中央制御装置CCUは （１） すべてのCCU機能を調整する中央処理装置と； （２） 加入者からの電話要求を受信しこれを中央処理
装置へ中継する複数の電話処理装置（TMU）と； （３） 主同期パルスを発生する手段と； （４） 複数のビデオ表示装置（VDU）とを含み、各ビ
デオ表示装置は、 ｉ） ビデオフレームおよび付随オーディオメッ
セージの伝送の優先処理およびスケジューリングを含
む、VDUの動作の調整を行なうコントローラ（VDUコント
ローラ）と； ii） 標準テレビフォーマットによる別々のビデ
オフレームを付随するオーディオフレームと共に記憶す
る、同期パルス（３）に同期させられたビデオディスク
プレーヤと； iii） 該ビデオプレーヤii）からの特定のビデ
オフレームに関連するオーディオフレームを選択的に受
信しかつそのオーディオフレームを変調済アナログ信号
に変換する複数のオーディオフレームストアと； iv） コマンドに応答して、所定高周波でアナロ
グオーディオ信号を同調して幹線ケーブルに発信する手
段と； ｖ） 特定のビデオフレームに関連するグラフィ
ック情報を中央処理装置から受信し、かかる情報をグラ
フィック形態で発生するグラフィックデコーダと； vi） ビデオプレーヤからのビデオフレームを受
信し、グラフィックデコーダからのグラフィック情報を
該ビデオフレームに重ね合せるビデオ合成器と； vii） 加入者の節点フレームストアの符号化ア
ドレスをビデオフレームの垂直帰線消去インターバルに
挿入する手段と； viii） コード化ビデオフレームを垂直帰線消去
スイッチに送信する手段とを含み、上記中央制御装置CC
Uは更に （５） 各VDUにおける各VDUコントローラからのコマン
ドに応答して、選択されたVDUからのビデオフレームを
受信して該ビデオフレームを幹線ケーブルを通して伝送
する垂直帰線消去スイッチを含み、該スイッチは、VDU
コントローラと通信することによりビデオフレームの伝
送の優先処理およびスケジューリングを行なうスケジュ
ーラを含み、該スケジューラは特定のビデオフレームが
幹線ケーブルに伝送されたことをVDUコントローラに通
知してVDUコントローラが特定のオーディオフレームス
トアにコマンドを発して付随するオディオメッセージを
幹線ケーブルを介して伝送開始せしめるようになってお
り、上記システムは更に、 （Ｈ）幹線ケーブルからビデオフレームおよび付随オー
ディオメッセージを受信し両者を分配ケーブルに送信す
る節点に配設された節点フレームストアを含み、該節点
フレームストアは、 （１） ビデオフレームを担持するチャンネルを幹線ケ
ーブルに通過させるテレビチューナと； （２） 幹線ケーブルにおけるビデオフレームを担持す
るチャンネルを阻止し、他方幹線ケーブルにおける他の
チャンネル周波数を分配ケーブルに通過せしめるチャン
ネルブロッカーと； （３） 節点フレームストアモジュールとを含み、該節
点フレームストアは、 ｉ） 幹線ケーブルに接続され、その節点フレー
ムストアモジュールに割り当てられた特定の高周波に同
調されたラジオレシーバと； ii） ビデオフレームの記憶および伝送のため
の、チューナ（１）に接続されたビデオフレーム記憶手
段と； iii） チューナによって通過された各ビデオフ
レームを検査し、上記特定の節点フレームストアにアド
レス設定されたビデオフレームを識別する節点フレーム
ストア処理装置と、かかる識別時においてビデオフレー
ム記憶手段は作動して上記ビデオフレームを記憶し； iv） ビデオフレームストアよりのビデオフレー
ムおよびラジオレシーバからのオーディオメッセージの
両者を変調してビデオフレームを節点フレームストアに
伝送するのに使用した同じテレビチャンネルに乗せ、チ
ャンネルブロッカーにより通過されたチャンネルと共に
ビデオフレームおよびオーディオメッセージの両者を分
配ケーブルに伝送する手段とを含む、システム。 ビデオディスクプレーヤは、ビデオフレームおよび付
随するオーディオメッセージを記憶し検索するいかなる
適切な手段であっても良い。 本発明の他の変更例によると、ビデオフレームを形成
する２つのビデオフィールドの一方のみを伝送する。フ
ィールドの伝送には1/60秒しか要さないため、ビデオ画
質は若干低下するが処理能力は有効に倍増する。 また、本発明のシステムは、以下に説明するように、
静止ビデオフレームならびに付随するオーディオメッセ
ージを対話式に、テレビジョン分配システムによって加
入者の家庭テレビ受像機に分配する。伝送手段は、送信
点および加入者家庭におけるアンテナによる送受信、ま
たは衛星への送信そして加入者家庭における衛星パラボ
ラアンテナへの再送信、または同軸ケーブルに代るファ
イバーオブティックケーブルの使用が含まれるが、これ
らに限定はされない。標準テレビチャンネルにおいては
毎秒30のビデオフレームが送信される。２つのインター
リーブ式ビデオフィールドより成る各ビデオフレームは
垂直帰線消去インターバルを構成する第１の複数の走査
線を有する。垂直帰線消去インターバルの１本またはそ
れ以上の走査線に、加入者が接続される伝送システムの
点に相当する特定のアドレスが挿入される。ビデオフレ
ームにおける第２の複数の走査線はビデオ画像を発生す
るデータを含む。本発明のシステムにより用いられる方
法は以下の工程より成る： （１） ｉ） ビデオフレームの伝送のための第１の伝
送路； ii） 該第１の伝送路に沿った節点；そして iii） 該節点から加入者のテレビ受像機への
第２の伝送路を選択し； （２） 該第２の伝送路に特定のアドレスを割当て； （３） 各フレームの垂直帰線消去インターバルの所定
走査線に特定アドレスを挿入し； （４） 第１の伝送路を介して特定アドレスと共にビデ
オフレームを送信し； （５） 第１の伝送路の節点においてビデオフレームの
所定走査線の特定アドレスを検査し； （６） 該特定アドレスが第２の伝送路のアドレスと合
致すれば上記ビデオフレームを節点において記憶し：そ
して （７） 節点において記憶されたビデオフレームを、静
止ビデオフレームとして第２の伝送路を介して加入者の
テレビ受像機に、１秒間に少くとも25回の割合で繰返し
送信する。 好適な方法によると、複数の加入者に対する複数の第
２の伝送路が設けられ、その各群は接続点すなわち節点
において第１の伝送路に接続されている。本方法による
と、ビデオフレームのサンプリングおよび記憶、ならび
にビデオフレームの第２の伝送路による送信（5,6,7）
は、加入者のある群に対して各特定アドレスの節点にお
いて行なわれる。 他の好適な方法によると、特定のビデオフレームに対
応するオーディオメッセージは、好適な実施例によると
第１の伝送路である所定ルートに沿って加入者に送信さ
れる。これらのオーディオメッセージは振幅変調のアナ
ログラジオ信号か、ビデオフレームの電子的フォーマッ
トにおける圧縮オーディオ信号である。第１の伝送路を
使用しない場合、電話システムのような第３の伝送路を
使用してオーディオメッセージを加入者へ伝送する。 更に本発明のシステムでは、テレビ伝送システムにお
けるビデオフレームストアが提供される。ビデオフレー
ムストアは標準テレビプロトコルによる単一のビデオフ
レーム（２つのインターリーブ式ビデオフィールドより
成る）を記憶する手段を有する。ビデオフレームはビデ
オフレームストアによって、かかるビデオフレームの垂
直帰線消去インターバルの１本ないしそれ以上の走査線
に含まれる特定のアドレスにより識別される。ビデオフ
レームの残りの走査線はビデオ画像を発生するデータを
含む。ビデオフレームストアはそれにより第１の伝送路
を通過するビデオフレームをサンプルし、該ビデオフレ
ームストアのアドレスを含むフレームのみを選択し、該
ビデオフレームを記憶し、それを第２の伝送路を介して
１秒間に25回の割合で繰返し送信して静止テレビ映像を
生成する。ビデオフレームストアは、 （１） ビデオ帰線消去インターバルにおける走査線の
１本が特定のアドレスを有する、第１の伝送路のビデオ
フレームを検査する手段と； （２） ビデオフレームを記憶し、該記憶したビデオフ
レームを１秒間に少くとも25回の割合で繰返し第２の伝
送路に伝送する手段と； （３） 上記手段（１）により検査されたアドレスを比
較し、所定アドレスと合致すると記憶手段（２）を作動
して第１の伝送路からのビデオフレームを記憶せしめる
比較手段とより成る。 好適な実施例によると、ビデオフレームストアは特定
のビデオフレームに付随するオーディオメッセージを第
１の伝送路から受信する手段を有する。オーディオメッ
セージはビデオフレームと合成されて一つのテレビチャ
ンネルに乗せられ、両者共第２の伝送路を介して加入者
に送信される。オーディオメッセージは振幅変調された
アナログラジオ信号、またはビデオフレームの電子的フ
ォーマットにおける圧縮されたオーディオ信号として受
信される。 更に他の好適な実施例によると、複数のビデオフレー
ムストアが伝送システムにおける節点に配設されて複数
の第２の伝送路を受け持ち、規模の上で経済性を達成す
る。 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第１図において、本発明の好適な実施例によるCATVシ
ステムを参照番号15で示し、該CATVシステムはCATV中核
局20を有し、これから３本の幹線ケーブル21が第１の信
号伝送路として延びている。幹線ケーブル21に沿って複
数の節点25が存在する。各節点には分岐増幅器（図示せ
ず）があってテレビ信号を増幅し分配ケーブル31より成
る第２の伝送路を介して加入者の家庭40に送信する。本
発明によると節点25′には多節点フレームストア30が配
設され出力として少くとも１本の分配ケーブル31を有す
る。４個の分配ケーブル31用結合部1,2,3,4が図示され
ているが、そのうち結合部２のみを使用状態で示す。同
様に節点25′には１個の多節点フレームストア30のみを
接続状態で示す。しかしながら同様の多節点フレームス
トア30が幹線ケーブル21に沿った他の節点25の各々にも
接続される。各分配ケーブル31に沿って同軸ケーブルよ
り成る端末ケーブル36への端末結合部35があり、端末ケ
ーブル36は加入者家庭40へ延びテレビ受像機45に接続さ
れる。CATV中核局20には複数のテレビ受信アンテナ27が
あるがそのうち１個のみを図示する。 本発明によると、CATV中核局20には中央制御装置（CC
U）28が付帯している。好適な実施例ではCCU28はCATV中
核局20と同一場所に設置されるが、CCU28からの出力端
子29がCATV中核局20における幹線ケーブル21と連結する
場合には必らずしもそうでなくとも良い。従来の通りCC
U28は複数の電話線50の端子を有し、該電話線は電話交
換局55に接続されている。加入者の家庭電話48はその電
話線49により電話交換局55に接続されている。 当業者は容易に理解するところであるが、複数のテレ
ビ受信アンテナ27により受信された信号はCATV中核局20
により増幅され、別々のチャンネルにおいて幹線ケーブ
ル21を介して伝送される。ここで各チャンネルは所定帯
域幅、通常北米地域では約6MHzの帯域幅を有する複数の
周波数を含んでいる。普通、幹線ケーブル21は従来のビ
デオおよびオーディオ副帯域情報の20から70の異なるチ
ャンネルを伝送する。複数のチャンネルは節点25におい
て（ここで多節点フレームストア30は無視する）増幅さ
れ、増幅されたチャンネル周波数は分配ケーブルに沿っ
て端末結合部35から端末ケーブル36へそして加入者のテ
レビ受像機45へ伝送される。 本発明の一つの特徴によると、加入者はその電話48を
使用して通常の電話呼び出しを行なうことにより電話交
換局55を介してCCU28と直接通信をする。プッシュホン
を使えば電話48を押しボタンで特定の要求を直接CCU28
に対して入力することが出来る。 CCU28においては、電話48からの押しボタン情報に応
答して、予め記録され複数のビデオプレーヤのうち１つ
に記憶された、２つのインターリーブ式ビデオフィール
ドより成るビデオフレームを幹線ケーブル21を介して加
入者のテレビ受像機45に送信する。節点25には増幅作用
があるため、ビデオフレームはまず幹線ケーブル21に沿
って、加入者の家庭40が接続された節点25′に伝送され
る。この節点25′において、ビデオフレームは多節点フ
レームストア30に記憶され、その後第１図において番号
２により示した４本の分配ケーブル31のうち１本に沿っ
て、加入者のテレビ受像機40に対して１秒間に30回の割
合で連続的に再送信される。ビデオフレームをCCU28か
ら記憶のために多節点フレームストア30に伝送するため
に必要な時間は単一のフレームインターバル（1/30秒）
に等しい。多節点フレームストア30は記憶したビデオフ
レームを１秒間に30回の割合で繰り返し分配ケーブル31
を通じて伝送し、テレビ受像機45はこれを連続して受信
する。この動作は多節点フレームストア30がCCU28から
新しい特定アドレスを有するビデオフレームを受信する
まで継続し、受信すると同じいサイクルが繰り返され
る。 従って毎1/30秒間に異なるビデオフレームが幹線ケー
ブル21に沿って伝送される。そのため毎秒30個の異なる
節点が新しいビデオフレームの提供を受ける。各節点は
その多節点フレームストアにおけるそのフレームを加入
者に連続的に送信する。従って加入者は、CCU28が各フ
レームインターバルにおいて他の節点フレームストアに
新しいビデオフレームを連続的に送信している間に、静
止画像を見ることになる。この場合、走査線、従って垂
直帰線消去インターバルをCATVシステム内において同期
させるための主同期信号発生器を設けることが必要であ
る。 第２図において、CCU28は複数の電話処理装置（TMU）
65（図示例では10個）から入力から受ける中央処理装置
60を含み、各TMU65に30本の電話線50の端末が示されて
いる。電話線50の反対側の端末は第１図の電話交換局55
に接続されている。各TMU65は複数の加入者から指示を
受信し、それを順序良く中央処理装置60へ送信する。 中央処理装置60は全体を66で示した複数の出力を有
し、これらの出力は数が30あり、各々はビデオ表示装置
70（VDU）に直接接続されている。全部で30個のビデオ
表示装置70があり、各々の出力は、スケジューラ85を含
む垂直帰線消去スイッチ80のポートに接続されている。
主同期信号発生器69は主同期パルスの伝送路69′を介し
て各ビデオ表示装置70およびスケジューラ85に送る。こ
のようにしてVDU70の各入力ポート79′から得られる各
ビデオフレームは垂直帰線消去スイッチ80を介して最終
的に幹線ケーブル21に有効に伝送される。垂直帰線消去
スイッチ80から伝送路80′を介して送られるビデオフレ
ームはビデオ変調器81へ達し、そこでベースバンドビデ
オフレームは予め選択されたチャンネル周波数ｆ（ｖ）
へ変換されて幹線ケーブル21へ送られる。同様に、附随
するオーディオメッセージは伝送路76′を介してRFアッ
プコンバータ85へ送られその出力は幹線ケーブル21へ伝
送される。 第３図において、各VDU70は一体のプログラマプルマ
イクロプロセッサを含む単一のビデオ表示コントローラ
（VDUコントローラ）と；単一のビデオプレーヤ73と；
複数の並列のオーディオフレームストア75とより成り、
該オーディオフレームストア75の数は好適には10個でそ
の共通入力端子はビデオプレーヤ73の出力端子となって
いる。オーディオフレームストア75において、ビデオプ
レーヤ73からのオーディオディジタル出力はアナログ信
号に変換される。各オーディオフレームストア75の出力
は選択的に同調されたAMトランスミッタ76に送られ、そ
の出力周波数はVDUコントローラ71により固定されｆ（a
x）として示されている（ｘは各VDU70内において１から
10までの整数である。）トランスミッタ76の出力は共通
出力ライン76′を通り、第２図で示すRFアップコンバー
タ85を介して幹線ケーブル21へ送られる。 ビデオプレーヤ73に並列に出力77′を有するグラフィ
ックデコーダ77が設けられている。ビデオ合成器78はそ
の入力として複合ビデオ用のビデオプレーヤ73からの出
力73′と、RGBビデオ用のグラフィックデコーダ77から
の出力77′を有する。RGBビデオである、ビデオ合成器7
8の出力78′はRGB/複合ビデオ変換器および節点アドレ
ス挿入器79に入力され、79は単一の出力ライン79′を有
する。出力ライン79′は垂直帰線消去スイッチ80のポー
ト79′（ｓ）と接続されていて（ｓは１ないし30の値を
取る）。第２図および第３図に示すように、垂直帰線消
去スイッチ80はスケジューラ85と単一の出力ライン80′
を有し、該出力ライン80′はビデオ変調器81に接続され
ている。ビデオ変調器81はライン80′のベースバンドビ
デオを予め選択されたチャンネル周波数ｆ（ｖ）まで増
加して出力ライン81′従って第１図の幹線ケーブル21に
出力する。 第２図および第３図において、主同期信号発生器69は
ライン69′を介してスケジューラ85と各ビデオ表示装置
70（特に各ビデオプレーヤ73,グラフィックデコーダ77,
ビデオ合成器78,RGB/複合ビデオ変換器および節点アド
レス挿入器79）に接続されている。 スケジューラ85は伝送路715を介して直接30台のVDUコ
ントローラ71の各々に接続され、これと制御データの交
換を行なう。各VDUコントローラ71は更に出力ライン714
がRGB/複合ビデオ変換器および節点アドレス挿入器79に
接続され、79はビデオフレーム内の各ビデオフィールド
の垂直帰線消去インターバル内の所定走査線に特定の節
点アドレスを挿入する。別の追加出力としてVDUコント
ローラ71はビデオプレーヤ73に接続されたライン711、
各オーディオフレームストラ75に接続されたライン71
2、そして同調可能なAMトランスミッタ76の各々に接続
されたライン713を有する。 第１図および第４図において、複数の多節点フレーム
ストア30は各々１個あるいはそれ以上の節点フレームス
トア95を含んでおり、各節点フレームストア95には特定
のアドレスが割当てられている。ビデオフレームが所与
のビデオプレーヤ73にセットされその予め記録されたフ
レームをテレビ受像機45に送信する時には、第１図の節
点25′における多節点フレームストア30内の節点フレー
ムストア95の特定のアドレスを使用しなければならな
い。従って、中央処理装置60のメモリに格納されたその
特定アドレスは、加入者により要求された特定のビデオ
フレームを有するビデオプレーヤ70を含むVDU70に伝送
される。例えばそれが第３図でVDU番号１のビデオプレ
ーヤ73であると仮定する。節点フレームストアアドレス
はライン66を介してVDUコントローラ71に送られ、その
アドレスはVDUコントローラ71によりライン714を介して
RGB/複合変換器および節点アドレス挿入器79に送られ
る。同時に、ライン711に沿って、ビデオプレーヤ73内
のビデオフレームがその付随するオーディオフレームと
共に選択され、ビデオおよびオーディオフレームは伝送
路73′を介してビデオ合成器78およびオーディオフレー
ムストア75（１）ないし75（10）のうちの一つに伝送さ
れる。VDUコントローラ71はどのオーディオフレームス
トアが「自由」であるかを選択し、ライン712に沿って
適切なオーディオフレームストア75に動作パルスを送り
適切なオーディオフレームのみを記憶する。オーディオ
フレームストア78はオーディオフレームをアナログオー
ディオ信号へ変換し、VDUコントローラ71からの指令に
応じてライン75′を介してその同調可能なAMトランスミ
ッタ76に入力として加える。VDUコントローラ71はライ
ン713を介してAMトランスミッタ周波数ｆ（ax）を節点
フレームストア95のAM受信機のそれに設定する。しかし
ながら、すべてのトランスミッタ出力76′の周波数を増
加させるのが便利であり、これはRFアップコンバータ85
により行なわれる。 VDUコントローラ71のメモリに、選択された特定のビ
デオフレームに関する「グラフィックオーバレイ」を格
納しても良い。このオーバレイがある場合、ライン710
を介してグラフィックデコーダ77に送り、該グラフィッ
クデコーダ77はそれをRGBビデオとして再構成しライン7
7′を介して出力としてビデオ合成器78に加える。グラ
フィックオーバレイはビデオ合成器78によりビデオフレ
ームに重ねられ、合成されたRGB出力はライン78′を介
してRGB/複合変換器および節点アドレス挿入器79に送ら
れる。ビデオフレームは２つのビデオフィールドより成
り、各ビデオフィールドは垂直帰線消去インターバルを
示す第１の複数の走査線と、ビデオ画像データを示す第
２の複数の走査線とより成る。垂直帰線消去インターバ
ルにおける走査線のうち１本は節点アドレスを担持する
ため予め選択され、RGB/複合変換器および節点アドレス
挿入器79はライン714を介してVDUコントローラ71から節
点アドレスを受けて、そのビデオフレームの垂直帰線消
去インターバルの指定された走査線に節点アドレスを与
える。特定のアドレスが与えられたRGBビデオフレーム
は複合ビデオに変換され、ライン79′を介して垂直帰線
消去スイッチ80の所定ポートに入力される。VDUコント
ローラ71からスケジューラ85に適切な信号が印加される
と、垂直帰線消去スイッチ80はその所定ポートに関して
開かれ、アドレスされたビデオフレームは垂直帰線消去
スイッチの出力80′に送信される。次にスケジューラ85
はVDUコントローラ71に適当な信号を送り、ビデオフレ
ームがライン80′を通じて幹線ケーブル21に送信された
ことを確認する。このプロセスは各フレームインターバ
ル毎に繰り返しても良い。従って毎1/30秒に伝送路80′
には異なる節点アドレスを有する異なるビデオフレーム
が送信され得る。これらの信号はすべてベースバンド周
波数であり、前述したように所定周波数ｆ（ｖ）にベー
スバンドを増加するビデオ変調器81（第２図）を介して
伝送される。スケジューラ85はいかなるオーディオフレ
ームも垂直帰線消去スイッチ80を通らないように作用す
る。 スケジューラ85およびVDUコントローラ71の間の伝送
路715は２方向性であり、伝送路710および711もそうで
あるが、伝送路712および713はその必要はない。 現在ビデオプレーヤ73は約１秒間の応答時間を有す
る。従って各1/30秒のインターバルに特定のビデオフレ
ームを供給するためには、各々が１秒間に１度動作する
少くとも30台の異なるVDU70が必要である。これは、毎
秒30枚のビデオフレームが発生する北米地域および日本
の要件を満足する。ビデオプレーヤの応答時間がより遅
い場合、ビデオ表示装置70の数を増加して１秒間に同じ
応答ビデオフレーム周波数を提供する必要があるし、ビ
デオプレーヤの応答時間がより速い場合にはビデオ表示
装置70はより少くても良い。ビデオ表示装置70の数は要
求の多い同一情報に対して複数のアクセル路を与えるた
め、または情報「プール」により情報量を増加させるた
めに増やしても良い。 第２図および第３図において、各VDUコントローラ71
は中央処理装置60に接続され、該中央処理60は各ビデオ
表示装置70の適切なVDUコントローラ71の作動を適切な
方法で開始する。VDUコントローラ71は節点フレームス
トアアドレスを所与のビデオフレームに与えて垂直帰線
消去スイッチ80を通過せしめる。次にVDUコントローラ7
1からの指令により、スケジューラ85はそのビデオフレ
ームを選択して垂直帰線消去スイッチ80を介して幹線ケ
ーブル21に伝送する。 以上により本発明の好適な実施例によると、少くとも
30台のビデオ表示装置70が配設され、各々はVDUコント
ローラ71と、ビデオプレーヤ73と、オーディオフレーム
ストア75と、同調可能なAMトランスミッタ76と、グラフ
ィックデコーダ77と、ビデオ合成器78と、RGB/複合変換
器および節点アドレス挿入器79とを備えている。複数の
ビデオ表示装置70におけるすべてのRGB/複合変換器およ
び節点アドレス挿入器79の出力は垂直帰線消去スイッチ
80の各入力ポートに接続されている。30台のVDUコント
ローラ71の各々の入力ライン66は中央処理装置60によっ
てアドレスされる。 以上から明らかな通り、スケジューラ85は各VDU70に
おける各VDUコントローラ71と通信して、入力ポート7
9′から出力ポート80′への各ビデオフレームの通過を
調整する。従ってスケジューラは適切なVDUコントロー
ラ71から開始パルスを受け、ビデオフレームが垂直帰線
消去スイッチ80を通過した後にVDUコントローラに終了
パルスを送る。その後VDUコントローラ71は今送信した
ビデオフレームに附随するオーディオメッセージを送信
する。このサイクルは毎1/30秒繰り返されて、異なるVD
U70が特定のアドレスを有するビデオフレームを垂直帰
線消去スイッチ80を介して送信し、次に各ビデオフレー
ムに付随するオーディオメッセージを送信する。 第１図および第４図において、幹線ケーブル21に沿っ
た複数の節点25の各々において多節点フレームストア30
が配設されている。多節点フレームストア30は単一の制
御モジュール90および１つ以上の節点フレームストアモ
ジュール95を有し、各節点フレームストアモジュール95
（ｎ）はその出力がそれ自身の分配ケーブル31（ｎ）に
接続されている。（ｎは分配ケーブルの数に相当する1,
2,3,4またはそれ以上の整数）。従っていかなる節点25
においても、多節点フレームストア30の最小要件は、単
一の制御モジュール90および単一の節点フレームストア
モジュール95である。 制御モジュール90は、予め選択された専用チャンネル
周波数ｆ（ｖ）に同調された、幹線ケーブル21からの入
力としてのチューナ94を含んでいる。チューナ94と並列
にノッチフィルターすなわちチャンネルブロッカー93が
設けられ、該チャンネルブロッカー93はｆ（ｖ）を除い
た他のすべてのチャンネル周波数をその出力93′として
幹線ケーブル21に与えられる。チャンネルブロッカー93
の出力93′は後述するようにフレームストア30内のすべ
ての節点フレームストアモジュール95の出力伝送路に送
られる。 チューナ94の出力はチャンネルｆ（ｖ）を検出する。
この出力は各節点フレームストアモジュール95に対して
２つの出力を有するタイミングジェネレータ92に送られ
る。タイミングジェネレータ92の第１の出力は各ビデオ
フレームストア210に対する伝送路92′を介するクロッ
クであり、第２の出力は各垂直帰線消去インターバルゲ
ート（VBIゲート）220に対する伝送路92″を介するゲー
トパルスである。クロックはチャンネルｆ（ｖ）の水平
同期信号の適当な倍数でも良い。 単一の節点フレームストアモジュール95には２つの伝
送路、すなわちオーディオ伝送路およびビデオ伝送路が
ある。オーディオ伝送路はチューナ94と並列で、固定同
調周波数ｆ（ax）を有するAMRF受信機110より成る。受
信機110の入力は幹線ケーブル21に直接接続され、受信
機110の出力は、その出力周波数が再構成されたチャン
ネルｆ（ｖ）である変調器300の入力に対して伝送路100
を介して伝送された検出オーディオである。このｆ
（ｖ）出力は伝送路300′に沿ってRF合成器400に加えら
れるが、RF合成器400はチャンネルブロッカー93の出力
が供給される別の入力を有する。従って伝送路93′は、
チャンネルｆ（ｖ）以外の幹線ケーブル21に存在したす
べてのチャンネルを合成器400に与える。節点フレーム
ストアモジュールのビデオ伝送路94′はビデオフレーム
ストア210を含み、該ビデオフレームストア210の出力は
記憶されたビデオフレームであり伝送路210′を介して
変調器300へ送られる。変調器300へのオーディオおよび
ビデオ入力は混合され、オーディオ信号はチャンネルｆ
（ｖ）のFMオーディオ副帯域となり、ビデオ信号は同じ
チャンネルｆ（ｖ）のビデオ副帯域となる。変調器300
はチャンネルｆ（ｖ）を合成器400の一方の入力に出力
する。合成器400よりの出力は分配ケーブル31である２
次的伝送路であり、再構成されたチャンネルｆ（ｖ）お
よびすべての残りのチャンネルを幹線ケーブル21から送
信する。 以上を達成するため、ビデオ垂直帰線消去インターバ
ルゲート（VBIゲート）220の出力220′はビデオフレー
ムストア210の一方の入力として加えられる。すべての
ビデオフレームストア210は他方の入力として伝送路9
4′を介してチューナ94の出力が与えられる。各節点ア
レームストアモジュール95（ｎ）の各VBIゲート220は特
定のアドレスを有し、垂直帰線消去インターバルにおけ
る適当な走査線がそのアドレスを有する時には、例えば
VBIゲート220（１）は、そのビデオフレームストア210
（１）をしてチューナ94の出力に存在するビデオフレー
ムを格納せしめる。チューナ94の出力における次の垂直
帰線消去インターバルはVBIゲート220（１）のアドレス
以外のアドレスを含んでいるので、そのビデオフレーム
はVBIゲート220（１）によっては受け入れられない。い
ったんビデオフレームストア210（１）に格納されたビ
デオフレームは１秒間に30回の割合で連続的にビデオ伝
送路210′を介して変調器300に伝送され、前述した通り
分配ケーブル31（１）に伝送される。 複数の節点フレームストアモジュール95（ｎ）の各々
はそのAM受信機110が特定のRF周波数ｆ（ax）に固定同
調され、VBIゲート220が特定のアドレスを与えられてい
る。フレームストアモジュール95（ｎ）のAMRF受信機周
波数の適当な表および各節点フレームストアモジュール
95（ｎ）におけるVBIゲート220の各々のアドレスは中央
制御装置28の中央処理装置60内のCATV中核局20に記憶さ
れている。 加入者が自分の電話48で中央制御装置28を呼び出した
時、プッシュホンの場合には呼出しは一つの電話処理装
置65を介して中央処理装置65へ直接送られる。加入者の
電話がプッシュホンでない場合には、変換器によりパル
スを変換するか他の手段を用いて必要な指令を受信して
中央処理装置60に入力する。加入者は種々の販売者によ
り販売されている商品の種類を見ることを要求する。こ
れらの販売者の種々のカタログはビデオプレーヤに個々
のフレームとして、必要ならばオーディオフレームと共
に格納されている。中央処理装置60がビデオ表示装置70
を作動した時、適当なビデオプレーヤ73が動作して所要
のビデオフレームおよび付随するーオーディオフレーム
を検索する。ビデオフレームは前述の通り垂直帰線消去
スイッチ80に送られる。変調器81においてビデオフレー
ムは予め選択されたチャンネルｆ（ｖ）、例えばチャン
ネル35に与えられ、最終的に幹線ケーブル21に伝送され
る。従ってすべてのビデオ表示装置70の出力は所与のチ
ャンネルｆ（ｖ）にある。例えば北米地域および日本の
ビデオ送信標準に従った場合、毎秒30枚の異なるフレー
ムがCATVでビデオ表示装置70により送信される。各ビデ
オフレームに付随するオーディオフレームは振幅変調オ
ーディオ信号に変換され、ビデオチャンネルに用いられ
ない特定周波数ｆ（ax）で幹線ケーブル21に送信され
る。 第5A図において、オーディオメッセージを送信する別
の方法として、ビデオプレーヤ73によりオーディオフレ
ームを伝送路73′に沿ってビデオフレームの電子的フォ
ーマットにおける圧縮オーディオ信号として送信するも
のがある。第5B図においては、節点フレームストア95に
AMRF受信機110に代えてオーディオフレームストア75が
配設されている。この場合にはVDU70におけるトランス
ミッタ76および節点フレームストア95におけるAMRF受信
機110は必要ない。従ってビデオプレーヤ73からオーデ
ィオフレームは毎1/30秒に伝送路73′を通ってフレーム
スイッチ74へ送られ、該フレームスイッチ74はビデオフ
レームまたはオーディオフレームを１度に１フレームづ
つ通過せしめる。フレームスイッチ74はVDUコントロー
ラ71により伝送路716を介して制御される。オーディオ
フレームも特定のアドレスによりその垂直帰線消去イン
ターバンルにおいてアドレスされなければならないの
で、RGB/複合変換器および節点アドレス挿入器79の一部
であった節点アドレス挿入器790は伝送路74′を介して
フレームスイッチ74の後に配設されている。節点アドレ
ス挿入器790は適当な特定アドレスをビデオおよびオー
ディオフレームの両者に挿入するものである。ビデオお
よびオーディオフレームの両者は次に節点アドレス挿入
器790から伝送路790′を介して垂直帰線消去スイッチ80
の所定ポートへ送られ、その出力ポートから図示しない
ビデオ変調器へ、そして幹線ケーブル21を介して多節点
フレームストア30へと送られる。多節点フレームストア
30の制御モジュール90は第４図に示す如くであるが、節
点フレームストアモジュール95は第5B図に示す構造であ
り、入力としてチューナ94の出力を有するオーディオフ
レームストア75と、これと並列にビデオフレームストア
のための機能と同じ機能をオーディオフレームストアの
ために果たすVBIゲート220とを含む。オーディオフレー
ムストア75の出力はアナログオーディオ信号で、伝送路
75′に沿って変調器300へそして合成器400へと伝送さ
れ、すべてのチャンネルと合成されて分配ケーブル31へ
と出力される。 オーディオをビデオフレームと同じ伝送路で伝送する
必要はかならずしもなく、電話システムを介して加入者
の電話へ、あるいは他の送信手段で送信することが出来
る。 一般的に、節点フレームストアモジュール95の位置は
節点25でも良いが、加入者のテレビ受像機45であっても
良い。 第6A図にCCU28の中央処理装置60の作用の１サイクル
を示すフローチャートを示す。ボックス１は「オンオ
フ」スイッチ機構である。ボックス２は電話処理装置65
の出力を入力として受信する。加入者からの電話呼出し
が受信された時、Box3はコンピュータ合成声により加入
者に対して、プッシュホンの適当な押しボタンを押すこ
とにより加入者の個人的識別番号を入力するように要求
する。判断ボックス４では、当該加入者を担当している
節点フレームストア95が使用中の場合には、加入者をコ
ールバック待ち行列に加え（ボックス５）、節点フレー
ムストアが空くのを待つ。加入者の節点フレームストア
が空くと、ボックス６の加入者対話モードが第6B図に関
して後述するように開始される。加入者の情報要求が終
了すると、ボックス７で加入者のテレビ画面に「有難う
ございました」のフレームを表示して電話を切る。判断
ボックス８は他の加入者がコールバック待ち行列にいる
かどうかを確認する。もしもいる場合には、その加入者
を呼出しコールバックした旨を通知しボックス３からの
手順を再び開始する。他の加入者がコールバック待ち行
列にいない場合には、ボックス９は加入者の節点フレー
ムストアに「システム待機中」のメッセージを表示して
ボックス２へ戻り新しい加入者らの呼出しを待つ。 第6B図に加入者対話モード（ボックス６）の動作サイ
クルを示す。加入者の節点フレームストア95が利用可能
な時にはボックス６−１は最初のフレーム識別を主イン
デックスページに設定する。ボックス６−２は中央処理
装置メモリーから次のフレーム（主インデックスページ
またはボックス６−７において加入者が要求したフレー
ム）のフレームデータを選択する。次にボックス６−３
はフレームデータをVDU70に送り加入者の要求を持つ。
要求があった場合には、判断ボックス６−４の後ボック
ス６−６を実行して統計上の目的のための最初の要求を
記録し、次にボックス６−７で次に要求されたフレーム
の識別を行ないボッスク６−２からのループを再び実行
する。もう要求がない場合には、ボックス６−４からボ
ックス６−５へ行き所定時間待ち、タイムアウトで第6A
図のボックス７からの処理を再び始める。 第7A図において、VDU70におけるVDUコントローラ71の
動作サイクルのフローチャートを示す。ボックス１は
「オンオフ」スイッチ機構である。ボックス２は中央処
理装置60からの指令を受け（第6A図ボックス６）、指令
を受けると、判断ボックス３はその指令をボックス４へ
送る。ボックス４はVDU70内の未使用のフレームストア7
5（ｎ）を選択し、そのトランスミッタ76を加入者の節
点フレームストアモジュール95に割当てられた周波数に
同調させる。次にボックス５はVDU70内のビデオディス
クプレーヤ73のビデオディスクをサーチして加入者の要
求に係るオーディオフレームを捜し、そのフレームを先
に選択したオーディオフレームストア75（ｎ）に伝送す
る。次にボックス６はビデオディスクをサーチして加入
者により要求されたビデオフレームを求め、関連するグ
ラフィックがもしあればグラフィックデコーダ77に入力
する。次にボックス７はビデオフレームを「通常」優先
として幹線ケーブルに伝送する。「通常」優先は加入者
が要求したフレームがある表示を行なう一連のフレーム
の最初のフレームである時に使用される。要求されたフ
レームが所定表示の第2,第3,第４等のフレームである時
には「高」優先が用いられる。かような２番目以降のフ
レームの伝送は、オーディオメッセージとの同期をとっ
て表示を連続的に行なうために「通常」優先のフレーム
よりも優位に立つ。（ボックス７は第7B図において詳細
に説明する）ビデオフレームが伝送されると、ボックス
８はオーディオ信号を幹線ケーブルに伝送する。判断ボ
ックス９はもっとビデオフレームを表示の一部として伝
送すべきかと判定する。そうでない場合にはボックス10
はオーディオメッセージの終結、または加入者からの中
断メッセージの受信を待ち、ボックス13は「表示終了」
メッセージを中央処理装置60へ送り、動作サイクルはボ
ックス２から再開される。判断ボックス９においてえ表
示すべき他のビデオフレームがある場合、ボックス11は
次のビデオフレーム（「フレーム変更」）開始かまたは
加入者からの中断指令の受信を待つ。中断指令が受信さ
れたら、判断ボックス12の後ボックス13へ行き「表示終
了」のメッセージを中央処理装置60へ送り動作サイクル
をボックス２で再開する。フレーム変更メッセージを受
信した場合、判断ボックス12の後ボックス14へ行き表示
すべき次のビデオフレームを求め、そのグラフィックを
グラフィックデコーダに入力する。ボックス15は次にそ
のビデオフレームを「高」優先で送信して表示連続性を
確保し、ボックス９で動作サイクルを再開し表示が完了
または中断されるまで継続する。 第7B図において、第7A図の「フレーム伝送」手順ボッ
クス７および15はその動作をボックスＴ−１において加
入者の節点フレームストアアドレスをRGB/複合変換器お
よび節点アドレス挿入器79に入力することにより開始す
る。ボックスＴ−２は所定の優先度（ボックス７＝通
常，ボックス15＝高）で要求伝送を開始する。ボックス
Ｔ−３は垂直帰線消去スイッチ80におけるスケジューラ
85からの伝送受信返答を待ち、ボックスＴ−４において
受信確認が得られたら、フレームは送信されたことにな
り、動作サイクルは通常優先の場合ボックス15からボッ
クス９へ続く。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明による改良CATVシステムに付随する部材
の概略図、 第２図は本発明のシステムの中央制御装置（CCU）のブ
ロック図、 第３図は本発明のシステムのビデオ表示装置（VDU）の
一つを示すブロック図、 第４図は本発明のシステムの、節点に設けられた節フレ
ームストアのブロック図、 第5A図および第5B図はオーディオメッセージを一次的伝
送路を介して節点フレームストアに伝送する本発明の他
の実施例のブロック図、 第6A図および第6B図は本発明による中央制御装置（CC
U）における中央処理装置（CPU）の作用を示すフローチ
ャート、 第7A図および第7B図は本発明によるビデオ表示装置（VD
U）におけるVDUコントローラの作用を示すフローチャー
トである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター ヨハネス マリア クーマン ズ カナダ国 エヌ ５ ワイ ４ ブイ ３ オンタリオ州 ロンドン キップス レーン 754 アパートメント 207 (72)発明者 ジョージ メイナード ハート カナダ国 エヌ ５ ダブリュ ４ ア ール ７ オンタリオ州 ロンドン バ ンクーバー ストリート 190 (72)発明者 テレンス ヘンリー ポコック カナダ国 エヌ ０ エル １ ダブリ ュ ０ オンタリオ州 マウント ブリ ッジズ アールアール ナンバー ５ (56)参考文献 特開 昭58−219884（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−71379（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−28577（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−125714（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−28691（ＪＰ，Ａ) 特公 昭51−44772（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．（Ａ）所定周波数チャンネルにおいて放送された複
   数のテレビ信号を受信、発生、増幅するケーブル中核局
   と； （Ｂ）一端が前記ケーブル中核局に接続されて前記テレ
   ビ信号を受信し複数の節点に送信する幹線ケーブルと； （Ｃ）前記幹線ケーブルに沿って配された前記複数の節
   点と； （Ｄ）前記各節点において前記幹線ケーブルに接続さ
   れ、前記テレビ信号を増幅して分配ケーブルに送信する
   分岐増幅器と； （Ｅ）前記増幅された信号を加入者家庭へ分配するため
   に前記テレビ信号を伝送する前記分配ケーブルと； （Ｆ）該分配ケーブル上に配された信号分岐用のタップ
   と； （Ｆ′）該タップに接続され、前記分配ケーブル上に伝
   送されている前記テレビ信号を前記各加入者家庭のテレ
   ビ受像機に入力せしめる端末ケーブルとを含むCATVにお
   いて、予め記録されたビデオフレームおよびオーディオ
   メッセージを選択的に伝送するシステムであって、前記
   ビデオフレームはビデオ帰線消去インターバルを示す第
   １の複数の走査線とビデオ画像データを示す第２の複数
   の走査線とから成る少なくとも一つのビデオフィールド
   より成り、 （Ｇ）上記システムはケーブル中核局に配設された中央
   制御装置（CCU）を有し、該中央制御装置CCUは （ａ）すべてのCCU機能を調整する中央処理装置と； （ｂ）加入者からの電話要求を受信しこれを前記中央処
   理装置へ中継する複数の電話処理装置（TMU）と； （ｃ）主同期パルスを発生する手段と； （ｄ）複数のビデオ表示ユニットとを含み、該各ビデオ
   表示ユニットは、 ｉ）ビデオフレームおよび付随オーディオメッセージの
   伝送の優先処理およびスケジューリングを含む、表示動
   作の調整を行うコントローラと； ii）標準テレビフォーマットによる別々のビデオフレー
   ムを付随するオーディオフレームと共に記憶する、前記
   主同期パルスに同期させられたビデオプレーヤと； iii）該ビデオプレーヤからの特定のビデオフレームに
   関連するオーディオフレームを選択的に受信しかつその
   オーディオフレームを変調済のアナログオーディオ信号
   に変換する複数のオーディオフレームストアと； iv）コマンドに応答して、前記アナログオーディオ信号
   を所定高周波に同調させて幹線ケーブルに発信するアナ
   ログオーディオ信号発信手段と； ｖ）特定のビデオフレームに関連するグラフィック情報
   を前記中央処理装置から受信し、かかる情報をグラフィ
   ック形態で発生するグラフィックデコーダと； vi）前記ビデオプレーヤからのビデオフレームを受信
   し、該ビデオフレームに前記グラフィックデコーダから
   のグラフィック情報を重ね合わせるビデオ合成器と； vii）指定された加入者の節点フレームストアのコード
   化アドレスを前記ビデオフレームの垂直帰線消去インタ
   ーバルに挿入する節点アドレス挿入手段と； viii）コード化ビデオフレームを垂直帰線消去スイッチ
   に送信する手段とを含み、 上記中央制御装置CCUは更に （ｅ）前記各ビデオ表示ユニットにおける前記各コント
   ローラからのコマンドに応答して、選択されたビデオ表
   示ユニットからのビデオフレームを受信して該ビデオフ
   レームを前記幹線ケーブルを通して伝送する多重スイッ
   チを含み、 該多重スイッチは、前記コントローラと通信することに
   より前記ビデオフレームの伝送の優先処理およびスケジ
   ューリングを行うスケジューラを含み、 該スケジューラは、特定のビデオフレームが前記幹線ケ
   ーブルに伝送されたことを前記コントローラに通知して
   前記コントローラが特定のオーディオフレームストアに
   コマンドを発して付随するオーディオメッセージを前記
   幹線ケーブルを介して伝送開始せしめるようになってお
   り、 上記システムは更に、 （Ｈ）前記幹線ケーブルから前記ビデオフレームおよび
   付随オーディオメッセージを受信し両者を前記分配ケー
   ブルに送信する、節点に配設された前記節点フレームス
   トアを含み、該節点フレームストアは、 （ａ）前記幹線ケーブル上のビデオフレームを担持する
   所定チャンネルを通過させるテレビチューナと； （ｂ）前記幹線ケーブルに対して、前記テレビチューナ
   と並列に接続され、前記幹線ケーブル上のビデオフレー
   ムを担持するチャンネルを阻止し、他方前記幹線ケーブ
   ル上の他のチャンネルを前記分配ケーブルに通過せしめ
   るチャンネルブロッカーと； （ｃ）前記テレビチューナと前記幹線ケーブルの間、お
   よび前記チャンネルブロッカーと前記分配ケーブルの間
   に接続された節点フレームストアモジュールとを含み、
   該節点フレームストアモジュールは、 ｉ）前記幹線ケーブルに接続され、その節点フレームス
   トアモジュールに割り当てられた特定の高周波に同調さ
   れたラジオレシーバと； ii）前記テレビチューナに接続され、前記ビデオフレー
   ムを記憶および伝送するビデオフレーム記憶手段と； iii）前記テレビチューナによって通過された各ビデオ
   フレームを検査し、上記特定の節点フレームストアにア
   ドレス設定されたビデオフレームを識別し、かかる識別
   時において前記ビデオフレーム記憶手段による上記ビデ
   オフレームの記憶動作を許容する節点フレームストア処
   理装置と； iv）前記ビデオフレーム記憶手段からのビデオフレーム
   および前記ラジオレシーバからのオーディオメッセージ
   の両者を変調して前記ビデオフレームを前記節点フレー
   ムストアに伝送するのに使用したチャンネルと同じテレ
   ビチャンネルに乗せ、前記チャンネルブロッカーにより
   通過されたチャンネルと共に前記ビデオフレームおよび
   オーディオメッセージの両者を前記分配ケーブルに伝送
   する手段とを含むものである ことを特徴とするシステム。 ２．所与の節点に位置する複数の節点フレームストアを
   含み、該各節点フレームストアの節点フレームストア処
   理装置が特定のアドレスを有することを特徴とする請求
   項１記載のシステム。 ３．（ａ）幹線ケーブルにおいて離隔配設された複数の
   節点と； （ｂ）離隔配設された複数の節点の各々に配設された複
   数の節点フレームストアモジュールとを含み、該各節点
   フレームストアモジュールの節点フレームストア処理装
   置が特定のアドレスを有する ことを特徴とする請求項１記載のシステム。 ４．（ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフォ
   ーマットに従って２つのインターリーブ式フィールドを
   ビデオフレームとして記憶するものであって、前記節点
   アドレス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモジ
   ュールのアドレスをコード化して、そのビデオフレーム
   の垂直帰線消去インターバルの一つに挿入するものであ
   り； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式フィールドをビデオフレームとして伝送するものであ
   り； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式フィールドをビデオフレームとして
   受信するものである ことを特徴とする請求項１、２または３記載のシステ
   ム。 ５．前記節点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレー
   ムストアモジュールのアドレスをコード化して、前記ビ
   デオフレームの各インターリーブ式フィールドの垂直帰
   線消去インターバルの一つに挿入するものであることを
   特徴とする請求項４記載のシステム。 ６．（ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフォ
   ーマットに従って２つのインターリーブ式フィールドを
   ビデオフレームとして記憶するものであって、前記節点
   アドレス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモジ
   ュールのアドレスをコード化して、そのビデオフレーム
   の垂直帰線消去インターバルの一つに挿入するものであ
   り； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式フィールドをビデオフレームとして１秒間に少なくと
   も25回伝送するものであり； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式フィールドをビデオフレームとして
   受信するものである ことを特徴とする請求項１、２または３記載のシステ
   ム。 ７．前記各節点フレームストアモジュールのラジオレシ
   ーバが、異なる所定の高周波に同調されていることを特
   徴とする請求項２または３記載のシステム。 ８．（Ａ）所定周波数チャンネルにおいて放送された複
   数のテレビ信号を受信、発生、増幅するケーブル中核局
   と； （Ｂ）一端が前記ケーブル中核局に接続されて前記テレ
   ビ信号を受信し複数の節点に送信する幹線ケーブルと； （Ｃ）前記幹線ケーブルに沿って配された前記複数の節
   点と； （Ｄ）前記各節点において前記幹線ケーブルに接続さ
   れ、前記テレビ信号を増幅して分配ケーブルに送信する
   分岐増幅器と； （Ｅ）前記増幅された信号を加入者家庭へ分配するため
   に前記テレビ信号を伝送する前記分配ケーブルと； （Ｆ）該分配ケーブル上に配された信号分岐用のタップ
   と； （Ｆ′）該タップに接続され、前記分配ケーブル上に伝
   送されている前記テレビ信号を前記各加入者家庭のテレ
   ビ受像機に入力せしめる端末ケーブルとを含むCATVにお
   いて、予め記録されたビデオフレームおよびオーディオ
   メッセージを選択的に伝送するシステムであって、前記
   ビデオフレームはビデオ帰線消去インターバルを示す第
   １の複数の走査線とビデオ画像データを示す第２の複数
   の走査線とから成る少なくとも一つのビデオフィールド
   より成り、 （Ｇ）上記システムはケーブル中核局に配設された中央
   制御装置（CCU）を有し、該中央制御装置CCUは （ａ）すべてのCCU機能を調整する中央処理装置と； （ｂ）加入者からの電話要求を受信しこれを前記中央処
   理装置へ中継する複数の電話処理装置（TMU）と； （ｃ）主同期パルスを発生する手段と； （ｄ）複数のビデオ表示ユニットとを含み、該各ビデオ
   表示ユニットは、 ｉ）ビデオフレームおよび付随オーディオメッセージの
   伝送の優先処理およびスケジューリングを含む、前記ビ
   デオ表示ユニットの動作の調整を行うコントローラと； ii）標準テレビフォーマットによる別々のビデオフレー
   ムを付随するオーディオフレームと共に記憶する、前記
   主同期パルスに同期させられたビデオプレーヤと； iii）特定のビデオフレームに関連するグラフィック情
   報を前記中央処理装置から受信し、かかる情報をグラフ
   ィック形態で発生するグラフィックデコーダと； iv）前記ビデオプレーヤからのビデオフレームを受信
   し、該ビデオフレームに前記グラフィックデコーダから
   のグラフィック情報を重ね合わせるビデオ合成器と； ｖ）前記ビデオ合成器および前記ビデオプレーヤに接続
   されて、前記オーディオフレームのためのビデオプレー
   ヤと前記ビデオフレームのためのビデオ合成器の間の切
   り換えを行う切換器と； vi）指定された加入者の節点フレームストアのコード化
   アドレスを前記ビデオフレームの垂直帰線消去インター
   バルに挿入する節点アドレス挿入手段と； vii）コード化ビデオフレームを垂直帰線消去スイッチ
   に送信する手段とを含み、上記中央制御装置CCUは更
   に、 （ｅ）前記各ビデオ表示ユニットにおける前記各コント
   ローラからのコマンドに応答して、選択されたビデオ表
   示ユニットからのビデオフレームを受信して該ビデオフ
   レームを前記幹線ケーブルを通して伝送する多重スイッ
   チを含み、 該多重スイッチは、前記コントローラと通信することに
   より前記ビデオフレームの伝送の優先処理およびスケジ
   ューリングを行うスケジューラを含み、 該スケジューラは特定のビデオフレームが前記幹線ケー
   ブルに伝送されたことを前記コントローラに通知するよ
   うになっており、 上記システムは更に、 （Ｈ）前記幹線ケーブルからビデオフレームおよび付随
   オーディオメッセージを受信し両者を前記分配ケーブル
   に送信する、節点に配設された前記節点フレームストア
   を含み、該節点フレームストアは、 （ａ）前記幹線ケーブル上のビデオフレームを担持する
   所定チャンネルを通過させるテレビチューナと； （ｂ）前記幹線ケーブルに対して、前記テレビチューナ
   と並列に接続され、前記幹線ケーブル上のビデオフレー
   ムを担持するチャンネルを阻止し、他方前記幹線ケーブ
   ル上の他のチャンネルを前記分配ケーブルに通過せしめ
   るチャンネルブロッカーと； （ｃ）前記テレビチューナと前記幹線ケーブルの間、お
   よび前記チャンネルブロッカーと前記分配ケーブルの間
   に接続された節点フレームストアモジュールとを含み、
   該節点フレームストアモジュールは、 ｉ）前記テレビチューナに接続され、前記オーディオフ
   レームを受信し該オーディオフレームをアナログオーデ
   ィオ信号に変換するオーディオフレームストアと； ii）前記テレビチューナに接続され、前記ビデオフレー
   ムを記憶および伝送するビデオフレーム記憶手段と； iii）前記テレビチューナによって通過された各ビデオ
   フレームを検査し、上記特定の節点フレームストアにア
   ドレス設定されたビデオフレームを識別し、かかる識別
   時において前記ビデオフレーム記憶手段による上記ビデ
   オフレームの記憶動作を許容する節点フレームストア処
   理装置と； iv）前記ビデオフレーム記憶手段からのビデオフレーム
   および前記オーディオフレームストアからのアナログオ
   ーディオ信号の両者を変調して、前記ビデオフレームを
   前記節点フレームストアに伝送するのに使用したチャン
   ネルと同じテレビチャンネルに乗せる手段と； ｖ）該テレビチャンネルを、前記チャンネルブロッカー
   により通過されたチャンネルと共に分配ケーブルに伝送
   する手段とを含むものである ことを特徴とするシステム。 ９．所与の節点に位置する複数の節点フレームストアを
   含み、該各節点フレームストアの節点フレームストア処
   理装置が特定のアドレスを有することを特徴とする請求
   項８記載のシステム。 １０．（ａ）幹線ケーブルにおいて離隔配設された複数
   の節点と； （ｂ）離隔配設された複数の節点の各々に配設された複
   数の節点フレームストアモジュールとを含み、該各節点
   フレームストアモジュールの節点フレームストア処理装
   置が特定のアドレスを有する ことを特徴とする請求項８記載のシステム。 １１．（ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフ
   ォーマットに従って２つのインターリーブ式フィールド
   をビデオフレームとして記憶するものであって、前記節
   点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモ
   ジュールのアドレスをコード化して、そのビデオフレー
   ムの垂直帰線消去インターバルの一つに挿入するもので
   あり； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式ビデオフィールドをビデオフレームとして伝送するも
   のであり； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式ビデオフィールドをビデオフレーム
   として受信するものである ことを特徴とする請求項８、９または10記載のシステ
   ム。 １２．（ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフ
   ォーマットに従って２つのインターリーブ式フィールド
   をビデオフレームとして記憶するものであって、前記節
   点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモ
   ジュールのアドレスをコード化して、そのビデオフレー
   ムの垂直帰線消去インターバルの一つに挿入するもので
   あり； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式ビデオフィールドをビデオフレームとして１秒間に少
   なくとも25回伝送するものであり； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式ビデオフィールドをビデオフレーム
   として受信するものである ことを特徴とする請求項８、９または10記載のシステ
   ム。 １３．前記節点アドレス挿入手段が、前記オーディオフ
   レームの垂直帰線消去インターバルにもアドレスを挿入
   するものであって、前記節点フレームストア処理装置
   が、前記テレビチューナにより通過された各オーディオ
   フレームについても前記検査を行って、特定の節点フレ
   ームストアにアドレスされたオーディオフレームを識別
   するものであり、前記オーディオフレームストアが、か
   かる識別時に作動してそのオーディオフレームを格納す
   るものであることを特徴とする請求項８、９または10記
   載のシステム。 １４．前記節点アドレス挿入手段が、前記オーディオフ
   レームの垂直帰線消去インターバルにもアドレスを挿入
   するものであって、前記節点フレームストア処理装置
   が、前記テレビチューナにより通過された各オーディオ
   フレームについても前記検査を行って、特定の節点フレ
   ームストアにアドレスされたオーディオフレームを識別
   するものであり、前記オーディオフレームストアが、か
   かる識別時に作動してそのオーディオフレームを格納す
   るものであって、 （ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフォーマ
   ットに従って２つのインターリーブ式フィールドをビデ
   オフレームとして記憶するものであって、前記節点アド
   レス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモジュー
   ルのアドレスをコード化して、そのビデオフレームの垂
   直帰線消去インターバルの一つに挿入するものであり； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式ビデオフィールドをビデオフレームとして伝送するも
   のであり； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式ビデオフィールドをビデオフレーム
   として受信するものである ことを特徴とする請求項８、９または10記載のシステ
   ム。 １５．前記節点アドレス挿入手段が、前記オーディオフ
   レームの垂直帰線消去インターバルにもアドレスを挿入
   するものであって、前記節点フレームストア処理装置
   が、前記テレビチューナにより通過された各オーディオ
   フレームについても前記検査を行って、特定の節点フレ
   ームストアにアドレスされたオーディオフレームを識別
   するものであり、前記オーディオフレームストアが、か
   かる識別時に作動してそのオーディオフレームを格納す
   るものであって、 （ａ）前記ビデオプレーヤが、前記標準テレビフォーマ
   ットに従って２つのインターリーブ式フィールドをビデ
   オフレームとして記憶するものであって、前記節点アド
   レス挿入手段が、加入者の節点フレームストアモジュー
   ルのアドレスをコード化して、そのビデオフレームの垂
   直帰線消去インターバルの一つに挿入するものであり； （ｂ）前記多重スイッチが、前記２つのインターリーブ
   式ビデオフィールドをビデオフレームとして１秒間に少
   なくとも25回伝送するものであり； （ｃ）前記節点フレームストアモジュールが、前記２つ
   のインターリーブ式ビデオフィールドをビデオフレーム
   として受信するものである ことを特徴とする請求項８、９または10記載のシステ
   ム。 １６．前記節点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレ
   ームストアモジュールのアドレスをコード化して、前記
   ビデオフレームの各インターリーブ式フィールドの垂直
   帰線消去インターバルの一つに挿入するものであること
   を特徴とする請求項11記載のシステム。 １７．前記節点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレ
   ームストアモジュールのアドレスをコード化して、前記
   ビデオフレームの各インターリーブ式フィールドの垂直
   帰線消去インターバルの一つに挿入するものであること
   を特徴とする請求項12記載のシステム。 １８．前記節点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレ
   ームストアモジュールのアドレスをコード化して、前記
   ビデオフレームの各インターリーブ式フィールドの垂直
   帰線消去インターバルの一つに挿入するものであること
   を特徴とする請求項14記載のシステム。 １９．前記節点アドレス挿入手段が、加入者の節点フレ
   ームストアモジュールのアドレスをコード化して、前記
   ビデオフレームの各インターリーブ式フィールドの垂直
   帰線消去インターバルの一つに挿入するものであること
   を特徴とする請求項15記載のシステム。