JPS6127952B2 - - Google Patents

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JPS6127952B2
JPS6127952B2 JP51059368A JP5936876A JPS6127952B2 JP S6127952 B2 JPS6127952 B2 JP S6127952B2 JP 51059368 A JP51059368 A JP 51059368A JP 5936876 A JP5936876 A JP 5936876A JP S6127952 B2 JPS6127952 B2 JP S6127952B2
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JP
Japan
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signal
terminal
transmission
central control
frequency divider
Prior art date
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Application number
JP51059368A
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English (en)
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JPS51142215A (en
Inventor
Katsuaki Matsumoto
Yoshibumi Saeki
Osamu Tazawa
Saburo Takaoka
Tsutomu Suzuki
Shozo Nakamuta
Toshihiko Hosaka
Kuniaki Shiratori
Minoru Kosake
Masayuki Saito
Hiroki Uemura
Tetsuo Kanezashi
Se Hashimoto
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Publication of JPS51142215A publication Critical patent/JPS51142215A/ja
Publication of JPS6127952B2 publication Critical patent/JPS6127952B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、双方向CATVシステムに関するもの
である。
本発明は、中央制御装置と各視聴加入者との間
を密接に連絡し、視聴加入者の希望する番組を適
切に中央制御装置から提供するとともに、提供に
伴う料金の計算、記録を正確に行なつて番組提供
業務を円滑に行なうことのできる双方向CATVシ
ステムを提供することを目的とする。より具体的
には、端末装置から中継伝送網を介して中央制御
装置に向かう上り信号の送信装置の改良を目的と
するものである。
従来の送信装置では、そこに内蔵される発振器
の直接キーイングする方式を採用していた。しか
しこの方式は、発振器の動作停止に伴つて時間遅
れが生じること、発振周波数が不安定であること
等の欠点があつた。本発明は、従来の欠点を解決
ししかも簡単な回路で上り信号送信装置を構成す
ることを目的とする。
本発明による双方向CATVシステムを第1図、
第2図及び第3図を参照して説明するに、本シス
テムは大きく分割して、中央制御装置、中央伝
送網、及び端末装置により構成される。中央
制御装置は、第1図に示す如く、次のような各
装置及び機能からなる。図において符号1乃至1
9は以下に示す素子を示す。
1 アンテナ 2 テレビ・シグナル・プロセツサ 3 テレビ用スタジオ機器 4 多チヤンネル・スクランブル装置 5 多チヤンネル・テレビ変調送出装置 6 ステレオ音声用スタジオ機器 7 多チヤンネル・ステレオ音声用FM変調送出
装置 8 伝送用結合及び分割フイルタ 9 中央制御コンピユータ 10 バツフア・メモリ(コア・メモリ) 11 大容量メモリ(デイスク・メモリ) 12 時計 13 テレタイプライタ 14 通信データ入出力装置 15 送出コード変換器 16 フレケンシ・シフト・キーイング変調送出
装置(FSK変調送出装置) 17 フエーズ・シフト・キーイング受信復調装
置(PSK受信復調装置) 18 応答信号コード変換器 19 中央制御装置用プログラム・ソフトウエア これら装置の機能及び作用を順に述べる。アン
テナ1並びにテレビ・シグナル・プロセツサ2
は、従来の空中を伝播する電磁波によるテレビ及
びFM音声プログラムを各端末装置に再送出する
ための装置であつて、受信した信号の周波数バン
ド再配置や信号レベルの調整及び安定化を行な
う。
テレビ用スタジオ機器3及びステレオ音声用ス
タジオ機器6は、より魅力のある多数の番組を提
供するために独自の(ローカル)番組を作成・編
集する為の装置であつて、更に自動送出装置等の
コントロール装置を含んでもよい。
多チヤンネル・スクランブル装置4は、CATV
システムの運用が、所謂コマーシヤルに対しスポ
ンサーが支払う料金と、各端末装置を利用する
加入者の利用料金とを資金として行なわれるの
で、利用料金を納める加入者のみしかそのCATV
番組を視聴できないようにするために設けられ
る。このためには、通常の受像機では正常に受信
できないようにテレビ信号を「乱す」ことが必要
であり、この機能は、この多チヤンネル・スクラ
ンブル装置4によつて果たされる。尚、これに対
応して加入者側でこの乱されたテレビ信号を復元
する装置を設けることが必要となるが、この装置
をデイスクランブル装置という。
多チヤンネル・テレビ変調送出装置5及び多チ
ヤンネル・ステレオ音声用FM変調送出装置7
は、ローカル番組をCATV伝送ラインで各加入者
にサービスする為に、CATV用の周波数バンド・
レベルに適した信号に変換して送り出す装置であ
る。
伝送用結合及び分割フイルタ8は、CATV伝送
ケーブルを通つて伝達される各種信号を重畳し或
いは分離する装置である。
中央制御コンピユータ9、バツフア・メモリ1
0、大容量メモリ11、時計12及びテレタイプ
ライタ13は、データ通信機能の中央制御部であ
り、各加入者から得られたデータの処理を行なう
機能を有する。これらは、予め与えられたプログ
ラム・ソフトウエア19に従い、各加入者との間
の通信の制御、データ収集、データ集計、請求書
作成(ビリング)等種々の作業を能率的に進める
ための装置である。
通信データ入出力装置14は、上記の中央制御
部と各端末装置との間の種々のデータ通信を仲立
ちする装置であつて、中央制御コンピユータ9が
他の周辺装置との間で、データ集計、請求書作成
等種々の作業を並行して実行するのを補助し、デ
ータやコントロール信号を一時蓄えておく。その
結果数種の仕事が中央制御コンピユータ9で並行
して実施されている場合でも、この装置14が信
号の入出力をコントロールするから、これを窓口
として各加入者との通信が何ら滞ることなく正し
い手順で進められる。
送出用コード変換器15及びFSK変調送出装
置16は、通信データ入出力装置14を経て中央
制御コンピユータ9から発せられ各加入者に対し
指示を与える時間的に並列な(パラレル)デイジ
タル・コード信号を、CATV伝送ラインに送り出
す為に、時間的に直列な(シリアル)デイジタ
ル・コード信号に変換し、各端末装置でこのコー
ド信号を再生する際に必要な複数の同期信号を重
畳して、フレケンシ・シフト・キーイング
(FSK)信号とした後送出する装置である。一般
にパラレルデータを送るべく、多数のチヤンネル
を送・受信装置に備えることは、機器を複雑に
し、価格を高騰させるから好ましくないので、中
央制御装置と各端末装置間のデータ通信に
は、パラレル・コード信号をシリアル・コード信
号に変換して単純な構成を実現した。デイジタル
信号の形式についてここで概要を述べておく。シ
リアル・コード信号に変換した結果、各端末装置
への信号がどこから始まるかを示す同期信号を重
畳する必要が生じるが、個々のビツト・パルスは
バイ・フエーズ・コードとし、各加入者毎のコー
ド区分(フレーム)の分離の為、ある数以上のあ
き(スペース)ビツトの後に、前記コード区分の
スタートを示すマーク・ビツトを加えることにし
てある。従つて、各端末装置の機器及びそこでの
情報処理が単純になる。これは、キヤリアを
FSK変調することと相俟つて、各端末装置のコ
ストを低減させることに寄与する。
PSK受信復調装置17及び応答信号コード変換
器18は、端末装置からの応答信号を受信しコ
ンピユータ9に伝える応答信号受信装置である。
各加入者から自動的に送られてくる上り信号は、
前項の各加入者への下り信号と同様のシリアル・
コードであり、フエーズ・シフト・キーイング
(PSK)変調されている。この応答信号受信装置
は、この信号を受信・復調して、パラレルコード
に変換した後通信データ入出力装置14にデータ
として伝える装置である。
中央制御コンピユータ9として、本発明では例
えばシステム用のミニ・コンピユータが用いられ
るが、中央制御装置用プログラム・ソフトウエア
19は、このコンピユータに具体的な作動を行な
わせる為のプログラムを与える。即ち、このシス
テムに関連する種々の作業を一連に組んだプログ
ラムである。特にデータ通信制御に関しては、通
信データ入出力装置内のハードウエアによる処理
と適切に組み合わせてある。
また、必要に応じて、第1図に示すように、収
集したデータの集計結果を表示するデイスプレイ
装置20や実際に請求書を自動作成する為の高速
ラインプリンタ装置21等の付加装置も設置する
ことが考えられる。その場合には当然、それら作
業の手順を指示する内容も含んだプログラムをプ
ログラム・ソフトウエア19によつて用意するこ
とになる。
次に中継伝送網は一般的に、第2図に示す如
く主幹線22、幹線23、分岐線24、分配線2
5、引込線26より構成される。これらについて
以下個別に述べる。
主幹線22は、中央制御装置が二つ以上ある場
合の中央制御装置相互間の接続、或いは中央制御
装置の設置点と加入者地域が離れている場合の中
央制御装置と分配局との接続に用いられる基幹伝
送路であり、比較的距離の長い中継伝送を目的と
しているため、線路としては低損失の同軸ケーブ
ルを使用し、且つ高性能の主幹線増幅器が用いら
れる。幹線23は、中央制御装置から信号を各加
入者に分配する分配伝送網の中で、基幹となる主
伝送網を構成するものであり、各加入者にはこの
幹線23から分岐された複数の分岐線24を通じ
て信号が分配される。従つて、幹線23として
は、信号の品質を劣化させることなく伝送するこ
とが特に重要であり、高性能な幹線増幅器27を
含んでいる。
幹線23が信号の忠実な伝送に第一の重点を置
いているのに対して、分岐線24は、各加入者に
必要とする大きさの信号入力を供給することに用
いられる。従つて、分岐線24は、幹線増幅器2
7から分岐された同軸ケーブルと、加入者群に割
当てられた分岐増幅器28とで構成され、信号
は、分岐増幅器28により各加入者が必要とする
信号入力に対応する信号強度まで増幅されて分配
線25に供給される。また、分岐線24の距離が
長くなる場合には必要に応じて延長用の中継増幅
器を挿入する。上記分岐増幅器28の出力は複数
の分配線25に供給され、各分配線25には、各
加入者に信号に分配するための分岐器29または
分配器30が適当な間隔で配置される。引込線2
6は、上記の分岐器29または分配器30と各加
入者とを結ぶ末端の同軸伝送路であり、その端末
部には保安器31が設置される。この保安器31
は、雷害などによる異常電圧に対する保護をする
と共に、中継伝送網と端末装置との間の分界点と
なる。
第2図は上記中継伝送網の構成要素を図式的
に示したものであるが、本発明における中継伝送
網は一般的な形式のものを使用しているから、
これ以上の詳細な説明は省略する。
次に端末装置について述べる。端末装置と
は、本システムにおける各加入者の宅内装置であ
つて、その一例は第3図に示すように次の各機器
から成り立つている。第3図において符号32乃
至45で示した各素子は夫々以下の素子を示すも
のとする。
32 結合器 33 下り信号受信装置(FSK受信装置) 34 端末信号処理装置 35 アドレス・レジスタ部 36 上り信号送信装置(PSK送信装置) 37 電子同調コンバータ 38 画像制御装置(デイスクランブル装置) 39 補助コンバータ 40 テレビジヨン受像機 41 パワー・センサ 42 チヤンネル選択装置 43 キー・スイツチ 44 センサ 45 加入者応答装置 上記各機器についてその機能を順次以下に説明
する。
結合器32は、上り或いは下り信号を重畳又は
分離する装置である。下り信号受信装置33は、
中央制御装置から送られてくるデータ通信用
FSK信号を受信し、コード変換した後に端末信
号処理装置34に伝える。端末信号処理装置34
は、前記下り信号受信装置33からのコード信号
と、予め各加入者に割当てられてアドレス・レジ
スタ部35に記憶されている固有のコードとを比
較し、それらが一致した時の指示信号の内容に応
答して端末装置全体を作動させると共に、上り
信号送信装置36を制御してその時点の端末装置
の状態を中央制御装置に信号送出して報知さ
せる。この場合上り信号送信装置36は、加入者
の端末装置の状況をデイジタル・コード・パタ
ーンに置換し、上記端末信号処理装置34が発す
る上り信号通報タイミング信号に従つてPSK変調
して送り出す。つまり、上り信号送信装置36
は、加入者の視聴しているチヤンネルの状況、キ
ー・スイツチ43の操作状況、パワー・センサ4
1の状態、センサ44の感知情報、加入者応答装
置45の操作による応答内容等を、各加入者に割
当てられた極短時間の応答可能タイミングの間に
通報し得るように簡単なコード・パターンに置き
換えて送出する。ただし、より迅速に伝えられる
べき情報を優先的に通報し、それほど急を要しな
い情報は次のタイミングで通報することもでき
る。
更に、データ通信の確実を期するためにデータ
エラーを検出する装置を付加し、必要ならば再送
出するような処理もなし得る。
電子同調コンバータ37は、多数のCATVチヤ
ンネルで送られてくる番組を受信し、テレビ受像
機40の特定チヤンネル(例えば2チヤンネル)
へ変換する装置である。この電子同調コンバータ
37は、電子同調式であり、端末信号処理装置3
4及びチヤンネル選択装置42により操作され
る。
画像制御装置(デイスクランブル装置)38
は、中央制御装置中の多チヤンネル・スクラン
ブル装置4と対をなしており、多チヤンネル・ス
クランブル装置4により乱されたテレビ信号を復
元する装置である。
補助コンバータ39は、上記電子同調コンバー
タ37により特定チヤンネルに変換された信号を
更に他のチヤンネルへ変換するための装置であ
る。電子同調コンバータ37が変換する特定チヤ
ンネルに同一チヤンネルの空中伝播テレビ信号が
無ければこの補助コンバータ39は必要ないが、
もしあれば空中伝播による放送信号とCATVシス
テムによるプログラムの信号とが同時に受信され
て重なつた画像となり、良好なサービスが期待で
きない。従つて、特定チヤンネルに変換された信
号を更に他のチヤンネルに変換する必要性が生じ
る。補助コンバータ39はこの目的のために設け
られる。
テレビジヨン受像機40は従来の受像機をその
まま使用でき、本システムにおいて特徴的なもの
ではない。パワー・センサ41は、上記テレビジ
ヨン受像機40への給電状態を感知するための装
置として設けられる。
また、チヤンネル選択装置42は、電子同調コ
ンバータ37を希望のチヤンネルに同調させる装
置であつて、その選択チヤンネルの状況を端末信
号処理装置34に伝える機能をも有する。キー・
スイツチ43は、有料テレビジヨン放送、特に料
金が高い放送(例えば、ロードシヨウ等の特別番
組)、特定加入用番組(例えば、医家向医療番組
や新技術番組等の特別番組)等を受信するための
スイツチをなすものであつて、このキー・スイツ
チ43はチヤンネル選択装置42の筐体に設けた
受け口に挿入して使用する。該キー・スイツチ4
3を作動させると、その切換動作が端末信号処理
装置34及び上り信号送信装置36を介して中央
制御装置に伝えられ、中央制御装置からの指
令により画像制御装置38が作動して上記の番組
が正常に受信されるようになる。また符号44を
以つて示すセンサは、火災、盗難、恐慌の発生、
救急等の情報を端末信号処理装置34に伝えるた
めの装置であり、その情報信号は端末信号処理装
置34を介して中央制御装置に伝達される。つ
まりセンサ44は、加入者宅における非常事態を
通報する役割を果たす。
加入者応答装置45は、本システムを利用して
世論調査等必要な情報収集を実施する場合に加入
者が中央制御装置の質問に対して応答するための
装置として用いられる。
上記の他に希望ならば、FMステレオ音声用コ
ンバータ46を組み込みFM受信機47を使うこ
ともできる。また、チヤンネル選択装置42、キ
ー・スイツチ43、及び加入者応答装置45は、
ひとつのコントロール・ボツクスに組み込んでも
よいし、リモート・コントロール方式を採用して
もよい。尚、48は従来のテレビ放送を受信する
ためのアンテナ、49は従来のFM放送を受信す
るためのアンテナであるが、本発明の場合必ずし
も必要なものではない。
次に本発明による双方向CATVシステムの作動
態様を第1図、第3図、及び第4図を参照して説
明する。
端末装置の各々との実際のデータ通信に先立
ち、中央制御装置では、制御プログラムに基づ
き中央制御コンピユータ9に前処理ルーチンを行
なわせ、加入者アドレス登録及び編集、請求書作
成の基礎となる各番組のコストのリスト化、特定
加入者予約、並びにシステムチエツク等を実施
し、必要なデータをコア・メモリ10及びデイス
ク・メモリ11に記憶させておく。
本システムにおいては、加入者は、ひとつひと
つの番組について予約するなどの複雑な手続きを
行なうことなしに、その豊富な番組の中から自分
の好むものを自由に選択でき、一方中央制御装置
ではそれぞれの視聴状況をチエツクしデータの
自動収集を行なえるように、ポーリングと呼ばれ
る各端末装置に送信を開始するように指令する操
作が実行される。
通信データ入出力装置14中の下り信号発生装
置は、中央制御コンピユータ9と接続してあり、
一群の信号をある端末装置に伝送し終つた時点
に送出完了(エンド・オブ・トランスミツシヨ
ン)信号を中央制御コンピユータ9に送る。この
送出完了信号を受けた中央制御コンピユータ9
は、所定のプログラムに従い、次に制御及び質問
を行なうべき端末装置の番地(アドレス)及び
その制御内容等を2進のパラレル・デイジタル・
コードとして当該下り信号発生装置に出力する
が、この出力を終了した時点で更に送出開始(ス
タート・オブ・トランスミツシヨン)信号を下り
信号発生装置に与える。この送出開始信号に従
い、下り信号発生装置からのパラレル・デイジタ
ル・コードは、送出コード変換器15でシリア
ル・デイジタル・コードに変換され、FSK変調
送出装置16から対応の端末装置に送り出され
る。
中央制御装置からFSK変調方式を利用して
端末装置に伝送された信号は、結合器32にお
いてテレビジヨン映像信号を分離され、下り信号
を受信するFSK受信装置33に導かれる。FSK
受信装置33は、FSK信号波を帯域制限増幅
し、AMノイズをリミツターにより除去した後、
シリアル・デイジタル・コードをパラレル・デイ
ジタル・コードに復調・変換して端末信号処理装
置34へ送り出す。端末信号処理装置34へ伝送
された信号は、ここで同期信号を抽出され、コー
ド内容の読取準備が完了する。コードに含まれる
グループ・アドレスにより、このグループ・アド
レスに属しているグループの端末装置は一斉に第
1段階の受信準備動作を行ない、更にプライベー
ト・アドレスが送信されると、それと合致するア
ドレスがアドレス・レジスタ部35に設定されて
いるただひとつの端末装置が第2段階の受信準備
動作を完了し、このプライベート・アドレスと共
に送られて来る制御信号を受信して種々の機能を
制御する。一方、端末信号処理装置34内には、
パワー・センサ41、チヤンネル選択装置42、
キー・スイツチ43、センサ44、加入者応答装
置45等からの中央制御装置へ伝送すべき情報
が、パラレル・デイジタル・コードとして蓄えら
れている。例えば、テレビジヨン受像機40の電
源が入つていて、有料放送のチヤンネルを視聴
し、センサ44がその加入者宅の安全を示してい
る等の情報は、下り信号がこの端末装置に伝送
された時に、シリアル・デイジタル・コード化さ
れ上り信号PSK送信装置36から中央制御装置
へ伝送される。
次に上り信号送信装置について詳細に説明す
る。本装置は、複数の端末装置から1台の中央
制御装置へ、同一周波数で時分割により夫々の
端末装置における情報を伝送するシステムの、
端末装置における送信装置36に関するもので
ある。この装置に関し、第5図に示した実施例に
ついて説明する。
第5図において、上り信号送信装置36の初段
に配置される上り信号搬送波用発振器90は、周
波数f0の矩形波を出力する。91は該発振器90
の発振周波数f0を2分周する分周器であり、その
2つの出力ライン上に180゜位相の異なる2つの
矩形搬送波を出力する。また、この分周器91
は、送信断続命令入力を受信するための端子を具
備し、送信開始信号の下で分周動作を行ない、送
信停止信号の下で分周動作を停止する。このよう
な分周器91の一例としては、単一又は複数のフ
リツプフロツプからなるデジタル分周回路を用い
ることができる。そして、その構成フリツプフロ
ツプの何れかのリセツト端子に送信断続命令入力
端子を接続すればよい。また、分周器91の入力
段に開閉ゲートを介在させ、このゲートを送信断
続命令信号で開閉制御してもよい。分周動作の停
止時には、分周器91の2つの出力は共にアー
ス・レベルであるのが好ましいが、一方の出力が
常時Hレベルであり、他方の出力が常時Lレベル
であつてもよい。
変調器92は、分周器91から出力された互い
に180゜の位相差のある2つの矩形搬送波を、端
末装置の情報入力端子95から入るデータ信号
でPSK変調する所謂PSK変調器である。この種
PSK変調器92としては、データ信号が2進値の
“1”又は“0”の何れをとるかに従い、位相0
゜の搬送波又は位相180゜の搬送波の何れか一方
を通過させるスイツチング回路又は組合せ論理ゲ
ート回路で実現できる。93は送信断続命令入力
端子96から入る命令によつて開閉制御されるゲ
ート回路であつて、このゲート回路93の出力端
子には、これから出力された送信信号のうちシス
テムで用いる周波数のみを通過させるバンドパス
フイルタ94が接続され、またバンドパスフイル
タ94の出力には出力線97が接続されている。
このような構成において発振器90は常時発振
し続けている。送信断続命令入力端子96に送信
開始信号が送られてくると、分周器91は分周を
開始ししかも同時にゲート回路93はゲートを開
き、これにより本送信装置36は作動を開始す
る。この時点において、分周器91は発振器90
の出力を2分周し互いに180゜の位相差をもつ2
つの矩形搬送波を形成する。この2つの搬送波は
共に変調器92に加えられる。この2つの搬送波
は、端末装置の情報(パラレルからシリアルに
変換された信号)によつて変調されてPSK(フエ
イズ・シフト・キーイング)信号となり、この
PSK信号は、ゲート回路93及びバンドパスフイ
ルタ94を通過して出力線97に導かれる。かく
して端末装置の情報は、中央制御装置に送ら
れることになる。
一方送信断続命令入力端子96に送信停止信号
が加えられた場合は、分周器91は分周動作を停
止するとともにゲート回路93もゲートを閉じ、
従つて送信装置36は動作を停止し結局、送信装
置36の出力は時間的に変化しない。この場合分
周器91は動作せずに分周を停止するので変調器
92には搬送波が入力されないから、PSK(フエ
イズ・シフト・キーイング)信号が形成されな
い。また、ゲート回路93は、送信停止信号によ
り閉じられているから、、その結果ゲート回路9
3の出力には信号、雑音が出ない。以上説明した
ように、本発明における上り信号送信装置36
は、発振器90を常時発振させておくため、発振
器を直接キーイングする従来方式に比較して、発
振器の動作停止に伴う時間遅れがないこと、発振
周波数が安定であること、しかも送信停止時に発
振器からの搬送波の漏れがなく、かつ発振周波数
と搬送波の周波数とが異なるから発振器90から
の妨害のないこと、更に、より簡単な回路で構成
できることなど種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は主として中央制御装置の構成例を示す
概略図、第2図は主として中継伝送網の構成例を
示す概略図、第3図は主として端末装置の構成例
を示す概略図、第4図は伝送される信号によつて
行なわれるべき諸作業の内容を示すブロツク別ダ
イヤグラム、第5図は上り信号送信装置の構成を
示すブロツクダイヤグラムである。 ……中央制御装置、……中継伝送網、…
…端末装置、8……伝送用結合及び分割フイル
タ、9……中央制御コンピユータ、14……通信
データ入出力装置、15……送出コード変換器、
16……FSK変調送出装置、17……PSK受信
復調装置、18……応答信号コード変換器、32
……結合器、33……下り信号受信装置、34…
…端末信号処理装置、36……上り信号送信装
置、90……発振器、91……n分周器、92…
…変調器、93……ゲート回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央制御装置と端末装置とこれらを接続する
    中継伝送網とからなり、中央制御装置が、システ
    ム全体を制御し予め与えられたソフトウエア・プ
    ログラムに従い端末装置をポーリングして順次デ
    ータ通信を行なう中央制御コンピユータと、この
    コンピユータと端末装置との間のデータ通信を仲
    立ちする通信データ入出力装置と、コンピユータ
    からの指示を各端末装置に送出する装置と、各端
    末装置からの応答信号を受信しコンピユータに伝
    える応答信号受信装置とを含み、各端末装置が、
    中央制御装置からの通信データを受信する下り信
    号受信装置と、この受信信号に含まれた指示に応
    じて端末装置を作動させその状況を中央制御装置
    に伝える端末信号処理装置と、端末信号処理装置
    からの応答信号を中央制御装置に送出する上り信
    号送信装置とを含み、上り信号送信装置が、搬送
    波のn倍周波数を常時発振している発振器と、送
    信断続命令入力端子を有し当該発振器の発振出力
    をn分周するn分周器と、n分周器からの搬送波
    を応答信号で変調する変調器と、送信断続命令入
    力端子を有し変調器の出力を断続するゲート回路
    とで構成され、ポーリングする中央制御装置から
    の指示に従いn分周器およびゲート回路の送信断
    続命令入力端子に送信開始信号が加えられるとn
    分周器が分周動作をすると共にゲート回路が開い
    て送信を開始し、両送信断続命令入力端子への送
    信停止信号によりn分周器が分周動作を停止する
    と共にゲート回路が閉成されることを特徴とする
    双方向CATVシステム。
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