JP2721648B2 - U型プレキャストコンクリート梁の成形装置及び成形方法 - Google Patents

U型プレキャストコンクリート梁の成形装置及び成形方法

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JP2721648B2 JP20960394A JP20960394A JP2721648B2 JP 2721648 B2 JP2721648 B2 JP 2721648B2 JP 20960394 A JP20960394 A JP 20960394A JP 20960394 A JP20960394 A JP 20960394A JP 2721648 B2 JP2721648 B2 JP 2721648B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は中格子筋を有する鉄筋
組立体を内蔵したU型プレキャストコンクリート梁の成
形装置及び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種成形装置としては、断面形
状上開きコの字形の周辺型枠内に、板材等の内型枠を断
面矩形状に配置し、そして該板材を固定する手段とし
て、各種パイプやボルトを利用しており、周辺型枠に固
定している。
【0003】ところが鉄筋組立体を内蔵するU型プレキ
ャストコンクリート梁を成形する場合には、内型枠を周
辺型枠に固定するために、カゴ状の鉄筋組立体の間をク
ランプ部材などを通したり、また、鉄筋組立体内の空間
にパイプ等の内型枠取付具を取付けなければならず、作
業に非常に手間がかかる。
【0004】特に、鉄筋組立体内に、内部空間を横切る
中格子筋を備えている鉄筋組立体では、内部空間が中格
子筋により複数の空間に区切られ、各空間が非常に狭く
なっているため、内型枠取付固定作業が一層困難にな
り、作業能率が低下する。
【0005】本願出願人は、U型プレキャストコンクリ
ート梁の成形方法として、特願平1−164844号に
おいて、ゴム製のエアーマットを直接に内側型枠とした
方法を提案し、これにより型枠装置の組立の容易化及び
作業能率の向上等を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし特願平1−16
4844号の構造あるいは方法では、次のような不具合
がある。 (1)コンクリート成形時において、使用時と同じ状態
の上開きU字形に成型するようにしているので、コンク
リートを流し込む作業では、鉄筋組立体両側の狭いスペ
ースから型枠内に流し込まなければならず、作業能率が
よくない。またU字形の底部に均等に流し込むのにも手
間がかかる。
【0007】(2)ゴム製のエアーマットを直接に内型
枠として使用し、袋状体の表面をコンクリート形成面と
して利用しているが、弾性袋状体自体は丸い形状に近づ
くように膨張するため、コンクリート形成面が丸くなっ
てしまい、所定の角柱状にセットすることが不可能であ
る。具体的には、袋状体を膨らませると、梁主筋間から
外方へとはみ出してしまい、所定の角柱状にセットでき
ない。
【0008】(3)梁主筋間からはみ出すように袋状体
が膨らむことにより、梁柱主筋には袋状体から局部的な
応力がかかり、梁主筋がたわんでしまう。このように梁
主筋がたわんだ状態のままコンクリートを凝固させる
と、製品としてのU型プレキャストコンクリート梁は、
設計当初の強度を十分に保つことができなくなる。
【0009】(4)弾性袋状体を膨張させてその表面を
コンクリート形成面として直接利用し、コンクリートに
接触させる構造では、袋状体の表面の傷みが早く、繰り
返しの使用に耐えることができず、不経済である。
【0010】(5)U型プレキャストコンクリート梁
は、建築現場において、その中空部分にコンクリートが
注入され、これと一体となって中実状のコンクリート梁
を構成するが、既成形の周壁と後から現場で注入される
コンクリートとの境目の結合を強固にするために、U型
コンクリート梁の内面を凸凹状に成形している。この凸
凹を形成するために、前述の従来技術の弾性袋状体で
は、弾性袋状体の表面自体に多数の凸部を形成してい
る。しかし、膨張自在な弾性袋状体の表面に凸凹を形成
することは非常に技術的に困難である。たとえば、多数
の突起部材を張り付けると、膨張時に剥がれ易く、ま
た、膨張時の変形の原因にもなる。
【0011】
【発明の目的】本願発明の目的は、内型枠の取付固定構
造の簡素化及びその作業能率の向上を図ると共に、コン
クリート梁の品質の維持を図ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
互いに平行で断面矩形状に配列された複数の梁主筋と、
該梁主筋を外周側から結束する複数のフープ筋と、梁主
筋で形成された内部空間を横切る中格子筋とからなる鉄
筋組立体の周囲に、断面形状U字形にコンクリート壁を
成形するためのU型プレキャストコンクリート梁の成形
装置において、断面形状上開きコの字形の周辺型枠と、
隣合う梁主筋間の各スペースを塞ぐように配置される複
数の板状の内型枠と、中格子筋により区画された各空間
内にそれぞれ挿入可能で、流体の注入により膨張して各
内型枠に内圧を付与する複数の袋状体を備え、周辺型枠
の底面には、鉄筋組立体の下端部を下側成形面より低い
位置に収納する凹部を形成し、周辺型枠の高さを、鉄筋
組立体収納時に、鉄筋組立体の上側にコンクリート壁成
形用の空間部を有する高さとしていることを特徴とする
U型プレキャストコンクリート梁の成形装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、互いに平行な複数
本の梁主筋と、該梁主筋を外周側から結束する複数のフ
ープ筋と、梁主筋で形成された内部空間を横切るように
設けられた中格子筋とからなる鉄筋組立体の周囲に、断
面形状U字形にコンクリート壁を成形するU型プレキャ
ストコンクリート梁の成形方法において、隣合う梁主筋
間のスペースにこれを塞ぐ板状の内型枠を配置すると共
に、中格子筋により区画された各空間内に膨張可能な袋
状体をそれぞれ挿入し、該袋状体を膨張させることによ
り、各内型枠を外方へ押圧して固定し、断面形状上開き
コの字形の周辺型枠内に、鉄筋組立体の上端部が周辺型
枠の上端よりも低くなるように、かつ鉄筋組立体の下端
が周辺型枠の下側成形面よりも下方に突出するように、
鉄筋組立体を収納支持し、周辺型枠の上方からコンクリ
ートを注入し、使用時とは逆状態の下開きのU字形状に
成形することを特徴とするU型プレキャストコンクリー
ト梁の成形方法である。
【0014】
【成形装置の実施例】図1及び図2は、本願発明に係る
U型プレキャストコンクリート梁に内蔵される鉄筋組立
体1を示しており、断面図を示す図2において、鉄筋組
立体1は、互いに平行で断面矩形状に配列された複数の
梁主筋2と、該梁主筋2を外周側から結束する複数の矩
形状フープ筋3と、梁主筋2で形成された断面矩形状の
内部空間に設けられた中格子筋5,6とから構成されて
いる。梁主筋2は上側に4本、下側に4本備えられてお
り、中格子筋5,6としては細長矩形状の縦向きの鉄筋
部材5と、横向きの鉄筋部材6が設けられている。これ
ら中格子筋5,6により、鉄筋組立体1内の断面を、上
下2段の6つの空間S1…S6に区画している。
【0015】全体側面図を示す図1において、梁主筋2
の両端部にはそれぞれ、周辺型枠の一部をなす小口型枠
端板15が着脱自在に装着される。
【0016】図6は、本願請求項1記載の発明を適用し
た成形装置の周辺型枠12の断面図であり、周辺型枠1
2は、前後方向に長い水平なベース盤13と、該ベース
盤13上に垂直に設けられた左右1対の側板14とか
ら、上開きコの字形に形成され、前後方向両端部に前記
小口型枠端板15を備えている。
【0017】ベース盤13の上面には、一定の厚みを有
する左右1対のスペーサ17が固定され、該スペーサ1
7の上面が下側形成面として利用される。スペーサ17
間で形成される凹部16は鉄筋組立体1の幅に略相当し
ており、鉄筋組立体挿入時には凹部16内に鉄筋組立体
の下端部がはまり込むようになっている。
【0018】図3は内型枠21並びに内圧付加用の弾性
袋状体22の斜視図である。内型枠21は、図2の鉄筋
組立体1の各梁主筋間のスペースを塞ぐように、図3の
ように上記スペースに対応する帯板形状に分割され、硬
性樹脂で形成されている。ただし、断面の一側はコンク
リート壁を形成する必要がないので、帯板状の内型枠2
1は合計7枚用意されている。
【0019】図3の弾性袋状体22は、図2の中格子筋
5,6により仕切られた各空間S1〜S6の断面形状に
十分対応しうる大きさの膨張断面を有するものが備えら
れている。各弾性袋状体22は、ゴム等で細長く形成さ
れると共に一端部は密封され、他端部に空気注入部25
を有している。該実施例では、図2の区画空間S1…S
6に対応して、図3の弾性袋状体22は合計6個備えら
れ、またその膨らんだ形状はできるだけ断面矩形状にな
るように形成されている。
【0020】図8は帯板状の内型枠21の断面形状を示
しており、内型枠21の幅方向の両端部は、外方側が幅
狭くなるように傾斜面21aとなっており、また、外方
面には多数の突起24が一体に形成されている。
【0021】図9は、袋状体22に空気を注入するため
の空気供給機構であり、エアコンプレッサ30に接続す
る空気管31と、該空気管31から分岐する2つの枝管
32を備え、各枝管32に、開閉弁33及び圧力計34
を設けると共に、それぞれ3つづつ圧縮空気取出口35
を設けている。各空気取出口35には、それぞれ袋状体
22の空気注入部25がエアホース37を介して接続さ
れる。
【0022】なお、接続方法としては、たとえば下段の
空間S4〜S6に挿入される3つの袋状体22と、上段
の空間S1〜S3に挿入される3つの袋状体22とを、
それぞれ図9の2つの枝管32に分けて接続する。すな
わち、1つの開閉弁33の操作により、上段あるいは下
段の任意の段の3つの袋状体22に対して、同時に空気
を注入できるようになっている。
【0023】
【成形方法の実施例】前記成形装置を使用したU型プレ
キャストコンクリート梁の成形方法の一例を説明する。
まず、下記工程(1)から(6)のように、先組した鉄
筋組立体1に、帯板状の内型枠21と袋状体22を装着
する。
【0024】(1)図4において、鉄筋組立体1の下段
空間S4〜S6にそれらの断面形状に応じた弾性袋状体
22をしぼんだ状態で挿入する。
【0025】(2)空間S4,S5,S6に挿入した3
つの袋状体22に、2/3程度の空気を入れ、各袋状体
22の四隅を空間S4,S5,S6の各四隅に合わせて
整える。
【0026】(3)空間S4,S6の側面に対応する梁
主筋2間に内型枠21を差し込む。
【0027】(4)図5のように上段空間S1,S2,
S3に袋状体22を挿入し、袋状体22に2/3程度空
気を入れながら、各袋状体22の四隅を空間S1,S
2,S3の各四隅に合わせて整える。
【0028】(5)空間S1,S2,S3の上面及び空
間S1,S3の側面の梁主筋間に、対応する内型枠21
を差し込む。
【0029】(6)すべての袋状体22が対応する空間
に挿入され、かつすべての板状内型枠21が対応する柱
主筋間に差し込まれた状態において、各袋状体22に
0.9kgf/cm2まで空気を注入する。
【0030】(7)すべての内型枠21及び袋状体22
を組み込んだ鉄筋組立体1を、図6のように周辺型枠1
2内に吊り込み、鉄筋組立体1の下端部を周辺型枠12
の底部の凹部16にはめ込み、前後の小口型枠端板15
をベース盤13及び側板14の前後端部に固定する。こ
の場合前側の板15はすでに鉄筋組立体1の端部に固定
されているので、後側の端板15を梁主筋2の後部に差
し込み、ベース盤13等の後面に固定する。
【0031】(8)6つの袋状体22に、1.2kgf/cm
2まで同時に空気を注入して、各内型枠21を内部から
押圧し、フープ筋3に押し付け、固定する。また、この
場合、内型枠21の幅方向両端が傾斜面21aとなって
いることにより、傾斜面21aが梁主筋2に当たり、梁
主筋間をきっちりと塞ぐことができる。
【0032】(9)図6において、まずP1のように左
右両側部にコンクリートを打設し(流し込み)、次にP
2のように上側部分に打設する。
【0033】(10)打設後、2.5時間〜3.0時間
以内に、衝撃を与えないように内型枠21及び袋状体2
2を抜き取る。
【0034】(11)打設後、6.0時間以降に、例え
ばシート等を被せて、蒸気養生を行う。
【0035】(12)最終的に図7のようなU型プレキ
ャストコンクリート梁が出来上がる。なお、図6は底壁
部が上側となるように逆さ状態で成形しており、図7で
は、通常の使用状態に戻して示している。
【0036】
【発明の効果】本願請求項1及び2記載の発明によると
次のような効果がある。 (1)内型枠21を、内型枠内部に挿入した袋状体22
を膨張させることにより鉄筋組立体1に固定するので、
パイプ、クランプあるいはボルト等で内型枠を周辺型枠
に固定する従来構造に比べて、内型枠の取付固定作業が
簡単になると共に、運搬及び保管も簡単である。
【0037】特に、鉄筋組立体1が中格子筋5、6を備
えている場合には、従来のパイプ等による内型枠固定構
造では、非常に狭いスペース内でボルト締結作業等を行
わなければならず、取付固定作業が非常に困難なものと
なるが、本願発明のように、板状の内型枠21を梁主筋
間のスペースに対応するように分割し、かつ、中格子筋
5,6により区画された空間S1〜S6ごとに袋状体2
2を挿入して、袋状体22の膨張により内型枠21を押
圧固定するようにしていると、取付作業能率の向上が一
層顕著になる。
【0038】(2)内型枠21を、袋状体22を膨張さ
せることにより押圧固定するので、押圧力が内型枠全体
におおむね均等にかかることになり、各内型枠21を安
定した状態で押さえることができ、品質が向上する。
【0039】(3)内型枠21の形状を、梁主筋間のス
ペースに対応する形状に分割して、柱主筋間に差し込ん
でいるので、内型枠21の装着及び位置決めが容易で、
打設作業中にずれたりする心配もない。
【0040】(4)局部的に鉄筋に応力がかかった状態
でコンクリートを凝固させると、鉄筋自体がたわんだ状
態で固定されることになり、設計当初の強度をうること
ができないが、本願発明では、梁主筋間にこれを埋める
ように板材の内型枠21を介在させているので、従来袋
状体を直接に内型枠として利用する場合のように、袋状
体自体が梁主筋間からはみ出して鉄筋に局部応力がかか
ることはなくなり、設計当初の強度を保つことができ、
品質を維持できる。もちろん、コンクリートの内周面も
丸みを帯びることなく角柱形に成形され、コンクリート
周壁の厚みが均一に形成でき、この点でも品質を維持す
ることができる。
【0041】(5)弾性袋状体を直接内型枠として使用
する従来構造に比べ、本願発明は、袋状体22自体をコ
ンクリート形成面として利用することはないので、袋状
体22が直接コンクリートに接触することはなく、袋状
体22の傷みが少なく、繰り返し使用することができ、
経済的である。
【0042】(6)U型プレキャストコンクリート梁
は、実際の建築現場において、その中空部分にコンクリ
ートが注入され、これと既形成の周壁とが一体となって
中実状のコンクリート梁を構成するが、既成形の周壁と
後から現場で成形するコンクリートとの境目の結合を強
固にするための凹凸を、板状の内型枠に形成すればよ
く、従来のように袋状体に直接凹凸を形成する場合に比
べ、簡単に凹凸を形成できる。
【0043】(7)使用時とは逆の下開きU字形に成形
するので、上方からコンクリートを流し込み易く、製造
作業能率が向上する。
【0044】(8)U字形コンクリ−ト部材の底壁部1
bが、成型時には上側に形成されるので、底部を均等密
度にかつすみやかに充填できる。
【0045】
【その他の実施例】
(1)中格子筋として、図2のように十字形のものを備
えた鉄筋組立体に限らず、縦向きあるいは横向きの一方
の部材を備えたものにももちろん適用できる。その場合
は、袋状体の数は区画空間に応じて変更される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる鉄筋組立体の側面図であ
る。
【図2】 図1のII−II断面拡大図である。
【図3】 本願発明にかかる内型枠及び袋状体の斜視図
である。
【図4】 内型枠取付工程を示す鉄筋組立体の断面図で
ある。
【図5】 内型枠及び袋状体を取り付けた状態を示す鉄
筋組立体の断面図である。
【図6】 コンクリート打設工程を示す成形装置の縦断
面図である。
【図7】 完成時の状態を示すU型プレキャストコンク
リート梁の縦断面図である。
【図8】 内型枠の断面図である。
【図9】 空気供給装置の配管図である。
【符号の説明】
1 鉄筋組立体 2 梁主筋 3 フープ筋 5 中格子筋 12 周辺型枠 16 凹部 21 内型枠 22 袋状体
フロントページの続き (72)発明者 才ノ本 忠光 大阪府大阪市中央区島之内1−22−20 大末プレハブ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−176806(JP,A) 特開 昭62−233206(JP,A) 特開 平4−64666(JP,A) 特開 平5−16131(JP,A) 特開 平6−155431(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行で断面矩形状に配列された複
    数の梁主筋と、該梁主筋を外周側から結束する複数のフ
    ープ筋と、梁主筋で形成された内部空間を横切る中格子
    筋とからなる鉄筋組立体の周囲に、断面形状U字形にコ
    ンクリート壁を成形するためのU型プレキャストコンク
    リート梁の成形装置において、断面形状上開きコの字形
    の周辺型枠と、隣合う梁主筋間の各スペースを塞ぐよう
    に配置される複数の板状の内型枠と、中格子筋により区
    画された各空間内にそれぞれ挿入可能で、流体の注入に
    より膨張して各内型枠に内圧を付与する複数の袋状体を
    備え、周辺型枠の底面には、鉄筋組立体の下端部を下側
    成形面より低い位置に収納する凹部を形成し、周辺型枠
    の高さを、鉄筋組立体収納時に、鉄筋組立体の上側にコ
    ンクリート壁成形用の空間部を有する高さとしているこ
    とを特徴とするU型プレキャストコンクリート梁の成形
    装置。
  2. 【請求項2】 互いに平行な複数本の梁主筋と、該梁主
    筋を外周側から結束する複数のフープ筋と、梁主筋で形
    成された内部空間を横切るように設けられた中格子筋と
    からなる鉄筋組立体の周囲に、断面形状U字形にコンク
    リート壁を成形するU型プレキャストコンクリート梁の
    成形方法において、隣合う梁主筋間のスペースにこれを
    塞ぐ板状の内型枠を配置すると共に、中格子筋により区
    画された各空間内に膨張可能な袋状体をそれぞれ挿入
    し、該袋状体を膨張させることにより、各内型枠を外方
    へ押圧して固定し、断面形状上開きコの字形の周辺型枠
    内に、鉄筋組立体の上端部が周辺型枠の上端よりも低く
    なるように、かつ鉄筋組立体の下端が周辺型枠の下側成
    形面よりも下方に突出するように、鉄筋組立体を収納支
    持し、周辺型枠の上方からコンクリートを注入し、使用
    時とは逆状態の下開きのU字形状に成形することを特徴
    とするU型プレキャストコンクリート梁の成形方法。
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