JP2685414B2 - 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法 - Google Patents

中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法

Info

Publication number
JP2685414B2
JP2685414B2 JP20960294A JP20960294A JP2685414B2 JP 2685414 B2 JP2685414 B2 JP 2685414B2 JP 20960294 A JP20960294 A JP 20960294A JP 20960294 A JP20960294 A JP 20960294A JP 2685414 B2 JP2685414 B2 JP 2685414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
column main
main bars
column
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20960294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0872042A (ja
Inventor
尚志 日置
昌弘 野々上
充浩 波多野
忠光 才ノ本
Original Assignee
大末建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大末建設株式会社 filed Critical 大末建設株式会社
Priority to JP20960294A priority Critical patent/JP2685414B2/ja
Publication of JPH0872042A publication Critical patent/JPH0872042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2685414B2 publication Critical patent/JP2685414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は中格子筋を有する鉄筋
組立体を内蔵した中空プレキャストコンクリート柱の成
形装置及び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種成形装置としては、断面形
状上開きコの字形の周辺型枠内に、板材等の内型枠を断
面矩形状に配置し、そして該板材を固定する手段とし
て、各種パイプやボルトを利用しており、周辺型枠に固
定している。
【0003】ところが鉄筋組立体を内蔵する中空柱を成
形する場合には、内型枠を周辺型枠に固定するために、
カゴ状の鉄筋組立体の間をクランプ部材などを通した
り、また、鉄筋組立体内の空間にパイプ等の内型枠取付
具を取り付けなければならず、作業に非常に手間がかか
る。
【0004】特に、鉄筋組立体内に、内部空間を横切る
中格子筋を備えている鉄筋組立体では、内部空間が中格
子筋により複数の空間に区切られ、各空間が非常に狭く
なっているため、内型枠取付固定作業が一層困難にな
り、作業能率が低下する。
【0005】これに対して、特開昭62−233206
号あるいは特開平4−64666号公報に記載された装
置のように、弾性袋状体を鉄筋組立体内に挿入して、こ
れに空気を注入して膨らませることにより、弾性袋状体
を直接内型枠としているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
233206号あるいは特開平4−64666号のよう
な構造では、次のような不具合がある。
【0007】(1)弾性袋状体を直接内型枠として使用
し、袋状体の表面をコンクリート形成面として利用して
いるが、弾性袋状体自体は丸い形状に近づくように膨張
するため、コンクリート形成面が丸くなってしまい、所
定の角柱状にセットすることが不可能である。具体的に
は、袋状体を膨らませると、柱主筋間から外方へとはみ
出してしまい、所定の角柱状にセットできない。
【0008】(2)しかも上記のように柱主筋間からは
み出すように袋状体が膨らむことにより、柱主筋には袋
状体から局部的な応力がかかり、柱主筋がたわんでしま
う。このように柱主筋がたわんだ状態のままコンクリー
トを凝固させると、製品としての中空柱は、設計当初の
強度を十分に保つことができなくなる。
【0009】(3)弾性袋状体を膨張させてその表面を
コンクリート形成面として直接利用し、コンクリートに
接触させる構造では、袋状体の表面の傷みが早く、繰り
返しの使用に耐えることができず、不経済である。
【0010】(4)中空プレキャストコンクリート柱
は、建築現場において、その中空部分にコンクリートが
注入され、これと一体となって中実状のコンクリート柱
を構成するが、既成形の周壁と後から現場で注入される
コンクリートとの境目の結合を強固にするために、中空
プレキャストコンクリート柱の内面を凸凹状に成形して
いる。この凸凹を形成するために、前述の従来技術の弾
性袋状体では、弾性袋状体の表面自体に多数の凸部を形
成している。しかし、膨張自在な弾性袋状体の表面に凸
凹を形成することは非常に技術的に困難である。たとえ
ば、多数の突起部材を張り付けると、膨張時に剥がれ易
く、また、膨張時の変形の原因にもなる。
【0011】
【発明の目的】本願発明の目的は、内型枠の取付固定構
造の簡素化及びその作業能率の向上を図ると共に、コン
クリート柱の品質の維持を図ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
互いに平行で断面矩形状に配列された複数の柱主筋と、
該柱主筋を外周側から結束する複数のフープ筋と、柱主
筋で形成された断面矩形状内部空間を横切るように設け
られた中格子筋とからなる鉄筋組立体の周囲に、コンク
リート壁を成形するための中空プレキャストコンクリー
ト柱の成形装置において、断面形状上開きコの字形の周
辺型枠と、隣合う柱主筋間のスペースごとにこれを塞ぐ
ように配置される複数の板状の内型枠と、中格子筋によ
り区画された各空間内にそれぞれ挿入可能で、流体の注
入により膨張して各内型枠に内圧を付与する複数の袋状
体からなる中空プレキャストコンクリート柱の成形装置
である。
【0013】請求項2記載の発明は、互いに平行で断面
矩形状に配列された複数の柱主筋と、該柱主筋を外周側
から結束する複数のフープ筋と、柱主筋で形成された断
面矩形状内部空間を横切るように設けられた中格子筋と
からなる鉄筋組立体の周囲に、コンクリート壁を成形す
る中空プレキャストコンクリート柱の成形方法におい
て、隣合う柱主筋間のスペースごとにこれを塞ぐように
板状の内型枠を配置すると共に、中格子筋により区画さ
れた各空間内に膨張可能な袋状体をそれぞれ挿入し、該
袋状体を膨張させることにより、各内型枠を外方へ押圧
して固定し、断面形状上開きコの字形の周辺型枠内に上
記鉄筋組立体を固定し、両型枠の間隙及び上側の内型枠
の上面にコンクリートを流し込んで、鉄筋組立体周囲に
コンクリート壁を形成することを特徴とする中空プレキ
ャストコンクリート柱の成形方法である。
【0014】
【成形装置の実施例】図1及び図2は、本願発明に係る
中空コンクリート柱に内蔵される鉄筋組立体1を示して
おり、断面図を示す図2において、鉄筋組立体1は、互
いに平行で断面矩形状に配列された複数の柱主筋2と、
該柱主筋2を外周側から結束する複数の矩形状フープ筋
3と、柱主筋2で形成された断面矩形状の内部空間に設
けられた中格子筋5とから構成されている。柱主筋2
は、互いに等間隔をおいてたとえば20本備えられてお
り、中格子筋5は細長矩形状の縦横1対の鉄筋部材を、
十字形に組み合わせている。該十字形の中格子筋5によ
り、鉄筋組立体1内の断面を、升目状に9つの空間S1
…S9に区画している。
【0015】全体側面図を示す図1において、フープ筋
3及び中格子筋5は、柱主筋長さ方向に等間隔をおいて
多数配置されており、また、柱主筋2の一端部には、柱
脚部ねじスリーブ6が固着され、該ねじスリーブ6に
は、周辺型枠の一部をなす小口型枠端板15が着脱自在
に装着される。
【0016】図3は、本願請求項1記載の発明を適用し
た成形装置の周辺型枠12の斜視図であり、中空コンク
リート柱の長さ方向となる方向を仮に前後方向としてい
る。周辺型枠12は、前後方向に長い水平なベース盤1
3と、該ベース盤13上に垂直に設けられた左右1対の
側板14とから、上開きコの字形に形成され、前後方向
両端部に小口型枠端板15を備えている。ベース盤13
は、たとえば鉄骨製フレームとこれに載せられた板材等
から構成されており、その下面は、前後方向に延びる丸
軸状支持部材16を介して右下がり傾斜可能に床面に支
持されている。
【0017】丸軸状支持部材16は、床面に固定されて
おり、一方ベース盤13の下面には左右1対のガイド板
17が固着されており、該ガイド板17が軸状支持部材
16に回動可能に嵌合している。ベース盤13の左端に
は丸軸状部材16と同じ高さの脚部19が固着され、一
方、ベース盤13の右端部は右方へと拡がるように延
び、その端部は複数の昇降ジャッキ20により支持され
ている。右側の側板14は補強ステー18で補強されて
いる。
【0018】図4は内型枠21並びに内圧付加用の弾性
袋状体22の斜視図である。内型枠21は、図2の鉄筋
組立体1の各柱主筋間のスペースを塞ぐように、該スペ
ース(合計20箇所)に対応する形状に分割されてい
る。すなわち、図4に示すように硬性樹脂で形成される
と共に帯板状に形成されており、図2の隣合う柱主筋間
に嵌まり込むように形成されている。
【0019】図4の弾性袋状体22は、図2の中格子筋
5により仕切られた各空間S1〜S9の断面形状に十分
対応しうる大きさの膨張断面を有するものが備えられて
いる。各弾性袋状体22は、ゴム等で細長く形成される
と共に一端部は密封され、他端部に空気注入部25を有
している。該実施例では、図2の区画空間S1…S9に
対応して、図4の弾性袋状体22は合計9個備えられ、
またその膨らんだ形状はできるだけ断面矩形状になるよ
うに形成されている。
【0020】図6は板状の内型枠21の断面形状を示し
ており、内型枠21の幅方向の両端部は、外方側が幅狭
くなるように傾斜面21aとなっており、また、外方面
には多数の突起24が一体に形成されている。
【0021】図5は、袋状体22に空気を注入するため
の空気供給機構であり、エアコンプレッサ30に接続す
る空気管31と、該空気管31から分岐する3つの枝管
32を備え、各枝管32に、開閉弁33及び圧力計34
を設けると共に、それぞれ3つづつ圧縮空気取出口35
を設けている。各空気取出口35には、それぞれ袋状体
22の空気注入部25がエアホース37を介して接続さ
れる。
【0022】なお、接続方法としては、たとえば図8の
下段の空間S7〜S9に挿入される3つの袋状体22
と、中段の空間S4〜S6に挿入される3つの袋状体2
2と、上段の空間S1〜S3に挿入される3つの袋状体
22とを、それぞれ図5の各枝管32に分けて接続す
る。すなわち、1つの開閉弁33の操作により、上段、
中段あるいは下段の任意の段の3つの袋状体22に対し
て、同時に空気を注入できるようになっている。
【0023】
【成形方法の実施例】前記成形装置を使用した中空プレ
キャストコンクリート柱成形方法の一例を説明する。ま
ず、下記工程(1)から(9)のように、先組した鉄筋
組立体1に、帯板状の内型枠21と袋状体22を装着す
る。
【0024】(1)図1の柱脚部木口型枠15を柱主筋
2のねじスリーブ6に固定する。
【0025】(2)図7において、鉄筋組立体1の下段
空間S7〜S9の下辺部分の柱主筋2間に、それぞれ内
型枠21(合計3枚)をはめ込むと共に、各空間S7〜
S9にそれらの断面形状に応じた弾性袋状体22をしぼ
んだ状態で挿入する。
【0026】(3)空間S7,S8,S9に挿入した3
つの袋状体22に、2/3程度の空気を入れ、各袋状体
22の四隅を空間S7,S8,S9の各四隅に合わせて
整える。
【0027】(4)空間S7,S9の側面に対応する柱
主筋2間に内型枠21を差し込む。
【0028】(5)図8のように中段空間S4,S5,
S6に袋状体22を挿入し、袋状体22に2/3程度空
気を入れながら、各袋状体22の四隅を空間S4,S
5,S6の各四隅に合わせて整える。
【0029】(6)空間S4,S6の側面に対応する柱
主筋間に内型枠21を差し込む。
【0030】(7)上段空間S1,S2,S3に袋状体
22を挿入し、袋状体22に2/3程度空気を入れなが
ら、各袋状体22の四隅を空間S1,S2,S3の各四
隅に合わせて整える。
【0031】(8)空間S1,S2,S3の上面及び空
間S1,S3の側面の柱主筋間に、対応する内型枠21
を差し込む。
【0032】(9)すべての袋状体22が対応する空間
に挿入され、かつすべての板状内型枠21が対応する柱
主筋間に差し込まれた状態において、各袋状体22に
0.9kgf/cm2まで空気を注入する。
【0033】(10)すべての内型枠21及び袋状体2
2を組み込んだ鉄筋組立体1を、図8のように水平状態
の周辺型枠12内に吊り込み、前後の小口型枠端板15
をベース盤13及び側板14の前後端部に固定する。こ
の場合前側の板15はすでに鉄筋組立体1の端部に固定
されているので、後側の端板15を柱主筋2の後部に差
し込み、ベース盤13等の後面に固定する。
【0034】(11)9つの袋状体22に、1.2kgf/
cm2まで同時に空気を注入して、各内型枠21を内部か
ら押圧し、フープ筋3に押し付け、固定する。また、こ
の場合、内型枠21の幅方向両端が傾斜面21aとなっ
ていることにより、傾斜面21aが柱主筋2に当たり、
柱主筋間をきっちりと塞ぐことができる。
【0035】(12)図8のジャッキ20を下降させ、
作業員が成形装置を支えながら、ジャッキ20を抜き取
り、丸軸状支持部材16回りに周辺型枠12を右下がり
状態に傾斜させる。
【0036】(13)傾斜状態において、ベッド盤13
上に左上側からコンクリートを打設し(流し込み)、ベ
ッド盤13上を右側まで廻ったことを確認した後、再び
ジャッキ20を挿入して、ジャッキ20を上昇させるこ
とにより、周辺型枠12を水平に戻す。
【0037】(14)水平に戻った状態で、両側面及び
上面にコンクリートを流し込む。
【0038】(15)打設後、2.5時間〜3.0時間
以内に、衝撃を与えないように内型枠21及び袋状体2
2を抜き取る。
【0039】(16)打設後、6.0時間以降に、例え
ばシート等を被せて、蒸気養生を行う。
【0040】(17)最終的に図9のような中空コンク
リート柱が出来上がる。
【0041】
【発明の効果】本願請求項1及び2記載の発明によると
次のような効果がある。 (1)内型枠21を、内型枠内部に挿入した袋状体22
を膨張させることにより鉄筋組立体1に固定するので、
パイプ、クランプあるいはボルト等で内型枠を周辺型枠
に固定する従来構造に比べて、内型枠の取付固定作業が
簡単になると共に、運搬及び保管も簡単である。
【0042】特に、鉄筋組立体1が中格子筋5を備えて
いる場合には、従来のパイプ等による内型枠固定構造で
は、非常に狭いスペース内でボルト締結作業等を行わな
ければならず、取付固定作業が非常に困難なものとなる
が、本願発明のように、板状の内型枠21を柱主筋間の
スペースに対応するように分割し、かつ、中格子筋5に
より区画された空間S1〜S9ごとに袋状体22を挿入
して、袋状体22の膨張により内型枠21を押圧固定す
るようにしていると、取付作業能率の向上が一層顕著に
なる。
【0043】(2)内型枠21を、袋状体22を膨張さ
せることにより押圧固定するので、押圧力が内型枠全体
におおむね均等にかかることになり、各内型枠21を安
定した状態で押さえることができ、品質が向上する。
【0044】(3)内型枠21の形状を、柱主筋間のス
ペースに対応する形状に分割して、柱主筋間に差し込ん
でいるので、内型枠21の装着及び位置決めが容易で、
打設作業中にずれたりする心配もない。
【0045】(4)局部的に鉄筋に応力がかかった状態
でコンクリートを凝固させると、鉄筋自体がたわんだ状
態で固定されることになり、設計当初の強度をうること
ができないが、本願発明では、柱主筋間にこれを埋める
ように板材の内型枠21を介在させているので、従来袋
状体を直接に内型枠として利用する場合のように、袋状
体自体が柱主筋間からはみ出して鉄筋に局部応力がかか
ることはなくなり、設計当初の強度を保つことができ、
品質を維持できる。もちろん、コンクリートの内周面も
丸みを帯びることなく角柱形に成形され、コンクリート
周壁の厚みが均一に形成でき、この点でも品質を維持す
ることができる。
【0046】(5)弾性袋状体を直接内型枠として使用
する従来構造に比べ、本願発明は、袋状体22自体をコ
ンクリート形成面として利用することはないので、袋状
体22が直接コンクリートに接触することはなく、袋状
体22の傷みが少なく、繰り返し使用することができ、
経済的である。
【0047】(6)中空プレキャストコンクリート柱
は、実際の建築現場において、その中空部分にコンクリ
ートが注入され、これと既形成の周壁とが一体となって
中実状のコンクリート柱を構成するが、既成形の周壁と
後から現場で成形するコンクリートとの境目の結合を強
固にするための凹凸を、板状の内型枠に形成すればよ
く、従来のように袋状体に直接凹凸を形成する場合に比
べ、簡単に凹凸を形成できる。
【0048】
【その他の実施例】
(1)中格子筋として、図2のように十字形のものを備
えた鉄筋組立体に限らず、縦向きあるいは横向きの一方
の細長矩形状部材を備えたものにももちろん適用でき
る。その場合は、袋状体の数は区画空間に応じて変更さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる鉄筋組立体の側面図であ
る。
【図2】 図1のII−II断面拡大図である。
【図3】 本願発明にかかる周辺型枠の斜視図である。
【図4】 本願発明にかかる内型枠及び袋状体の斜視図
である。
【図5】 袋状体に接続する空気供給機構の配管図であ
る。
【図6】 内型枠の断面拡大図である。
【図7】 内型枠取付工程を示す鉄筋組立体の断面図で
ある。
【図8】 コンクリート打設工程を示す成形装置の縦断
面図である。
【図9】 完成時の状態を示す中空プレキャストコンク
リート柱の縦断面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋組立体 2 柱主筋 3 フープ筋 5 中格子筋 12 周辺型枠 21 内型枠 22 袋状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才ノ本 忠光 大阪府大阪市中央区島之内1−22−20 大末プレハブ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−16131(JP,A) 特開 昭62−176806(JP,A) 特開 昭62−233206(JP,A) 特開 平4−64666(JP,A) 特開 平6−155431(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行で断面矩形状に配列された複
    数の柱主筋と、該柱主筋を外周側から結束する複数のフ
    ープ筋と、柱主筋で形成された断面矩形状内部空間を横
    切るように設けられた中格子筋とからなる鉄筋組立体の
    周囲に、コンクリート壁を成形するための中空プレキャ
    ストコンクリート柱の成形装置において、断面形状上開
    きコの字形の周辺型枠と、隣合う柱主筋間のスペースご
    とにこれを塞ぐように配置される複数の板状の内型枠
    と、中格子筋により区画された各空間内にそれぞれ挿入
    可能で、流体の注入により膨張して各内型枠に内圧を付
    与する複数の袋状体からなる中空プレキャストコンクリ
    ート柱の成形装置。
  2. 【請求項2】 互いに平行で断面矩形状に配列された複
    数の柱主筋と、該柱主筋を外周側から結束する複数のフ
    ープ筋と、柱主筋で形成された断面矩形状内部空間を横
    切るように設けられた中格子筋とからなる鉄筋組立体の
    周囲に、コンクリート壁を成形する中空プレキャストコ
    ンクリート柱の成形方法において、隣合う柱主筋間のス
    ペースごとにこれを塞ぐように板状の内型枠を配置する
    と共に、中格子筋により区画された各空間内に膨張可能
    な袋状体をそれぞれ挿入し、該袋状体を膨張させること
    により、各内型枠を外方へ押圧して固定し、断面形状上
    開きコの字形の周辺型枠内に上記鉄筋組立体を固定し、
    両型枠の間隙及び上側の内型枠の上面にコンクリートを
    流し込んで、鉄筋組立体周囲にコンクリート壁を形成す
    ることを特徴とする中空プレキャストコンクリート柱の
    成形方法。
JP20960294A 1994-09-02 1994-09-02 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法 Expired - Fee Related JP2685414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960294A JP2685414B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960294A JP2685414B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0872042A JPH0872042A (ja) 1996-03-19
JP2685414B2 true JP2685414B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=16575534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20960294A Expired - Fee Related JP2685414B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2685414B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108179840A (zh) * 2018-01-25 2018-06-19 万保金 装配式预制叠合柱

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5789413B2 (ja) * 2011-05-23 2015-10-07 大成建設株式会社 柱部材の製造方法および柱部材
CN109049298A (zh) * 2018-08-27 2018-12-21 三筑工科技有限公司 叠合柱可充气式内支撑装置及一次性浇筑叠合柱
CN110480826A (zh) * 2019-08-28 2019-11-22 中铁一局集团厦门建设工程有限公司 一种装配式构件预制柱钢筋骨架绑扎的结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108179840A (zh) * 2018-01-25 2018-06-19 万保金 装配式预制叠合柱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0872042A (ja) 1996-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070221820A1 (en) Method and Apparatus for the Manufacturing
US4790508A (en) Concrete casting form including retractable core
KR101987327B1 (ko) 복합단면을 갖는 고무튜브 몰드를 이용한 대단면 속빈 pc부재 제조 방법
JP2685414B2 (ja) 中空プレキャストコンクリート柱の成形装置及び成形方法
CN113089484A (zh) 桥梁伸缩缝的支撑结构及施工方法
JP2721648B2 (ja) U型プレキャストコンクリート梁の成形装置及び成形方法
US20090000242A1 (en) Wall forming apparatus and methods
JP2920308B2 (ja) 型枠工法及び型枠装置
KR20220024111A (ko) 콘크리트 파일의 제조 방법 및 제조 장치
JP3249100B2 (ja) 断面U字状PCa梁部材の製造方法およびその型枠装置
JPH07186131A (ja) 中空構造のプレキャストコンクリート柱の製造方法とそれに使用する中抜き型枠
JP3333996B2 (ja) 覆工コンクリートの端部処理具及びその施工方法
JP2905848B2 (ja) 中空PCa部材の製造方法および装置
JPH0464666A (ja) 中空コンクリート部材の成形用型枠装置及び成形方法
KR200349441Y1 (ko) 공기튜브형틀을 이용한 콘크리트 거푸집
JP4476403B2 (ja) 中空PCa部材製造用型枠装置およびこれを用いた製造方法
JP3076566B1 (ja) 中空PCa部材製造用内型枠
JP7437860B2 (ja) 型枠装置および柱部材の製造方法
JPH0788826A (ja) 中抜き梁の製造方法及び中抜き梁の製造に使用する袋体
JP3602091B2 (ja) 建設用中空プレキャストコンクリート部材製造用型枠およびその型枠を使用した建設用中空プレキャストコンクリート部材の製造方法
JPH03266605A (ja) コンクリート部材の型枠装置
JPH0464665A (ja) U型コンクリート部材の製造方法
JPH05278022A (ja) 中空プレキャストコンクリート部材の成形方法
KR200175056Y1 (ko) 터널 콘크리트 타설용 거푸집
JPH08333828A (ja) コンクリート構造物の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees