JP2905848B2 - 中空PCa部材の製造方法および装置 - Google Patents

中空PCa部材の製造方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば中空PCa柱部材や中空PCa梁部材など
のような中空PCa部材の製造方法および装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の中空PCa部材を製造する方法として
は、PCa部材の中空部の型枠として、メタルチューブの
他に、メタルラス、発泡スチロール、ダンボール等の捨
型枠を使用していた。
また、特に中空柱PCa部材の製造においては、遠心力
成型法があった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記メタルチューブによる方法は、型
枠の組付け脱型が大変であり、また、上記メタルラスに
よる方法は、コンクリート打設時にノロが流出し、更
に、発泡スチロールやダンボール等による方法や遠心力
成型法は、コストアップになる等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、簡単に型枠を形成
することができ、繰り返し使用が可能でコストダウンと
なり、任意形状で大形の中空を形成することができる中
空PCa部材の製造方法および装置を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の中空PCa部材の製造方法は、保持枠の周囲又
はその一部に複数本のエアーチューブを配置して成る内
周型枠の外側に所定間隔を隔てて外周型枠を組み付ける
と共に、これら内外の型枠の間に鉄筋を配筋し、上記エ
アーチューブを圧搾空気により膨らませた後、コンクリ
ートを打設し、該コンクリートの硬化後、上記エアーチ
ューブを萎ませてから内周型枠を引き抜くと共に、外周
型枠を脱型することを特徴とする。
また、本発明の中空PCa部材の製造装置は、保持型枠
の周囲又はその一部に複数本のエアーチューブを配置し
て成る内周型枠と、該エアーチューブ内に圧搾空気を供
給する手段と、上記内周型枠の外側に所定間隔を隔てて
組み付ける外周型枠から構成されることを特徴とするも
のである。
本発明における中空PCa部材には、周囲が完全に閉鎖
されている空洞状のPCa部材の他に周囲の一部が欠けて
いて空洞の一部が外方に開放されているPCa部材も含
む。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
中空PCa柱部材の製造 第1図において、1は内周型枠用の保持枠であって、
所定の直径と長さを有する塩化ビニール等の合成樹脂製
あるいは金属製のパイプから成る。本実施例の保持枠1
は円筒状のパイプであるが、これに限定するものではな
く、必要に応じて角パイプや多角形あるいは楕円状のパ
イプであってもよい。また、保持枠1は、特に軽量の材
料から成る場合には、パイプ状でなくても中実状のもの
であってもよい。
2は内周型枠としてのエアチューブであって、上記保
持枠1の周囲に配置されている。該エアチューブ2は、
ゴムあるいは合成樹脂製の長尺状袋であって内部に圧搾
空気を注入することにより膨らみ、打設されたコンクリ
ートの圧力に抵抗して型枠としての機能を発揮する。上
記エアチューブ2は、膨らんだ状態で隣同士で密着して
ノロが流出しないように配置される。
上記各エアチューブ2の上端部には圧搾空気注入用の
エア供給管2aが取り付けられていて、エアーコンプレッ
サ等の適宜圧搾空気供給装置(図示せず)から圧搾空気
が供給される。各エアー供給管2aは相互に連通し、総て
のエアチューブ2の内圧が均一になるようにしてある。
以上のように保持枠1とエアチューブ2から構成され
た内周型枠を、第1図に示すように、底盤3上に立設す
る。3aは型枠止めである。
上記内周型枠の建込みが完了すると、次に、第3図に
示すように、その周囲に柱主筋4aおよびフープ4bから成
る柱鉄筋を配筋する。これらの柱主筋4aおよびフープ4b
は予め組み付けて柱籠鉄筋としてセットするようにして
もよい。
柱鉄筋4の建込みが完了すると、その外側に外周型枠
5を組み付ける。
尚、上記内周型枠の建込み後に外周型枠5をセットし
て、その間に上記柱籠鉄筋4を挿入してセットしてもよ
い。また、予め外周型枠5と柱鉄筋4を組み付けておい
て、該柱鉄筋4の内部に内周型枠を挿入してセットして
もよく、要するに内側に内周型枠を中間部に鉄筋を、そ
して外側に外周型枠を配置・組み付ければ、それらの組
み付け順序はいずれでもよい。
以上の内外型枠および鉄筋のセットが完了すると、上
記エアチューブ2内に圧搾空気を供給して、エアチュー
ブ2を膨らませた後、該エアチューブ2と上記外周型枠
5との間にコンクリートCを打設する。
コンクリートが硬化したら、上記エアチューブ2内の
圧搾空気を抜いてエアチューブ2を萎ませた後、該保持
枠1およびエアーチューブ2から成る内周型枠を引き抜
くと共に、外周型枠5を解体して、第7図に示すよう
に、中空PCa柱部材を得る。
中空PCa梁部材の製造 第8図および第9図に示すように、角パイプから成る
保持枠6の両側および下側に上述のエアチューブ2を配
置して構成した内側型枠の周囲に、梁主筋7aおよびスタ
ーラップ7bから成る梁鉄筋7を配筋し、更に、その外側
に外型枠8を組み付ける。
次に、上記エアチューブ2内に圧搾空気を注入して膨
らませた後、コンクリートCを打設する。
コンクリートCが硬化した後、上記エアチューブ2か
ら空気を抜いてから内外の型枠を脱型し、第10図に示す
ような、中空PCa梁部材を得る。
[発明の効果] 内周型枠を、保持枠の周囲又はその一部に複数本のエ
アーチューブを配置して構成し、該エアーチューブ内に
圧搾空気を注入することにより型枠を簡単に形成するこ
とができ、繰り返し使用が可能でコストダウンとなり、
任意形状で大形の中空を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は中空PCa柱部材を製造するための内周型枠のセ
ット状態を示す側断面図、第2図は第1図のII−II線に
沿った断面図、第3図は柱鉄筋および外周型枠を組付け
た状態の側断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿った
断面図、第5図はコンクリート打設状態を示す側断面
図、第6図は第5図のVI−VI線に沿った断面図、第7図
は中空PCa柱部材の横断面図、第8図は中空PCa梁部材の
製造方法を説明する平断面図、第9図は第8図のIX−IX
線に沿った断面図、第10図は中空PCa梁部材の横断面図
である。 1……保持枠、2……エアーチューブ、2a……エアー供
給管、3……底盤、3a……型枠止め、4……柱鉄筋、4a
……柱主筋、4b……フープ、5……外周型枠、6……保
持枠、7……梁鉄筋、7a……梁主筋、7b……スターラッ
プ、8……外型枠、C……コンクリート。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持枠の周囲又はその一部に複数本のエア
    ーチューブを配置して成る内周型枠の外側に所定間隔を
    隔てて外周型枠を組み付けると共に、これら内外の型枠
    の間に鉄筋を配筋し、上記エアーチューブを圧搾空気に
    より膨らませた後、コンクリートを打設し、該コンクリ
    ートの硬化後、上記エアーチューブを萎ませてから内周
    型枠を引き抜くと共に、外周型枠を脱型することを特徴
    とする中空PCa部材の製造方法。
  2. 【請求項2】保持型枠の周囲又はその一部に複数本のエ
    アーチューブを配置して成る内周型枠と、該エアーチュ
    ーブ内に圧搾空気を供給する手段と、上記内周型枠の外
    側に所定間隔を隔てて組み付ける外周型枠から構成され
    ることを特徴とする中空PCa部材の製造装置。
JP27921890A 1990-10-19 1990-10-19 中空PCa部材の製造方法および装置 Expired - Lifetime JP2905848B2 (ja)

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