JP2721587B2 - 射出成形機の型開閉制御装置 - Google Patents
射出成形機の型開閉制御装置Info
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- Japan
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- speed
- speed pattern
- pattern
- switching
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/64—Mould opening, closing or clamping devices
- B29C45/66—Mould opening, closing or clamping devices mechanical
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形機の型開閉制御装置に関するもの
である。
である。
(従来の技術) 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材
料を高圧によって金型内に射出し、その中で冷却固化又
は硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すよう
にした射出成形機において、金型を開閉動作させるた
め、そして、金型内に射出された溶融樹脂の高い圧力に
抗してこれを開かせないように十分な圧力で締めつける
ために型締装置が設けられている。
料を高圧によって金型内に射出し、その中で冷却固化又
は硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すよう
にした射出成形機において、金型を開閉動作させるた
め、そして、金型内に射出された溶融樹脂の高い圧力に
抗してこれを開かせないように十分な圧力で締めつける
ために型締装置が設けられている。
該型締装置は、可動金型を支持する可動プラテンに連
結されていて、モータなどの駆動装置によって固定プラ
テンに対して接離することが可能となっている。
結されていて、モータなどの駆動装置によって固定プラ
テンに対して接離することが可能となっている。
第2図は従来の型締装置を示す図である。
図において、1は可動金型2を支持していて、前後に
移動可能な可動プラテンである。3は固定金型4を支持
していて、上記可動プラテン1と対向するように定位置
に配設された固定プラテンである。5はトグルサポート
であり、該トグルサポート5と上記固定プラテン3をタ
イバ6が連結していて、該タイバ6に沿って上記可動プ
ラテン1が摺動して型閉じ、型開き、型締めを行う。
移動可能な可動プラテンである。3は固定金型4を支持
していて、上記可動プラテン1と対向するように定位置
に配設された固定プラテンである。5はトグルサポート
であり、該トグルサポート5と上記固定プラテン3をタ
イバ6が連結していて、該タイバ6に沿って上記可動プ
ラテン1が摺動して型閉じ、型開き、型締めを行う。
上記可動プラテン1は、電動機7によって駆動され
る。該電動機7と上記可動プラテン1は、アーム8,9に
よって接続されていて、上記電動機7の回転が図示しな
い減速機によって減速されてアーム8を揺動させ、該揺
動運動に伴いアーム8,9が伸長することによって型閉及
び型締が行われ、収縮することによって型開が行われ
る。
る。該電動機7と上記可動プラテン1は、アーム8,9に
よって接続されていて、上記電動機7の回転が図示しな
い減速機によって減速されてアーム8を揺動させ、該揺
動運動に伴いアーム8,9が伸長することによって型閉及
び型締が行われ、収縮することによって型開が行われ
る。
第3図は従来の射出成形機の型開閉制御装置の概略構
成図である。
成図である。
図において、11は切換位置、切換速度によって多段の
速度設定を行うための速度パターンを発生する速度パタ
ーン発生装置である。該速度パターン発生装置11によっ
て発生された速度パターンは、積分器12を通すことによ
って位置パターンになる。
速度設定を行うための速度パターンを発生する速度パタ
ーン発生装置である。該速度パターン発生装置11によっ
て発生された速度パターンは、積分器12を通すことによ
って位置パターンになる。
上記積分器12によって発生させられた位置パターン
は、電動機7に設けられた位置検出器13によって検出さ
れた位置と共に減算器21に送られ、該減算器21によって
得られた偏差は、位置ループゲイン14を掛け合わせるこ
とによってサーボアンプ15への速度指令となる。
は、電動機7に設けられた位置検出器13によって検出さ
れた位置と共に減算器21に送られ、該減算器21によって
得られた偏差は、位置ループゲイン14を掛け合わせるこ
とによってサーボアンプ15への速度指令となる。
また、速度追従特性を良くするために速度パターン発
生装置11からの出力にフィードフォワードゲイン16を掛
け合わせ、上記位置ループゲイン14を掛けた信号と共に
加算器22に送られる。
生装置11からの出力にフィードフォワードゲイン16を掛
け合わせ、上記位置ループゲイン14を掛けた信号と共に
加算器22に送られる。
次に、従来の型開閉制御装置における速度パターン発
生装置の動作を第4図、第5図を用いて説明する。
生装置の動作を第4図、第5図を用いて説明する。
第4図は従来の射出成形機の型開閉制御装置における
速度パターンを示す図、第5図は一次フィルタの動作図
である。
速度パターンを示す図、第5図は一次フィルタの動作図
である。
第4図に示すように、各切換位置と切換速度を入力す
ることによって、各切換速度に切り換えるタイミングと
なる切換時間が演算され、該切換時間に対応して速度の
ステップ関数が生成される。
ることによって、各切換速度に切り換えるタイミングと
なる切換時間が演算され、該切換時間に対応して速度の
ステップ関数が生成される。
速度のステップ関数は、その後第5図に示すような一
次フィルタ23を通すことによって第4図に破線で示すよ
うな滑らかなパターンが生成される。この場合、アナロ
グ、ディジタルのいずれの方式でも簡単に速度パターン
を生成することが可能であり、最終的な停止位置は、演
算誤差を除けばかなり正確な位置となる。
次フィルタ23を通すことによって第4図に破線で示すよ
うな滑らかなパターンが生成される。この場合、アナロ
グ、ディジタルのいずれの方式でも簡単に速度パターン
を生成することが可能であり、最終的な停止位置は、演
算誤差を除けばかなり正確な位置となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の射出成形機の型開閉制御装
置においては、速度立上げ時に指令速度Vnと一次フィル
タ23の時定数で決定される比較的大きい加速度Vn/T2が
必要とされるため、駆動装置に小さなものを使用するこ
とができない。
置においては、速度立上げ時に指令速度Vnと一次フィル
タ23の時定数で決定される比較的大きい加速度Vn/T2が
必要とされるため、駆動装置に小さなものを使用するこ
とができない。
また、指令速度への収束が遅く、理論的には永久に到
達しない。
達しない。
さらに、速度パターン発生装置11の一次フィルタ23の
時定数を可変にすることは困難であり、停止位置を決定
することができず、負荷イナーシャが型締装置の動きと
共に変化する場合には、一次フィルタ23の設定を負荷イ
ナーシャの最大値に合わせなければならない。したがっ
て、小型の駆動装置を用いた場合、速度パターンを発生
するのに長時間必要となり、型開閉サイクルを短縮する
ことができない。特に、クランク式の型開閉装置の場合
にその影響が大きくなる。
時定数を可変にすることは困難であり、停止位置を決定
することができず、負荷イナーシャが型締装置の動きと
共に変化する場合には、一次フィルタ23の設定を負荷イ
ナーシャの最大値に合わせなければならない。したがっ
て、小型の駆動装置を用いた場合、速度パターンを発生
するのに長時間必要となり、型開閉サイクルを短縮する
ことができない。特に、クランク式の型開閉装置の場合
にその影響が大きくなる。
第6図は射出成形機の型締装置のクランク機構を示す
図、第7図は小型駆動装置を用いたクランク機構の回転
位置とモータ軸換算イナーシャの関係図である。
図、第7図は小型駆動装置を用いたクランク機構の回転
位置とモータ軸換算イナーシャの関係図である。
第6図において、1は可動金型2を支持していて、前
後に移動可能な可動プラテンである。該可動プラテン1
は、電動機7によって駆動され、該電動機7と上記可動
プラテン1は、アーム8,9によって接続されていて、該
電動機7の回転が図示しない減速機によって減速されア
ーム8を揺動させる。
後に移動可能な可動プラテンである。該可動プラテン1
は、電動機7によって駆動され、該電動機7と上記可動
プラテン1は、アーム8,9によって接続されていて、該
電動機7の回転が図示しない減速機によって減速されア
ーム8を揺動させる。
ここで、アーム8の重量をML1、アーム9の重量を
ML2、可動プラテン1の重量をMP、可動金型2の重量をM
mとする。θは上記アーム8の回転角度である。
ML2、可動プラテン1の重量をMP、可動金型2の重量をM
mとする。θは上記アーム8の回転角度である。
該回転角度θが変化すると、それに伴い上記アーム8
の重量ML1、可動プラテン1の重量MP、可動金型2の重
量Mm等がモータ軸換算のイナーシャに影響する割合は第
7図に示すように大きく変化する。
の重量ML1、可動プラテン1の重量MP、可動金型2の重
量Mm等がモータ軸換算のイナーシャに影響する割合は第
7図に示すように大きく変化する。
そこで、小型の駆動装置によって第4図のような速度
パターンでクランク機構を駆動した場合、小型の駆動装
置の最大出力トルクと第7図のグラフにおける最大イナ
ーシャとによって決まる加速度を考慮して、第5図に示
すTの値を決定しなければならない。したがって、速度
パターンは非常にゆるやかなものになり、型開閉時間が
長くなる。
パターンでクランク機構を駆動した場合、小型の駆動装
置の最大出力トルクと第7図のグラフにおける最大イナ
ーシャとによって決まる加速度を考慮して、第5図に示
すTの値を決定しなければならない。したがって、速度
パターンは非常にゆるやかなものになり、型開閉時間が
長くなる。
また、速度を低く設定しても、高く設定しても加速時
間は同様なものになり、電動機7の能力を十分生かすこ
とができない。
間は同様なものになり、電動機7の能力を十分生かすこ
とができない。
本発明は、上記従来の射出成形機の型開閉制御装置の
問題点を解決して、小型の電動機を使用することがで
き、しかも型開閉時間を短縮することができる射出成形
機の型開閉制御装置を提供することを目的とする。
問題点を解決して、小型の電動機を使用することがで
き、しかも型開閉時間を短縮することができる射出成形
機の型開閉制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために本発明は、二つのアームからなるクランク
機構を電動機によって駆動して型開閉を行う射出成形紙
の型開閉制御装置において、複数の切換位置において、
複数の切換速度に多段に切り換わる速度パターンを発生
させるための速度パターン発生装置と、該速度パターン
発生装置によって発生させられた速度パターンを積分し
て位置パターンに変換する積分器と、上記位置パターン
により位置制御を行うとともに上記速度パターンにより
フィードフォワード制御を行うことにより上記電動機を
制御する手段を有している。
機構を電動機によって駆動して型開閉を行う射出成形紙
の型開閉制御装置において、複数の切換位置において、
複数の切換速度に多段に切り換わる速度パターンを発生
させるための速度パターン発生装置と、該速度パターン
発生装置によって発生させられた速度パターンを積分し
て位置パターンに変換する積分器と、上記位置パターン
により位置制御を行うとともに上記速度パターンにより
フィードフォワード制御を行うことにより上記電動機を
制御する手段を有している。
そして、上記速度パターン発生装置によって発生させ
られる速度パターンは、複数の切換速度間の速度パター
ンのそれぞれが、サインカーブの最大値と最小値間の曲
線で形成され、かつクランク機構のイナーシャが小さい
時の速度パターンの加速度を高く、イナーシャが大きい
時の速度パターンの加速度を低くしてある。
られる速度パターンは、複数の切換速度間の速度パター
ンのそれぞれが、サインカーブの最大値と最小値間の曲
線で形成され、かつクランク機構のイナーシャが小さい
時の速度パターンの加速度を高く、イナーシャが大きい
時の速度パターンの加速度を低くしてある。
また、上記速度パターンにおける切換速度の切換位置
は、逐次演算によって求められるようになっている。
は、逐次演算によって求められるようになっている。
(作用) 本発明によれば、上記のように二つのアームからなる
クランク機構を電動機によって駆動して型開閉を行う射
出成形機の型開閉制御装置において、複数の切換位置に
おいて、複数の切換速度に多段に切り換わる速度パター
ンを発生させるための速度パターン発生装置と、該速度
パターン発生装置によって発生させられた速度パターン
を積分して位置パターンに変換する積分器と、上記位置
パターンにより位置制御を行うとともに上記速度パター
ンによりフィードフォワード制御を行うことにより上記
電動機を制御する手段を有している。したがって、電動
機に位置検出器を配設し、該位置検出器によって検出し
た位置をフィードバックさせて位置制御を行うことがで
きる。
クランク機構を電動機によって駆動して型開閉を行う射
出成形機の型開閉制御装置において、複数の切換位置に
おいて、複数の切換速度に多段に切り換わる速度パター
ンを発生させるための速度パターン発生装置と、該速度
パターン発生装置によって発生させられた速度パターン
を積分して位置パターンに変換する積分器と、上記位置
パターンにより位置制御を行うとともに上記速度パター
ンによりフィードフォワード制御を行うことにより上記
電動機を制御する手段を有している。したがって、電動
機に位置検出器を配設し、該位置検出器によって検出し
た位置をフィードバックさせて位置制御を行うことがで
きる。
そして、上記速度パターン発生装置によって発生させ
られる速度パターンは、複数の切換速度間の速度パター
ンのそれぞれが、サインカーブの最大値と最小値間の曲
線で形成され、かつクランク機構のイナーシャが小さい
時の速度パターンの加速度を高く、イナーシャが大きい
時の速度パターンの加速度を低くしてある。したがっ
て、目標となる速度に収束するまでの時間を短くするこ
とができる。また、イナーシャに対応するように加速度
が設定され、必要以上の加速度を与えないようになって
いるので、電動機を小型にすることができる。
られる速度パターンは、複数の切換速度間の速度パター
ンのそれぞれが、サインカーブの最大値と最小値間の曲
線で形成され、かつクランク機構のイナーシャが小さい
時の速度パターンの加速度を高く、イナーシャが大きい
時の速度パターンの加速度を低くしてある。したがっ
て、目標となる速度に収束するまでの時間を短くするこ
とができる。また、イナーシャに対応するように加速度
が設定され、必要以上の加速度を与えないようになって
いるので、電動機を小型にすることができる。
また、上記速度パターンにおける切換速度の切換位置
は、逐次演算によって求められるようになっているの
で、加速時において速度切換位置がずれてしまうことが
ない。
は、逐次演算によって求められるようになっているの
で、加速時において速度切換位置がずれてしまうことが
ない。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の射出成形機の型開閉制御装置におけ
る型開閉速度パターンを示す図である。
る型開閉速度パターンを示す図である。
本発明の射出成形機の型開閉制御装置においては、加
速時及び減速時において振動が発生するのを防止するた
め、速度パターンをサインカーブで構成している。そし
て、各切換位置は逐次演算によって正確に演算される。
速時及び減速時において振動が発生するのを防止するた
め、速度パターンをサインカーブで構成している。そし
て、各切換位置は逐次演算によって正確に演算される。
そして、アーム8の回転角度θによるイナーシャの変
化を考慮して設定速度が求められるようになっている。
化を考慮して設定速度が求められるようになっている。
すなわち、アーム8の回転角度θの角度が小さい部
分、つまり型開方向のイナーシャが小さな部分において
は、加速度を大きくして設定速度への到達を早めてい
る。また、アーム8の回転角度θが大きくなって型開方
向のイナーシャが大きい部分においては、加速度を小さ
くし、使用している電動機7の出力可能なトルクで収ま
るようなパターンを発生している。
分、つまり型開方向のイナーシャが小さな部分において
は、加速度を大きくして設定速度への到達を早めてい
る。また、アーム8の回転角度θが大きくなって型開方
向のイナーシャが大きい部分においては、加速度を小さ
くし、使用している電動機7の出力可能なトルクで収ま
るようなパターンを発生している。
第8図は減速機の出力軸角度とサインカーブによって
最大速度に到達するまでの時間の関係図である。
最大速度に到達するまでの時間の関係図である。
本発明の射出成形機の型開閉制御装置においては、上
記第8図の各データ、すなわち減速機の出力軸角度とそ
の時のモータ軸換算イナーシャによってモータが最大速
度までサインカーブで加速することができる時間とのテ
ーブルを予め有している。
記第8図の各データ、すなわち減速機の出力軸角度とそ
の時のモータ軸換算イナーシャによってモータが最大速
度までサインカーブで加速することができる時間とのテ
ーブルを予め有している。
そして、上記テーブルから、加速開始時から最大速度
Vmaxになるまでサインカーブによって加速した時の加速
に要する時間tmax(θ)を求めることができる。
Vmaxになるまでサインカーブによって加速した時の加速
に要する時間tmax(θ)を求めることができる。
したがって、電動機7への現在の速度指令をVn、設定
された切換速度をVn+1とした時、サインカーブによって
加速する場合の必要な時間taccは、 となる。
された切換速度をVn+1とした時、サインカーブによって
加速する場合の必要な時間taccは、 となる。
次に、加速時の速度パターンを発生する方法について
説明する。
説明する。
第9図は本発明の射出成形機の型開閉制御装置によっ
て発生させられた加速時の速度パターン図である。
て発生させられた加速時の速度パターン図である。
第9図に示すような速度パターンを発生するために
は、 とし、(1)式から、 ωn=π/taccとなる。そして、加速を開始し、tacc
だけ経過した後は V(t)=Vn+1とする。
は、 とし、(1)式から、 ωn=π/taccとなる。そして、加速を開始し、tacc
だけ経過した後は V(t)=Vn+1とする。
このようにして求められた速度V(t)を積分し、次
の切換位置Sn+1に達すると、上記と同様のことを行い、
多段の速度パターンを得ることができる。
の切換位置Sn+1に達すると、上記と同様のことを行い、
多段の速度パターンを得ることができる。
次に、減速して目標位置に到達するための速度パター
ンを発生する方法について説明する。
ンを発生する方法について説明する。
第10図は減速時の速度パターン図である。
ある時点における位置をSd、速度をVdとする。第9図
からtmax(θ)を求め、速度をVdから0までサインカー
ブによって減速する時間tdecを次式から求める。
からtmax(θ)を求め、速度をVdから0までサインカー
ブによって減速する時間tdecを次式から求める。
tdec=tmax/Vd/Vmax 第10図より減速するための距離Sdecは、 Sdec=1/2 Vd tdec となる。最終到達目的位置をSfinとしたとき、 Sfin≦Sd+Sdec となった時点から減速を開始すればよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように本発明によれば、速度パ
ターン発生装置によって発生させられる速度パターン
は、複数の切換速度間の速度パターンのそれぞれが、サ
インカーブの最大値と最小値間の曲線で形成されている
ので、目標となる速度に収束するまでの時間を短くする
ことができるとともに、加減速開始時の振動の発生を防
止することができる。
ターン発生装置によって発生させられる速度パターン
は、複数の切換速度間の速度パターンのそれぞれが、サ
インカーブの最大値と最小値間の曲線で形成されている
ので、目標となる速度に収束するまでの時間を短くする
ことができるとともに、加減速開始時の振動の発生を防
止することができる。
また、クランク機構のイナーシャが小さい時の速度パ
ターンの加速度を高く、イナーシャが大きい時の速度パ
ターンの加速度を低くしてあるので、イナーシャに対応
するように加速度が設定され、目標速度に達するまでの
時間を短くすることができるだけでなく、必要以上の加
速度が与えられないので電動機を小型にすることができ
る。
ターンの加速度を高く、イナーシャが大きい時の速度パ
ターンの加速度を低くしてあるので、イナーシャに対応
するように加速度が設定され、目標速度に達するまでの
時間を短くすることができるだけでなく、必要以上の加
速度が与えられないので電動機を小型にすることができ
る。
また、上記速度パターンにおける切換速度の切換位置
は、逐次演算によって求められるようになっているの
で、加速時において速度切換位置がずれてしまうことが
ない。
は、逐次演算によって求められるようになっているの
で、加速時において速度切換位置がずれてしまうことが
ない。
第1図は本発明の射出成形機の型開閉制御装置における
型開閉速度パターンを示す図、第2図は従来の型締装置
を示す図、第3図は従来の射出成形機の型開閉制御装置
の概略構成図、第4図は従来の射出成形機の型開閉制御
装置における速度パターンを示す図、第5図は一次フィ
ルタの動作図、第6図は射出成形機の型締装置のクラン
ク機構を示す図、第7図は小型駆動装置を用いたクラン
ク機構の回転位置とモータ軸換算イナーシャの関係図、
第8図は減速機の出力軸角度とサインカーブによって最
大速度に到達するまでの時間の関係図、第9図は本発明
の射出成形機の型開閉制御装置によって発生させられた
加速時の速度パターン図、第10図は減速時の速度パター
ン図である。 7……電動機、8,9……アーム、11……速度発生パター
ン装置、12……積分器、13……位置検出器、14……位置
ループゲイン、15……サーボアンプ。
型開閉速度パターンを示す図、第2図は従来の型締装置
を示す図、第3図は従来の射出成形機の型開閉制御装置
の概略構成図、第4図は従来の射出成形機の型開閉制御
装置における速度パターンを示す図、第5図は一次フィ
ルタの動作図、第6図は射出成形機の型締装置のクラン
ク機構を示す図、第7図は小型駆動装置を用いたクラン
ク機構の回転位置とモータ軸換算イナーシャの関係図、
第8図は減速機の出力軸角度とサインカーブによって最
大速度に到達するまでの時間の関係図、第9図は本発明
の射出成形機の型開閉制御装置によって発生させられた
加速時の速度パターン図、第10図は減速時の速度パター
ン図である。 7……電動機、8,9……アーム、11……速度発生パター
ン装置、12……積分器、13……位置検出器、14……位置
ループゲイン、15……サーボアンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】二つのアームからなるクランク機構を電動
機によって駆動して型開閉を行う射出成形機の型開閉制
御装置において、 (a)複数の切換位置において、複数の切換速度に多段
に切り換わる速度パターンを発生させるための速度パタ
ーン発生装置と、 (b)該速度パターン発生装置によって発生させられた
速度パターンを積分して位置パターンに変換する積分器
と、 (c)上記位置パターンにより位置制御を行うとともに
上記速度パターンによりフィードフォワード制御を行う
ことにより上記電動機を制御する手段を有しており、 (d)上記速度パターン発生装置によって発生させられ
る速度パターンは、複数の切換速度間の速度パターンの
それぞれが、サインカーブの最大値と最小値間の曲線で
形成され、かつクランク機構のイナーシャが小さい時の
速度パターンの加速度を高く、イナーシャが大きい時の
速度パターンの加速度を低くしてあり、 (e)上記速度パターンにおける切換速度の切換位置
は、逐次演算によって求められるものであることを特徴
とする射出成形機の型開閉制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272320A JP2721587B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 射出成形機の型開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272320A JP2721587B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 射出成形機の型開閉制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04148910A JPH04148910A (ja) | 1992-05-21 |
JP2721587B2 true JP2721587B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17512243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2272320A Expired - Fee Related JP2721587B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 射出成形機の型開閉制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2721587B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2798113B2 (ja) * | 1993-08-27 | 1998-09-17 | 日精樹脂工業株式会社 | 成形機における可動部材の制御方法 |
JP3333388B2 (ja) * | 1996-06-18 | 2002-10-15 | 東洋機械金属株式会社 | 成形機 |
JPH10244567A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-09-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 型締装置 |
AT504927B1 (de) * | 2007-03-02 | 2009-04-15 | Engel Austria Gmbh | Tragheitserkennung bei einer spritzgiessmaschine |
JP5325808B2 (ja) * | 2010-02-16 | 2013-10-23 | ファナック株式会社 | 射出成形機の可動部の加減速制御方法 |
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