JP2720350B2 - 画像形成装置の排紙装置 - Google Patents

画像形成装置の排紙装置

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JP2720350B2
JP2720350B2 JP1162780A JP16278089A JP2720350B2 JP 2720350 B2 JP2720350 B2 JP 2720350B2 JP 1162780 A JP1162780 A JP 1162780A JP 16278089 A JP16278089 A JP 16278089A JP 2720350 B2 JP2720350 B2 JP 2720350B2
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stepping motor
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保史 中里
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の技術分野) 本発明はレーザープリンタ,複写機,ファクシミリ等
の画像形成装置の排紙装置に関する。
(従来の技術) 画像形成装置の一例としてレーザープリンタの場合の
排紙装置について説明する。
第7図は両面装置を備えたレーザープリンタの構成を
示す図であり、1はプリンタ本体、2は両面装置で、プ
リンタ本体1で片面印字されたシート材を反転して、再
びプリンタ本体1へ再搬送する。
プリンタ本体1の上部給紙トレイ3,下部給紙トレイ4
あるいは大量給紙トレイ5の何れからか給紙ローラ6に
より給送された記録紙は、レジストローラ対7によって
タイミングをとられて、感光体ドラム8へ搬送される。
感光体ドラム8はメインモータM1により時計方向に回
転駆動され、その際、その感光体ドラム上に電荷を帯電
させる帯電チャージャ9によって表面を帯電され、画像
信号を光ビームに変調する光書込みユニット10からの光
ビームLを照射されて感光体ドラム8上に静電潜像が形
成される。
この潜像は、トナー層を形成する現像ユニット11を通
るとき、トナーによって可視像化され、この可視像は感
光体ドラム8へ搬送された記録紙に転写チャージャ12に
より転写され、転写された記録紙は定着器13によって定
着される。
一方、可視転写後の感光体ドラム8は、クリーニング
ユニット14によって残留トナーを除去され、次の印字準
備に移行する。
上記において、定着器13を出た記録紙は、本体CPUの
制御により動作する切換爪15により、排紙ローラ16でも
って、上部排紙トレイ17,下部排紙トレイ18或いは両面
装置2へ搬送される。
ここで、19は上方向(矢印A)へ記録紙を搬送する上
搬送ローラ、20は上部,下部排紙トレイ17,18への排紙
入口ローラ、21,22は上部,下部排紙トレイへの排紙ロ
ーラである。
第8図は上記レーザープリンタの記録紙の搬送駆動系
の制御系統図を示す。プリンタ本体の一部分のメインモ
ータM1は本体CPU23の制御によりドライバ25で印字のた
めの駆動制御がなされる。また、大量給紙トレイ5の大
量給紙モータM2及び両面装置2の両面モータM3は、本体
CPU23とシリアル通信で動作するテーブルCPU24の制御に
より、ドライバ26,27で夫々駆動制御される。つまり、
大量給紙時の搬送はM2で、また両面装置給紙時の搬送は
M3で夫々駆動される。
(発明が解決しようとする課題) 上記第7図に示す排紙ローラ21,22は、記録紙後端が
プリンタ本体1内に残留しないように、装置外部に露出
して配置されるものが多い。このような配置構造である
と、排紙ローラがユーザーの指先や着装品(ネクタイ,
ネックレス等)を巻き込む事故を発生することがある。
また、排紙ローラ21,22は、装置全体のトルク変動に
見合った余裕度を持って、大型のメインモータM1で第7
図,第8図に示すように駆動されている。このため、上
記したユーザーによる巻込み事故が発生した場合、この
搬送負荷の増大だけでメインモータM1を停止させること
は非常に困難である。そして、一般にメインモータは停
止せず、他の原因、例えば、歯車,ベルト等の歯飛びが
発生したときに排紙ローラ21,22は異常停止する。
この時、該排紙ローラの駆動力は消失しておらず、巻
込み事故の回復は、副次的に発生する他の部分でのジャ
ム発生が本体CPU23で検知されてメインモータM1が停止
するのを待つ必要がある。したがって、この期間は巻込
み事故が更に悪化する可能性がある。更にプリンタ本体
1等における歯車,ベルト等応の破損の危険にさらされ
る。
本発明は上述した排紙ローラによる巻込み事故が発生
した場合、該排紙ローラの搬送力を急速に消失して、事
故の拡大を防止することを目的とする。また、この時の
ジャム発生により記録紙が無駄となる枚数を低減させる
ジャム検知手段をうることを別の目的とする。
(構成および作用) 本発明は上記目的を達成するため、画像形成された記
録紙を排紙トレイへ排出する排紙ローラの駆動源として
のステッピングモータと、記録紙ジャムが発生したとき
にジャム処理モードを起動する制御手段と、前記ステッ
ピングモータの脱調を検知する脱調検知手段とを備え、
この脱調検知手段により脱調が検知された場合にも前記
制御手段がジャム処理モードを起動させることを特徴と
する。
本発明は、排紙ローラ用の駆動源してステッピングモ
ータを使用し、ステッピングモータの特性として、第3
図に示す自起動速度S1以上で回転させるために、その速
度以下で回転を開始した後、順次速度を上げて目的速度
S2まで加速して記録紙の排紙を行なう。そして、搬送ト
ルクを大きく設定せず行なうことにより、巻込み事故が
発生した場合、搬送トルク増大によりユテッピングモー
タが脱調し、直ちに異常停止するようにした。
そして、このステッピングモータ軸上に取付けた検知
手段により、異常停止にもとずくジャム発生を即刻検知
する。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例による記録紙搬送駆動系の
制御系統図を示し、M4が排紙ローラ21,22の駆動源とし
てのステッピングモータ、28は本体CPU23からの駆動制
御信号により該ステッピングモータを駆動するドライバ
である。その他の数字記号で第7図と同一のものは同一
数字記号を符してあるので、その説明は省略する。
第2図は第1図のステッピングモータM4のプリンタ本
体1内の搭載位置を示し、、動力伝達効率の点から排紙
ローラ21,22の近くに配設されるのが望ましい。
次に動作を説明すると、ステッピングモータM4のモー
タ速度特性を示す第3図において、このステッピングモ
ータを自起動速度S1以上で回転させるため、その自起動
速度以下で回転を開始した後、順次速度を線形的に上げ
て行き、目的速度S2まで加速してから排紙ローラ21,22
を駆動する。つまり、自起動速度以上の速度で回転して
使用する。この場合の搬送トルクを極端に大きく設定せ
ず行なう。
このようにすれば、もし、排紙ローラ21,22でユーザ
ー等による巻込み事故が発4生した異常負荷の場合(B
点)、搬送トルク増大により、前記ステッピングモータ
M4は脱調し(C点)、直ちに異常停止する。そして、一
旦停止すると、自起動速度以上の回転を行なう信号が、
ドライバ28を介して出続けても、脱調状態のままステッ
ピングモータは回転することがない。
従って、巻込み事故の初期の段階でステッピングモー
タは異常停止し、事故が拡大することを防止することが
できる。
第4図は上記ステッピングモータM4の異常停止検知手
段の一例図を示し、(1)は正面図、(2)は側面図で
ある。ステッピングモータM4のモータ回転軸29にスリッ
トのある円盤30を取付け、通過型センサ31から周期的に
スリットを検知する信号が出力されているか否かを、本
体CPU23が判断し、ステッピングモータM4の回転状態を
検知する。この回転状態の検知は上例に限定されず、種
々の公知技術が適用できる。
従来のジャム検知方法としては、排紙されるべき記録
紙行の先端または後端でジャム検知を行なっていたの
で、時間がかかる場合があり、無駄になる記録紙が多く
なる傾向にあった。しかし、第4図に示す異常検知手段
により、ステッピングモータの異常検知と同時にプリン
タ本体1のCPU23へ検知され、上記不具合いが低減され
る。
第5図および第6図は、上記実施例のフローチャート
を示す。第5図において排紙モータ(ステッピングモー
タM1)を本体CPU23が透過型センサ31の出力を監視し(S
1)、周期的な信号が入力されないと排紙モータの異常
停止発生と判別される(S2)、この時、直ちにジャム処
理モードが起動され(S3)、通常の記録紙の先端または
後端で記録紙の有,無を検知する場合より、迅速にジャ
ム処理が行なわれる(S4)。
その後の処理は図示のとおり、メインモータM1の停止
(S5)、排紙モータ(ステッピングモータM4)の停止
(S6)、ホストコンピュータに本体CPUからジャム発生
通報(S7)、操作板へジャム表示(S8)が行なわれる。
第6図のフローチャートの場合は、第5図でジャム処
理モードを起動した後、例えば、“排紙装置異常”“排
紙モータ停止”等のメッセージの操作板へ表示する
(S9)、処理が含まれ、ユーザーへの注意表示がなされ
る点が異なる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、排紙ローラにステッピ
ングモータを使用し、かつそのモータの異常停止を検知
する手段を付設したことにより、万一排紙ローラにユー
ザー等の着装品が巻込まれ事故が発生した場合、ステッ
ピングモータが直ちに停止して事故の拡大を防ぎ、しか
も、ジャム処理モードが起動するため、無駄となる記録
紙を低減させるとともに、ジャム処理が迅速に行なうこ
とができ、記録紙の回収作業を行なう手間を省くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による記録紙搬送駆動系の制
御系統図、第2図は第1図のステッピングモータのプリ
ンタ本体内の搭載位置を示す図、第3図はステッピング
モータの速度特性図、第4図はステッピングモータの異
常停止検知手段の一例を示す図、第5図および第6図は
本実施例のフローチャート、第7図は両面装置を備えた
レーザープリンタの構成を示す図、第8図は第7図の記
録紙搬送駆動系の制御系統図を示す。 M1……メインモータ、M2……大量給紙モータ、M3……両
面モータ、M4……ステッピングモータ(排紙モータ)、
17……上部排紙トレイ、18……下部排紙トレイ、20……
排紙入口ローラ、21,22……排紙ローラ、23……本体CP
U、24……テーブルCPU、25〜28……各モータのドライ
バ、29……モータ回転軸、30……円盤、31……透過型セ
ンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成された記録紙を排紙トレイへ排出
    する排紙ローラの駆動源としてのステッピングモータ
    と、記録紙ジャムが発生したときにジャム処理モードを
    起動する制御手段と、前記ステッピングモータの脱調を
    検知する脱調検知手段とを備え、この脱調検知手段によ
    り脱調が検知された場合にも前記制御手段がジャム処理
    モードを起動させることを特徴とする画像形成装置の排
    紙装置。
JP1162780A 1989-06-27 1989-06-27 画像形成装置の排紙装置 Expired - Lifetime JP2720350B2 (ja)

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JP1162780A JP2720350B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 画像形成装置の排紙装置

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JPH0331158A JPH0331158A (ja) 1991-02-08
JP2720350B2 true JP2720350B2 (ja) 1998-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63302798A (ja) * 1987-05-30 1988-12-09 Ricoh Co Ltd ステッピングモ−タの紙送り制御方式
JPS6414767U (ja) * 1987-07-20 1989-01-25

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