JP2720217B2 - 含硫黄アミノ酸誘導体 - Google Patents

含硫黄アミノ酸誘導体

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は免疫不全や自己免疫性疾患等、何らかの免疫
異常に起因する疾患の治療剤として有用な新規化合物を
提供するものである。
「従来技術」 近年、何らかの免疫異常に起因する疾患や、抗癌剤の
副作用等による免疫能の低下に関する研究が盛んになつ
ており、その治療剤についての研究も数多くなされてい
る。胸腺で産生されるサイムリンは、9個のアミノ酸で
構成されるペプチドで、亜鉛とコンプレックスを形成し
て、低下した免疫機能を回復させる作用を示す事が知ら
れており、免疫不全や自己免疫性疾患に有効な薬物とな
る可能性が示唆されている。しかしながら、まだ不明な
点も多く、特にサイムリン様活性を示す合成化合物につ
いての研究は、ほとんどなされていない。
「発明が解決しようとする課題および課題を解決する為
の手段」 サイムリンは胸腺で産生される微量物質であり、又、
生体成分である為、生体内に存在する分解酵素により分
解されやすく、臨床の場に応用するには問題も多い。そ
こで、本発明者等はサイムリンの効果発現機序に着目
し、硫黄原子を含む種々のアミノ酸誘導体を合成し、そ
のサイムリン様活性を調べた。
「発明の開示」 本発明は下記一般式〔I〕で表わされる化合物および
その塩類に関する。
〔式中、 R1はR4−S−A−、R4−NH−A−または を示す。
R2はR5S−を示す。
R3は水素原子または低級アルキル基を示す。
R4およびR5は同一かまたは異なつて、水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカ
ノイル基、(置換)フエニルカルボニル基または(置
換)フエニル低級アルキル基を示す。
Xは−CH2−または−CO−を示す。
Aは直鎖または分枝の低級アルキレンを示す。
但し、Xが−CO−を示すとき、R1はR4−NH−A−また
を示す。以下同じ。〕 上記で規定したグループをさらに詳しく説明すると、 低級アルキルとは、メチル、エチル、プロピル、ヘキ
シル、イソプロピル、t−ブチル等の1〜6個の炭素原
子を有する直鎖または分枝のアルキルを示し、 低級アルカノイルとは、アセチル、プロピオニル、ヘ
キサノイル、イソブチリル、ビバロイル等の2〜6個の
炭素原子を有する直鎖または分枝のアルカノイルを示
し、 低級アルコキシとは、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ヘキシルオキシ等の1〜6個の炭
素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシを示し、 (置換)フエニルカルボニル基および(置換)フエニ
ル低級アルキル基とは当該フエニル環が、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子等で置換されてい
てもよい事を示す。
塩類とは、医薬として許容される有機または無機の酸
および塩基との塩類を示し、例として、塩酸塩、硫酸
塩、リン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、シ
ュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン
酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、トリエタノール
アミン塩等が挙げられる。
本発明化合物は以下に示す様な方法により合成する事
ができる。
本発明化合物でXが−CO−で表わされる化合物(式
〔IV〕)は上記反応により合成できる。即ち、式〔II〕
で表わされる化合物と式〔III〕で表わされる化合物を
ペプチド合成に汎用されるN,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド等の縮合剤を用い縮合させるか、式〔II〕
で表わされる化合物を酸クロリド、酸無水物、混合酸無
水物、活性エステル等の活性誘導体に導き、式〔III〕
で表わされる化合物と反応させ式〔IV〕で表わされる化
合物を得る。
上記の反応は、ペプチド合成に汎用される方法で、反
応条件等特に限定する必要はなく、汎用される条件を用
いればよい。
本発明化合物でXが−CH2−で表わされる化合物(式
〔VI〕)は上記反応により合成できる。即ち、式〔V〕
で表わされる化合物と式〔III〕で表わされる化合物を
縮合させた後、NaBH3CN等の還元剤を用いて還元し、式
〔VI〕で表わされる化合物を得る。
1)および2)項で示した各化合物において、R1およ
びR2が低級アルカノイル、低級アルコキシ、(置換)フ
エニルカルボニルまたは(置換)フエニル低級アルキル
を含む様なグループである場合やR3が低級アルキル基を
示す場合において、それらが保護基の目的で使用される
とき、1)または2)項で示した反応後または反応途中
で除去してもよい。
上記の方法によつて得られた化合物は、常法により前
述の様な塩類とすることができる。本発明化合物は不斉
炭素を有するので、光学異性体が存在するが、それらは
いずれも本発明に包含される。
本発明化合物はサイムリン様活性を示し、免疫不全や
自己免疫性疾患等、何らかの免疫異常に起因する疾患の
治療剤として有用なものでる。サイムリンは胸腺で産生
される微量物質で、亜鉛とコンプレックスを形成して、
低下した免疫機能を回復させる作用を示す事が知られて
いる。しかしながら、サイムリンを臨床の場に応用する
には種々の問題がある。そこで本発明者等は、サイムリ
ンの効果発現機序に着目し、硫黄原子を含む種々のアミ
ノ酸誘導体を合成し、そのサイムリン様活性を調べた結
果、後述の薬理試験の項で示す様に、本発明化合物は優
れた活性を示し、免疫不全や自己免疫性疾患等、何らか
の免疫異常に起因する疾患の治療剤として有用である事
を見い出した。免疫異常に起因する疾患には種々のもの
があり、例えば慢性関節リウマチ、慢性肝炎、貧血、全
身性エリテマトーデス、原発性免疫不全症、低γ−グロ
ブリン血症等が挙げられ、本発明化合物はそれらの種々
の疾患に対して有用なものである。本発明化合物はサイ
ムリンと同様、亜鉛とコンプレックスを形成して効果発
現すると考えられるが、実際に臨床で用いる際は、生体
内に存在する微量の亜鉛を利用し、コンプレックスを形
成させる事も可能であると考えられ、また塩化亜鉛等の
亜鉛塩を併用してもよい。本発明化合物は経口または非
経口投与することができる。投与剤型としては錠剤、カ
プセル剤、注射剤等があげられ、通常の製剤方法として
汎用されている技術を用いて製剤化することができる。
投与量は症状、剤型等により適宜選択でき特に限定され
るものではない。
「実施例」 実施例1 N−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチ
ルプロピオニル)−L−システイン エチルエステル
(化合物1) 2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチルプ
ロピオン酸(2.5g)およびL−システイン エチルエス
テル塩酸塩(2.3g)の塩化メチレン(20ml)懸濁液に、
窒素雰囲気下、氷冷撹拌しながらトリエチルアミン(3.
4ml)、次いでN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC、2.5g)を加えた後、室温にもどし一夜撹拌す
る。反応液を濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え不溶物を
過する。液を10%クエン酸水溶液、水、2N重曹水、
次いで水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃
縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで
精製して標記化合物1.48g(36.0%)を得る。
▲〔α〕25 D▼−103.2゜(c=0.985、メタノール) IR(film,cm-1) 3350,3000,1700,1510,1370,1260,117
0,1090 実施例2 N−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチ
ルプロピオニル)−L−システイン (化合物2) 実施例1で得られた化合物1(1.40g)のメタノール
(30ml)溶液に、窒素雰囲気下、室温で撹拌しながら1N
水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、2.5時間撹拌す
る。反応液に10%クエン酸水溶液を加え酸性とした後、
酢酸エチルで抽出する。有機層を水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油状物をシ
リカゲルカラムクロマトで精製して標記化合物0.98g(7
6.6%)を得る。
▲〔α〕25 D▼+19.4゜(c=1.0、メタノール) IR(film,cm-1) 3308,2972,2924,1708,1704,1692,167
7,1657,1644,1634,1504,1365,1246,1157 実施例3 N−(2−アミノ−2−メチルプロピオニル)−L−シ
ステイン 塩酸塩 (化合物3) 実施例2で得られた化合物2(0.2g)を1N塩化水素/
酢酸エチル(3ml)に溶解し、一夜室温で放置後減圧濃
縮して標記化合物0.16g(定量的)を得る。
▲〔α〕25 D▼−17.7゜(c=0.785、メタノール) IR(film,cm-1) 3296,3192,2916,2840,1726,1667,153
8,1516,1240,1196,1018 実施例4 N−〔2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチル
プロピル〕−S−(4−メトキシベンジル)−L−シス
テイン メチルエステル (化合物4) 1) 2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチル
プロピオン酸(8.89g)のメタノール(100ml)溶液に、
寒剤(食塩−氷)冷却下撹拌しながら、塩化チオニル
(4.84g)を加える。反応液を室温で5時間撹拌後減圧
濃縮する。得られる油状物を酢酸エチルに溶解し、飽和
食塩水、1N塩酸、次いで水で洗浄、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後減圧濃縮して下記化合物8.87g(94.3%)を得
る。
2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチルプロ
ピオン酸 メチルエステル IR(film,cm-1) 2944,1718,1608,1509,1457,1436,129
9,1262,1245,1175,1152,1122,1032,829 2)水酸化リチウムアルミニウム(0.78g)の無水エー
テル(50ml)懸濁液に、1)項で得られたメチルエステ
ル(8.73g)の無水エーテル(10ml)溶液を撹拌しなが
ら、エーテルの還流温度に保ちつつ加える。滴下終了後
室温で5時間撹拌した後、酢酸エチルを加え過剰の水素
化リチウムアルミニウムを分解させる。反応液に水およ
び1N塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出する。有機層を
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮して
下記化合物7.56g(97.3%)を得る。
2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチルプロ
パノール IR(film,cm-1) 3416,2952,2924,2864,1610,1510,146
3,1439,1300,1246,1175,1033,830 3)オキザリル クロリド(3.84g)の無水塩化メチレ
ン(70ml)溶液に、窒素雰囲気下、−50〜−60℃で無水
ジメチルスルホキシド(4.72g)と無水塩化メチレン(1
2ml)の混液を加え2分間撹拌する。この溶液に、2)
項で得られた化合物(6.22g)の無水塩化メチレン(30m
l)溶液を加え、15分間撹拌後、トリエチルアミン(13.
9g)を加え、さらに5分間撹拌する。反応液を室温にも
どし、室温で2時間撹拌する。反応液に水を加え塩化メ
チレンで抽出する。有機層を1N塩酸、飽和重曹水、次い
で飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマ
トで精製して下記化合物5.24g(85.1%)を得る。
2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチルプロ
ピオンアルデヒド IR(film,cm-1) 3368,2956,2924,2832,1705,1609,151
1,1459,1439,1300,1241,1175,1124,1032 4) 3)項で得られたアルデヒド(5.41g)のメタノ
ール(30ml)溶液に、室温で撹拌しながら、S−(4−
メトキシベンジルチオ)−L−システイン(7.70g)の
メタノール(10ml)溶液を加え、室温でさらに3時間撹
拌する。反応液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.61
g)のメタノール(5ml)溶液を加え、室温で1時間撹拌
後減圧濃縮する。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチル
で抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油状物をシ
リカゲルカラムクロマトで精製して標記化合物7.49g(6
6.9%)を得る。
IR(film,cm-1) 2916,1735,1609,1511,1459,1299,124
6,1174,1032 実施例5 N−〔2−(4−メトキシベンジルチオ)−2−メチル
プロピル〕−S−(4−メトキシベンジル)−L−シス
テイン (化合物5) 実施例4で得られた化合物4(6.13g)のアセトン(1
80ml)溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液(19.8ml)を
加え室温で4時間撹拌する。反応液に1N塩酸を加え酸性
とし、クロロホルムで抽出する。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮する。
得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して
標記化合物4.22g(71%)を得る。
融点133〜136℃ ▲〔α〕25 D▼−24.3゜(c=0.258、メタノール) IR(KBr,cm-1) 2912,2832,1580,1510,1456,1367,129
9,1244,1173,1029,831 実施例6 N−(2−メルカプト−2−メチルプロピル)−L−シ
ステイン (化合物6) 実施例5で得られた化合物5(1.00g)の液体アンモ
ニア(30ml)溶液に、窒素雰囲気下、金属ナトリウム
(0.15g)を少量ずつ加える。反応終了後塩化アンモニ
ウムを加えた後、アンモニアを留去する。残渣にメタノ
ール(30ml)を加え、不溶物を過し、液を減圧濃縮
する。残渣にメタノール(10ml)を加え、生成する白色
粉末を取して標記化合物0.11g(24%)を得る。
IR(KBr,cm-1)3400,2516,1577,1570,1361 実施例7 N−(2−メルカプトベンゾイル)−L−システイン
(化合物7) 2−メルカプト安息香酸(2.01g)および4−ジメチ
ルアミノピリジン(20mg)のテトラヒドロフラン(TH
F、5ml)溶液に、氷冷撹拌しながら、DCC(2.70g)のTH
F(10ml)溶液を滴下し、氷冷下30分、室温で一夜撹拌
する。反応液に酢酸エチル(20ml)を加え、不溶物を
過し、液を減圧濃縮する。残渣を酢酸エチルに溶解
し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮して2−メルカプト安息香酸のポリチオエステ
ル(1.29g、73%)を得る。このポリチオエステルをTHF
(5ml)に溶解し、室温で撹拌しながらL−システイン
(0.40g)および炭酸カリウム(0.25g)の水(2ml)溶
液を加えた後、室温で一夜撹拌する。反応液を減圧濃縮
し、残渣に2N水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加えた
後、エーテルで洗浄する。水層を2N塩酸で酸性とし、エ
ーテルで抽出する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後減圧濃縮して標記化合物0.47g(19.3%)を得る。
融点136〜137℃(分解、塩化メチレン) ▲〔α〕25 D▼−20.6゜(c=0.99、メタノール) IR(KBr,cm-1) 3396,2932,2540,1717,1624,1508,142
2,1214,1198,1196,744,568 〔薬理試験〕 本発明化合物のサイムリン様活性をJ.F.Bach等(Bul
l.Inst.Pasteur,76 325(1978))の方法に準じて調べ
た。
(実験方法) 胸腺摘出後約2週間経過したC57BL/6系雄性マウス(1
0週齢、1群4匹)の脾臓を摘出し、脾細胞浮遊液(1
×108cells/ml、Hank′s溶液)を調製する。この調製
液100μに、被験化合物とZnCl2を1:1のモル比でHan
k′s溶液に溶解した液100μを加え、37℃で30分間イ
ンキュベーションした後、azathioprine(50μg/ml、Ha
nk′s溶液)50μを加え同温度でさらに60分間インキ
ュベーションする。この溶液にsheep red blood cell
(1×108cells/ml、Hank′s溶液)50μを加え混和
し、4℃で一夜インキュベーションする。次いで穏やか
に振つて混和した後、E−ロゼット形成細胞(E−RF
C)を測定した。陽性対照としてサイムリンとZnCl2を1:
1のモル比で各々1×10-14Mの濃度となる様調製した溶
液を用い、コントロールとして、ZnCl2を被験化合物と
同じ濃度になる様調製した溶液を用いて、被験化合物の
場合と同様に操作した。
(結果) サイムリン様活性を以下の式により求めた。
本発明化合物の内、代表的な数例について測定した
所、それらはいずれも10-6M以下の濃度で50%以上のサ
イムリン様活性を示し、本発明化合物の有用性を示し
た。
「発明の効果」 本発明は、サイムリン様活性を有し、免疫不全や自己
免疫性疾患等、何らかの免疫異常に起因する疾患の治療
剤として有用な新規化合物を提供できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165362(JP,A) 特開 昭58−69857(JP,A) 特開 昭57−56454(JP,A) 特開 昭57−32260(JP,A) 特開 昭55−51054(JP,A) 特開 昭54−5916(JP,A) 特公 昭56−5388(JP,B2) 特公 平6−86419(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕で表わされる化合物およ
    びその塩類。 〔式中、 R1はR4−S−A−、R4−NH−A−または を示す。 R2はR5S−を示す。 R3は水素原子または低級アルキル基を示す。 R4およびR5は同一かまたは異なって、水素原子、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノ
    イル基、(置換)フエニルカルボニル基または(置換)
    フエニル低級アルキル基を示す。 Xは−CH2−または−CO−を示す。 Aは直鎖または分枝の低級アルキレンを示す。 但し、Xが−CO−を示すとき、R1はR4−NH−A−または を示す。〕
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