JPS61165362A - メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用 - Google Patents

メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用

Info

Publication number
JPS61165362A
JPS61165362A JP596085A JP596085A JPS61165362A JP S61165362 A JPS61165362 A JP S61165362A JP 596085 A JP596085 A JP 596085A JP 596085 A JP596085 A JP 596085A JP S61165362 A JPS61165362 A JP S61165362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower alkyl
alkyl group
formula
group
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP596085A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Asano
勝美 浅野
Takeo Komori
小森 武勇
Hiromi Hanai
花井 弘美
Shiro Morimoto
森本 史郎
Mikio Hori
堀 幹夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meito Sangyo KK
Original Assignee
Meito Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meito Sangyo KK filed Critical Meito Sangyo KK
Priority to JP596085A priority Critical patent/JPS61165362A/ja
Publication of JPS61165362A publication Critical patent/JPS61165362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば高血圧痣処置剤として有用なアンギ
オテンシン変換酵素阻害剤やたとえばりウマチ様疾患処
置剤として有用なリフマチ様因子不活性化剤などの用途
に有用な従来公知文献未記載のメルカプト脂肪酸類誘導
体もしくはその塩類、更にはその利用に関する。
更に詳しくは、本発明は下記式(I l R3C0OH(I) 但し式中、R1は低級アルキル基、又はフェニル−もし
くは置換フェニル−低級アルキル基を示し、 R2は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基を
示し、 Raは水素原子又は低級アルキル基を示し、AはSもし
くはSO,を示し、 上記に於て、RRが低級アルキル基の場合には、Rtは
置換フェニル−低級アルキル基を示し、且りR2がベン
ジル基の場合には、R1はメチル基以外の上記R1を示
す、そして式中、本は不斉炭素原子を示す、で表わされ
るメルカプト脂肪酸類誘導体およびその塩類に関する。
更に、本発明は上記化合物のソウ1チ様因子不活性化剤
又はアンギオテンシン変換酵素阻害剤としての利用にも
関する。
従来、メルカプト脂肪酸類誘導体に関するいくつかの提
案が知られている。例えば、特開昭52−136117
号(対応米国出11jsgr、に6846067対応西
ドイツ国公開公報052 ? 17548)には、下記
式(、f) R,−5−(CB )?L−c H−C0−N−CB−
C00RA1 で示される化合物およびその塩類について開示され、更
に、そのアンギオテンシン変換酵素抑制剤としての利用
に関しても記載されている。
しかしながら、この提案に於ては、前記本発明式(I)
化合物中、−(CH,)−A−R冨で示される部分に相
当する上記式(,4)中R1及び前記本発明式(I)化
合物中、基R1に相当する上記式(A)中R3について
の定義に、本発明式(I)化合物に特定されたR1が低
級アルキル基の場合にはR′は置換フェニル−低級アル
キル基を示す化合物は包含され得ない。そして、当然の
ことながら、該提案には、そのような本発明式(I)化
合物の存在及びその薬理作用を示唆し得る開示は全く記
載されていない。
更に、特開昭53−5112号には、下記式%式% で表わされる化合物及びその製法について開示され、更
に、喀痰溶解剤としての利用に関しても記載されている
しかしながら、前記本発明式(I)化合物に特定されて
いるー(CH,)−5−H末端及びR2末端を有する化
合物は上記式<E)に包含され得ない。そして、当然の
ことながら、該提案には、そのような本発明式(I)化
合物の存在及びその薬理作用を示唆し得る開示は全く記
載されていない。
又更に、特開昭54−5916号には、下記式%式% で表わされる化合物及びその製法について開示され、更
に、喀痰溶解剤としての利用に関しても記載されている
しかしなダ前記本発明式(I)化合物に特定されている
R′及び/又はR2を有する化合物は上記式(C)に包
含され得ない。そして、当然のことながら、該提案には
、そのような本発明式(I)化合物の存在及びその薬理
作用を示唆し得る開示は全く記載されていない。
更に、特開昭55−51054号には、下記式%式% で表わされる化合物について開示され、更に、該四塩化
炭素肝障害抑制試験(ラット)が示されているが、後者
の薬理作用については、高血圧剤、抗リウマチ剤として
も期待されると記載されているだけで、具体的な薬理作
用は全く示されていない。この提案において、上記式1
)中R2はベンジル基を包含するが、核式(D)中Aは
炭素数1〜3個の直鎖または分校のアルキレンに特定さ
れておシ、前記本発明式(り化合物に特定されれている
R2がベンジル基の場合にはR1はメチル基以外の低級
アルキル基すなわち炭素数4個以上のアルキレンである
化合物は下記式[))に包含され得ない。そして、当然
のことながら、該提案には、そのような本発明式(I)
化合物の存在及びその薬理効果を示唆し得る開示は全く
記載さ、れていない。
さらに又、本発明等の一部の発明者を包含する発明者等
によって、特開昭57−32260号にメルカプト脂肪
酸誘導体類及びその製法が提案された。この提案には下
記式(E) R8 HC0OH(E) で表わされる化合物及びその製法について開示され、ア
ンギオテンシン関連高血圧症の如き高血圧症処置剤や肝
疾患処置剤としての利用に関しても記載されている。
しかしながら、この提案の該式(E)には、本発明式(
I)化合物に特定され九R1が低級アルキル基の場合に
はR1は置換フェニル−低級アルキル基を示す化合物は
包含され得ない。そして、当然のことながら、該提案に
は、そのような本発明式(I)化合物の存在及びその薬
理作用を示唆し得る開示は全く記載されていない。
又更に°、特開昭5.7−193450舟(対応米国出
願ser、No  264752)には、下記式で表わ
される化合物が開示され、中枢神経系において情報伝達
物質と考えられる化合物エンケファリンに作用するエン
ケファリナーゼ酵素阻害化合化合物に特定された−(C
M、)−A−R”を有する化合物は包含され得ない。そ
して、当然のことながら、該提案には、そのよう表本発
明式(I)化合物の存在及びその薬理作用を示唆し得る
開示は全く記載されていない。
更に、本発明者等の一部の発明者を包含する発明者等に
よって、特開昭58−140065号にメルカプトベン
ジル脂肪酸誘導体類及びその製法が提案された。この提
案には下記式CG)(G) で表わされる化合物及びその製法について開示され、ア
ンギオテンシン関連高血圧症の如き高血圧処置剤や肝疾
患処置剤、さらには炎症性疾患処置剤などの用途に関し
ても記載されている。
しかしながら、この提案の上記式(G)には、本発明式
(I)化合物に特定され九R1が低級アルキル基の場合
にはR′は置換フェニル−低級アルキル基を示す化合物
は包含され得ない。そして、当然のことながら、そのよ
うな本発明式(I)化合物の存在及びその薬理作用を示
唆し得る開示は全く記載されていない。
本発明者等は、メルカグト脂肪酸類誘導体について更に
研究を進めてきた。
その結果、上述の如き従来公知文献未記載の前記本発明
式(I)化合物及びその塩類が安定に存在することを発
見し且つその合成に成功した。更に、該式(I)化合物
が優れたアンギオテンシン変換酵素阻害作用を示し、更
に優れたりウマチ様因子不活性化作用を有し、アンギオ
テンシン変換酵素阻害剤として、またリフマチ様因子不
活性化剤として有用でおることを発見した。従って、本
発明の目的は、前記式(I)化合物およびその用途を提
供するにある。
本発明の上記目的、および更に多くの他の目的ならびに
利点は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
前記式(I)中、R′の低級アルキル基、としては01
〜C1のアルキル基、とくに好ましくは、メチル基を例
示することができ、フェニル低級アルキル基としては、
ベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル基の如キ
フェニルC3〜C3アルキル基、とくに好ましくは、ベ
ンジル基、フェネチル基の如きフェニルC1〜C!アル
キル基を例示することができる。また、置換フェニル低
級アルキル基の置換基としては、例えば、クロール、プ
ロームなどのハロゲン原子、低級アルキル基たとえば、
CI ”” CBのアルキル基、低級アルコキシ基たと
えば61〜C3のアルコキシ基、好ましくは、クロール
、メチル基、Cl−02のアル同様なフェニル低級アル
キル基を例示することができ、置換基の位置としては、
オルト、メタ、ノクラ、のいづれの位置でもよく、また
置換基の数としては、モノおよびジ置換体を好ましく例
示することができる。
本発明の前記式(I)化合物は、例えば、下記のように
して製造することができる。
下記式(I) %式%(I) 但し、式中 R2は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基を
示し、 RaFi水素原子または低級アルキル基を示し、 Aは、SもしくはSO,を示し、 *は不斉炭素原子を示す、 “で表わされるアミノカルボン酸化合物と、下記式但し
、式中 R1は、低級アルキル基またはフェニル−もしくは置換
フェニル−低級アルキル 示し、 *は、不斉炭素原子を示す、 で表わされる、メルカプト脂肪酸もしくはその反応性誘
導体とを反応させて得られる、下記式(I′)R電 R”  COOK 、4−Rt              ( 1 ’)
但し式中、R” Fi低級アルキル基又はフェニル−も
しくは置換フェニル−低級アルキル基を示し、 R2は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基を
示し、 Rsは水素原子又は低級アルキル基を示し、AはSもし
くはSO!を示し、 上記に於て、R1が低級アルキル基の場合には、R1は
置換フェニル−低級アルキルて式中本は不斉炭素原子を
示す、 で表わされる、ベンゾイルチオ脂肪酸誘導体を、酸もし
くはアルカリで処理する方法である。
本発明において上記方法の実施に際しては、反応は、式
(璽)メルカプト脂肪酸の反応性誘導体を用いて行うこ
とができ、このような反応性誘導体としては、式(扉)
メルカプト脂肪酸の活性エステル類、酸無水物、酸ノ・
ロゲン化物などを例示することができる。また、反応は
適当な活性化剤の存在下に行うこともでき、式(I)メ
ルカプト脂肪酸の形で反応を行う場合には、このような
活性化剤の存在下に行うことが、とくに好ましい。
このような活性エステル類の例としては、式(I) 化
合物の例えば77ノメチルエステル、p−ニトロフェニ
ルエステル、2+’+5−)リクロロフェニルエステル
、ペンタクロロフェニルエステル、■−ヒドロキシフタ
ル酸イミドエステル、■−ヒドロキシコハク酸イミドエ
ステル、8−ヒドロキシキノリルエステル、2−ヒドロ
キシフェニルエステル、2−ヒドロキシピリジルエステ
ル、2−ピリジルチオールエステル、などを例示するこ
とができる。又、上記酸ノ・ロゲン化物としては、好ま
しくは、酸クロリド、酸プロミドを挙げることができる
。更に、上記活性化剤の好適剤としてdN、N−ジシク
ロへキシルカルボジイミドを例示することができる。
上記方法の実施に際して、活性化剤の存在下もしくは不
存在下に、式(菖)アミノカルボン酸化合物と式(I1
)メルカプト脂肪酸もしくはその反応性誘導体を反応さ
せる反応温度は、適宜に選択できるが、例えば、約−5
℃〜約80℃程度、よシ好ましくは約り℃〜室温程度の
反応温度を例示することができる。
反応は、所望により溶媒中で行うことができ、かかる溶
媒としては、たとえば、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;たとえば、酢酸エチル、酢酸イソ
アミルなどのエステル類;たとえば、#、#−ジメチル
ホルムアミド、/Y−メチル−2−ピロリドン、に、W
−ジメチルアセトアミドなどの〃−アルキルアミド類;
その他、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニ
ルアミド、水など適宜の溶媒を例示できる。これらは単
独もしくは併用して利用することができる。
又反応は、必要に応じアルカリの存在下に行うことがで
き、特に上記式(I)のメルカプト脂肪酸の反応性誘導
体として、酸無水物や酸ノ・ロゲン化物を用いた場合に
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウムなどのアルカリの存在下に行うのが好ましい。
上記式(I1)化合物と式(鳳)化合物とは、化学量論
的に反応するがこれらの二成分が反応系にかならずしも
当量関係で存在する必要はなく、二成分の量比は、原料
の組合わせ、その他の条件に応じて、好結果が得られる
ように適宜に選択することができる。
上述のようにして得られる式(l′)化合物中のベンゾ
イル基を水素原子に転化して本発明の式(I)化合物を
形成するには、例えば、液体アンモニアの存在下、金属
ナトリウムと処理するか、或は、適当な溶媒、たとえば
水、メタノール、エタノール、酢酸などの液体媒体中、
たとえば、塩酸、臭化水素酸などの無機酸、または、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ア
ンモニア、メチルアミン、エチルアミン、トリメチルア
ミン、ヒドラジン、ヒドラジンハイドラート、ナトリウ
ムメチラートなどのアルカリと、たとえば約−5℃〜約
80℃の如き温度に於て反応させ、除去することができ
る。この反応の実施に際しては、窒素雰囲気下または水
素雰囲気下で行うことが好ましい。
このようにして式(K′ )化合物からベンゾイル基を
除去して得られる本発明の式(I)メルカプト脂肪酸類
誘導体は、必要あれば中和し、それ自体公知の手段、た
とえば、抽出、転溶、各種のクロマトグラフィー、結晶
化、再結晶、再沈殿などの手段を適宜に選択し、或は組
み合わせて単離もしくは精製することができる。
このようにして得られる本発明の式(I)化合物は、塩
基との塩を形成することができる。このような塩の例と
しては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、たとえばナ
トリウム塩やカリウム塩、アルカリ土類金属塩たとえば
カルシウム塩やマグネシウム塩、さらにはアミン塩など
を例示することができる。本発明の式(I)メルカプト
脂肪酸類誘導体の塩類は、上記例示の如き生理学的に許
容しうる塩類であるのが好ましい。
このようにして得ることができる前記式(I)目的化合
物は、2個の不斉炭素原子を有し、これは該式(I)に
おいて*を付して示した。その為、本発明式(I)化合
物はジアステレオマーまたはラセミ体として存在するこ
とができ、本発明において、式(I)は、これらを包含
した表現である。
本発明式(I)化合物は、家兎の肺から単離したアンギ
オテンシンI変換酵素を用い、ヒグリルーL−ヒスデジ
ルーL−ロイシンを基質とシ、酵素阻害作用を試噴した
ところ、すぐれたアンギオテンシン!変換酵素阻害作用
を示した。このことから本発明化合物は、アンギオテン
シン関連高血圧症の処置剤として有用である。
更に、本発明化合物の他の優れた薬理学的性質は、リウ
マチ様因子を不活性化する性質を有することである。
リウマチ様因子は、関節リウマチ患者の血清中に見出さ
れる抗体で、関節リウマチの病変に一次的に関与すると
いわれており、(Hoollander。
/、1.、tttc、Ann、Int、Mad、62:
271〜280.1965)、臨床上でもリウマチ様因
子の消長が関節リウマチの病状の指標に用いられており
、(大藤 真:最新医学、28ニア1.1973)病状
の改善された場合には、リウマチ様因子も陰性化してい
る例が多い。この様にリウマチ様因子を不活性化する薬
理学的性質は、関節リウマチ炎の治療において有旧な性
質である。
次に、実験例により、本発明化合物の有用性を説明する
実験例 1 ヒグリルーL−ヒスチジルーL−ロイシン(基質)を0
.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH8,3)に溶かしI
SL5m&の基質液を調製した。また、本発明化合物を
同様の緩衝液に溶かし、各種濃度の検液を調製した。ウ
サギ肺より精製したアンギオテンシン東変換酵素溶液(
活性:L34μ/LL!7りを同様の緩衝液で希釈し、
その吸光度の値が約0、4となる様に調製した。(酵素
液)検液1.10−および酵素液0.05m!を混合し
、37℃で5分間グレインキュ療ベートしたのち基質液
0.01 txtを加えて37℃で30分間インキュ翳
ベートした。次いで水冷下にN−塩酸0.25dを加え
て反応を停止させ、反志液に酢酸エチルL5Mtを加え
て15秒秒間上んしてから遠心分離し、酢酸エチル層I
W1tを分取した。酢酸エチル層を蒸発乾固し、アンギ
オテンシン!変換酵素の作用によシ、基質から生成した
馬尿酸を得た。これにより1M塩化ナトリウム1−を加
えて15秒秒間上んした後、228rL??Lにおける
紫外部吸収を測定した。
酵素活性が0%、および100%の対照試料について同
様に操作し、これと比較して、各濃度における検液の阻
害率を計算し、濃度と阻害率の関係から、各化合物の阻
害効果を酵素の活性を50%阻害する濃度(IC,。)
として表わした。
このようにして得られた、本発明化合物のICs◎を下
掲第1表に示した。
第   1   表 実験例 2 ている、リウマチ様因子陽性コントロール血清を用いた
−ルと等量混合し、37℃で3時間インキニーベトした
。この反応液1滴(約αos*)’iガラス板上に滴下
し、この上に、ポリステレンジテックス粒子に精製した
ヒトr−グロブリンを吸着させた試薬の1滴を加えてよ
く混合し、1分後の凝集の状態を観察した。
グリシン緩衝液についても同様に処理し、陽性対照とし
た。凝集の状態は次のように4段階に評価し、各試料に
ついて評価と濃度の関係を後掲第2表に示した。
リウマチ様因子 不活性化作用 陽性対照と同程度の凝集 を示す場合 凝集を認めるが凝集塊が陽性 対照根太きくない場合        士わずかに凝集
を認める場合     十全く凝集を認めない場合  
    ++また、前記特開昭55−51054号の実
施例8に記載の下記式化合物についても同様に処理し、
その結果を比較例として第2表中に示した。
CM。
OOK 以上の試験結果から、本発明化合物が優れたアンギオテ
ンシン変換酵素阻害作用およびリウマチ様因子不活性化
作用を有していることが明らかである。
本発明化合物またはその薬理学的に応用し得る塩は、こ
れをアンギオテンシン変換酵素関連高血圧症処置剤とし
て用いる場合、経口的、皮下、静脈内、筋肉内注射など
の非経口的、ま九は経直腸的な方法で投与できるが、特
に経口投与によるのが好ましい。
成人の治療に用いる場合には、通常体重1ゆ当シに0.
005 try〜100岬の範囲で投与し、特にo、o
tyy〜50〜が好ましい。
また、これらをリウマチ様因子不活性化作用関連のリウ
マチ様疾患処置剤として用いる場合、経口的、非経口的
、経直腸的または経皮的な方法で投与できるが、特に経
口投与によるのが好ましい。
投与量は通常体重1ゆ当りに0.1η〜100■の範囲
で投与し、特にα2■〜501IFが好ましい。
本発明の処置剤は高血圧症、リウマチ様疾患にする処置
剤としての利用を例示することができる。
次に、本発明の具体的な製剤例を例示するが、本発明は
これら製剤例に限定されるものではない。
本発明の有効成分を経口投与する場合には、錠剤−顆粒
剤、散剤、カプセル剤、液剤とすればよく、医薬的に許
容し得る配合剤を配合し、所望の有効成分を含有する製
剤とすることができる。
固形剤用配合剤としては、例えばデンプン類、乳糖、シ
ョ糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビット、リン酸カル
シウム、硫酸カルシウム、トラガント、ゼラチン、アラ
ビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ポリビニルピロリドン、微結晶セルロ
ース、ステアリン酸マグネシウム、メルク、ポリエチレ
ングリコール、ソルビタンモノオレート、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油等が例示できる。
経口用液剤は、水剤又はシロップ剤等にすればよく、通
常用いられる添加剤例えばメチルセルローズ、フルビッ
トシロップ等を添加してもよい。
また、注射剤として使用する場合には、通常水溶液の形
態にすればよく、この際普通用いられる安定剤などを含
有してもよい。
また、経直腸的投与には、全開などにするのがよく、配
合剤としては、例えば、カカオバター、ポリエチレング
リコール、半合成グリセリドなどが使用でき、この際、
通常用いられる安定剤などを含有してもよい。
更にまた、経皮的に使用する場合には、軟膏剤などにす
ればよく、この際通常用いられる安定剤などを含有して
もよい。
これらの製剤は、有効成分を約1%以上、好ましくは約
10%〜第99%含有させることができる。
製剤例 L 錠剤 下記の成分を有する錠剤を、通常の方法で調製した。
実施例2の化合物           70部乳糖 
       10部 ぼりビニルピロリドン           8部タル
ク                 10部殿粉  
      2部 製剤例 2 散剤 下記の成分を混和して散剤とした。
実施例2の化合物           20部メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム   10部乳糖    
    70部 製剤例 3. カプセル剤 下記の成分を混合し、これを硬質ゼラチンに充てんする
ことによって、カプセル剤を調製した。
実施例3の化合物           70部乳糖 
       25部 ステアリン酸マグネシウム        5部製剤例
 4. シロップ剤 下記成分を混和してシロップ剤とした。
実施例10の化合物           5部白糖 
       15部 精製水                80部製剤例
 5.注射剤 下記成分を注射用蒸留水に溶解し全量を100部(容量
)とする。得られた溶液をアングルに分注した後滅菌し
た。
実施例1Oの化合物          10部ブドウ
糖              4部製剤例 6.軟膏
剤 実施例1の化合物10部を親水軟膏90部に合して軟膏
とした。
製剤例 7.全開 下記の成分を均等に混和し、全剤型に注入し、放冷固化
させて全開とした。
実施例5の化合物           20部カカオ
バター             80部次に、本発明
の特に好ましい化合物の製造法につき、実施例により詳
述するとともに、その物理データを第3表及び第4表に
示した。また、本発明化合物(I)の、出発物質である
前記式(I)化合物及びその反応性鰐導体には新規化合
物もアシ、それらのうち主な化合物の製造法を合成例1
〜5に記した。
合成例 1゜ 3−ベンゾイルチオ−2−(4−メチルベンジル)グロ
ノぞノイルクロリド KOH27,9を水30−に溶解し、p−メチルベンジ
ルマロン酸ジエチルエステルsz9gを徐々に加え、2
時間煮沸させる。今後、水20−を加え、濃HCIにて
pH1とし析出する結晶をエーテル抽出、〃α、SO4
で乾燥する。減圧下濃縮してp−メチルベンジルマロン
酸を白色結晶として40.8g(98%)得る。
ここのマロン酸20.3 I!を冷却下50%ジメチル
マミン水溶液17.6 、Fと水20−に溶解後、さら
にp−メチルベンジルマロン酸20.31Iを溶解する
。これに35%ホルムアルデヒド水溶液1a8IIIを
加えると20分後に固化する。室温にて2時間放置後、
ろ取、水洗、アセトンで洗浄し風乾する(418.9)
。この中間体4ZIFを11V−NaOH160−に溶
解し、IN+−H,50,で中和しながら2時間還流加
熱する。今後、10%H,S04で強酸性とし、析出す
る結晶をろ取、水洗、乾燥して、21p−メチルベンジ
ル)アクリル酸を21.6JF(63%)得る。
このアクリル酸17.69にチオ安息香酸14.51を
加え、おだやかに加熱して溶解した後、水浴上2時間加
熱する。反応後、生成物をシクロヘキサンより再結晶し
て3−ベンゾイルチオ−2−(4−メチルベンジル)プ
ロピオン酸を2Ti(87%)簸得る。
このプロピオン酸9.43 gに塩化チオニル6−を加
え、室温にて一夜攪拌する。過剰の塩化チオニルを減圧
下留去して3−ベンゾイルチオ−2−(4−)fルベン
ジル)プロノダノイルクロリドを油状物として定量的に
得る。10.0.9合成例 2 3−ベンゾイルチオ−2−(2−メトキシベンジル)フ
ロックノイルクロリド 合成例1と同様にしてp−メチルベンジルマロン酸ジエ
チルエステルの代わりに、O−メトキシベンジルマロン
酸ジエテルエステルヲ用いて、3−ベンゾイルチオ−2
−(2−メトキシベンジル)プロパノイルクロリドを油
状物として得る。
合成例 λ 2−(ベンゾイルチオ)メチル−4−(4−メトキシフ
ェニル)ブチリルクロリド 無水エタノール40m1に金属ナトリウム1.93yヲ
溶解t、、マロン酸ジエチルエステル26.9.9を滴
下し、10分間還流加熱する。これにp−メトキシフェ
ネチルプロミド18.1.!i’を1時間で滴下し、6
時間還流加熱する。今後、水200rntを加え析出し
た油状物をエーテル抽出、Mα、SO4乾燥後、溶媒を
留去する。残留物を減圧蒸留して、p−メトキシフェネ
チルマロン酸ジエチルエステルを無色油状物として2o
、a、!1l(82%)得る。
6p159−160℃(2mHg) 次に、合成例1と同様にしてp−メチルベンジルマロン
酸ジエチルエステルの代わりに、このp−メトキシフェ
ネチルマロン酸ジエチルエステルを用いて、2−(ベン
ゾイルチオ)メチル−4−(4−メトキシフェニル)ブ
チリルクロリドを油状物として得る。
合成例 本 3−ベンゾイルチオ−2−(3,4−ジメトキシベンジ
ル)プロパノイルクロリド ベンゼン100−に3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド5(I1マロン酸ジエチルエステル4JL2II、 
 ぎベリジン3ゴおよび酢酸1.5 mlを溶解し、6
時間還流加熱する。生成する水はベンゼンと共沸して除
かれる。今後、ベンゼン1oo−を加えて、水100m
X2.1N−HCl 100ml×2さらに飽和NaH
C0,100mで洗浄する。水洗液をベンゼン30−で
抽出し、2つのベンゼン層を合せて■α、SO4乾燥、
ベンゼン留去後の残留物を減圧蒸留して、3,4−ジメ
トキシベンシリテンマロン酸ジエチルエステル85.6
II(92%)を無色油状物として得る。
これをインプロパノール200Tntに溶解し、水冷下
水素化ホウ素す) IJウム10.5.9を徐々に加え
、5℃にて1時間、さらに10〜20℃にて1時間攪拌
する。31の水を加えエーテル抽出、乾燥後、濃縮して
残留物を減圧蒸留して3,4−ジメトキシベンジルマロ
ン酸ジエチルエステル79.51I(91%)を無色油
状物として得る。
次に、合成例1と同様にしてp−メチルベンジルマロン
酸ジエチルエステルの代わりに、ここで製造した3、4
−ジメトキシベンジルマロン酸ジエチルエステルを用い
て、3−ベンゾイルチオ−2−(3,4−ジメトキシベ
ンジル〕プロノ!ノイルクロリドを油状物として得る。
合成例 5゜ 3−ベンゾイルチオ−2−(4−エトキシベンジル)プ
ロパノイルクロリド 合成例4と同様にして、3,4−ジメトキシベンズアル
デヒドの代わシにp−エトキシベンズアルデヒドを用い
て、3−ベンゾイルチオ−2−(4−エトキシベンジル
)フロックノイルクロリドを油状物として得る。
実施例 I S−エチル−y−〔3−メルカプト−2−(4−メトキ
シベンジル)フロックメイル〕−L−システィン 1)  S−エチル−L−システィン7.5Iを1N−
NaOH50−およびアセトン100−に溶解し、水冷
攪拌下、3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベン
ジル)′fロノ々ノイルクロリド17.41およびIN
−NaOH50−を弱7A/カリ性に保持しながら交互
に滴下する。その後、室温にて2時間攪拌し、反応液を
濃塩酸で強酸性とし、酢酸エチルで抽出、水洗、Ha、
SO,で乾燥する。溶媒留去後の残留物をシリカゲルカ
ラムクロマト精製(CHCl、−MeOH)して〃−(
3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジル)ク
ロパノイル〕−,5−エチル−L−システ ”イン11
.7g(51%)を無色結晶として得る。
この生成物1L7I!を濃アンモニア水20fRtに溶
解し、室温にて一夜攪拌する。反応後、水で希釈し、酢
酸エチルで抽出する。水層を濃塩酸で強酸性とし析出す
る油状物を酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、N
α、SO4で乾燥する。濃縮後の油状物をシリカゲルカ
ラムクロマト(ベンゼン−酢酸エチル)で精製してS−
エチル−M−(3−メルカプト−2−(4−メトキシベ
ンジル)プロパノイル〕−L−システィン4!l’(5
0%)を無色油状物として得る。
2) 1)で製造したS−エチル−#−(3−メルカプ
ト−2−(4−メトキシベンジル)プロ・ぞノイル〕−
L−システィンをエーテルに溶解し、当量のジシクロヘ
キシルアミンのエーテル溶液を加える。析出する結晶を
ろ取し、酢酸エチルより再結晶して表題化合物のジシク
ロヘキシルアミン塩を得る。
実施例 −2 M −C2−’ (4−クロロベンジル)−3−メルカ
クトフロパノイル〕−5−エチル−L−システィン 実施例1と同様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4
−メトキシベンジル)プロパノイルクロリドの代わりに
3−ベンゾイルチオ−2−(4−クロロベンジル)プロ
ノぐノイルクロリドヲ用いて、中間体のN−〔3−ベン
ゾイルチオ−2−(4−クロロベンジル)fロバノイル
)−5−エテル−L−システィンと無色結晶として得る
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色結晶として得る。
実施例 3 #−[2−(4−エトキシベンジル)−3−メルカfト
プロAノイル〕−5−エチル−L−システィン 実施例1と同様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4
−メトキシベンジル)プロパノイルクロリドの代わりに
、3−ベンゾイルチオ−2−(4−エトキシベンジル)
プロパノイルクロリドを用いて、中間体の#−[3−ベ
ンゾイルチオ−2−(4−エトキシベンジル)デロノ!
ノイル)−,5−エチル−L−システィンを無色油状物
として得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色油状物として得る。
実施例 4 S−エテル−〃−〔3−メルカプト−2−(3゜4−ジ
メトキシベンジル)プロパノイル〕−L−システィン 実施例1と同様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4
−メトキシベンジル)フロノ々ノイルクロリドの代わり
に、3−ペンゾイルテ・オー2−(3,4−ジメトキシ
ベンジル)プロノぐノイルクロリドを用いて、中間体の
に−〔3−ベンゾイルチオ−2−(a、4−ジメトキシ
ベンジル)プロパノイル]−5−xチルーL−システ植
ンヲ無色油状物として得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色結晶として得る。
実施例 5 S−エチル−■−〔3−メルカプト−2−(4−メチル
ベンジル)プロパノイル〕−L−システィン 実施例1と同様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4
−メトキシベンジル)プロパノイルクロリドの代わりに
、3−ベンゾイルチオ−2−(4−メチルベンジル)グ
ロノぞノイルクロリドヲ用いて、中間体のN−〔3−ベ
ンゾイルチオ−2−(4−メチルベンジル)760ノ母
ノイル〕−5−エチル−L−システィンを無色結晶とし
て得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物と無色結晶として得る。
実施例 6 S−エテル−#−42−(メルカプトメチル)−4−(
4−メトキシフェニル)ブチリル)−2,−システィン 実施例1と同様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4
−メ)キシベンジル)プロパノイルクロリドの代わシに
、2−(ベンゾイルチオ)メチル−4−(4−メトキシ
フェニル)ブチリルクロリドを用いて、中間体の#−[
2−(ベンゾイルチオ)メチル−4−(4−メトキシフ
ェニル)ブチリル]−5−エチルーL−システインヲ無
色結晶として得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して、
表題化合物を無色結晶として得る。
実施例 7 S−ベンジル−■−(2−ベンジル−3−メルカプトグ
ロノぞノイル)−L−システィン実施例1と同様にして
、S−エチル−L−システィンの代わりに、S−ベンジ
ル−L−システィンを用い、3−ベンゾイルチオ−2−
(4−メトキシベンジル)グロノぐノイルクロリドの代
わシに、3−ペンソイルチオ−2−ベンジルプロ/# 
/ (ルクロリドを用いて、中間体のM−(3−ベンゾ
イルチオ−2−ベンジルプロツノイル)−5−ベンジル
−L−システィンを無色結晶として得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色油状物として得る。
実施例 8 S−ベンジル−■−(2−ベンジル−3−メルカプトグ
ロノやメイル)−N−メチル−L−システィン 実施例1と同様にして、S−エチル−L−システィンの
代わりにS−ベンジル−■−メチルーL−システィンを
用い、3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジ
ル)プロ/ぐノイルクロリドの代わりに3−ベンゾイル
チオ−2−ベンジルプロパノイルクロリドを用いて、中
間体のN−(3−ヘンソイルチオ−2−ペンジルプロ/
4’/イル)−5−ベンジル−M−メチル−L−システ
ィンを無色油状物として得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色油状物として得る。
実施例 9 S−ベンジル−■−(3−メルカプト−2−メチルグロ
パノイル)−M−メチル−L−システィン実施例1と同
様にして、S−エテル−L−7ステインの代わりにS−
ベンジル−N−メチル−L−システィンヲ用い、3−ベ
ンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジル)プロパノ
イルクロリドの代わりに、3−ベンゾイルチオ−2−メ
チルグロノノイルクロリドを用いて、中間体に−〔3−
ベンゾイルチオ−2−メチルブロックノイル)−5−ベ
ンジル−M−メチル−L−システィンヲ無色油状物とし
て得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して、
表題化合物を無色油状物として得る。
実施例 10 ?l−C2−<4−クロロベンジル)−3−)ルカプト
グロノぐノイル〕−5−エチルーL−システィンスルホ
ン 実施例1と同様にして、S−エチル−L−システィンの
代わりにS−エチル−L−システィンスルホンを用い、
3−ベンゾイル−2−(4−メトキシベンジル)プロパ
ノイルクロリドの代わシに3−ベンゾイル−2−(4−
10ロベンジル)プロパノイルクロリドを用いて中間体
のN−[3−ペンソイル−2−(4−クロロベンジル)
7aロノぐノイル〕−5−エチルーL−システィンスル
ホンを得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して表
題化合物を無色結晶として得る。
実施例 11 S−エテル−■−〔3−メルカプト−2−(4−メチル
ベンジル)クロパノイル〕−L−システィンスルホン 実施例1と同様にして、S−エチル−L−システィンの
代わシにS−エチル−L−システィンスルホンヲ用い、
3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジル)プ
ロパノイルクロリドの代わりK 3− ベンゾイルチオ
−2−(4−メチルベンジルングロノ4ノイルクロリド
を用いて、中間体M−(3−ペンソイルチオ−2−(4
−メチルベンジル)フロノ々ノイル〕−3−エチル−L
−システイルスルホンを得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して、
表題化合物を無色結晶として得る。
実施例 12 S−ベンジル−N−(2−ベンジル−3−メルヵプトグ
ロノぐノイル)−L−システィンスルホン実施例1と同
様にして、S−エチル−L−システィンの代わりにS−
ベンジル−L−システインスルホンヲ用い、3−ペンソ
イルチオ−2−(4−メトキシベンジル)プロ/々ノイ
ルクロリドの代ワリに3−ヘンジイルチオ−2−ペンジ
ルプロノ々ノイルクロリドを用いて、中間体M−(3−
ベンゾイルチオ−2−ベンジルグロノ々ノイル)−5−
ベンジル−L−システィンスルホンヲ得る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して、
表題化合物を無色結晶として得る。
実施例 13 S−エチル−N−C2−(メルカゾトメチル)−4−(
4−メトキシフェニル)ブチリル〕−L−システィンス
ルホン 実施例1と同様にして、S−エテル−L−シスナインの
代わりにS−エチル−L−システィンスルホンを用い、
3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジル)プ
ロパノイルクロリドの代わシに、2−(ベンゾイルチオ
)メチル−4−(4−メトキシフェニル)ブチリルクロ
リドを用いて、中間体M−1:2−(ベンゾイルチオ)
メチル−4−(4−メトキシフェニル]フチリル〕−5
−エチル−L−システィンスルホンを無色結晶として得
る。
実施例 14 M−(2−ベンジル−3−メルカゾトグロパノイル)−
5−フェニル−L−システィン 実施例1と同様にして、S−エチル−L−システィンの
代ワリにS−フェニル−L−システィンを用い、3−ベ
ンゾイルチオ−2−(4−メトキシベンジル)ゾロノぐ
ノイルクロリドの代わシに3−ヘンジイルチオ−2−ペ
ンジルプロノ9ノイルクロリドを用いて、中間体■−(
3−ベンゾイルチオ−2−ペンジルプロノ々ノイル)−
5−−yエニルーL−システィンを無色油状物として得
る。
さらに、この生成物を濃アンモニア水で加水分解して、
表題化合物を無色結晶として得る。
実施例 15 S−エテル−〃−〔3−メルカプト−2−メトキシベン
ジル)fロノ9ノイル〕−L−7ステイン実施例1と同
様にして、3−ベンゾイルチオ−2−(4−メトキシベ
ンジル)プロツノイルクロリドの代わりに、3−ベンゾ
イルチオ−2−(2−メトキシベンジル)プロパノイル
クロリドを用(λ− r− いて、中間体*−(a−ベンゾイルチオ−2−メトキシ
ベンジル)クロパノイル〕−5−エチルーL−システィ
ンを無色油状物として得る。  −さらに、この生成物
を濃アンモニア水で加水分解して、表題化合物を無色結
晶として得る。
実施例 16 S−エチル−■−〔3−メルカプト−2−(4−メトキ
シベンジル)グロノ臂ノイル〕−L−システィンのカリ
ウム塩 S−エチル−■−〔3−メルカプト−2−(4−メトキ
シベンジル)デロノ々メイル〕−L−システィンLl、
9の酢酸エチル溶液に、2−エチルヘキサン酸カリウム
α55Nの酢酸エチル溶液を加えて攪拌する。濃縮後、
エーテルを加えて生ずる沈殿ラニーチル、次いでヘキサ
ンで洗浄後、減圧下乾燥して表題化合物を白色粉末とし
て得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但し式中、R^1は低級アルキル基又はフェニル−もし
    くは置換フェニル−低級アルキ ル基を示し、 R^2は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基
    を示し、 R^3は水素原子又は低級アルキル基を示し、AはSも
    しくはSO_2を示し、 上記に於て、R^2が低級アルキル基の場合には、R^
    1は置換フェニル一低級アルキル基を示し、且つR^2
    がベンジル基の場合にには、R^1はメチル基以外の上
    記R^1を示す、そして式中*は不斉炭素原子を示す、 で表わされるメルカプト脂肪酸類誘導体およびその塩類
    。 2、該R^1の置換フェニル−低級アルキル基が、ハロ
    ゲン原子低級アルキル基及び低級アルコキシ基よりなる
    群からえらばれた置換基で置換された置換フェニル−低
    級アルキル基である特許請求の範囲第1項記載のメルカ
    プト脂肪酸類誘導体およびその塩類。 3、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但し式中、R^1は低級アルキル基又はフェニル−もし
    くは置換フェニル−低級アルキ ル基を示し、 R^1は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基
    を示し、 R^3は水素原子又は低級アルキル基を示し、AはSも
    しくはSO_2を示し、 上記に於て、R^2が低級アルキル基の場合には、R^
    1は置換フェニル−低級アルキル基を示し、且つR^2
    がベンジル基の場合には、R^1はメチル基以外の上記
    R^1を示す、そして式中、*は不斉炭素原子を示す、 で表わされるメルカプト脂肪酸類誘導体およびその医薬
    的に許容し得る塩類を有効成分として含有することを特
    徴とするリウマチ様因子不活性化剤。 4、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但し式中、R^1は低級アルキル基、又はフェニル−も
    しくは置換フェニル−低級アル キル基を示し、 R^2は低級アルキル基、フェニル基、又はベンジル基
    を示し、 R^3は水素原子又は低級アルキル基を示し、AはSも
    しくはSO_2を示し、 上記に於て、R^2が低級アルキル基の場合には、R^
    1は置換フェニル−低級アルキル基を示し、且つR^2
    がベンジル基の場合には、R^1はメチル基以外の上記
    R^1を示す、そして式中、*は不斉炭素原子を示す、 で表わされるメルカプト脂肪酸類誘導体およびその医薬
    的に許容し得る塩類を有効成分として含有することを特
    徴とするアンギオテンシン変換酵素阻害剤。
JP596085A 1985-01-18 1985-01-18 メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用 Pending JPS61165362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP596085A JPS61165362A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP596085A JPS61165362A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61165362A true JPS61165362A (ja) 1986-07-26

Family

ID=11625457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP596085A Pending JPS61165362A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61165362A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339855A (ja) * 1986-06-20 1988-02-20 シェリング・コ−ポレ−ション Ace阻害剤の抗高血圧活性を高める医薬組成物
JPH03176465A (ja) * 1989-12-05 1991-07-31 Santen Pharmaceut Co Ltd 含硫黄アミノ酸誘導体
WO1992004894A1 (en) * 1990-09-13 1992-04-02 Meito Sangyo Kabushiki Kaisha Antirheumatic
WO1998009943A1 (fr) * 1996-09-05 1998-03-12 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveaux derives d'amino acide contenant du soufre

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339855A (ja) * 1986-06-20 1988-02-20 シェリング・コ−ポレ−ション Ace阻害剤の抗高血圧活性を高める医薬組成物
JPH03176465A (ja) * 1989-12-05 1991-07-31 Santen Pharmaceut Co Ltd 含硫黄アミノ酸誘導体
WO1992004894A1 (en) * 1990-09-13 1992-04-02 Meito Sangyo Kabushiki Kaisha Antirheumatic
WO1998009943A1 (fr) * 1996-09-05 1998-03-12 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveaux derives d'amino acide contenant du soufre
US6046235A (en) * 1996-09-05 2000-04-04 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Sulfur-containing amino acid derivatives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103492370B (zh) 取代的二氨基甲酰胺和二氨基甲腈嘧啶,其组合物,和用其治疗的方法
AU634319B2 (en) Amino acid derivatives
CA1087205A (en) 2-amino-3-(5-and 6-)benzoylphenylacetic acids, esters and metal salts thereof
KR940007739B1 (ko) 지질분해 활성을 갖는 신규 페닐에탄올 아미노테트랄린의 제조방법
EP0008746B1 (en) Alpha-(n-arylsulfonyl-l-argininamides, processes for their preparation and pharmaceutical compositions containing these substances
JPH01250370A (ja) 新規アミノ酸イミド誘導体、製法ならびに用途
JPS61263998A (ja) 新規なn−(アシルジペプチジル)−アミノグリコ−ル化合物
TWI304064B (en) Phenyl-piperazin methanone derivatives
TW200538112A (en) Novel compounds
JPH05503300A (ja) メタ置換フェニルアラニン誘導体
US5350582A (en) Stable formulation of enalapril salt, a process for the preparation thereof and the use thereof
JPH08501057A (ja) 新規な抗凝結因子ペプチド誘導体及びそれを含有する製薬学的組成物及びその製造方法
JPH07206677A (ja) エンドペプチダーゼ24.15阻害剤
JPH01113353A (ja) 抗高血圧剤としてのα−アミノアシルβ−アミノアシルアミノジオール
CN106879256A (zh) 2‑氨基‑苯并咪唑衍生物及其作为5‑脂氧合酶和/或前列腺素e合成酶抑制剂的应用
JPH01113364A (ja) 非ペプチジルα−コハク酸アミドアシルアミノジオール抗高血圧剤
JPH0742309B2 (ja) チアゾリジン誘導体
JPH02207070A (ja) アミノ酸イミド誘導体、それを含有する医薬及び該化合物の製造中間体
JP4927566B2 (ja) Par−2アゴニスト
JPH04217950A (ja) ヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤
JPS61165362A (ja) メルカプト脂肪酸類誘導体およびその利用
US3740439A (en) Treating hypertension with beta-aminoalkane carboxylic acids
JPH08500119A (ja) レニン抑制物質としてのモルホリノ/チオモルホリノ−末端アルキルアミノエチニルアラニンアミノジオール化合物
TW201936577A (zh) 脂化肽的水溶性鹽以及製備與使用其的方法
JP2923139B2 (ja) 製 剤