JP2719473B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2719473B2
JP2719473B2 JP3347204A JP34720491A JP2719473B2 JP 2719473 B2 JP2719473 B2 JP 2719473B2 JP 3347204 A JP3347204 A JP 3347204A JP 34720491 A JP34720491 A JP 34720491A JP 2719473 B2 JP2719473 B2 JP 2719473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの中抜き処
理が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置には、例えば黒色の
画像を白(又は画像が形成される用紙の色)抜きにした
画像を形成する中抜き処理が可能なものがある。
【0003】図7は従来の画像形成装置において黒画像
データを中抜き処理した結果例を示す説明図である。
【0004】同図に示すように、従来の画像形成装置で
は、例えば黒の画像データの中抜き処理を行う中抜き処
理モードにおいて、先ず、斜線を付して示す文字Aの黒
画像データ91のエッジを求め、エッジの中を白く塗りつ
ぶすことにより、文字Aの中抜き画像92を得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
形成装置の中抜き処理モードにおいてデジタルコピア
(4値)データの中抜きを行う場合には、隣りのビット
と階調が違うと、中抜き処理できれいに白抜きができな
いという問題点がある。
【0006】従って、本発明は、中抜き処理において、
きれいな白抜き画像を得ることのできる画像形成装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】画像データの中抜き処理
が可能な画像形成装置であって、原稿の画像を読み取る
原稿読み取り手段と、原稿読み取り手段により読み取ら
れた原稿の画像データの階調を一定にすると共に階調が
一定にされた画像データを変倍処理する第1の処理手段
と、階調が一定にされた画像データと第1の処理手段に
より変倍処理された画像データとに基づいて中抜き処理
を行う第2の処理手段と、第2の処理手段により中抜き
処理された画像データを記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶された画像データに基づいて用紙上に画像を形成
する画像形成手段とを備えている。
【0008】
【作用】原稿の画像が原稿読み取り手段によって読み取
られ、読み取られた原稿の画像データは第1の処理手段
によって階調が一定にされると共に階調が一定にされた
画像データは変倍処理される。第2の処理手段は階調が
一定にされた画像データと、第1の処理手段によって変
倍処理された画像データとに基づいて中抜き処理を行
う。中抜き処理された画像データは記憶手段に記憶さ
れ、画像形成手段は記憶手段に記憶された画像データに
基づいて用紙上に中抜きにされた画像を形成する。この
ように原稿読み取り手段によって読み取られた原稿の画
像データの階調を一定としてから、中抜き処理が行われ
るので、従って、きれいな白抜き画像を得ることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。ここでは、本発明に係る画像形成装置をデジタル
複写機に適用した例を示す。
【0010】図2は本発明に係る画像形成装置の一実施
例であるデジタル複写機の全体構成を示す側断面図であ
る。
【0011】同図に示すように、この実施例のデジタル
複写機10には、スキャナ部11、レーザプリンタ部12、多
段給紙ユニット13及びソータ14が備えられている。
【0012】スキャナ部11の上部には両面対応自動原稿
送り装置(ADF)15が設置されており、スキャナ部11
は透明ガラスから成る原稿載置台16、可動であるスキャ
ナユニット17、及びスキャナユニット17の位置を制御す
る位置制御デバイスから構成されている。
【0013】この位置制御デバイスはスキャナユニット
17を駆動するスキャナモータ18、プーリ19、並びにスキ
ャナモータ18及びプーリ19の間に張架されたワイヤ20を
含んでおり、位置制御デバイスはスキャナユニット17を
原稿載置台16の長手方向に沿って移動させると共に、所
定の位置に停止させることが可能なように構成されてい
る。
【0014】スキャナユニット17は原稿を露光するラン
プリフレクタアセンブリ21、CCD(光電変換素子)リ
ニアイメージセンサ22、原稿からの反射光像をCCDリ
ニアイメージセンサ22に導くための複数の反射ミラー2
3、及び原稿からの反射光像をCCDリニアイメージセ
ンサ22に結像させるためのレンズ24を含んでいる。
【0015】スキャナ部11は、原稿載置台16上に載置さ
れた原稿を走査する場合には、原稿載置台16の下面に沿
ってスキャナユニット17が移動しながら原稿画像を読み
取り、ADF15を使用する場合には、ADF15の下方の
所定の位置にスキャナユニット17を停止させた状態でA
DF15により搬送される原稿の画像を読み取るように構
成されている。
【0016】原稿画像をスキャナユニット17で読み取る
ことにより得られた画像データは、デジタル複写機10に
含まれている後述する画像処理制御部によって各種処理
が施された後、この画像処理制御部が有しているメモリ
に一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像デー
タをレーザプリンタ部12に与えて用紙上に画像を形成す
る。
【0017】多段給紙ユニット13は第1のカセット28、
第2のカセット29、第3のカセット30、及び選択により
追加可能な第4のカセット31を有している。多段給紙ユ
ニット13では、これらのカセットに収容された用紙の上
から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部12へ
向けて搬送される。
【0018】レーザプリンタ部12は手差し原稿トレイ2
5、レーザ書き込みユニット26及び画像を形成するため
の電子写真プロセス部27を備えている。
【0019】レーザ書き込みユニット26は、上述のメモ
リからの画像データに応じたレーザ光を出射する半導体
レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
及び等角速度偏向されたレーザ光が静電写真プロセス部
27の感光体ドラム27a 上で等速度偏向されるように補正
するf−θレンズ等を有している。
【0020】電子写真プロセス部27は、周知の態様に従
い、感光体ドラム27a の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器32を配
置して成っている。
【0021】定着器32より画像が形成されるべき用紙の
搬送方向下流側には搬送路33が設けられており、搬送路
33はソータ14へ通じている搬送路34と多段給紙ユニット
13へ通じている搬送路35とに分岐している。
【0022】搬送路35は多段給紙ユニット13において分
岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路36及び両
面/合成搬送路37が設けられている。
【0023】反転搬送路36は原稿の両面を複写する両面
複写モードにおいて、用紙の裏表を感光体ドラム27a の
画像形成位置に対して反転するための搬送路である。
【0024】両面/合成搬送路37は、両面複写モードに
おいて反転搬送路36から感光体ドラム27a の画像形成位
置まで用紙を搬送したり、用紙の片面に異なる原稿の画
像や異なる色のトナーで画像を形成する合成複写を行う
片面合成複写モードにおいて用紙を反転することなく感
光体ドラム27a の画像形成位置まで搬送するための搬送
路である。
【0025】多段給紙ユニット13は共通搬送路38を含ん
でおり、共通搬送路38は第1のカセット28、第2のカセ
ット29及び第3のカセット30からの用紙を電子写真プロ
セス部27に向かって搬出するように構成されている。
【0026】共通搬送路38は電子写真プロセス部27へ向
かう途中で第4のカセット31からの搬送路39と合流して
搬送路40に通じている。
【0027】搬送路40は両面/合成搬送路37及び手差し
原稿トレイ25からの搬送路41と合流点42で合流して静電
写真プロセス部27の感光体ドラム27a と転写器との間の
画像形成位置へ通じるように構成されており、これら3
つの搬送路の合流点42は画像形成位置に近い位置に設け
られている。
【0028】従って、レーザ書き込みユニット26及び電
子写真プロセス部27において、上述のメモリから読み出
された画像データは、レーザ書き込みユニット26によっ
てレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム27a
の表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視
像化されたトナー像は多段給紙ユニット13から搬送され
た用紙の面上に静電転写され定着される。
【0029】このようにして画像が形成された用紙は定
着器32から搬送路33及び34を介してソータ14へ送られた
り、搬送路33及び35を介して反転搬送路36へ搬送され
る。
【0030】スキャナ部11は本発明の原稿読み取り手段
の一実施例である。レーザプリンタ部12は本発明の画像
形成手段の一実施例である。
【0031】次に、この実施例のデジタル複写機10に含
まれている画像処理制御部の構成及び機能を説明する。
【0032】図3は図2のデジタル複写機10に含まれて
いる画像データの入力から出力までの処理を行う画像処
理制御部のブロック構成図である。
【0033】同図に示すように、この画像処理制御部は
画像データ入力部51、画像データ処理部52、画像データ
出力部53、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から成
るメモリ54及びCPU(中央演算処理装置)55を備えて
いる。
【0034】画像データ入力部51はCCD部51a 、ヒス
トグラム処理部51b 及び誤差拡散処理部51c を含んでい
る。
【0035】画像データ入力部51は図2のCCDリニア
イメージセンサ22から読み込まれた原稿の画像データを
2値化変換して、2値のデジタル量としてヒストグラム
をとりながら、誤差拡散法により画像データを処理し
て、一旦メモリ54に記憶するように構成されている。
【0036】即ち、CCD部51a では、画像データの各
画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D(アナログ
/デジタル)変換された後、MTF補正、白黒補正又は
ガンマ補正が行われ、256 階調(8ビット)のデジタル
信号としてヒストグラム処理部51b へ出力される。
【0037】ヒストグラム処理部51b では、CCD部51
a から出力されたデジタル信号が256 階調の画素濃度別
に加算され、濃度情報(ヒストグラムデータ)が得られ
ると共に、必要に応じて、得られたヒストグラムデータ
はCPU55へ送られるか、又は画素データとして誤差拡
散処理部51c へ送られる。
【0038】誤差拡散処理部51c では、擬似中間調処理
の一種である誤差拡散処理が行われる。即ち、誤差拡散
処理部51c では、2値化の誤差を隣接画素の2値化判定
に反映させる方法により、CCD部51a から出力された
8ビット/画素のデジタル信号が1ビット(2値)に変
換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するた
めの再配分演算が行われる。
【0039】画像データ処理部52は多値化処理部52a 及
び52b 、合成処理部52c 、濃度変換処理部52d 、変倍処
理部52e 、画像プロセス部52f 、誤差拡散処理部52g 並
びに圧縮処理部52h を含んでいる。
【0040】画像データ処理部52は、入力された画像デ
ータをオペレータが希望する画像データに最終的に変換
する処理部であり、画像データが最終的に変換された出
力画像データとしてメモリ54に記憶されるまで、この処
理部にて処理が行われるように構成されている。
【0041】尚、この画像データ処理部52に含まれてい
る各処理部は必要に応じて機能するものであり、処理が
実行されない場合もある。
【0042】多値化処理部52a 及び52b では、誤差拡散
処理部51c で2値化されたデータが再度256 階調に変換
される。
【0043】合成処理部52c では、画素毎の論理演算、
即ち論理和、論理積又は排他的論理和等の演算が選択的
に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ54
に記憶されている画素データ、及びパターンジェネレー
タ(PG)からのビットデータである。
【0044】濃度変換処理部52d では、256 階調のデジ
タル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて
入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。
【0045】変倍処理部52e では、指示された変倍率に
応じて、入力される既知データにより補間処理を行うこ
とによって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃
度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変
倍処理される。
【0046】画像プロセス部52f では、入力された画素
データに対して様々な画像処理が行われ、特徴抽出等デ
ータ列に対する情報収集が行われ得る。
【0047】誤差拡散処理部52g では、画像データ入力
部51の誤差拡散処理部51c と同様な処理が行われる。
【0048】圧縮処理部52h では、ランレングスという
符号化により2値データが圧縮される。又、画像データ
の圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した
時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0049】画像データ出力部53は復元部53a 、多値化
処理部53b 、誤差拡散処理部53c 及びレーザ出力部53d
を含んでいる。
【0050】画像データ出力部53は、圧縮状態でメモリ
54に記憶されている画像データを復元し、もとの256 階
調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表現と
なる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部53d へ
と画像データを転送するように構成されている。
【0051】即ち、復元部53a では、圧縮処理部52h に
よって圧縮された画像データが復元される。
【0052】多値化処理部53b では、画像データ処理部
52の多値化処理部52a 及び52b と同様な処理が行われ
る。
【0053】誤差拡散処理部53c では、画像データ入力
部51の誤差拡散処理部51c と同様な処理が行われる。
【0054】レーザ出力部53d では、図示していないシ
ーケンスコントローラからの制御信号に基づいて、デジ
タル画素データがレーザを駆動するためのオン(ON)
/オフ(OFF)信号に変換され、レーザがON/OF
F状態となる。
【0055】尚、画像データ入力部51及び画像データ出
力部53において扱われるデータは、メモリ54の容量の削
減のため、基本的には2値データの形でメモリ54に記憶
されているが、画像データの劣化を考慮して4値のデー
タの形で処理することも可能である。
【0056】画像データ処理部52の合成処理部52c は、
本発明の第2の処理手段の一実施例である。変倍処理部
52e は本発明の第1の処理手段の一実施例である。メモ
リ54は本発明の記憶手段の一実施例である。
【0057】次に、図2のデジタル複写機10の上部に設
けられている操作パネルを説明する。
【0058】図4は図2のデジタル複写機10の操作パネ
ルの外観図、及び図5は図4の操作パネルの表示部の基
本画面の拡大図である。
【0059】図4に示すように、操作パネル60には、そ
のほぼ中央に入力部を兼ねた表示部60a 、並びに右端に
はプリントスイッチ60b 及びクリアキー60c が設けられ
ている。表示部60a は例えば、ドットマトリックス状の
液晶表示部の表示面に透明なタッチパネルから構成する
ようにしてもよい。
【0060】図5には電源投入時の基本画面が拡大され
て図4の表示部60a に表示された状態が示されている。
【0061】表示部60a の上部には、複写倍率を選択可
能な倍率選択エリア61、用紙サイズを選択可能な用紙サ
イズ選択エリア62、複写濃度を選択可能なコピー濃度選
択エリア63及び複写枚数を選択可能なコピー枚数選択エ
リア64が設けられている。
【0062】表示部60a の右下部には、中抜き処理等の
付加的な機能を実行するためのモードを選択可能なプラ
ス機能選択エリア65及び中抜き処理モードを設定するた
めのエリア66が設けられている。
【0063】次に、ユーザが図5に示す基本画面のプラ
ス機能選択エリア65に触れてプラス機能設定モードと
し、更にエリア66に触れることにより中抜き処理モード
を設定した場合の図2のデジタル複写機10の動作を、図
2〜図5及び次の各図を参照して説明する。
【0064】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
例であるデジタル複写機において、中抜き処理モードが
設定された場合の動作を説明するためのフローチャート
である。図6は中抜き処理における画像データの処理経
過を示す説明図である。
【0065】ユーザが図5に示す基本画面のプラス機能
選択エリア65に触れてプラス機能設定モードとし、更に
エリア66に触れることにより中抜き処理モードを設定し
た場合には、図1のフローチャートに示すように、先
ず、ステップST1 では、ユーザが原稿を原稿載置台16に
載置したときに押されるプリントスイッチ60b が押され
たか否かを判断する。プリントスイッチ60b が押された
と判断した場合には、ステップST2 へ進む。
【0066】ステップST2 では、図6(A) に斜線を付し
て示す例えば文字Aの黒い原稿画像71をスキャナ部11に
よって読み取り、画像データ入力部51を介して図6(B)
に示すメモリ記憶画像データ72としてメモリ54の特定の
領域に記憶する。メモリ54に記憶されたメモリ記憶画像
データ72は4値データである。
【0067】次いで、ステップST3 では、中抜き処理の
前処理として階調を一定に調整するために、メモリ54に
記憶された4値のメモリ記憶画像データ72を2値化処理
し、図6(C) に示す画像データ73に変換し、メモリ54に
記憶する。
【0068】次いで、ステップST4 では、例えば画像デ
ータ処理部52の変倍処理部52e によって、画像デ−タ73
を基にして上下左右にNピクセル(画素)ずつずらすこ
とにより拡張する。即ち、図6(D) の重ね書きデータ74
として示すように、2値化された画像データ73を上下左
右にNピクセルずつずらして拡張した画像データ74aを
形成し、もとの画像データ73が記憶されている領域とは
異なるメモリ54の領域に記憶する。ここで、Nは1以上
の整数値をとる。
【0069】尚、図6(D) に示す重ね書きデータ74にお
いて、拡張された画像データ74a は、斜線を付した黒色
の文字Aの画像データ73の回りを枠どりしたように便宜
上表されているが、実際には、文字Aの画像データ73よ
りも一回り拡張されたデータとなっている。
【0070】次いで、ステップST5 では、中抜き処理と
して、メモリ54に記憶されている2値化された画像デー
タ73と、Nピクセル分上下左右の4方向に拡張処理され
た2値の画像データ74a とに、例えば画像データ処理部
52の合成処理部52c によって排他的論理和(Ex−O
R)の演算処理を施すことにより、図6(E) に示す中抜
き(白抜き)された画像データ75を求める。
【0071】ここで、Ex−ORの演算処理は、入力と
して互いに相反する信号“0”と、信号“1”とが印加
された場合にのみ出力信号が“1”となり、同極性の入
力信号の場合は出力信号が“0”となり、排他的論理動
作となる演算処理である。
【0072】従って、もとの2値化された画像データ73
と、拡張された画像データ74a との共通部分は相殺削除
されて、拡張されたNピクセル分の太さの枠が形成され
ることにより、図6(E) に示す中抜きされた画像データ
75を得ることができる。
【0073】次いで、ステップST6 では、この中抜きさ
れた画像データ75をメモリ54に記憶し、ステップST7 で
は、メモリ54に記憶された画像データ75を画像データ出
力部53によってレーザプリンタ部12から出力する。
【0074】次いで、ステップST8 では、出力枚数が図
5の基本画面で設定された枚数に等しいか否かを判断す
る。出力枚数が設定された枚数に等しくないと判断され
た場合には、ステップST7 へ戻って出力を繰り返し、出
力枚数が設定された枚数に等しいと判断された場合には
中抜き処理モードの動作を終了する。
【0075】尚、図6(C) に示す2値化されたもとの画
像データ73をNピクセル分、上下左右に縮小して縮小画
像データを形成し、この縮小画像データと、画像データ
73とをEx−OR演算処理することによっても、上述し
たのと同様に、中抜き処理された画像データを得ること
ができる。
【0076】上述の実施例によれば、スキャナ部から入
力された4値の画像データを2値化し階調を一定として
から、抜き幅分拡張した2値化画像データと、拡張する
前のもとの2値化画像データとをEx−OR演算処理す
ることにより中抜き処理するように構成されており、原
稿画像のまわりの汚れやゴミ等も処理され消去されるの
で、従って、中抜き処理において、きれいな白抜き画像
を得ることができる。
【0077】尚、図1のフローチャートに示す中抜き処
理モードにおける動作は、予めプログラミングされ、そ
のプログラムは図3の画像処理制御部に含まれている図
示していないROM(リードオンリメモリ)に記憶され
ており、CPU55によって読み出し、実行することが可
能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像デ
ータの中抜き処理が可能な画像形成装置であって、原稿
の画像を読み取る原稿読み取り手段と、原稿読み取り手
段により読み取られた原稿の画像データの階調を一定に
すると共に階調が一定にされた画像データを変倍処理す
る第1の処理手段と、階調が一定にされた画像データと
第1の処理手段により変倍処理された画像データとに基
づいて中抜き処理を行う第2の処理手段と、第2の処理
手段により中抜き処理された画像データを記憶する記憶
手段と、記憶手段に記憶された画像データに基づいて用
紙上に画像を形成する画像形成手段とを備えている。従
って、中抜き処理において、きれいな白抜き画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例であるデ
ジタル複写機において、中抜き処理モードが設定された
場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施例であるデ
ジタル複写機の全体構成を示す側断面図である。
【図3】図2のデジタル複写機に含まれている画像デー
タの入力から出力までの処理を行う画像処理制御部のブ
ロック構成図である。
【図4】図2のデジタル複写機の操作パネルの外観図で
ある。
【図5】図4の操作パネルの表示部の基本画面の拡大図
である。
【図6】中抜き処理における画像データの処理経過を示
す説明図である。
【図7】従来の画像形成装置において黒画像データを中
抜き処理した結果例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 デジタル複写機 11 スキャナ部 12 レーザプリンタ部 52 画像データ処理部 52c 合成処理部 52e 変倍処理部 54 メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの中抜き処理が可能な画像形
    成装置であって、原稿の画像を読み取る原稿読み取り手
    段と、該原稿読み取り手段により読み取られた原稿の画
    像データの階調を一定にすると共に階調が一定にされた
    画像データを変倍処理する第1の処理手段と、該階調が
    一定にされた画像データと前記第1の処理手段により変
    倍処理された画像データとに基づいて中抜き処理を行う
    第2の処理手段と、該第2の処理手段により中抜き処理
    された画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に
    記憶された画像データに基づいて用紙上に画像を形成す
    る画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP3347204A 1991-12-27 1991-12-27 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2719473B2 (ja)

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