JP2877603B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2877603B2
JP2877603B2 JP4016567A JP1656792A JP2877603B2 JP 2877603 B2 JP2877603 B2 JP 2877603B2 JP 4016567 A JP4016567 A JP 4016567A JP 1656792 A JP1656792 A JP 1656792A JP 2877603 B2 JP2877603 B2 JP 2877603B2
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル複写機等の
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル複写機及びアナログ複
写機は、読取った画像を等倍で転写すると共に、拡大又
は縮小して転写紙に転写する機能を有している。
【0003】ディジタル複写機においては、画像を構成
する画像データに対して単純サンプリング法等を用いて
原稿の縮小を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縮小処
理の場合、アナログ複写機では、光学系の分解能の限度
から、薄くて細い文字などは転写されずに消えてしまっ
ていた。
【0005】一方、従来のディジタル複写機では、画像
データの縮小は、上記したように単純サンプリング法等
を用いて画像データの間引きを実施しているので、1画
素の幅、即ち1ドットの幅しかない細線は縮小率が大き
くなれば転写されずに消去されてしまう。
【0006】従って本発明は、画像縮小時に細線を消さ
ずに転写可能な画像処理装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、原稿画
像を光学的に読取る機能を備えた画像処理装置であっ
て、読取った画像中に含まれる細線を拡幅する手段と、
該手段によって細線の拡幅された画像を縮小処理する手
段とを備え、細線を拡幅する手段が、読取られた画像の
画像データを2値化する手段と、2値化された画像の文
字、図形及び記号以外の背景に対して細線化処理を施す
手段と、細線化処理された画像に対して画像データの2
値を反転する手段と、読取られた画像の文字、図形及び
記号のいずれかを表す画像データ領域を膨張処理する手
段と、反転する手段によって形成された画像データと膨
張処理する手段によって形成された画像データとの論理
積を求める手段とを含む装置が提供される。
【0008】
【0009】
【作用】読取った画像中に含まれる細線を拡幅する手段
によって、読取った画像を縮小する前に細線が拡幅され
る。
【0010】この、細線を拡幅する処理において、読取
られた画像の各画素の画像データはまず2値化され、2
値化された画像の文字、図形及び記号以外の背景の対応
する画素に対して細線化処理がなされる。さらに、細線
化処理された画像に対して各画素の2値が反転される。
他方、読取られた画像の文字、図形及び記号のいずれか
を表す画像データ領域が膨張処理される。そして、反転
する手段によって形成された画像データと膨張処理する
手段によって形成された画像データとの論理積が算出さ
れて、細線が保持された画像が得られる。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明によるディジタル複
写機の一実施例を詳細に説明する。
【0012】図7は本発明の一実施例の構成を概略的に
示すブロック図である。
【0013】図7に示すように、本実施例のディジタル
複写機30には、スキャナ部31、レーザプリンタ部3
2、多段給紙ユニット33及びソータ34が備えられて
いる。 スキャナ部31は透明ガラスから成る原稿載置
台35、両面対応の自動原稿送り装置(ADF)36及
びスキャナユニット40から構成されている。
【0014】多段給紙ユニット33は、第1カセット5
1、第2カセット52、第3カセット53、及び選択に
より追加可能な第5カセット55を有している。多段給
紙ユニット33では、各段のカセットに収納された用紙
の上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部
32へ向けて搬送される。ADF36は、複数枚の原稿
を一度にセットしておき、自動的に原稿を一枚ずつスキ
ャナユニット40へ送給して、オペレータの選択に応じ
て原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取
らせるように構成されている。
【0015】スキャナユニット40は原稿を露光するラ
ンプリフレクタアセンブリ41、原稿から反射光像を電
荷結合素子(CCD)42に導くための複数の反射ミラ
ー43、及び原稿からの反射光像をCCD42に結像さ
せるためのレンズ44を含んでいる。スキャナ部31
は、原稿載置台35に載置された原稿を走査する場合に
は、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット4
0が移動しながら原稿画像を読み取るようにに構成され
ており、ADF36を使用する場合には、ADF36の
下方の所定位置にスキャナユニット40を停止させた状
態で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構成
されている。
【0016】原稿画像をスキャナユニット40で読み取
ることにより得られた画像データは、図示していない後
述する画像処理部へ送られ各種処理が施された後、画像
処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモ
リ内の画像データをレーザプリンタ部32に与えて用紙
上に画像を形成する。
【0017】レーザプリンタ部32は手差し原稿トレイ
45、レーザ書き込みユニット46及び画像を形成する
ための電子写真プロセス部47を備えている。レーザ書
き込みユニット46は、上述のメモリからの画像データ
に応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を
等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向された
レーザ光が静電写真プロセス部47の感光体ドラム48
上で等角速度偏向されるように補正するf−θレンズ等
を有している。
【0018】電子写真プロセス部47は、周知の態様に
従い、感光ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器49を
配置して成っている。定着器49より画像が形成される
べき用紙の搬送方向下流側には搬送路50が設けられて
おり、搬送路50はソータ34へ通じている搬送路57
と多段給紙ユニット33へ通じている搬送路58とに分
岐している。搬送路58は多段給紙ユニット33におい
て分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路50
a及び両面/合成搬送路50bが設けられている。反転
搬送路50aは原稿の両面を複写する両面複写モードに
おいて、用紙の裏表を反転するための搬送路である。両
面/合成搬送路50bは、両面複写モードにおいて、反
転搬送路50aから感光ドラム48の画像形成位置まで
用紙を搬送したり、用紙の片面に異なる原稿の画像や異
なる色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合
成複写モードにおいて用紙を反転することなく感光ドラ
ム48の画像形成位置まで搬送するための搬送路であ
る。
【0019】多段給紙ユニット33は共通搬送路56を
含んでおり、共通搬送路56は第1カセット51、第2
カセット52、第3カセット53からの用紙を電子写真
プロセス部47に向かって搬出するように構成されてい
る。共通搬送路56は電子写真プロセス部47へ向かう
途中で第4カセット55からの搬送路59と合流して搬
送路60に通じている。搬送路60は両面/合成搬送路
50b及び手差し原稿トレイ45からの搬送路61と合
流点62で合流して静電写真プロセス部47の感光体ド
ラム48と転写器との間の画像形成位置へ通じるように
構成されており、これら3つの搬送路の合流点62は画
像形成位置に近い位置に設けられている。 従って、レ
ーザ書き込みユニット46及び電子写真プロセス部47
において、上述のメモリから読み出された画像データ
は、レーザ書き込みユニット46によってレーザ光線を
走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電
潜像として形成され、トナーによって可視像化されたト
ナー像は多段給紙ユニット33から搬送された用紙の面
上に静電転写され定着される。このようにして画像が形
成された用紙は定着器49から搬送路50及び57を介
してソータ34へ送られたり、搬送路50及び58を介
して反転搬送路50aへ搬送される。
【0020】次に、本実施例のディジタル複写機30に
含まれる画像処理部の構成及び機能について説明する。
【0021】図8は、画像処理部の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【0022】ディジタル複写機30に含まれる画像処理
部は、画像データ入力部70、画像処理部71、画像デ
ータ出力部72、RAM(ランダムアクセスメモリ)等
から構成されるメモリ73及びCPU(中央処理演算装
置)74を備えている。画像データ入力部70はCCD
部70a、ヒストグラム処理部70b及び誤差拡散処理
部70cを含んでいる。
【0023】画像データ入力部70は、図7に示すCC
D42から読み込まれた原稿の画像データを多値化(8
ビット)変換して、多値のディジタル量としてヒストグ
ラムをとりながら、誤差拡散法によって画像データを4
値化処理して、メモリ73に一旦記憶するように構成さ
れている。即ち、CCD部70aでは、画像データの各
画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換された
後、MTF補正、白黒補正又はガンマ補正が行われ、2
56階調(8ビット)のディジタル信号としてヒストグ
ラム処理部70bへ出力される。
【0024】ヒストグラム処理部70bでは、CCD部
70aから出力されたディジタル信号が256階調の画
素濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が
得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラム
データはCPU74へ送られ、又は画素データとして誤
差拡散処理部70cへ送られる。誤差拡散処理部70c
では、疑似中間調処理の一種である誤差拡散法、即ち4
値化の誤差を隣接画素の4値化判定に反映させる方法に
より、CCD部70aから出力された8ビット/画素の
ディジタル信号が2ビット(4値)に変換され、原稿に
おける局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算
が行われる。
【0025】画像処理部71は多値化処理部71a及び
71b,合成処理部71c、濃度変換処理部71d、変
倍処理部71e,画像プロセス部71f,誤差拡散処理
部71g並びに圧縮処理部71hを含んでいる。画像処
理部71は、入力された画像データをオペレ−タが希望
する画像データに最終的に変換する処理部であり、メモ
リ73に最終的に変換された出力画像データとして記憶
されるまでこの処理部にて処理するように構成されてい
る。但し、画像処理部71に含まれている上述の各処理
部は必要に応じて機能するものであり、機能しない場合
もある。
【0026】即ち、多値化処理部71a及び71bで
は、誤差拡散処理部70cで4値化されたデータが再度
256階調に変換される。
【0027】合成処理部71cでは、画素毎の論理演
算、即ち論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択
的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ
73に記憶されている画素データ及びパターンジェネレ
ータ(PG)からのビットデータである。
【0028】濃度変換処理部71dでは、256階調の
ディジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基
づいて入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定さ
れる。
【0029】変換処理部71eでは、指示された変倍率
に応じて、入力される既知データにより補間処理を行う
ことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍処理される。
【0030】画像プロセス部71fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。
【0031】誤差拡散処理部71gでは、画像データ入
力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われ
る。
【0032】圧縮処理部71hでは、ランレスグスとい
う符号化により4値データが圧縮される。又、画像デー
タの圧縮に関しては、最終的な出力データが完成した時
点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0033】画像データ出力部72は復元部72a、多
値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ出
力部72dを含んでいる。
【0034】画像データ出力部72は、圧縮状態でメモ
リ73に記憶されている画像データを復元し、元の25
6階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表
現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部7
2dへデータを転送するように構成されている。即ち、
復元部72aでは、圧縮処理部71hによって圧縮され
た画像データが復元される。
【0035】多値化処理部72bでは、画像処理部71
の多値化処理部71a及び71bと同様な処理が行われ
る。誤差拡散処理部72cでは、画像データ入力部70
の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われる。
【0036】レーザ出力部72dでは、図に示していな
いシーケンスコントローラからの制御信号に基づき、デ
ィジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換さ
れ、レーザがオン/オフ状態となる。
【0037】尚、画像データ入力部70及び画像データ
出力部72において扱われるデータは、メモリ73の容
量の削減のため、基本的には4値データの形でメモリ7
3に記憶されているが、2値のデータの形で処理するこ
とも可能である。
【0038】次に、本発明の主要部分である、画像中に
含まれる細線を拡幅する手段の一実施例について説明す
る。
【0039】本発明による画像中に含まれる細線を拡幅
する手段は、変倍処理前の画像データに対して細線部分
を太らせるような処理を行う。また、これは、基本的に
は、CPUにて処理されるプログラムであるので、図8
に示した画像処理部の回路を変更する必要ない。
【0040】図1は、画像中に含まれる細線を拡幅する
手段の一実施例の処理手順を示すフローチャート図であ
る。
【0041】初めに、図8に示すメモリ73に蓄えられ
た4値の画像データは再度256階調の画像データに多
値化された後、2値化する手段によって例えば黒を0、
白を255、とする2値のデータに2値化される(ステ
ップS1)。黒は、一般的に、文字、図形又は記号等を
表しており、白は背景を表している。次に、細線化処理
を施す手段である細線化アルゴリズムに基づいて、白の
データに対して細線化処理を行う(ステップS2)。即
ち、これによって、細線部分が拡幅することになる。そ
して、画像データの2値を反転する手段によって背景に
対して細線化処理を施した2値の画像データを白黒反転
する(ステップS3)。即ち、0を255として、25
5を0とする。これによって、太った細線部分は、2進
数で11111111で表されるデータを有することに
なる。
【0042】他方、256階調の画像データを膨脹処理
する手段である膨脹アルゴリズムに基づいて膨脹処理す
る(ステップS4)。即ち、256階調のデータで細線
部分を拡幅させる。次に、ステップS3で反転された2
値の反転データとステップS4で得られた256階調の
膨脹データとを用いて、論理積を求める手段に基づいて
これらのデータの各画素における論理積を算出して、A
ND合成処理を行う(ステップS5)。そして、最後
に、AND合成処理で得られた画像データに対して補間
変倍処理を行い(ステップS6)、処理結果の画像をメ
モリに保持した後画像出力部を用いて転写を行う。
【0043】従って、本実施例によるディジタル複写機
は上記手段を備えたので、縮小変倍処理時の1ドットラ
インの消えや、鉛筆書き原稿のかすれ等を、画像処理の
ための回路を変更すること無く防止することができる。
【0044】図2は、上記したフローチャート図におけ
る一連の処理の過程における画像の一例を示している。
同図に示すように、Aという文字は256階調のデータ
として拡幅される。
【0045】次に、上記した細線化アルゴリズム、膨脹
アルゴリズム、AND合成処理、及び変倍処理の単純サ
ンプリング法の一例について図を参照して説明する。
【0046】図3は、細線アルゴリズムの一例による処
理例、図4は、膨脹アルゴリズムの一例による処理例、
図5は、AND合成処理の一例による処理例、図6は、
単純サンプリング法の一例を示す。
【0047】細線化とは、一般的には、与えられた文
字、図形、又は記号から線幅を細めて幅1の中心線を抽
出する操作のことである。本実施例では、上記したよう
に背景のデータについて細線化を実行する。細線化アル
ゴリズムは、次に示す規則に従う。
【0048】(a)処理対象の画素のデータは白(10
進数で255)、即ち背景である。 (b)4−近傍に1つでも黒(10進数で0)の画素が
あり、かつ、8−近傍に白の画素が2つ以上ある場合、
処理対象の画素のデータを白から黒に変える。
【0049】この規則に従って、処理された4つの例を
図3(A)から(D)に示す。但し、4−近傍とは、図
3(A)の左の3x3画素で、処理対象の中心の画素に
対して黒の4つの画素のことであり、8−近傍とは、周
囲8つ全ての画素のことである。
【0050】例えば、図3(B)では、処理対象の中心
画素が白で、左の4−近傍画素が黒であり、8−近傍に
白の画素が6つあるので、上記規則を満たし中心画素の
データは黒に変換される。
【0051】尚、細線化アルゴリズムは、上記した実施
例に限られるものではなく、同様な効果が得られるので
あれば、他の規則に従ったものでもよい。
【0052】本実施例の膨脹アルゴリズムは、次に示す
規則に従う。
【0053】(a)処理対象の画素のデータは白(10
進数で255)、即ち背景である。 (b)8−近傍の画素において、白以外のデータで一番
大きな値を処理画素のデータとする。
【0054】例えば、図4では、処理対象の中心画素が
白(10進数で255)であり、8−近傍において25
5以外で一番大きな値である220を処理対象の画素の
データとして図4(B)に示すデータを得る。
【0055】尚、膨脹アルゴリズムは、上記した実施例
に限られるものではなく、同様な効果が得られるのであ
れば、他の規則に従ったものでもよい。
【0056】AND合成処理は、各画素において、上記
細線化アルゴリズムによって拡幅された細線の反転デー
タと膨脹アルゴリズムによって得られた256階調のデ
ータとの論理積を求めるものである。
【0057】図5に示すように、画像Aと画像BとのA
ND合成処理は、各画素において2進数のデータの各ビ
ットで論理積を実行することによって達成される。従っ
て、画像Aにおける10進数で255、即ち2進数で1
1111111の画素に対応する画像Bのデータが、処
理後そのまま維持され、画像Aにおける10進数で0、
即ち2進数で00000000の画素に対応する画像B
のデータは、処理後10進数で0となる。
【0058】本実施例の単純サンプリング法は、次に示
す手順で実行される。図6に示すように、例えば4x4
の画素マトリックスを1/2に縮小する場合、まず、2
列目、4列目の画素を間引き、(B)の画素マトリック
スを求め、次に、2行目、4行目を間引いて(C)の画
素マトリックスを求めて1/2に縮小する。このよう
に、画素を間引いて縮小する方法を総称して単純サンプ
リング法と呼んでいる。任意の縮尺の縮小は、この単純
サンプリング法と補間処理とを用いて実行される。
【0059】従って、上記したこれらのアルゴリズムを
用いることにより、画像の縮小変倍処理時の1ドットラ
インの消えや、鉛筆書き原稿のかすれ等を防止して、細
線を保存することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、読取った画像中に含まれる細線を拡幅する手段と、
該手段によって細線の拡幅された画像を縮小処理する手
段とを備え、細線を拡幅する手段が、読取られた画像の
画像データを2値化する手段と、2値化された画像の文
字、図形及び記号以外の背景に対して細線化処理を施す
手段と、細線化処理された画像に対して画像データの2
値を反転する手段と、読取られた画像の文字、図形及び
記号のいずれかを表す画像データ領域を膨張処理する手
段と、反転する手段によって形成された画像データと膨
張処理する手段によって形成された画像データとの論理
積を求める手段とを含むので、縮小変倍処理時の1ドッ
トのライン消えや、鉛筆書き原稿のかすれ等を、画像処
理のための回路を変更すること無く防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる細線を拡幅する手段の一実施例
の処理手順を説明するフローチャート図である。
【図2】本発明に係わる細線を拡幅する手段の一実施例
による処理例を示す説明図である。
【図3】細線化アルゴリズムの一例による処理例を示す
説明図である。
【図4】膨脹アルゴリズムの一例による処理例を示す説
明図である。
【図5】AND合成処理の一例による処理例を示す説明
図である。
【図6】単純サンプリング法の一例を示す説明図であ
る。
【図7】本発明に係わるディジタル複写機の一例の構成
を概略的に示す断面図である。
【図8】本発明に係わるディジタル複写機に含まれる画
像処理部の構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
70 画像データ入力部 71 画像処理部 72 画像データ出力部 73 メモリ 74 CPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/393 G06T 3/40 G06T 5/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読取る機能を備えた
    画像処理装置であって、読取られた画像中に含まれる細
    線を拡幅する手段と、該手段によって細線の拡幅された
    画像を縮小処理する手段とを備え、前記細線を拡幅する
    手段が、読取られた画像の画像データを2値化する手段
    と、2値化された画像の文字、図形及び記号以外の背景
    に対して細線化処理を施す手段と、前記細線化処理され
    た画像に対して画像データの2値を反転する手段と、前
    記読取られた画像の文字、図形及び記号のいずれかを表
    す画像データ領域を膨張処理する手段と、前記反転する
    手段によって形成された画像データと前記膨張処理する
    手段によって形成された画像データとの論理積を求める
    手段とを含むことを特徴とする画像処理装置。
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