JP2717414B2 - 着霜防止装置 - Google Patents

着霜防止装置

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JP2717414B2 JP63187268A JP18726888A JP2717414B2 JP 2717414 B2 JP2717414 B2 JP 2717414B2 JP 63187268 A JP63187268 A JP 63187268A JP 18726888 A JP18726888 A JP 18726888A JP 2717414 B2 JP2717414 B2 JP 2717414B2
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この発明は着霜防止装置に関し、さらに詳しくは、車
両のフロントウインドウガラスに駐車中に付着する霜を
防止する装置に関する。
【従来の技術】
車両のフロントウインドウは運転中の前方視界を良好
に保つ必要から車両にはワイパ装置が搭載されているの
であるが、このワイパ装置は雨滴の除去には適している
が、ガラス面に凍結付着した霜を払拭することはできな
い。 そのために、フロントウインドウガラスに凍結した霜
を一旦溶かしてから、ワイパにより払拭することが提案
されており、その代表的な例として特開昭58-174046号
公報に記載されたものがある。この先行例はバッテリ
と、ワイパモータとの回路中に、車外気温が所定温度以
下になると動作する外気温センサと、このセンサ出力に
よりオンするスイッチと、このスイッチに接続するタイ
ムリレーとを備えたもので、駐車中、車外気温が所定温
度以下になると前記センサ、スイッチ、さらにはタイム
リレーが順次作動してワイパモータを間欠駆動させ、ワ
イパの拭取り作用により着霜を防止している。 また、フロントウインドウガラスを合せガラスとする
と共に、その合わせ面間に透明薄膜状の発熱体をサンド
イッチして、エンジン始動時にバッテリから発熱体に大
電流を供給して、ジュール熱により2〜4分の短時間の
うちにフロントウインドウガラスに凍結した霜を溶解す
るようなものも知られている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例のようにワイパの拭取り作用に
より着霜を防止するものは、着霜防止範囲がワイパの拭
取り領域に限られるので視界が不十分となる問題があ
る。 また、合せガラス間にサンドイッチされた発熱体によ
り霜を溶解する形式のものでは、通常、発熱体に高電圧
を印加して所定の電流値を得るようになるので、例えば
直流−交流交換器などのコスト高になる手段が必要とな
る。また絶縁不良部があると高電圧印加に伴うリークに
より感電事故を招く恐れもある。さらに、比較的短時間
であっても霜を溶かすには大電流が必要であって、1回
あたりの消費電力は寒冷地では1500ワット時以上にもな
り、これに対応すべくオルタネータやバッテリの容量を
増大しなければならない等の問題がある。 そこで、この発明は、低電圧で作動して消費電力も少
ないものでありながら、フロントウインドウガラス全面
の着霜を未然に防止できる着霜防止装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的のため、この発明は、導電発熱薄膜をガラス
の全面に内蔵し、ガラスの一辺とこれに対向する他辺と
に沿って一対の電極を備えたフロントウインドウガラス
と、該フロントウインドウガラスの表面温度が0℃以下
でオンになる温度センサと、前記フロントウインドウガ
ラスに接する外気湿度が飽和点になる直前でオンになる
湿度センサとを備え、前記温度センサ及び前記湿度セン
サの出力が共にオンの時に前記一対の電極を介して前記
導電性薄膜に給電する着霜防止装置であって、前記フロ
ントウインドウガラスにおける前記温度センサ及び湿度
センサの取付位置を、前記一対の電極のうち電極長の長
い一方の電極近傍に定めたことを特徴とする。
【作用】
このような手段では、フロントウインドウガラスの表
面温度が0℃以下となり、かつ、ウインドウガラスに接
する外気中の水蒸気が飽和点に達する直前にのみ発熱体
に給電がなされてフロントウインドウガラス表面を水蒸
気の飽和温度以上に保つと共に、フロントウインドウガ
ラスに設けられる温度,湿度の両センサは、フロントウ
インドウガラスの一辺とこれに対向する他辺とに沿って
一対に設けられた電極のうち電極長の長い側に取り付け
られ、フロントウインドウガラスを加熱する際に発熱密
度が小さくガラス面温度が低い部分の温度と湿度をセン
シングしている。これによって、不必要な加熱を防止し
て電力消費を抑えると共に、フロントウインドウガラス
全面にわたって確実に着霜の防止を行うことができる。
【実施例】
以下、この発明の実施例を添付した図面に沿って説明
する。これらの図において符号1は着霜防止用バッテリ
を示し、車載用バッテリとは別に搭載する。このバッテ
リ1の出力端には主スイッチ2が設けてあり、この主ス
イッチ2と直列にリレースイッチ3が組込まれ、このス
イッチ3を介してフロントウインドウガラス4を形成す
る合せガラス間にサンドイッチされた発熱体4Aに、電極
4X,4Yを介して給電されるようになっている。 そして、前記リレースイッチ3と並列に電磁石を形成
するコイル11が接続されており、このコイル11と直列で
あって、かつ、フロントウインドウガラス4の発熱体4A
に対して並列にスイッチングトランジスタ12が接続さ
れ、このスイッチングトランジスタ12のベースには温度
センサ13、湿度センサ14の出力がアンドゲート15を経て
入力される回路をもつ着霜防止コントローラ10を構成し
ている。 とくに、前記発熱体4Aの電極4X,4Yはフロントウイン
ドウガラス4の上縁と、下縁とに沿って配置されるので
あって、通常乗用車の場合、フロントウインドウガラス
の上縁長lの方がその下縁長Lより短く、電極の単位長
当りの発熱量は上縁の電極4Xの方が大きい。それがた
め、温度センサならびに、湿度センサを発熱量の小さい
場所、言換えると、電極4Y寄りの位置に配置してセンシ
ングすることで、第4図に示すようにセンシング場所が
上縁近くの場合着霜防止残域Zが生じるのを防ぎ、フロ
ントウインドウガラス全面の除霜域Vとすることを可能
にしている。 次に、この発明の着霜防止装置の運転について説明す
る。先ず、冬期などにおいて着霜しそうな条件下で長時
間駐車することが余儀なくされる場合には、主スイッチ
2を「ON」にして、着霜防止装置のためのバッテリ1を
電源とする電源回路を閉じる。着霜条件であるフロント
ウインドウガラスの表面温度が0℃以下でフロントウイ
ンドウガラスに接する外気湿度が100%の条件にならな
い限り、主スイッチ2は閉じられてもリレースイッチ3
は開かれたままであるから発熱体4Aには電力の供給は行
われず、フロントウインドウガラス4は加熱されない。 また、前記着霜気象条件になると、温度センサ13、湿
度センサ14からの出力信号をアンドゲート15に入力し、
アンドゲート15の出力は「H」となり、その結果、スイ
ッチングトランジスタ12を駆動することになってコイル
11が励磁されてリレースイッチ3を閉じる。これによ
り、フロントウインドウガラス4のもつ発熱体4Aは電極
4X,4Yを介して供給される電流により発熱し、フロント
ウインドウガラス4の表面を加熱し、着霜を防止してい
る。 とくに、着霜条件をセンシングする位置を、発熱密度
の小さい位置である電極長の長い側としたから、着霜条
件としては霜の着き易い部分の条件に従ってフロントウ
インドウガラス4を加熱するのでその全面の着霜を確実
に防いでいる。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の着霜防止
装置によれば、着霜条件を検出する温度センサと、湿度
センサとの出力の論理積により導電発熱薄膜を内蔵した
フロントウインドウガラスを加熱制御すると共に、前記
両センサの取付け場所をフロントウインドウガラスの電
極の長さの長い電極寄りに定め構成したから、着霜気象
条件下ではフロントガラス全面を加熱して着霜を未然に
防止することができ、しかも、着霜し易い場所において
着霜条件をセンシングしているから全面の視界を良好に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による着霜防止装置の回路を示す説明
図、第2図はフロントウインドウガラスにおけるセンシ
ング位置を示す正面説明図、第3図はフロントウインド
ウガラスにおける発熱分布説明図、第4図はセンシング
位置と防霜残域との関係を示す説明図である。 1……着霜防止用バッテリ、2……主スイッチ 3……リレースイッチ、4……フロントウインドウガラ
ス、4A……発熱体、4X,4Y……電極 10……着霜防止コントローラ 11……コイル、12……スイッチングトランジスタ 13……温度センサ、14……湿度センサ 15……アンドゲート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電発熱薄膜をガラスの全面に内蔵し、ガ
    ラスの一辺とこれに対向する他辺とに沿って一対の電極
    を備えたフロントウインドウガラスと、該フロントウイ
    ンドウガラスの表面温度が0℃以下でオンになる温度セ
    ンサと、前記フロントウインドウガラスに接する外気湿
    度が飽和点になる直前でオンになる湿度センサとを備
    え、前記温度センサ及び前記湿度センサの出力が共にオ
    ンの時に前記一対の電極を介して前記導電性薄膜に給電
    する着霜防止装置であって、 前記フロントウインドウガラスにおける前記温度センサ
    及び湿度センサの取付位置を、前記一対の電極のうち電
    極長の長い一方の電極近傍に定めたことを特徴とする着
    霜防止装置。
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EP3518616A1 (en) * 2018-01-26 2019-07-31 AGC Glass Europe Method and arrangement for de-icing a transparent window using an electric heating device

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