JP2717374B2 - 止水構造 - Google Patents
止水構造Info
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- JP2717374B2 JP2717374B2 JP7039111A JP3911195A JP2717374B2 JP 2717374 B2 JP2717374 B2 JP 2717374B2 JP 7039111 A JP7039111 A JP 7039111A JP 3911195 A JP3911195 A JP 3911195A JP 2717374 B2 JP2717374 B2 JP 2717374B2
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Description
棒を回転および前後移動させ、吐水状態と止水状態に切
替える止水構造に関するものである。
から、この種のネジ機構には台形ネジが用いられている
けれども、開弁時に水圧が変化すると、台形ねじのクリ
アランスにより、弁棒に取付けられている止水弁がガタ
ガタ動き、振動が発生したり、閉弁時においては、水撃
音(ウォータハンマ)等の異常音が発生したりする。特
に、この台形ねじのクリアランスは弁棒の軸芯方向にお
いて大きい。
振動、異常音の発生を防止することが提案されている。
しかし、三角パッキンを締付けるために用いるナットの
締付トルクに左右され作動トルクが高く、切替時のハン
ドル操作が重いという問題がある。
ルクを軽くすることが提案されているけれども、O−リ
ング構造にしても台形ねじのクリアランスによる振動、
異常音の発生を防止することが難しい。
で、弁室内の水圧が変化しても台形ねじのクリアランス
による振動、異常音の発生を防止できる止水構造を提供
することを目的としている。
に、この発明は、弁室内に形成された吐出口のまわりの
弁座に対し進退する止水弁と、この止水弁の軸芯部位を
介して前記止水弁が取付けられている弁棒と、この弁棒
を回転および前後移動させるネジ機構とを備えた止水構
造において、前記止水弁を第1弁体および第2弁体から
構成するとともに、前記弁棒の先端に前記吐出口に挿入
可能な大きさのフランジを設け、更に、前記第1弁体が
前記弁棒の軸芯部位のまわりに、かつ軸芯方向に摺動す
るよう付勢遊嵌され、前記第2弁体が前記第1弁体の先
端外周面のまわりに、前記軸芯方向に摺動するよう遊嵌
され、かつ、この第2弁体の前記弁座に対向する面はテ
ーパ状に形成される一方、前記第2弁体と共に、前記第
1弁体を吐出口側に付勢する弾性体を設けたことを特徴
とする。
時では、まず、ネジ機構により弁棒を回転させながら軸
芯方向に沿って吐出口側とは反対側の開弁方向に弁棒が
移動して、弁棒の先端に設けたフランジが第1弁体の先
端面に当接する。このとき、第2弁体は、弁座に当接し
たままの閉弁状態である。
ら軸芯方向に弁棒が移動すると、吐出口側に付勢する弾
性体の付勢力に抗してフランジが第1弁体を押圧し、第
1弁体が開弁方向に摺動する。
したままの第2弁体間に、弁室内の水圧を低下させるよ
う弁室内と下流側とを連通する水抜き流路を形成する隙
間が開き、この隙間を介して弁室内の水圧を下流側へ逃
がすことができる。
芯方向に弁棒が移動すると、第1弁体と共に、第2弁体
が第1弁体の先端外周面上を開弁方向に摺動する。この
際、前述したように、隙間を介して弁室内の水圧が低下
するので、この開弁を軽い操作で行える。
て、第1弁体が閉弁する。
口側に付勢されており、ネジ機構により弁棒を回転させ
ると、軸芯方向に沿って吐出口側の閉弁方向に弁棒が移
動する一方、第1弁体の先端外周面上を第2弁体が閉弁
方向に摺動して、第1弁体よりも先に第2弁体が閉弁す
る。さらに、弁棒を回転させながら軸芯方向に弁棒が移
動すると、第1弁体も閉弁する。この際、第2弁体の前
記弁座に対向する面はテーパ状に形成されており、その
断面積が、吐出口側に行くにつれて、徐々に小さくなっ
ているので、第2弁体の閉弁時においては、急激な閉止
を回避できる。よって、従来のような水撃音(ウォータ
ハンマ)等の異常音が発生したりするのを防止できる。
の前記付勢力が加わり、従来のように、ネジ機構のクリ
アランスにより、弁棒に取付けられている止水弁が軸芯
方向にガタガタ動き、振動が発生したりするのを確実に
防止できる。
明する。なお、それによってこの発明は限定を受けるも
のではない。図1は、ホルダー1に対して嵌脱自在に保
持されるシャワー栓2を備えたシャワー装置3を示し、
同図において、4は、洗面台の奥側の板部5に立設され
た湯水混合用の止水栓(例えば、サーモ洗髪洗面混合
栓)で、湯の供給管6および水の供給管(図示せず)が
接続されている。7は前記止水栓4の吐出口で、可撓性
の蛇腹管8によって保護された可撓管9が、シャワー栓
2と前記止水栓4の吐出口7とにわたって連結されてい
る。また、図中の10は、止水栓4に設けられた湯水混
合室である。
図中の11は、湯水混合室10に連通する弁室で、湯水
混合室10は温度調整用ハンドル(図示せず)を介して
湯の供給管6および水の供給管に接続されており、弁室
11の上部に前記ホルダー1が連設されている。
の弁座12に対し進退する水抜き弁(第1弁体)13と
切替弁(第2弁体)14が設けられている。
部位のまわりに、かつ軸芯方向(A方向)に摺動するよ
う付勢遊嵌され、切替弁14が水抜き弁13の先端外周
面のまわりに、A方向に摺動するよう遊嵌され、かつ、
この切替弁14の前記弁座12に対向する面14aはテ
ーパ状に形成されている。
に移動させる台形ねじ(ネジ機構)で、これは、弁棒1
5後端部に形成された雄ねじ17(図1参照)と、弁箱
18に内嵌する筒体19の内壁に形成された雌ねじ20
とからなる。
側)に押圧するスプリング21の一端が筒体19の支持
面19aに固定されて弁棒15の軸芯部位のまわりに配
置されている。なお、22は座金である。
入可能な大きさのフランジ23が設けられている。な
お、24はEリングである。そして、25は、ビス26
を介して弁棒15に固着され、止水・吐水状態を切替え
るハンドルである。また、30〜34は、Oリングであ
る。
図3、図6に示す閉弁時においては、ハンドル25が止
水方向一杯に回されており、切替弁14が弁座12に当
接するとともに、水抜き弁13がスプリング21の付勢
力で切替弁14と一体的に吐出口7を被う状態でシャワ
ー栓2への湯水混合水を止水している。図6において、
P1は弁室11内の水圧である。
ず、ハンドル25を吐水方向に少しだけ回すと、開弁方
向に弁棒15が移動して、弁棒15の先端に設けたフラ
ンジ23が水抜き弁13の先端面13aに当接する。こ
のとき、切替弁14は、弁座12に当接したままの閉弁
状態である。
と、スプリング21の付勢力に抗してフランジ23が水
抜き弁13を押圧し、水抜き弁13が弁棒15の軸芯部
位上を開弁方向に摺動する。
間に隙間Sが開き、弁室11内と外部のシャワー栓2側
とを連通する水抜き流路Qが形成される(図4、図7参
照)。これにより、弁室11内の水圧P1を下流側へ逃
がすことができる。
に回し(図5、図8参照)、水抜き弁13と共に、切替
弁14が開弁方向に摺動するとき、弁室11内の水圧P
2(P1>P2)が低下しているから、軽く開弁でき
る。
プリング21の付勢力が加わり、従来のように、台形ね
じのクリアランスにより、弁棒に取付けられている止水
弁が軸芯方向にガタガタ動き、振動が発生したりするの
を確実に防止できる。
1によって吐出口側に付勢されている水抜き弁13はフ
ランジ23に当接した状態(図5参照)で、ハンドル2
5が吐水方向に回される。すなわち、この状態で、水抜
き弁13の先端外周面上を切替弁14が閉弁方向に摺動
して、水抜き弁13よりも先に切替弁14が閉弁する。
その後、水抜き弁13も閉弁する。
面14aはテーパ状に形成されており、その断面積が、
吐出口7側に行くにつれて、徐々に小さくなっているの
で、急激な閉止を回避できる。よって、従来のような水
撃音(ウォータハンマ)等の異常音が発生したりするの
を防止できる。
ランスにより弁棒に取付けられている止水弁が軸芯方向
にガタガタ動き、振動が発生したりするのを確実に防止
できる。
開弁時には、第1弁体と共に第2弁体が開弁方向に摺動
し、第1弁体および弁座に当接したままの第2弁体間
に、弁室内と下流側とを連通する水抜き流路を形成する
隙間が形成されるので、この隙間を介して弁室内の水圧
を下流側へ逃がすことができ、弁室内の水圧が低下して
ネジ機構による開弁を軽い操作で行うことができる。
て、第1弁体が閉弁するとき、第2弁体の弁座に対向す
る面はテーパ状に形成されており、その断面積が、吐出
口側に行くにつれて、徐々に小さくなっているので、第
2弁体の閉弁時においては、急激な閉止を回避できる。
よって、従来のような水撃音(ウォータハンマ)等の異
常音が発生したりするのを防止できる。
の前記付勢力が加わり、従来のように、ネジ機構のクリ
アランスにより、弁棒に取付けられている止水弁が軸芯
方向にガタガタ動き、振動が発生したりするのを確実に
防止できる。
れるシャワー装置を示す全体構成説明図である。
明図である。
路を示す全体構成説明図である。
明図である。
明図である。
路を示す要部構成説明図である。
明図である。
3…水抜き弁(第1弁体)、14…切替弁(第2弁
体)、14a…弁座に対向する面、15…弁棒、16…
台形ねじ、21…スプリング、23…フランジ、S…隙
間、Q…水抜き流路。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁室内に形成された吐出口のまわりの弁
座に対し進退する止水弁と、この止水弁の軸芯部位を介
して前記止水弁が取付けられている弁棒と、この弁棒を
回転および前後移動させるネジ機構とを備えた止水構造
において、前記止水弁を第1弁体および第2弁体から構
成するとともに、前記弁棒の先端に前記吐出口に挿入可
能な大きさのフランジを設け、更に、前記第1弁体が前
記弁棒の軸芯部位のまわりに、かつ軸芯方向に摺動する
よう付勢遊嵌され、前記第2弁体が前記第1弁体の先端
外周面のまわりに、前記軸芯方向に摺動するよう遊嵌さ
れ、かつ、この第2弁体の前記弁座に対向する面はテー
パ状に形成される一方、前記第2弁体と共に、前記第1
弁体を吐出口側に付勢する弾性体を設けたことを特徴と
する止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039111A JP2717374B2 (ja) | 1995-02-04 | 1995-02-04 | 止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039111A JP2717374B2 (ja) | 1995-02-04 | 1995-02-04 | 止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08210517A JPH08210517A (ja) | 1996-08-20 |
JP2717374B2 true JP2717374B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=12543979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039111A Expired - Fee Related JP2717374B2 (ja) | 1995-02-04 | 1995-02-04 | 止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717374B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001061225A1 (fr) * | 2000-02-18 | 2001-08-23 | Hitachi, Ltd. | Soupape de limitation de debit, du type a moteur, et procede de fabrication associe |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50148932A (ja) * | 1974-05-20 | 1975-11-28 | ||
NO172410C (no) * | 1991-04-04 | 1993-07-14 | Covent As | Ventil for stroemmende medium i vaeskeform |
JPH0671973U (ja) * | 1993-03-23 | 1994-10-07 | 株式会社ノーリツ | 止水弁 |
-
1995
- 1995-02-04 JP JP7039111A patent/JP2717374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001061225A1 (fr) * | 2000-02-18 | 2001-08-23 | Hitachi, Ltd. | Soupape de limitation de debit, du type a moteur, et procede de fabrication associe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08210517A (ja) | 1996-08-20 |
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