JPH0671973U - 止水弁 - Google Patents

止水弁

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JPH0671973U
JPH0671973U JP1346293U JP1346293U JPH0671973U JP H0671973 U JPH0671973 U JP H0671973U JP 1346293 U JP1346293 U JP 1346293U JP 1346293 U JP1346293 U JP 1346293U JP H0671973 U JPH0671973 U JP H0671973U
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JP
Japan
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valve
water
spindle
valve body
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1346293U
Other languages
English (en)
Inventor
勝広 樋高
洋 松居
幸弘 神馬
秀仁 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
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Publication of JPH0671973U publication Critical patent/JPH0671973U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 止水弁において、通水停止を一層確実に行え
るようにして、信頼性を向上させる。 【構成】 通水路の途中に設けられるケーシング1の内
周壁に、通水方向に沿って複数段にわたって弁座6a,
6bが形成されるともに、モータ8によって進退される
スピンドル10が配置され、このスピンドル10には、
その軸方向の前後にストッパ14,16が固定され、両
ストッパ14,16の間には、各弁座6a,6bに対して
個別に当接、離間する各弁体18a,18bがスピンドル
10の軸方向に沿ってそれぞれ摺動可能に設けられ、こ
れらの各弁体18a,18b間および弁体18bとストッ
パ16間には、各弁体18a,18bを弁座6a,6bに向
けて付勢する弾性体20a,20bが介設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、給湯器などの通水路を流れる湯水を止めたり、その流量を調整した りする場合に使用される止水弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の止水弁には、図2に示す構成のものがある。
【0003】 この止水弁は、通水路の途中に設けられるケーシング1を有し、このケーシン グ1には、入水口2と出水口4とが形成されるとともに、ケーシング1の内周壁 の入水口2の近傍に弁座6が形成されている。また、ケーシング1の外部にはモ ータ8が取り付けられ、このモータ8にはケーシング1を内外に貫通するスピン ドル10がギヤ機構部12を介して進退可能に取り付けられている。さらに、ケ ーシング1内に位置するスピンドル10には、その前後にストッパ14,16が 固定され、両ストッパ14,16の間には、弁座6に対して当接、離間する弁体 18がスピンドル10の軸方向に沿って摺動可能に設けられている。さらに、こ の弁体18と後段のストッパ16との間には、この弁体18を弁座6に向けて付 勢する圧縮バネ20が設けられている。そして、上記の弁体18は、弁体本体2 2と、この弁体本体22の先端に取り付けられたゴム製のパッキン24と、スピ ンドル10に嵌め込まれた通水阻止用のOリング26と、このOリング26の固 定用として弁体本体22に螺合された止め具28とからなる。なお、30は水漏 れ防止用のOリングである。
【0004】 この構成において、図示のように弁体18が弁座6から離れている場合には、 ケーシング1の入水口2から流入した湯水は、そのまま出水口4から出ていく。
【0005】 この状態から通水を停止するには、モータ8を駆動してスピンドル10を入水 口2に向けて進出させる。この進出に伴い、スピンドル10に取り付けられた弁 体18も弁座6に接近して、弁体18のパッキン24が弁座6に当接する。そし て、当接後にさらにスピンドル10が若干量進出されることで圧縮バネ20が圧 縮され、その反作用で弁体18が弁座6に向けて押圧されて止水状態となる。
【0006】 このように、上記構成の止水弁は、弁体18が徐々に弁座6に接近して通水が 停止されるので、通水停止時の衝撃(いわゆるウォータハンマ)が生じることもな く、しかも、通水路の開度調整による流量制御も行えるという利点を有する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図2に示した従来の上記構成においては、ケーシング1内に弁座6 と弁体18との組み合わせが一対設けてあるだけなので、通水停止が不十分とな ることがあった。
【0008】 すなわち、スピンドル10や弁体18と弁座6との取り付け誤差や、弁体18 のパッキン24のへたり等の影響により、弁体18が弁座6に十分に接触せず、 両者18,6間にわずかな間隙を生じることがあり、そのため、通水を停止した つもりでも、若干水漏れが生じることがある。
【0009】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、通水停止を一層確 実に行えるようにして、信頼性を向上させることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、次の構成を採る。
【0011】 すなわち、本考案の止水弁は、通水路の途中に設けられるケーシングの内周壁 に通水方向に沿って複数段にわたって弁座が形成されるともに、モータによって 進退されるスピンドルが配置され、このスピンドルには、その軸方向の前後にス トッパが固定され、両ストッパの間には、各弁座に対して個別に当接、離間する 各弁体がスピンドルの軸方向に沿ってそれぞれ摺動可能に設けられ、これらの各 弁体間および弁体とストッパ間には、各弁体を弁座に向けて付勢する弾性体が介 設されている。
【0012】
【作用】
上記構成において、モータの駆動によりスピンドルが前進されると、まず、一 つの弁座に弁体が接触して通水路を閉じ、さらに、スピンドルが前進すると、他 の弁座に弁体が順次接触して通水路を閉じるので、従来のように一対の弁座と弁 体とで通水停止を行う場合よりも通水停止を一層確実に行えることになる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係る止水弁の構成を示す断面図であり、図2に示した 従来例に対応する部分には同一の符号を付す。
【0014】 この実施例の止水弁は、通水路の途中に設けられるケーシング1を有し、この ケーシング1には、入水口2と出水口4とが形成されるとともに、ケーシング1 の内周壁の入水口2の近傍には通水方向に沿って口径の異なる弁座6a,6bが前 後2段にわたって形成されている。また、ケーシング1の外部にはモータ8が取 り付けられ、このモータ8にはケーシング1を内外に貫通するスピンドル10が ギヤ機構部12を介して進退可能に取り付けられている。さらに、ケーシング1 内に位置するスピンドル10には、その前後にストッパ14,16が固定され、 両ストッパ14,16の間には、各弁座6a,6bに対して当接、離間する弁体1 8a,18bがスピンドル10の軸方向に沿って摺動可能に設けられている。また 、これらの弁体18a,18bの間、および後段の弁体18bと後段のストッパ1 6との間には、これらの弁体18a,18bを弁座6a,6bに向けて付勢する弾性 体としての圧縮バネ20a,20bがそれぞれ介設されている。そして、前段の圧 縮バネ20aのばね力よりも後段の圧縮バネ20bのばね力の方が大きく設定され ている。
【0015】 上記の各弁体18a,18bは、弁体本体22a,22bと、この弁体本体22a ,22bの先端に取り付けられたゴム製のパッキン24a,24bと、スピンドル 10に嵌め込まれた通水阻止用のOリング26a,26bと、このOリング26a ,26bの固定用として弁体本体22a,22bに螺合された止め具28a,28b とからなる。なお、30は水漏れ防止用のOリングである。
【0016】 この構成において、図示のように各弁体18a,18bが弁座6a,6bから離れ ている場合には、ケーシング1の入水口2から流入した湯水は、そのまま出水口 4から出ていく。
【0017】 この状態から通水を停止するには、モータ8を駆動してスピンドル10を入水 口2に向けて進出させる。この進出に伴い、スピンドル10に取り付けられた各 弁体18a,18bもそれぞれ弁座6a,6bに接近し、最初は前段の弁体18aの パッキン24aが弁座6aに当接する。そして、当接後にさらにスピンドル10が 進出されることで、次に後段の弁体18bのパッキン24bが弁座6bに当接する 。そして、両弁体18a,18bが共に各弁座6a,6bにそれぞれ当接してからさ らにスピンドル10が若干量進出されることで、圧縮バネ20a,20bの反作用 で各弁体18a,18bが弁座6a,6bに向けて押圧されて止水状態となる。
【0018】 このように、前後2段にわたって通水停止を行うので、確実に止水状態が保持 される。
【0019】 なお、上記の実施例では、前後2段にわたって通水停止を行うようにしている が、さらに多段に弁座と弁体とを設けた構成にしてもよいのは勿論である。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、従来と同様に、流量制御とウォータハンマ発生を回避できる のみならず、弁座と弁体との組み合わを複数対設けた構成としたことにより、従 来に比べて通水停止を一層確実に行えるようになり、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る止水弁の構成を示す断面
図である。
【図2】従来の止水弁の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、6a,6b…弁座、10…スピンドル、
14,16…ストッパ、18a,18b…弁体、20a,
20b…弾性体(圧縮バネ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市丸 秀仁 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水路の途中に設けられるケーシングの
    内周壁には、通水方向に沿って複数段にわたって弁座が
    形成されるともに、モータによって進退されるスピンド
    ルが配置され、このスピンドルには、その軸方向の前後
    にストッパが固定され、両ストッパの間には、前記各弁
    座に対して個別に当接、離間する各弁体がスピンドルの
    軸方向に沿ってそれぞれ摺動可能に設けられ、これらの
    各弁体間および弁体とストッパ間には、各弁体を前記弁
    座に向けて付勢する弾性体が介設されていることを特徴
    とする止水弁。
JP1346293U 1993-03-23 1993-03-23 止水弁 Pending JPH0671973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1346293U JPH0671973U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 止水弁

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JP1346293U JPH0671973U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 止水弁

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Publication Number Publication Date
JPH0671973U true JPH0671973U (ja) 1994-10-07

Family

ID=11833816

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JP1346293U Pending JPH0671973U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 止水弁

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210517A (ja) * 1995-02-04 1996-08-20 Sanei Suisen Seisakusho:Kk 止水構造
JP2010175175A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Daikin Ind Ltd 空気調和システム
JP2011094796A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Benteler Automobiltechnik Gmbh スチームトラップ
JP2014137077A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Eagle Industry Co Ltd 弁構造
JP2022105359A (ja) * 2021-01-04 2022-07-14 株式会社ミヤワキ バルブとこれを用いた減圧弁

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JP2010175175A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Daikin Ind Ltd 空気調和システム
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