JP2717333B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2717333B2
JP2717333B2 JP3352645A JP35264591A JP2717333B2 JP 2717333 B2 JP2717333 B2 JP 2717333B2 JP 3352645 A JP3352645 A JP 3352645A JP 35264591 A JP35264591 A JP 35264591A JP 2717333 B2 JP2717333 B2 JP 2717333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ回線等を
通じて受信されるイメージデータの品質を評価できるフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置は、会社の事業
所間の文書の交換や、各種の事業用や家庭用に広く利用
されている。通常、ファクシミリは、送信側で文書等の
内容を光学的に読取り、これをイメージデータに変換し
て受信側に送る。受信側では、そのイメージデータを用
紙上に印刷し、受信文書を作成する。しかしながら、受
信文書は人間が肉眼で読むためのもので、コンピュータ
その他の情報処理装置にそのまま利用することができな
い。そこで、ファクシミリ装置に文字認識装置を組み合
わせたものが使用されるようになった。このような装置
では、イメージデータを受信した後に、その画像中の文
字を読み取って符号化する。即ち、イメージデータは最
終的に文字コード化して、コンピュータ等に取り入れら
れる。このようにすれば、ファクシミリ装置を用いて、
受信側のファクシミリ装置に接続されたコンピュータ
に、所定のデータを入力して一定の処理をすることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送信側のフ
ァクシミリ装置において、文書を光学的に読取り、これ
をイメージデータに変換する際には、イメージセンサや
文書を照らす照明の明るさ等の条件によって、得られる
データのコントラストがばらつく。従って、このイメー
ジデータを受信側のファクシミリ装置で再生した場合
に、その画質にばらつきが生じる。図2に、このような
ばらつきが生じた場合の、ファクシミリ受信状態説明図
を示す。図2の(a)は、正常受信状態における画像
で、画像1の中にアルファベットの大文字ABCDが描
かれている。このような文字が文字枠2の中に記入され
ている場合に、文字認識装置は、それぞれの文字を認識
し、文字コードに変換する。
【0004】図2の(b)には、ノイズ混入受信状態の
画像を示す。ここでは、画像1上に文字ABCD以外
に、帯状の縞3がノイズとして混入している。また図2
(c)には、かすれ発生受信状態の画像を示す。図の場
合、画像1には3つの文字ABDは鮮明に表されている
が、Cの文字は、かすれによってほとんど認識すること
ができない。また、図2の(b)の場合、いずれかの文
字の上に縞3が重なり合うと、その文字を認識すること
ができなくなる。このように、受信状態が極めて悪いに
もかかわらずファクシミリが受信され、それがすべて文
字認識装置に自動的に読み込まれ、コンピュータに入力
するためのデータに変換されてしまうと、コンピュータ
に誤ったデータや信頼性の無いデータが入力されてしま
うことになる。ファクシミリ装置を用いて、送信側から
データを入力するようなシステムでは、送信側で受信状
態の評価をすることができない、従って、誤ったデータ
がそのままコンピュータに入力されてしまう恐れもあ
る。
【0005】なお、上記のように、ファクシミリ装置に
文字認識装置を組み込んだ構成のものに限らず、一般の
ファクシミリ装置においても、印刷された画像の品質が
悪い場合には、非常に読みづらかったり、あるいは情報
が誤って伝えられてしまう場合がある。本発明は、以上
の点に着目してなされたもので、受信側において受信さ
れたイメージデータの評価を行って、オペレータに通知
したり、また文字認識手段の読取り動作を禁止したりす
ることのできる、ファクシミリ装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マーク読取り
方向に所定の間隔で配列された複数のマークから成る受
信状態評価マークを画像と共に読み取ってイメージデー
タとして送信する送信側に接続されるファクシミリ装置
であって、受信したイメージデータを一時的に格納する
画像メモリと、この画像メモリ上でマークの少なくとも
一方の縁を読み取ってパルスを発生させるマーク読取り
手段と、該読み取ったパルスと保持している受信状態評
価マークのマークとを比較し、比較数差に基づいてイメ
ージデータの受信状態を判定する状態判定手段と、状態
判定手段が受信状態を正常と判定すると、画像メモリ上
のイメージデータから文字認識を実行する文字認識手段
とを備えている。 一方、状態判定手段が受信状態を異常
と判定すると、マークを含むイメージデータを送信側に
送り返す返送制御手段を備えてもよい。
【0007】
【作用】信号伝送路6を介して、受信手段11がイメー
ジデータを受信すると、これが画像メモリ12に格納さ
れる。その画像上には、受信状態評価マークがあって、
これをマーク読取り手段13が読取り、状態判定手段1
4が評価する。マーク読取りの結果は、一定の基準に基
づいて評価し、受信状態を判定する。受信状態が悪けれ
ば、文字認識手段15による認識をやめ、返送制御手段
16により送信側に返送したり、キー入力手段18によ
りオペレータが手入力する。これにより、受信画像の品
質を保ち、誤った認識結果が採用されるのを防止でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のファクシミリ装置実施例を示
すブロック図である。図の装置では、送信側ファクシミ
リ装置5に対し、信号伝送路6を介して受信側ファクシ
ミリ装置10が接続されている。この受信側ファクシミ
リ装置10は、受信手段11と、画像メモリ12、マー
ク読取り手段13、状態判定手段14、文字認識手段1
5、返送制御手段16、印刷出力手段17、キー入力手
段18及び認識結果送信手段19を備えている。図の送
信側ファクシミリ装置5は、広く一般に使用されている
通常のファクシミリ装置であって差し支えない。また、
信号伝送路6は、ファクシミリ伝送用に設けられた通常
の電話回線やローカルエリアネットワーク等の通信回線
から構成される。受信手段11は、一般のファクシミリ
装置の受信部等からなり、また画像メモリ12は、少な
くとも1画面分を格納できる半導体メモリ等から構成さ
れる。ここで本発明の実施にあたっては、送信側ファク
シミリ装置5において送信する文書の一部に、受信状態
評価マークを記載する。これが信号伝送路6を介して、
受信側ファクシミリ装置10により受信される。
【0009】図3に受信状態評価マーク説明図を示す。
図において、送信対象の文書1の上隅部分には、バーコ
ード状に多数のマークがマーク読取り方向に所定の間
隔、例えば等間隔で設けられて成る受信状態評価マーク
8が存在する。そして文書1の中央寄りには文字枠7が
設けられて、その中に文字「012345」が記載され
ている。本発明の装置においては、このような文字枠7
の中に記載された文字の認識を行うのに先立って、まず
受信状態評価マーク8が正しく受信されたか否かの評価
を行う。図1に示したマーク読取り手段13と状態判定
手段14は、その判定を行うための回路である。
【0010】図4、図5、図6及び図7に、そのような
マーク読取り動作の説明図を示す。まず図4は、正常受
信時の受信状態評価マーク8を表している。ここで、図
1に示したマーク読取り手段13は、まず画像を図中の
一点鎖線の矢印で示したX方向に走査し、この走査をY
方向に移動しながら周期的に繰り返して、マークの読取
りを行う。即ち一定の距離だけX方向に走査した後、一
単位の距離だけY方向にシフトし、さらにX方向に走査
するといった動作を繰り返す。従って、図面のように、
Y方向に規則的に等間隔に並んだマーク18を、X方向
の線で切り刻みながら、その読取りを行うといった動作
となる。このような動作によって、後で説明するよう
に、受信状態評価マーク8を構成するマーク18の数が
認識される。例えばその数が 100個あった場合、その 1
00個を正確にマーク読取り手段13で読み取ることがで
きれば、受信状態は良好であると判断することができ
る。
【0011】図5には、大きなノイズの混入した場合の
マーク読取り動作説明図を示す。図のように、図4で説
明したと同様の要領でマーク数の読取りを行うと、マー
ク18のY方向に沿った切れ目の数を数えてマーク数を
カウントするから、図5に示したような大きなノイズ1
9が、二つのマーク18をまたぐように覆いかぶさって
いると、この二つのマークは一つのマークと認識されて
しまう。従って、マーク読取り手段により認識されたマ
ーク数が、実際のマーク数より少なくなる。これによっ
て、受信状態が悪いと判断することができる。
【0012】図6には、かすれが発生した場合のマーク
読取り動作説明図を示す。この例では、かすれの最も極
端な状態として、マークが一つ消滅したものを示してい
る。従って、このような受信状態評価マークをマーク読
取り手段13で読み取れば、そのマーク数がやはり少な
目に認識される。即ち、この場合にも受信状態が悪いと
判断される。
【0013】図7は、マークの間に比較的幅の狭い小ノ
イズが存在する場合の動作説明図である。この場合に
は、例えば図の例に示すように、正規のマーク18の切
れ目を認識した後、小ノイズ17を認識し、その次にま
たマークの切れ目を認識した後、正規のマーク18を認
識するといった動作を行うことになる。これによって、
マーク読取り手段13は、実際のマーク数よりも多くの
マーク数を検出することになる。このような場合にも受
信状態が悪いと認識することができる。以上のような評
価を行うためには、受信状態評価マーク8を構成する各
マーク18は、ファクシミリ装置の分解能の3〜4倍程
度の大きさに選定することが好ましい。従って、例えば
そのY方向の幅と各マークの間隔は 0.5mm以上に選定す
る。また各マーク18のX方向の長さは5mm程度に選定
する。またパターンの濃度は、 0.5PCS(プリント・
コントラスト・シグナル)程度に選定する。
【0014】図8には、本発明のファクシミリ装置の要
部をさらに具体化したブロック図を示す。なお、この図
は、主に図1のマーク読取り手段13と、状態判定手段
14を中心とする回路構成を具体化したものである。こ
の装置には、画像メモリ12と、二つのアドレスカウン
タ22および23が備えられている。画像メモリ12
は、受信されたイメージデータ21を格納しておくメモ
リである。また、アドレスカウンタ22は、X方向のア
ドレス信号を発生して、画像メモリ12をアクセスする
回路である。また、アドレスカウンタ23は、Y方向の
アドレスを発生して、画像メモリ12をアクセスする回
路である。これらのアドレスカウンタ22、23の動作
によって、先に図4で説明したような、X方向とY方向
の所定の範囲での規則的な受信状態評価マークの読取り
を行うことができる。
【0015】こうして読み取られた受信状態評価マーク
、黒点カウンタ25に入力するよう結線されている。
そして、基準値レジスタ26と黒点カウンタ25の出力
が、マーク認識コンパレータ27に入力し、このマーク
認識コンパレータ27の出力は、その信号を1ライン分
遅延する1ラインシフトラッチ31に入力する。また、
マーク認識コンパレータ27の出力は、1ラインシフト
ラッチ31の出力と共に、変化点検出コンパレータ32
に入力するよう結線されている。黒点カウンタ25から
この変化点検出コンパレータ32までの部分は、マーク
読取り手段13に該当する。次に変化点検出コンパレー
タ32の出力は、黒マークカウンタ33に入力し、この
黒マークカウンタ33の出力と黒マーク数レジスタ34
の出力が、ともに判定用コンパレータ35に入力するよ
う結線されている。黒マークカウンタ33と黒マーク数
レジスタ34及び判定用コンパレータ35の部分は状態
判定手段14に該当する。
【0016】以上の構成の回路は、次のように動作す
る。図9に、図8の回路の出力信号の内容を示すタイム
チャートを図示した。この図9と図8とを用いて、回路
動作を具体的に説明する。まず、先に説明した要領で、
画像メモリ12から受信状態評価マークをX方向に読み
取ると、X方向の走査線とマークとが重なり合った箇所
で、その走査線の長さに比例した数の黒点が認識され
る。黒点カウンタ25は、その黒点をカウントする。基
準値レジスタ26には、予めX方向の走査線とマークと
の重なり合った部分の長さに相当する黒点の数か、ある
いは、それよりやや少ない黒点の数が設定されており、
マーク認識コンパレータ27において黒点カウンタ25
の出力と比較される。
【0017】図9の(a)には基準値レジスタ26の出
力を示し、(b)には黒点カウンタ25の出力を示す。
黒点カウンタ25の出力は、黒点をカウントしている間
は順に増加し、t秒間でX方向の操作が1回終了する
と、ゼロクリアされる。従って、図のように鋸の歯の形
状の出力が得られる。マーク認識コンパレータ27は、
これらの信号を比較して、黒点カウンタ25の出力が基
準値レジスタ26の出力よりも大きい場合だけハイレベ
ルの信号を出力する。この信号が図9(c)に示したも
のである。
【0018】マーク認識コンパレータ27の出力は、直
接変化点検出コンパレータ32に入力する一方、1ライ
ンシフトラッチ31にも入力する。この1ラインシフト
ラッチ31は、ちょうどX方向の1回の操作時間t秒分
だけ、マーク認識コンパレータ27の出力を遅延するよ
う動作する回路である。従って図9(d)に示すよう
に、1ラインシフトラッチ31の出力は、同図(c)に
示したものよりもt秒分シフトして出力される。これが
変化点検出コンパレータ32に入力する。
【0019】この変化点検出コンパレータ32は、図9
の(e)に示したようなタイミングで検出動作を行う、
即ちタイミングT1 、T2 、T3、T4 、T5 …といっ
た時間に、2つの入力信号を比較する。ここで、タイミ
ングT1 、T2 では、変化点検出コンパレータ32の2
つの入力信号は何れも等しい、従って変化点検出コンパ
レータ32の出力はローレベルである、しかしながらタ
イミングT3 では、ちょうど走査線がマークとマークの
間の白紙部分を走査するため、マーク認識コンパレータ
27の出力がローレベルとなる、これにより変化点検出
コンパレータ32の入力は不一致となって、その出力信
号がハイレベルに変わる。
【0020】このような変化点は、白地部分を走査し次
に黒地マークと交差する部分を走査した場合にも同様に
生じる。これが図9のタイミングT4 の部分である。従
って、この部分においても変化点検出コンパレータ32
の出力はハイレベルとなる。その後タイミングT5 、T
6 では、タイミングT1 、T2 と同様の出力となる。そ
の結果黒マークカウンタ33には、図9の(f)に示し
たような信号が入力することになる。この信号は、ちょ
うど受信状態評価マークのマーク数の2倍のパルスを含
む信号となる。
【0021】黒マークカウンタ33は、そのようなパル
スをカウントし、黒マーク数レジスタ34の出力と判定
用コンパレータ35において比較される。黒マーク数レ
ジスタ34には、予め受信状態評価マークを構成する黒
マークの例えば2倍の数に相当するデータを設定してお
く。これによって判定用コンパレータ35は、最終的に
読み取られたマーク数が正しいか否かの判断をし、一定
の判定出力を得ることができる。
【0022】なお、この実施例では、予め設定された黒
マーク数と実際に読み取られたマーク数とが一致しない
限り、受信状態が不良と判定される。しかしながら、例
えばこの判定用コンパレータ35の出力が一定の範囲の
値にあるならば、受信状態は良いと判定できるような構
成のものとすれば、ある程度の読取り誤差は、実質的に
文字読取り認識等に影響することがないとして無視する
こともできる。このような動作をさせるためには、判定
用コンパレータ35として、良く知られたウインドコン
パレータを使用すれば良い。
【0023】図1に示した状態判定手段14が、上記の
ような処理に基づいてマーク読取り結果の判定を行う
と、もしその判定が受信状態良好という様な内容のもの
である場合、文字認識手段15が用紙に記載された文字
の認識を開始する。一方受信状態が悪く文字の認識に誤
りが発生する可能性が高いと判断された場合には、文字
認識手段15の動作が禁止される。このような場合、そ
の旨はオペレータに通知され、オペレータは、例えば送
信側に対しもう一度ファクシミリ伝送を依頼する様な処
置を取る。また、オペレータが肉眼で認識し判別できる
ような認識誤りであれば、オペレータがコンピュータの
端末装置を操作して、手作業でデータの修正等を行えば
よい。
【0024】本発明の第3発明は、図1に示す返送制御
手段16により実現する。即ち、この返送制御手段16
は、状態判定手段14が文字認識手段15の動作を禁止
した場合に、画像メモリ12に格納されたイメージデー
タの一部または全部を信号伝送路6を介して送信側ファ
クシミリ装置5に向けて転送する。この場合、少なくと
も受信状態評価マークを含み、好ましくは全てのイメー
ジデータを返送するようにすれば、送信側ファクシミリ
装置5において受信側ファクシミリ装置10と同様の評
価を行うことができる。これにより、例えば送信側ファ
クシミリ装置5における画像読取りのための機構が不良
な場合、これを調整した上で、再度正常な画像を受信側
ファクシミリ装置10に対して送信することができる。
また、信号伝送路6の状態が不良なために生じたもので
あれば、信号伝送路6の状態が回復した後に同一の手順
を繰り返し、正常な画像を受信側ファクシミリ装置10
に向け送信すればよい。このように第3発明において
は、送信側に受信したイメージデータを返送することに
よって、調整を促し、システム全体の画像品質を一定に
保つことができる。
【0025】次に、本発明の第3発明においては、状態
判定手段14が文字認識手段15の動作を禁止した場
合、その結果が印刷出力手段17に通知される。この印
刷出力手段17はプリンタ等から構成され、状態判定手
段14からその旨の通知を受けると、画像メモリ12に
格納されたイメージデータを使用してそのまま印刷用紙
に印刷する。オペレータはその印刷内容を読取り、肉眼
によって文字認識が可能な場合、その結果をキー入力手
段18を用いて入力する。このキー入力手段18は、通
常の情報処理装置に使用されるキーボード等から構成さ
れる。この受信側ファクシミリ装置10の文字認識手段
15の出力と、キー入力手段18の出力は共に認識結果
送信手段19に入力するよう構成されている。認識結果
送信手段19は図示しない上位装置に対し、認識結果を
送信する通信制御回路等から構成される。
【0026】これにより、たとえ文字認識手段15によ
って認識が容易でないような受信状態であっても、オペ
レータの検証によって、肉眼で認識が可能な限り、その
認識結果は正常に上位装置に伝えられる。なお、肉眼で
も認識が不可能な場合には、例えば先に説明した返送制
御手段16を動作させて、送信側ファクシミリ装置5に
対し再送を要求するようにしてもよい。また、認識が可
能でも、送信側の状態を最適に調整するため返送制御手
段16を使用してもよい。
【0027】図10に本発明の装置の総合的動作フロー
チャートを示す。例えば図1に示すように受信側ファク
シミリ装置10を構成した場合、データの受信状態によ
って、図に示したような各種の動作が実行されることに
なる。先ず、ステップS1において、受信側ファクシミ
リ装置10がイメージデータを受信すると、ステップS
2においてマーク読取り手段13によりマーク読取りが
行われる。そして状態判定手段14によりステップS3
において評価が行われ、ステップS4において正常受信
か否かが判断される。もし正常に受信されたと判断され
た場合にはステップS5に移り、文字認識手段15によ
り文字認識が行われる。そして、その認識結果は認識結
果送信手段19により上位装置に送信される(ステップ
S6)。
【0028】一方、ステップS4において正常受信でな
いと判断された場合には、ステップS7において再送要
求すべきか否かが判断される。この判断は、データの検
証を行うオペレータによる。オペレータが再送要求が不
要であると判断した場合には、ステップS8において印
刷出力手段17を用いてその画像の印刷を行う。そして
ステップS9において、オペレータが肉眼で内容を読取
り、ステップS10においてキー入力手段18を用いて
その読取り結果の入力を行う。この結果は認識結果送信
手段19に入力され、その後ステップS6において認識
結果の送信が行われる。また、ステップS7において、
再送要求をすべきと判断した場合には、ステップS11
に移り、返送制御手段16が送信側ファクシミリ装置5
に対し受信したイメージデータの返送を行う。このフロ
ーチャートはこれにより処理が終了するが、送信側ファ
クシミリ装置5においては、先に説明したとおり返送さ
れたイメージデータを元に必要な調整を行って、再び受
信側ファクシミリ装置10に対しイメージデータの送信
を行うことになる。
【0029】本発明は以上の実施例に限定されない。本
発明は、文字認識手段を備えない通常のファクシミリ装
置にも適用できる。その場合、状態判定手段14の判定
結果がランプ等によって表示され、実際に受信した用紙
を詳細に点検することなく、その受信状態を直ちに確認
することができる。従って、大量の文書がファクシミリ
装置で受信された場合、その何ページについては受信状
態が不良である、という表示も行うことができる。これ
により、送信側に対し再送信を要求するべきページを速
やかに判断できるといった利点もある。マーク読取り手
段13や状態判定手段14の構成や動作は、同様の機能
を持つ他の種々の回路に置き換えて差し支えない。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明のファクシミリ装置
は、信号伝送路を介して所定のイメージデータを受信し
た場合、マーク読取り手段によって受信状態評価マーク
の読取りとその評価を行うので、一定の基準に従って自
動的に受信状態の判定ができる。これによりオペレータ
に速やかに受信状態を通知し、また、文字認識手段を備
えたファクシミリ装置においては、受信状態が悪い場合
文字認識動作を禁止し、送信側に再送要求を行ったり、
オペレータが手入力をして、誤った信頼性の無いデータ
をコンピュータに入力するといった処置を防ぐことがで
きる。これによってファクシミリ受信データのオペレー
タによる受信状態確認作業の負担も軽減し、作業能率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】一般のファクシミリ受信状態説明図で、(a)
は正常受信状態説明図、(b)はノイズ混入受信状態説
明図、(c)はかすれ発生受信状態説明図である。
【図3】本発明の装置に使用する受信状態評価マーク説
明図である。
【図4】正常な受信時のマーク読取り動作説明図であ
る。
【図5】大ノイズ混入時のマーク読取り動作説明図であ
る。
【図6】かすれ発生時のマーク読取り動作説明図であ
る。
【図7】小ノイズ混入時のマーク読取り動作説明図であ
る。
【図8】本発明の装置の要部ブロック図である。
【図9】図8の回路の出力信号タイムチャートである。
【図10】本発明の装置の総合的動作フローチャートで
ある。
【符号の説明】
5 送信側ファクシミリ装置 6 信号伝送路 10 受信側ファクシミリ装置 11 受信手段 12 画像メモリ 13 マーク読取り手段 14 状態判定手段 15 文字認識手段 16 返送制御手段 17 印刷出力手段 18 キー入力手段 19 認識結果送信手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーク読取り方向に所定の間隔で配列さ
    れた複数のマークから成る受信状態評価マークを画像と
    共に読み取ってイメージデータとして送信する送信側に
    接続されるファクシミリ装置であって、 受信したイメージデータを一時的に格納する画像メモリ
    と、 該画像メモリ上で前記マークの少なくとも一方の縁を読
    み取ってパルスを発生させるマーク読取り手段と、 該読み取ったパルスと保持している前記受信状態評価マ
    ークのマーク数とを比較し、比較数差に基づいて前記イ
    メージデータの受信状態を判定する状態判定手段と、 前記状態判定手段が受信状態を正常と判定すると、前記
    画像メモリ上のイメージデータから文字認識を実行する
    文字認識手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記状態判定手段が受信状態を異常と判
    定すると、前記マークを含む前記イメージデータを前記
    送信側に送り返す返送制御手段を含むことを特徴とする
    請求項1記載のファクシミリ装置。
JP3352645A 1991-03-15 1991-12-16 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2717333B2 (ja)

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JP7583291 1991-03-15

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