JP3135785B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3135785B2
JP3135785B2 JP06075655A JP7565594A JP3135785B2 JP 3135785 B2 JP3135785 B2 JP 3135785B2 JP 06075655 A JP06075655 A JP 06075655A JP 7565594 A JP7565594 A JP 7565594A JP 3135785 B2 JP3135785 B2 JP 3135785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OMR用紙とこれに使
用するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にOMR用紙は複数に配列されたマ
ーク記入部を有しており、このマーク記入部には宛先、
原稿送信時の濃度及び原稿枚数等のデータを記入するよ
うに構成されている。
【0003】所定の原稿をファクシミリにより送信する
場合に、このOMR用紙のマーク記入部の所定部分を黒
く塗り潰した後に、該OMR用紙読取り機能を有するフ
ァクシミリ装置等によりマーク記入部を光学的に読み取
り、読み取ったデータによりファクシミリを作動させる
ようにする。
【0004】従来におけるOMR用紙は、例えば、特開
昭62−267882号に示されるようなOMR用紙が
知られている。すなわち、図10に示されるように、O
MR用紙は、ヘッダと呼ばれる用紙の位置是正用の黒色
部21、22と、複数段に配列されたマーク記入部の先
頭位置を示す黒色部23、24等とを有している。51
は、1段目のマーク記入部であり、特に、この段は読取
り段数を指示する識別情報が記入される。また、52は
2段目のマーク記入部であり、3段目以下のマーク記入
部は図示されていないが8段目まで配列されている。
【0005】OMR用紙の使用状態について説明する
と、まず、オペレータは原稿の送信に先立って宛先電話
番号、送信時の原稿濃度及び原稿枚数等のデータをOM
R用紙に記入する。例えば、2段目のマーク記入部52
が短縮ダイヤルによる宛先を記入するためのマーク記入
部である場合に、該当する短縮ダイヤル番号の部分を例
えば「32」というように黒く塗り潰す。そのようにし
て必要な送信用の情報を記入していくが、読取りに際し
て、何のマーク記入もしていないマーク記入部を読み取
らせるのは無駄となる。そこで、特開昭62−2678
82号に示される読取り方法においては、マーク記入し
た段数をOMR用紙に予め記入することにより素早く読
取りを行うようにしている。すなわち、読み取らせたい
マーク記入部の番号を第1段目のマーク記入部51に記
入することとし、例えば、第2段目、第5段目、第7段
目のマーク記入部を読み取らせたい場合には、第1段目
のマーク記入部51を図10に示すように黒く塗り潰
す。
【0006】また、特開平2−87768号のファクシ
ミリ装置においては、送信先を誤って送信した場合に、
受信側が送信元を容易に特定することができるように、
OMRシートの画データを送信する構成が示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファクシミリ
装置においては、OMR用紙を装置内に紙送りするが、
ファクシミリ装置に設けられる紙送り装置の紙送り精度
の関係で、従来のOMR用紙及びOMR用紙が使用可能
なファクシミリ装置では、OMR用紙の斜向すなわち、
OMR用紙が斜めに挿入されたり、また、OMR用紙が
紙送りにおけるスリップ、すなわち、紙送りが所定速度
以上又は所定速度以下に行われて、OMR用紙の紙送り
が所定速度で行われないことにより、マーク読取りの誤
検出が生じるという問題があった。
【0008】また、通常の原稿紙をファクシミリ通信す
る場合でも、原稿紙が傾いた状態で紙送りがされると傾
いた状態で送信が行われてしまう。
【0009】そこで、本発明は、OMR用紙等の斜向及
びスリップ等による所定速度外での送りが生じてもマー
ク読取りの誤検出を生じることがないファクシミリ装置
用用紙及びこれを使用するファクシミリ装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくファクシ
ミリ装置は、原稿紙のデータを読み取って送信を行なう
ファクシミリ装置であって、紙送り方向に所定の間隔で
配置された複数のマーク部からなる複数のマーク部列が
設けられた原稿紙の該複数のマーク部列を読み取るマー
ク読み取り手段と、該読み取られた複数のマーク部列に
基づいて該複数のマーク部列毎に前記原稿紙の紙送り速
度を検出する送り速度検出手段と、該検出された原稿紙
の紙送り速度の速度変化に基づいて読み取りデータを補
正するデータ補正手段とを備えることを要旨とする。
【0011】また、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記送り速度検出手段は、前記複数のマーク部列の
所定の2つのマーク部間の距離を検出する手段であり、
前記データ補正手段は、該検出された前記複数のマーク
部列のあるマーク部列の所定の2つのマーク部間の距離
と、該2つのマーク部と紙送り方向に対して同じ配置位
置である他のマーク部列の所定の2つのマーク部間の距
離との差をもとに読み取りデータを補正する手段である
ものとすることもできる。
【0012】更に、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記原稿紙の紙送り速度の速度変化が所定量を超え
るとき、前記送信の処理を停止する送信停止手段を備え
るものであるものとすることもできる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】本発明のファクシミリ装置では、マーク読み取
り手段が、紙送り方向に所定の間隔で配置された複数の
マーク部からなる複数のマーク部列が設けられた原稿紙
の該複数のマーク部列を読み取り、送り速度検出手段
が、読み取られた複数のマーク部列に基づいて複数のマ
ーク部列毎に原稿紙の紙送り速度を検出する。そして、
データ補正手段が、検出された原稿紙の紙送り速度の速
度変化に基づいて読み取りデータを補正する。これによ
り、原画をより正確に送信することができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図面を利用して説明する。
【0027】本発明に基づくファクシミリ装置Aは、図
1に示すように、読取部1と符号化部2と主制御部3と
回線インターフェース4と記録部5と復号化部6とメモ
リ管理部7と操作パネル部8と斜向・スリップ検出部9
とマーク検出部10とを有している。
【0028】ここで、上記読取部1は、原稿を読み取
り、読み取った情報を電気信号に変換する。上記符号化
装置2は上記読取部1に接続され、読取部1で読み取っ
た情報をファクシミリ符号化方式に従って符号化処理を
行うものである。
【0029】また、主制御部3は上記符号化部2と回線
インターフェース部4と復号化部6とメモリ管理部7と
操作パネル部8とに接続され、ファクシミリ装置の動作
に必要な動作指示を行うとともに必要なデータの受け渡
しを行うものである。また、回線インターフェース4は
上記主制御部3に接続され、電話回線とのインターフェ
ースを司るものであり、この回線インターフェース4に
よって送受信信号が送受される。さらに、復号化部6は
上記主制御部3に接続され、受信された情報をファクシ
ミリ復号化方式に従って復号化処理を行うもので、ま
た、記録部5は復号化部6において復号化された受信情
報に従い記録紙に印字処理を施すものである。
【0030】また、上記メモリ管理部7は上記主制御部
3に接続され、符号化されているデータを保持する。さ
らに、操作パネル部8は種々の操作スイッチを有し、ユ
ーザインターフェースを司るものである。
【0031】また、斜向・スリップ検出部9は、OMR
用紙等を読み取る際に、読み取った読取りデータを解析
して原稿の斜向及びスリップ量を算出して、読取りデー
タを、算出した斜向とスリップ量に基づき補正するもの
である。さらに、マーク検出部10は斜向・スリップ検
出部9において補正された読取りデータによってOMR
用紙等に入力された情報を検出して主制御部3に出力す
るものである。
【0032】ここで、マーク検出部10の読取りに使用
するOMR用紙について説明する。本実施例におけるO
MR用紙11は、図2に示すように、斜向及びスリップ
読取り用のマーク部列としての黒色部列12、13を有
している。上記黒色部列12、13は副走査方向に平行
に配置され、黒色部列12は用紙の左端に、黒色部列1
3は用紙の右端に設けられている。ここで、黒色部列1
2におけるマーク部としての各黒色部12a、12b、
12c、12d・・・と、黒色部列13におけるマーク
部としての各黒色部13a、13b、13c、13d・
・・とはともに四角形に形成され、同長同幅に形成され
ている。また、左側に位置する黒色部列12における各
黒色部と右側に位置する黒色部列13における各黒色部
では、互いに副走査方向の配置位置が同じになるように
形成されている。すなわち、例えば、黒色部12cと黒
色部13cとでは用紙の上端からの黒色部12c、13
cの上端までの距離が等しく形成されている。
【0033】なお、上記黒色部列12、13以外のマー
ク記入部15は上記従来例において述べたような宛先電
話番号、送信時の原稿濃度等の動作情報を記入するため
のものである。上記マーク記入部15は動作情報を入力
するために黒枠で形成されているが、上記黒色部列1
2、13は予め黒塗りされている。
【0034】ここで、上記構成におけるOMR用紙及び
ファクシミリ装置の使用状態について説明する。
【0035】まず、オペレータは使用するファクシミリ
装置に対してダイヤル種別、受信ベル回数、CNG検出
モード等の動作モードを設定するために、図2に示した
OMR用紙11のマーク記入部15における所定箇所を
黒く塗りつぶして黒塗りの状態にする作業を行う。例え
ば、図2の上から3段目の1番右の記入欄15aがダイ
ヤル種別におけるプッシュボタンを示す場合にこの記入
欄15aを黒く塗り潰す。
【0036】次に、送信用原稿の一番上にこのOMR用
紙11を配置してファクシミリ装置Aの原稿配置位置に
配置して、OMR用紙11の読取りを開始する。OMR
用紙の情報を読み込むべき旨は、操作者がファクシミリ
装置に対して所定のスイッチを押す等して指示を行う。
OMR用紙11の読取り処理は読取部1にて1ラインご
とに行われ、符号化部2へ転送される。この符号化部2
では、読み取られたデータがファクシミリ符号化方式に
従い符号化処理される。次に、符号化処理された読取り
データはその後主制御部3を経由して斜向・スリップ検
出部9に転送される。この斜向・スリップ検出部9にお
いては、上記OMR用紙11に設けられた黒色部列1
2、13に基づき斜向量及びスリップ量が検出され、斜
向補正及びスリップ補正が行われる。すなわち、斜向量
補正部(図示せず)が斜向補正を行い、スリップ補正部
(図示せず)がスリップ補正を行う。
【0037】ここで、斜向量及びスリップ量の検出の仕
方について説明する。ここで、図3に示すように、黒色
部12cと12d間及び黒色部13cと13d間の距離
がCであり、また、黒色部12c、12dと黒色部13
c、13d間の距離がXBであるとする。
【0038】そして、読取部1で読み取られ、符号下部
2で符号化されたデータが図4に示すようであったとす
る。つまり、黒色部12cの読取りデータ12c´と黒
色部12dの読取りデータ12d´と黒色部13cの読
取りデータ13c´と黒色部13dの読取りデータ13
d´とが図4のように読み取られている。この図4にお
いて、XBは左側に位置する黒色部12c´、12d´
の左端から右側に位置する黒色部13c´、13d´の
右端までの距離であるとする。ここで、Bは1画素の横
方向(主走査方向)の長さであり、Xは画素の横方向の
個数である。このXBを読取りデータの横方向の有効範
囲とする。
【0039】さらに、ZAは、読取りデータ12c´と
読取りデータ12d´間の白と判定する縦方向(副走査
方向)距離であり、YAは、読取りデータ13c´と読
取りデータ13d´間の白と判定される縦方向距離であ
り、WAは、読取りデータ13d´の右端の直上の画素
の縦方向位置をDポイントとした場合に、読取りデータ
12d´の左端画素列において該Dポイントの位置を含
めてこのDポイントから白と判定される画素までの距離
である。ここで、左側の読取りデータ12d´が読取り
データ13d´より下に位置する場合には、WAの値は
マイナスとなる。なお、上記Aは1画素の縦方向(副走
査方向)の長さであり、Z、Y、Wは画素の縦方向の個
数である。
【0040】つまり、WAは読取りデータの斜向量を示
し、ZAとYAの上記Cとの差がスリップ量を示すこと
になる。
【0041】ここで、読取りデータの右端の画素列から
n番目の画素列における斜向量P(n)は下記の式で表
される。
【0042】 P(n)=(W/X)×n ・・・(1) また、読取りデータの右端の画素列からn番目の画素列
におけるスリップ量S(n)は下記の式で表される。
【0043】 S(n)=C/(((ZA−YA)/X)×n+YA)・・・(2) 実際の斜向量補正、スリップ量補正においては、(XB
×(W+Z)A)の有効範囲について、n番目の画素列
における斜向量P(n)をn=1からn=Xまでそれぞ
れ算出して、図5に示すように、各画素列について斜向
量P分だけ縦方向の座標を下方向に下げる処理を処理を
行う。その際、斜向量を正確に検知するにはZA>WA
であることが望ましい。つまり、例えば読取りデータ1
3c´が読取りデータ12d´の縦方向位置にまで下が
ってしまった場合には、正確な斜向量の検知ができない
からである。また、図4の場合とは異なり、ZA<YA
の場合にはPはマイナスの値となるが、この場合にはマ
イナス分の斜向量すなわち、縦方向座標を上に上げる補
正をすればよい。なお、上記計算式における小数点以下
は切り捨てて行う。
【0044】次に、(XB×(W+Z)A)の有効範囲
について、n番目の画素列におけるスリップ量S(n)
をn=1からn=Xまでそれぞれ算出して、図5に示す
ように、各画素列についてスリップ量Sの縮小率で縮小
する処理を行う。なお、例えば、OMR用紙の左側がス
リップした場合には、スリップ量補正を行う条件として
は、ZA≧YAかつYA≧Cとなるが、OMR用紙の右
側がスリップした場合には、YA≧ZAかつZA≧Cと
なる。また、ZAもしくはYAの値がCより小さい場合
には、Sの値は1以上となるがこの場合には縮小ではな
く拡大を行うことになる。つまり、上記式(2)に示す
スリップ量は、OMR用紙が所定速度以上で読み込まれ
た場合のみならず、所定速度以下で読み込まれた場合も
含むことになる。なお、上記計算における小数点以下は
切り捨てて行う。
【0045】上記のようにして斜向量補正とスリップ量
補正を行った読取りデータをマーク検出部9に送る。マ
ーク検出部9は補正されたデータからマーク記入部15
にマークされたポイントを解析してその情報を主制御部
3に通知する。つまり、例えば、マーク検出部9がマー
ク記入部15における記入欄15aにマークされている
ことを認識して操作者によって指示されたダイヤル種別
がプッシュボタンであることを認識すると、そのプッシ
ュボタンである旨の情報を主制御部3に通知し、主制御
部3の制御によりファクシミリ装置はプッシュボタンの
ダイヤル種別で動作することになる。
【0046】上記のように本実施例におけるOMR用紙
及びファクシミリ装置によれば、斜向量補正、スリップ
量補正を行うことによって、OMR用紙が斜めに送られ
たり、または、紙送りがスリップ等により所定速度で行
われないことによるデータ誤読取りを防止することがで
きる。
【0047】次に示す第2実施例においては、図6に示
すように、上記第1実施例と同様に、OMR用紙17が
黒色部列12、13を有しているとともに、当該OMR
用紙17がファクシミリ装置のどの機能に設定されるの
かを示すマーク列18を有している。すなわち、オペレ
ータは使用するファクシミリ装置に対して動作モードの
設定を行うためにOMR用紙17の該当部分を黒く塗り
潰す作業を行うが、ファクシミリ装置の動作モードとし
てはダイヤル種別、受信レベル回数、受信モード(CN
G検出モード等)及びワンタッチ登録等の複数の項目が
存在し、これらの項目をすべて設定できるようにする
と、必要なOMR用紙は複数枚になる。そこで、複数枚
使用することになるOMR用紙のうちファクシミリ装置
がどのOMR用紙を読み取っているかを判断させるため
に予め設けたマークパターンがマーク列18である。つ
まり、マーク列18はファクシミリ装置の機能別に複数
パターン設けられ、ファクシミリ装置はこのマーク列1
8の情報を読み取ることにより、どの機能についての設
定を読み取っているかを判断することができる。このマ
ーク列18は上記第1実施例のマーク検出部10で検出
可能であり、フォーマットはオペレータが該当部分を黒
く塗るタイプのものと同一である。なお、マーク検出部
10におけるマーク列18に記入されたデータの検出
は、上記第1実施例における斜向量補正、スリップ量補
正を行った上で行うことになる。
【0048】次に示す第3実施例においては、図7に示
すように、上記第1実施例と同様に、OMR用紙20が
黒色部列12、13を有しているとともに、このOMR
用紙20が画データ蓄積用に使用されることを示すマー
ク列18を有するとともに、該マーク列18の下方には
画像を描くスペースを有し、図7においては、ファクシ
ミリ装置に画データとして蓄積させるための画像19が
描かれている。
【0049】本実施例のOMR用紙の使用状態について
説明すると、オペレータはファクシミリ装置内のメモリ
管理部7へ蓄積すべき画像19をOMR用紙の該当する
スペースに記入する。蓄積すべき画像が固定である場合
にはこの画像19はすでに印刷したものを使用してもよ
い。このOMR用紙20を読み取るファクシミリ装置に
おけるマーク検出部10は、OMR用紙20のマーク列
18のデータを解析しこのデータに従い、OMR用紙2
0が画データ蓄積用に使用されることを検知し、読み込
んだデータを画データとして主制御部3に送り、主制御
部3は画データとしてメモリ管理部7に蓄積することに
なる。なお、マーク検出部10における上記マーク列1
8の解析、画像19の主制御部3への出力は、上記第1
実施例における斜向量補正、スリップ量補正を行った上
で行うことになる。
【0050】次に示す第4実施例においては、図8に示
すように、上記第1実施例と同様に、OMR用紙21が
黒色部列12、13を有しているともに、オペレータが
文字を記入するための複数の文字入力枠22を有してい
る。
【0051】本実施例のOMR用紙21の使用状態につ
いて説明すると、まず、オペレータは使用するファクシ
ミリ装置に対して動作モードの設定を行うためにOMR
用紙21の文字入力枠22に動作モード設定用の文字を
入力する。ファクシミリ装置におけるマーク検出部10
は文字検出機能を有し、OMR用紙20の文字入力枠2
2に記入された文字を解析して、設定された動作モード
の内容を読み取る。なお、記入された文字の解析は、上
記第1実施例における斜向量補正、スリップ量補正を行
った上で行うことになる。
【0052】次に示す第5実施例は、図9に示すよう
に、キャリアシート23に第1実施例のOMR用紙11
に示すような黒色部列12、13を配置したものであ
る。このキャリアシート23は、送信するための原稿や
ファクシミリ装置のモード設定を行うためのOMR用紙
を挟み込むことによって使用する。
【0053】このキャリアシート23をファクシミリ装
置Aに使用すると、キャリアシート23に設けられた黒
色部列12、13に基づき斜向・スリップ検出部9がキ
ャリアシートの斜向やスリップを補正する。よって、キ
ャリアシート23の斜向やスリップが生じても相手端末
へ正確な原画情報を送信することが可能となり、OMR
用紙を挟み込んだ場合には、OMR用紙のデータを正確
に読み取ることができる。本実施例のキャリアシート2
3を使用すれば、通常の送信用原稿をこのキャリアシー
ト23に入れてファクシミリ装置に通すだけでよいの
で、容易に正確な原画画像を送信することができる。
【0054】次に、第6実施例について説明する。本実
施例においては、斜向・スリップ検出部9が許容可能な
斜向量とスリップ量の値を保持しており、この値を越え
た場合に、送信を停止してその旨を主制御部3に通知す
る。例えば、上記第1実施例においてZA>WAでない
場合に送信を停止するようにする場合が考えられる。す
ると、主制御部3は操作パネル部8にアラーム指示を行
ってこの指示に従い操作パネル部8がアラーム音の鳴動
を行うとともに、原稿の排出及び回線の開放を行って、
オペレータに原稿の斜向又はスリップにより送信ができ
なかったことを通知するものである。
【0055】本実施例によれば、補正ができない読取り
データを無駄にファクシミリ送信することがなく、ま
た、オペレータが原稿が送信されなかったことを知るこ
とができるので、再度送信操作を行えばよく、素早く送
信原稿を送ることができる。
【0056】なお、上記実施例においては、ファクシミ
リ装置に使用する用紙としてOMR用紙及びキャリアシ
ートについて説明したが、ファクシミリ送信を行う原稿
に予め上記黒色部列を設けておけば斜向やスリップによ
る受信画像の乱れを是正することができる。また、各黒
色部列12、13の紙送り方向の配置位置が同じになる
ように構成されている場合について説明したが、適当な
演算処理を行うようにすれば配置位置が同じである必要
はない。しかし、紙送り方向の配置位置を同じにすれ
ば、演算処理が比較的簡単になるという効果がある。
【0057】また、上記実施例ではファクシミリ装置に
ついて説明したが、上記で説明した黒色部を有するOM
R用紙又はキャリアシートと、上記OMR用紙又はキャ
リアシートの黒色部によって斜向量及びスリップ量を検
知するマーク検出部10を紙送り機能を有する複写機に
使用すれば、複写機における紙送りに際して斜向やスリ
ップが生じても原画を正確にコピーすることができる。
【0058】
【発明の効果】実施例のファクシミリ装置によれば、原
稿紙の傾き(斜向)や、送り速度の変化(スリップ)を
考慮した補正をすることができるから、原画をより正確
に送信することができる。
【0059】また、実施例のファクシミリ装置によれ
ば、原稿紙の送り速度の変化を比較的簡単な処理で補正
することができる。
【0060】更に、実施例のファクシミリ装置によれ
ば、補正ができない読み取りデータを無駄に送信するこ
とがない。
【0061】また、実施例のファクシミリ装置用用紙に
よれば、複数のマーク部を紙送り方向に所定間隔で配設
したマーク部列を複数設けたので、読み取りデータの中
からマーク部列のマーク部の位置を解析することにって
斜向やスリップ補正を行なうことができる。
【0062】また、実施例のファクシミリ装置用用紙に
よれば、複数のマーク部列が、対応する各マーク部の紙
送り方向に対しての配置位置が同じとなるように設けら
れているので、斜向及びスリップ補正のための演算処理
を容易とすることができる。
【0063】また、実施例の原稿紙搬送部材によれば、
読み取りデータにおけるマーク部列のマーク部の位置を
解析することによって斜向及びスリップ補正を行なうこ
とができ、通常の送信用原稿をこの原稿紙搬送用部材に
収納してファクシミリ装置に挿入するという簡単な操作
で原画を正確に送信することができる。
【0064】また、実施例の原稿紙搬送部材によれば、
対応する各マーク部の紙送り方向に対しての配置位置が
同じとなるように設けられているので、斜向及びスリッ
プ補正のための演算処理を容易とすることができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施例に係るファクシミリ装
置の構成を示す構成図である。
【図2】 本発明に基づく実施例に係るOMR用紙の構
成を示す一部平面図である。
【図3】 OMR用紙の寸法を示す説明図である。
【図4】 OMR用紙における黒色部の読取りデータの
一例を示す説明図である。
【図5】 斜向補正及びスリップ補正を説明する説明図
である。
【図6】 他の実施例に係るOMR用紙を示す一部平面
図である。
【図7】 他の実施例に係るOMR用紙を示す一部平面
図である。
【図8】 他の実施例に係るOMR用紙を示す一部平面
図である。
【図9】 本発明に基づく実施例に係るキャリアシート
を示す一部平面図である。
【図10】 従来のOMR用紙の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 読取部、2 符号化部、3 主制御部、4 回線イ
ンターフェース、5 記録部、6 復号化部、7 メモ
リ管理部、8 操作パネル部、9 斜向スリップ検出
部、10 マーク検出部、11、17、20、21、
OMR用紙、12、13 黒色部列、12a〜12d、
13a〜13d 黒色部、23 キャリアシート。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/00 G06K 7/00 - 7/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿紙のデータを読み取って送信を行な
    うファクシミリ装置であって、 紙送り方向に所定の間隔で配置された複数のマーク部か
    らなる複数のマーク部列が設けられた原稿紙の該複数の
    マーク部列を読み取るマーク読み取り手段と、 該読み取られた複数のマーク部列に基づいて該複数のマ
    ーク部列毎に前記原稿紙の紙送り速度を検出する送り速
    度検出手段と、 該検出された原稿紙の紙送り速度の速度変化に基づいて
    読み取りデータを補正するデータ補正手段とを備えるフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記送り速度検出手段は、前記複数のマ
    ーク部列の所定の2つのマーク部間の距離を検出する手
    段であり、 前記データ補正手段は、該検出された前記複数のマーク
    部列のあるマーク部列の所定の2つのマーク部間の距離
    と、該2つのマーク部と紙送り方向に対して同じ配置位
    置である他のマーク部列の所定の2つのマーク部間の距
    離との差をもとに読み取りデータを補正する手段である
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿紙の紙送り速度の速度変化が所
    定量を超えるとき、前記送信の処理を停止する送信停止
    手段を備える請求項1または2記載のファクシミリ装
    置。
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