JP2717216B2 - カーペツトの処理 - Google Patents

カーペツトの処理

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カーペット、特にそのパイル繊維がポリア
ミド繊維より成るカーペットの処理に関するものであ
り、更に詳しくは、所定位置にあるカーペットの処理に
よりカーペットの耐汚染性(stain−resistance)を改
良する新規な方法に関する。
ポリアミド繊維(一般にナイロンと呼ばれる)は、カ
ーペットのパイル繊維として使用するのに好ましい繊維
であり、そしてこの目的に対して、連続フィラメント
糸、一般にバルキー連続フィラメント糸の形態で及びし
ばしばステープルファィバーと呼ばれるカット繊維とし
て種々の形態で使用される。多年にわたり、ナイロン66
及びナイロン6はカーペットに大量に使用されてきた。
各ポリマーは、本明細書で言及するとおり、或る目的に
対してその利点を持っている。ナイロン6は、ナイロン
66よりも多くの染料に対するより大きい親和性を持って
いる。多くの異なるタイプのナイロンカーペットがある
が、慣用のタイプのものは、例えば、ナイロン双糸(pl
ied nylon yarn)を、例えばジュート又はポリプロピレ
ン繊維の慣用の一次バッキングに挿入し、次いで染色し
た後、あるときはラテックスと呼ばれる慣用のカーペッ
トバッキング接着剤組成物を施すことにより製造され
る。このラテックスは、例えば、1986年4月1日に発行
されたウッチ(Ucci)の米国特許第4,579,762号におけ
る慣用のタフテッドナイロンカーペットのための、記載
の如き慣用の二次バッキング材料にも接着せしめられ
る。しばしば使用される他のタイプの二次バッキング
は、フォームバッキング、即ち、例えば、このような接
着剤をなんら必要とすることなく一次バッキングに直接
に取り付けることができるポリウレタンフォームの層で
ある。一般に、特に床にカーペットを使用する場合に、
このような一次バッキング(接着剤組成物)及び二次バ
ッキング(すべてナイロン繊維バイルの下)の他に、大
抵の戸主は、フェルト繊維又は例えばポリウレタンのフ
ォームの慣用の下敷き又はアンダーパッドを備え付け
る。この慣用の下敷きは一般には、接着剤バッキングと
同じようにカーペット自体に一体的に又は全体にわたり
付着されてはいない完全に別々の層であり、そして二次
バッキングは一次バッキング(カーペットの頂部又は外
側表面にあるナイロンパイルを担持している)に一体的
に付着せしめられている。商業的製造中に、このような
カーペットを染色する場合に、染色プロセスは、ナイロ
ンパイルが一次バッキングのみに付着せしめられている
とき、即ち、(接着剤ラテックス組成物及び)二次バッ
キングが一次バッキングに取り付けられる前に、ナイロ
ンパイルに対して行なわれ、そして染色プロセスは、慣
用の方法で、例えばウインス染色機(beck dyeing mach
ine)で、一般に連続法により行なわれ、この連続法に
おいては、この一次カーペット(即ち、ナイロンパイル
及び一次バッキングのみ)を沸騰状態で染色液に浸漬し
て、ナイロンパイルへの染料の接触及び効果的且つ迅速
な浸透を行う。しかし、ナイロンを着色する他の方法、
例えば、製造者染色、即ち、紡糸前にナイロンポリマー
への着色(pigmentation)を含む他の方法もある。
最近では、例えば、テキスタイル・マンス(Textile
Month)10月、1987、32−34頁に記載の如く、ナイロン
繊維及びカーペットに“耐汚染性”を付与することに多
大の商業的興味が持たれており、そしていくつかの特許
がナイロンカーペット及び/又はカーペット繊維に耐汚
染性を付与する種々の面で公表されている。消費者の主
たる関心事は、カーペットの寿命の間に遭遇する種々の
タイプの処理中の前記処理の耐久性である。
1987年10月13日に発行されたムンク(Munk)等の米国
特許第4,699,812号には、酸性pH及び温度の特定された
条件下に繊維を脂肪族スルホン酸の溶液と接触させるこ
とによりポリアミド、木材及び絹繊維に耐汚染性を付与
する方法が請求されている。第1の興味はナイロンカー
ペットであるように見えるが、例えば実施例1の方法
は、織ったナイロン6繊維“スリーブ”を2に調節した
pHで市販の脂肪族スルホン酸の水性溶液中で50℃の温度
で15分間激しく機械的に撹拌し、続いてペーパータオル
で及びオーブンで乾燥することを示している。仕上げら
れた製品の前の製造段階で、カーペット製造においてし
ばしばなされるような変法を用いることができる。例え
ば、布を浸漬し、ローラーを通すことにより過剰の溶液
を除去し、そして湿った繊維を周囲の温度で空気乾燥さ
せることが述べられており、カーペットに噴霧すること
も述べられており、特に、この処理は染色工程の間又は
直接であることができる(4欄)。実施例7では、3.8
のpHでの処理は2のpHでの処理よりも耐汚染性の改良が
はるかに少ないことを示している。従って、約1.5と約
3.0の間のpHはより効果的な結果を与えると言われてい
る(3欄、50−7行)。実施例3は、9.5のpHでの水性
洗剤溶液中で50℃で15分間の激しい撹拌、すすぎ及びオ
ーブン乾燥の後耐汚染性(実施例1の)は残っているこ
とを示している。
1987年7月14日に発行されたブリス(Blyth)等の米
国特許第4,680,212号は、特定した量の1種又は1種よ
り多くの汚染阻止剤(stain blockers)を含有する紡糸
仕上げ剤を、繊維製造の溶融紡糸プロセス中にナイロン
繊維に施す方法を開示している。汚染阻止剤は、記載さ
れておりそして繊維に汚れ(soil)が付着する傾向を減
少させるのに使用されるフッ素化学品とは区別されてい
る。しかしながら、フッ素化学品は、カーペットが多く
のトラフィック(traffic)にさらされて後にも多くの
耐汚染性を保持しているという意味での、汚染阻止剤に
より付与される耐汚染性の耐久性を改良するために、汚
染阻止剤と組み合わせて使用される。
1986年7月3日に発行されたブリス等の米国特許第4,
592,940号は、酸性pH(4.5又はそれ以下)での選ばれた
フェノールホルムアルデヒド縮合生成物の沸騰している
水性溶液中にカーペットを浸漬する方法を開示してい
る。処理されたカーペットの耐久性は、汚染を施す前に
洗剤を使用して頑丈な洗濯機において2回の洗浄サイク
ルにカーペット試料をさらすことを含めて、種々試験さ
れる。
前記した1986年4月1日に発行されたウッチの米国特
許第4,579,762号には、接着剤組成物(フッ素化学品を
含有する)及びナイロン繊維のバイル(ナイロンポリマ
ーは芳香族スルホネート単位を含有するように変性され
ている)でコーティングされた一次バッキングを有する
カーペットが請求されている。換言すれば、化学的変性
によりナイロンポリマー自体に耐汚染性を編入すること
により耐汚染性が得られる。典型的なカーペット系の水
による損傷を受けやすいこと及び遅い乾燥プロセスが1
欄の下部及び2欄の頂部に強調されている。
1985年2月26日に発行されたウッチ等の米国特許第4,
501591号には、特定の浴比(liquor ratios)で水性染
料液にシリケート及びスルホン化フェノール−又はナフ
トール−ホルムアルデヒド縮合生成物を加え、次いでカ
ーペットをスチーム雰囲気にさらし、水で洗浄しそして
乾燥することを含む、カーペットを連続的に染色するプ
ロセス中に耐汚染性を付与する方法が請求されている。
唯一の実施例の液のpHは4.5であるが、しかし典型的に
は4.5−8の範囲であると言われている(3欄、22−3
行)。耐久性は、市販のストリーメックス(Streamex)
[スチーメックス(Steamex)]装置を使用する過酷な
洗浄と交互して5cm×5cmカーペット試料に対する耐汚染
性試験を行うことにより試験される。ウッチは、他の人
と同様に、汚染を最小にするためのフッ素化学品の従来
の使用を非難している(1欄、46−59行)。
1987年9月9日に公表されそして米国特許第4,780,09
9号に対応するグレシュラー(Greschler)等のEP A1
0235989は、1乃至2.5のpHの浴で、染色の後、ナイロン
カーペットにスルホン化フェノール−又はナフトール−
ホルムアルデヒド縮合生成物を施し、それにより処理さ
れた物品がNO2にさらすことによる黄色化を減少させる
方法を開示している。
メシトールNBS(Mesitol NBS)はグレシュラーにより
商業的に入手可能な材料[モベイ・ケミカル・コーポレ
ーション(Mobay Chemical Corporation)から入手可能
である]として挙げられている。これは、ポリアミドセ
ルロース繊維混紡のポリアミド部分の選ばれた直接染料
による汚染を最小にするためのアニオン性後処理剤及び
保存剤であることが、プロダクト・バレティン・テー・
デー・エス・(Product Bulletin T.D.S.)#1246/1
(改訂)8月、1981年に述べられており、そして“適用
方法”は、布を浴中で処理すべきことを示している。汚
染阻止剤は、ナイロン繊維の防染(resist−printing)
の如き長く知られておりそしてテキステイル用途に広く
使用されてきた防染剤(dye−resists)又は染料保存剤
(dye−reserving agents)であることが理解される。
換言すれば、汚染阻止(染料保存の意味で)の機構は多
年にわたり使用されてきた。
上述の特許明細書及び上述の1987年10月19日発行のテ
キステイル・マンスの分析において示されている通り、
耐汚染性を付与することに関して、一次カーペットの染
色中に又は製造プロセスにおいてより早期に、例えばナ
イロンポリマーへの変性剤の導入又は繊維自体の処理に
よりこれを達成するためにプロセス技術に対する強調が
報告されている。知られている限りでは、本発明以前に
は、通常酸性条件下に染料液中の一次カーペットの慣用
の浸漬又は同等な適用、続いて慣用の処理、例えば、洗
浄、固定、圧搾及び製造プロセス中の高められた温度で
の適当な乾燥処理とは反対に、適当な二次バッキング及
び普通はアンダーパッドも有する既に設置された“所定
位置”にあるカーペットに施す場合に耐汚染性の有意な
改良が効果的でありうることは開示されたことはない。
本発明に従えば、前記した浸漬又は他の製造処理と対
照的に、設置されたカーペットに汚染阻止剤を施すこと
により耐汚染性の有意な改良がなされうること、及びこ
の所定位置での処理の結果が驚く程許容しうるのである
ことが今回見出だされた。
従って、本発明に従えば、設置されたナイロンカーペ
ット、特にナイロン66繊維のカーペットニ、耐汚染性の
有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該有意な改良
が得られるような方式で汚染阻止剤を施すことによる、
設置されたナイロンカーペット、特にナイロン66繊維の
カーペットを処理する工程と、処理されたカーペットを
大気中で乾燥させる工程を含む方法によって、設置され
たナイロンカーペットに耐汚染性を付与する方法が提供
される。
本発明の方法を更に詳細に以下の好ましい態様に関し
て説明する。本発明の方法は、説明するとおり、相当な
商業的意義を有すると予想される。例えば、消費者が普
通に予想する本職の外観の型を得るためには、好ましい
商業的適用は、適当に訓練した人による全体的な処理に
よるものと予想される。これは、既に言及した先行技術
で述べたとおり、製造プロセス中に既に施されている汚
染防止(stein−resist)及び/又は汚れ防止(soil−r
esist)処理に対する補足として適用される場合に特に
有用であると予想される。しかしながら、汚染阻止剤で
処理されていない(製造中又はその他の)カーペットの
全体の処理も実施可能であり。そして有用であることも
証明されうる。商業的に許容しうる外観を与えるために
は、設置されたカーペットに噴霧かんの使用により局部
的に施すことから生じるようなスポット処理又は局部処
理と対照的に、この種の全体の処理が一般に好ましい。
しかしながら、見られるとおり、洗剤によるスポット洗
浄は耐汚染性性能の耐久性に影響を及ぼすことがあり、
その結果設置されたカーペットへの或る局部的適用は、
環境に依存して有利なことがある。
有意な改良及び商業的に満足すべき外観が、本発明の
方法により、即ち、設置されたカーペット(特に約1/4
インチ又はそれ以上、さらに特定的には1/2インチ又は3
/4インチ又はそれ以上のバイル高さを持った深いバイル
カーペット)への適用により得られうることが見出ださ
れたのは驚くべきことである。その理由は、この方法に
対する同業者の悪い先入観がありそして例えばウッチ
(Ucci)により前記されているとおり製造プロセス中に
施すことが良いとされていたからである。
良く使用される家庭消毒剤を含めて、抗微生物剤によ
る処理及び/又は脱臭剤による処理によりその耐汚染性
が減少している所定位置にあるナイロンカーペットに耐
汚染性が付与されうることも見出だされた。このような
処理は、耐汚染性カーペットに施されるとき、耐汚染性
を破壊又は実質的に減少させる傾向がある。このような
製品による処理の後耐汚染性を施すことによって、消毒
された及び/又は脱臭されたカーペットの耐汚染性は回
復させることができそして改良することすらできる。こ
の態様は、もちろん、予め耐汚染性とされていない所定
位置にあるカーペットに耐汚染性を付与するのにも役立
つことができる。
処理工程は、耐汚染性の有意な改良が得られるように
且つ耐汚染性の有意な改良が得られるのに十分な量の汚
染阻止剤により行わなければならない。耐汚染性の有意
な増加は適当な試験により当業者には容易に明らかであ
ると考えられる。しかしながら、ナイロンカーペットの
処理で経験を有する人々により認められているとおり、
必要とされうる正確な処理条件は、カーペットの性質、
例えば、その構造(種々の特徴が本明細書に記載されて
いる)、使用するナイロン繊維の種類、及び処理を開始
する前のバイル中のナイロン繊維の耐汚染性に存在する
であろう。適当な条件を決定する際の経験は、本明細
書、特に実施例に含まれている情報と協力して経験的に
得られる。耐汚染性は、所望により多数の公表された試
験により決定できるが、本明細書では、耐汚染性は。特
記しない限り、汚染試験1に従って測定する。一般に、
出発カーペット(処理前のカーペット)は、それが不十
分な耐汚染性を有すると考えられが故に、処理されるで
あろう。しかしながら、後に示されるとおり、洗剤洗浄
及び使用(wear)は、少なくとも耐汚染性の耐久性に関
する限りは、カーペットの耐汚染性を減少させうる。従
って、出発カーペットが耐汚染性について認知された試
験に通っていたとしても、少なくとも耐汚染性の耐久性
という意味での耐汚染性の改良は、本明細書に述べたと
おり汚染阻止剤により所定位置での処理により得られう
る(しかしながら、たとえば美観の理由から余りにも多
すぎる汚染阻止剤のコーティングを形成することは望ま
しくないことは理解されよう)。しかしながら、大抵の
目的に対して、本発明に従えば、出発カーペットは4又
はそれより小さい汚染評点(汚染試験1に関して後記す
るとおり、30分間の汚染で)により示されるように、不
十分な耐汚染性を有しているので、本発明の目的に対し
ては、耐汚染性の有意な改良は、このような4の汚染評
点から5の汚染評点への改善により証明されうる。しか
しながら、幾つかの実施例に示されているとおり、本発
明の方法を使用することによつて、更に低い出発汚染評
点から改良することが可能であり、そしてこのようなよ
り効果的な処理が一般に好ましい。例えば、汚染試験1
について24時間というより長い汚染時間を使用して、は
るかに改良された耐汚染性を示すことができ、そして4
の汚染評点から5への改良及びこれを得るための処理が
好ましい。低い汚染評点を持った試料を出発カーペット
として使用し、所望の高い汚染評点、好ましくは5の汚
染評点に改良し、かくして汚染阻止剤の量及びその特定
の型のカーペットのための条件を含めてこのような条件
を使用して、耐汚染性の有意な改良(又ははるかに改良
された)が得られうることを決定して、適当な処理条件
が特定の型のカーペットに対して確立されると、本発明
に従って、より高い汚染評点を有する、5の汚染評点す
ら有する出発カーペットに同等な処理条件を適用して、
本発明の処理により耐汚染性の耐久性を改良することが
できる。故に、指示されたとおり、他の汚染試験が完全
に満足でありそして或るオペレータによっては又は或る
目的には好ましくすらあるとしても、理解を容易にする
ため及び本明細書全体にわたる一貫性のために、本明細
書での汚染評点の言及はこの汚染試験1に関するもので
あることを理解されたい。
汚染試験1 この標準汚染試験1においては、各カーペット試験片
を最初汚染させ、次いで汚染を除去しようとして手でス
ポット洗浄し、次いで種々の試料を比較する。明らかな
ように、本質的に同じ方法を使用するが、汚染試験の厳
しさを増加させるように汚染時間の長さを増加させるこ
とができる。汚染剤(staining agents)は、チェリー
フレーバーの、糖甘味料添加した(sugar−sweetoned)
クール−エイド(Kool−Aid) (市販されている)で
あって、500ccの水にクール−エイド 45gms(±1)の
量で混合しそして使用の前に室温、即ち、75゜F(±
5)又は24℃(±3)に到達させたものである。
試験片を平坦な非吸収性表面に置き、20mlのクール−
エイド を、カーペット表面から12インチ(30cm)高さ
のところからカーペット試験片に注ぎ、次いで試験片を
汚染期間乱さないように保つ。この汚染期間は、試験の
所望の厳しさに従って、例えば5分、30分又は24時間で
あることができる。(5分という短い汚染期間は本明細
書の実施例では出てこないが、以前の試験はこのような
短い汚染期間を使用していた)。
過剰の汚れを清浄な白色布又は清浄な白色ペーパータ
オルでぬぐう(blot)か、又はごしごしこする(scru
b)ことなくできる限り多くすくいとる(scoop up)。
ぬぐいは、こぼれあと(spill)が広がるのを防止する
ように、こぼれあと(spill)の外縁から中央に向かっ
て常に行なわれる。パイルを左から右へ穏やかにこすり
次いで方向を右から左へ逆にしてこすりながら、冷水を
汚染区域の上に清浄な白色布又はスポンジで施す。過剰
分をぬぐう。
パイルを左から右へ穏やかにこすり次いで方向を右か
ら左へ逆にしてこすりながら、洗剤洗浄溶液(TIDE洗剤
15gms(±1)を水1000ccに混合しそしてやはり使用前
に室温に到達させたもの)を、清浄な白色布又はスポン
ジでスポットに直接施す。全体の汚れを、パイルの底部
までずっと(all the way)処理し、次いで拭いを繰り
返す。
冷水処理を繰り返し、そしてカーペットを完全に拭っ
て汚れ及び洗浄溶液を除去し、そのためカーペットは粘
着性又は石鹸のような感じを与えない。
冷水及び洗剤洗浄工程は、汚れが最早見られなくなる
か又は更それ以上前進が見られなくなるまで繰り返す。
カーペットを完全に拭ってすべての水分を吸収する。
カーペットの耐汚染性は、この洗浄処理の後カーペッ
トの汚染区域に残っている着色の量により決定される。
これは、汚染評点として表され、そして本明細書では汚
染評価スケール(この特許出願の包袋には汚染評価スケ
ールのカラー写真が保管されている)に従って決定され
る。これは、最近では、デラウエア州19898、ウイルミ
ントン市のイー・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アン
ド・カンパニーのカーペット繊維部門により使用されて
おりそしてそれから入手可能である。これらの色は下記
の基準に従って分類することができる。
5=汚染なし 4=僅かな汚染 3=認められる汚染 2=相当な汚染 1=ひどい汚染 換言すれば、5の汚染評点は優秀であり、優れた耐汚
染性を示すが、これに対して1は悪い評点であり、ひど
い汚染の持続を示す。理解されるように、1から3(30
分の汚染期間の後)への汚染評点の改良ですら、耐汚染
性の有意な増加を示す。汚染評価スケールからわかるよ
うに、色の劇的な差はこれらの低レベルでの汚染評点の
変化により示され、一方4以上の汚染評点を改良するこ
とは一般により困難であることが認識される。
本発明に従って使用することができる適当な汚染阻止
剤(stein−blockers)には、米国特許第4,680,212号に
ブリス(Blyth)等により記載されているもの及びグレ
シュラー(Grechler)等、EPA1 0235989に[汚染防止
剤(stein−resist agents)として]記載されているス
ルホン化縮合生成物及び、リス(Liss)を出願人として
1986年12月31日に出願された同時係属米国特許出願第94
3,335号に対応し、1987年9月9日公開されたEPA1 023
5980号に記載されているアセチル化又はエーテル化され
たスルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合生成物
である改良された物質(先行技術の材料に関連した黄色
化の問題に悩まされることなく基材に耐汚染性を付与す
るように、このような改良された縮合生成物で処理され
たカーペットの如き合成ポリアミドテキスタイル基材を
指向する)、及びこの出願の親(出願番号07/136,035)
と同時に出願された同時係属出願(出願番号07/136,033
及び出願番号07/136,038)(そのすべては本明細書に引
照により加入する)に記載の組成物が包含される。誤解
を避けるために、汚染剤自体は“汚染阻止剤”(本明細
書ではこの用語が用いられている)とはみなされない。
それは目的が本発明に従う処理の結果としてカーペット
において耐汚染性を達成しそして色の変化を回避又は最
小とすることであるからである。
上述のバックグラウンド及び前記した先行技術で指示
されたように、汚染阻止剤という用語はあるときは、汚
れ防止剤(soil−resist agents)としてより正確に本
明細書で記載されているフッ素化学品を包含するように
広く使用されているが、これに対して、汚染阻止剤とい
う用語は、クール−エイド において見出だされるよう
な赤色食品色素、例えばレッド・ダイNo.40(Red Dye N
o.40)による汚染に抵抗することができる能力を持って
いない汚れ防止剤(soil−resist agents)を排除する
ように本明細書ではより狭く使用される。
設置されたナイロンカーペットを汚染阻止剤で処理す
ることに加えて、本発明に従えば、汚れ防止特性を改良
するための化合物、特に、ブリス等の米国特許第4,680,
212号及び本明細書に及び本明細書で挙げられており本
明細書に編入される他の参考文献に記載の如きフッ素化
学品[あるときは汚染防止剤(stein−resist agent)
と呼ばれる]で前記設置されたカーペットを処理するこ
とにより、耐汚染性の耐久性が改良されることがある。
本明細書に述べたとおり、そして更に特定的には実施
例に述べたとおり、異なる物質を組み合わせて施すこと
ができ、その際、共通の水性担体又は他の担体から又は
別々に施される。
更に詳しく後の実施例で説明するように、付与される
耐汚染性の効力は、特に、ナイロン繊維の全体的な本質
的に均一な全体の湿潤を達成すること、特に、普通の使
用中及び何等かの理由でパイル繊維が分かれるとき、見
える限り、パイル繊維の基部に耐汚染性を付与するよう
に行き渡らせることにより、ナイロン繊維と施された物
質との全体的な分布及び接触の機会を改良することによ
って、一般に改良される。これは、一般にそして最も好
都合には、ナイロンパイル繊維の全体の且つ完全な湿潤
の所望の目的を達成するように水性洗剤溶液を施し、そ
して、好ましくは、例えば手で操作されるパイルブラシ
により又は自動的に、好ましくは、例えば商業的に入手
可能であるような洗浄装置を使用して、機械的作業に対
して接触、分布及び透過を改善することにより、達成さ
れる。洗剤溶液の適用は、特にカーペットが最初汚れて
いる状態にある場合には、例えば商業的に入手可能な洗
浄機械を使用して、洗浄の目的で市販されている洗剤で
カーペットを先ず洗浄し、次いで、カーペット繊維がま
だ湿った状態にある間に、汚染阻止剤(及び所望により
フッ素化学品汚れ防止剤)を施しそして好ましくはカー
ペットにすり込む(work into)ことができる。しかし
ながら、後に説明するように、良好な結果は、汚染阻止
剤を洗剤と一緒に施すことにより達成される。
示されるとおり、不適当な及び/又は不均一な適用か
ら生じるような色調変化及びまだらの結果を回避するか
又は最小とするように材料を施すのが一般に望ましい。
しかしながら、他の場合に示されるように、スポット洗
浄又は他の局部型洗浄は、既にナイロン繊維に付与され
ている耐汚染性を減少させることがあり、それ故繊維上
に存在する汚染阻止剤の有効性のいくらかを除去するこ
とがあり、そしてこれは、設置されたカーペットで可能
な限り均一で全体的な結果を達成するためにスポット又
は他の局部的適用を望ましいものとすることがある。全
体的という用語は本明細書ではスポット又は局部的適用
とは対照的に使用されていることは理解されるであろ
う。
本発明の本質的特徴は、商業的実施で適用されるとき
は、所定位置に設置されたカーペットの処理、即ち、床
又は普通のどんな位置からもカーペットを取り外さない
で処理することであり、(例えば実験室での試験の目的
ではカーペット及びカーペットの試料は他の位置で処理
することができ又処理されるであろうけれども)、これ
は浸漬により又はさもなければ製造プロセス中に汚染阻
止剤によりカーペット(又は前駆体ナイロン繊維又はポ
リマーすら)を処理するのとは相反する。従って、設置
されたカーペットの位置及び周囲の環境に依存して、適
当な条件及び予防策を用いること、例えば水の量を制限
することが一般に望ましいであろう。その理由は、処理
されたカーペットの乾燥は、製造プロセス中程容易には
一般に達成できないからである。しかしながら、設置さ
れたカーペットの処理の利点は、(カーペットの所有者
の都合に依存して)汚染阻止剤を、大抵の製造プロセス
で実施されるよりも長い期間、一夜又は一週間にもわた
りナイロン繊維と接触させたままにできることである。
この特徴は、可能性のある公知の防染剤(可能性のある
汚染阻止剤としての)の使用を限定するように実施の際
に適用されていたいくらかの制限は、本発明に従う使用
には当てはまらず、本発明の適用範囲を製造プロセスで
はこれまで使用されていなかった他の汚染阻止剤に広げ
ることを意味する。処理されたカーペットは、製造プロ
セスにおいて汚染阻止剤を施して後乾燥していたよう
に、オーブンで乾燥することは出来ないということが本
発明の要諦である。従って、処理されたカーペットは空
気中で乾燥させるが、一般に、設置されたカーペットの
パイルを通して熱風を吹き込むことにより処理されたカ
ーペットの乾燥を助けることが好ましい。示されたとお
り、例えば、熱風を吹き込むことにより処理されたカー
ペットの乾燥を完了する前に、汚染阻止剤を湿った状態
でのナイロン繊維と数時間、例えば少なくとも6時間、
好ましくは一夜接触させることが一般に望ましい。
実施例から分かるとおり、耐汚染性の有意な改良は、
普通乃至アルカリ性pH値、例えば約7から約11までのpH
値での汚染阻止剤による処理によって本発明に従って得
られた。これは、酸性条件、通常5以下のpH値、ときに
は5よりはるかに低いpH値で汚染阻止剤を施すことの利
点を強調している、当業界で示されていることとは反対
である。設置されたカーペットの環境に依存して、この
ような酸性pH値でカーペットを処理することは可能であ
るけれども、本発明に従う処理工程は、一般に、普通か
ら余り掛け離れていないpH値、例えば約4乃至約11、の
pH値で行うのが好ましいが、約6又はそれ以上の値がよ
り酸性のpH値よりは一般に好ましい。
本発明の追加の方法は、抗微生物剤及び/又は脱臭剤
を所定位置にあるナイロンカーペットに施し、続いて、
随意にフッ素化学品のような汚れ防止剤と組み合わせて
汚染阻止剤を施すことに関する。良く知られている家庭
用消毒剤及び脱臭剤を包含する多くの抗微生物剤は、ナ
イロンカーペットに施される場合には、カーペットが持
っていたかも知れない耐汚染性を破壊するか又はかなり
中和する。その後汚染防止剤を施すことにより、カーペ
ットの耐汚染性は更新されるか又は予め耐汚染性とされ
ていないカーペットにこのような性質を付与する。
本明細書で使用した“抗微生物性”という用語は、大
抵のバクテリア、害虫、カビに対して、そしてバクテリ
ア及び細菌(germs)により引き起こされた臭いに対し
て活性である広いスペクトルを持った剤を指す。この用
語は、よく知られた殺白カビ剤(mildewcides)、消毒
剤、殺バクテリア剤、殺カビ剤及び殺虫剤も包含する。
このような化合物は、“非残留性”(non−residual)
の、接触により殺しそして残留効果をもたない、最も普
通には第四級アンモニウム化合物又は、施した後無限の
期間活性のままである“残留性”剤(residual agent
s)として分類される。両方の種類の化合物共一般にカ
チオン性成分に基づいており、故に、アニオン性である
汚染阻止剤によりその繊維が予め処理されているナイロ
ンカーペットにそれらが施されると、耐汚染性は相当中
和される。抗微生物剤は典型的には、局所的に又はカー
ペットバッキングを通して注入によりナイロンカーペッ
トに施される。(後者の場合には、カーペットは、剤が
注入されるべき区域でアンダーパッドから最初に持ち上
げられる)。抗微生物剤は、例えば水害、下水のあふ
れ、不潔なこぼれ、ペット分泌物などの様々なソースに
よりカーペットに導入されたバクテリア又は他の標的を
殺すための消毒剤としてカーペットに良く使用される。
本明細書で使用した“脱臭剤”(“deodorizer"or“d
eodorizing agents")という用語は、単に臭いをマスク
するのに使用される香料又は同様な物質を含有するコン
パウンド又は、通常臭いマスク剤及び少量の1種又は1
種より多くの抗微生物剤、典型的には消毒剤の両者から
成る活性物質を指す。脱臭剤−−特にカチオン性及びい
くらかの非イオン性型−−も又耐汚染性に対する中和効
果を有する。
所定位置にあナイロンカーペットを先ず湿潤させ、カ
ーペットに抗微生物剤を施し、次いでカーペットがまだ
湿っている間に、耐汚染性の有意な改良が得られるのに
十分な量で且つ該有意な改良が得られるように、パイル
繊維に汚染阻止剤を施し、続いてカーペットを大気中で
乾燥させることによって、所定位置のナイロンカーペッ
トを消毒しそして耐汚染性を付与することができること
が今回見出だされた。
同様に、その繊維が予め汚染阻止剤で処理されている
所定位置のナイロンカーペットは、該カーペットを先ず
湿潤させ、カーペットに抗微生物剤を施し、次いでカー
ペットがまだ湿っている間に汚染阻止剤を施し、汚染阻
止剤は汚染阻止剤とカーペットのパイルのナイロン繊維
の分布及び接触を改良するようにカーペットのパイルの
ナイロン繊維に機械的にすり込まれ(worked into)、
汚染阻止剤は耐汚染性の該有為な改良が得られるのに十
分な量で且つ有意な改良が得られるように施されること
により、消毒されると共に再び耐汚染性を付与されるこ
とができる。このようにして処理されたカーペットは、
次いで空気乾燥される。
本方法は、汚染阻止剤のみの代わりに、汚れ防止剤
(フッ素化学品の如き)と汚染阻止剤の水性混合物を施
すか、又は汚れ防止剤及び汚染阻止剤を別々に施すこと
により随意に修正することができる。
すべてのこれらの方法において、処理されるべきカー
ペットの区域を消毒するのに十分な量の抗微生物剤が使
用されるべきでありそして該剤は製造業者の推奨に従っ
て施されるべきである。
上述の湿潤工程は抗微生物剤及び汚染阻止剤の両方の
効果的な分布を促進する。湿潤は、好ましくは、スチー
ム洗浄により達成されるが、湿潤真空化、シャンプーイ
ング(shampooing)又は単に水を施すなどの他の手段を
使用することもできる。処理されるべきカーペットが例
えば水害などにより既に湿潤しているか又は湿っている
場合には、湿潤工程は省くことができる。
カーペットの湿潤又はスチーム洗浄の前に又は同時に
抗微生物剤を施すことを含む別法も有効である。
所定位置のナイロンカーペットを脱臭すると共に該カ
ーペットに耐汚染性を付与するためには、汚染阻止剤と
脱臭剤の水性溶液をカーペットに施し、パイル繊維は、
汚染阻止剤とパイルのナイロン繊維間の分布及び接触を
改良するように機械的作業に付され、汚染阻止剤は耐汚
染性の有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該有意
な改良が得られるように施される。最後にカーペットを
空気乾燥させる。
この方法において、脱臭剤は臭いをマスクするために
のみ作用することに留意されたい。消毒剤として有効で
あるためには、脱臭剤中に見出だされるカチオン性活性
成分は汚染阻止剤の前に施されなければならない。
抗微生物剤と同じく、脱臭剤も又製造業者の推奨に従
って且つ処理されるべきカーペットの区域を脱臭するの
に十分な量で施されるべきである。
多くの抗微生物剤及び脱臭剤が耐汚染性を減少させる
ように作用するのと同じく、他の処理も同様な不利な効
果を及ぼす。このような処理の例としては、所定位置の
カーペットの再染色、高度に汚染した区域を迅速に中和
するのに高いpH(10又はそれより高い)の予備噴霧の適
用、或るシリコーン含有汚れ防止剤の使用及び或る種の
殺虫剤の使用が包含される。これらの場合の各々におい
て、本出願人は、このような処理の後このようなカーペ
ットの耐汚染性の有意な改良を達成することができた。
染色に関しては、カーペットを先ず染色し、次いで染色
阻止剤で処理しようと、又は汚染阻止剤を染料と混合し
そして同時に施そうと、改良を達成することができる。
すべてのこれらの場合に、耐汚染性を付与する前にカ
ーペットを消毒又は脱臭する方法に関して、好ましい種
類の汚染阻止剤は、スルホン化フェノール−ホルムアル
デヒド縮合体ポリマー、スルホン化ナフトール−ホルム
アルデヒド縮合体ポリマー、又は加水分解されたビニル
芳香族−無水マレイン酸ポリマーである。これらの汚染
阻止剤の2種又はそれより多くのものの組み合わせも使
用することができる。
本発明を下記の実施例により更に説明する。すべての
部及び百分率は、重量基準であり、o,w.f.は(ナイロン
面)繊維の重量に対する指示された活性成分の見積もら
れた重量であり、そしてナイロンは、特記しない限り66
ナイロンであり、ほぼメートル当量が与えられる。
実施例1 bcf(バルキー連続フィラメント)ナイロン1110−68
糸、即ち、1110デニール(1235dtex)及び68本フィラメ
ント(三裂葉断面(trilobal cross−section)を慣用
の方法により製造した。これらの糸の2本を撚り合わせ
(plied)そして加撚して4.5tpi(撚数/インチ、1.8撚
数/cm)の均合撚り(balanced twist)を持った糸を製
造した。次いで得られる糸をスパーバ・ヒートセット機
(Superba heat−setting machine)において270゜F(1
32℃)でヒートセットした。ヒートセット糸と下記の明
細:−42オンス/平方ヤード;1/2インチパイル高さ;1/1
0ゲージ;31ステッチ/3インチ(1.4kg/平方メートル、13
mm、1/4cm、41/100cm);の慣用のポリプロピレン一次
バッキングからカットパイルタフテッドカーペットを構
成した。このカーペットを慣用のバッチ染色法、染色助
剤及び下記の染料配合:カーペットの重量を基準とし
て、0.011%C.I.Acid Yellew219、0.0094%C.I.Acid
Red361;0.008%C.I.Acid Blue277、pH6.5、を使用して
染色し(淡いベージュ色調に)そして仕上げた。染色の
後、このカーペットをすすいだ。市販のフッ素化学品
(デラウエア州19898、ウイルミントン市のイー・アイ
・デュポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニーから入
手可能なテフロン タフコート(Teflon Toughcoat)
のカチオン性バージョンと同等)を、慣用のスプレー塗
布で施し(0.9%o.w.f.)、そしてカーペットをオーブ
ンで乾燥した。商業的に入手可能なラテックス組成物
(ジョージア州、カルホウンのテキスタイル・ラバー・
カンパニー)をカーペットバッキング接着剤として、商
標名アクチオンバック(Acyionbac)(ジョージア州、
アトランタのアモコ社)下の二次ポリプロピレンバッキ
ングと共に施した。
ラテックス及び二次バッキングを有するこの仕上げら
れたカーペットを、汚染阻止剤による所定位置での処理
用の試験片として使用した。前述の同時係属米国特許出
願第943,335号において言及したアセチル化メシトールN
BS溶液(acetylated Mesitol NBS solution)の20g/
溶液を汚染阻止剤溶液(クエン酸でpH5.0に調節した)
として使用し、室温で噴霧する[シアーズブランド(Se
ars brand)、2ガロン(約7.5)容量のオープントッ
プ噴霧器を使用して)ことにより、約0.5%の活性汚染
阻止剤o.w.f.で均一に施した。噴霧した混合物をハイル
ブラシを使用してパイル繊維にすり込んだ。処理したカ
ーペットを室温で乾燥させた。
乾燥したカーペットの試料を、次いで汚染試験1に従
って、クール−エイド を使用して、30分汚染させるこ
とにより試験した。同じカーペットの未処理(対照)試
料(即ち、汚染阻止剤処理していない)も比較の目的で
処理した。処理したカーペット試料は、洗浄の後繊維上
に認めうるピンクの汚染のみ、即ち、未処理カーペット
試料上の暗赤色染色(即ち、1の汚染評点)と対照的に
3の汚染評点を示した。この汚染評点(3)ですら、こ
の半インチパイルカーペットについて許容できるもので
はないけれども、未処理カーペットの評点(1)に比べ
ると、耐汚染性の有意な改良が見られ、そして同じカー
ペットに対する処理条件を変えることにより、又は異な
ったカーペット(例えば、より小さい密度、より短いパ
イル、スエッセンセット(Suessen set)を有し、汚染
阻止剤に対するより大きい許容性を与えるステープルカ
ーペット)に対して同じ処理を施すことによって、より
効果的な汚染阻止が期待でき、そして後記するように得
られる。
同様な量及び同様な条件のもとで、メシトールNBS溶
液それ自体、即ち、非アセチル化染料を使用することに
より同様な結果が得られた。
実施例2 糸が3.0s(5.1m/g)番手、3.8tpi(1.5撚数/cm)及び
200℃でのスエッセンセットであり、そしてカーペット
が45オンス/平方ヤード(1.5kg/平方メートル)及び24
ステッチ/3インチ(31/10cm)であり、スコッチガード
・フルオロケミカル FC393(Scotchgard Fluorochemic
al FC 393)を実施例1で使用したフッ素化学品の代わ
りに施したことを除いては、このカーペットは実施例1
のものと同様であった。このカーペットを同じ汚染阻止
剤で処理しそして実施例1と同じ条件のもとで試験する
と、未処理カーペットの暗赤色染色と対照的に僅かなピ
ンクの汚染(評点4)のみを示した。
実施例3 実施例2で製造した、仕上げられたカーペットの試料
を、詰物材料[ジネラル・フェルト・インダストリー・
アンド・カンパニー(General Falt Industries&Co.に
より販売されている、メトリックス100、1/4インチ(6m
m)厚さのプライムウレタンカーペットクッション]上
に置いて、家庭内で使用するための“所定位置の”典型
的なカーペットの状態にシミュレートさせ、次いでケモ
コブランド汚れ抽出器モデル60DM(Chemoco brand soil
extractor model 60 DM)[ペンシルバニア州、フィラ
デルフィアのアコモデーション・サニタリー・サプライ
社(Accomodation Sanitary Supply Co.,)から入手可
能]を、室温水で1:53に希釈したスパルタンX−トラク
ションII(Spartan X−Traction II)洗浄溶液(アコモ
デーション・サニタリー・サプライ社から入手可能な標
準洗剤組成物)を使用して、4回通過させることにより
洗浄した。湿ったカーペット(10−20%水分レベルと見
積もられる)を、次いで、5.0のpHで1:1:15の割合のテ
フロン MF(デュポンのブランドフッ素化学品):実施
例1の如きアセチル化メシトールNBS:水を含有する混合
物で、加圧式噴霧器、2ガロン(7.5リットル)容量
[ビー・アンド・ジー・イクイプメント社(B&G Equi
pment Co.,)により販売されているブランド名アコノラ
イン(Aconoline)]を使用して、1%o.w.f.であると
見積もられた活性汚染阻止剤の近似的量で、噴霧した。
噴霧した混合物を次いで実施例1における如くしてパイ
ルブラシを使用してパイル繊維にすり込んだ。処理ざれ
たカーペットを空気中で乾燥させ、次いで、汚染溶液を
洗浄の前に24時間放置したことを除いて、実施例1に記
載の如くして汚染試験を行った。処理されたカーペット
は、未処理カーペット(1の汚染評点を持った暗赤色汚
れ)に比較して目に見える汚れを示さなかった(5の汚
染評点)。
この実施例は、洗剤洗浄後まだ湿っている間にカーペ
ットを噴霧することによりパイル繊維全体にわたり汚染
防止剤の均一な分布により達成される改良された効果を
示す。
実施例4 ケモコ汚れ抽出器により8回の洗浄通過を行い、洗剤
洗浄溶液は実施例1と同じ汚染阻止剤0.2部と混合され
たスパルタンX−トラクションII洗剤から成り、生じる
pHは7.5であり、そして活性汚染阻止剤の近似的量は0.8
%o.w.f.であると見積もられることを除いては、本実施
例は実施例3と同様である。この処理されたカーペット
は、未処理カーペット(1の汚染評点を持った暗色汚
れ)に比べて目に見える汚れを示さなかった(5の汚染
評点)。
本実施例は、汚染阻止剤を含有する洗浄溶液によりカ
ーペットを洗浄することによりパイル繊維全体にわたり
汚染阻止剤の効果的な分布を示す。
実施例5 これまでの実施例の住宅用カーペット構造の代わり
に、市販の又は収縮型カーペットを使用した。中空断面
を持ったデュポンアントロンXL(Dupon Antron XL)、1
280デニール(1420dtex)繊維をこのカーペットに使用
した。構造明細は、40オンス/平方ヤード(1.4kg/平方
メートル)、5/16インチ(8mm)パイル高さであり、均
染化酸性染料、続いて実施例1と同じフッ素化学品を使
用して土色調のベージュ色(earth−tone beige colo
r)に染色した。このカーペットを次いでラテックス処
理しそしてリノリウムパッドに接着した。カーペットを
廊下に置きそして178,000フイートのトラフィックサイ
クルの摩耗に付した。次いでカーペットをクラークの酷
使用スチーム抽出装置モデルExt−20(Ciarke′s heavy
duty steam extraction unit model Ext−20)[デラ
ウエア州、ウイルミントンのアドバンス・ペーパー社
(Advance Paper Co.,)から入手可能である]で洗浄し
そして室温で乾燥した。乾燥したカーペットを次いで、
活性汚染防止剤が約1.7%o.w.f.であり、噴霧された混
合物をパイルブラシを使用してすり込むことを除いて
は、実施例1に説明したのと同じ方法で室温で同じ汚染
防止溶液で噴霧した。乾燥したカーペットの試料を次い
で汚染試験1により30分汚染させた。処理したカーペッ
トは、未処理カーペット(1の汚染評点を持った暗色汚
れ)に比較して汚れを示さなかった(5の汚染評点)。
実施例6 出発カーペットは、既に製造中に有効量の汚染阻止剤
でロール機で処理された仕上げられたカーペット[ナイ
ロンステープルカットパイル、40オンス/平方ヤード
(1.4kg/平方メートル)、1/2インチ(13mm)パイル高
さ、淡いベージュ色調にウインス染色されている(beck
dyed)、ラテックス処理されそして二次バッキンクさ
れている]であり、そして汚染試験1(24時間)により
汚染試験して、5の視察汚染評点を示した。次いでこの
カーペットを344,000フィートのトラフィックサイクル
に付した。
前記トラフィック(traffiked)したカーペットを洗
剤及びスタンレイ・スチーマー(Stanley Steamer)
(オハイオ州、ダブリン)トラックマウント装置(truc
k mount unit)を使用して洗浄しそしてこの一部を乾燥
した。乾燥したカーペットを汚染試験機1を使用して24
時間汚染させそして洗浄したところ、今回は認められう
る汚染(3の視察汚染評点)を示した。
洗浄したが未だ部分的に湿っている(約10%水分レベ
ルと見積もられる)カーペットの一部を7.8のpHの洗浄
溶液(スタンレイ・スチーマー#SS76、標準アニオン性
洗剤)中の実施例Iのものと同じ汚染阻止剤でオーバー
スプレーし(活性汚染防止剤約0.4%o.w.f.の濃度
に)、続いてテフロン MFフルオロカーボンを噴霧して
施した。この場合に使用した噴霧器は、スプレー・シス
テム・ジェット・テイージェット8004(Spray System T
ip TEEJET 8004)[ペンシルバニア州、アルモカ社(Al
moca Corp.,の噴霧システム]をもつた2ガロン容量の
カン、40−60psi及びカーペット上約12−19インチの高
さからの適用、各方向に1回ずつの2回の通過であっ
た。この処理したカーペットを室温で空気乾燥し、次い
で汚染試験1を使用して24時間汚染試験した。このカー
ペットは、5の汚染評点を有し、見えうる汚染を示さな
かった。
この実施例は、洗剤洗浄及びトラフィッキングのため
に減少した(3の汚染評点)汚染性能を持った汚染阻止
されたカーペットは、上述のような所定位置での処理に
より元の汚染性能(汚染評点5)に回復することができ
ることを示す。
実施例7 15dpfの三裂葉断面のステープルナイロン66を慣用の
方法により製造した。3s番手、撚数4/インチ及びスエッ
センヒートセット(200℃)の2プライ均合撚りの糸を
製造した。カーペットを下記の明細:1/10ゲージ、46オ
ンス/平方ヤード、1/2パイル高さ、標準染色助剤及び
均染酸性染料により淡いベージュ色調にウインス染色:
で構成した。染色の後、カーペットを実施例1と同じ汚
染阻止剤2.5%o.w.f.を含有する浴で、約20:1浴比で、1
70℃で20分間処理した。次いでカーペットをすすぎ、EP
A2172717の実施例6に記載のフッ素化学品のカチオン
性分散液で局所的に処理しそして乾燥し、ラテックス処
理し、硬化させそして0チップシャリングした(tip sh
eared)。カーペットを汚染試験1を使用して汚染試験
しそして視察により5の汚染評点をつけた。この洗浄し
たカーペットの半分を同じスポットの部分を汚染試験1
を使用して30分間再汚染することにより再試験した。汚
染評点は今回は僅かな汚染(即ち4の評点)であった。
カーペットの残りの半分を0.16%o.w.f.で実施例1と同
じ汚染阻止剤で噴霧しそして室温で乾燥させた。次いで
この処理したカーペットを汚染試験1を使用して30分間
同様に汚染試験して、再び5の汚染評点を得た。
この実施例は、洗剤洗浄のために減少した汚染性能を
持った試料が、所定位置での処理により以前の汚染性能
に復帰することができることを示す。
実施例8 汚染防止処理した、カットパイルサクソニーカーペッ
トを13dpf、bcf、三裂葉断面(1107総デニール)スパー
バヒートセット糸から製造した。二次ポリプロピレンバ
ッキングを持ったラテックス処理しそして仕上げたカー
ペットを汚染試験2(下記する)により試験しそして2
−3にすぎない不十分な汚染評点を有することが見出だ
され、この汚染防止処理は満足ではないことを示した。
カーペットは、これと同時に出願されたそして前記した
米国特許同時係属(出願番号第07、136,033号)の実施
例2に記載の1:100に希釈したシャンプーブレンドで7.7
のpHで、ケモコプランド汚れ抽出器、モデル60DM(1回
通過)により洗浄し、続いて1:1:46割合の、同じ同時係
属出願(07/136,033号)の実施例1に記載の如き80:20
加水分解されたスチレン/無水マレイン酸ポリマー:ア
セチル化メシトールNBSの混合物:テフロン MF:水のオ
ーバースプレー(2回通過)を行った。カーペットをこ
のようにして室温で所定位置で処理しそして室温で乾燥
させた。この乾燥した処理したカーペットを汚染試験2
(24時間)により試験すると、見えうる汚染を示さなか
った(5の汚染評点)。
カーペットは、このような希釈したシャンプーで多数
回の通過、続く上述の如きオーバースプレーによりこの
ようにして処理して、広範囲の不十分に汚染防止処理さ
れたカーペット又は未処理カーペットの汚染評点を改良
することができる。
汚染試験2 6インチ×6インチ(15cm×15cm)のカーペットの試
験片を平坦な非吸収性表面に置く。本明細書に述べた汚
染試験1に関して調製したクールエイド 溶液20mlをカ
ーペットの試験片に施す。これは1−1/2インチ−2イ
ンチ(3.8cm−5.1cm)シリンダを試験片の上に漏れのな
いようにして置きそしてこのシリンダにクールエイド
溶液を注いでカーペット試験片を接触させ、それにより
円形汚染を形成することにより行う。次いで、シリンダ
を除去しそして過剰のクールエイド をカーペットタフ
トにすり込んで均一な汚染を行う。汚染したカーペット
試験片を24±4時間乱さないで放置し、その後それを冷
水で完全にすすぎ、圧搾乾燥しそして過剰の溶液を除去
する。試験片を検査しそして汚染試験1で述べたのと同
じ評価基準に従って評価した。
実施例9 この実施例は、汚染防止剤を含有していてもいなくて
もよいアニオン性シャンプーで最初に洗浄されているか
いないかにかかわりなく、汚染したカーペットを“所定
位置で”処理するための好ましい方法を説明する。この
ようなカーペットは普通の家庭生活で生じるように汚染
されているか又はトラフィックされている。
ベージュ色の、ロール機処理した、ラテックス処理し
そして二次バッキングしたカーペットを、約7/16インチ
(11mm)の仕上げたバイル高さで、bcf2プライスパーバ
ヒートセットから38オンス/平方ヤード(1.3kg/平方メ
ートル)でつくった。カーペットを汚染試験2を使用し
て汚染させそして1−2の汚染評点を有することが見出
された。カーペットをスタンレー・スチーマー#SS76ブ
ランドシャンプー(pH8.8)を使用してスタンレー・ス
チーマートラックマウント装置(4回通過)で洗浄し
た。洗浄したカーペットを次いで更に実施例8の場合と
同じシャンプーブレンドを使用し、しかし水中1:150の
最終希釈率で4回の通過で洗浄し、続いて1:1:46の割合
の実施例8の場合と同じブレンド:テフロン MF:水の
オーバースプレー(2回通過)を行った。カーペットを
室温で乾燥させた。この乾燥した処理したカーペット
は、汚染試験2(24時間)で試験すると、見えうる汚染
を示さなかった(5の汚染評点)。
実施例10 実施例9に記載のカーペットを、市販のシャンプー
(カチオン性材料なしで主としてアニオン性)で洗浄
し、次いで(1)同じシャンプーブレンド及び実施例9
に記載の如きオーバースプレー又は(2)丁度実施例9
に記載の如きオーバースプレー(2回のみの通過の代わ
りに多数回通過で)又は(3)汚染阻止剤を含有するア
ニオン性シャンプー材料で洗浄して、満足な高い耐汚染
性を得た。
示された如く、ナイロン6は、ナイロン66より多くの
染料に対する大きい親和性を有する。これは、ナイロン
6カーペットについては、耐汚染性の同等な改良(ナイ
ロン66カーペットについて本明細書に示した如き得られ
る耐汚染性の改良と同等の)を得るのにより多くの量の
汚染阻止剤を一般に使用しなければならないか、又はよ
り多くの回数通過(施す処理の繰り返し)させなければ
ならない。これは、より多くのコーティングがナイロン
繊維上に蓄積されうること及びカーペット及び表面繊維
の美観に影響を与える(不利に)ことを意味する。従っ
て、ナイロン6について特に示された如く、本発明の処
理は、カーペット及び/又は繊維の製造中に繊維が汚染
阻止剤による処理を既に受けているカーペットに施すの
が好ましい。
実施例11 4種の商業的に入手可能な耐汚染性ナイロンカーペッ
ト試料をこの実験に使用した。これらは、 カーペット#1 − ナイロン66ステープル、36オンス
/平方ヤード、淡いベージュ色調、汚染阻止剤としてカ
ーペットロール機により施されたスルホン化フェノール
ホルムアルデヒド縮合物、 カーペット#2 − ナイロン66ステープル、35オンス
/平方ヤード、ベージュ色調、繊維製造業者により施さ
れた汚染阻止剤(種類は知られていない)、 カーペット#3 − ナイロン6バルキー連続フィラメ
ント、35オンス/平方ヤード、淡いベージュ色調、カー
ペットロール機により施された汚染阻止剤(種類は知ら
れていない)、 カーペット#4 − ナイロン6ステープル、35オンス
/平方ヤード、淡いベージュ色調、カーペットロール機
により施された汚染阻止剤(種類は知られていない)、 処理A 上述のカーペットの各々の試料をスチーム洗浄し、乾
燥し、そして上述の如き汚染試験2を使用してクールエ
イド により汚染させた。24時間の後、各々を試験評点
した。
処理B 上記カーペットの各々の第2の試料をスチーム洗浄
し、そして繊維がまだ湿った状態にある間に、ペンシル
バニア州、ブラッドドック、P.O.ボックス777のミクロ
バン・ゲルミシド社(Microban Germicide Co.,)によ
り製造されたミクロバンX−580 (Microban X−58
0 )として知られた抗微生物剤で局所的にオーバース
プレーした。ミクロバンX−580 は大抵のバクテリ
ア、害虫、カビ、及びバクテリア及び細菌により引き起
こされた臭いに対して有用である広いスペクトルの消毒
剤として記載されている。(ミクロバンX−580 の組
成は、イソプロピルアルコール25.0%、パラ−ジ−イソ
−ブチル−フェノキシエトキシエチル−ジメチルペンジ
ルアンモニウム−o−フェニルフェネート臭素錯体0.85
2%、n−オクチル−ビ−シクロヘプタン−ジ−カルボ
キシミド0.4%、ピペロニルブトキシド0.2%、ピレトリ
ン0.1%及び不活性成分73.448%であると言われてい
る)。実施例3で使用した同じモデルの2ガロン(7.5
)容量の加圧式噴霧器をオーバースプレーを施すのに
使用した。抗微生物剤は製造業者の推奨した方法に従っ
て施しそして噴霧された混合物を次いでパイルブラシを
使用してパイル繊維にすり込んだ。処理した試料を空気
乾燥させ、次いで汚染試験2により汚染試験した。
処理C 上記カーペットの各々の第3の試料をスチーム洗浄し
そして処理Bにより抗微生物剤ミクロバンX−580
噴霧した。この処理の15分の後、試料を2.24:1:30(容
量)の割合のイントラテックス30 、テフロンMF 及び
水を含有する混合物でオーバースプレーシタ。イントラ
テックス30 はクロンプトン・アンド・ノウレス社(Cr
ompton & Knoles Corporation)により販売されている
市販のスルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合物
である。テフロンMF はイー・アイ・デュポン・デ・ニ
モアス・アンド・カンパニーにより製造されたアニオン
性フッ素化学品である。活性な汚染防止剤の見積もられ
た量は、0.4%owfであった。オーバースプレーされた混
合物を次いでパイル繊維にすり込みそして空気乾燥した
試料を汚染試験2により汚染試験した。
上記処理に対する汚染結果は下記のとおりであった: 汚染評点 処理A 処理B 処理C カーペット#1 4−5 3−2 5 カーペット#2 4 3 5 カーペット#3 3 1−2 3−4 カーペット#4 1 1 4 実施例12 処理A 汚染試験2を使用して商業的に入手可能な、バルキー
連続フィラメント36オンス/平方ヤードナイロンカーペ
ット(淡いベージュ色調)を試験しそして5の汚染評点
を有することが見出だされた。
処理B 同じカーペットの第2の試料を製造業者の推奨する方
法に従ってシアーズの洗剤[クリーンモア カーペット
クリーナー#1(Cleanmore Carpet Cleaner #1)で
洗浄し、そしてまだ湿っている間に、カーペットを、プ
レバル (Preval )噴霧装置[ニューヨーク10702、
ヨンカース、のプレシジョン・バルブ社(Precision Va
lve Corp.,)を使用してミクロバンX−580 で噴霧し
た。手持ち式パイルブラシを使用して抗微生物剤をすり
込み、そして試料を空気乾燥させた。乾燥した試料を次
いで汚染試験2により汚染試験しそして3−4の汚染評
点を有することを見出だした。これは抗微生物剤による
処理の後の汚染性能の低下を示す。
処理C 同じカーペットの第3の試料を、噴霧した試料を3時
間空気乾燥させ、次いで冷水道水で洗浄しそして再び空
気乾燥することを除いては、本実施例の処理Bによりス
チーム洗浄しそしてミクロバンX−580 抗微生物剤で
オーバースプレーした。次いで試料を汚染試験2により
汚染させそして3−4の汚染評点を有することが見出だ
され、これは、汚染性能の差が単に試料を水道水で洗浄
することによっては得られないことを示す。
処理D 同じカーペットの第4の試料をスチーム洗浄しそして
本実施例の処理BによりミクロバンX−580 抗微生物
剤によりオーバースプレーした。この処理の5分の後、
試料を繊維がまだ湿った状態にある間に、実施例11の処
理Cに述べたのと同じ混合物でオーバースプレーした。
次いで染色した試料を汚染試験2により試験しそして5
の汚染評点を有することが見出だされた。
実施例13 2つの商業的に入手可能なバルキー連続フィラメント
ナイロンカーペット試料をこの実験に使用した:両方共
淡いベージュ色調の42オンス/平方ヤード及び37オンス
/平方ヤードのカーペット。これらのカーペットを汚染
試験2により汚染試験しそして5の汚染評点を有するこ
とを見出だした。2つの脱臭剤をこれらのカーペットの
汚染性能に対する効果を証明するのに選んだ:剤#1、
活性成分oフェニレンフェノール2.8%及びベンジル−
o−クロロフェノール2.7%を含有する臭いのする消毒
剤及び剤#2、カチオン性消毒剤アルキルジメチルベン
ジルアンモニウムクロライドを染料及び香料とともに含
有するレモンの臭いのする脱臭剤。
処理A 上記脱臭剤の各々の希釈した水性溶液(2液量オンス
/ガロンを調製しそしてこれらの希釈溶液の各々20ccを
汚染試験2に述べたのと同じ方法を使用してカーペット
の各々の異なる試料に注いだ。15分の後、溶液を完全に
ぬぐいそして湿潤真空化し、そうして4つのカーペット
試料は殆んど乾燥した。次いで試料を汚染試験2により
クールエイド で同じスポットで汚染させた。両カーペ
ット(すべての4つの試料)は2つの汚染評点を持った
ひどい汚染を示した。
処理B 溶液A − 同時係属出願第07/136,033号の実施例1に
記載の如き、加水分解されたスチレン/無水マレイン酸
ポリマー及びアセチル化メシトールNBSの80/20混合物か
ら10%水性溶液を調製した。
溶液B − アニオン性フッ素化学品を水15部で希釈し
た。
溶液C − 溶液Aと溶液Bの50/50容量混合物 溶液D − 希釈した剤#1(2液量オンス/水ガロ
ン)15cc及び溶液C5cc 溶液E − 希釈した剤#2(2液量オンス/水ガロ
ン)15cc及び溶液C5cc 溶液D及びEを本実施例の処理Aに記載したのと同じ
方法を使用して両カーペットの試料に別々に施しそして
汚染試験2を使用して汚染試験した。両カーペット(す
べての4つの試料)は、脱臭剤の香りを有しておりそし
て5の汚染評点を持っていて見えうる汚染を示さなかっ
た。かくして、この実施例は、前述の如く汚れ防止化学
品は汚染改良を得るのに必要ではないけれども、殺菌性
消毒剤を含有するカチオン性脱臭剤を汚染防止剤(及び
汚れ防止剤)と組み合わせることにより耐汚染性の改良
を効果的に達成することができることを示す。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.設置されたナイロンカーペットに、耐汚染性の有意な
改良が得られるのに十分な量の汚染阻止剤を該有意な改
良が得られるように適することにより該設置されたナイ
ロンカーペットを処理する工程と、処理されたカーペッ
トを大気中で乾燥する工程を含む方法により、設置され
たナイロンカーペットに耐汚染性を付与する方法。
2.ナイロンカーペットが一次バッキングを通してタフテ
ィングされたナイロン繊維から本質的に成り、該バッキ
ングは二次バッキングも含んで成り、そして上記バッキ
ングは接着剤組成物により取り付けられている上記1に
記載の方法。
3.ナイロンカーペットが一次バッキングを通してタフテ
ィングされたナイロン繊維から本質的に成り、該バッキ
ングは二次バッキングも含んで成り、そして該二次バッ
キングは一次バッキングに取り付けられたフォームの層
である上記1に記載の方法。
4.ナイロンカーペットがアンダーパッドと共に設置され
ている上記1乃至3のいずれかに記載の方法。
5.ナイロンカーペットが約1/4インチ又はそれ以上のパ
イル高さを有する上記1乃至3のいずれかに記載の方
法。
6.ナイロンカーペットが約1/2インチ又はそれ以上のパ
イル高さを有する上記1乃至3のいずれかに記載の方
法。
7.ナイロンカーペットがループパイル構造である上記1
乃至3のいずれかに記載の方法。
8.ナイロンカーペットのナイロン繊維としてナイロン66
ポリマーを使用する上記1乃至3のいずれかに記載の方
法。
9.汚染阻止剤をナイロン66ポリマーに全体的に施す上記
1に記載の方法。
10.設置されたナイロンカーペットは、該ナイロンカー
ペットに洗剤の水性溶液を施して、カーペットのパイル
のナイロン繊維の完全な湿潤を達成することにより処理
され、そしてナイロン繊維が湿潤している間に汚染阻止
剤で処理される上記1,2又は9のいずれかに記載の方
法。
11.洗剤の水性溶液を、設置されたナイロンカーペット
に汚染阻止剤と同時に施す上記10に記載の方法。
12.汚染阻止剤を施す前に、洗剤の水性溶液を、設置さ
れたナイロンカーペットに施す上記10に記載の方法。
13.設置されたナイロンカーペットを先ず洗浄し、次い
で湿った状態にある間に汚染阻止剤で処理する上記1,2
又は9のいずれかに記載の方法。
14.ポリマー、繊維又はカーペットのいずれの形態にあ
れ、ナイロン繊維が、上記1,2又は9のいずれかに記載
の方法に従って汚染阻止剤により設置されたナイロンカ
ーペットを処理するプロセスの前に、既に汚染阻止剤で
処理されている上記13に記載の方法。
15.設置されたナイロンカーペットを汚染阻止剤で処理
する工程が、ナイロンカーペットのパイルのナイロン繊
維が湿った状態にあるときに、設置されたナイロンカー
ペット全体に汚染阻止剤を噴霧することにより行う上記
1,2又は9のいずれかに記載の方法。
16.設置されたナイロンカーペットを汚染阻止剤で処理
する工程が、汚染阻止剤とナイロンカーペットのパイル
のナイロン繊維の分布及び接触を改良するように、設置
されたナイロンカーペットのパイルのナイロン繊維の機
械的作業を含む上記1,2又は9のいずれかに記載の方
法。
17.処理されたカーペットの乾燥は、設置されたナイロ
ンカーペットのパイルに熱風を吹き付けることにより助
長される上記1,2又は9のいずれかに記載の方法。
18.設置されたナイロンカーペットに汚染阻止剤を施す
工程と、設置されたナイロンカーペットのパイルのナイ
ロン繊維の完全な乾燥を達成するのに熱風を吹き付ける
工程との間で、少なくとも約6時間が観測される上記17
に記載の方法。
19.汚染阻止剤による処理に加えるに、設置されたナイ
ロンカーペットにフッ素化学品汚れ防止剤を施すことに
より設置されたナイロンカーペットを処理する上記1,2
又は9のいずれかに記載の方法。
20.設置されたナイロンカーペットをフッ素化学品及び
汚染阻止剤で同時に処理する上記19に記載の方法。
21.フッ素化学品を施す前に汚染阻止剤を設置されたナ
イロンカーペットに施す上記19に記載の方法。
22.汚染阻止剤を施す前に、フッ素化学品を設置された
ナイロンカーペットに施す上記19に記載の方法。
23.設置されたナイロンカーペットを、普通又はアルカ
リ性pH条件のもとで汚染阻止剤により処理する上記1,2
又は9のいずれかに記載の方法。
24.設置されたナイロンパイルカーペットのパイル繊維
を洗剤の水性溶液で完全に湿潤させ、次いで、洗剤で湿
潤されている間に、パイル繊維に、耐汚染性の有意な改
良が得られるのに十分な量の汚染阻止剤を該十分な改良
が得られるように施し、そして処理されたカーペットを
大気中で乾燥させる工程を含んで成る、設置されたナイ
ロンパイルカーペットに耐汚染性を付与する方法。
25.ナイロンパイルの繊維が既に汚染阻止剤で処理され
ている設置されたナイロンパイルカーペットを、洗剤の
水性溶液で洗浄し、そして洗剤及び水で湿潤されている
間に汚染阻止剤を前記カーペットに施し、汚染阻止剤と
ナイロンカーペットのパイルのナイロン繊維の分布及び
接触を改良するように、設置されたナイロンカーペット
のパイルのナイロン繊維に汚染阻止剤を機械的にすり込
み、汚染阻止剤は、耐汚染性の有意な改良が得られるの
に十分な量で且つ該改良が得られるように施され、そし
てこの処理されたカーペットを大気中で乾燥させること
を含んで成る、ナイロンパイルの繊維が既に汚染阻止剤
で処理されている設置されたナイロンパイルカーペット
に耐汚染性を付与する方法。
26.設置されたナイロンパイルカーペットに、耐汚染性
の有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該改良が得
られるように、汚染阻止剤と共に洗剤の水性溶液を施
し、そして汚染阻止剤とナイロンカーペットのパイルの
ナイロン繊維の分布及び接触が改良されるように、パイ
ル繊維を機械的作業に付し、汚染阻止剤は、耐汚染性の
有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該改良が得ら
れるように施され、そしてこの処理されたカーペットを
大気中で乾燥させることを含んで成る、設置されたナイ
ロンパイルカーペットに耐汚染性を付与する方法。
27.汚染阻止剤がスルホン化フェノール−ホルムアルデ
ヒド縮合物ポリマーである上記24乃至26のいずれかに記
載の方法。
28.汚染阻止剤がスルホン化ナフトール−ホルムアルデ
ヒド縮合物ポリマーである上記24乃至26のいずれかに記
載の方法。
29.汚染阻止剤が加水分解されたビニル芳香族−無水マ
レイン酸ポリマーである上記24乃至26のいずれかに記載
の方法。
30.設置されたナイロンパイルカーペットを湿潤させ、
このカーペットに抗微生物剤を施し、次いでカーペット
がまだ湿っている間にパイル繊維に汚染阻止剤を施し、
汚染阻止剤は耐汚染性の有意な改良が得られるのに十分
な量で且つ該改良が得られるように施され、そしてこの
処理されたカーペットを大気中で乾燥させる工程を含ん
で成る、設置されたナイロンパイルカーペットを消毒す
ると共にこのカーペットに耐汚染性を付与する方法。
31.カーペットの繊維が既に汚染阻止剤で処理されてい
る設置されたナイロンパイルカーペットを湿潤させ、こ
のカーペットに抗微生物剤を施し、次いでカーペットが
まだ湿っている間にカーペットに汚染阻止剤を施し、汚
染阻止剤とパイルのナイロン繊維の分布及び接触を改良
するように、該設置されたナイロンカーペットのパイル
のナイロン繊維に汚染阻止財を機械的にすり込み、汚染
阻止剤は、耐汚染性の有意な改良が得られるのに十分な
量で且つ該改良が得られるように施され、そしてこの処
理されたカーペットを大気中で乾燥させる工程を含んで
成る、カーペットの繊維が既に汚染阻止剤で処理されて
いる設置されたナイロンパイルカーペットを消毒すると
共に該カーペットに耐汚染性を付与する方法。
32.設置されたナイロンパイルカーペットを湿潤させ、
このカーペットに抗微生物剤を施し、このカーペットに
汚染阻止剤と共に汚れ防止剤の水性溶液を施し、汚染阻
止剤とパイルのナイロン繊維の分布及び接触を改良する
ように、パイル繊維を機械的作業に付し、汚染阻止剤は
耐汚染性の有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該
改良が得られるように施され、そしてこの処理されたカ
ーペットを大気中で乾燥させる工程を含んで成る、設置
されたナイロンパイルカーペットを消毒すると共にこの
カーペットに耐汚染性を付与する方法。
33.カーペットの湿潤はスチーム洗浄により行う上記30
乃至32のいずれかに記載の方法。
34.カーペットを湿潤する工程の前に抗微生物剤を施す
上記30乃至32のいずれかに記載の方法。
35.カーペットの湿潤をスチーム洗浄により行う上記34
に記載の方法。
36.カーペットを湿潤させる工程を省く上記30乃至32の
いずれかに記載の方法。
37.設置されたナイロンパイルカーペットに汚染阻止剤
と脱臭剤の水性溶液を施し、汚染阻止剤とパイルのナイ
ロン繊維の分布及び接触を改良するように、パイル繊維
を機械的作業に付し、汚染阻止剤は耐汚染性の有意な改
良が得られるのに十分な量で且つ該改良が得られるよう
に施され、そしてこの処理されたカーペットを大気中で
乾燥させる工程を含んで成る、設置されたナイロンパイ
ルカーペットを脱臭すると共にこのカーペットに耐汚染
性を付与する方法。
38.汚染阻止剤がスルホン化フェノール−ホルムアルデ
ヒド縮合物ポリマーである上記30,31,32又は37のいずれ
かに記載の方法。
39.汚染阻止剤がスルホン化ナフトール−ホルムアルデ
ヒド縮合物ポリマーである上記30,31,32又は37のいずれ
かに記載の方法。
40.汚染阻止剤が加水分解されたビニル芳香族−無水マ
レイン酸ポリマーである上記30,31,32又は37のいずれか
に記載の方法。
41.汚染阻止剤が、スルホン化フェノール−ホルムアル
デヒド縮合物ポリマー、スルホン化ナフトール−ホルム
アルデヒド縮合物ポリマー及び加水分解されたビニル芳
香族−無水マレイン酸ポリマーの任意の組み合わせであ
る上記30,31,32又は37のいずれかに記載の方法。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置されたナイロンカーペットに、耐汚染
    性の有意な改良が得られるのに十分な量の汚染阻止剤を
    該有意な改良が得られるように施すことにより該設置さ
    れたナイロンカーペットを処理する工程と、処理された
    カーペットを大気中で乾燥する工程を含む方法により、
    設置されたナイロンカーペットに耐汚染性を付与する方
    法であって、該付与された耐汚染性は酸性染料色素、た
    とえばレツド・ダイNo.40、による汚染に抵抗すること
    ができる能力を意味し、該汚染阻止剤はスルホン化フエ
    ノール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー、スルホン化
    ナフトール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー及び加水
    分解されたビニル芳香族−無水マレイン酸ポリマーより
    成る群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】設置されたナイロンパイルカーペットのパ
    イル繊維を洗剤の水性溶液で完全に湿潤させ、次いで、
    洗剤で湿潤されている間に、パイル繊維に、耐汚染性の
    有意な改良が得られるのに十分な量の汚染阻止剤を該十
    分な改良が得られるように施し、そして処理されたカー
    ペットを大気中で乾燥させる工程を含んで成る、設置さ
    れたナイロンパイルカーペットに耐汚染性を付与する方
    法であって、該付与された耐汚染性は酸性染料色素、た
    とえばレツド・ダイNo.40、による汚染に抵抗すること
    ができる能力を意味し、該汚染阻止剤はスルホン化フエ
    ノール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー、スルホン化
    ナフトール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー及び加水
    分解されたビニル芳香族−無水マレイン酸ポリマーより
    成る群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】ナイロンパイルの繊維が既に汚染阻止剤で
    処理されている設置されたナイロンパイルカーペット
    を、洗剤の水性溶液で洗浄し、そして洗剤及び水で湿潤
    されている間に汚染阻止剤を前記カーペットに施し、汚
    染阻止剤とナイロンカーペットのパイルのナイロン繊維
    の分布及び接触を改良するように、設置されたナイロン
    カーペットのパイルのナイロン繊維に汚染阻止剤を機械
    的にすり込み、汚染阻止剤は、耐汚染性の有意な改良が
    得られるのに十分な量で且つ該改良が得られるように施
    され、そしてこの処理されたカーペットを大気中で乾燥
    させることを含んで成る、ナイロンパイルの繊維が既に
    汚染阻止剤で処理されている設置されたナイロンパイル
    カーペットに耐汚染性を付与する方法であって、該付与
    された耐汚染性は酸性染料色素、たとえばレツド・ダイ
    No.40、による汚染に抵抗することができる能力を意味
    し、該汚染阻止剤はスルホン化フエノール−ホルムアル
    デヒド縮合物ポリマー、スルホン化ナフトール−ホルム
    アルデヒド縮合物ポリマー及び加水分解されたビニル芳
    香族−無水マレイン酸ポリマーより成る群から選ばれる
    少なくとも1つであることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】設置されたナイロンパイルカーペットに、
    耐汚染性の有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該
    改良が得られるように、汚染阻止剤と共に洗剤の水性溶
    液を施し、そして汚染阻止剤とナイロンカーペットのパ
    イルのナイロン繊維の分布及び接触が改良されるよう
    に、パイル繊維を機械的作業に付し、汚染阻止剤は、耐
    汚染性の有意な改良が得られるのに十分な量で且つ該改
    良が得られるように施され、そしてこの処理されたカー
    ペットを大気中で乾燥させることを含んで成る、設置さ
    れたナイロンパイルカーペットに耐汚染性を付与する方
    法であって、該付与された耐汚染性は酸性染料色素、た
    とえばレツド・ダイNo.40、による汚染に抵抗すること
    ができる能力を意味し、該汚染阻止剤はスルホン化フエ
    ノール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー、スルホン化
    ナフトール−ホルムアルデヒド縮合物ポリマー及び加水
    分解されたビニル芳香族−無水マレイン酸ポリマーより
    成る群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴と
    する方法。
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