JPS6022929B2 - 除塵用マツト及びその製法 - Google Patents

除塵用マツト及びその製法

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JPS6022929B2
JPS6022929B2 JP51028196A JP2819676A JPS6022929B2 JP S6022929 B2 JPS6022929 B2 JP S6022929B2 JP 51028196 A JP51028196 A JP 51028196A JP 2819676 A JP2819676 A JP 2819676A JP S6022929 B2 JPS6022929 B2 JP S6022929B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダスト保持性及び耐摩耗性に優れた除連用マ
ット及びその製法に関し、より詳しくはアセタール化原
液梁ポリビニルァルコール系合成繊維を主体とする撚糸
をタフティング材料に用い且つダスト保持性油剤とこれ
に付着保持せしめたダスト補集性、耐摩耗性、退色堅牢
度及びダスト飛散抑制効果の優れた除塵用マット及びそ
の製法に関する。
従来、例えば玄関に使用される除塵用具としては、額ぶ
ち状のはめ込も式マット、シュロマット、芝状マット或
いは金網マット等があり、それらは素材および形状的構
造の差異に基づいて機械的に多少の差はあるが、靴など
のはきものを押圧しながらマットにすることにより裏側
についている土を含む塵挨を除去し、マット側に移行さ
せることができるが、これらのマット側は微細な塵を除
去し保持することは実質的に不可能である。
繊維製或いはシュロ製マットは他のマット類よりも比較
的微細塵を除去するけれども、各織状体の弾力のために
、いたずらに微細塵を空中に舞い上らせるだけで微細ダ
ストの保持能力は殆んどない。ましてマットに一定の量
の塵類が保持されると、折角マットに保持された塵の比
較的細かなものが靴の裏に付着したり、舞い上ったりし
て除塵マットとしての機能どころか逆に環境を悪くする
用具となり望ましくない。また、従来から木綿繊維を主
体としたカーペット様の除塵用マットが使用されて知ら
れている。
かかるマットはダスト保持効果を高めるために油剤を合
浸したものと含浸処理しないものがあるが、ドライメイ
ンテナンスの普及により、特にレンタル品として油剤含
浸処理した木綿マットが微細塵をも効果的に瓶集保持す
る除塵用マットとして多用されるようになった。しかし
、このマットは汚品を洗浄することにより、ピーリング
が多量に発生し、そのために耐摩耗性が低下してマット
の寿命が著しく短宿され、工業的に好ましくない。しか
も木綿を主とする染色マットは退色が激しく、実際には
、レンタルにおいて回収された汚品マットを洗浄再加工
する際、毎回染色が行われている状態で、その再生も工
業的に著しく不利である。また、木綿繊維の表面に一様
に油剤を付着保持させるためには、前記油剤を界面活性
剤や乳化安定剤の作用によって水中に自己乳化させ、こ
の乳化液中に前記繊維を浸潰して油剤を繊維上に吸尽せ
しめる操作が一般に必要である。
しかしながら、このような含油処理は、含油廃水を生ず
る点で問題があるばかりではなく、タフト化マットに適
用する場合には後述する理由で多くの困難をもたらす。
本発明者等は、基村にタフト化させカットパイルとする
撚糸として、水中軟化点が80oo以上でアセタール化
度が25〜34%の原液築ポリビニルアルコール系合成
繊維を含有する燃糸を選択するときには、カットパイル
の上面部分にのみ油剤をロールコートした場合にも、油
剤が撚糸の繊維表面に一様に自己拡散して、タフト化さ
れた撚糸への均一且つ一様な油剤の含油処理が可能とな
ること;及びこのように製造された含油処理タフト化マ
ットは際立って優れたダスト補集性、耐摩耗性、退色堅
牢度及びダスト飛散抑制効果並びにこれらの持続性の組
合せを有することを夫々見出した。
本発明によれば、基材と、該基材にタフト化された水中
軟化点が80℃以上でアセタール化度が25〜34%の
原液梁ポリビニルアルコール系合成繊維又はこれと他の
繊維との混合繊維から成る撚糸のカット・パイルとから
成り、該燃糸の繊維表面にダスト保持性油剤を一様に付
着保持せしめて成る除塵用マットが提供される。本発明
によれば更に、基材と、該基材にタフト化された水中軟
化点80qo以上であって且つアセタール化度が25〜
34%の原液梁ポリビニルアルコ−ル系合成繊維又はこ
れと他の繊維との混合繊維の撚糸のカットパイルとから
成るマット材料のカットパイルの上面部分に、ダスト保
持性油剤をローラ塗布し、次いでカットパイルの上面部
分に施された前記油剤を前記撚糸の表面に一様に自己拡
散させることを特徴とする除塵用マットの製造方法が提
供される。
本発明のマットにおいて、基材へタフティングし且つダ
スト保持性油剤を吸着含浸せしめるための撚糸、即ちパ
イルには、水中軟化点80こ0以上であって且つアセタ
ール化度が25〜34%の原液梁ポリビニルアルコール
系合成繊維を含有せしめることが重要である。
該合成繊維は、絞糸にさきだって、着色剤を原料のポリ
ピニルアルコール系合成樹脂ドープと予め混和して紙糸
し、次いでこの原液梁ポリビニルアルコール系繊維を所
定のアセタール化度にアセタール化することにより容易
に得られる。原料ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ
酢酸ビニルをそれ自体周知の手段でけん化して得られる
が、通常平均重合度が1000〜200晩蔓度でケン化
度が96%以上、特にケン化度が99%以上のものであ
る。
このポリビニルアルコール重合体は、勿論tその本質を
損わない範囲内でオレフイン等の他の単量体を含有して
いても差支えない。このポリビニルアルコール系樹脂は
、温水、例えば40〜99qoの温水中に溶解して濃度
10〜20%程度のドーブとする。ドーブ中に混合使用
される着色剤は顔料でも染料でもよく、疎水性のものは
湿潤剤等により親水性の状態にされ、通常は水性ペース
ト状にされる。原液染に使用される着色剤は、例えば、
酸化チタン、カーボンブラツタ、黄鉛、グンジョウ、コ
ンジョウ等を代表とする無機顔料或いはフタロシアニン
系、染め付け系、漆性アゾ系、不溶性アゾ系ポリアゾ系
、バット系などの各種有機染顔料が包含され、例えばハ
ンザィェロ−G、リソールフアストオレンジ30L、チ
オインジゴマルーンなどを好ましいものとして挙げるこ
とができる。これらの顔料類はドーブに混合分散を効果
的にするため可及的微細粒子とすることが望ましく、通
常1ム以下、好ましくは0.3山以下のものが有利に用
いられる。これらの着色剤は、ポリビニルアルコール系
樹脂原液の樹脂成分に対して、5重量%以下、好ましく
は0.5乃至4重量%が用いられ、原液に添加混合され
、それ自体公知の方法で紙出される。
着色剤は比較的親水性のものでも、樹脂原液に混和して
容易に分散均一化できるように水性ペースト状(加工顔
料)で使用されることが望ましいが、顔料によってはそ
のまま使用できる。しかし、混紡される他の合成繊維の
原液に添加する場合には、着色剤をマスターパウダー、
マスターバッチ、カラーレツトべ−スト、溶剤ペースト
などの形で利用することができる。原液梁ドープは、所
望により炉過脱泡後、それ自体公知の湿式紡糸機に送り
、それ自体公知の紙糸裕中に織出し、繊維の形態に凝固
させる。
紙糸格としては、例えば温度40〜60ooの硫酸ナト
リウム−硫酸亜鉛溶液や、飽和硫酸アンモニウム溶液等
が使用される。凝固した糸条(スラィバー)は、乾燥、
延伸した後、220〜230qo空気中で2〜5分間乾
燥処理するか、或いは硫酸アンモニウム等の塩溶液中1
40〜160℃の温度で緊張化に緑熱処理する等、それ
自体公知の熱処理して、構造を安定化乃至組織を激密化
させる。
熱処理後の繊維は、それ自体公知のアセタール化裕中で
アセタール化度が25〜34%、特に28〜34%とな
るようにアセタール化する。
アセタール化格としては、例えば、硫酸ナトリウム15
〜30%、アルデヒド類3〜7%、及び硫酸15〜25
%を含有する格が使用され、40〜80%の温度でアセ
タール化するのがよい。アルデヒドとしては、ホルムア
ルデヒド、ベンズアルデヒド等のそれ自体公知のアセタ
ール化剤が使用される。アセタール化後の繊維は、それ
自体公知の手段で、水洗、仕上、捲縦、切断、乾燥を行
ってステープルの形態とするが、或いは前記切断を省略
してフィラメントとする。
本発明において、ポリビニルアルコール系繊維の水中軟
化点が80午○禾満の場合には、ダスト補集性、耐摩耗
性、退色堅牢性、ダスト飛散抑制効果等の持続性が反復
洗濯性が失われるので好ましくない。
また、アセタール化度が25%未満のときは、ロールコ
ートした油剤の自己拡散性が悪く、所望量の油剤を安定
に且つ一様に分布付着させ難いので好ましくなく、一方
アセタール化度が34%を越えると、ダスト補集性、ダ
スト飛散抑制効果或いはその持続性等が失われるので不
都合である。また、上述したアセタール化原液染ポリビ
ニルアルコール系繊維のステープル乃至はフィラメント
は、防塵用マットの目的には、一般に1乃至5デニール
(d)の織度を有することが望ましく、またステープル
のカット長は10乃至15脚の範囲で広く変化させ得る
が、一般に40乃至6仇血の範囲がよい。本発明によれ
ば、上述したアセタール化原液梁ポリビニルアルコール
系合成繊維のステープル乃至はフィラメントを、単独で
、或いは他の繊維と絹合せて、それ自体公知の手段で撚
糸とする。
例えば、ポリビニルアルコール系合成繊維のステープル
は、単独で或いは木綿、レーヨン、アクリル繊維、ナイ
ロン繊維、ポリエステル繊維のステープルの1種或いは
2種以上と組み合せて、紡績糸とし、この紡織単糸の複
数本を撚糸して、パイル形成用の撚糸とする。或いはポ
リビニルアルコール系合成繊維のステーブル単独から成
る紡績単糸の少なくとも1本と、前述した他のステープ
ル繊維から成る紡績単糸の複数本とを撚糸して、パイル
形成用の撚糸とする。或いはまた前述したポリビニルア
ルコール系合成繊維のスラィパーを、所謂素伸紡績(パ
ーロック紡績)に賦し、紡績単糸とすることができる。
更にまた、ポリビニルアルコール系合成繊維のフィラメ
ントの複数本を、それ自体公知の撚糸機に賦して、マル
チフィラメント糸とすることもできる。本発明において
は、撚糸中にポリビニルアルコール系合成繊維が5の重
量%以上となるように存在させるのがよい。撚糸に使用
する単糸は特に制限はないが「一般に3乃至2坊蚤手の
ものが好適であり、この単糸の複数本、特に2乃至8t
最も好適には3乃至6本を撚り合わせて、撚糸とするの
がよい。
この撚糸の撚回数も特に制限はないが、本発明の目的に
は、上ョリI乃至$(Z入下ョリ5乃至弊(S)のもの
が好適である。
上記撚糸をタフティングする基村としては〜不織布、織
布、縁布等の任意のものが使用される。
不織布としては「ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等
のステープルを砂造し「接着剤、ェンボシッング等で薄
いシートの形に一体化したものが使用され、また織布、
編布としては、繊密度の比較的小さい織物、例えば紗、
諸呂或し、は編密度の小さい絹状のものが好適に使用さ
れる。基材への楯込み本数はゲージ5/32が、ステッ
チ8〜1の至度、特に9がよく、あまりパイルを楯込み
すぎると塵挨が上記表面部に多くなり、踏みつけられた
りこすられたりするとき微細塵を飛散し易くなるので好
ましくない。また、粗にすぎると、基布に達する塵挨が
多くなり、基布の繊維間に塵挨が押圧入されて、洗浄が
困難となり、或し、はめり込んだ塵挨を実質的に完全に
除去できないので上記のパイル密度が望ましい。このよ
うに、所定形状の不織布又は織布等の基布の全面にわた
って上記紡績撚糸東がタフティングされたものは、その
楯込みパイルを安定に固定するために、通常ゴム系の裏
打ち材が裏面に適用される。
かかる裏打ち村は通常知られたものはすべて使用でき、
例えばSBRやNBR等のゴムラテックス、軟質ポリ塩
化ピニル、ポリブタジェン等の欧質ないし、易屈曲性ェ
ラストマー材料の乳化ヱマルジョンを用いて処理され、
弾性の薄層が基材の裏面に密着して形成される。裏打ち
パッキングは一般にラテックスで適用され、塗布乾燥後
、キュアするが、乾燥塗膜の厚さは0.01〜0.5柳
程度が実用面から推奨される。基材の表面に形成された
撚糸のパイルは、これを簾状に切断して所謂カットパイ
ルとする。
このカットパイルの長さは、一般に8乃至2仇肋、特に
8乃至15肋の範囲がよい。このようにして製作された
マットは、除塵効果を顕著に向上させ確実にするために
、マット表面のカットパイルにダスト保持性油剤が含浸
処理される。
本発明のマットに用いられる該油剤は鉱物系油を主成分
とし、両性界面活性剤「若しくはカチオン活性剤、抗カ
ビ剤、殺菌剤等を配合してなるダスト吸着性を有する油
剤組成物であった「必要に応じて香料「酸化防止剤など
が配合される。しかして、主成分の鉱物油は常温で不乾
燥性油で〜毒性がなく且つアニリンポイント20〜80
、沸点280qC以上のものが好ましい。また「 かか
る油剤はパイルの重量に対し約3〜20%を吸着含浸せ
しめたものが実用上好ましく、温度、湿度等により季節
によって変化し得る。本発明の顕著な特徴の一つは、既
に述べた如く、前述した特定のポリピニルアルコール系
合成繊維の撚糸を用いて、カットパイルを形成させると
きには「 カットパイルの上面部分にのみ、前記油剤組
成物を塗布した場合にも、この油剤組成物がパイルを構
成する撚糸の全表面にわたって一様に自己拡散し、カッ
トパイルへ均一且つ一様に液剤組成物を付着させること
が可能となるという新規知見にある。
油剤等を繊維類に吸着させる方法に関しては、特許第4
23262餅こ示されているが、それによれば油剤組成
物を特定の条件下にェマルジョン化し、吸着させるべき
繊維を酸性化して接触させ、油滴が繊維中に吸尽されて
ェマルジョンが透明となる時点で含油繊維を取出す方法
が採られている。
しかし、かかる方法は、帯電防止剤や級糸油等の親油成
分が含まれている合成繊維にあっては、上記油剤ェマル
ジョンの安定性を低下させ易い。また、基布の裏打ちの
ためのパッキング材が通常界面活性剤を含するゴムラテ
ックス、熱可塑性樹脂ェマルジョンであって、その硬化
した裏打ち層が前記油剤ェマルジョンと接触するときは
、界面活性剤が溶出するので、繊維への吸着含浸が同様
に妨害され、所望の含浸吸着量を確保し難い。かくして
、かかる本発明のマット材料の製造に実質的に採用でき
ない。更にまた、公知の方法によれば「含油処理した繊
維を脱水乾燥するために格別の操作が必要であり、これ
に伴って処理コストが高くならざるを得ない。これに対
して、本発明によれば、カットパイルの上面部分に油剤
組成物を直接ロールコートするのみで、パイルを醸成す
る繊維の表面に一様に油剤組成物を付着保持せしめるこ
とが可能となるのであって、従来の方法に比し、油剤付
着量の正確な制御、油剤の均一且つ一様な塗布、及び操
作の簡便さ等の多くの利点が達成されるのである。
油剤組成物のロール塗布には、ロール表面上の油剤組成
物を被塗布面に移行させるようなそれ自体公知の任意の
ロールコーターが使用され、また、カットパイルの上面
部分の油剤組成物を繊維表面上に自己拡散させるには、
室温乃至80qoの温度で、油剤塗布マットを5時間以
上放置させればよい。本発明の除塵用マットは、ドアー
マット、玄関マットとして極めて有効であり、屋内、屋
外の特にはきもの等のダストの除塵、保持機能、耐久性
に優れた実用性の高いマットで、一般家庭のみならず、
オフィス、工場などで用いて極めて好都合である。
実施例 1 重合度1800及びケン化度99.5%のポリビニルア
ルコールの濃度約15%の水溶液に、水性ペースト顔料
(フタロシアニン系)2%を添加して着色ドープを製造
し、炉過、脱泡した後、薮糸浴(硫酸ナトリウム−硫酸
亜鉛系)中に級糸し、トウを製造する。
このトウを乾燥し、延伸した後、220COの空気中で
熱処理し、次いで硫酸ナトリウム、硫酸及びホルムアル
デヒドを含有するアセタール化裕中で60qoの温度で
ァセタール化し、水洗、仕上、切断、乾燥を行って、ア
セタール化度約32%、級度桝、カット長51側のステ
ープルを製造した。このステープルをそれ自体公知の方
法で紡績し7番手の単糸とし、この単糸4本を燃糸して
、上ョリ2.$、下ョリ8.庇の撚糸とした。
ヒート・セットした双糸ポリエチレンテレフタレート繊
維の紗織物、(密度経20/インチ、綾20/ィンチ)
を基材とし、この基材に前記撚糸を、打込み本数5/3
2ゲージ、ステッチ9でタフト化し、カット長1物舷の
パイルを基村上に形成させた。
このものの裏面に、NBR(アクリロニトリルーブタジ
ェン・ゴム)ラテックスを、固形物基準で、200夕/
めの塗工量で塗布し、乾燥した後、120qoでキュア
リングした裏打ちマットとした。このようにして形成さ
れた大きさ50肌×50肌のマット1の匁こ、下記油剤
組成物、流動パラフィン油#350 9
6%ノニルフエノールとエチレンオキサイド3モルとの
付加物 2%オレイルイミダゾリ
ンとエチレンオキサィド3モルとの付加物
2%○−フェニルフェノール 徴
量香 料 徴量のタフ
ト化繊総当り10%となる量を、ロールコートした。
ロールコートにより、前記油剤組成物はパイルの先端に
のみ施されたが、このものを25qoで1畑時間放置し
た場合には、各パイル繊維表面に一様に油剤組成物が分
布していることが確認された。このマットについて、次
の各項目につき試験を行つた。
1 ダスト補集率ダストチヱンバ−を用いてA斑(30
×30伽)板上にダストをJIS鏡塵粉末1夕/め散布
し、5分間放置後ABS板上を歩かせ、次に試料マット
の上を10回歩かせダスト補集率を算出した。
なお、試料マットは50×50弧で数値は男女各5名が
夫々行った試料lq女の平均である。ダスト補集率=マ
露呈声付し憂さ妻スゴ量書き2×・oo2 摩耗試験耐
摩耗性は金剛砂を摩擦子として、荷重lk9、回転数7
0回/分の条件で繊維が切断するまでのローラ回転数で
示す。
3 退色堅牢度 家庭用洗濯機に50×50の/机の試料マットを「10
その60qo温水で洗剤0.5%/owfにし、60分
正回転を行ない脱水、8000で乾熱乾燥を行ない、こ
のサイクルを100回くり返した後それぞれの堅牢度を
測定した。
4 ダスト飛散テスト JIS8種のダストを節分けして測定粒子0.5r<、
14山<、15仏<のダストをもちい、側面をコンクリ
ートでかこんだ3.38の×1.77m×0.83肌の
室の中で床から2比地こセンサーを配置し無換室に青年
男子一人入室させ、50肌×50伽試料マットに40タ
散布し、マット上を1の合間歩行による発塵量を浮遊子
の量を測定した。
粉塵発生量(Pノメぜ/min)は下記の式より求めた
CFS手▽〔1−球p(−S20Vt‐t)〕+CO.
exp(‐S2・Vt,t) ……{1}Ct=
C。
・exp(一VVt・t) ……【21Vtは濃度
減衰曲線より……■式を用いて求めた。Ct:t=tの
時の浮遊粉体の濃度(P/メド)C。
:t=oの時の浮遊粉体の濃度(P/メタ)M:単位時
間当りの粉体発生量(P/〆t3/hr)V:部屋容積
(従) S,:歩行面積(淋) S2:部屋面積(め) Vt:粒子終端速度(肌ノhr) t:経過時間(hr) 上式によって求めた数値をつぎの制定基準に基づいて算
出した。
1 あまり舞い上らない 1ぴP/ナt3/min
2 良く舞い上る 1ぴPノハ3/min3
非常に良く舞い上る 1ぴP/九3/min得ら
れた結果を第1表に示す。
比較例 1 上記実施例1において、アセタール化ポリビニルアルコ
ール繊維の紡績糸をタフト化させる代りに、木綿の7番
手紡績糸4本を撚糸し反応性染料(C.1.リアクティ
ブ・ブルー38)を用いて染色したものを前記基材に実
施例1と同様にタフト化し、次いで裏打ち、含池処理を
行った。
この場合、油剤組成物をマットのパイル上にロールコー
トし、25qoでlq時間放置せしめた場合にも、各パ
イルの繊維表面に一様に油剤組成物を分布させるのが困
難であった。
実施例1と同様に試験を行い、その結果を第1表に示す
実施例2〜4 実施例1で製造したアセタール化ポリビニルアルコール
繊維の7番手単糸2本と、(i)7番手のナイロン6の
紡績糸2本(実施例2)、(ii)7番手のポリエステ
ルの紡績糸2本(実施例3)、及び(iii)7番手の
ポリプロピレンの紡績糸2本(実施例4)の夫々とを撚
糸して、上より2.$、下より8.位の撚糸とした。
これらの撚糸の夫々を、前記基材に実施例1と同様にタ
フト化し、次いで実施例1と同様に裏打ち、含油処理を
行った。
実施例1と同機に試験を行い、その結果を第1表に示す
実施例 5 実施例1で製造したアセタール化ポリビニルアルコール
繊維のステープル90重量%と、レーヨン。
ステープル1の重量%とを混紡して7番手の単糸に紡績
する点を除け‘よ、実施例1と同様にして含油処理され
たタフト化マットを製造した。このものの試験結果を第
1表に示す。実施例 6 実施例1で製造したアセタール化ポリビニルアルコール
繊維のステープル85重量%とアクリル繊維ステープル
15重量%とを混紡して7番手の単糸に紡績する点を除
けば、実施例1と同様にして含油処理されたタフト化マ
ットを製造した。
このものの試験結果を第1表に示す。第 1 表比較例
2及び3 実施例1の緑式紡糸繊維をアセタール化度が約7%、及
び41%となるようにアセタール化する以外は実施例1
と同様にして、2種類の撚糸を製造した。
これらの撚糸を用いて実施例1と同様にタフト化、パイ
ルカット、裏打を行ってマットを製造し、次いで実施例
1の油剤組成物を施こし、含油処理マットとした。
これら2種類のマットについて、実施例1と同様の試験
を行い、下記第3表の結果を得た。
第 3 表実施例 7 実施例1で製造したアセタール化ポリビニルアルコール
系繊維のステープル50%とナイロン6のステープル5
0%とを混紡して、11.2番手の混紡糸を製造し、こ
の単糸4本を撚糸して、上ョリ2.5Z下ョIJ$の燃
糸とした。
この燃糸を用いる以外は実施例1と同様にして、大きさ
50弧×50肌のタフト化マットlq女を製造した。
このマットを商店の玄関に備付けた。汚品を回収し、洗
浄した後、含油処理を行ない、30回にわたって反復使
用した。まず6030の温湯で2回すすぎ洗いし、次い
で毎分32回転の回転式大型ワッシャーを用い、市販の
洗濯用洗剤0.2%を加えて10分間洗濯し、最後に2
回すすぎ洗いを行った。
この洗濯マットを、80℃の熱風乾燥機中で乾燥し、次
いで実施例1の油侍組成物を、実施例1と同様に、ロー
ルコートによりマットのパイルに施こし、同機に自己拡
散させた。試験の結果は第2表の通りであった。
第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材と、該基材にタフト化された水中軟化点が80
    ℃以上でアセタール化度が25〜34%の原液染ポリビ
    ニルアルコール系合成繊維又はこれと他の繊維との混合
    繊維から成る撚糸のカツト・パイルとから成り、該撚糸
    の繊維表面にダスト保持性油剤を一様に付着保持せしめ
    て成る除塵用マツト。 2 特許請求の範囲第1項のマツトにおいて、前記撚糸
    は繊度1〜5dのフイラメント又はステーブルから成る
    単糸の複数本を、上撚1〜5及び下撚5〜95の撚回数
    で撚糸した糸から成るマツト。 3 特許請求の範囲第1項のマツトにおいて、アセター
    ル化ポリビニルアルコール系合成繊維と混合使用される
    他の繊維が、ナイロン、アクリロニトリル、ポリエステ
    ル、レーヨン及びポリプロピレンから選択され且つこれ
    らの他の繊維は50重量%以下の量で前記撚糸中に含有
    されるマツト。 4 特許請求の範囲第1項のマツトにおいて、撚糸に付
    着せしめる油剤が、(a)鉱物系油及び(b)両性界面
    活性剤或いはカチオン界面活性剤を含有する組成物であ
    る上記マツト。 5 特許請求の範囲第1項のマツトにおいて、撚糸に該
    撚糸100重量部あたり油剤を約3〜20重量部の量で
    付着保持せしめてなる上記マツト。 6 特許請求の範囲第1項のマツト材料において、タフ
    テイングにより基材に植込まれた撚糸の植込み本数がゲ
    ージ5/32、ステツチ9である上記マツト。 7、特許請求の範囲第1項のマツト材料において、タフ
    ト化された基材の裏面には、アクリロニトリル−ブタジ
    エン・ゴム(NBR)が塗布されているマツト。 8 基材と、該基材にタフト化された水中軟化点80℃
    以上であつて且つアセタール化度が25〜34%の原液
    染ポリビニルアルコール系合成繊維又はこれと他の繊維
    又はこれと他の繊維との混合繊維の撚糸のカツトパイル
    とから成るマツト材料のカツトパイルの上面部分に、ダ
    スト保持性油剤をローラ塗布し、次いでカツトパイルの
    上面部分に施された前記油剤を前記撚糸の表面に一様に
    自己拡散させることを特徴とする除塵用マツトの製造方
    法。
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