JPH03152263A - パイルマット - Google Patents

パイルマット

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JPH03152263A
JPH03152263A JP29077189A JP29077189A JPH03152263A JP H03152263 A JPH03152263 A JP H03152263A JP 29077189 A JP29077189 A JP 29077189A JP 29077189 A JP29077189 A JP 29077189A JP H03152263 A JPH03152263 A JP H03152263A
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JP
Japan
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pile
filament
yarn
mat
polyvinyl alcohol
Prior art date
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Pending
Application number
JP29077189A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ito
裕 伊藤
Toshiaki Ikumine
寿昭 生峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は嵩高性で遊び毛、抜毛のない、しかも吸水性、
処理剤保持性、難燃性の良好なパイルマットに関するも
のである。
【従来の技術】
従来、玄関や部屋の入り口に敷設して履物の除塵に使用
する除塵用マットには、金網マット、ジュロマット、あ
るいはプラスチックス製の多数の突起を有するシートな
どが使用されている。また、除塵効果や帯電防止効果を
持たせたマットとして、木綿、セルロース系繊維あるい
はポリビニルアルコール系繊維を主体とした繊維の紡績
糸をパイル糸として作られたカーペット様のパイルマッ
トに湿潤剤などを含浸したものが使用されている。更に
、アセタール化度が25〜34%の原液着色ポリビニー
ルアルコール系繊維のフィラメントまたはステーブル、
またはこれと他の繊維のフィラメントまたはステーブル
とを混合した繊維を撚糸とし、その撚糸からなるカット
パイルによって構成されたパイルマットに鉱物系油およ
び界面活性剤を付与した除塵用マットが特公昭60−2
2929号公報に提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の木綿やセルロース系繊維あるいは
ポリビニルアルコール系繊維をパイルとして作られたパ
イルマットはパイル繊維の腰が弱く、特に湿潤時にはパ
イル繊維の腰がなくなってしまい、感触の良くないもの
となったり、十分な除塵効果が得られなかった。更に、
ステーブル繊維を紡績糸として使用したパイル構成繊維
では遊び毛が多く、洗濯時や使用時に脱毛が生じ、その
抜毛が室内の二次汚染を引き起こす原因になっていた。 本発明の目的はパイル部分の繊維の腰が強く、嵩高性を
有し、遊び毛、抜毛を生じない、しかも吸水性、処理剤
保持性、難燃性の良好なパイルマットを提供することで
ある。
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明はパイル糸を構成する主体繊維が下記(A
)および/または(B)からなるマルチフィラメントで
あることを特徴とするパイルマットである。 (^)ポリビニルアルコール系成分とポリ塩化ビニル系
成分とからなる混合紡糸フィラメント。 (B)ポリビニルアルコール系フィラメントおよびポリ
塩化ビニル系フィラメント。 本発明において使用されるポリビニルアルコール系成分
とポリ塩化ビニル系成分とからなる混合紡糸フィラメン
ト(マルチフィラメント)は、例えば、ポリビニルアル
コール水溶液系で塩化ビニルを重合して得た重合体組成
物とポリビニルアルコールとの混合物を紡糸原液とした
り、また、平均粒子径1μm以下、好ましくは0.5〜
0.05μmのポリ塩化ビニル系ラテックス分散液とポ
リビニルアルコール水溶液との混合物を紡糸原液として
、常法により紡糸、延伸して生糸とすることができ、こ
れを、例えば、熱風を用いたインターレース加工やスタ
フインタ加工して巻縮を付与したり、又、従来のB C
F (Bulked Continuos Filam
ent)の手法に従って巻縮加工することによりて嵩高
加工されたマルチフィラメントを得ることができる。 該マルチフィラメントを必要に応じて合撚したり更にエ
アー加工したりして、所望の繊度を有するパイル糸とす
るものである。合撚等をするような場合には、上記(A
)成分からなるマルチフィラメント同志を組み合わせて
もよいし、該マルチフィラメントと後述する(B)成分
からなるマルチフィラメントとを組み合わせてもよい。 上記の混合紡糸フィラメント(A)において、ポリ塩化
ビニルの含有率は該フィラメント全体に対して25〜8
0重量%、特に40〜65重量%であることが好ましい
。ポリ塩化ビニルの含有率が少なすぎると難燃性をはじ
め、耐熱水性、熱セット性、耐薬品性が低下する傾向に
あり、一方、多すぎると吸水性や染色性の面が低下する
傾向にある。 また、本発明で使用するフィラメント(A)の−成分で
あるポリビニルアルコール系成分は、必要に応じてアセ
タール化処理されていてもよく、この場合アセタール化
度は20〜35%であればよい。 次に、本発明においてパイル糸を構成する主体繊維とし
ては、マルチフィラメント(A)の替りにポリビニルア
ルコール系フィラメントおよびポリ塩化ビニル系フィラ
メントとの併用系とすることもできる(B)。(B)成
分において使用されるポリビニルアルコール系フィラメ
ントおよびポリ塩化ビニル系フィラメントは従来公知の
方法で製造することができ、ポリビニルアルコール系フ
ィラメントについては、アセタール化度が30〜50%
の範囲でアセタール化処理されていてもよい。(B)成
分からなるマルチフィラメントを用いてパイル糸を得る
に際しては、例えば、巻縮加工されたポリビニルアルコ
ール系マルチフィラメントと巻縮加工されたポリ塩化ビ
ニル系マルチフィラメントとを夫々別個に合撚したもの
をパイル糸として使用してもよいし、両者のフィラメン
トを混繊し、嵩高加工し、それを合撚したり、複合化す
ることによってパイル糸としてもよい。いずれの方法に
しても、マルチフィラメント中に好ましくは30〜60
重量%の割合でポリビニルアルコール系マルチフィラメ
ントが含まれるように組み合わされることが望ましい。 更に、本発明においては、(A)成分と(B)成分の両
者のフィラメントを併用しても何ら差支えない。 尚、本発明に使用されるフィラメント製へするに際し、
紡糸原液に所望の着色剤を添加して原液着色を行ってお
くことが好ましい。また、必要に応じて難燃化剤、帯電
防止剤、各種安定剤、あるいは芳香剤を添加しておいて
もよい。また、パイル構成繊維には必要に応じて他のフ
ィラメント、例えば、芳香族ポリアミド、脂肪族ポリア
ミド、ポリエステルなどのフィラメントを40重量%以
下で混繊してパイル部分の触感等を調整することも良い
。 このようにして得られたパイル糸は、次に織布、編布あ
るいは不縁布などの布帛を基材として植え込まれる。基
材への植え込み密度はゲージ間隔が115〜1/12の
範囲、ステッチ5〜13本の範囲が適当である。このパ
イル糸の植え込み密度が高くなると塵埃がパイル表面部
分に多くなり、踏み付けられたときに微細な塵埃が飛散
し、周辺の再汚染をまねくことになるので好ましくない
。また、基材にパイル糸を植え込んだ後、そのパイル糸
を固定するために基材の裏面を樹脂で裏打ちすることが
好ましい。裏打用樹脂としては、通常のものがそのまま
利用でき、例えば、メチ1ノンブタジエン系ゴム、アク
リロニトリル系ゴム、ブタジェン系ゴム、クロロブレン
系ゴム、イソプレン系ゴム、ポリウレタン系ゴムなどの
合成ゴムあるいは天然ゴム、軟質ポリ塩化ビニルなどか
ら選ばれた柔軟な耐屈曲性の樹脂が使用される。この樹
脂には必要に応じて着色剤、難燃剤、架橋剤等を添加し
た樹脂組成物として裏面に塗布し、塗膜層を形成さける
ことによってパイル糸を固定する。 基材に植え込んだパイル糸は、パイル糸を切断して房状
のカットパイルとして使用したり、あるいはパイル糸を
切断しないで、ループパイルとして使用してもよい。パ
イルの総繊度は500〜6,000デニールが好ましく
、その長さは一般に5〜20mm、好ましくは8〜15
−の範囲である。 得られたパイル面を有するパイルマットは、必要に応じ
て浸染法あるいは捺染法などで染色することらよい。ま
た、パイルマットの除塵効果を高めるための処理剤、湿
潤剤、帯電防止剤、難燃化剤、防黴剤、殺菌・殺虫剤、
光安定剤などの処理剤を付与するなどの仕上げ処理を施
してパイルマット製品とすることができる。 本発明のパイルマットは、例えば、玄関マット、部屋入
り日用マット、特に、帯電性、難燃性や吸水性、吸湿性
が問題になる場所で使用する防塵用マットに好適である
。更に、自動車や一般車両の床マット、廊下のマットと
して使用するのにも有用である。
【実施例】
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明する。 なお、実施例中の部および%はことわりのない限り、重
量に関するもである。 実施例1 青果顔料で原液着色したポリ塩化ビニル成分が55%、
ポリビニルアルコール成分が45%であるポリ塩化ビニ
ルとポリビニルアルコール混合紡糸フィラメント(繊維
A1とする)を合糸して繊度1.500dr、 −10
01’i1.のマルチフィラメントを作り、このマルチ
フィラメントに熱風流体処理法で処理して捲縮加工糸と
した後、2本合撚して総繊度3.0OOdr、、100
T/M  Zの合撚糸とし、これをパイル糸とした。一
方、パイル糸を植え付ける基材として、ポリエステル繊
維の繊維絡合不織布にバイングー樹脂を含浸させた平均
目付160g/m”の不織布に、パイル植え込み密度8
×8本/1nch’の条件でパイル糸の植え込みを行っ
た。次いで、パイル長9■に切断し、整毛を行った。更
に、基材の裏面にニトリル系合成ゴムラテックス液を約
900g/I11の量を塗布し、乾燥および160℃で
キュアー処理してゴムによる裏打ちを行って、表面に房
状パイルを有するパイルマット[+]を得た。 比較例! 実施例1のポリ塩化ビニル成分55%、ポリビニルアル
コール成分45%の混合紡糸繊維を延伸し、熱処理した
後、アセタール化処理してアセタール化度31%のアセ
タール化ポリビニルアルコール成分とした混合紡糸繊維
を捲縮し、切断して繊度6デニール、繊維長51asの
ステーブル繊維(繊維入。 とする)を得た。このステーブル繊維入、を紡績して平
均繊度750dr、の紡績糸とし、この紡績糸4本を合
撚して総繊度3,0OOdr、の合撚糸としこれをパイ
ル糸とした。このパイル糸を実施例1と同じ基材不織布
に植え込んで同様に処理した表面に房状パイルを有する
パイルマット[II]を得た。 次に、パイルマット[1Fおよび[II]の遊び毛およ
び抜毛の状態を比較するための試験として、直径100
mmの円筒に椋欄繊維で作られた幅約30mmのブラシ
を相対する位置に4個固定したブラシを1分間に75回
転するモーターに接触し、5分間ブラシかけを行い、繊
維の抜け、切断状態を相対的に比較した。その結集、パ
イルマット[+1は繊維の抜けおよび切断が殆どなかっ
たのに対して、パイルマット[■]は繊維の抜けおよび
切断が顕著であった。 また、玄関に敷設してパイルのへたり状態、ダスト捕集
性を比較した結果でもパイルマット[1]がパイルの腰
が強く、へたつが小さいためにダストの捕集量が多いも
のであった。更に、泥土により目詰まりしても、水洗い
で容易に除去することができ、払拭効果の持続性の高い
ものであった。 更に、パイルマット[1]を乗用車の床パイルマットに
加工して使用したところ、繊維の抜けがなく、泥土も容
易に除去することができて、しかも難燃性であり、パイ
ルの嵩高性と弾力性の効果の持続性の高いものであった
。 実施例2 えんじ色に着色した繊度12dr、のポリ塩化ビニル系
フィラメントと、えんじ色に着色した平均アセタール化
度39%、繊度12dr、のアセタール化ポリビニルア
ルコールフィラメントとを50+50の割合で合糸し、
加熱仮より機で仮よりして総繊度的!、500dr、 
−125ri1.のフィラメント嵩高加工糸(B)を得
た。このマルチフィラメント(B)を3本合撚してパイ
ル糸を得た。一方、パイル糸を植え込む基材として、双
糸ポリエステル繊維の紗織物(織り密度20X20本/
1nch”)を用い、パイル植え込み密度6X6本/1
nch”の条件でパイル糸の植え込みを行った後、パイ
ル長10Il+eに切断し、整毛を行った。更に、基材
の裏面にニトリル系合成ゴムラテックス液を固形分で1
50g/m’の量を塗布し、乾燥および160℃でキュ
アー処理してゴムによる裏打ちを行い、更に表面にノニ
オン系活性剤、芳香剤などからなる湿潤油剤組成物をロ
ール法で塗布して房状パイルを有するパイルマット[[
l]調製品得た。このパイルマット[II[]は繊維の
抜けおよび切断が少なく、玄関や廊下に敷設して使用し
たところ、抜は毛がないために二次汚染がなく、履物の
泥土などの払拭効果が高いものであった。 実施例3 実施例1の繊vlA、のフィラメント糸を用いた嵩高加
工糸1,500dr、 −100fi1.と青系原着ナ
イロンー6フイラメント糸600dr、 −41Hi1
.の仮撚加工糸とを合撚して総繊度的2.100dr、
 100T / M  Zのパイル用嵩高加工糸を得た
。このパイル糸を植え込む基材として、難燃剤を含むバ
インダー樹脂を含有したナイロンスパンボンド不織布を
用い、I(イル植え込み密度10XIO本/1nch”
のパイル糸を植え込み、パイル長61のループパイルを
形成した。更に、基材の裏面に難燃剤を含む合成ゴムラ
テックス液を固定分で200g/+e”の量を塗布し、
乾燥し、160℃でキュアー処理してゴムによる裏打ち
行って、ループパイル面を有するパイルマット[IV]
を得た。 二のパイルマット[IV 3を玄関入り口および廊下に
敷設して使用したところ、繊維の抜けによる汚染がなく
、払拭効果が高く、しかもパイル面に入った泥土や塵の
除去も容易であった。更に、洗剤水溶液をかけ、ブラツ
シ掛けして水洗濯を行ったが、抜毛がなく、パイル形態
の変化、色の変化もなく良好なものであった。 【発明の効果] 本発明で得られるパイルマットは、パイル部分の繊維の
腰が強く、嵩高性で弾力性のある触感を有し、払拭効果
が高く、遊び毛、抜毛を生じないために抜けた繊維によ
る二次汚染が防止できる。 しかも吸水性、吸湿性、難燃性のパイルマットである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パイル糸を構成する主体繊維が下記(A)および
    /または(B)からなるマルチフィラメントであること
    を特徴とするパイルマット。 (A)ポリビニルアルコール系成分とポリ塩化ビニル系
    成分とからなる混合紡糸フィラメント。 (B)ポリビニルアルコール系フィラメントおよびポリ
    塩化ビニル系フィラメント。
JP29077189A 1989-11-07 1989-11-07 パイルマット Pending JPH03152263A (ja)

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JP29077189A JPH03152263A (ja) 1989-11-07 1989-11-07 パイルマット

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JP29077189A JPH03152263A (ja) 1989-11-07 1989-11-07 パイルマット

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ID=17760318

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07324276A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nabari Shikimono Kk 吸水性タフテッドパイル製品
KR101032538B1 (ko) * 2008-01-24 2011-05-09 김순일 탈부착이 가능한 유아용 젓가락
JP2019130000A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社ダスキン ループパイルカットパイル模様マット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52114771A (en) * 1976-03-17 1977-09-26 Duskin Franchise Co Dusting mat and method of making same
JPS6426792U (ja) * 1987-08-10 1989-02-15

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