JP2715250B2 - 自動恒湿装置 - Google Patents
自動恒湿装置Info
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- JP2715250B2 JP2715250B2 JP5342114A JP34211493A JP2715250B2 JP 2715250 B2 JP2715250 B2 JP 2715250B2 JP 5342114 A JP5342114 A JP 5342114A JP 34211493 A JP34211493 A JP 34211493A JP 2715250 B2 JP2715250 B2 JP 2715250B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動恒湿装置、特に庫内
を庫内湿度に応じて自動的に除湿または加湿し、庫内を
常に一定湿度に保つようにした自動恒湿装置に関するも
のである。
を庫内湿度に応じて自動的に除湿または加湿し、庫内を
常に一定湿度に保つようにした自動恒湿装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、化学薬品、高分子材料、漆、古文
書、絵画等が空気中の湿気によって損傷されるのを防止
するため、これらを防湿庫内に保管するようにしてい
る。
書、絵画等が空気中の湿気によって損傷されるのを防止
するため、これらを防湿庫内に保管するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の防
湿庫には除湿装置は設けられているが、加湿装置は設け
られていないので、夏場に外気の湿度が例えば湿度50
%の場合に庫内の湿度が30%となるように設定された
防湿庫では、冬場になって外気の湿度が20%程度に下
がったとき、庫内が30%以下の湿度となってしまうた
め、上記のような品物を保管するのには不向きであっ
た。
湿庫には除湿装置は設けられているが、加湿装置は設け
られていないので、夏場に外気の湿度が例えば湿度50
%の場合に庫内の湿度が30%となるように設定された
防湿庫では、冬場になって外気の湿度が20%程度に下
がったとき、庫内が30%以下の湿度となってしまうた
め、上記のような品物を保管するのには不向きであっ
た。
【0004】このため、実開昭61−48031号公報
に示すように加湿装置を付加した防湿庫が提案されてい
る。
に示すように加湿装置を付加した防湿庫が提案されてい
る。
【0005】然しながら、このような防湿庫では除湿と
加湿に別々の装置を用い、湿度センサーによりこれらを
交互に作動せしめており、外気の湿度が20%位となる
冬場では連続加湿が必要となるが、上記の防湿庫では加
湿用の乾燥剤が1個であるため連続加湿ができず、庫内
の湿度を30%に維持することは不可能である。
加湿に別々の装置を用い、湿度センサーによりこれらを
交互に作動せしめており、外気の湿度が20%位となる
冬場では連続加湿が必要となるが、上記の防湿庫では加
湿用の乾燥剤が1個であるため連続加湿ができず、庫内
の湿度を30%に維持することは不可能である。
【0006】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動恒湿装置
は、乾燥剤とその再生用加熱手段とを内装した恒湿ユニ
ットの2組と、上記各恒湿ユニットを庫内と庫外の何れ
かに切り換え連通せしめる連通切り換え手段と、上記庫
内の湿度を検出する手段と、上記各恒湿ユニットの作動
モードを除湿と加湿に切り換えるモード切り換え手段と
より成ることを特徴とする。本発明の自動恒湿装置は、
上記庫内の湿度が設定上限値以上に上昇したとき上記2
組の恒湿ユニットの何れか一方または双方を除湿モード
として庫内に連通せしめ、庫内を除湿せしめると共に、
上記庫内の湿度が設定下限値に達したとき庫内に対する
除湿を止め、その後上記庫内の湿度が設定下限値以下に
低下したままとなったとき上記2組の恒湿ユニットの何
れか一方を再生モードとして庫内に連通せしめ、他方を
除湿モードとして庫外に連通せしめ、その後上記の2組
の恒湿ユニットの上記一方を除湿モードとして庫外に連
通せしめ、他方を再生モードとして庫内に開口せしめ、
庫内を加湿せしめるようにしたことを特徴とする。ま
た、本発明の自動恒湿装置は、上記庫内の湿度が設定上
限値以上に上昇したとき上記2組の恒湿ユニットの何れ
か一方を除湿モードとして庫内に連通せしめ、他方を再
生モードとして庫外に連通せしめ、その後上記2組の恒
湿ユニットの上記一方を再生モードとして庫外に連通せ
しめ、他方を除湿モードとして庫内に開口せしめ、庫内
を除湿せしめると共に、上記庫内の湿度が設定下限値に
達したとき庫内に対する除湿を止め、その後上記庫内の
湿度が設定下限値以下低下したままとなったとき上記2
組の恒湿ユニットの何れか一方を再生モードとして庫内
に連通せしめ、他方を除湿モードとして庫外に連通せし
め、その後上記2組の恒湿ユニットの上記一方を除湿モ
ードとして庫外に連通せしめ、他方を再生モードとして
庫内に開口せしめ、庫内を加湿せしめるようにしたこと
を特徴とする。
は、乾燥剤とその再生用加熱手段とを内装した恒湿ユニ
ットの2組と、上記各恒湿ユニットを庫内と庫外の何れ
かに切り換え連通せしめる連通切り換え手段と、上記庫
内の湿度を検出する手段と、上記各恒湿ユニットの作動
モードを除湿と加湿に切り換えるモード切り換え手段と
より成ることを特徴とする。本発明の自動恒湿装置は、
上記庫内の湿度が設定上限値以上に上昇したとき上記2
組の恒湿ユニットの何れか一方または双方を除湿モード
として庫内に連通せしめ、庫内を除湿せしめると共に、
上記庫内の湿度が設定下限値に達したとき庫内に対する
除湿を止め、その後上記庫内の湿度が設定下限値以下に
低下したままとなったとき上記2組の恒湿ユニットの何
れか一方を再生モードとして庫内に連通せしめ、他方を
除湿モードとして庫外に連通せしめ、その後上記の2組
の恒湿ユニットの上記一方を除湿モードとして庫外に連
通せしめ、他方を再生モードとして庫内に開口せしめ、
庫内を加湿せしめるようにしたことを特徴とする。ま
た、本発明の自動恒湿装置は、上記庫内の湿度が設定上
限値以上に上昇したとき上記2組の恒湿ユニットの何れ
か一方を除湿モードとして庫内に連通せしめ、他方を再
生モードとして庫外に連通せしめ、その後上記2組の恒
湿ユニットの上記一方を再生モードとして庫外に連通せ
しめ、他方を除湿モードとして庫内に開口せしめ、庫内
を除湿せしめると共に、上記庫内の湿度が設定下限値に
達したとき庫内に対する除湿を止め、その後上記庫内の
湿度が設定下限値以下低下したままとなったとき上記2
組の恒湿ユニットの何れか一方を再生モードとして庫内
に連通せしめ、他方を除湿モードとして庫外に連通せし
め、その後上記2組の恒湿ユニットの上記一方を除湿モ
ードとして庫外に連通せしめ、他方を再生モードとして
庫内に開口せしめ、庫内を加湿せしめるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】本発明の自動恒湿装置によれば、庫内に設
置した湿度センサーによって検知した庫内湿度が設定湿
度に比べられ、同一の場合には装置が不動作となり、庫
内湿度が上昇した場合には加熱再生されている乾燥剤を
有する恒湿ユニットにより除湿がなされ、庫内湿度が下
がった場合には、過飽和している乾燥剤を有する恒湿ユ
ニットの乾燥剤が加熱されて水分が庫内に放出されるよ
うになる。
置した湿度センサーによって検知した庫内湿度が設定湿
度に比べられ、同一の場合には装置が不動作となり、庫
内湿度が上昇した場合には加熱再生されている乾燥剤を
有する恒湿ユニットにより除湿がなされ、庫内湿度が下
がった場合には、過飽和している乾燥剤を有する恒湿ユ
ニットの乾燥剤が加熱されて水分が庫内に放出されるよ
うになる。
【0009】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0010】本発明においては、図1,図2及び図3に
示すように物品を収納するための密封キャビネット
(庫)1内に2個の除湿、加湿兼用のユニット2,2を
有する自動恒湿装置を配置する。
示すように物品を収納するための密封キャビネット
(庫)1内に2個の除湿、加湿兼用のユニット2,2を
有する自動恒湿装置を配置する。
【0011】図2,図3において、3は自動恒湿装置の
外側ケース、4はこの外側ケース3内に設けた各ユニッ
ト2,2の内側ケース、5はこの内側ケース4内に配置
した少なくとも1個の乾燥剤ケース、6はこの乾燥剤ケ
ース5内に充填された乾燥剤、7はこの乾燥剤6中に埋
設した乾燥剤加熱手段、8はこの加熱手段7の制御手
段、9,10は夫々庫内と上記内側ケース4内を連通す
るため上記外側ケース3と内側ケース4の上下に形成し
た開口、11,12は夫々庫外と上記内側ケース4内を
連通するよう上記キャビネット1と内側ケース4の上下
に形成した開口、13は上記内側ケース4の上下の開口
10,12を交互に開閉できるようその一端を回動自在
に枢支したシャッター、14は上記シャッター13を駆
動するため上記外側ケース3外に配置した駆動手段であ
る。
外側ケース、4はこの外側ケース3内に設けた各ユニッ
ト2,2の内側ケース、5はこの内側ケース4内に配置
した少なくとも1個の乾燥剤ケース、6はこの乾燥剤ケ
ース5内に充填された乾燥剤、7はこの乾燥剤6中に埋
設した乾燥剤加熱手段、8はこの加熱手段7の制御手
段、9,10は夫々庫内と上記内側ケース4内を連通す
るため上記外側ケース3と内側ケース4の上下に形成し
た開口、11,12は夫々庫外と上記内側ケース4内を
連通するよう上記キャビネット1と内側ケース4の上下
に形成した開口、13は上記内側ケース4の上下の開口
10,12を交互に開閉できるようその一端を回動自在
に枢支したシャッター、14は上記シャッター13を駆
動するため上記外側ケース3外に配置した駆動手段であ
る。
【0012】図4は上記駆動手段14の詳細を示し、1
5は上記シャッター13の枢支軸を回動するためこれに
その基端を固定したレバー、16はこのレバー15の遊
端にその一端を枢支したロッド、17はこのロッド16
を摺動自在に保持するため上記外側ケース3外に取り付
けたコ字状の支持板、18はこの支持板17上に位置す
る上記ロッド16の中間部分に固定したストッパー、1
9は上記支持板17の一側壁と上記ストッパー18間に
おいて上記ロッド16に巻回したバイヤスバネ、20は
上記支持板17の他側壁と上記ストッパー18間におい
て上記ロッド16に巻回した形状記憶合金コイル、21
はこの形状記憶合金コイル20に対する通電制御手段で
ある。
5は上記シャッター13の枢支軸を回動するためこれに
その基端を固定したレバー、16はこのレバー15の遊
端にその一端を枢支したロッド、17はこのロッド16
を摺動自在に保持するため上記外側ケース3外に取り付
けたコ字状の支持板、18はこの支持板17上に位置す
る上記ロッド16の中間部分に固定したストッパー、1
9は上記支持板17の一側壁と上記ストッパー18間に
おいて上記ロッド16に巻回したバイヤスバネ、20は
上記支持板17の他側壁と上記ストッパー18間におい
て上記ロッド16に巻回した形状記憶合金コイル、21
はこの形状記憶合金コイル20に対する通電制御手段で
ある。
【0013】上記駆動手段14によって上記シャッター
13を作動せしめるには、上記通電制御手段21によっ
て上記形状記憶合金コイル20に対する通電を制御する
ことによって行う。即ち、形状記憶合金コイル20に通
電するとバイヤスバネ19に抗して形状記憶合金コイル
20が加熱により伸び、ストッパー18を介してロッド
16が移動し、レバー15を介してシャッター13が傾
動して例えば庫内側開口10を閉じ、庫外側の開口12
を開くようになる。通電を止めると形状記憶合金コイル
20の力が弱まりバイヤスバネ19の作用でロッド16
が反対方向に移動し、シャッター13が庫外側開口12
を閉じ、庫内側開口10を開くようになる。
13を作動せしめるには、上記通電制御手段21によっ
て上記形状記憶合金コイル20に対する通電を制御する
ことによって行う。即ち、形状記憶合金コイル20に通
電するとバイヤスバネ19に抗して形状記憶合金コイル
20が加熱により伸び、ストッパー18を介してロッド
16が移動し、レバー15を介してシャッター13が傾
動して例えば庫内側開口10を閉じ、庫外側の開口12
を開くようになる。通電を止めると形状記憶合金コイル
20の力が弱まりバイヤスバネ19の作用でロッド16
が反対方向に移動し、シャッター13が庫外側開口12
を閉じ、庫内側開口10を開くようになる。
【0014】本発明の自動恒湿装置において用いる乾燥
剤ケース5内の乾燥剤6は粒状であり、ヒーター7に通
電することによって再生され、庫内除湿用に使用する時
は例えばAC100Vで再生し、再生した水蒸気を庫外
に放出してから使用する。
剤ケース5内の乾燥剤6は粒状であり、ヒーター7に通
電することによって再生され、庫内除湿用に使用する時
は例えばAC100Vで再生し、再生した水蒸気を庫外
に放出してから使用する。
【0015】また、庫内加湿に使用する時は過飽和した
乾燥剤の水分を庫内に少しづつ放出するのが効果的であ
るので、AC50〜70V位の電圧で乾燥剤6を加熱
し、その結果放出される水蒸気で庫内を加湿する。
乾燥剤の水分を庫内に少しづつ放出するのが効果的であ
るので、AC50〜70V位の電圧で乾燥剤6を加熱
し、その結果放出される水蒸気で庫内を加湿する。
【0016】なお、これらの除湿、加湿の操作は庫内に
設置した湿度センサーの信号によりマイコンユニット等
の制御手段8,21によって制御する。
設置した湿度センサーの信号によりマイコンユニット等
の制御手段8,21によって制御する。
【0017】一般に庫外湿度が設定値、例えば30%よ
り例えば20%増加している場合、庫内の湿度もそれに
応じて高くなるため除湿する必要がある。この場合、本
発明の自動恒湿装置においては図5に示すように、一方
のユニット2においては、駆動手段14によってシャッ
ター13を駆動し、庫内側開口10を閉じ、庫外側開口
12を開くと共に、乾燥剤6をヒーター7によって例え
ば20分間加熱し、乾燥剤6内の水分を庫外に放出せし
める。
り例えば20%増加している場合、庫内の湿度もそれに
応じて高くなるため除湿する必要がある。この場合、本
発明の自動恒湿装置においては図5に示すように、一方
のユニット2においては、駆動手段14によってシャッ
ター13を駆動し、庫内側開口10を閉じ、庫外側開口
12を開くと共に、乾燥剤6をヒーター7によって例え
ば20分間加熱し、乾燥剤6内の水分を庫外に放出せし
める。
【0018】その後例えば25分経過した後に庫内側開
口10を開き、庫外側開口12を閉じる。これによって
庫内の水分は、加熱によって再生された乾燥剤6によっ
て吸着されるようになる。
口10を開き、庫外側開口12を閉じる。これによって
庫内の水分は、加熱によって再生された乾燥剤6によっ
て吸着されるようになる。
【0019】この際他方のユニット2においては庫内側
開口10を閉じ、庫外側開口12を開き、乾燥剤6は加
熱しない状態とし、乾燥剤6を大気中の水分によって過
飽和状態ならしめる。
開口10を閉じ、庫外側開口12を開き、乾燥剤6は加
熱しない状態とし、乾燥剤6を大気中の水分によって過
飽和状態ならしめる。
【0020】上記一方のユニット2による除湿により庫
内の湿度が設定値以下の下限値、例えば28%となった
場合には、一方のユニット2においては、庫内側開口1
0を閉じ、庫外側開口12を開くと同時に乾燥剤6を約
20分間加熱し、その後乾燥剤6がある程度冷却される
迄約25分待つ。この間庫外との湿度差があるので少し
づつ庫内の湿度が上昇する。
内の湿度が設定値以下の下限値、例えば28%となった
場合には、一方のユニット2においては、庫内側開口1
0を閉じ、庫外側開口12を開くと同時に乾燥剤6を約
20分間加熱し、その後乾燥剤6がある程度冷却される
迄約25分待つ。この間庫外との湿度差があるので少し
づつ庫内の湿度が上昇する。
【0021】湿度が待機時間の間に上限値32%に達し
た場合には再び乾燥剤6を約20分加熱再生しある程度
冷却する迄25分待つ。その理由は、下限値でヒーター
をオンしてから上限値に達する迄約1〜2時間かかるの
で乾燥剤6が外気の水分を吸着し吸着能力を失ってしま
っているからである。そして再び庫内側開口10を開き
庫外側開口12を閉じ、庫内の除湿を行う。
た場合には再び乾燥剤6を約20分加熱再生しある程度
冷却する迄25分待つ。その理由は、下限値でヒーター
をオンしてから上限値に達する迄約1〜2時間かかるの
で乾燥剤6が外気の水分を吸着し吸着能力を失ってしま
っているからである。そして再び庫内側開口10を開き
庫外側開口12を閉じ、庫内の除湿を行う。
【0022】庫外の湿度が設定値より高い場合にはこの
ような動作を繰り返す。なお、この間他方のユニット2
は前の状態のまま不使用状態とする。
ような動作を繰り返す。なお、この間他方のユニット2
は前の状態のまま不使用状態とする。
【0023】季節等により庫外の湿度が下がった場合、
例えば庫外の湿度が10%となった場合には除湿モード
から加湿モードとする。
例えば庫外の湿度が10%となった場合には除湿モード
から加湿モードとする。
【0024】この場合待機時間に庫内湿度が下降勾配と
なり下限値28%となった時点で除湿時不使用ユニット
2の過飽和している乾燥剤6を50〜70Vの電圧で約
10〜15分間加熱し、水蒸気が放出されるのを待って
庫内側開口を開き加湿する。
なり下限値28%となった時点で除湿時不使用ユニット
2の過飽和している乾燥剤6を50〜70Vの電圧で約
10〜15分間加熱し、水蒸気が放出されるのを待って
庫内側開口を開き加湿する。
【0025】この加湿により庫内の湿度が30%の設定
値に達した時はシャッター13を動作させて庫内側開口
10を閉じる。庫外湿度が設定値より低い場合には再び
庫内の湿度が下限値28%に達するので前記と同じ方法
を繰り返し加湿を行う。
値に達した時はシャッター13を動作させて庫内側開口
10を閉じる。庫外湿度が設定値より低い場合には再び
庫内の湿度が下限値28%に達するので前記と同じ方法
を繰り返し加湿を行う。
【0026】なお、この状態を短時間に数回繰り返した
場合には、動作されていた他方のユニット2の乾燥剤6
内の水分が不足状態となるので待機している不使用状態
の一方のユニット2を用いて庫内の加湿を続けるように
する。
場合には、動作されていた他方のユニット2の乾燥剤6
内の水分が不足状態となるので待機している不使用状態
の一方のユニット2を用いて庫内の加湿を続けるように
する。
【0027】図6は、庫外の湿度が80%の場合に庫内
を湿度20%に設定した場合を示す。
を湿度20%に設定した場合を示す。
【0028】この場合には、庫外と庫内の湿度差が60
%と大きいため、庫内への水分の浸入が多くなる。従っ
て除湿により庫内の湿度が一旦下限値の18%に達した
後、庫内側開口10を閉じ、庫外側開口12を開いて約
20分ヒーターをオンし、その後乾燥剤6が冷却する時
間、約25分以内に上限値の22%に達した場合、図5
の場合とは異なりヒーターをオフとしてからの待機時間
が短いので乾燥剤6の除湿能力が十分であり、従ってヒ
ーターをオンせず直ちに庫内側開口10を開き、庫外側
開口12を閉じて庫内を除湿し、この後下限値に達した
ら、上記の動作を繰り返すようにする。
%と大きいため、庫内への水分の浸入が多くなる。従っ
て除湿により庫内の湿度が一旦下限値の18%に達した
後、庫内側開口10を閉じ、庫外側開口12を開いて約
20分ヒーターをオンし、その後乾燥剤6が冷却する時
間、約25分以内に上限値の22%に達した場合、図5
の場合とは異なりヒーターをオフとしてからの待機時間
が短いので乾燥剤6の除湿能力が十分であり、従ってヒ
ーターをオンせず直ちに庫内側開口10を開き、庫外側
開口12を閉じて庫内を除湿し、この後下限値に達した
ら、上記の動作を繰り返すようにする。
【0029】なお、上記シャッター13としては図7に
示すように、内側ケース4の庫内側開口10の開閉用シ
ャッター13aと庫外側開口12の開閉用シャッター1
3bをV字状に開いて互いに結合し、その基部をその枢
支軸に固定せしめた、シーソー状のものを用いても良
い。
示すように、内側ケース4の庫内側開口10の開閉用シ
ャッター13aと庫外側開口12の開閉用シャッター1
3bをV字状に開いて互いに結合し、その基部をその枢
支軸に固定せしめた、シーソー状のものを用いても良
い。
【0030】また、形状記憶合金コイル20の加熱は、
図8に示すようにこれに直接電流を流して自己発熱せし
めても良く、また、図9に示すように形状記憶合金コイ
ル20を加熱されるパイプ状の導熱板22内に挿通する
ようにしても良い。
図8に示すようにこれに直接電流を流して自己発熱せし
めても良く、また、図9に示すように形状記憶合金コイ
ル20を加熱されるパイプ状の導熱板22内に挿通する
ようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明においては、一方の恒湿ユニット
により加湿している時他方の恒湿機構の乾燥剤が空気中
の水分を吸着し、次回の加湿にそなえるので、冬場の様
に湿度の低い時でも連続的に加湿できるようになる。
により加湿している時他方の恒湿機構の乾燥剤が空気中
の水分を吸着し、次回の加湿にそなえるので、冬場の様
に湿度の低い時でも連続的に加湿できるようになる。
【0032】また、除湿時も加湿時も必ず庫外側のシャ
ッターが閉じ、庫内側のシャッターが開くので、除湿時
は除湿剤再生時の余熱を除湿に利用でき、また、加湿時
は加湿時の熱がそのまま乾燥剤加熱に使用できるので庫
内で十分な空気対流がおきこの対流により庫内の空気循
環を十分に行ない相対湿度をより一定に保つ事が出来る
ようになる。
ッターが閉じ、庫内側のシャッターが開くので、除湿時
は除湿剤再生時の余熱を除湿に利用でき、また、加湿時
は加湿時の熱がそのまま乾燥剤加熱に使用できるので庫
内で十分な空気対流がおきこの対流により庫内の空気循
環を十分に行ない相対湿度をより一定に保つ事が出来る
ようになる。
【0033】また、常に乾燥剤が空気中の水分を過飽和
状態に取り込み、この水分が加湿手段として使用される
ので水分の補給が不要であり、パイプ配管による水の補
給がもたらす種々の問題、例えば水道水中のカルキや錆
によってパイプがつまる等の諸問題が発生しないように
なる等の種々の利益がある。
状態に取り込み、この水分が加湿手段として使用される
ので水分の補給が不要であり、パイプ配管による水の補
給がもたらす種々の問題、例えば水道水中のカルキや錆
によってパイプがつまる等の諸問題が発生しないように
なる等の種々の利益がある。
【図1】本発明の自動恒湿装置を組み込んだキャビネッ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図2】本発明の自動恒湿装置の正面図である。
【図3】本発明の自動恒湿装置の縦断側面図である。
【図4】本発明の自動恒湿装置におけるシャッター駆動
手段の詳細図である。
手段の詳細図である。
【図5】本発明の自動恒湿装置の操作説明図である。
【図6】本発明の自動恒湿装置の操作の他の実施例説明
図である。
図である。
【図7】本発明の自動恒湿装置におけるシャッターの他
の実施例説明図である。
の実施例説明図である。
【図8】本発明の自動恒湿装置における形状記憶合金コ
イルの駆動手段説明図である。
イルの駆動手段説明図である。
【図9】本発明の自動恒湿装置における形状記憶合金コ
イルの駆動手段の他の実施例説明図である。
イルの駆動手段の他の実施例説明図である。
1 密封キャビネット 2 ユニット 3 外側ケース 4 内側ケース 5 乾燥剤ケース 6 乾燥剤 7 乾燥剤加熱手段 8 制御手段 9 開口 10 開口 11 開口 12 開口 13 シャッター 13a 開閉用シャッター 13b 開閉用シャッター 14 駆動手段 15 レバー 16 ロッド 17 支持板 18 ストッパー 19 バイヤスバネ 20 形状記憶合金コイル 21 通電制御手段 22 導熱板
Claims (3)
- 【請求項1】 乾燥剤とその再生用加熱手段とを内装し
た恒湿ユニットの2組と、上記各恒湿ユニットを庫内と
庫外の何れかに切り換え連通せしめる連通切り換え手段
と、上記庫内の湿度を検出する手段と、上記各恒湿ユニ
ットの作動モードを除湿と加湿に切り換えるモード切り
換え手段とより成ることを特徴とする自動恒湿装置。 - 【請求項2】 上記庫内の湿度が設定上限値以上に上昇
したとき上記2組の恒湿ユニットの何れか一方または双
方を除湿モードとして庫内に連通せしめ、庫内を除湿せ
しめると共に、上記庫内の湿度が設定下限値に達したと
き庫内に対する除湿を止め、その後上記庫内の湿度が設
定下限値以下に低下したままとなったとき上記2組の恒
湿ユニットの何れか一方を再生モードとして庫内に連通
せしめ、他方を除湿モードとして庫外に連通せしめ、そ
の後上記の2組の恒湿ユニットの上記一方を除湿モード
として庫外に連通せしめ、他方を再生モードとして庫内
に開口せしめ、庫内を加湿せしめるようにしたことを特
徴とする請求項1記載の自動恒湿装置。 - 【請求項3】 上記庫内の湿度が設定上限値以上に上昇
したとき上記2組の恒湿ユニットの何れか一方を除湿モ
ードとして庫内に連通せしめ、他方を再生モードとして
庫外に連通せしめ、その後上記2組の恒湿ユニットの上
記一方を再生モードとして庫外に連通せしめ、他方を除
湿モードとして庫内に開口せしめ、庫内を除湿せしめる
と共に、上記庫内の湿度が設定下限値に達したとき庫内
に対する除湿を止め、その後上記庫内の湿度が設定下限
値以下低下したままとなったとき上記2組の恒湿ユニッ
トの何れか一方を再生モードとして庫内に連通せしめ、
他方を除湿モードとして庫外に連通せしめ、その後上記
2組の恒湿ユニットの上記一方を除湿モードとして庫外
に連通せしめ、他方を再生モードとして庫内に開口せし
め、庫内を加湿せしめるようにしたことを特徴とする請
求項1記載の自動恒湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342114A JP2715250B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動恒湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342114A JP2715250B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動恒湿装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163829A JPH07163829A (ja) | 1995-06-27 |
JP2715250B2 true JP2715250B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18351260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5342114A Expired - Fee Related JP2715250B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動恒湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2715250B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113932265B (zh) * | 2021-10-25 | 2023-06-23 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 除湿装置、储物柜及集成灶 |
CN114680520B (zh) * | 2022-04-11 | 2023-03-24 | 西安元智系统技术有限责任公司 | 一种文物展柜用智能调控恒湿机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684821B2 (ja) * | 1988-05-19 | 1994-10-26 | 株式会社神戸製鋼所 | バッチ式湿度調整装置 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP5342114A patent/JP2715250B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07163829A (ja) | 1995-06-27 |
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