JP2714608B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JP2714608B2 JP63329192A JP32919288A JP2714608B2 JP 2714608 B2 JP2714608 B2 JP 2714608B2 JP 63329192 A JP63329192 A JP 63329192A JP 32919288 A JP32919288 A JP 32919288A JP 2714608 B2 JP2714608 B2 JP 2714608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物品を積載してフォークリフト等で運搬,
移動,収納等を行なうために用いる合成樹脂製パレット
に関するものである。
[従来の技術] 従来の積荷の保管や搬送その他において用いられるパ
レットは、木製或は金属製のものが殆どであつた。これ
らの木製や金属製のパレットは、耐水性,耐食性におい
て問題があった。
そのため最近では耐水性,耐食性においての問題が少
なくかつ製造が容易なものとして合成樹脂製パレットも
使用されている。
この合成樹脂製パレットは、一般にデッキボード部と
桁部とよりなり合成樹脂材料にて一体に形成した上面板
と下面板とを接合して形成するものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記の合成樹脂製パレットは、衛生的である利点を有
するものの木製のものに比べて曲げ弾性率が低いので積
荷ラック倉庫等に保管する場合、変形量が大きく使用出
来なくなる問題点を有している。
本発明は、上記の問題点を解決するもので、合成樹脂
材料にての射出成形により容易に成形しうるもので、衛
生的でしかも曲げ剛性が高くさらに耐久性の大きい合成
樹脂製パレットを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の合成樹脂製パレットは、上記の課題を解決す
るために、内面に形成された格子状の補強用リブを有す
るデッキボード部と桁部とにて構成されこれらがポリオ
レフイン系樹脂により射出成形で一体に成形されている
上面板と下面板とを合せて桁部底面において熱溶着によ
り接合したもので、前記補強リブの延長線上の桁部付近
で該桁部の少なくとも一方の側に桁部底面と同一平面上
にある溶着部を持つ補強用のはりを設けたものである。
そして上面板と下面板を接合する時に桁部底面のほか溶
着部においても溶着するようにしたものである。
このように補強用のはりを設けることによって、積荷
による荷重を最も受け補強しにくいデッキボード部のフ
ォーク挿入部付近の強度を強くし特に曲げ剛性が強くな
っている。
又、溶着面積が増加することになりこれによって剛性
の向上にもなる。
更に、このフォークリフト挿入部に設ける格子状のリ
ブの厚さを他のリブよりも厚くすることによってパレッ
ト自体の重量を大にすることなしに全体の強度を大にす
ることが出来る。
[実施例] 次に本発明の合成樹脂製パレットの一実施例を述べ
る。
第1図は、本発明の一実施例の斜視図で、1はいずれ
もポリオレフイン系樹脂よりなり射出成形法により成形
された上面板2および下面板3を溶着部5にて熱溶着し
て接合させたパレットで、4がフォーク差し込み口であ
る。
このパレット1を構成している上面板2と下面板3と
は同一形状であって、外側は第1図にあらわれている通
りであり又内側は第2図に示す通りの形状である。即
ち、デッキボード部7,7′の端縁部および中央部に平行
に伸びる桁部8,8′,9を有し、そのうち桁部8と9の間
にフォーク差し込み口4が形成され、又このフォーク差
し込み口4の内側(第2図において各フォーク差し込み
口4を結ぶ上下方向に伸びる部分)にフォーク差し込み
口4よりフォークを挿入した時にフォークが挿入される
貫通されたフォーク挿入部4aを構成する。即ち、このフ
ォーク差し込み口4およびそれより内側の部分はその両
側の桁部底面8a,9aよりも低い高さに形成されていて、
これによって第1図のように組み合わせた時にこの低い
部分が第2図のように一方のフォーク差し込み口4より
他方のフォーク差し込み口4′まで伸びる貫通されたフ
ォーク挿入部4aを構成する。更にデッキボード部7には
格子状に補強リブが設けられていて、そのうち少なくと
も前記のフォーク挿入部4aの部分にもうけられた補強リ
ブ10は、フォークの差し込みに支障がないように高さの
低いリブである。
この実施例の合成樹脂製パレットは、第2図のように
上面板,下面板ともにデッキボード部7のうちフォーク
挿入部4aに設けてある格子状の補強リブ10を厚くし、そ
の他の補強リブを薄くしてある。更に第3図に示すよう
にフォーク挿入部4aに設けた補強リブ10のうちフォーク
挿入部4a長さ方向(第2図において上下方向)に直角な
方向のリブ10aの延長線上で特に桁部8、9付近に例え
ば三角形状でその頂点に上面板,下面板の板面に平行な
辺11aを有するはり11を形成してある。同様にこれと類
似形状の辺12aを有する他の補強用のはり12も設けてあ
る。このはり12はフォークの挿入の妨げにならないよう
に小型にしてある。これらのはり11、12は、上面板と下
面板とを組み合わせる時、辺11a及12aの部分で溶着す
る。つまりこれらのはり11、12の辺11a,12aが溶着部を
なしている。
この実施例は、はり11、12によってデッキボード部の
補強がなされ特に荷重が集中しやすいフォーク挿入部4a
を補強し曲げ剛性の強化をはかっている。しかも溶着部
11a、12aにおける溶着によって曲げ剛性が一層大にな
る。
尚、はり12はフォークの挿入の妨げにならないように
小型にしてある。またこれらの補強用はり11,12は一方
のみでもよくその場合は、はり11を用いることが望まし
い。
上記実施例のパレットの曲げ試験の結果は次の表の通
りである。
表 実施例 比較例 荷重 重量32、6kg 重量32、9kg 500kg 4.3 6.1 1000kg 9.1 12.3 1500kg 14.6 20.6 変形量(単位mm) この試験で用いた実施例のパレットは、材料が高密度
ポリエチレンでJIS K6760で測定した密度0、959g/cm3
で、MFRは5、0g/10minである。パレットの大きさは横
幅1540mm、奥行940mm、高さ140mmのものである。また曲
げ試験はJISZ0602に準じて行なわれた。また比較例は補
強用のはりを除いた以外は実施例と同じものを用いた。
この表から十分な曲げ強度を有することがわかる。
この実施例のパレットは、補強量のはりによりデッキ
ボード部のうちのフォーク挿入部が強化されると共にフ
ォーク挿入部の補強リブを厚くして補強度を大にし、一
方他の補強リブは薄くしまたは低くしても十分強度が得
られるので、これによって強度を保つたまま軽量化をは
かり補強用はりを設けたり補強リブ10を厚くしてもパレ
ット全体の重量が大になったり材料費が増大することは
ない。
[発明の効果] 本発明のパレットは、合成樹脂製であるので、製造が
簡単である上に、フォーク挿入部付近に補強用はりを設
けたことによって特に荷重が集中する部分の補強を行な
い曲げ剛性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は上記実施
例に用いる上面板または下面板の内側よりの平面図、第
3図は第2図におけるIII−III線断面図である。 1……パレット、2……上面板、3……下面板、4……
フォーク差し込み口、5……溶着部、7,7′……デッキ
ボード部、8、8′、9……桁部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に形成された格子状の補強用リブを有
    するデッキボードと、前記デッキボードの内面で両端縁
    部と中央部とに平行に形成され桁部とよりなる上面板と
    下面板とを前記桁部の底面において溶着し、これら桁部
    間にフォーク挿入部を形成する合成樹脂製パレットで、
    前記補強用リブのうち前記フォーク挿入部に直角に伸び
    るリブの延長線上の桁部付近で桁部の少なくとも一方の
    側に桁部底面と同一平面上にあり前記補強用リブよりも
    厚く溶着部を持つ補強用のはりを設け、又フォーク挿入
    部の補強用リブが他の補強用リブよりも厚くなってお
    り、前記上面板と上記下面板とを接合する時に前記補強
    用のはりの溶着部も溶着することを特徴とする合成樹脂
    製パレット。
JP63329192A 1988-12-28 1988-12-28 合成樹脂製パレット Expired - Fee Related JP2714608B2 (ja)

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