JP2714342B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2714342B2
JP2714342B2 JP5122147A JP12214793A JP2714342B2 JP 2714342 B2 JP2714342 B2 JP 2714342B2 JP 5122147 A JP5122147 A JP 5122147A JP 12214793 A JP12214793 A JP 12214793A JP 2714342 B2 JP2714342 B2 JP 2714342B2
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magnetic
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカートリッジ
に係り、特に大容量のディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外部情報記録装置として、磁気記
録/再生方式を利用した磁気ディスクカートリッジ、あ
るいは光学的手法による光ディスクカートリッジ等が市
場に出回るようになってきた。
【0003】そこで、例えば外部情報記録装置として取
扱いが手軽で安価な3.5インチサイズに代表される磁
気ディスクカートリッジを例にとって説明する。
【0004】この磁気ディスクカートリッジは、ABS
樹脂等から成る一対のジャケット内に、中心部に金属製
のハブが設置された円盤状の磁気ディスクが回転自在に
収納されている。
【0005】この下側ジャケットには、ジャケットに収
納される磁気ディスクに磁気ヘッドを当接させるための
ヘッド挿入口と、ハブを外部に露出させるハブ露出口が
形成されており、更に下側ジャケットの磁気ディスクに
接触する磁気ディスク保持面には、磁気ディスク表面に
付着するごみ等の異物を除去するために不織布によって
構成されるライナと、このライナを磁気ディスクに押圧
するリフタが設置されている。
【0006】また、上側ジャケットは、下側ジャケット
と同様に、ヘッド挿入口と、上側ジャケットの磁気ディ
スクに接触する面に部分的に設置されたライナとを備え
ている。
【0007】そして、磁気ディスクを収納する下側ジャ
ケット及び上側ジャケットのヘッド挿入口を開閉自在に
断面コ字状のシャッタが設置されて磁気ディスクカート
リッジは構成されている。
【0008】このような3.5インチサイズの磁気ディ
スクカートリッジは、取り扱う情報量の増大に伴いディ
スクカートリッジの大容量化が望まれるようになってき
ている。
【0009】このような大容量のディスクカートリッジ
を実現するためには、情報を記録するためのトラック幅
を狭くする方法と、単位周長さ当たりの記録密度を高め
る方法とがある。
【0010】これを実現するために、スパッタリング法
や蒸着法などの真空プロセスを用いたCo−Crに代表
される合金膜を使用したもの、あるいはBa−フェライ
トに代表される磁性粉をバインダーと共に支持体上に塗
布したもの等が開発され、大容量の磁気ディスクカート
リッジが実現されるようになってきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な大容量の磁気ディスクカートリッジでは、従来では大
きな問題とならなかった微細なごみ等の異物がドロップ
アウト等のエラーを引き起こす深刻な問題となる。
【0012】これは、磁気ディスクカートリッジの大容
量化に伴い、従来に比べて磁気ディスクのトラック密度
あるいは線記録密度の向上により、微細なごみ等の異物
であっても十分にドロップアウト等のエラーの原因とな
るためである。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
ごみ等の異物によるドロップアウト等のエラーの発生す
ることがないディスクカートリッジを提供することを目
的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明のディスクカー
トリッジは、情報の記録/再生が可能な円盤状の情報記
憶手段(例えば磁気ディスク)と、前記情報記憶手段の
中心部に設置される金属製の駆動伝達手段(例えばハ
ブ)と、前記駆動伝達手段を中心に前記情報記憶手段を
回転自在に収納する第1の収納手段(例えば上側ジャケ
ット)と第2の収納手段(例えば下側ジャケット)とか
ら成る収納手段(例えば一対のジャケット)と、前記第
1の収納手段第2の収納手段と前記情報記憶手段との
間に配置される第1および第2のライナと、前記第2の
ライナを前記情報記憶手段に押圧するように前記収納手
段と前記第2のライナとの間に配置されるリフタと、前
記第1の収納手段の前記情報記憶手段を保持する面に配
置され非使用状態においては前記駆動伝達手段と作用
前記情報記憶手段を前記リフタから遠ざけるように固定
する磁気手段(例えば永久磁石)とを具備したことを特
徴としている。
【0015】
【作用】従来のディスクカートリッジではドロップアウ
ト等のエラーの発生の原因を種々検討した結果、従来の
ディスクカートリッジでは通常ヘッド挿入口等をシャッ
タで閉鎖しておき、外部からごみ等の異物の侵入は抑え
ていたが、ディスクカートリッジ内部で発生するごみ等
の異物については何等考慮されていなかった。
【0016】このため、従来のディスクカートリッジで
は、ディスクカートリッジ内部で発生する微細なごみ等
の異物がドロップアウト等のエラーを引き起こす原因と
なっていたことを本願発明者は新たに見い出した。
【0017】即ち、従来のディスクカートリッジでは一
対のジャケット内部にディスクを回転自在に収納する都
合上、適度な余裕を持ってディスクが収納されていたた
め、一対のジャケット内部でディスクが振動してしま
う。そして、このディスクの振動により、ディスクとジ
ャケット等が衝突し、ジャケット内部でごみ等の異物を
発生させていた。この内部で発生したごみ等の異物はデ
ィスクの表面に付着し、これによりドロップアウト等の
エラーの発生の原因となる。
【0018】本願発明者がディスクカートリッジ内部で
発生するごみ等の異物を減少させるために種々検討した
結果、ディスクカートリッジを上記した構成とすること
により、ディスクカートリッジ内部で発生するごみ等の
異物を従来に比べて大幅に減少させることができた。
【0019】即ち、ディスクカートリッジを上記構成と
することにより、ディスクカートリッジの使用時以外は
磁気手段によりディスクは固定されているため、ジャケ
ット内でディスクの振動を防止することができる。この
ため、ディスクカートリッジの内部で発生するごみ等の
異物を防ぎ、ドロップアウト等のエラーの発生を十分に
低減することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。ここでは、本発明の一実施例のディスクカート
リッジとして、例えは磁気ディスクが使用されて成る
3.5インチサイズの磁気ディスクカートリッジ(1) を
例にとり説明する。
【0021】図1は、この磁気ディスクカートリッジ
(1) の概略斜視図を示すもので、例えばABS樹脂によ
って形成された上下一対のジャケット(11),(21) によっ
て、中心部にディスクドライブ装置(以下、FDDとい
う)からの回転を伝達するためのハブ(43)が設置された
磁気ディスク(41)が回転自在に収納されて成っている。
そして、このハブ(43)は下ケース(21)のハブ露出口(29)
から露出して、FDDにチャッキングされるようになっ
ている。
【0022】この上下一対のジャケット(11),(21) に
は、FDDの磁気ヘッド(図示せず)を磁気ディスク(4
1)へ当接させるために夫々ヘッド挿入口(13),(23) (図
2、図3参照)が形成されている。
【0023】そして、通常はこのヘッド挿入口(13),(2
3) を閉鎖し、磁気ディスクカートリッジ(1) がFDD
に挿入されるとヘッド挿入口(13),(23) を開放し磁気デ
ィスク(41)を露出させる断面コ字状のシャッタ(31)が上
下一対のジャケット(11),(21) の一辺上を水平移動可能
に設置されている。
【0024】図2は上ジャケット(11)の磁気ディスク保
持面(11a) 側の概略正面図であり、磁気ディスク(41)収
納時のハブ(43)に相当するディスク保持面(11a) には磁
気手段として例えば永久磁石(19)が設置されている。そ
して、この永久磁石(19)部分を除外して磁気ディスク(4
1)相当の大きさの不織布によって構成されるライナ(18)
(図4参照)が上ジャケット(11)の磁気ディスク保持面
(11a) に部分的に溶着されて設置されている。
【0025】また、図3に示すように、下ジャケット(2
1)の磁気ディスク保持面(21a) にも磁気ディスク(41)相
当の大きさのライナ(28)(図4参照)が部分的に溶着さ
れて設置されている。更に、磁気ディスク保持面(21a)
とライナ(28)との間には、このライナ(28)を磁気ディス
ク(41)方向に押圧する金属製のリフタ(25)が設置されて
いる。
【0026】このような上下一対のジャケット(11),(2
1) によって、図4に示すように磁気ディスク(41)は回
転自在に収納されている。
【0027】図4は、上記実施例の磁気ディスクカート
リッジ(1) の概略断面図を示すもので、通常は永久磁石
(19)によってハブ(43)が上ジャケット(11)の磁気ディス
ク保持面(11a) 側に吸着されている。このため、磁気デ
ィスクカートリッジ(1) に多少の振動を与えても、ハブ
(43)と上下一対のジャケット(11),(21) とは接触するこ
とがなく、これにより磁気ディスクカートリッジ(1) 内
部でごみ等の異物が発生することがない。
【0028】また、このような磁気ディスクカートリッ
ジ(1) を使用するときは、永久磁石(19)よりも大きな磁
力を有するFDDのチャッキング用磁石によって、磁気
ディスク(41)はFDDにチャッキングされるため、従来
と同様に動作させることができる。
【0029】このように大容量の磁気ディスク(41)を使
用した磁気ディスクカートリッジ(1) であっても、ドロ
ップアウト等のエラーの発生がなく、高い信頼性で記録
/再生を行うことができた。
【0030】また、本発明を上記したような磁気ディス
クカートリッジ(1) に適用することによって、次のよう
な効果も奏する。
【0031】即ち、図4に示すようにハブ(43)を上ジャ
ケット(11)に吸着させることによって、磁気ディスク(4
1)も上ジャケット(11)方向に吸着させることができる。
このため、ライナ(28)を磁気ディスク(41)に押圧し、所
定のトルク値が得られるように下ジャケット(21)の磁気
ディスク保持面(21a) に設置されたリフタ(25)から磁気
ディスク(41)が強い押圧力を受けることがない。
【0032】これにより、磁気ディスクカートリッジ
(1) を保管していても、磁気ディスク(41)がリフタ(25)
からの押圧力によって変形することがなく、長期間にわ
たり良好なモジュレーションを得ることができた。
【0033】例えば、永久磁石(19)等の磁気手段の設置
されていない磁気ディスクカートリッジ(B)と、本実
施例の磁気ディスクカートリッジ(1) (A)とを比較試
験したところ、次のような結果を得た。
【0034】モジュレーションが5%未満である上記
(A),(B)を、60℃,90%RHの環境下に72
時間放置した後に、上記(A),(B)のモジュレーシ
ョンを測定したところ、(A)のモジュレーションが8
%であったのに対し、(B)のモジュレーションは20
%であった。
【0035】以上詳述したように、本実施例の磁気ディ
スクカートリッジ(1) では、磁気ディスクカートリッジ
(1) 内部でごみ等の異物の発生を防止し、ドロップアウ
ト等のエラーの発生を長期間にわたり解消すると共に、
リフタ(25)の押圧力による磁気ディスク(41)の変形も防
ぐことができる。
【0036】ここでは、磁気ディスクカートリッジ(1)
を例にとって説明したが、この他にも光ディスクカート
リッジ等の種々のディスクカートリッジに適用すること
ができる。
【0037】ここでは磁気手段として永久磁石(19)を上
ジャケット(11)の磁気ディスク保持面(11a) に設置した
場合を示した。これに対し、下ジャケット(21)のハブ露
出口(29)周辺の磁気ディスク保持面(21a) に永久磁石(1
9)を設置したものでは、上記した実施例と同様にディス
クカートリッジ内部でごみ等の異物の発生を解消するこ
とができるが、磁気ディスク(41)の変形、およびこれに
伴う再生出力のモジュレーションの問題が残ってしま
【0038】また、磁化された磁性体によって成るハブ
(43)を用い、このハブ(43)の時局とは相反する磁極の永
久磁石(19)を下ジャケット(21)のハブ露出口(29)周辺の
磁気ディスク保持面(21a) に設置すると、ハブ(43)は永
久磁石(19)から受ける反発磁界によって上ジャケット(1
1)の磁気ディスク保持面に押圧されるため、リフタの押
圧力による磁気ディスク(41)の変形を防ぐことができる
が、反発磁界を用いた場合は、永久磁石を上ジャケット
の磁気ディスク保持面に設置してハブを吸着させた場合
に比べてハブの磁気ディスク保持面への固定は充分では
ないため、振動によって内部で発生するごみ防止の点に
おいて、必ずしも充分ではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
カートリッジは、駆動伝達手段と、この駆動伝達手段と
作用する磁気手段にて情報記録手段の振動を防止するこ
とにより、内部でごみ等の異物が発生することを防ぎ、
高い信頼性で記録/再生を行うことを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の磁気ディスクカート
リッジの概略斜視図である。
【図2】図2は図1に示す磁気ディスクカートリッジの
上ジャケットの概略断面図である。
【図3】図3は図1に示す磁気ディスクカートリッジの
下ジャケットの概略断面図である。
【図4】図4は図1に示す磁気ディスクカートリッジの
概略断面図を示す図である。
【符号の説明】
(1) …磁気ディスクカートリッジ (11)…上ジャケット (19)…永久磁石 (21)…下ジャケット (41)…磁気ディスク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に駆動回転を伝達するための軟磁
    性ハブを有する円盤状磁気ディスクを上ジャケットと下
    ジャケットからなるジャケットに回転可能に収納し、上
    ジャケットと磁気ディスクの間および下ジャケットと磁
    気ディスクの間に磁気ディスク表面の異物を拭き取るラ
    イナを設けるとともに、下ジャケットと下ライナの間に
    ライナを磁気ディスク面に押圧するリフタを設け、さら
    に上ジャケットのハブとの対向面に永久磁石を設け、磁
    気ディスクの非使用時には磁気ディスクをリフタから遠
    ざけて固定するようにしたことを特徴とする磁気ディス
    クカートリッジ。
JP5122147A 1993-04-27 1993-04-27 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JP2714342B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843099Y2 (ja) * 1979-04-16 1983-09-29 凸版印刷株式会社 カセツトデイスク
JPS57172575A (en) * 1981-04-16 1982-10-23 Victor Co Of Japan Ltd Accommodating container for discoid information medium

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