JP2002324376A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 両面に対して情報の記録／再生が可能なディ
スク状記録媒体を回転可能に内蔵するディスクカートリ
ッジの両面に形成された開口部のうち、一方の開口部に
おいて情報の記録／再生中は他方の開口部を閉塞するよ
うにして埃等の浸入を防止すると共に適応ディスクドラ
イブ以外のディスクドライブへの誤挿入を防止する。 【解決手段】カートリッジ本体２を構成する第１のカー
トリッジ半体３と第２のカートリッジ半体４にそれぞれ
形成した第１と第２の開口部６と７にそれぞれ対応する
第１のシャッター１１と第２のシャッター１２を、それ
ぞれカートリッジ本体２の前縁部に形成したスライダー
案内溝８に嵌挿して摺動される第１のスライダー９と第
２のスライダー１０に取付けて別々に開閉動作するよう
に構成し、ディスクドライブ側の開閉アームにより記録
／再生側のシャッターのみを開放し、他方のシャッター
は閉じた状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は例えば、光ディス
ク、光磁気ディスク等のディスク状の情報記録媒体（以
下、ディスクという）を内蔵するディスクカートリッジ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】フロッピー（登録商標）ディスク等の磁
気ディスクや、相変化型光ディスクあるいは光磁気ディ
スク等の光ディスクにおいては、記録される情報の高密
度化に伴い、ディスク面の汚損等を防止し、情報の記録
及び／又は再生を支障なく行えるように、ディスクをケ
ースに収納して使用されている。

【０００３】このようにディスクをケースに収納して成
るディスクカートリッジは、そのままディスクドライブ
に装着して使用できて簡便に取扱うことでできるように
なっている。

【０００４】このディスクカートリッジには、カートリ
ッジ本体の表面に、内部のディスクに対して情報を記録
もしくは再生するためにヘッドを挿入し得る開口部が設
けられており、この開口部から埃等の異物が浸入しない
ようにこの開口部を開閉するシャッターが備えられてい
るのが一般的である。

【０００５】また、ディスクの記録容量を増加させるた
めに、ディスクの両面に対して情報の記録及び／又は再
生が可能なように、また、ディスクが光磁気ディスクの
場合は、両面から磁界発生用ヘッドと光学ヘッドを対応
させて、記録及び／又は再生を行うように、ディスクカ
ートリッジのカートリッジ本体には、その両面に開口部
が設けられて、その両開口部を開閉するシャッターが備
えられている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されている両面に開口部が設けられたディスクカート
リッジでは、両開口部を開閉するシャッターは連続して
一体に形成されて、両開口部が同時に開閉される構造と
なっているため、使用されない面の開口部も開放される
のでディスクの回転による負圧で、使用されない面、す
なわち、記録／再生を行っていない面から埃が浸入し易
くなっていた。

【０００７】そこで、この記録／再生を行っていない面
の開口部から埃などの異物がディスクカートリッジ内に
浸入するのを最小限に抑えるために、両面の開口部を開
閉するシャッターをそれぞれの開口部に対応して分割し
て形成し、個別に開閉するように構成したディスクカー
トリッジが提案されている。

【０００８】しかし、この両面の開口部を別個のシャッ
ターにより別々に開閉するように構成したディスクカー
トリッジは、シャッターを開閉する機構が複雑で、カー
トリッジ本体の形状、特にＭＯディスクドライブを搭載
するディスクオートチャンジャー等の装置に挿入する際
のグリップガイドとなる側面部の構成、形状が従来のデ
ィスクカートリッジと大きく相違し、このため、ＭＯデ
ィスクドライブを搭載する装置の構造を大きく変更する
必要がある。

【０００９】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、カートリッジ本体の両面の開口部をそれぞれ別個の
シャッターにより開閉するようにしたディスクカートリ
ッジであって、簡単な構成でシャッターの開閉を行うこ
とができるようにすると共に、従来のディスクカートリ
ッジと同等の外形を持たせることができて、従来のディ
スクドライブを置換えるだけでディスクオートチェンジ
ャー等の装置を変更することなく使用でき、また、従来
のディスクドライブへの誤装填を防止できるようにした
ディスクカートリッジを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、両面に対して情報の記録／再生が可能なデ
ィスク状記録媒体を回転自在に内蔵するカートリッジ本
体に、ディスク状記録媒体の一方の面に対して情報の記
録／再生を行うための第１の開口部と、第２の面に対し
て情報の記録／再生を行うための第２の開口部とを形成
し、第１と第２の開口部にそれぞれ対応して別々に開閉
する第１のシャッターと第２のシャッターを備えて成る
ディスクカートリッジであって、第１と第２のシャッタ
ーがそれぞれ取付けられ、カートリッジ本体の前端面側
に沿って互いに相反する方向に移動されて近接状態で第
１と第２のシャッターをそれぞれ第１と第２の開口部に
対応させる第１と第２のスライダーと、第１と第２のス
ライダーを互いに近接方向に付勢する弾性付勢手段と、
第１と第２のスライダーの近接状態で第１と第２のスラ
イダー間に、ディスクドライブ側のシャッター開閉部材
の係合部を形成する係合部形成手段を設けて構成したも
のである。

【００１１】このように構成される本発明のディスクカ
ートリッジは、ディスクドライブに挿入することによ
り、シャッター開閉部材が第１と第２のスライダー間の
係合部に係合して第１と第２のシャッターの何れか一方
のシャッターが、一方のスライダーを介して弾性付勢手
段の付勢力に抗して開放されて一方の開口部が開口し、
この開口部と対応する内蔵ディスク状記録媒体の一方の
面に対して情報の記録／再生が行われる。この状態で他
方のスライダーは移動動作されず、他方のシャッターは
他方の開口部に対して閉塞状態を接続し、この他方の開
口部の埃等の浸入を防止する。

【００１２】また、本発明のディスクカートリッジは上
記構成において、カートリッジ本体の前端面側に他種の
ディスクドライブの誤挿入防止手段を設けたことによ
り、他種のディスクドライブへの誤挿入を防止できて、
内蔵ディスク状記録媒体の記録データの破壊等を防止で
きると共に、カートリッジ本体を従来のＭＯディスクカ
ートリッジと同じ外形を持たせることができて、従来の
ＭＯディスクドライブを搭載していたディスクオートチ
ャンジャー装置等を変更することなく、本発明のディス
クカートリッジを使用するディスクドライブを従来のＭ
Ｏディスクドライブに置換するだけで従来のディスクオ
ートチャンジャー装置等を使用できることになる。

【００１３】また、上記構成において、上記弾性付勢手
段として引張りスプリングを用いることができ、上記係
合形成手段は、カートリッジ本体の第１と第２のスライ
ダーの移動部に設けられる係止部と、この係止部に係合
する第１と第２のスライダーに設けられる係合部とによ
り構成できる。さらに上記誤挿入防止手段は、カートリ
ッジ本体の前端面の縁部のほぼ中央部分に、他種のディ
スクドライブのシャッター開閉部材が引掛り、移動を阻
止する係合段面部として形成することができてディスク
カートリッジ全体の構成を簡単化できる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。

【００１５】この実施の形態のディスクカートリッジ
は、ＭＯディスクと同様に両面に記録／再生行うことが
できるディスクを内蔵したものである。

【００１６】図１は本発明の一例のディスクカートリッ
ジの分解斜視図、図２は同ディスクカートリッジにおい
て両シャッターが閉じている状態の斜視図、図３は同デ
ィスクカートリッジにおいて第１のシャッターが開いて
いる状態の第１の面側の斜視図、図４は同ディスクカー
トリッジにおいて第１のシャッターが開いている状態の
第２の面側の斜視図、図５は同ディスクカートリッジに
おいて両シャッターが閉じている状態の要部を切断した
平面図、図６は同ディスクカートリッジの第２のシャッ
ターが開いている状態の要部を切断した状態の平面図、
図７は図５における要部の拡大断面図である。

【００１７】図において、記号１はディスクカートリッ
ジの全体を示し、カートリッジ本体２は第１のカートリ
ッジ半体３と第２のカートリッジ半体４とを合体して構
成され、ディスク状記録媒体（以下、光ディスクとい
う）５が回転可能に内蔵されている。第１と第２のカー
トリッジ半体３と４にはそれぞれ第１の開口部６、第２
の開口部７が設けられて、内蔵光ディスク５に対して情
報の記録／再生を行う光学ヘッドおよび光ディスク５を
回転駆動するための駆動機構が挿入可能となっている。
この第１と第２のカートリッジ半体３と４の接合する前
端面部にはスライダー案内溝８が形成されて、第１のス
ライダー９と第２のスライダー１０が互いに相反する方
向に摺動自在に嵌挿されている。

【００１８】この第１のスライダー９には第１の開口部
６を開閉する第１のシャッター１１が、また、第２のス
ライダー１０には第２の開口部７を開閉する第２のシャ
ッター１２がそれぞれの折曲取付片１１ａと１２ａにお
いて取付けられて、この第１と第２のシャッター１１と
１２はそれぞれ第１と第２のカートリッジ半体３と４の
表面側に、その凹面部３ａと４ａ内において平行に摺接
してそれぞれ第１と第２のスライダー９と１０と一体に
第１と第２の開口部６と７に対して開閉摺動される。ま
た、第１と第２のスライダー９と１０には食い違い状に
対向してアーム部９ａ，１０ａが延長突設されて、第１
と第２のスライダー９と１０が最も近接した状態で後述
するストッパーに押し付けられ、両スライダー９，１０
間に間隔部、すなわち、開閉用引掛け部１３（図２参
照）が形成されるようになっている。

【００１９】この第１と第２のスライダー９と１０の間
には引張りコイルスプリング１４が架張されて両スライ
ダー９，１０は常時近接するように付勢されており、こ
の両スライダー９，１０は図７に示すように近接付勢状
態でスライダー案内溝８のほぼ中央部に形成したストッ
パー１５に押し付けられ、すなわち、図７に示す状態で
は第１のスライダー９は内側段部９ｂにおいてストッパ
ー１５に押し付けられ、一方、第２のスライダー１０は
アーム部１０ａの先端においてストッパー１５に押し付
けられて係止される。なお、この状態で第１のスライダ
ー９のアーム部９ａも他方に形成したストッパーに押し
付けられる。

【００２０】この両スライダー９，１０の係止状態で第
１のシャッター１１は第１の開口部６に、また第２のシ
ャッター１２は第２の開口部７にそれぞれ対応して閉塞
保持されてカートリッジ本体２内は密閉状態となり光デ
ィスク５は保護される。この状態で、両スライダー９，
１０間には前述した開閉用引掛け部１３が形成される
（図２参照）。

【００２１】また、スライダー案内溝８のほぼ中央部の
両カートリッジ半体３，４側の縁部に誤挿入防止用のア
ームストッパー１６ａ，１６ｂが係合段面部として形成
されている。

【００２２】そして、カートリッジ本体２の両側部、す
なわち、第１、第２のカートリッジ半体３，４の両側部
には、前端部にガイド兼ストッパー部１７が、また、後
端部にグリップ部１８がＭＯディスクカートリッジと同
様の形状で形成されている。

【００２３】以上の構成においてカートリッジ本体２、
すなわち、第１、第２のカートリッジ半体３，４は合成
樹脂材により形成でき、第１、第２のスライダー９，１
０も合成樹脂材により形成できるが、比較的堅牢な合成
樹脂材により形成することが望ましい。また第１、第２
のシャッター１１，１２は薄い金属板により形成するこ
とが望ましいが、合成樹脂材により形成することができ
る。

【００２４】以上のように構成されるこの実施の形態の
一例のディスクカートリッジ１は不使用時においては、
図２に示すようにカートリッジ本体２の両面の両開口部
６と７は第１と第２のシャッター１１と１２により閉塞
されてカートリッジ本体２内には、埃などの異物の浸入
が防止されて内蔵光ディスク５は安全に保護される。

【００２５】そして、このディスクカートリッジ１も従
来のＭＯディスクカートリッジと同様にディスクドライ
ブに挿入して記録／再生を行うものである。このディス
クカートリッジ１をディスクドライブに挿入すると前端
面側の両スライダー９，１０間の間隔部、すなわち、開
閉用引掛け部１３にディスクドライブ内に備えられたシ
ャッター開閉用アームが入り込み、ディスクカートリッ
ジ１の挿入動作に伴い一方のスライダー、図示例では第
１のスライダー９がスライダー案内溝８に沿って、引張
りコイルスプリング１４の付勢力に抗して側面方向へ押
圧摺動されて第１のシャッター１１が開放方向に移動さ
れて図３に示すように第１のカートリッジ半体３側の第
１の開口部６が開口される。この状態で第２のスライダ
ー１０はアーム部１０ａがストッパー１５に押し付けら
れて移動が阻止され、図４に示すように第２のシャッタ
ー１２は第２のカートリッジ半体４側の第２の開口部７
に対応したままで閉塞状態にある。

【００２６】以上のようにディスクカートリッジがディ
スクドライブに挿入され、第１のカートリッジ半体３に
形成した第１の開口部６が完全に開口した状態では、第
１の開口部６を通して内蔵光ディスク５の第１の面に情
報の記録／再生が可能となる。また、この状態では、図
４に示すように第２のシャッター１２が第２のカートリ
ッジ半体４側の第２の開口部７を閉塞している。

【００２７】一方、内蔵光ディスク５の第２の面に情報
の記録／再生を行うときは、ディスクカートリッジ１を
ディスクドライブに反転して挿入する。このディスクカ
ートリッジ１の反転挿入によりディスクドライブ内のシ
ャッター開閉用アームがスライダー９，１０間の開閉用
引掛け部１３に入り込み、ディスクカートリッジ１の挿
入動作に伴い、図６に示すように第２のスライダー１０
がスライダー案内溝８に沿って、引張りコイルスプリン
グ１４の付勢力に抗して側面方向へ押圧摺動されて第２
のシャッター１２が開放方向に移動されて、第２のカー
トリッジ半体４側の第２の開口部７が開口される。この
状態で第１のスライダー９は内側段部９ｂにおいてスト
ッパー１５に押し付けられるか、アーム部９ａが他方の
ストッパーに押し付けられて移動が阻止され、第１のシ
ャッター１１は第１のカートリッジ半体３側の第１の開
口部６に対応したままで閉塞状態を持続する。

【００２８】この状態で内蔵光ディスク５の第２の面に
対して開放された第２の開口部７を通して情報の記録／
再生が行われる。

【００２９】このようにこの実施の形態の一例のディス
クカートリッジ１においては、第１と第２の開口部６と
７はそれぞれ別々に第１と第２のシャッター１１と１２
より開閉され、この第１と第２のシャッター１１と１２
は移動方向が互いに反対方向で、また一本の引張りコイ
ルスプリング１４により互いに引張り合い、一方のシャ
ッターが移動される状態では他方のシャッターは係止さ
れて移動が阻止されるように構成されているため、この
ディスクカートリッジ１をディスクドライブに反転して
挿入することにより、１個のシャッター開閉用アームに
より、所要のシャッターを開閉駆動することができる。

【００３０】そして、このディスクカートリッジ１を従
来のＭＯディスクドライブに誤って挿入された場合は、
ＭＯディスクドライブ内のシャッター開閉用アームがス
ライダー９，１０間の開閉用引掛け部１３に入り込みに
くく、また、入り込んだとしてもシャッター開閉用アー
ムはスライダー案内溝８に形成したアームストッパー１
６ａ，１６ｂに係合し、動作が不能になり、このためデ
ィスクカートリッジ１は従来のＭＯディスクドライブに
は挿入することはできないことになり、誤挿入が防止さ
れ、内蔵光ディスク５に記録された情報データの破壊等
の危険が防止される。

【００３１】また、ディスクカートリッジ１は従来のＭ
Ｏディスクカートリッジと同じ外形、大きさで、ガイド
兼ストッパー部１７、グリップ部１８をＭＯディスクカ
ートリッジと同様に形成したので、従来のディスクオー
トチェンジャー等の装置のボックスを変更することな
く、ディスクドライブをＭＯディスクドライブと置換す
ることにより使用できる。

【００３２】以上、本発明の実施の形態の一例を説明し
たが、本発明はこの一例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものであ
る。

【００３３】例えば、カートリッジ本体２の開口部６，
７の形状は任意に変更でき、この開口部６，７の形状の
変更に伴い、シャッター１１，１２の形状も変更できる
ものである。また、スライダー９と１０を付勢する手段
としては、両スライダー９，１０を互いに引張り合う、
引張りコイルスプリング１４に換えてスライダー９，１
０を個々に付勢する付勢手段を用いることができ、この
場合は押圧ばね等を用いることができる。

【００３４】

【発明の効果】以上のように、本発明によるディスクカ
ートリッジは、カートリッジ本体の両面に形成されたヘ
ッド等の挿入用の開口部を開閉するシャッターを、一方
の面の開口部を開閉するシャッターと他方の面の開口部
を開閉するシャッターにより構成し、この別個のシャッ
ターにより両方の開口部を別々に開閉されるようにした
ことにより、一方の面の開口部が開放された状態で他方
の面の開口部を閉塞しておくことができて、内蔵するデ
ィスク状記録媒体の一方の面の記録／再生中に他方の面
の開口部からカートリッジ本体内への埃等の浸入が防止
されてディスク状記録媒体、ヘッド機構等の汚損を抑制
することができて、信頼性の高い情報の記録／再生を行
うことができる。

【００３５】そして、カートリッジ本体の両面側のそれ
ぞれのシャッターを開閉移動させるスライダーをカート
リッジ本体の前端面側のみにおいて摺動動作させるよう
に構成すると共に、この前端面側に誤挿入防止部を形成
したので、カートリッジ本体を従来のＭＯディスクカー
トリッジと同じ外形、大きさでグリップ部等の形状、構
成を共通にしたことにより、従来のディスクオートチャ
ンジャー等の装置にディスクドライブのみ置換するだけ
で使用可能となり、次世代のディスクドライブに使用で
きる信頼性の高いディスクカートリッジを実現すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一例のディスクカートリッジの分解斜
視図である。

【図２】図１に示すディスクカートリッジにおいて両シ
ャッターが閉じている状態の斜視図である。

【図３】図１に示すディスクカートリッジにおいて第１
のシャッターが開いている状態の第１の面側の斜視図で
ある。

【図４】図３に示すディスクカートリッジにおいて第２
の面側の斜視図である。

【図５】図１に示すディスクカートリッジにおいて両シ
ャッターが閉じている状態の要部を切断した平面図であ
る。

【図６】図１に示すディスクカートリッジにおいて第２
のシャッターが開いている状態の要部を切断した平面図
である。

【図７】図５における要部の拡大断面図である。

【符号の説明】

１‥‥ディスクカートリッジ、２‥‥カートリッジ本
体、３‥‥第１のカートリッジ半体、４‥‥第２のカー
トリッジ半体、６‥‥第１の開口部、７‥‥第２の開口
部、８‥‥スライダー案内溝、９‥‥第１のスライダ
ー、１０‥‥第２のスライダー、１１‥‥第１のシャッ
ター、１２‥‥第２のシャッター、１６ａ．１６ｂ‥‥
アームストッパー

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 両面に対して情報の記録／再生が可能な
   ディスク状記録媒体を回転自在に内蔵するカートリッジ
   本体に、上記ディスク状記録媒体の一方向の面に対して
   情報の記録／再生を行うための第１の開口部と、第２の
   面に対して情報の記録／再生を行う第２の開口部とを形
   成し、上記第１と第２の開口部にそれぞれ対応して別々
   に開閉する第１のシャッターと第２のシャッターを備え
   て成るディスクカートリッジであって、 上記第１と第２のシャッターがそれぞれ取付けられ、上
   記カートリッジ本体の前端面側に沿って互いに相反する
   方向に移動されて近接状態で上記第１と第２のシャッタ
   ーをそれぞれ上記第１と第２の開口部に対応させる第１
   と第２のスライダーと、 上記第１と第２のスライダーを互いに近接方向に付勢す
   る弾性付勢手段と、 上記第１と第２のスライダーの近接状態で上記第１と第
   ２のスライダー間に、ディスクドライブ側のシャッター
   開閉部材の係合部を形成する係合部形成手段とを設けた
   ことを特徴とするディスカートリッジ。
2. 【請求項２】 上記カートリッジ本体の前端面側に上記
   係合部形成手段の近傍に位置して他種のディスクドライ
   ブへの誤挿入防止手段を設けたことを特徴とする請求項
   １記載のディスクカートリッジ。
3. 【請求項３】 上記弾性付勢手段は、上記第１と第２の
   スライダー間に架張し、上記第１と第２のスライダーを
   互いに引き合う引張りスプリングにより形成したことを
   特徴とする請求項１記載のディスクカートリッジ。
4. 【請求項４】 上記係合部形成手段は、上記カートリッ
   ジ本体の上記第１と第２のスライダーの移動部に設けら
   れる係止部と、この係止部に係合する上記第１と第２の
   スライダーに設けられる係合部とにより構成したことを
   特徴とする請求項１記載のディスクカートリッジ。
5. 【請求項５】 上記誤挿入防止手段は、上記カートリッ
   ジ本体の前端面の縁部のほぼ中央部分に、他種のディス
   クドライブのシャッター開閉部材が引掛り、移動を阻止
   する係合段面部として形成したことを特徴とする請求項
   ２記載のディスクカートリッジ。