JPH10334629A - ディスクカートリッジ及びディスク記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記憶媒体に対して情報の記録及び
／又は再生を行うピックアップ装置の取付位置を、ディ
スクカートリッジの挿入方向に対して同一方向及び直交
する方向のいずれか一方、又はその両方に配置すること
ができるディスクカートリッジを提供する。 【解決手段】 スライドシャッタ１２を、カートリッジ
筐体１０がピックアップ装置３４に接近する挿入方向Ｘ
に対して斜め方向に移動可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音声、映像或いは
コンピュータのデータ等の情報の記録及び／又は再生を
行うディスク記憶装置の情報記憶媒体として用いられる
光ディスクや磁気ディスク等のディスク状記憶媒体をカ
ートリッジ筐体内に回転自在に収納したディスクカート
リッジ及び、このディスクカートリッジが使用されるデ
ィスク記憶装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般に、情報の記録及び／又は再
生が可能なディスク状記憶媒体がカートリッジ筐体内に
回転自在に収納されたディスクカートリッジとしては、
例えば、図１２及び図１３に示すようなものが知られて
いる。図１２に示すディスクカートリッジは、フレキシ
ブルな記憶ディスクを有する３．５インチのフロッピィ
ディスクであり、図１３に示すディスクカートリッジ
は、ハードな記憶ディスクを有するいわゆるミニディス
クと呼ばれているものである。

【０００３】図１２に示すフロッピィディスクＦＤ及び
図１３に示すミニディスクＭＤは、ともに上下のハーフ
１ａ，１ｂ及び２ａ，２ｂを重ね合わせることによって
カートリッジ筐体１，２が形成されており、このカート
リッジ筐体１，２内には、それぞれ記憶ディスクＤ１，
Ｄ２が回転自在に収納されている。このカートリッジ筐
体１，２の一辺の近傍には、記憶ディスクＤ１，Ｄ２の
一部を露出させるための開口部３ａ，３ｂがそれぞれ設
けられていて、各開口部３ａ，３ｂは、カートリッジ筐
体１，２にそれぞれスライド可能に保持されたスライド
シャッタ４ａ，４ｂによって開閉自在とされている。そ
して、これらのスライドシャッタ４ａ，４ｂは、図に表
れないスプリングにより付勢されて、常時は開口部３
ａ，３ｂを閉じるように構成されている。

【０００４】このように、フロッピィディスクＦＤ及び
ミニディスクＭＤは、構造的には略同様の構成を有して
いるが、スライドシャッタ４ａ，４ｂの移動方向が異な
るように構成されている。フロッピィディスクＦＤのカ
ートリッジ筐体１に設けられた矢印Ｅ１は、このフロッ
ピィディスクＦＤをフロッピィディスク記録再生装置に
挿入する方向を示すもので、ミニディスクＭＤのカート
リッジ筐体２に設けられた三角矢印Ｅ２は、このミニデ
ィスクＭＤをミニディスク記録再生装置に挿入する方向
を示すものである。

【０００５】図１２に示すように、フロッピィディスク
ＦＤのスライドシャッタ４ａは、フロッピィディスクＦ
Ｄの挿入方向に対して直交する方向に移動するように構
成されており、このスライドシャッタ４ａの移動により
挿入方向に長い長方形の開口部３ａが開閉されるように
なっている。また、図１３に示すように、ミニディスク
ＭＤのスライドシャッタ４ｂは、ミニディスクＭＤの挿
入方向と同一の方向に移動するように構成されており、
このスライドシャッタ４ｂの移動により挿入方向に直交
する方向に長い長方形の開口部３ｂが開閉されるように
なっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスクカートリッジにおいては、フロッピ
ィディスクＦＤである前者の場合には、スライドシャッ
タ４ａによって開閉される開口部３ａが挿入方向に長い
長方形となっているため、このフロッピィディスクＦＤ
が使用されるドライブ装置の構造としては、必然的にカ
ートリッジ挿入口とディスク回転駆動機構とピックアッ
プ装置とを一列に並べたような構造になっていた。その
ため、このドライブ装置を、例えば、パーソナルコンピ
ュータに組み込むようにするには、幅をあまり取らずに
奥行が長くなるため好都合であるが、このドライブ装置
を単独で用いて携帯用フロッピィディスク記録再生装置
として使用する場合には、奥行方向の長さが長くなると
いう不具合がある。

【０００７】一方、ミニディスクＭＤである後者の場合
には、スライドシャッタ４ｂによって開閉される開口部
３ｂが挿入方向に直交する方向に長い長方形となってい
るため、このミニディスクＭＤが使用されるドライブ装
置の構造としては、ピックアップ装置を挿入方向に直交
する方向に配置することができ、従って、ドライブ装置
全体を正方形の形にまとめることができる。そのため、
このドライブ装置を単独で用いて携帯用ミニディスク記
録再生装置として使用する場合には、奥行方向の長さが
短くなるため好都合であるが、パーソナルコンピュータ
に組み込むようにするには、幅方向の長さが広くなると
いう不具合がある。

【０００８】また、フロッピィディスクＦＤ及びミニデ
ィスクＭＤのどちらの場合にも、その開口部３ａ，３ｂ
は、縦位置又は横位置のいずれか一方にのみしか存在し
なかったために、縦及び横の２方向から２つのピックア
ップ装置のヘッド部をそれぞれ記録ディスクＤ１，Ｄ２
に近づけて、同時に２つのヘッド部で情報の記録及び／
又は再生を行うことができないようになっていた。

【０００９】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、ディスク状記憶媒体に対して情報
の記録及び／又は再生を行うピックアップ装置の取付位
置を、ディスクカートリッジの挿入方向に対して同一方
向及び直交する方向のいずれか一方、又はその両方に配
置することができるディスクカートリッジ及び、このデ
ィスクカートリッジの使用に好適なディスク記憶装置を
提供することを目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のディスクカート
リッジは、上述したような課題等を解決し、上記目的を
達成するために、シャッタを、カートリッジ筐体がピッ
クアップ装置に接近する挿入方向に対して斜め方向に移
動可能に構成したことを特徴としている。

【００１１】また、本発明のディスク記憶装置は、ディ
スクカートリッジのシャッタを、カートリッジ筐体がピ
ックアップ装置に接近する挿入方向に対して斜め方向に
移動可能に設けると共に、カートリッジホルダには、デ
ィスクカートリッジの挿入動作に連動してシャッタを斜
め方向に移動させて開口部を開口させるシャッタ開き機
構を設けたことを特徴としている。

【００１２】本発明は、上述のように構成したことによ
り、ピックアップ装置の位置を、ディスクカートリッジ
の挿入方向に対して同一方向及び直交する方向の任意の
一方、又は同時に２方向に配置することができる。その
ため、パーソナルコンピュータに組み込んで使用するド
ライブ装置に用いて好適であると共に、単独で用いて携
帯用ディスク記録再生装置として用いるにも好適なディ
スクカートリッジ、及びこのディスクカートリッジの使
用に好適なディスク記憶装置が得られる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図１〜図１０は本発明の第１
の例を示すもので、図１は下面側から見たディスクカー
トリッジの斜視図、図２は上面側から見たディスクカー
トリッジの斜視図、図３は図１のシャッタを開いた状態
の斜視図、図４は図３のシャッタを分解した状態の斜視
図、図５は図１の要部を拡大して示す斜視図、図６はシ
ャッタが閉じた状態の底面図、図７はシャッタが開いた
状態の底面図、図８は図６のＡ−Ａ線断面図、図９はデ
ィスクカートリッジが使用されるディスク記憶装置の斜
視図、図１０は図９の要部を拡大して示す説明図であ
る。また、図１１は、本発明の第２の例を示すもので、
下面側から見たディスクカートリッジの斜視図である。

【００１４】図１〜図８に示す第１の例に係るディスク
カートリッジＫＤは、ディスク状記憶媒体の一具体例と
して記録再生両用の光ディスクＤを使用したディスクカ
ートリッジである。このディスクカートリッジＫＤは、
一対の上シェル及び下シェルを重ね合わせることによっ
て形成されるカートリッジ筐体１０と、このカートリッ
ジ筐体１０内に形成されたディスク収納室９内に回転自
在に収納される光ディスクＤと、カートリッジ筐体１０
に設けられたヘッド部アクセス用の２つの開口部１１
ａ，１１ｂを開閉できるスライドシャッタ１２等を備え
ている。

【００１５】カートリッジ筐体１０は、平面形状が略四
角形をなす薄い匣体からなり、図２に示すように、この
カートリッジ筐体１０の上面の前側中央部には、ディス
ク記録再生装置に装着する際のディスクカートリッジＫ
Ｄの挿入方向Ｘを表す挿入方向指示矢印１３が設けられ
ている。このカートリッジ筐体１０の挿入方向Ｘと直交
する方向Ｙの一方の前側部には、後述する程度の大きさ
を有する面取り部１０ａが設けられている。このカート
リッジ筐体１０の面取り部１０ａの有無により、見た目
からもカートリッジ筐体１０の前後を判別できるばかり
でなく、後述するように機械的にもカートリッジ筐体１
０の前後が判別できて、ディスク記録再生装置に装着す
る際のディスクカートリッジＫＤの誤挿入を防止できる
ようになされている。

【００１６】更に、カートリッジ筐体１０の後側中央部
には、上面から背面を経て下面に達する所定幅のラベル
貼付部１５が設けられている。そして、ラベル貼付部１
５の一側には、光ディスクＤに記録された情報の誤消去
を防止するための誤消去防止部１６が設けられている。
この誤消去防止部１６は、カートリッジ筐体１０の上下
面を貫通する貫通穴１７と、この貫通穴１７内に前後方
向へスライド可能に嵌合保持された可動片１８とを有
し、この可動片１８を前後方向へ移動することにより、
光ディスクＤへの書き込みが可能な状態と、その書き込
みを不可とする状態とに選択的に切り換えることができ
る。

【００１７】また、図３及び図４等に示すように、この
カートリッジ筐体１０の下面の略中央部には略Ｗ字形を
なす開口窓２０が設けられていて、その内側には開口窓
２０の全体を内側から塞ぐ内装カバー２１が取り付けら
れている。この開口窓２０は、挿入方向Ｘに対して略４
５°傾斜させて設定されており、一方の内側窓部２０ａ
は挿入方向Ｘと同一方向に延在され、他方の内側窓部２
０ｂは直交する方向Ｙに延在されている。

【００１８】この開口窓２０の一方の内側窓部２０ａの
外側には、直交する方向Ｙに延びる外側窓部２０ｃが連
続され、他方の内側窓部２０ｂの外側には挿入方向Ｘに
延びる外側窓部２０ｄが連続されている。そして、外側
窓部２０ｃ，２０ｄの各外側の端縁は、挿入方向Ｘに対
して略４５°に傾斜させて設定されている。更に、開口
窓２０の中央部には、挿入方向Ｘと略４５°の角度をな
す方向に延在された中央窓部２０ｅが設けられている。

【００１９】このような形状を有する開口窓２０を塞ぐ
内装カバー２１には、一方の内側窓部２０ａと対応する
位置において挿入方向Ｘと同一方向に延在された前開口
部１１ａと、他方の内側窓部２０ｂと対応する位置にお
いて直交する方向Ｙに延在された横開口部１１ｂとが設
けられている。これら前開口部１１ａ及び横開口部１１
ｂは、所定の幅で半径方向内側に延在された切欠き穴か
らなり、互いの内側の端部は内蔵された光ディスクＤの
中央部に対応させて設けた中央穴２２により連通され
て、全体として略Ｌ字形に形成されている。

【００２０】これら前開口部１１ａ及び横開口部１１ｂ
は、ディスク収納室９内に収納された光ディスクＤの一
部を露出させるためのものである。これらの開口部１１
ａ，１１ｂには、必要に応じてどちらか一方又は両方
に、光ディスクＤに対して新たな情報を書き込む記録及
び予め記録されている情報を読み出す再生を行うための
ピックアップ装置のヘッド部としての光学ヘッドが臨ま
れる。

【００２１】更に、内装カバー２１の、外側窓部２０
ｃ，２０ｄの各外側端縁と中央窓部２０ｅの両側端縁に
は、スライドシャッタ１２をガイドして挿入方向Ｘと略
４５°の角度をなす方向にスライドさせる溝部２３ａ，
２３ｂ及び２４ａ，２４ｂがそれぞれ設けられている。
これらの溝部２３ａ，２３ｂ，２４ａ，２４ｂは、挿入
方向Ｘと略４５°の角度をなす方向に互いに平行に延在
されている。そして、図８に断面して示すように、外側
窓部２０ｃ，２０ｄの外側端縁に連続する溝部２３ａ，
２３ｂは、カートリッジ筐体１０の上下方向の中途部ま
で深く入り込んだ後、横方向に曲げられて外側に深く入
り込むように設定されている。また、中央窓部２０ｅの
両側端縁に連続する溝部２４ａ，２４ｂは、カートリッ
ジ筐体１０の上下方向に浅く入り込んだ後、横方向に曲
げられて外側に浅く入り込むように設定されている。

【００２２】また、一方の溝部２３ａ，２３ｂに関連さ
せてカートリッジ筐体１０の下面には、当該カートリッ
ジ筐体１０の前面及び面取り部１０ａ側の側面とに開口
するガイド溝２５ａ，２５ｂがそれぞれ設けられてい
る。これらのガイド溝２５ａ，２５ｂは、溝部２３ａ，
２３ｂと同様に挿入方向Ｘと略４５°の角度をなす方向
に互いに平行に延在されており、その開口側の端部は円
弧状に拡げられて、後述する操作ピンの導入を容易にす
るようになされている。そして、カートリッジ筐体１０
のガイド溝２５ａ，２５ｂのそれぞれ内側には、同じく
挿入方向Ｘと略４５°の角度をなす方向に延びるように
バネ収納穴２６ａ，２６ｂがそれぞれ設けられていて、
各バネ収納穴２６ａ，２６ｂには、弾性体の一具体例を
示すコイルバネ２７ａ，２７ｂが若干圧縮された状態で
収納されている。

【００２３】このような構成を有する開口窓２０に装着
されて前開口部１１ａ及び横開口部１１ｂを開閉するシ
ャッタの一具体例を示すスライドシャッタ１２は、図４
等に示すような構成を備えている。即ち、スライドシャ
ッタ１２は、全体の形状が略Ｗ字形をなしており、その
中央部には、内装カバー２１に設けられた中央穴２２を
開閉することができる中央穴開閉片１２ａが設けられて
いる。このスライドシャッタ１２の中央穴開閉片１２ａ
には、略９０°の角度を隔てて一対のＬ字形をなす開口
部開口片１２ｂ，１２ｃが連続して形成されている。そ
して、各開口部開口片１２ｂ，１２ｃの外側には側方に
突出する作動片１２ｄ，１２ｅがそれぞれ設けられてい
ると共に、中央穴開閉片１２ａの外側には同じく側方に
突出する案内片１２ｆ，１２ｇがそれぞれ設けられてい
る。

【００２４】このスライドシャッタ１２の作動片１２
ｄ，１２ｅは、カートリッジ筐体１０の溝部２３ａ，２
３ｂにそれぞれ挿入され、ガイド溝２５ａ，２５ｂをそ
れぞれ横断してスライド可能に係合されている。この作
動片１２ｄ，１２ｅの後部には、コイルバネ２７ａ，２
７ｂの一端を係合保持するための突起１２ｈがそれぞれ
設けられている。このスライドシャッタ１２の突起１２
ｈは、カートリッジ筐体１０のバネ収納穴２６ａ，２６
ｂ内に位置するように設定されており、このバネ収納穴
２６ａ，２６ｂ内に圧縮状態で収納されたコイルバネ２
７ａ，２７ｂの前端が着座され、そのバネ力により、ス
ライドシャッタ１２は前開口部１１ａ及び横開口部１１
ｂを閉じる方向に常時付勢されている。

【００２５】また、スライドシャッタ１２の案内片１２
ｆ，１２ｇは、カートリッジ筐体１０の溝部２４ａ，２
４ｂにそれぞれ挿入されて、スライド可能に係合されて
いる。このように、スライドシャッタ１２は、２枚の作
動片１２ｄ，１２ｅと２枚の案内片１２ｆ，１２ｇとを
介してカートリッジ筐体１０にスライド可能に保持され
ており、このスライドシャッタ１２の挿入方向Ｘと略４
５°の角度をなす方向への移動により、挿入方向Ｘ及び
これと直交する方向Ｙの２方向に長く開口するように設
けられた前開口部１１ａ及び横開口部１１ｂが同時に開
閉される。

【００２６】また、光ディスクＤは、中央部に設けられ
たハブ部６と、このハブ部６から半径方向外側に展開さ
れたディスク部７とを有する円盤体からなり、ディスク
部７の一面である下面には、光学ヘッドの対物レンズが
対向される情報記録の可能な情報記録面が設けられてい
る。この光ディスクＤのハブ部６にはハブ穴が設けられ
ていて、このハブ穴には、ディスク記録再生装置に設け
られたターンテーブルに装着するための鉄板等の磁性体
からなるチャッキングプレートが嵌合固定されている。
この光ディスクＤの材質としては、例えば、ポリカーボ
ネート（ＰＣ）やポリオレフィン等の合成樹脂が好適で
あるが、他の合成樹脂を用いることができることは勿論
のこと、合成樹脂以外であっても、例えば、ガラス材や
アルミニウム合金等の各種の材質のものを用いることが
できる。

【００２７】尚、上述したカートリッジ筐体１０、内装
カバー２１及び可動片１８の材質としては、例えば、Ａ
ＢＳ樹脂（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹
脂）、ＨＩＰＳ（高衝撃性ポリスチレン）、ＰＰ（ポリ
プロピレン）等の合成樹脂が好適であるが、その他の合
成樹脂は勿論のこと、合成樹脂以外であっても、アルミ
ニウム合金等の金属を用いることもできる。また、スラ
イドシャッタ１２の材質としては、例えば、耐食性の高
いステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属が好適であ
るが、各種の合成樹脂を使用することもできる。

【００２８】また、上述したスライドシャッタ１２のカ
ートリッジ筐体１０への組付けは、例えば、次のように
して行うことができる。その１は、カートリッジ筐体１
０の下ハーフを、内装カバー２１とその他の部分とに分
割して２部材で形成し、内装カバー２１にスライドシャ
ッタ１２及びコイルバネ２７ａ，２７ｂをセットした
後、その外側に下ハーフを被せて一体的に構成するよう
にする。この場合には、スライドシャッタ１２の作動片
１２ｄ，１２ｅ及び案内片１２ｆ，１２ｇを溝部２３
ａ，２３ｂ，２４ａ，２４ｂに差し込む作業が不要とな
るため、組立作業を比較的容易に行うことができる。

【００２９】その２は、予め内装カバー２１をその他の
部分に組付けて一体的に構成し、その後、スライドシャ
ッタ１２を弾性変形させて作動片１２ｄ，１２ｅ及び案
内片１２ｆ，１２ｇを溝部２３ａ，２３ｂ，２４ａ，２
４ｂにそれぞれ差し込むようにする。この場合には、ス
ライドシャッタ１２を弾性変形させて差し込むだけであ
るため、組立作業を極めて簡単に行うことができるが、
スライドシャッタ１２の材質としては、大きな撓み変形
に耐えることができる可撓性の十分に大きな材料である
必要がある。

【００３０】このような構成を有するディスクカートリ
ッジＫＤは、例えば、図９及び図１０に示すような構成
を有するディスク記憶装置としてのディスク記録再生装
置３０に使用して好適なものである。このディスク記録
再生装置３０は、構成の主要部をなす装置本体３１と、
挿入されるディスクカートリッジＫＤを保持して装置本
体３１の所定位置に装着するカートリッジホルダ３２等
を備えている。

【００３１】このディスク記録再生装置３０の装置本体
３１には、カートリッジホルダ３２を介して所定位置に
装着されるディスクカートリッジＫＤの光ディスクＤを
チャッキングして回転駆動するターンテーブル装置３３
と、このターンテーブル装置３３に保持されて一体的に
回転駆動される光ディスクＤに対して情報の書込みや読
出しを実行するピックアップ装置の一具体例を示す光学
ピックアップ装置３４等を備えている。装置本体３１
は、上面に開口した凹陥部３５を有する四角形の匣体を
有し、その凹陥部３５内の略中央部には、ターンテーブ
ル装置３３のターンテーブルが露出されている。

【００３２】この装置本体３１の凹陥部３５内におい
て、ターンテーブル装置３３の一側には光学ピックアッ
プ装置３４が配設されている。この光学ピックアップ装
置３４は、ターンテーブルに対して接近・離反可能に構
成されたヘッド部の一具体例を示す光学ヘッド３４ａを
有し、この光学ヘッド３４ａが、シャッタ開き機構４０
により開放されるカートリッジホルダ３２の開口部（本
実施例では横開口部１１ｂ）に臨むことになる。この光
学ヘッド３４ａを開口部内で光ディスクＤの半径方向に
移動させつつ、その情報記録面に新たな情報信号を書込
み又は予め記録されている情報信号を読出すことによ
り、情報の記録又は再生が実行される。

【００３３】また、カートリッジホルダ３２は、ディス
クカートリッジＫＤよりも若干大きな四角形の上面板３
２ａと、この上面板３２ａの両側部に連続し且つ下方へ
立ち下げられた側面板３２ｂ，３２ｃと、各側面板３２
ｂ，３２ｃの下部から内側に連続された下面板３２ｄ，
３２ｅとを有している。これら上面板３２ａと側面板３
２ｂ，３２ｃと下面板３２ｄ，３２ｅとで囲まれた空間
部が、ディスクカートリッジＫＤを着脱可能に保持する
カートリッジ保持部３６をなしており、このカートリッ
ジ保持部３６の前側開口がカートリッジ挿入口３６ａと
なっている。

【００３４】このカートリッジホルダ３２は、その後端
部を装置本体３１に軸支することによって上下方向へ回
動可能とされており、図９に示すように前側を持ち上げ
た状態の非チャッキング状態と、この状態から前側を押
し下げて凹陥部３５内に水平に収納したチャッキング状
態とを取ることができる。このカートリッジホルダ３２
には、ディスクカートリッジＫＤのスライドシャッタ１
２を開閉するためのシャッタ開き機構４０が設けられて
いる。

【００３５】このシャッタ開き機構４０は、左右の下面
板３２ｄ，３２ｅにそれぞれ枢軸４１ａ，４１ｂによっ
て回動自在に支持された回動レバー４２ａ，４２ｂと、
各回動レバー４２ａ，４２ｂの先端部に設けられた操作
ピン４３ａ，４３ｂと、各回動レバー４２ａ，４２ｂを
互いに対向するよう内側に付勢する弾性体としてのねじ
りバネ４４ａ，４４ｂ（図１０を参照）とを有してい
る。各操作ピン４３ａ，４３ｂは、それぞれ回動レバー
４２ａ，４２ｂの上面側に突出するよう設けられている
と共に、これらの操作ピン４３ａ，４３ｂをカートリッ
ジ保持部３６内に突出させて回動動作を可能とするため
に、各下面板３２ｄ，３２ｅには操作ピン４３ａ，４３
ｂがそれぞれ貫通する円弧状の長穴４５ａ，４５ｂが設
けられている。

【００３６】これにより、シャッタ開き機構４０の、カ
ートリッジ保持部３６の前側に位置する回動レバー４２
ａは、図９において反時計方向に常時付勢され、その先
端部に設けられた操作ピン４３ａは長穴４５ａの内側の
端部に当接されている。このときの操作ピン４３ａの位
置は、ディスクカートリッジＫＤの面取り部１０ａに対
応されている。また、シャッタ開き機構４０の、カート
リッジ保持部３６の後側に位置する回動レバー４２ｂ
は、図９において時計方向に常時付勢され、その先端部
に設けられた操作ピン４３ｂは長穴４５ｂの内側の端部
に当接されている。このときの操作ピン４３ｂの位置
は、ディスクカートリッジＫＤの前面に設けられたガイ
ド溝２５ａの開口に対応されている。尚、図９に示す切
欠き部４６は、光学ピックアップ装置３４の移動を許容
するために設けたものである。

【００３７】このような構成を有するディスク記録再生
装置３０にディスクカートリッジＫＤを装着すると、次
に述べるようなスライドシャッタ１２の動作を介して前
開口部１１ａ及び横開口部１１ｂが開かれ、光学ピック
アップ装置３４による情報の記録及び再生が可能とな
る。

【００３８】このディスク記録再生装置３０に装着され
る前のディスクカートリッジＫＤは、図１及び図２に示
すように、一対のコイルバネ２７ａ，２７ｂの働きによ
ってスライドシャッタ１２がカートリッジ筐体１０の前
側に位置しており、このとき前開口部１１ａ及び横開口
部１１ｂは共に閉じられた状態にある。

【００３９】このディスクカートリッジＫＤをディスク
記録再生装置３０に装着する場合は、図９に示すよう
に、カートリッジ筐体１０のスライドシャッタ１２のあ
る面を下にして挿入方向Ｘの前面からカートリッジホル
ダ３２のカートリッジ挿入口３６ａに挿入する。このよ
うにしてディスクカートリッジＫＤをカートリッジホル
ダ３２のカートリッジ挿入口３６ａから差し込むと、ま
ず、カートリッジ筐体１０の前角部に設けられた面取り
部１０ａが、カートリッジホルダ３２に設けられたシャ
ッタ開き機構４０の前側に位置する操作ピン４３ａに当
接する。

【００４０】この状態から、更にディスクカートリッジ
ＫＤを押し込むと、面取り部１０ａの押圧力によって操
作ピン４３ａが、ねじりバネ４４の付勢力に抗して挿入
方向Ｘと直交する方向Ｙの外側に押し戻される。これに
より、回動レバー４２ａがねじりバネ４４の付勢力に抗
して、図９において時計方向に回動され、操作ピン４３
ａがカートリッジ筐体１０の側面に乗り上げる。

【００４１】このとき、例えば、ディスクカートリッジ
ＫＤの上下を逆にしてカートリッジ筐体１０をカートリ
ッジ挿入口３６ａに差し込むと、カートリッジ筐体１０
の面取り部１０ａが反対側になり、図１０に示すよう
に、カートリッジ筐体１０の面取り部１０ａのない前角
部が、シャッタ開き機構４０の前側の操作ピン４３ａに
当接する。この状態では、ディスクカートリッジＫＤを
押し込む力は操作ピン４３ａを挿入方向Ｘへ押し込む力
として作用するため、回動レバー４２ａは、図１０にお
いて反時計方向に押圧されて、長穴４５ａの内側に押し
付けられる。そのため、ディスクカートリッジＫＤの挿
入動作が阻止され、従って、ディスクカートリッジＫＤ
の誤挿入を防止することができる。

【００４２】更にディスクカートリッジＫＤを挿入する
ことにより、カートリッジ筐体１０の側面に乗り上げた
操作ピン４３ａがガイド溝２５ｂの入口に到達すると、
これと略同時にシャッタ開き機構４０の後側に位置する
操作ピン４３ｂがカートリッジ筐体１０の前面に設けた
ガイド溝２５ａの入口に到達する。そして、ディスクカ
ートリッジＫＤの更なる挿入動作により、図６に示すよ
うに、一方の操作ピン４３ａがねじりバネ４４の付勢力
によってガイド溝２５ｂに入り込み、スライドシャッタ
１２の一端に設けられた作動片１２ｄに当接する。これ
と略同時に、他方の操作ピン４３ｂがねじりバネ４４の
付勢力に抗してガイド溝２５ａに入り込み、スライドシ
ャッタ１２の他端に設けられた作動片１２ｅに当接す
る。

【００４３】その後、両操作ピン４３ａ，４３ｂがガイ
ド溝２５ｂ，２５ａにそれぞれガイドされて奥へと入り
込み、一対のコイルバネ２７ａ，２７ｂの付勢力に抗し
てスライドシャッタ１２を略４５の角度で後方に移動さ
せる。そして、カートリッジ筐体１０を所定位置まで挿
入することにより、ディスクカートリッジＫＤがカート
リッジ保持部３６に保持される。これにより、ディスク
カートリッジＫＤのスライドシャッタ１２が、図７に示
す状態に変化し、挿入方向Ｘに長く形成された前開口部
１１ａと、直交する方向Ｙに長く形成された横開口部１
１ｂと、両開口部１１ａ，１１ｂを連通する中央穴２２
とが共に開放される。

【００４４】このとき、スライドシャッタ１２は、左右
の開口部開閉片１２ｂ，１２ｃの各外端に設けられた作
動片１２ｄ，１２ｅが溝部２３ａ，２３ｂによってそれ
ぞれガイドされ、また、中央部の中央穴開閉片１２ａの
両端に設けられた案内片１２ｆ，１２ｇが溝部２３ａ，
２３ｂによってそれぞれガイドされるため、スムースな
スライド動作を実現することができる。

【００４５】次に、カートリッジホルダ３２を上から押
して装置本体３１の凹陥部３５内に挿入する。これによ
り、装置本体３１に設けられたターンテーブル装置３３
のターンテーブルが、カートリッジホルダ３２に保持さ
れたディスクカートリッジＫＤのスライドシャッタ１２
から開放された中央穴２２内に入り込み、光ディスクＤ
をチャッキングする。これと同時に、装置本体３１に設
けられた光学ピックアップ装置３４の光学ヘッド３４ａ
が、スライドシャッタ１２から開放された横開口部１１
ｂ内に入り込み、光ディスクＤの情報記録面に対向され
て情報信号の書込み又は読出しが可能となる。

【００４６】その後、ターンテーブル装置３３を駆動す
ることにより、そのターンテーブルと一体に光ディスク
Ｄが回転駆動される。そして、光学ヘッド３４ａを光デ
ィスクＤの半径方向へ移動させつつ、情報記録面に情報
信号を書き込むことによって所定情報の記録が行われ、
また、情報記録面から情報信号を読み出すことによって
所定情報の再生が行われる。

【００４７】ディスクカートリッジＫＤをディスク記録
再生装置３０から取り出す場合は、上述した挿入動作と
逆の動作によって行われる。まず、カートリッジホルダ
３２の前側を引き上げることにより、光ディスクＤがタ
ーンテーブルから外れると共に横開口部１１ｂから光学
ヘッド３４ａが飛び出して、光ディスクＤのチャッキン
グが解除される。

【００４８】次に、ディスクカートリッジＫＤをカート
リッジホルダ３２から引き出すことにより、一方の操作
ピン４３ａが一方のガイド溝２５ｂから飛び出し、他方
の操作ピン４３ｂが他方のガイド溝２５ａから飛び出
す。その結果、スライドシャッタ１２を開放側に押圧し
ている操作ピン４３ａ，４３ｂの押圧力が取り除かれる
と、コイルバネ２７ａ，２７ｂの付勢力が作動片１２
ｄ，１２ｅからスライドシャッタ１２に入力され、これ
により、スライドシャッタ１２が押し戻されて元の位置
に復帰される。これにより、スライドシャッタ１２によ
って前開口部１１ａと横開口部１１ｂと中央穴２２とが
共に閉じられ、図９に示す状態に復帰して、ディスクカ
ートリッジＫＤの取出動作が完了する。

【００４９】本発明の第２の例は、図１１に示すよう
に、光ディスクＤをチャッキングするためにカートリッ
ジ筐体１０に設けた中央穴２２を、スライドシャッタ１
２の開閉動作に係わらず常に開放させておくようにした
ものである。この第２の例が第１の例と異なる点は、ス
ライドシャッタ１２の中央穴開閉片１２ａに、中央穴２
２に対応させて切欠き穴５０を設けた点であり、その他
の構成は同様である。

【００５０】このスライドシャッタ１２の中央穴開閉片
１２ａに設けた切欠き穴５０は、スライドシャッタ１２
を閉じた状態において内装カバー２１に設けた中央穴２
２と一致するように設けられている。この第２の例によ
れば、カートリッジ筐体１０内に収納された光ディスク
Ｄをターンテーブルでチャッキィングしたままの状態に
おいて、スライドシャッタ１２の開閉動作を行うことが
できる。

【００５１】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施の例におい
ては、本発明に係るディスクカートリッジＫＤのディス
ク状記憶媒体として、書込みと消去が可能な書換形光デ
ィスクを適用した例について説明したが、１度記録する
と永久的な記録となる追記形光ディスクでも良く、更に
読出しのみが可能な再生専用の光ディスクに適用できる
ことは勿論である。

【００５２】更に、光ディスクのみならず、光磁気ディ
スクや磁気ディスク等のように他の記録方式のディスク
状記憶媒体を使用することもできる。この場合、使用さ
れるディスク状記憶媒体の種類に応じて、ピックアップ
装置及びそのヘッド部の内容が、光磁気ヘッドを使用す
る光磁気ピックアップ装置や磁気ヘッドを使用するピッ
クアップ装置等に変更されることは勿論である。

【００５３】また、上記実施の例においては、弾性体と
してコイルバネ２７ａ，２７ｂを適用した例について説
明したが、ゴム或いはこれに類似した合成樹脂等のゴム
状弾性体を使用することもできる。更に、ディスク状記
憶媒体をターンテーブルに圧着させる方法として、マグ
ネットの磁力でチャッキングプレートをターンテーブル
に吸引するマグネット吸着方式を適用した例について説
明したが、例えば、スプリングを用いるスプリング圧着
方式、情報記録ディスクの自重によるディスク自重方式
等各種の圧着方式を適用することができる。このよう
に、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更で
きるものである。

【００５４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カートリッジ筐体がピックアップ装置に接近する挿入方
向に対して斜め方向にシャッタを移動可能に構成したた
め、ピックアップ装置のヘッド部が臨む開口部を、ディ
スクカートリッジの挿入方向と同一の方向又は直交する
方向のいずれか一方、又はその両方に設定することがで
きる。そのため、ピックアップ装置のヘッド部を、ディ
スクカートリッジの挿入方向と同一の方向及び直交する
方向のいずれにも配置することができ、また、同時に２
つの方向に配置することもできる。従って、パーソナル
コンピュータに組み込んで使用するドライブ装置に用い
て好適であると共に、このドライブ装置を単独で用いて
携帯用ディスク記録再生装置として使用する場合にも好
適なディスクカートリッジ及び、このディスクカートリ
ッジの使用に好適なディスク記憶装置を提供することが
できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るディスクカートリッジの第１の例
を下面側から見た状態を示す斜視図である。

【図２】本発明に係るディスクカートリッジの第１の例
を上面側から見た状態を示す斜視図である。

【図３】図１に示すディスクカートリッジのスライドシ
ャッタを移動させて前開口部及び横開口部を開放した状
態を示す斜視図である。

【図４】図１に示すディスクカートリッジのスライドシ
ャッタを分解した状態を示す斜視図である。

【図５】図１に示すディスクカートリッジの要部を拡大
して断面した状態の斜視図である。

【図６】図１に示すディスクカートリッジのスライドシ
ャッタで前及び横開口部を閉じた状態を示す底面図であ
る。

【図７】図１に示すディスクカートリッジのスライドシ
ャッタを移動させて前開口部及び横開口部を開いた状態
を示す底面図である。

【図８】図６に示すディスクカートリッジのＡ−Ａ線部
分の拡大断面図である。

【図９】本発明に係るディスクカートリッジが使用され
るディスク記録再生装置の例を示す斜視図である。

【図１０】図９に示すカートリッジホルダの要部を拡大
して示す斜視図である。

【図１１】本発明に係るディスクカートリッジの第２の
例を下面側から見た状態を示す斜視図である。

【図１２】従来のディスクカートリッジの第１の例を示
す斜視図である。

【図１３】従来のディスクカートリッジの第２の例を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１０ カートリッジ筐体、 １０ａ 面取り部、 １１
ａ 前開口部、 １１ｂ 横開口部、 １２ スライド
シャッタ、 １２ｄ，１２ｅ 作動片、 １２ｆ，１２
ｇ 案内片、 ２０ 開口窓、 ２１ 内装カバー、
２２ 中央穴、２３ａ，２３ｂ，２４ａ，２４ｂ 溝
部、 ２５ａ，２５ｂ ガイド溝、 ２７ａ，２７ｂ
コイルバネ（弾性体）、 ３０ ディスク記録再生装置
（ディスク記憶装置）、 ３１ 装置本体、 ３２ カ
ートリッジホルダ、 ３３ ターンテーブル装置、 ３
４ 光学ピックアップ装置（ピックアップ装置）、 ３
４ａ 光学ヘッド（ヘッド部）、 ＫＤ ディスクカー
トリッジ、 Ｄ 光ディスク（ディスク状記憶媒体）、
Ｘ 挿入方向、 Ｙ 直交する方向

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 満 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ピックアップ装置により情報の記録及び
   ／又は再生が行われるディスク状記憶媒体と、 上記ディスク状記憶媒体を回転自在に収納すると共に当
   該ディスク状記憶媒体に上記ピックアップ装置のヘッド
   部を臨ませるための開口部が設けられたカートリッジ筐
   体と、 上記開口部を開閉するため上記カートリッジ筐体に移動
   可能に取り付けられたシャッタとを備えたディスクカー
   トリッジにおいて、 上記シャッタを、上記カートリッジ筐体が上記ピックア
   ップ装置に接近する挿入方向に対して斜め方向に移動可
   能に構成したことを特徴とするディスクカートリッジ。
2. 【請求項２】 請求項１記載のディスクカートリッジに
   おいて、 上記カートリッジ筐体の開口部は、上記挿入方向に対し
   て同一方向及び直交する方向の２方向に長く開口するよ
   うに略Ｌ字状に形成すると共に、当該開口部の全体を開
   閉できるように上記シャッタを略Ｌ字状に形成したこと
   を特徴とするディスクカートリッジ。
3. 【請求項３】 請求項２記載のディスクカートリッジに
   おいて、 上記シャッタには、上記ディスク状記憶媒体の回転中心
   部に対応させて上記カートリッジ筐体に設けられた中央
   穴を同時に開閉するように中央穴開閉片を設けたことを
   特徴とするディスクカートリッジ。
4. 【請求項４】 請求項２記載のディスクカートリッジに
   おいて、 上記シャッタには、上記ディスク状記憶媒体の回転中心
   部に対応させて上記カートリッジ筐体に設けられた中央
   穴を常時開口させるように中央穴開口片を設けたことを
   特徴とするディスクカートリッジ。
5. 【請求項５】 請求項２記載のディスクカートリッジに
   おいて、 上記シャッタは、自由状態ではバネ力によって上記開口
   部の全体を閉じるように弾性体で付勢するようにしたこ
   とを特徴とするディスクカートリッジ。
6. 【請求項６】 カートリッジ筐体に回転自在に収納され
   たディスク状記憶媒体の一部を露出させるため当該カー
   トリッジ筐体に設けられた開口部がシャッタによって開
   閉自在とされたディスクカートリッジが挿入されると共
   に、当該ディスクカートリッジを保持して所定位置に装
   着するカートリッジホルダと、 上記ディスク状記憶媒体に対して情報の記録及び／又は
   再生を行うピックアップ装置とを備えたディスク記憶装
   置において、 上記ディスクカートリッジのシャッタを、上記カートリ
   ッジ筐体が上記ピックアップ装置に接近する挿入方向に
   対して斜め方向に移動可能に設けると共に、 上記カートリッジホルダには、上記ディスクカートリッ
   ジの挿入動作に連動して上記シャッタを斜め方向に移動
   させて上記開口部を開口させるシャッタ開き機構を設け
   たことを特徴とするディスク記憶装置。
7. 【請求項７】 請求項６記載のディスク記憶装置におい
   て、 上記シャッタ開き機構は、上記カートリッジホルダの、
   上記ディスクカートリッジ挿入方向の前後に配設された
   左右一対の回動レバーを有し、それぞれの回動レバーは
   弾性体によって内側に付勢されていることを特徴とする
   ディスク記憶装置。
8. 【請求項８】 請求項６記載のディスク記憶装置におい
   て、 上記ディスクカートリッジの、上記シャッタ開き機構の
   うち上記ディスクカートリッジ挿入方向の前側に配設さ
   れた回動レバー側の先端角部には、当該回動レバーを外
   側に回動させてディスクカートリッジの挿入動作を可能
   とする面取り部を設けたことを特徴とするディスク記憶
   装置。