JPH1186492A - ディスクカートリッジ及びディスク装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びディスク装置

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JPH1186492A
JPH1186492A JP23985897A JP23985897A JPH1186492A JP H1186492 A JPH1186492 A JP H1186492A JP 23985897 A JP23985897 A JP 23985897A JP 23985897 A JP23985897 A JP 23985897A JP H1186492 A JPH1186492 A JP H1186492A
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JP
Japan
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disk
cartridge
opening
shutter
shutter member
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JP23985897A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Nagasaka
満 長坂
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Atsuhiro Kumagai
厚博 熊谷
Akira Shimazu
彰 島津
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記憶媒体に対して情報の記録及び
/又は再生を行うピックアップ装置の取付位置を、ディ
スクカートリッジの挿入方向と同一方向及び直交する方
向のいずれか一方、又はその両方に配置することがで
き、更に挿入方向と斜めに交差する方向に配置すること
ができるディスクカートリッジ及び、このディスクカー
トリッジの使用に好適なディスク装置を提供する。 【解決手段】 シャッタは、重なり合う2枚のシャッタ
部材15,16を有し、この2枚のシャッタ部材15,
16をカートリッジ筐体10に移動自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声、映像或いは
コンピュータのデータ等の情報の記録及び/又は再生を
行うために情報記憶媒体として用いられる光ディスクや
磁気ディスク等のディスク状記憶媒体をカートリッジ筐
体内に回転自在に収納したディスクカートリッジ及び、
このディスクカートリッジが使用されるディスク記憶再
生装置等のディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、情報の記録及び/又は再
生が可能なディスク状記憶媒体がカートリッジ筐体内に
回転自在に収納されたディスクカートリッジとしては、
例えば、図18及び図19に示すようなものが知られて
いる。図18に示すディスクカートリッジは、フレキシ
ブルな記憶ディスクを有する3.5インチのフロッピィ
ディスクであり、図19に示すディスクカートリッジ
は、ハードな記憶ディスクを有するいわゆるミニディス
クと呼ばれているものである。
【0003】図18に示すフロッピィディスクFD及び
図19に示すミニディスクMDは、ともに上下のハーフ
1a,1b及び2a,2bを重ね合わせることによって
カートリッジ筐体1,2内が形成されており、このカー
トリッジ筐体1,2内には、それぞれ記憶ディスクD
1,D2が回転自在に収納されている。このカートリッ
ジ筐体1,2の一辺の近傍には、記憶ディスクD1,D
2の一部を露出させるための開口部3a,3bがそれぞ
れ設けられていて、各開口部3a,3bは、カートリッ
ジ筐体1,2にそれぞれスライド可能に保持されたスラ
イドシャッタ4a,4bによって開閉自在とされてい
る。そして、フロッピィディスクFDのスライドシャッ
タ4aは、図に表れないスプリングにより付勢されて常
時は開口部3aを閉じるように構成されている。
【0004】このように、フロッピィディスクFD及び
ミニディスクMDは、構造的には略同様の構成を有して
いるが、スライドシャッタ4a,4bの移動方向が異な
るように構成されている。フロッピィディスクFDのカ
ートリッジ筐体1に設けられた矢印E1は、このフロッ
ピィディスクFDをフロッピィディスク記録再生装置に
挿入する方向を示すもので、ミニディスクMDのカート
リッジ筐体2に設けられた三角矢印E2は、このミニデ
ィスクMDをミニディスク記録再生装置に挿入する方向
を示すものである。
【0005】図18に示すように、フロッピィディスク
FDのスライドシャッタ4aは、フロッピィディスクF
Dの挿入方向に対して直交する方向に移動するように構
成されており、このスライドシャッタ4aの移動により
挿入方向に長い長方形の開口部3aが開閉されるように
なっている。また、図19に示すように、ミニディスク
MDのスライドシャッタ4bは、ミニディスクMDの挿
入方向と同一の方向に移動するように構成されており、
このスライドシャッタ4bの移動により挿入方向と直交
する方向に長い長方形の開口部3bが開閉されるように
なっている。
【0006】また、図20は、従来の情報の記録及び/
又は再生が可能なディスク状記憶媒体であって、カート
リッジ筐体を用いないで裸のまま使用される、いわゆる
コンパクトディスクと呼ばれている記憶ディスクCD
と、この記憶ディスクCDが使用される携帯型のディス
ク記録再生装置5を示すものである。
【0007】このディスク記録再生装置5は、記憶ディ
スクCDが収納されるディスク収納部6aを有する装置
本体6と、この装置本体6に取り付けられてディスク収
納部6aを開閉できる蓋体7とを備えている。この装置
本体6のディスク収納部6aの中央部には、装着される
記憶ディスクCDを回転駆動するためのディスク回転機
構8が配設されている。そして、ディスク回転機構8に
装着されて回転駆動される記憶ディスクCDに対して情
報の記録・再生を行うピックアップ装置9が、装置本体
6に対して斜め方向へ移動可能な状態でディスク記録再
生装置5に配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスクカートリッジにおいては、フロッピ
ィディスクFDである前者の場合には、スライドシャッ
タ4aによって開閉される開口部3aが挿入方向に長い
長方形となっているため、このフロッピィディスクFD
が使用されるドライブ装置の構造としては、必然的にカ
ートリッジ挿入口とディスク回転駆動機構とピックアッ
プ装置とを一列に並べたような構造になっていた。その
ため、このドライブ装置を、例えば、パーソナルコンピ
ュータに組み込むようにするには、幅をあまり取らずに
奥行が長くなるために好都合であるが、このドライブ装
置を単独で用いて携帯用フロッピィディスク記録再生装
置として使用する場合には、奥行方向の長さが長くなる
という不具合がある。
【0009】一方、ミニディスクMDである後者の場合
には、スライドシャッタ4bによって開閉される開口部
3bが挿入方向と直交する方向に長い長方形となってい
るため、このミニディスクMDが使用されるドライブ装
置の構造としては、ピックアップ装置を挿入方向と直交
する方向に配置することができ、従って、ドライブ装置
全体を正方形の形にまとめることができる。そのため、
このドライブ装置を単独で用いて携帯用ミニディスク記
録再生装置として使用する場合には、奥行方向の長さが
短くなるために好都合であるが、パーソナルコンピュー
タに組み込むためには、横方向の長さが広くなるという
不具合がある。
【0010】また、カートリッジ筐体を持たないコンパ
クトディスクCDの例のように、開口部の位置を考えな
くても良いのであれば、携帯用ドライブ装置においては
斜めにピックアップ装置9を配置した方がピックアップ
の大きさを大きく取ることができて好都合であるが、フ
ロッピィディスクFD及びミニディスクMDの場合に
は、ピックアップのための開口部がカートリッジ筐体
1,2の一辺の略中央部に設けられていたため、装置本
体6に対してピックアップ装置9を斜めに配置すること
ができないという課題があった。
【0011】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、ディスク状記憶媒体に対して情報
の記録及び/又は再生を行うピックアップ装置の取付位
置を、ディスクカートリッジの挿入方向と同一方向及び
直交する方向のいずれか一方、又はその両方に配置する
ことができ、更に挿入方向と斜めに交差する方向に配置
することができるディスクカートリッジ及び、このディ
スクカートリッジの使用に好適なディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクカート
リッジは、上述したような課題等を解決し、上記目的を
達成するために、シャッタは、重なり合う2以上のシャ
ッタ部材を有し、この2以上のシャッタ部材をカートリ
ッジ筐体に移動自在に取り付けたことを特徴としてい
る。
【0013】また、本発明のディスク装置は、ディスク
カートリッジのシャッタは、カートリッジ筐体に移動自
在に取り付けられた重なり合う2以上のシャッタ部材で
形成すると共に、カートリッジホルダには、ディスクカ
ートリッジの挿入動作に連動してシャッタを移動させて
開口部を開口させるシャッタ開閉部材を設けたことを特
徴としている。
【0014】本発明は、上述のように構成したことによ
り、ピックアップ装置の位置を、ディスクカートリッジ
の挿入方向に対して同一方向及び直交する方向、斜め方
向のいずれにも、また、同時に2以上の方向に配置する
ことができる。そのため、パーソナルコンピュータに組
み込んで使用するドライブ装置に用いて好適であると共
に、単独で用いて携帯用ディスク再生装置として用いる
にも好適なディスクカートリッジ、及びこのディスクカ
ートリッジの使用に好適なディスク装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図10は本発明の第1
の実施の例を示すもので、図1は下面側から見たディス
クカートリッジの斜視図、図2は上面側から見たディス
クカートリッジの斜視図、図3は図1のシャッタを開い
た状態の斜視図、図4はディスクカートリッジを分解し
た状態の斜視図、図5はシャッタの斜視図、図6〜図1
0はシャッタの開閉動作の説明図である。更に、図11
〜図15は本発明の第1の例を示すディスクカートリッ
ジが使用されるディスク装置の第1の例を示すもので、
図11はディスク装置の斜視図、図12〜図14はディ
スクカートリッジの挿入動作の説明図、図15は一対の
開閉突起を示す斜視図である。
【0016】また、図16は、本発明の第2の実施の例
を示すもので、下面側から見たディスクカートリッジの
シャッタを開いた状態の斜視図である。更に、図17
は、本発明の第3の実施の例を示すもので、下面側から
見たディスクカートリッジのシャッタを開いた状態の斜
視図である。
【0017】図1〜図10に示す第1の実施の例に係る
ディスクカートリッジDK1は、ディスク状記憶媒体の
一具体例として記録再生両用の光ディスクDを使用した
ディスクカートリッジである。このディスクカートリッ
ジDK1は、一対の上シェル11及び下シェル12を重
ね合わせることによって形成されるカートリッジ筐体1
0と、このカートリッジ筐体10内に形成されたディス
ク収納室13内に回転自在に収納される光ディスクD
と、カートリッジ筐体10の下面に設けられたヘッド部
アクセス用の開口部14を開閉できる2枚のシャッタ部
材15,16等を備えている。
【0018】カートリッジ筐体10は、平面形状が略四
角形をなす薄い匣体からなり、図4に示すように、この
カートリッジ筐体10の下半分をなす下シェル12側か
ら挿入される4本の固定ビス17で上下シェル11,1
2が組み立てられてカートリッジ筐体10が組立・分解
可能な状態で一体的に構成されている。しかしながらカ
ートリッジ筐体10は、例えば上下シェル11,12を
溶着等の固着手段によって分解不可能な状態で一体に構
成してもよい。
【0019】図2に示すように、このカートリッジ筐体
10の上半分をなす上シェル11の上面中央部には、デ
ィスク記録再生装置に装着する際のディスクカートリッ
ジDK1の挿入方向Xを表す挿入方向指示矢印18が設
けられている。このカートリッジ筐体10の挿入方向X
前側の前面両端部には、後述する程度の大きさを有する
略45度の角度をなす傾斜部10a,10aが設けられ
ている。この傾斜部10aによってディスク記録再生装
置に装着する際のカートリッジ筐体10の挿入動作を容
易にすると共に、上面から見たカートリッジ筐体10の
シルエットによってどちらが前面か後面かが分かるよう
にしている。
【0020】更に、カートリッジ筐体10の上面前部に
は、内蔵された光ディスクDの一部を透かして見せるた
めの透し窓19が設けられている。この透し窓19は、
ドーナツを半分にしたような形状をなしており、光ディ
スクDの情報記録面と反対側の面が半分程見えるように
なっている。このカートリッジ筐体10の上面後部に
は、上ラベルを貼付するための上ラベル貼付部20aが
設けられ、カートリッジ筐体10の挿入側と反対側の背
面には、背ラベルを貼付するための背ラベル貼付部20
bが設けられている。そして、カートリッジ筐体10の
下面後部には、ディスク記録再生装置に装着したときの
位置決めをなす一対の位置決め穴21a,21bが設け
られている。
【0021】また、図4に示すように、上シェル11の
内部には、4つの角部の内側を円弧状に仕切ることによ
ってその内側にディスク収納室13の上半分13aを形
成する4つの側壁11aが設けられている。そして、上
シェル11の四隅には、中心部にねじ穴が穿設されたね
じ止め軸部11bがそれぞれ設けられており、これらの
ねじ止め軸部11bに上述した固定ビス17がそれぞれ
螺合される。
【0022】尚、カートリッジ筐体10の背面側には、
光ディスクDに記録されている情報の誤消去を防止する
ための誤消去防止部を設けると良い。この誤消去防止部
は、図示しないが、例えばカートリッジ筐体10の背面
側に開口する操作窓と、この操作窓内に左右方向へスラ
イド可能に嵌合保持される可動片等によって構成され
る。この誤消去防止部の可動片をスライド動作させるこ
とにより、光ディスクDへの書き込みが可能な状態と、
その書き込みを不可とする状態とに選択的に切り換える
ことができる。
【0023】また、図1及び図3に示すように、このカ
ートリッジ筐体10の下シェル12の下面には、ディス
ク収納室13内に収納された光ディスクDの情報記録面
の一部を露出させるための開口部14が設けられてい
る。この下シェル12は、図4等に示すように、略四角
形をなす枠体12aと、この枠体12aの4つの角部の
内側を円弧状に仕切ることによってその内側にディスク
収納室13の下半分13bを形成する側壁12bがそれ
ぞれ設けられている。これらの側壁12bと枠体12a
との間には上下方向に仕切る四隅片12cがそれぞれ設
けられている。そして、各四隅片12cの四隅には中心
部に通し穴が穿設されたねじ通し軸部12dがそれぞれ
設けられており、これらのねじ通し軸部12dに固定ビ
ス17がそれぞれ挿通される。
【0024】更に、下シェル12の後部には、左右に対
向する側壁12b,12b間において前後方向の略1/
3を覆うように上下方向に仕切る仕切片12eが設けら
れている。この仕切片12eは、ディスク収納室13の
下半分13bの一部を形成するものであって、光ディス
クDの後部側が落ちないように抜け止めする。この仕切
片12e及びその両側の四隅片12cの下方には、後方
に移動した2枚のシャッタ部材15,16が重ね合わさ
れた状態で収納され、これによって開口部14が開かれ
る。
【0025】この仕切片12eに対応させて、枠体12
aの前部において左右に対向する側壁12b,12bに
は、仕切片12eと同じ高さで内側に突出するストッパ
22がそれぞれ2個ずつ設けられている。このストッパ
22は、光ディスクDの前部側が落ちないように抜け止
めするために設けたもので、後述するピックアップ装置
の配置や動作等の障害とならない位置に配設されてい
る。このようにストッパ22を4箇所に設けた理由は、
光ディスクDの傾きが縦方向、横方向及び斜め方向(挿
入方向Xと45°をなす方向)のいずれの方向に生じた
場合にも、これに対応させて光ディスクDの抜け落ちを
確実に防止するためである。
【0026】このような構成を有する下シェル12の開
口部14は、ディスク収納室13の下半分13bの前側
略2/3を占める大きさとされており、従って、収納さ
れた光ディスクDの情報記録面の前側略2/3を開口部
14によって露出させることができる。この開口部14
を開閉するための2枚のシャッタ部材15,16が、下
シェル12に前後方向へ移動自在に取り付けられてい
る。
【0027】2枚のシャッタ部材15,16は、図5に
示すような構成とされている。即ち、2枚のシャッタ部
材15,16は、互いに重なり合うことができる形状及
び大きさとされており、外側シャッタ部材15の内側に
内側シャッタ部材16が入り込むことができるようにな
っている。この外側シャッタ部材15は、開口部14の
略1/2を覆うことができる開閉板15aと、この開閉
板15aの長手方向両端に連続して垂直に立ち上がるよ
うに形成された側面片15b,15bと、各側面片15
bの一側に連続して開閉板15aと略平行になるよう内
向きに対向設置された抜止片15c,15cとを有して
いる。
【0028】更に、外側シャッタ部材15の開閉板15
aの幅方向の一側には、内側シャッタ部材16を開き側
へ移動させるための開き爪15dが2個設けられてい
る。そして、開閉板15aの幅方向の他側には、内側シ
ャッタ部材16を閉じ側へ移動させるための閉じ爪15
eが設けられている。これら開き爪15d及び閉じ爪1
5eは側面片15bと同方向に突出されており、両側面
片15b,15b間に内側シャッタ部材16が入り込ん
で重なり合うようになる。そして、各側面片15bに
は、外側シャッタ部材15をスライド移動させるための
四角形の係合穴23がそれぞれ設けられている。
【0029】また、内側シャッタ部材16は、開閉板1
5aと同様に開口部14の略1/2を覆うことができる
開閉板16aと、この開閉板16aの長手方向両端に連
続して外側に突出するように形成されたガイド片16
b,16bと、開閉板16aの幅方向の一側に設けられ
た突条部16cとを有している。この内側シャッタ部材
16の突条部16cは外側シャッタ部材15の開き爪1
5dと閉じ爪15eとの間に近接離反可能に介在され、
外側シャッタ部材15のスライド移動に基づき開き爪1
5dと閉じ爪15eとに選択的に当接されて、内側シャ
ッタ部材16が開き側又は閉じ側に移動される。これら
突条部16cと開き爪15dと閉じ爪15eとによって
2枚のシャッタ部材15,16間の連動手段が構成され
ている。
【0030】更に、内側シャッタ部材16の開閉板16
aの上面である突条部16cの突出側と反対側の面に
は、開口部14を閉じたときにディスク収納室13内に
おいて光ディスクDを制止させる制止手段の一具体例を
示す弾性部材である板バネ24が取り付けられている。
この板バネ24は舌のような形状をなしており、全体を
波形に形成して弾性を持たせると共に、幅広の基部25
aを開閉板16aに固定することにより先細の先部25
bを浮き上がらせて上下方向にバネ性を付与している。
この板バネ24の基部25aは開閉板16aの上面に設
けられた凹陥部25内に固定されており、その先部25
bを凹陥部25から飛び出させて開閉板16aの上面よ
り上方に突出させる一方、上方からの押圧力により板バ
ネ24を弾性変形させて凹陥部25内に収納可能に構成
している。
【0031】このような構成を有する外側シャッタ部材
15及び内側シャッタ部材16を摺動自在に保持するた
め、下シェル12の枠体12aにはシャッタ取付手段が
設けられている。このシャッタ取付手段は、外側シャッ
タ部材15を摺動自在に支持するための一対の外ガイド
溝26,26と、内側シャッタ部材16を摺動自在に支
持するための一対の内ガイド溝27,27とからなって
いる。図1及び図9に示すように、一対の外ガイド溝2
6は、枠体12aの挿入方向Xと直交する方向Yの両側
に位置する側部片28のそれぞれ外面において前後方向
へ延在するように形成されていると共に、一対の内ガイ
ド溝27は、同じく側部片28のそれぞれ内面において
前後方向へ延在するように形成されている。
【0032】この下シェル12に対して外側シャッタ部
材15は、開閉板15aを下にして両側の側面片15b
で両側の側部片28,28を抱え込むようにして装着さ
れている。そして、各側面片15bに連続する抜止片1
5cを側部片28の外面に形成された外ガイド溝26に
それぞれ摺動自在に嵌合させることにより、外側シャッ
タ部材15が下シェル12から外れないように装着され
て、挿入方向Xにスライド自在に組み立てられている。
【0033】この場合、枠体12aの側部片28は外側
シャッタ部材15の厚み分だけ他の部分よりも凹まして
形成されており、この凹みで外側シャッタ部材15の厚
みを吸収して、その外面が下シェル12の表面と略同一
平面となるように設定されている。そして、外側シャッ
タ部材15の各側面片15bに設けた係合穴23に対応
させて、各側部片28の外面には、後述するシャッタ開
閉部材の開閉突起が挿入される逃げ溝29が前後方向へ
延在するようにそれぞれ設けられている。
【0034】この下シェル12に対して内側シャッタ部
材16は、開閉板16aを両側の側部片28,28間に
掛け渡すようにして装着されている。そして、開閉板1
6aの両端に連続するガイド片16bを側部片28の内
面に形成された内ガイド溝27にそれぞれ摺動自在に嵌
合させることにより、内側シャッタ部材16が下シェル
12から外れないように装着されて、挿入方向Xにスラ
イド自在に組み立てられている。
【0035】このとき、外側シャッタ部材15と内側シ
ャッタ部材16とは、図6〜図8に示すように、外側シ
ャッタ部材15の開き爪15dと閉じ爪15eとの間に
内側シャッタ部材16の突条部16cが介在するように
組み立てられる。そして、図6に示すように、外側シャ
ッタ部材15が閉じ側の端部にあって開口部14の略1
/2を閉じている場合には、閉じ爪15eが突条部16
cに当接して、内側シャッタ部材16が開口部14の残
り1/2を閉じた状態にある。
【0036】この状態から外側シャッタ部材15が開き
側に移動して開き爪15dが突条部16cに当接する
と、図7に示すように、開口部14が1/2以上開かれ
る。そして、外側シャッタ部材15が閉じ側の端部まで
移動すると、図8に示すように、開き爪15dによって
内側シャッタ部材16が開かれて、開口部14の全体が
完全に開かれる。このように開口部14が完全に開かれ
ると光ディスクDの制止状態が解除されてフリー状態に
なるが、内側シャッタ部材16が所定位置まで移動する
間、光ディスクDは板バネ24の付勢力を受けて図6に
示す制止状態に保持される。
【0037】この光ディスクDは、図4及び図6等に示
すように、中央に設けられたハブ部30と、このハブ部
30から半径方向外側に展開されたディスク部31とを
有する円盤体からなり、ディスク部31の下面には、ピ
ックアップ装置の一具体例を示す光学ピックアップ装置
の光学ヘッドの対物レンズが対向される情報記録の可能
な情報記録面が設けられている。この光ディスクDのハ
ブ部30にはハブ穴30aが設けられていて、このハブ
穴30aには、ディスク記録再生装置に設けられたディ
スク回転機構のターンテーブルに光ディスクDを吸着す
るための鍋蓋状の丸い鉄板からなるチャッキング用のプ
レート32が嵌合固定されている。
【0038】このハブ部30の底面30bは、情報記録
面に対して高い平行度を持って形成されている。このハ
ブ部30の上面には、上方に突出するリング状の制止突
部30cが設けられている。そして、この制止突部30
cに対応させて上シェル11の内面には、板バネ24の
付勢力によって制止突部30cが圧接されるリング状の
制止溝部11cが設けられている。
【0039】この光ディスクDの材質としては、例え
ば、ポリカーボネート(PC)やポリオレフィン等の合
成樹脂が好適であるが、他の合成樹脂を用いることがで
きることは勿論のこと、合成樹脂以外であっても、例え
ば、ガラス材やアルミニウム合金等の各種の材質のもの
を用いることができる。
【0040】また、上述したカートリッジ筐体10の上
シェル11及び下シェル12の材質としては、例えば、
ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
樹脂)、HIPS(高衝撃性ポリスチレン)、PP(ポ
リプロピレン)等の合成樹脂が好適であるが、その他の
合成樹脂は勿論のこと、合成樹脂以外であっても、例え
ばアルミニウム合金等の金属を用いることもできる。
尚、上シェル11の透明部である透し窓19は、二色成
形によって一体に成形してもよく、また一旦別の部材で
成形した後透し窓を上シェルに嵌め込む構造としてもよ
い。
【0041】更に、外側シャッタ部材15及び内側シャ
ッタ部材16の材質としては、例えば、耐食性の高いス
テンレス鋼、アルミニウム合金等の金属であってもよ
く、或いはABS樹脂やPP等の合成樹脂であってもよ
い。尚、内側シャッタ部材16の板バネの材質として
は、例えば薄板状のPPや硬質塩化ビニル(PVC)等
が好適であるが、プラスチックに限定されるものではな
く、例えばバネ用ステンレス薄板等を用いることもでき
る。
【0042】上述したような構成を有するディスクカー
トリッジDK1の組立は、例えば、次のようにして行う
ことができる。まず、下シェル12に、下面側から内側
シャッタ部材16を組付け、次に、外側シャッタ部材1
5を組付ける。次に、下シェル12のディスク収納部1
3の下半分13bに光ディスクDを収納した後、ディス
ク収納部13の上半分13aを合わせるようにして上シ
ェル11を下シェル12に重ね合わせる。その後、下シ
ェル12の4箇所のねじ通し軸部12dに4本の固定ビ
ス17を挿入し、先端のねじ部を上シェル11のねじ止
め軸部11bに螺合させて締め込むことにより、カート
リッジ筐体10のディスク収納室13内に光ディスクD
が回転自在に収納されたディスクカートリッジDK1の
組立作業が完了する。
【0043】このように組み立てられるディスクカート
リッジDK1は、例えば、図11〜図15に示すような
構成を有するディスク装置の一具体例を示すディスク記
録再生装置40に使用される。このディスク記録再生装
置40は、構成の主要部をなす駆動装置本体41と、挿
入されるディスクカートリッジDK1を保持して駆動装
置本体41の所定位置に装着するカートリッジホルダ4
2等を備えている。
【0044】このディスク記録再生装置40の駆動装置
本体41は、上面に開口された凹部を有する四角形の匣
体をなすシャーシ43と、このシャーシ43の凹部内の
略中央部に配設されたディスク回転機構44と、このデ
ィスク回転機構44とシャーシ43の正面板との間に配
設されたピックアップ装置の一具体例を示す光学ピック
アップ装置45等を備えている。
【0045】ディスク回転機構44は、カートリッジホ
ルダ42を介してシャーシ43上の所定位置に装着され
るディスクカートリッジDK1の光ディスクDをチャッ
キングして回転駆動されるターンテーブル46を備えて
いる。このターンテーブル46は、上面の平らなディス
ク載置面46aと、このディスク載置面46aの中央部
にて上方に突出するように設けられた円形の嵌合突部4
6bを有し、図8等に示すように、嵌合突部46bの上
面中央部にはチャッキング用の丸いマグネット47が取
り付けられている。
【0046】また、光学ピックアップ装置45は、ヘッ
ド部の一具体例を示す光学ヘッド49を有するスライド
ブロック48と、互いに平行に配置され且つスライドブ
ロック48を摺動自在に保持する一対のガイド軸50,
50と、スライドブロック48をターンテーブル46に
対して接近及び離反させるようにスライド動作させる動
力伝達機構等を備えている。この光学ピックアップ装置
45の光学ヘッド49は、スライドブロック48の上面
の略中央部に上向きに取り付けられており、この光学ヘ
ッド49により、ターンテーブル46に装着されて一体
的に回転駆動される光ディスクDの情報記録面に記録さ
れている情報信号の読み出しや、その情報記録面に新た
に情報信号を書き込む動作が行われる。
【0047】更に、シャーシ43の凹部内には、前部の
左右両側に配置された位置決め用の一対の位置決め軸5
1と、後部の左右両側に配置された支持用の一対の支持
軸52とがディスク回転機構44を囲うように設けられ
ている。一対の位置決め軸51は、カートリッジホルダ
42に保持されたディスクカートリッジDK1を駆動装
置本体41の所定位置に位置決めするためのもので、カ
ートリッジ筐体10の下面前部に設けられた一対の位置
決め穴21a,21bに嵌合することによって位置決め
が行われる。また、一対の支持軸47は、カートリッジ
筐体10の後部を下方から支えてディスクカートリッジ
DK1を一定の高さに水平支持するものである。
【0048】このような構成を有する駆動装置本体41
のシャーシ43の上部にはカートリッジホルダ42が回
動自在に支持されており、このカートリッジホルダ42
の上下方向への回動によってシャーシ43の凹部が開閉
される。このカートリッジホルダ42は、ディスクカー
トリッジDK1よりも若干大きな四角形の薄い筐体から
なり、上下に対向して設けられた上面板42a及び下面
板42bと、これら上下の面板42a,42b間を連結
する左右の側面板42c,42cとを有している。
【0049】この上面板42aと左右の側面板42c,
42cと下面板42bとで囲まれた空間部がディスクカ
ートリッジDK1を着脱可能に保持するカートリッジ保
持部54を形成しており、このカートリッジ保持部54
の前側開口がカートリッジ挿入口55となっている。そ
して、上下の面板42a,42bのカートリッジ挿入口
55側の中央部には、カートリッジ保持部54に保持さ
れたディスクカートリッジDK1の基部を把持するため
の切欠き56がそれぞれ設けられている。
【0050】このカートリッジホルダ42は、その後部
を枢軸43aでシャーシ43に軸支することにより当該
後部を回動中心として上下方向へ回動自在に軸支されて
おり、これにより図11及び図12に示すように、前側
を持ち上げた非チャッキング状態と、この状態から前側
を押し下げてシャーシ43上に水平に載置されるチャッ
キング状態とを取ることができる。そして、図示しない
が、カートリッジホルダ42はスプリングのバネ力によ
り跳ね上げられて常時は非チャッキング状態にあり、こ
の状態から押し下げられて水平のチャッキング状態に変
更されたときにはロック機構が働いてカートリッジホル
ダ42を水平状態でロックするように構成されている。
従って、ロック機構を解除すると、スプリングの付勢力
でカートリッジホルダ42が持ち上げられて、図11の
非チャッキング状態に戻るようになる。
【0051】このカートリッジホルダ42の左右の側面
片42c,42cには、ディスクカートリッジDK1の
2枚のシャッタ部材15,16を開閉するためのシャッ
タ開閉部材57がそれぞれ取り付けられている。このシ
ャッタ開閉部材57は、側面片42cの高さよりも幅の
狭い短冊状の板バネによって形成されている。そして、
図15に拡大して示すように、シャッタ開閉部材57に
は一面側に突出する開閉突起58と、このシャッタ開閉
部材57をカートリッジホルダ42に取り付けるための
取付穴57aとが設けられている。
【0052】この開閉突起58は、シャッタ開閉部材5
7の一部に切込みを設けてその内側を一面側に膨出させ
るようにすると共に、ディスクカートリッジDK1の外
側シャッタ部材15に設けられた角穴からなる係合穴2
3に着脱自在に嵌まり合う大きさに形成されている。そ
して、開閉突起58の長手方向の一側には、シャッタ開
閉部材57の本体部分から略垂直に立ち上がるように垂
直面部58aが形成され、長手方向の他側には、本体部
分から斜めに立ち上がるように傾斜面部58bが形成さ
れている。
【0053】このようなシャッタ開閉部材57を取り付
けるためカートリッジホルダ42の左右の側面板42c
には、少なくとも開閉突起58が挿脱可能に嵌合される
挿通穴が設けられている。このシャッタ開閉部材57は
側面板42cの外側に配置され、開閉突起58を挿通穴
に差し込んだ状態で取付穴57aを用いてビス止め等の
固着手段によってカートリッジホルダ42に固定され
る。
【0054】このカートリッジホルダ42の材質として
は、例えば、耐食性の高いステンレス製薄板或いはスチ
ール製薄板等の金属であってもよく、またABS樹脂や
PPその他の合成樹脂であってもよい。更に、シャッタ
開閉部材57の材質としては、例えばバネ用ステンレス
薄板等が好適であるが、その他の金属製バネ材であって
もよく、また、例えば薄板状のPPやPVC等を用いる
こともできる。更に、シャーシ43の材質としては、例
えば、ABS樹脂、HIPS、PP等の合成樹脂が好適
であるが、その他の合成樹脂は勿論のこと、合成樹脂以
外であっても、例えばアルミニウム合金その他の金属を
用いることもできる。
【0055】このような構成を有するディスク記録再生
装置40に対するディスクカートリッジDK1の着脱動
作は、例えば、次のようにして行われる。このディスク
記録再生装置40に装着される前のディスクカートリッ
ジDK1は、図1及び図2に示すように、2枚のシャッ
タ部材15,16が共に前面側にあって開口部14が閉
じられた状態にある。そして、カートリッジ筐体10の
ディスク収納室13内に収納された光ディスクDは、図
6及び図9に示すように、内側シャッタ部材16の内側
に設けられた板バネ24で上シェル11側に付勢されて
ロックされた状態にある。
【0056】このディスクカートリッジDK1をディス
ク記録再生装置40に装着する場合は、図11に示すよ
うに、カートリッジ筐体10のシャッタ部材15,16
のある面を下にして前面側からカートリッジホルダ42
のカートリッジ挿入口55に挿入する。ここで、ディス
クカートリッジDK1の前部をカートリッジホルダ42
のカートリッジ挿入口55に差し込むと、まず、カート
リッジ筐体10の前角部に設けられた傾斜部10aが、
カートリッジホルダ42に取り付けられた左右のシャッ
タ開閉部材57の開閉突起58に当接する。
【0057】このとき、ディスクカートリッジDK1を
正しく前側からカートリッジホルダ42に挿入している
場合には、左右のシャッタ開閉部材57の開閉突起58
がカートリッジ筐体10の左右の傾斜部10aにそれぞ
れ当接し、この傾斜部10aから付与される押圧力によ
って開閉突起58には外側に向かう力が加えられる。そ
の結果、左右のシャッタ開閉部材57が自己の持つバネ
力に抗して外側に押し広げられ、開閉突起58がカート
リッジ筐体10の側面に乗り上がるため、これ以後のデ
ィスクカートリッジDK1の挿入動作が可能になる。
【0058】これに対して、ディスクカートリッジDK
1を誤って後側からカートリッジホルダ42に挿入して
いる場合には、カートリッジ筐体10の後部の左右両角
部は角張っているため、これらの角部が開閉突起58の
前面の垂直面部58aにそれぞれ当接する。その結果、
カートリッジ筐体10から付与される押圧力が開閉突部
58を奥行方向へ押し込むように作用するため、左右の
シャッタ開閉部材57には外側に押し広げられる力が働
かない。従って、これ以上のディスクカートリッジDK
1の挿入動作は続けることができないため、このような
ディスクカートリッジDK1の誤挿入を確実に防止する
ことができる。
【0059】次に、左右の開閉突起58がカートリッジ
筐体10の側面に乗り上げた後、更にディスクカートリ
ッジDK1を押し込むと、開閉突起58が外側シャッタ
部材15の外面を滑って係合穴23の位置に到達し、係
合穴23と重なり合うようになる。その結果、図12に
示すように、シャッタ開閉部材57のバネ力によって左
右の開閉突起58が外側シャッタ部材15の左右の係合
穴23にそれぞれ嵌まり込み、外側シャッタ部材15の
移動が規制されることなる。これにより、更なる押込動
作によってカートリッジ筐体10が深く押し込まれる一
方、外側シャッタ部材15が開閉突起58との係合位置
に保持されるため、開口部14が外側シャッタ部材15
の幅だけ開かれる。
【0060】更にディスクカートリッジDK1を挿入す
ることにより、図7に示すように、外側シャッタ部材1
5の開き爪15dが内側シャッタ部材16の突条部16
cに当接すると、これによって内側シャッタ部材16の
移動が規制されることになる。これにより、カートリッ
ジ筐体10が更に深く押し込まれる一方、内側シャッタ
部材16が外側シャッタ部材15との係合位置に保持さ
れるため、開口部14が更に内側シャッタ部材16の幅
だけ開かれる。そして、図14に示すように、ディスク
カートリッジDK1がカートリッジホルダ42のカート
リッジ保持部54まで完全に挿入されると、図3に示す
ように開口部14の全体が開放され、ディスク収納室1
3内に収納された光ディスクDの情報記録面の略2/3
が露出される。
【0061】このとき、内側シャッタ部材16は、図6
の位置から図7の位置を経て図8の位置まで移動し、外
側シャッタ部材15と共に下シェル12の仕切片12e
の下方に入り込む。その結果、内側シャッタ部材16と
一体に板バネ24が移動するため、この板バネ24によ
る光ディスクDのロックが解除され、ディスク収納室1
3内において光ディスクDが回転フリーの状態になる。
【0062】次に、カートリッジホルダ42の前側を押
して下方に回動させ、駆動装置本体41の上にカートリ
ッジホルダ42を重ね合わせるようにする。これによ
り、図8及び図10に示すように、ディスクカートリッ
ジDK1の開口部14内に駆動装置本体41のシャーシ
43内に設けられたディスク回転機構44のターンテー
ブル46が入り込み、その嵌合突部46bが光ディスク
Dのハブ穴30aに嵌合されると共に、ディスク載置面
46aに光ディスクDのハブ部30が載置される。この
とき、カートリッジ筐体10は、シャーシ43内に設け
られた一対の位置決め軸51及び支持軸52によって所
定位置に位置決めされると共に、図示しないロック機構
によりロックされて水平状態に保持される。
【0063】その結果、ターンテーブル46の上面中央
部に固定されたマグネット47の磁力がハブ部30の中
央部に固定されたプレート32に作用し、このマグネッ
ト47の吸着力で光ディスクDがチャッキングされて回
転方向に一体とされる。これと同時に、シャーシ43内
に設けられた光学ピックアップ装置45の光学ヘッド4
9が、2枚のシャッタ部材15,16から開放された開
口部14内に入り込み、光ディスクDの情報記録面に対
向されて情報信号の書込み又は読出しが可能となる。
【0064】その後、ディスク回転機構44を回転駆動
することにより、そのターンテーブル46と一体に光デ
ィスクDが回転駆動される。そこで、光学ヘッド49を
光ディスクDの半径方向へ移動させつつ、情報記録面に
情報信号を書き込むことによって所定情報の記録が行わ
れ、また、情報記録面から情報信号を読み出すことによ
って所定情報の再生が行われる。
【0065】次に、ディスクカートリッジDK1をディ
スク記録再生装置40から取り出す場合は、上述した挿
入動作と逆の動作によって行われる。まず、図示しない
ロック解除手段によってロック機構によるカートリッジ
ホルダ42のロック状態を解除することにより、同じく
図示しないスプリングのバネ力によってカートリッジホ
ルダ42の前側が引き上げられる。これにより、光ディ
スクDがターンテーブル46から外れてチャッキング状
態が解除される。
【0066】次に、ディスクカートリッジDK1をカー
トリッジホルダ42から取り出す場合について説明す
る。この場合は、ディスクカートリッジDK1の、カー
トリッジホルダ42の切欠き56から露出している部分
を把持して引き抜くようにする。これにより、挿入時と
は逆の動作が行われ、カートリッジホルダ42の左右の
シャッタ開閉部材57の働きにより、まず、外側シャッ
タ部材15が開口部14を閉じる方向に移動される。そ
して、外側シャッタ部材15の閉じ爪15eが内側シャ
ッタ部材16の突条部16cに当接すると、外側シャッ
タ部材15の移動力によって内側シャッタ部材16が開
口部14を閉じる方向に移動される。
【0067】その結果、外側シャッタ部材15及び内側
シャッタ部材16が所定位置まで移動して開口部14を
完全に閉じると(図1及び図6参照)、外側シャッタ部
材15の移動が阻止される一方、カートリッジ筐体10
は更に引き抜かれるため、その引抜力がカートリッジ筐
体10から外側シャッタ部材15を介してシャッタ開閉
部材57の開閉突起58に作用する。
【0068】このとき、外側シャッタ部材15から開閉
突起58に押圧力が伝達される部分は係合穴23の前側
の縁であり、この縁部分が当接するのは傾斜面部58b
であるため、開閉突起58には外側に向かう力が作用す
る。その結果、シャッタ開閉部材57が外側に弾性変形
して開閉突起58が係合穴23から抜け出し、左右のシ
ャッタ開閉部材57による外側シャッタ部材15の保持
力が解消される。更に、カートリッジ筐体10の引き抜
き動作を継続することにより、2枚のシャッタ部材1
5,16が元の位置に戻されて開口部14を完全に閉じ
た状態で、ディスクカートリッジDK1が取り出され、
その取出動作が完了する。
【0069】この実施の例によれば、2枚のシャッタ部
材15,16を移動させて開口部14を開くことによ
り、ディスクカートリッジDK1に収納された光ディス
クDの情報記録面の略2/3を露出させることができ
る。そのため、情報記録面に対して情報信号の書込み及
び/又は読出しを行う光学ピックアップ装置45のディ
スク記録再生装置40における配置を、カートリッジホ
ルダ42に対するディスクカートリッジDK1の挿入方
向Xと同一方向、挿入方向Xと直交する方向或いは挿入
方向Xと斜めに交差する方向のいずれにも設定すること
ができる。しかも、同時に2個又は3個以上の光学ピッ
クアップ装置45を配置することができるようになっ
た。
【0070】従って、幅をあまり取ることがなく、しか
も奥行もあまり長くなることがないため、パーソナルコ
ンピュータに組み込んで使用するにも好都合であると共
に、単独で用いて携帯用ディスク記録再生装置として使
用する場合にも好都合であるディスクカートリッジ及び
このディスクカートリッジの使用に好適なディスク装置
を得ることができる。しかも、光ディスクDは仕切片1
2e及びストッパ22で支えられているため、この光デ
ィスクDがディスク収納室13から抜け出すおそれがな
く、光ディスクDを確実に保護することができる。
【0071】更に、この実施の例に係るディスクカート
リッジDK1によれば、2枚のシャッタ部材15,16
で開口部14を閉じた状態においては、ディスク収納室
13内に収納された光ディスクDが制止手段としての板
バネ24の働きによって制止され、カートリッジ筐体1
0内で移動することがなくなった。その結果、搬送等に
よってディスクカートリッジDK1に振動が加えられた
ような場合にも、光ディスクDがカートリッジ筐体10
内で擦れるようなことを防ぐことができ、光ディスク
D、特にその情報記録面を確実に保護することができる
ようになった。しかも、この制止手段は、単にシャッタ
を開けるだけで解除することができ、この制止手段が記
録・再生時の障害となることがないため、光ディスクD
の保護のためには有効なものである。
【0072】図16に示すように、本発明の第2の実施
の例に係るディスクカートリッジDK2は、ディスク状
記憶媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うピッ
クアップ装置の取付位置を、ディスクカートリッジDK
2の挿入方向Xと同一方向及び挿入方向Xと直交する方
向Yの二方向に配置できるような開口部14を設けたも
のである。この第2の実施の例が第1の実施の例と異な
る点は、下シェル12の下面板に二方向に延びる開口部
14a,14bを設けたところであり、その他の構成は
第1の実施の例と同様であるため、ここでは下シェル1
2及びその開口部14a,14bについてのみ説明し、
他の説明は省略する。
【0073】下シェル12は、その枠体12aの内側全
体を覆う下面板12fを有し、この下面板12fに、挿
入方向Xである前後方向に延びる縦開口部14aと、挿
入方向Xと直交する方向Yである左右方向に延びる横開
口部14bとを設けている。これら縦横開口部14a,
14bは、光学ピックアップ装置45の光学ヘッド49
が入り込むことができる程度の幅を有し、その幅が略真
っ直ぐに延長されていて、全体としてT字状をなす開口
部14が形成されている。そして、開口部14の縦開口
部14aと横開口部14bとが交わる部分に円形の中心
穴12gが形成されており、この中心穴12gには光デ
ィスクDのハブ部30が臨むようになっている。
【0074】この第2の実施の例によれば、ディスクカ
ートリッジDK2の挿入方向Xと同一方向に設定された
縦開口部14aと、挿入方向Xと直交する方向Yに設定
された横開口部14bのいずれか一方に1個の光学ピッ
クアップ装置45を配置し、或いはその両方に、同時に
2個又は3個(横開口部14bに2個配置した場合)の
光学ピックアップ装置45を配置することができる。
【0075】また、図17に示すように、本発明の第3
の実施の例に係るディスクカートリッジDK3は、ディ
スク状記憶媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行
うピックアップ装置の取付位置を、ディスクカートリッ
ジDK2の挿入方向Xと同一方向、挿入方向Xと直交す
る方向Y及び挿入方向Xと斜めに交差する方向の三方向
に配置できるような開口部14を設けたものである。こ
の第3の実施の例が第2の実施の例と異なる点は、下シ
ェル12の下面板に三方向に延びる開口部14a,14
b,14cを設けたところであり、その他の構成は第1
及び第2の実施の例と同様であるため、ここでは開口部
14a,14b,14cについてのみ説明し、他の説明
は省略する。
【0076】下シェル12の下面板12fには、挿入方
向Xである前後方向に延びる縦開口部14aと、挿入方
向Xと直交する方向Yである左右方向に延びる横開口部
14bと、挿入方向Xと斜めに交差する方向に延びる斜
開口部14cとを設けている。これら縦横及び斜開口部
14a,14b,14cは、光学ピックアップ装置45
の光学ヘッド49が入り込むことができる程度の幅を有
し、その幅が略真っ直ぐに延長されていて、全体として
開口部14が形成されている。そして、開口部14の3
つの開口部14a,14b,14cが交わる部分に円形
の中心穴12gが形成されており、この中心穴12gに
は光ディスクDのハブ部30が臨むようになっている。
【0077】この第3の実施の例によれば、ディスクカ
ートリッジDK3の挿入方向Xと同一方向に設定された
縦開口部14aと、挿入方向Xと直交する方向Yに設定
された横開口部14bと、挿入方向Xと斜めに交差する
方向に設定された斜開口部14cとのいずれか一方に1
個の光学ピックアップ装置45を配置し、或いはその2
又は3箇所に同時に2個又は3個の光学ピックアップ装
置45を配置することができる。
【0078】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施の例におい
ては、本発明に係るディスクカートリッジDKのディス
ク状記憶媒体として、書込みと消去が可能な書換形光デ
ィスクを適用した例について説明したが、一度記録する
と永久的な記録となる追記形光ディスクでも良く、更に
読出しのみが可能な再生専用の光ディスクに適用できる
ことは勿論である。更に、光ディスクのみならず、光磁
気ディスクや磁気ディスク等のように他の記録方式のデ
ィスク状記憶媒体を使用することもできる。この場合、
使用されるディスク状記憶媒体の種類に応じて、ピック
アップ装置及びそのヘッド部の内容が、光磁気ヘッドを
使用する光磁気ピックアップ装置や磁気ヘッドを使用す
るピックアップ装置等に変更されることは勿論である。
【0079】また、上記実施の例においては、ディスク
装置の一具体例として情報信号の記録及び再生の両方が
可能なディスク記録再生装置に適用した例について説明
したが、情報信号の記録又は再生の一方のみが可能なデ
ィスク記録装置又はディスク再生装置に適用することが
できることは勿論である。更に、ディスク状記憶媒体を
ターンテーブルに圧着させる方法として、マグネットの
磁力でチャッキングプレートをターンテーブルに吸引す
るマグネット吸着方式を適用した例について説明した
が、例えば、スプリングを用いるスプリング圧着方式、
情報記録ディスクの自重によるディスク自重方式等各種
の圧着方式を適用することができる。
【0080】更に、上記実施の例では、2枚の重なり合
うシャッタ部材15,16でカートリッジ筐体10の開
口部14を開閉する構成としたが、シャッタ部材は3以
上であってもよく、これによっても上述した実施の例と
同様の効果を得ることができる。また、複数の開口部1
4a,14b,14cは互いに連通されている必要はな
く、その数も3個に限定されるものではなく、4個以上
設けてもよいことは勿論である。このように、本発明
は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもので
ある。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2以上の重なり合うシャッタ部材をカートリッジ筐体に
移動自在に取り付け、この2以上のシャッタ部材を移動
させて開口部を開閉する構成としたため、カートリッジ
筐体内に収納されたディスク状記憶媒体の情報記録面の
半分以上を露出させることができるようになった。その
ため、ピックアップ装置のヘッド部が臨む開口部を、デ
ィスクカートリッジの挿入方向と同一の方向、挿入方向
と直交する方向或いは挿入方向と斜めに交差する方向の
いずれか一方に1個のピックアップ装置を配置し、或い
は、同時に2又は3個以上のピックアップ装置を配置す
ることができるようになった。
【0082】その結果、ピックアップ装置のディスク装
置における配置を、カートリッジホルダに対するディス
クカートリッジの挿入方向と同一方向、挿入方向と直交
する方向或いは挿入方向と斜めに交差する方向のいずれ
にも設定することができ、しかも、同時に2又は3以上
のピックアップ装置を配置することができるようになっ
た。従って、パーソナルコンピュータに組み込んで使用
するドライブ装置に用いて好適であると共に、このドラ
イブ装置を単独で用いて携帯用ディスク記録再生装置と
して使用する場合にも好適なディスクカートリッジ及
び、このディスクカートリッジの使用に好適なディスク
装置を提供することができるという効果が得られる。
【0083】また、この発明のディスクカートリッジに
よれば、2枚のシャッタ部材で開口部を閉じた状態にお
いては、ディスク収納室内に収納されたディスク状記憶
媒体が制止手段の働きによって制止され、カートリッジ
筐体内で移動することがなく、しかも、光ディスクがデ
ィスク収納室から抜く出すおそれがない。従って、搬送
等によってディスクカートリッジに振動が加えられたよ
うな場合にも、光ディスクがカートリッジ筐体内で擦れ
るようなことがないため、光ディスク特にその情報記録
面を確実に保護することができる。しかも。この制止手
段は単にシャッタを開けるだけで解除することができ、
この制止手段が記録・再生時の障害となることがなく、
光ディスクの保護を確実なものにすることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの第1の例
を下面側から見たもので、2枚のシャッタ部材を閉じた
状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るディスクカートリッジの第1の例
を上面側から見た状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すディスクカートリッジの2枚のシャ
ッタ部材を開いた状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示すディスクカートリッジのカートリッ
ジ筐体を分解した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示すディスクカートリッジの2枚のシャ
ッタ部材を示す斜視図である。
【図6】図1に示すディスクカートリッジの2枚のシャ
ッタ部材の開閉動作を説明するもので、2枚のシャッタ
部材が共に閉じた状態を断面して示す説明図である。
【図7】図1に示すディスクカートリッジの2枚のシャ
ッタ部材の開閉動作を説明するもので、外側シャッタ部
材のみが開いた状態を断面して示す説明図である。
【図8】図1に示すディスクカートリッジの2枚のシャ
ッタ部材の開閉動作を説明するもので、2枚のシャッタ
部材が共に開いてディスク状記憶媒体がターンテーブル
に装着された状態を断面して示す説明図である。
【図9】図1に示すディスクカートリッジを図6の中央
部で断面して示す説明図である。
【図10】図1に示すディスクカートリッジをカートリ
ッジホルダに装着した状態の中央部を断面して示す説明
図である。
【図11】本発明に係るディスクカートリッジが使用さ
れるディスク記録再生装置の例を示すもので、カートリ
ッジホルダにディスクカートリッジを挿入する前の状態
の斜視図である。
【図12】図11に示すディスク記録再生装置のカート
リッジホルダにディスクカートリッジを1/3程度挿入
した状態を示す斜視図である。
【図13】図11に示すディスク記録再生装置のカート
リッジホルダにディスクカートリッジを2/3程度挿入
した状態を示す斜視図である。
【図14】図11に示すディスク記録再生装置のカート
リッジホルダにディスクカートリッジを完全に挿入した
状態を示す斜視図である。
【図15】図11に示すディスク記録再生装置のカート
リッジホルダに使用されている左右のシャッタ開閉部材
を示す斜視図である。
【図16】本発明に係るディスクカートリッジの第2の
例を下面側から見た状態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係るディスクカートリッジの第3の
例を下面側から見た状態を示す斜視図である。
【図18】従来のディスクカートリッジの第1の例を示
す斜視図である。
【図19】従来のディスクカートリッジの第2の例を示
す斜視図である。
【図20】従来のディスク状記憶媒体及びこれが使用さ
れるディスク再生装置の例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…カートリッジ筐体、 10a…傾斜部、 11…
上シェル、 12…下シェル、 13…ディスク収納
室、 14,14a,14b,14c…開口部、15,
16…シャッタ部材、 15d…開き爪、 15e…閉
じ爪、 16c…突条部、 22…ストッパ、 23…
係合穴、 24…板バネ(制止手段)、26,27…ガ
イド溝、 30…ハブ部、 40…ディスク記録再生装
置(ディスク装置)、 41…駆動装置本体、 42…
カートリッジホルダ、 43…シャーシ、 44…ディ
スク回転機構、 45…光学ピックアップ装置(ピック
アップ装置)、 49…光学ヘッド(ヘッド部)、 5
5…カートリッジ挿入口、 57…シャッタ開閉部材、
58…開閉突起、 DK1,DK2,DK3…ディス
クカートリッジ、 D…光ディスク(ディスク状記憶媒
体)、 X…挿入方向、 Y…直交する方向
フロントページの続き (72)発明者 島津 彰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ筐体内にディスク状記憶媒
    体を回転自在に収納し、上記ディスク状記憶媒体に対し
    て情報の記録及び/又は再生を行うためのピックアップ
    装置のヘッド部が臨む上記カートリッジ筐体に設けた開
    口部をシャッタにより開閉自在に構成したディスクカー
    トリッジにおいて、 上記シャッタは、重なり合う2以上のシャッタ部材を有
    し、当該2以上のシャッタ部材を上記カートリッジ筐体
    に移動自在に取り付けたことを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記2以上のシャッタ部材は、外側のシャッタ部材に内
    側のシャッタ部材が納まるように重ね合わされると共
    に、外側のシャッタ部材が所定距離移動した後内側のシ
    ャッタ部材が移動するよう両シャッタ部材を連動手段に
    よって連結したことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記2以上のシャッタ部材には、上記開口部を閉じたと
    きには上記ディスク状記憶媒体を制止させ且つ当該開口
    部を開いたときには制止を解除する制止手段を設けたこ
    とを特徴とするディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記制止手段は、上記2以上のシャッタ部材のうち何れ
    か1のシャッタ部材に設けられると共に、上記開口部を
    閉じたときに上記ディスク状記憶媒体を上記カートリッ
    ジ筐体に付勢して制止させる弾性部材であることを特徴
    とするディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記カートリッジ筐体の開口部は、上記ピックアップ装
    置に接近する挿入方向と同一方向及び挿入方向と直交す
    る方向の2方向に長く開口するように形成したことを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記カートリッジ筐体の開口部は、上記ピックアップ装
    置に接近する挿入方向と同一方向、挿入方向と直交する
    方向及び挿入方向と斜めに交差する方向の3方向に長く
    開口するように形成したことを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記カートリッジ筐体の開口部は、上記ディスク状記憶
    媒体の面方向の半分以上を露出させる大きさに形成した
    ことを特徴とするディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記カートリッジ筐体の開口部には、上記ディスク状記
    憶媒体が落ちないように抜け止めするストッパを設けた
    ことを特徴とするディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のディスクカートリッジに
    おいて、 上記ストッパは、上記ピックアップ装置に接近する挿入
    方向と同一方向、挿入方向と直交する方向及び挿入方向
    と斜めに交差する方向の3方向以外の部分に設け、当該
    ストッパがピックアップ装置の障害とならないようにし
    たことを特徴とするディスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 カートリッジ筐体に回転自在に収納さ
    れたディスク状記憶媒体の一部を露出させるため当該カ
    ートリッジ筐体に設けられた開口部がシャッタによって
    開閉自在とされたディスクカートリッジが挿入されると
    共に、当該ディスクカートリッジを保持して所定位置に
    装着するカートリッジホルダと、 上記ディスク状記憶媒体に対して情報の記録及び/又は
    再生を行うピックアップ装置とを備えたディスク装置に
    おいて、 上記ディスクカートリッジのシャッタは、上記カートリ
    ッジ筐体に移動自在に取り付けられた重なり合う2以上
    のシャッタ部材で形成すると共に、 上記カートリッジホルダには、上記ディスクカートリッ
    ジの挿入動作に連動して上記シャッタを移動させて上記
    開口部を開口させるシャッタ開閉部材を設けたことを特
    徴とするディスク装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のディスク装置におい
    て、 上記シャッタ開閉部材は、上記カートリッジ筐体の上記
    ディスクカートリッジ挿入方向の少なくとも一側に配設
    された開閉突起を有し、当該開閉突起は内側に付勢され
    てディスクカートリッジの移動軌跡上に突出しているこ
    とを特徴とするディスク記憶装置。
JP23985897A 1997-09-04 1997-09-04 ディスクカートリッジ及びディスク装置 Pending JPH1186492A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005027127A1 (en) * 2003-09-15 2005-03-24 Lg Electronics Inc. Optical disc cartridge and apparatus for recording or reproducing data therein/therefrom

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WO2005027127A1 (en) * 2003-09-15 2005-03-24 Lg Electronics Inc. Optical disc cartridge and apparatus for recording or reproducing data therein/therefrom

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