JP3729110B2 - 情報記録媒体カートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスクや光ディスク或は光磁気ディスクや相変化型光デイスク等の情報記録媒体を収納した情報記録媒体カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報記録媒体カートリッジとして、例えば図28に示したものが知られている。
【0003】
前記情報記録媒体カートリッジ(以下、単にカートリッジという)101は、表,裏両面に記録層を設けた光ディスクや光磁気ディスク等の情報記録媒体(以下、ディスクという)102と、該ディスク102を回転可能に収納したカートリッジケース(以下、シェルという)103と、該シェル103にスライド可能に取付けられていて、該シェル103の表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部(以下、単に開口部という)104を開閉するシャッタ105とを備えている。
【0004】
前記シャッタ105は、前記シェル103の表面側の開口部104を開閉する第1のシャッタ板106と、前記シェル103の裏面側の開口部104を開閉する第2のシャッタ板107とを備えている。前記シャッタ105は、金属板を折り曲げることにより略コ字状に一体的に形成されていて、前記シェル103の表,裏面の開口部104を同時に開閉する。(以下、前記一体型のシャッタを使用したカートリッジをシャッタ一体型カートリッジという)。
【0005】
前記シャッタ一体型カートリッジ101は、シャッタ一体型カートリッジ用の記録及び/又は再生装置(以下、第1のドライブ装置という)に装着されると、該第1のドライブ装置のシャッタ開放部材でシャッタ105がスライド操作され、前記シェル103の表,裏両面の開口部104が同時に開放されるようになっている。
【0006】
そして、図29に示したように、前記シャッタ一体型カートリッジ101は、前記ディスク102がシェル103の裏面側の開口部104を介して、ドライブ装置のターンテーブル304にチャッキングされて回転駆動されると共に、前記裏面側の開口部104を介して光学ピックアップ305により、前記ディスク102への記録及び/又は再生が行われるようになっている。
【0007】
ところで、前記従来のシャッタ一体型カートリッジ101は、ディスク102の表面側を使用する場合と、ディスク102の裏面側を使用する場合と、ではシャッタ105を逆方向に移動させなければならないために、図30、図31に示したように、第1のドライブ装置301に、シャッタ105を一方向(A方向)に移動させる第1のシャッタ開放部材302と、シャッタ105を他方向(B方向)に移動させる第2のシャッタ開放部材303の2つシャッタ開放部材を設ける必要がある。また、前記シャッタ105を開くと、記録及び/又は再生に直接関係しない場合においても前記シェル103の表面側の開口部104も開かれて、該表面側の開口部104からシェル103内に侵入した塵埃等がディスク102の上面に付着、堆積するという不具合があった。前記塵埃等の付着は高密度記録の大容量のディスクにとって見逃すことのできない悪影響を及ぼす。
【0008】
前記不具合を解消するものとして、図32,図33に示した分割シャッタを使用したカートリッジ201(以下、シャッタ分割型カートリッジという)が開発された。
【0009】
前記シャッタ分割型カートリッジ201は、ディスク202と、該ディスク202を回転可能に収納したシェル203と、該シェル203にスライド可能に取付けられていて、該シェル203の表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部204を開閉するシャッタ205とを備えている。
【0010】
前記シャッタ205は、シェル203の表面側(上ハーフ203a側)の開口部204を開閉する第1のシャッタ板206と、前記シェル203の裏面側(下ハーフ203b側)の開口部204を開閉する第2のシャッタ板207とを備えている。前記第1,第2のシャッタ板206,207は、単独でスライドして、前記開口部204を独自に開閉するようになっている。
【0011】
前記第1,第2のシャッタ板206,207には、図34に示したように、シャッタ分割型カートリッジ用の記録及び/又は再生装置(以下、第2のドライブ装置という)401のシャッタ開放部材402のシャッタ係合ピン403が係合するシャッタ開放部材係合部208が設けられている。
【0012】
前記シャッタ分割型カートリッジ201は、図34に示すように、前記第2のドライブ装置401の所定の位置まで挿入されると、第2のドライブ装置401のシャッタ開放部材402のシャッタ係合ピン403が前記シャッタ開放部材係合部208に係合する。
【0013】
前記シャッタ分割型カートリッジ201が更に第2のドライブ装置401に挿入されると、前記シャッタ開放部材402が矢印A方向に回動して、図35に示すように、前記第2のシャッタ板207がスライド操作されて、前記シェル203の裏面側の開口部204のみが開放される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のシャッタ一体型カートリッジ101のディスク102とシャッタ分割型カートリッジ201のディスク202の記録及び/又は再生方式が異なる場合で、かつ、シャッタ一体型カートリッジ101のカートリッジケースとシャッタ分割型カートリッジ201のカートリッジケースが略同じ大きさや略同じ形状に作られているような場合に、シャッタ分割型カートリッジ201を誤って前記第1のドライブ装置301、即ち、シャッタ一体型カートリッジ用の記録及び/又は再生装置に挿入してしまうことがある。
【0015】
前記シャッタ分割型カートリッジ201が誤って前記第1のドライブ装置301に挿入されると、記録及び/又は再生方式が異なることから、前記シャッタ分割型カートリッジ201のディスク202が前記第1のドライブ装置301によりダメージを受けてしまう恐れがある。
【0016】
本発明は、前記シャッタ分割型カートリッジ201を前記第1のドライブ装置301に完全に挿入することを不可能にして前記従来の問題点を解決することができるようにした。
【0017】
本発明は、ディスク状の情報記録媒体を収納したカートリッジケースの表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉するシャッタと、前記シャッタを前記カートリッジケースにスライド可能に取付けたスライド部材とを備え、前記シャッタは、前記カートリッジケースの表,裏面の一方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉する第1のシャッタ板と、他方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉する第2のシャッタ板とに分割され、前記スライド部材は、前記第1のシャッタ板を取付ける第1のスライド部と、前記第2のシャッタ板を取付ける第2のスライド部に分割されていて、前記第1,第2のスライド部により前記第1,第2のシャッタ板をそれぞれ独立にスライドさせる情報記録媒体カートリッジであって、
前記情報記録媒体カートリッジは、第1の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第1の記録及び/又は再生装置に設けたシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材により押圧されて前記第1,第2のシャッタ板を前記開口部を開放する方向にスライドさせるシャッタ開放部材係合部と、第2の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第2の記録及び/又は再生装置に設けた第1,第2のシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材によりカートリッジの更なる挿入を阻止する第1,第2の誤挿入阻止部と、を備え、前記第1,第2の誤挿入阻止部は、前記カートリッジケースの前端部に幅方向の中央を中心にして対称位置に設けられていて、
前記情報記録媒体カートリッジを前記第2の記録及び/又は再生装置に挿入したときに、前記第1の誤挿入阻止部には前記第2の記録及び/又は再生装置に設けた第1のシャッタ開放部材が係合し、前記第2の誤挿入阻止部には前記第2のシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材によりカートリッジの更なる挿入を阻止する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の情報記録媒体カートリッジを(1)全体の概略構成、(2)ディスクの構成、(3)シェルの構成、(4)シャッタの構成、(5)スライド部材の構成、(6)ガイド機構の構成、(7)作用、の各項に分けて説明する。
【0019】
(1)情報記録媒体カートリッジ全体の概略構成
図1は所謂シャッタを閉じた状態の情報記録媒体カートリッジ(以下、カートリッジという)1を表面側から見た斜視図、図2は同裏面側から見た斜視図、図3は裏面側のシャッタを開いた状態の斜視図、図4は同裏面側から見た斜視図である。前記カートリッジ1は、表,裏両面に記録及び/又は再生可能な所謂両面使用のカートリッジとして構成されている。
【0020】
前記カートリッジ1は、ディスク状の情報記録媒体(以下、ディスクという)2と、該ディスク2を回転可能に収納したカートリッジケース(以下、シェルという)3と、該シェル3の表,裏両面に設けられた記録及び/又は再生用の開口部(以下、開口部という)31と、該開口部31を開閉するシャッタ4と、該シャッタ4を取付けたスライド部材7と、該スライド部材7を前記シェル3にスライド可能に取付けているガイド機構8(図12参照)とを備えている。
【0021】
前記シャッタ4は、前記シェル3の表面側(後に説明する上ハーフ32側)に設けた開口部31を開閉する第1のシャッタ板41と、前記シェル3の裏面側(後に説明する下ハーフ33側)に設けた開口部31を開閉する第2のシャッタ板42とを備えている。
【0022】
前記第1,第2のシャッタ板41,42は、図1,図2に示す前記開口部31を閉塞する第1の位置と、図3,図4に示す開口部31を開放する位置との間をそれぞれ独立にスライドするようになっている。
【0023】
前記シャッタ4を構成する第1,第2のシャッタ板41,42は、前記シェル3の表,裏面に設けた開口部31よりもやや大き目の前記開口部31を完全に閉塞するのに必要な大きさに形成されている。前記第1,第2のシャッタ板41,42には、同一部材が使用されている。
【0024】
前記第1のシャッタ板41は、前記開口部31を閉塞する第1の位置から矢印A方向にスライドして前記開口部31を開放する第2の位置にスライドするようになっている。また、前記第2のシャッタ板42は、前記矢印A方向とは逆の矢印B方向にスライドして前記開口部31を閉塞する第1の位置から前記開口部4を開放する第2の位置にスライドするようになっている。
【0025】
前記シェル3の表,裏面には、前記開口部31を中心にして、その一側部に前記第1,第2のシャッタ板41,42がスライドするシャッタスライド面(シャッタスライドエリア)5が設けられ、他側部にインデックスカード等のラベル貼着面(ラベル貼着エリア)6が設けられている。前記第1,第2のシャッタ板41,42は、後に詳しく説明するスライド部材7に取り付けられている。 前記スライド部材7は、ガイド機構8により前記シェル3にスライド可能に取付けられている。
【0026】
図10に示すように、前記第1,第2のシャッタ板41,42は、前記開口部31を完全に閉塞できるように前記開口部31よりも若干大き目の幅W1と長さL1の長方形状に形成されたシャッタ本体部43と、該シャッタ本体部43の長さ方向の一端部に設けられたスライド部材取付部44とを備えている。
【0027】
前記スライド部材取付部44の中央部には、シャッタ開放部材係合部9が設けられている。
【0028】
そして、前記カートリッジ1が第2のドライブ装置401の所定の位置まで挿入されると、図5、図6に示したように、第2のドライブ装置401のシャッタ開放部材402のシャッタ係合ピン403が前記カートリッジ1のシャッタ開放部材係合部9に係合する。前記カートリッジ1が更に第2のドライブ装置401に挿入されると、図7に示したように、前記シャッタ開放部材402が回動して、前記第2のシャッタ板42がスライドして、図8に示したように、前記カートリッジ1の裏面側(下ハーフ33側)の開口部31のみが開放されるようになっている。
【0029】
また、シェル3の前端部には第1,第2の誤挿入阻止部38,39が設けられている。前記第1の誤挿入阻止部38は、上ハーフ32に設けられ、前記第2の誤挿入阻止部39は、下ハーフ33に設けられている。
【0030】
そして、前記カートリッジ1が前記第1のドライブ装置301の所定の位置まで挿入されると、図9に示したように、第1のドライブ装置301の第1,第2シャッタ開放部材302,303のシャッタ係合ピン304が前記カートリッジ1の第1,第2の誤挿入阻止部38,39に係合して、前記カートリッジ1が更に第1のドライブ装置301に挿入されるのを阻止するようになっている。
【0031】
(2)ディスクの構成
図10に示したように、前記ディスク2は、円盤状の記録媒体本体部21と、該記録媒体本体部21の中央部に設けられたセンターハブ22を有している。
【0032】
前記記録媒体本体部21は、例えば図11に示したように、ポリカーボネート(PC)の基板23の内面に記録層24を設け、外面に保護層25を設けた第1,第2の成膜済基板の記録媒体26,27を重ね合わせて接着層28で接着することにより形成されている。前記ディスク2は、センターハブ23が前記第2のドライブ装置401のターンテーブル404にチャッキングされ、第1の記録媒体26の記録層24にドライブ装置の光学ピックアップ405によって記録及び/又は再生が可能になると共に、前記ディスク2を裏返すことにより、前記光学ピックアップ405により、前記第2の記録媒体27の記録層24への記録及び/又は再生が可能になる。前記記録媒体本体部21は、数GB〜40GB(ギガバイト)の高容量に形成されている。
【0033】
前記センターハブ22は、前記ディスク2の第1の記録媒体26の記録層24に記録及び/又は再生する場合は勿論のこと、前記ディスク2を裏返して装着し、前記第2の記録媒体27の記録層24に記録及び/又は再生を行う場合でも前記ディスク2を前記第2のドライブ装置401のターンテーブル404に確実にチャッキングできる構成になっている。
【0034】
(3)シェルの構成
図10に示したように、前記シェル3は、幅方向(シャッタスライド方向)の中央部に前記開口部31を設けた上ハーフ32と下ハーフ33の前、後、左、右の周壁34a,34b,34c,34d相互を突き合わせて複数のビス35で結合することにより形成されている。前記ビス35の頭部が見えるのが裏面側である。
【0035】
前記シェル3は、上,下ハーフ32,33の前後周壁34aの内側がディスク収納部36になっていると共に、前記上,下ハーフ32,33の前周壁34aの外側がスライド部材組付部37になっている。
【0036】
そして、前記ディスク収納部36内に収納されたディスク2の記録媒体本体部21の表,裏面及びセンターハブ22の表,裏面が前記上,下ハーフ32,33の開口部31に臨むようになっている。
【0037】
前記シェル3の前端部には第1,第2の誤挿入阻止部38,39が設けられている。前記第1の誤挿入阻止部38は、上ハーフ32に設けられ、前記第2の誤挿入阻止部39は、下ハーフ33に設けられている。前記第1,第2の誤挿入阻止部38,39は、前記シェル3の幅方向の中央を中心にして対称位置に設けられている。
【0038】
前記上,下ハーフ32,33の外面には、シャッタスライド面5とラベル貼着面6が設けられている。前記シャッタスライド面5は、前記上,下ハーフ32,33の外面から前記第1,第2のシャッタ板41,42の略肉厚ぶんだけ低い位置に形成されていて、前記第1,第2のシャッタ板41,42を重ね合わせたときに、前記上,下ハーフ32,33の外面と前記第1,第2のシャッタ板41,42の外面とが略面一及びもしくは若干低くなるようになっている。また、前記シャッタスライド面5の上,下ハーフ32,33の後周壁34b側の端部は、更に一段低いシャッタ端部挿入部51になっている。そして、図12に示したように、前記シャッタ端部挿入部51に前記第1,第2のシャッタ板41,42の端部45が挿入されていて、前記端部45は、前記シャッタ端部挿入部51内に取付けられたスライドガイド板52によって前記上,下ハーフ32,33の外面から浮き上がる(捲れ上がる)のを防止されて、前記第1,第2のシャッタ板41,42は円滑なスライドを保証されるようになっている。
【0039】
また、前記ラベル貼着面6は、前記上,下ハーフ32,33の外面から貼着ラベルの略肉厚ぶんだけ低くなった位置に形成されていて、図13に示したように前記シート貼着面6に2点鎖線で示す貼着ラベル62を貼着したときに、前記上,下ハーフ32,33の外面と前記貼着ラベル62の外面とが略面一及びもしくは若干低くなる。
【0040】
前記シェル3は、成形性及び機械的強度に優れた合成樹脂、例えばポリカーボネート(PC)やABS樹脂等により形成されている。
【0041】
(4)シャッタの構成
図15に示したように、前記シャッタ4は、前記上ハーフ32の開口部31を開閉する第1のシャッタ板41と、下ハーフ33の開口部31を開閉する第2のシャッタ板42とに分割されている。
【0042】
前記第1,第2のシャッタ板41,42は、前記開口部31よりも若干大き目の幅Wと長さLの長方形状に形成されたシャッタ本体部43と、該シャッタ本体部43の長さ方向の一端部に設けられたスライド部材取付部44を備えている。前記スライド部材取付部44は、前記シャッタ本体部43の一端部に略直角に連続する第1折曲部45と、該第1折曲部45の先端に前記シャッタ本体部43と重なり合う方向に略直角に連続する第2折曲部45とで構成されている。また、前記シャッタ本体部43の長さ方向の他端部には、前記上,下ハーフ32,33のシャッタスライド面5の一端部のシャッタ端部挿入部51に挿入される被挿入側の端部45が設けられている。
【0043】
前記スライド部材取付部44の中央部には、次に説明するスライド部材側の係合部73a(図16参照)と共に、前記シャッタ開放部材係合部9を構成するシャッタ側の係合部44aが設けられている。
【0044】
前記スライド部材取付部44の係合部44aの両側部には、これら両側部をビス止めする際に、ビス10の頭部10aを導入するビス受け用の凹部44b,44cが設けられている。前記凹部44b,44cの中央部にはビス穴44dが設けられている。
【0045】
また、前記被挿入側の端部45は、前記シャッタ本体部43に対して段差Hをもたせた状態に形成されていて、前記スライドガイド板52の下方のシャッタ端部挿入部51内に挿入されるようになっている。
【0046】
前記第1,第2のシャッタ板41,42は、所定の形状に打ち抜いたステンレススチールやアルミニウム等の金属板を折り曲げることにより或は合成樹脂等により形成されている。なお、本実施例では、前記第1,第2のシャッタ板41,42は、同一部材を使用しているが、例えば、被挿入側の端部45の形状を変えて、意図的に別部材としてもよい。
【0047】
(5)スライド部材の構成
図16,図17に示したように、前記スライド部材7は、前記第1のシャッタ板41を前記シェル3にスライド可能に取付ける第1のスライド部71と、前記第2のシャッタ板42を前記シェル3にスライド可能に取付ける第2のスライド部72とに分割されている。
【0048】
前記第1,第2のスライド部71,72は、前記第1のシャッタ板41又は第2のシャッタ板42のいずれか一方を取付けるシャッタ板取付部73と、該シャッタ板取付部73の底部の一側部に、該シャッタ板取付部73の幅と略同じ幅で、かつ前記シャッタ板取付部73の長さの略半分の長さに形成されていて、他方のスライド部材のシャッタ板取付部73が載置されるステージ部74と、前記シャッタ板取付部73のスライド方向の一端側の上面に設けられていて、他方のスライド部材のシャッタ板取付部73の先端が当接するストッパー部75と、前記シャッタ板取付部73のスライド方向の一端部(前記ストッパー部75)の下面に設けられた第1の脚部76と、前記シャッタ板取付部73の中央部の下面に設けられた第2の脚部77と、前記第1,第2のスライド部71,72の第1の脚部76,76間に設けられたばね係止部78とを備えている。
【0049】
前記シャッタ板取付部73は、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44を重ね合わせたときに、前記スライド部材取付部44の中央部に設けたシャッタ開放部材係合部44aの下方に重なるスライド部材側の係合部73aを備えている。前記スライド部材側の係合部73aは、底部73fを備えた有底状に形成されている。
【0050】
図18に示したように、前記シャッタ側の係合部44aは、スライド部材側の係合部73aよりも僅かに大きく、換言すれば、前記スライド部材側の係合部73aは、前記シャッタ側の係合部44aよりも僅かに小さく形成されていて、前記ドライブ装置301のシャッタ開放部材302のシャッタ係合ピン303は、前記シャッタ開放部材係合部9のスライド部材側の係合部73aにのみ係合するようになっている。
【0051】
図16,図17に示したように、前記スライド部材側の係合部73aの両側部には、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44を重ね合わせたときに、前記スライド部材取付部44のビス受け用の凹部44b,44cが嵌合する凹部73b,73cが設けられている。前記凹部73b,73cの中央部にはビス穴73dが設けられている。
【0052】
前記第1,第2のスライド部71,72は、同形、同大に形成されていて、第1のスライド部71のシャッタ板取付部73を第2のスライド部72のステージ部74上に載置すると共に、前記第2のスライド部72のシャッタ板取付部73を第1のスライド部71のステージ部74上に載置し、前記第1,第2のスライド部71,72に設けたばね係止部78に、ばね部材(コイルスプリング)80の一端部と他端部がそれぞれ係止されている。
【0053】
前記第1,第2のスライド部71,72は、前記ばね部材80により互に牽引されて、前記第1のスライド部71のシャッタ板取付部73の先端が前記第2のスライド部72のシャッタ開放部材係合部75に当接し、前記第2のスライド部72のシャッタ板取付部73の先端が前記第1のスライド部71のシャッタ開放部材係合部75に当接して、図16に示したように、前記第1,第2のスライド部71,72は、互に結合された状態になる。
【0054】
前記シャッタ板取付部73の先端とシャッタ開放部材係合部75の当接部には、互に嵌まり合う凸部81と凹部82が設けられていて、これら凸部81と凹部82の嵌合により、結合状態における前記第1,第2のスライド部71,72の位置ズレ(浮き上がり)を防止するようになっている。前記第1,第2の脚部76,77の間は、ばね部材80の収納空間になっている。
【0055】
前記ばね係止部78は、図19に示したように、前記第1の脚部76の外側面よりも内側に形成されていて、ばね部材80が前記第1,第2のシャッタ板取付部73の下面内に収まる状態で取付けられるようになっている。
【0056】
前記ばね部材80によって結合された第1,第2のスライド部71,72の底面の中央部の第2の脚部77,77間には、前記第1,第2ガイド部11,12の中央部に設けた位置決め突起19が挿入される隙間85が設けられている。
【0057】
前記第1,第2のスライド部71,72は、潤滑性や耐磨耗性等に優れたポリカーボネートやポリアセタール或はポリプロピレン等の合成樹脂で形成されていて、前記第1〜第4ガイド部11〜14に沿って円滑にスライドするようになっている。前記第1,第2のスライド部71,72は、同形、同大であり、即ち同一部材として構成してもよいものであり、或は組立上、色分けしてもよい。
【0058】
(6)ガイド機構の構成
ガイド機構8は、上述したように、第1,第2のシャッタ板41,42及びこれら第1,第2のシャッタ板41,42を取り付けた第1,第2のスライド部71,72を、前記開口部31を閉塞する第1の位置と、前記開口部31を開放する第2の位置との間でスライドさせるものである。
【0059】
前記ガイド機構8は、図21(A),(B)に示したように、前記スライド部材組付部37の内側面の対向部に設けられた一対の凸状の第1,第2ガイド部11,12と、これら一対の凸状の第1,第2ガイド部11,12の下部に設けられた一対の凹状の第3,第4ガイド部13,14と、前記第1,第2のスライド部71,72の第1,第2の脚部76,77の左右の脚部の外側面に設けられていて、これら第1,第2の脚部76,77を前記シェル3のスライド部材組付部37に挿入したときに、前記一対の凸状の第1,第2ガイド部11、12に係合する一対の凹状の第5,第6ガイド部15,16と、前記一対の凹状の第3,第4ガイド部13,14に係合する一対の凸状の第7,第8ガイド部17,18とで構成されている。
【0060】
前記第1,第3ガイド部11,13は、前記上ハーフ32の内側面に設けられている。前記第2,第4ガイド部12,14は、前記下ハーフ33の内側面に設けられている。
【0061】
前記第5,第7ガイド部15,17は、前記第1,第2の脚部76,77の左右の脚部のうちの一方(図21の右方)の脚部の外側面に設けられ、前記第6,第8ガイド部16,18は、他方(図21の左方)の脚部の外側面に設けられている。
【0062】
次に、前記ガイド機構8の組み立て、つまり、前記シェル3のスライド部材組付部37へのスライド部材7の組み付けについて説明する。
【0063】
前記第1,第2のスライド部71,72を前記ばね部材80によって結合した状態で、図20及び図21(A),(B)に示したように、前記第1,第2のスライド部71,72の第2の脚部77,77間の隙間85を前記位置決め突起19の位置に合わせて、前記第1,第2の脚部76,77を前記スライド部材組付部37に挿入する。前記第1,第2の脚部76,77を挿入すると、図22(A),(B)に示したように、前記第7,第8ガイド部17,18の下端外側の傾斜面17a,18aが前記第1,第2ガイド部11,12の傾斜面11a,12aに当接し、前記第1,第2の脚部76,77の左右の脚部は、内側に弾性変形する。
【0064】
前記第6,第8ガイド部16,18が前記第1,第2ガイド部11,12を乗り越えると、前記第1,第2の脚部76,77の左右の脚部は、弾性復帰して、図23(A),(B)に示したように、前記シェル3のスライド部材組付部37の内側面に設けられた第1〜第4ガイド部11〜14と、前記第1,第2の脚部76,77の外側面に設けられた第5〜第8ガイド部15〜18とが自ずと係合すると共に、図24に示したように、前記第1,第2のスライド部71,72の第2の脚部77,77間の隙間85に、前記第1,第2ガイド部11,12の中央部に設けた位置決め突起19が侵入して、前記第1,第2のスライド部71,72は、前記第1,第2のシャッタ板41,42で前記上,下ハーフ32,33の開口部31を閉塞する第1の位置にセットされる。前記第1のスライド部71は、前記位置決め突起19によって、上ハーフ32の開口部31を開閉する方向へのスライドのみが許容される。また、前記第2のスライド部72は、前記位置決め突起19によって、下ハーフ33の開口部31を開閉する方向へのスライドのみが許容される。
【0065】
次に、前記スライド部材へのシャッタへの組み付けについて説明する。図25,図26に示したように、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44を、前記第1,第2のスライド部71,72のシャッタ板取付部73内に挿入すると、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44の中央部に設けたシャッタ側の係合部44aと、前記第1,第2のスライド部71,72のシャッタ板取付部73に設けたスライド部材側の係合部73aとが重なり合うと共に、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44のビス受け用の凹部44b,44cが前記第1,第2のスライド部71,72のシャッタ板取付部73の凹部73b,73cに嵌合する。 次に、図27に示したように、前記第1,第2のシャッタ板41,42のスライド部材取付部44のビス受け用の凹部44b,44cの中央部に設けたビス穴44dを通してビス10を前記第1,第2のスライド部71,72のシャッタ板取付部73の凹部73b,73cのビス穴73dに螺着することにより、前記第1,第2のシャッタ板41,42は、前記第1,第2のスライド部71,72のシャッタ板取付部73に取り付けられる。
【0066】
(7)作用
第1,第2のシャッター板41,42が第1の位置にあるとき、これら第1,第2のシャッター板41,42は、前記上,下ハーフ32,33のシャッタースライド面5に設けられている開口部31を閉塞している。
【0067】
そして、図1に示したように、前記上ハーフ32を上にし、下ハーフ33を下にした姿勢(以下、正規の姿勢という)で前記カートリッジ1を図5に示したように、第2のドライブ装置401の所定の位置まで挿入すると、図6に示したように、前記第2のドライブ装置401に設けたシャッター開放部材402のシャッター係合ピン403が、前記第2のスライド部72のシャッター開放部材係合部9、詳しくは、前記スライド部材側の係合部73aに係合する。
【0068】
前記第2のスライド部72のスライド部材側の係合部73aと、その上方に位置する第1のスライド部71のスライド部材側の係合部73aとは互いに底部73fによって仕切られた状態になっているため、前記第2のドライブ装置401に設けたシャッター開放部材402のシャッター係合ピン403が、前記第1のスライド部71のシャッター開放部材係合部9に係合することは阻止される。
【0069】
前記カートリッジ1を更に第2のドライブ装置401に挿入すると、図7に示したように、シャッター開放部材402が回動して、前記第2のスライド部72が矢印B方向にスライドし、図8に裏返して示したように、前記第2のスライド部72に取付けられている第2のシャッター板42を前記下ハーフ33の開口部31を開放する第2の位置にスライドさせる。
【0070】
そして、前記第2のシャッター板42が第1の位置にスライドしたのち、前記下ハーフ33の開口部31を介して、図11に示したように、前記ディスク2のセンターハブ22は第2のドライブ装置401のターンテーブル404にチャッキングされて回転されると共に、光学ピックアップ405により、前記ディスク2の第1の記録媒体26の記録層24への記録及び/又は再生が行われる。
【0071】
また、図2に示したように、下ハーフ33を上にし、上ハーフ32を下にした姿勢(以下、逆の姿勢という)で前記カートリッジ1を第2のドライブ装置401に挿入すると、前記第2のドライブ装置401に設けたシャッター開放部材402のシャッター係合ピン403が、前記第1のスライド部72のシャッター開放部材係合部9に係合して、前記第1のスライド部71が前記ガイド機構8によって矢印B方向にスライドし、図4に裏返して示したように、前記第1のスライド部71に取付けられている第1のシャッター板41を前記上ハーフ32の開口部31を開放する第2の位置にスライドさせる。
【0072】
そして、前記第1のシャッター板41が第1の位置にスライドしたのち、図11に示したように、前記上ハーフ32の開口部31を介して、前記ディスク2のセンターハブ22は、第2のドライブ装置401のターンテーブル404にチャッキングされて回転されると共に、光学ピックアップ405により、前記ディスク2の第2の記録媒体27の記録層24への記録及び/又は再生が行われる。
【0073】
前記正規の姿勢での記録及び/又は再生を行う場合も逆の姿勢で記録及び/又は再生を行う場合も記録及び/又は再生に直接関与しない他方(上方)の開口部31は閉じられた状態に維持されるので、該他方の開口部31からシェル3内に塵埃等が侵入して、ディスク1の表面に付着することが防止される。
【0074】
また、図9に示したように、前記カートリッジ1が記録方式を異にするカートリッジ用の第1のドライブ装置301に挿入されると、前記第1のドライブ装置301の第1,第2のシャッター開放部材302,303の係合ピン304が前記第1,第2の誤挿入阻止部38,39に係合して、前記第1,第2のシャッター開放部材302は回動不可能にロックされた状態になって、前記カートリッジ1が更に前記第1のドライブ装置301に挿入されるのを阻止するのである。
【0075】
【発明の効果】
本発明の情報記録媒体カートリッジには次に述べるような効果がある。
【0076】
(1)第1の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第1の記録及び/又は再生装置のシャッター開放部材が第1,第2のスライド部のシャッター開放部材係合部に係合して、第1,第2のシャッター板を前記開口部を開放する方向にスライドさせる。また、記録及び/又は再生方式を異にする第2の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第2の記録及び/又は再生装置のシャッター開放部材が係合して、該シャッター開放部材により更なる挿入を阻止される。特に、誤挿入阻止部を、シャッターを閉じた状態における前記開放部材係合部の位置を中心にしてカートリッジケースの前端部の表面と裏面の点対称位置に設けたので、情報記録媒体カートリッジを正規の姿勢で、ディスクへの記録及び/又は再生方式を異にする第2の記録及び/又は再生装置に挿入した場合でも、或は、情報記録媒体カートリッジを裏返した状態で、前記第2の記録及び/又は再生装置に挿入した場合でも、該第2の記録及び/又は再生装置のシャッター開放部材が係合して、該シャッター開放部材により更なる挿入を阻止される。
【0077】
(2)シャッター開放部材係合部を第1,第2のスライド部の中央部に設けたので、第1の記録及び/又は再生装置に設けられた単一のシャッター開放部材で第1,第2のシャッター板を開閉方向に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジを表面側から見た斜視図(シャッター閉状態)。
【図2】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッター閉状態)。
【図3】カートリッジを表面側から見た斜視図(シャッター開状態)。
【図4】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッター開状態)。
【図5】カートリッジを第2のドライブ装置に挿入した状態の平面図。
【図6】図5のa−a断面図。
【図7】シャッター開放部材が回動した状態の平面図。
【図8】カートリッジを裏返した状態の平面図。
【図9】カートリッジを第1のドライブ装置に挿入した状態の平面図。
【図10】カートリッジの分解斜視図。
【図11】ディスクの断面図。
【図12】図1のb−b断面図。
【図13】図1のc−c断面図。
【図14】シェルの前周壁側の断面図。
【図15】第1,第2のシャッター板の斜視図。
【図16】スライド部材の斜視図。
【図17】スライド部材の分解斜視図。
【図18】シャッター開放部材係合部の拡大斜視図。
【図19】スライド部材の底面図。
【図20】シェルを組立てた状態の斜視図。
【図21】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は第2の脚部の組付工程図。
【図22】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は第2の脚部の組付工程図。
【図23】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は第2の脚部の組付工程図。
【図24】スライド部材が組み付けられた状態の要部の平面図。
【図25】シャッターの組付工程図。
【図26】シャッターの組付工程図。
【図27】シャッターの組付工程図。
【図28】従来のシャッタ一体型カートリッジの実施例の斜視図。
【図29】使用状態の断面図。
【図30】従来のシャッタ一体型カートリッジと第1のドライブ装置の関係を示す平面図。
【図31】従来のシャッタ一体型カートリッジと第1のドライブ装置の関係を示す平面図。
【図32】従来のシャッタ分割型カートリッジの表面側の斜視図。
【図33】従来のシャッタ分割型カートリッジの裏面側の斜視図。
【図34】従来のシャッタ分割型カートリッジと第2のドライブ装置の関係を示す平面図。
【図35】従来のシャッタ分割型カートリッジと第2のドライブ装置の関係を示す平面図。
【符号の説明】
1…カートリッジ、2…ディスク、3…シェル、4…シャッター、5…シャッタースライド面、7…スライド部材、9…シャッター開放部材係合部、31…開口部、38,39…第1,第2の誤挿入阻止部、41,42…第1,第2のシャッター板、43…シャッター本体部、44…スライド部材取付部、44a…シャッター側の係合部、71,72…第1,第2のスライド部、73…シャッター板取付部、73a…スライド部側の係合部。
Claims (3)
- ディスク状の情報記録媒体を収納したカートリッジケースの表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉するシャッタと、
前記シャッタを前記カートリッジケースにスライド可能に取付けたスライド部材とを備え、
前記シャッタは、前記カートリッジケースの表,裏面の一方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉する第1のシャッタ板と、他方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉する第2のシャッタ板とに分割され、
前記スライド部材は、前記第1のシャッタ板を取付ける第1のスライド部と、前記第2のシャッタ板を取付ける第2のスライド部に分割されていて、
前記第1,第2のスライド部により前記第1,第2のシャッタ板をそれぞれ独立にスライドさせる情報記録媒体カートリッジであって、
前記情報記録媒体カートリッジは、第1の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第1の記録及び/又は再生装置に設けたシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材により押圧されて前記第1,第2のシャッタ板を前記開口部を開放する方向にスライドさせるシャッタ開放部材係合部と、
第2の記録及び/又は再生装置に挿入すると該第2の記録及び/又は再生装置に設けた第1,第2のシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材によりカートリッジの更なる挿入を阻止する第1,第2の誤挿入阻止部と、を備え、
前記第1,第2の誤挿入阻止部は、前記カートリッジケースの前端部に幅方向の中央を中心にして対称位置に設けられていて、前記第1の誤挿入阻止部には前記第2の記録及び/又は再生装置に設けた第1のシャッタ開放部材が係合し、前記第2の誤挿入阻止部には前記第2のシャッタ開放部材が係合して、該シャッタ開放部材によりカートリッジの更なる挿入を阻止することを特徴とする情報記録媒体カートリッジ。 - 請求項1に記載の情報記録媒体カートリッジにおいて、
前記シャッタ開放部材係合部は、前記第1,第2のスライド部の中央部に設けられていることを特徴とする情報記録媒体カートリッジ。 - 請求項1に記載の情報記録媒体カートリッジにおいて、
前記第1,第2の誤挿入阻止部は、前記カートリッジケースの前端部に幅方向の中央を中心にして点対称位置に設けられていることを特徴とする情報記録媒体カートリッジ。
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