JP2713546B2 - 調理用排気装置 - Google Patents

調理用排気装置

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JP2713546B2
JP2713546B2 JP5324936A JP32493693A JP2713546B2 JP 2713546 B2 JP2713546 B2 JP 2713546B2 JP 5324936 A JP5324936 A JP 5324936A JP 32493693 A JP32493693 A JP 32493693A JP 2713546 B2 JP2713546 B2 JP 2713546B2
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exhaust device
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Inventor
亘 多久島
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理時に発生する廃ガ
ス、油煙、臭気などを屋外へ排出する調理用排気装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、調理用排気装置はコンロ上方に設
置され、コンロから発生し上昇する廃ガスや油煙をフー
ドで捕集する構造のものが一般的である。しかし、この
ような調理用排気装置ではコンロとの間に壁面が必要と
なることから、キッチンにおけるコンロと調理用排気装
置の設置位置が限定され、自由なキッチンレイアウトに
設計できないという問題があった。したがって、排気装
置を調理台上に設置することにより自由なキッチンレイ
アウトができ、かつ捕集性能の優れた調理用排気装置が
求められていた。
【0003】このようなことから、従来、たとえば実公
平1−210743号公報に示すような構成の調理用排
気装置が提供されていた。以下、その構成について図7
および図8を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、調理台101に配置され
たコンロ102の後方に、フード本体103が設置さ
れ、このフード本体103は天蓋104と背板105と
左右の側板を形成しコンロ102側方まで突出した気流
誘導板A106と前板となる気流誘導板B107とで形
成されている。そして、吸気口108は天蓋104と気
流誘導板A106と気流誘導板B107で囲まれた開口
部で形成され、コンロ102の後方上部に位置してい
る。さらに、フード本体103のもう1つの開口部は送
風機109とつながった通風路110と連通するよう構
成されていた。
【0005】上記構成において、コンロ102は天蓋1
04と気流誘導板A106と気流誘導板B107とで3
方を囲まれているため、送風機109を運転するとコン
ロ102周辺の空気は吸気口108に向かってほぼ水平
に均一な流れとなる。したがってコンロ102より発生
し上昇する油煙や廃ガスは空気の流れに誘引され吸気口
108からフード本体103内に吸い込まれ、通風路1
10を経て屋外に排出されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の調理
用排気装置では、左右に設けられた気流誘導板A106
がコンロ102の側方まで突出しているため、調理者に
圧迫感を与えるとともに鍋の移動などの調理作業に邪魔
になるという問題があった。さらに、ほぼ垂直に上昇す
る油煙の流れに対し、ほぼ水平の空気の流れを発生させ
ることにより油煙を吸気口108に誘引するという捕集
構造であるため、熱量が大きいバーナーを有するコンロ
102の場合、油煙の上昇速度が誘引する空気の流れの
速度より大きくなると油煙を捕集しきれず極端に捕集性
能が悪くなり、捕集性能を確保するためには排気風量を
増やすしかなく騒音値が増大するという問題もあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、コン
ロの側方を囲う気流誘導板がなくても優れた捕集性能を
得ることができ、フードが調理作業の妨げとならない調
理用排気装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の調理用排気装置
は上記目的を達成するために、複数個のバーナーを有す
るコンロを配置した調理台の後方部上に設置される中空
状の直立部と、バーナーのピッチとほぼ等しい幅を有し
直立部からコンロの上方を覆ってほぼ水平に伸びた中空
状の天面部とで形成される略逆L字形状のフード本体
と、天面部の側面に設けられた吸込口と、この吸込口と
排気送風機をつなぎ吸引した空気を屋外に導出する通風
路と、天面部の上に取付けられた天板とを備えた構成と
する。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、天面部の幅はバ
ーナーのピッチにほぼ等しいことから吸込口は各バーナ
ーのほぼ真上に位置することになるので、バーナーより
発生しほぼ垂直に上昇する油煙や廃ガスを付加手段を用
いて吸込口に誘引する必要なく容易に捕集することがで
きる。さらに、直接吸込口に吸い込まれなかった油煙な
ども天面部底面や天板に衝突して速度が減速されその気
流も水平方向の流れとなるとともに、吸込口が天面部側
面に設けられていることから吸込気流もほぼ水平方向と
なり油煙の流れと一致するので確実に捕集することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図3を参照しながら説明する。
【0011】図に示すように、複数個のバーナー1を有
するコンロ2が配置されている調理台3後方部から立ち
上がった中空状の直立部4が前記コンロ2後方に設置さ
れている。そして、前記コンロ2のバーナー1のピッチ
とほぼ等しい幅を有しコンロ2の上方を覆うようにほぼ
水平方向に伸び、正面と左右側面に連続的に形成した吸
込口5aを備えた中空状の天面部6が前記直立部4と一
体に形成されて略逆L字形状のフード本体7を構成して
いる。さらに、このフード本体7の前記調理台3側のも
う1つの開口と連通して、前記吸込口5aと排気送風機
8をつなぎ吸引した空気を屋外に導出する通風路9と、
前記天面部6の上に取付けられ、前記コンロ2をほぼ覆
う大きさを有する天板10を備えている。
【0012】上記構成において、排気送風機8を運転す
ると吸込口5aから吸込気流が発生するが、吸込口5a
は天面部6の側面に設けられていることからその流れは
ほぼ水平方向となる。そして、天面部6の幅はバーナー
1のピッチにほぼ等しいことから吸込口5aは各バーナ
ー1のほぼ真上に位置することになるので、別の付加手
段を用いてバーナー1より発生しほぼ垂直に上昇してい
く油煙や廃ガスを吸込口5aに誘引する必要はなく、吸
込口5aの近傍まで上昇した油煙などを吸込口5aから
フード本体7内に容易に捕集することができる。さら
に、直接吸込口5aに吸い込まれなかった油煙なども天
面部6の底面や天板10に衝突してその上昇速度が減速
されるとともにその気流も水平方向の流れに変化し吸込
気流の方向と一致するので、室内に漏れることなく確実
に吸込口5aで捕集することができる。
【0013】このように本発明の第1実施例の調理用排
気装置によれば、コンロ2の側方周囲を気流誘導板で囲
うなど別の付加手段を必要とせず、調理作業の妨げとな
らないフード本体7の形状で捕集性能を確保することが
できる。
【0014】以下、本発明の第2実施例について図4を
参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部分に
は同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0015】図に示すように、コンロ2は3つのバーナ
ー1を有し、その内の1つは直立部4側に設けられてい
る。そして、天面部6の正面と左右側面の3側面に連続
的に設けられた開口が吸込口5bを形成しているが、そ
の開口幅は直立部4に向かって徐々に小さくなるように
して吸込口5bの面積が徐々に縮小していく構成とする
ことにより、直立部4近くの開口部で吸込風量が大きく
なることを防ぎ、吸込口5b全体でほぼ均一の吸込風量
になるようにしている。
【0016】上記構成において、直立部4側のバーナー
使用時に対し、手前側バーナー使用時の捕集性能が低下
することを防ぐことができ、どのバーナー使用時に対し
てもほぼ同等の捕集性能を確保することができる。
【0017】このように、複数個のバーナー1を有する
コンロ2のどの位置のバーナー使用時に対してもほぼ同
一の捕集性能を得ることができるので、調理用排気装置
全体の排気風量を効率よく設定することができる。
【0018】以下、本発明の第3実施例について図5お
よび図6を参照しながら説明する。なお、第1実施例と
同一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0019】図に示すように、天面部6の内部に内部空
間を分割するよう仕切板11が設けられ、この仕切板1
1は支持ピン12で天面部6に可動的に接続されてい
る。さらに、仕切板11には天面部6の底面に設けられ
た長孔13を通る調整ツマミ14が取付けられており、
この調整ツマミ14と支持ピン12と長孔13とで長孔
13の範囲で仕切板11の位置を任意に設定できる調整
機構15を構成している。
【0020】上記構成において、調整ツマミ14を長孔
13の中心に位置させると、仕切板11は天面部6内の
空間を均等に2分割されることになり、分割されたそれ
ぞれの空間に対応する吸込口5からの吸込風量は等しく
なる。そして、調整ツマミ14で仕切板11を動かし内
部空間を不均等に分割すると、分割されたそれぞれの空
間に対応する吸込口5からの吸込風量も不均等となり、
内部空間が広いほどその吸込口5からの吸込風量は大き
くなることになる。
【0021】このように、コンロ2が複数個のバーナー
1を有しそれぞれのバーナー熱量が異なる場合は発生す
る廃ガスや油煙の容積も異なってくるので、バーナー熱
量の比率に等しくなるようにそれぞれのバーナー1に対
応する吸込口5からの吸込風量を調整機構15により設
定することにより、どのバーナー使用時においてもほぼ
同一の捕集性能が得られることになる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、複数個のバーナーのピッチとほぼ等しい幅を
有しコンロを覆って伸びた天面部側面に設けられた吸込
口と、天面部の上に天板を設けているので、気流誘導板
などの付加手段を用いて油煙を吸込口に誘引することな
く優れた捕集性能を得ることができ、フードが調理作業
の妨げとならない調理用排気装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の調理用排気装置の断面図
【図2】同第1実施例の調理用排気装置の正面図
【図3】同第1実施例の油煙の捕集状態を示す正面図
【図4】同第2実施例の調理用排気装置の側面図
【図5】同第3実施例の調理用排気装置の要部斜視図
【図6】同第3実施例の調理用排気装置の要部分解斜視
【図7】従来の調理用排気装置の斜視図
【図8】同調理用排気装置の断面図
【符号の説明】
1 バーナー 2 コンロ 3 調理台 4 直立部 5a 吸込口 5b 吸込口 6 天面部 7 フード本体 8 排気送風機 9 通風路 10 天板 11 仕切板 15 調整機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のバーナーを有するコンロを上面に
    配置した調理台の後方部上に設置される中空状の直立部
    と、前記バーナーのピッチとほぼ等しい幅を有し前記直
    立部から前記コンロの上方を覆ってほぼ水平方向に伸び
    た中空状の天面部とで形成される略逆L字形状のフード
    本体と、前記天面部の側面に設けられた吸込口と、この
    吸込口と排気送風機をつなぎ吸引した空気を室外に導出
    する通風路と、前記天面部の上に取付けられた天板とを
    備えた調理用排気装置。
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