JP2711597B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2711597B2 JP2711597B2 JP8154791A JP8154791A JP2711597B2 JP 2711597 B2 JP2711597 B2 JP 2711597B2 JP 8154791 A JP8154791 A JP 8154791A JP 8154791 A JP8154791 A JP 8154791A JP 2711597 B2 JP2711597 B2 JP 2711597B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、詳しくは
皮膚の乾燥に起因する状態を改善し、皮膚の水分を保
ち、皮膚に潤いを与える美肌効果を有する化粧料を提供
せんとするものである。
皮膚の乾燥に起因する状態を改善し、皮膚の水分を保
ち、皮膚に潤いを与える美肌効果を有する化粧料を提供
せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に皮膚の乾燥は、皮膚分泌物の
量、特に皮脂分泌量の減退により、角層のバリア機能が
低下し、経表皮性水分損失(以下、TEWLと略す)が
大きくなったときにおこる。従って冬季や、過剰な皮膚
洗浄、年齢、体質などによる皮膚分泌物の減少により皮
膚乾燥が増悪し、角層水分量が10%程度以下に低下し
た状態を特にドライスキンと称している。このように皮
膚が乾燥状態になると皮膚のつやは低下し、小じわが目
だつようになり、化粧のりが悪くなるなどの弊害がでて
くる。
量、特に皮脂分泌量の減退により、角層のバリア機能が
低下し、経表皮性水分損失(以下、TEWLと略す)が
大きくなったときにおこる。従って冬季や、過剰な皮膚
洗浄、年齢、体質などによる皮膚分泌物の減少により皮
膚乾燥が増悪し、角層水分量が10%程度以下に低下し
た状態を特にドライスキンと称している。このように皮
膚が乾燥状態になると皮膚のつやは低下し、小じわが目
だつようになり、化粧のりが悪くなるなどの弊害がでて
くる。
【0003】従来、これらの皮膚状態を改善するために
は、角層水分含有量の低下を防止し、正常な皮膚機能を
維持することが必要であり、これまで各種の方法が研究
されてきた。その結果、提案された方法としては、皮膚
との密着性が良く、疎水性を有するワセリン軟膏や油中
水型乳化物などの閉塞剤を用いてTEWLを抑制する方
法と、吸湿力、保湿力を有する例えばアルギン酸、トレ
ハロースなどの多糖類や少糖類、ソルビトール、エチレ
ングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類、お
よびピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダなどの有
機酸塩類等の保湿剤を配合することにより皮膚水和効果
を高める方法とがあった。
は、角層水分含有量の低下を防止し、正常な皮膚機能を
維持することが必要であり、これまで各種の方法が研究
されてきた。その結果、提案された方法としては、皮膚
との密着性が良く、疎水性を有するワセリン軟膏や油中
水型乳化物などの閉塞剤を用いてTEWLを抑制する方
法と、吸湿力、保湿力を有する例えばアルギン酸、トレ
ハロースなどの多糖類や少糖類、ソルビトール、エチレ
ングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類、お
よびピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダなどの有
機酸塩類等の保湿剤を配合することにより皮膚水和効果
を高める方法とがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
知られている方法はいずれも皮膚水分保持能力が充分な
ものとは言えないばかりか、閉塞剤を用いた場合は油っ
ぽく、ベタベタするなどの不快な感触を与える欠点があ
り、一方、保湿剤を用いた場合にも効果を高める為には
多量に配合しなければならず、その結果としてベタベタ
感やヌメリ感等の不快な感触を与えるという問題があっ
た。
知られている方法はいずれも皮膚水分保持能力が充分な
ものとは言えないばかりか、閉塞剤を用いた場合は油っ
ぽく、ベタベタするなどの不快な感触を与える欠点があ
り、一方、保湿剤を用いた場合にも効果を高める為には
多量に配合しなければならず、その結果としてベタベタ
感やヌメリ感等の不快な感触を与えるという問題があっ
た。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑みてなされたもの
であって、肌あれ、つや不足、小じわ等の乾燥に起因す
る皮膚状態を改善し、充分な皮膚水分保持により潤いを
与える、いわゆる美肌効果を有するとともに、感触的に
も問題の殆んどない化粧料を提供することを課題とす
る。
であって、肌あれ、つや不足、小じわ等の乾燥に起因す
る皮膚状態を改善し、充分な皮膚水分保持により潤いを
与える、いわゆる美肌効果を有するとともに、感触的に
も問題の殆んどない化粧料を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を行なった結果、トレハロースの
誘導体の一種である硫酸化トレハロースが皮膚水分保持
機能の亢進作用が高く、優れた美肌効果のあることを見
い出し、これに基づいて本発明を完成した。
解決するため鋭意研究を行なった結果、トレハロースの
誘導体の一種である硫酸化トレハロースが皮膚水分保持
機能の亢進作用が高く、優れた美肌効果のあることを見
い出し、これに基づいて本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、トレハロースの水酸
基部分の一部乃至は全部が硫酸化された硫酸化トレハロ
ースまたはその塩のうち少なくとも1種以上を配合する
ことを特徴とする化粧料であり、好ましい態様として
は、硫酸化トレハロースまたはその塩の配合量が化粧料
全体に対して総量で10-5〜10重量%である化粧料に
関するものである。
基部分の一部乃至は全部が硫酸化された硫酸化トレハロ
ースまたはその塩のうち少なくとも1種以上を配合する
ことを特徴とする化粧料であり、好ましい態様として
は、硫酸化トレハロースまたはその塩の配合量が化粧料
全体に対して総量で10-5〜10重量%である化粧料に
関するものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
適用される硫酸化トレハロースは、2分子のD−グルコ
ースが還元基どうしで結合した2糖類であるトレハロー
スの水酸基のいずれか、または全部に硫酸基(−OSO
3 H)を結合して得られる硫酸エステル化合物である。
尚、ここにいうトレハロースとしては、天然型のα,α
結合物(ミコース)、をはじめ、α,β結合物(ネオト
レハロース)、β,β結合物(イソトレハロース)の何
れでもよい。
適用される硫酸化トレハロースは、2分子のD−グルコ
ースが還元基どうしで結合した2糖類であるトレハロー
スの水酸基のいずれか、または全部に硫酸基(−OSO
3 H)を結合して得られる硫酸エステル化合物である。
尚、ここにいうトレハロースとしては、天然型のα,α
結合物(ミコース)、をはじめ、α,β結合物(ネオト
レハロース)、β,β結合物(イソトレハロース)の何
れでもよい。
【0009】また、硫酸化トレハロースはその塩の形で
用いてもよい。塩の形で用いる場合の対塩基の種類とし
ては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カル
シウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンなどのアミン類、及びアンモニウム等が例示され
るが、溶解性などを考慮するとアルカリ金属が有利に使
用することができる。
用いてもよい。塩の形で用いる場合の対塩基の種類とし
ては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カル
シウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンなどのアミン類、及びアンモニウム等が例示され
るが、溶解性などを考慮するとアルカリ金属が有利に使
用することができる。
【0010】かかる硫酸化トレハロースまたはその塩を
得る方法としては、例えばSchweiger RGらの方法(Carbo
hydrate Reserch 21 219−229 、1972) などが挙げられ
る。以下、これについて概説すると、例えば窒素ガス気
流下でN,N−ジメチルフォルムアミド(DMF)でト
レハロースを膨潤させておき、そこに別途作成したSO
3 −DMF複合体を投入し、室温で4時間、70℃で3
0分程度反応させる。NaOHで中和した後、メタノー
ル等の有機溶媒で反応物を沈殿させ、吸引濾過により集
める。沈澱物は蒸留水に溶解し、イオンクロマトグラフ
により精製した。得られた硫酸化トレハロースの硫酸基
の置換度は、適当濃度のNaOH水溶液で電導度適定法
を行うことにより求め、トレハロースを構成する単糖の
モル数に対する硫酸基のモル数の比として表現する。例
えば、上記の方法で得られる硫酸化トレハロースの硫酸
基置換度は0.05〜4.0程度である。
得る方法としては、例えばSchweiger RGらの方法(Carbo
hydrate Reserch 21 219−229 、1972) などが挙げられ
る。以下、これについて概説すると、例えば窒素ガス気
流下でN,N−ジメチルフォルムアミド(DMF)でト
レハロースを膨潤させておき、そこに別途作成したSO
3 −DMF複合体を投入し、室温で4時間、70℃で3
0分程度反応させる。NaOHで中和した後、メタノー
ル等の有機溶媒で反応物を沈殿させ、吸引濾過により集
める。沈澱物は蒸留水に溶解し、イオンクロマトグラフ
により精製した。得られた硫酸化トレハロースの硫酸基
の置換度は、適当濃度のNaOH水溶液で電導度適定法
を行うことにより求め、トレハロースを構成する単糖の
モル数に対する硫酸基のモル数の比として表現する。例
えば、上記の方法で得られる硫酸化トレハロースの硫酸
基置換度は0.05〜4.0程度である。
【0011】以上のようにして得られる硫酸化トレハロ
ースまたはその塩は、硫酸基の置換度により性状は若干
異なるものの、概ね吸湿性、無臭の白色粉末であり、エ
タノール、アセトンなどの各種有機溶剤には難溶、もし
くは不溶であるが、水に良く溶解し、各種化粧料基剤に
対して容易に配合しうるという長所を有する。さらに、
この物質は、各種製剤とした場合、変色、変臭、分解失
活などの経時変化を起こさず、人体毒性、皮膚傷害の心
配は全くなく、安全に用いることができる。
ースまたはその塩は、硫酸基の置換度により性状は若干
異なるものの、概ね吸湿性、無臭の白色粉末であり、エ
タノール、アセトンなどの各種有機溶剤には難溶、もし
くは不溶であるが、水に良く溶解し、各種化粧料基剤に
対して容易に配合しうるという長所を有する。さらに、
この物質は、各種製剤とした場合、変色、変臭、分解失
活などの経時変化を起こさず、人体毒性、皮膚傷害の心
配は全くなく、安全に用いることができる。
【0012】本発明では、硫酸化トレハロースまたはそ
の塩の配合量は、通常、化粧料全体に対して総量で10
-5〜10重量%、好ましくは、0.001〜1重量%で
ある。10-5重量%より少ない量では、美肌効果が十分
に得られず、また、10重量%を越えた量を用いても効
果の増強は見られず、不経済である。配合する方法とし
ては硫酸化トレハロース、またはその塩を水相成分中に
溶解した後、油層成分と混合する方法が好ましい。
の塩の配合量は、通常、化粧料全体に対して総量で10
-5〜10重量%、好ましくは、0.001〜1重量%で
ある。10-5重量%より少ない量では、美肌効果が十分
に得られず、また、10重量%を越えた量を用いても効
果の増強は見られず、不経済である。配合する方法とし
ては硫酸化トレハロース、またはその塩を水相成分中に
溶解した後、油層成分と混合する方法が好ましい。
【0013】また、本発明の化粧料基剤としては、化粧
料に通常使用される基剤はいずれも使用できる。格別特
定はされないが、具体例としては、クリーム、乳液、オ
イル、ローション、パック、及び、軟膏などが挙げら
れ、経皮吸収性の点から、クリーム、乳液、オイルなど
が特に好ましいといえる。用いられる主な原料として
は、クリーム、乳液、オイル及び軟膏基剤においては、
ミツロウ、セタノール、オリーブ油、ステアリン酸、ラ
ノリン、ワセリン、流動パラフィン、グリセリン、プロ
ピレングリコールモノステアレート、POEセチルエー
テルなどがあり、また、化粧水基剤においては、オレイ
ルアルコール、エタノール、グリセリン、1,3−ブチ
レングリコール、POEラウリルエーテル、ソルビタン
モノラウレートなど更に、パック剤においては、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、ポリビニルアルコール、エタノ
ールなどが例示される。これらの原料中より、目的とす
る剤型に応じて、適宜適当なものを選択し、常法によ
り、クリーム、乳液、オイル、ローション、パック及び
軟膏などの化粧料に調製する。
料に通常使用される基剤はいずれも使用できる。格別特
定はされないが、具体例としては、クリーム、乳液、オ
イル、ローション、パック、及び、軟膏などが挙げら
れ、経皮吸収性の点から、クリーム、乳液、オイルなど
が特に好ましいといえる。用いられる主な原料として
は、クリーム、乳液、オイル及び軟膏基剤においては、
ミツロウ、セタノール、オリーブ油、ステアリン酸、ラ
ノリン、ワセリン、流動パラフィン、グリセリン、プロ
ピレングリコールモノステアレート、POEセチルエー
テルなどがあり、また、化粧水基剤においては、オレイ
ルアルコール、エタノール、グリセリン、1,3−ブチ
レングリコール、POEラウリルエーテル、ソルビタン
モノラウレートなど更に、パック剤においては、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、ポリビニルアルコール、エタノ
ールなどが例示される。これらの原料中より、目的とす
る剤型に応じて、適宜適当なものを選択し、常法によ
り、クリーム、乳液、オイル、ローション、パック及び
軟膏などの化粧料に調製する。
【0014】ここで、本発明の特徴について述べるなら
ば、前述の如く、トレハロースについては例えば特開昭
61−100512号公報の記載に見られる如く、保湿
効果や乾燥防止効果などを狙いとして各種クリーム、ロ
ーション、ミルクなどの化粧料に配合されていたもの
の、皮膚水分保持能力が未だ充分なものとは言えない状
況にあったところ、硫酸化トレハロースには皮膚水分保
持機能の亢進作用があることを知見し、化粧料への応用
を図った点にある。
ば、前述の如く、トレハロースについては例えば特開昭
61−100512号公報の記載に見られる如く、保湿
効果や乾燥防止効果などを狙いとして各種クリーム、ロ
ーション、ミルクなどの化粧料に配合されていたもの
の、皮膚水分保持能力が未だ充分なものとは言えない状
況にあったところ、硫酸化トレハロースには皮膚水分保
持機能の亢進作用があることを知見し、化粧料への応用
を図った点にある。
【0015】次に、本発明の化粧料が如何に美肌効果の
点で優れているかを実証するため、後記実施例2及び3
に示した乳液、ハンドクリームを用いて、実使用テスト
を行ってその効力を確認した。比較品としては、後記実
施例2、3における硫酸化トレハロースナトリウムを、
トレハロースに置き換えて調製した乳液及びハンドクリ
ームを用いた。試験方法は下記に示した通りである。 (試験方法)乾燥肌を有する本邦成人女子200名を、
それぞれ50人ずつ無作為に4群(A〜D群)に分け
た。A群の顔面には、本発明品の乳液を、B群には比較
品の乳液を、また、C群の手指には本発明品のハンドク
リームを、D群には比較品のハンドクリームを、それぞ
れ6週間適用した。6週間後の種々評価要素の改善状
態、及び自然増悪の状態について群間比較を行った。そ
の結果を表1及び表2に示す。
点で優れているかを実証するため、後記実施例2及び3
に示した乳液、ハンドクリームを用いて、実使用テスト
を行ってその効力を確認した。比較品としては、後記実
施例2、3における硫酸化トレハロースナトリウムを、
トレハロースに置き換えて調製した乳液及びハンドクリ
ームを用いた。試験方法は下記に示した通りである。 (試験方法)乾燥肌を有する本邦成人女子200名を、
それぞれ50人ずつ無作為に4群(A〜D群)に分け
た。A群の顔面には、本発明品の乳液を、B群には比較
品の乳液を、また、C群の手指には本発明品のハンドク
リームを、D群には比較品のハンドクリームを、それぞ
れ6週間適用した。6週間後の種々評価要素の改善状
態、及び自然増悪の状態について群間比較を行った。そ
の結果を表1及び表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表1、表2の結果に示されるように、本発
明品の乳液は比較品の乳液に比し、評価項目全般にわた
って良好な結果が得られ、特に、乾燥感の改善、化粧の
りの改善が顕著であり、美肌効果に優れていることが実
証された。また、本発明品のハンドクリームについて
も、比較品のハンドクリームに比し、顕著な改善がみら
れ、肌荒れなどの自然増悪抑制効果を有することが明ら
かとなった。尚、上記評価要素以外の意見として、本発
明の化粧料は使用時におけるベタツキ感などの感触的な
弊害は殆んどないことも同時に明らかとなった。
明品の乳液は比較品の乳液に比し、評価項目全般にわた
って良好な結果が得られ、特に、乾燥感の改善、化粧の
りの改善が顕著であり、美肌効果に優れていることが実
証された。また、本発明品のハンドクリームについて
も、比較品のハンドクリームに比し、顕著な改善がみら
れ、肌荒れなどの自然増悪抑制効果を有することが明ら
かとなった。尚、上記評価要素以外の意見として、本発
明の化粧料は使用時におけるベタツキ感などの感触的な
弊害は殆んどないことも同時に明らかとなった。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。尚、配合割
合は重量%である。
合は重量%である。
【0020】 実施例1 柔軟化粧水 (A)精 製 水 78.8 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 4.0 硫酸化トレハロースナトリウム(硫酸基置換度0.7) 0.1 (B)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.5 POE(20)ラウリルエーテル 0.5 エタノール 10.0 香 料 0.1 (調製方法)(A)の各成分を合わせ、室温下に溶解す
る。一方、(B)の各成分も室温下に溶解し、これを
(A)処方分に加えて可溶化する。
る。一方、(B)の各成分も室温下に溶解し、これを
(A)処方分に加えて可溶化する。
【0021】 実施例2 乳 液 (A)POE(20)硬化ヒマシ油 1.5 ヤシ油脂肪酸モノグリセライド 1.0 オレイン酸トリグリセライド 7.5 (B)グリセリン 2.5 精 製 水 87.25 硫酸化トレハロースナトリウム(硫酸基置換度1.5) 0.05 (C)香 料 0.2 (調製方法)(A)の各成分に合わせ、加熱混合し、7
0℃とする。(B)の各成分を合わせ、70℃に加熱混
合し、これに(A)処方分を加え乳化し、冷却しながら
(C)を加える。
0℃とする。(B)の各成分を合わせ、70℃に加熱混
合し、これに(A)処方分を加え乳化し、冷却しながら
(C)を加える。
【0022】 実施例3 ハンドクリーム (A)ワセリン 18.0 セタノール 8.0 POE(20)オレイルエーテル 1.4 モノステアリン酸ソルビタン 0.8 (B)防 腐 剤 0.3 精 製 水 71.2 硫酸化トレハロースナトリウム(硫酸基置換度0.8) 0.1 (C)香 料 0.2 (調製方法)実施例2と同様の方法による。
【0023】 実施例4 親水性軟膏 (A)POE(30)セチルエーテル 2.0 グリセリンモノステアレート 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 防 腐 剤 0.2 (B)プロピレングリコール 10.0 精 製 水 57.8 硫酸化トレハロース(硫酸基置換度0.09) 1.0 (調製方法)(A)の各成分を合わせ、80℃に加熱す
る。(B)の各成分を合わせ、80℃に加熱する。
(A)の処方分を撹はんしながら、それに(B)の処方
分を加え撹はん乳化し、その後冷却する。
る。(B)の各成分を合わせ、80℃に加熱する。
(A)の処方分を撹はんしながら、それに(B)の処方
分を加え撹はん乳化し、その後冷却する。
【0024】 実施例5 ゲル状化粧オイル (A)ショ糖脂肪酸エステル 5.0 (第一工業製薬DKエステルF−160) (B)1,3−ブチレングリコール 10.0 グリセリン 24.4 精 製 水 5.09 防 腐 剤 0.3 硫酸化トレハロース(硫酸基置換度0.3) 0.01 (C)流動パラフィン 20.0 オリーブ油 30.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 5.0 (D)香 料 0.2 (調製方法)(B)の各成分を合わせ、70〜80℃に
加熱し、これに(A)を溶解する。これに、(C)の処
方分を加え、冷却して40℃になったら(D)を添加
し、次いで冷却する。
加熱し、これに(A)を溶解する。これに、(C)の処
方分を加え、冷却して40℃になったら(D)を添加
し、次いで冷却する。
【0025】 実施例6 ノンアルコール型化粧水 (A)プロピレングリコール 7.0 ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 1.0 香 料 0.1 (B)クエン酸 0.15 クエン酸ナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.05 精 製 水 91.595 硫酸化トレハロース(硫酸基置換度0.5) 0.005 (調製方法)(A)の各成分を室温下または加温下で混
合溶解し、これを高速撹はん下に、(B)の処方分に加
えて可溶化する。
合溶解し、これを高速撹はん下に、(B)の処方分に加
えて可溶化する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、従来から知られている
保湿剤などに比べて、肌あれ、つや不足、小じわ等の皮
膚状態の改善、皮膚水分の保持による潤いの付与などの
美肌効果が格段に優れていることは勿論のこと、感触的
な弊害もなく使用することができる。
保湿剤などに比べて、肌あれ、つや不足、小じわ等の皮
膚状態の改善、皮膚水分の保持による潤いの付与などの
美肌効果が格段に優れていることは勿論のこと、感触的
な弊害もなく使用することができる。
フロントページの続き (72)発明者 大高知 由美子 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社 横浜研究所 内 (72)発明者 鈴木 保博 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社 横浜研究所 内 (72)発明者 佐藤 政博 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社 横浜研究所 内 (72)発明者 中野 博行 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社 横浜研究所 内 (56)参考文献 特開 昭61−100512(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 トレハロースの水酸基部分の一部乃至は
全部が硫酸化された硫酸化トレハロースまたはその塩の
うち少なくとも1種以上を配合することを特徴とする化
粧料。 - 【請求項2】 硫酸化トレハロースまたはその塩の配合
量が化粧料全体に対して総量で10-5〜10重量%であ
る請求項第1項に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8154791A JP2711597B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8154791A JP2711597B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04290808A JPH04290808A (ja) | 1992-10-15 |
JP2711597B2 true JP2711597B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13749320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8154791A Expired - Lifetime JP2711597B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2711597B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5434144A (en) * | 1994-03-04 | 1995-07-18 | The Procter & Gamble Company | Methods of using cyclic polyanionic polyol derivatives for regulating skin wrinkles |
JP3515321B2 (ja) * | 1997-05-07 | 2004-04-05 | ポーラ化成工業株式会社 | 不均一改善化粧料 |
JP2006219442A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Pola Chem Ind Inc | 保湿用皮膚外用剤 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP8154791A patent/JP2711597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04290808A (ja) | 1992-10-15 |
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