JP2711523B2 - コーラス効果装置 - Google Patents

コーラス効果装置

Info

Publication number
JP2711523B2
JP2711523B2 JP7127052A JP12705295A JP2711523B2 JP 2711523 B2 JP2711523 B2 JP 2711523B2 JP 7127052 A JP7127052 A JP 7127052A JP 12705295 A JP12705295 A JP 12705295A JP 2711523 B2 JP2711523 B2 JP 2711523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
signal
frequency signal
scale
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7127052A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07306678A (ja
Inventor
旭 末永
Original Assignee
ローランド 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ローランド 株式会社 filed Critical ローランド 株式会社
Priority to JP7127052A priority Critical patent/JP2711523B2/ja
Publication of JPH07306678A publication Critical patent/JPH07306678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2711523B2 publication Critical patent/JP2711523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、入力された可聴周波
数信号のピッチを変更する装置を用いて、コーラス効果
を付加するコーラス効果装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ピッチを変更する装置としては、
例えば特開昭60−184298号公報に開示されてい
るようなものがある。これは、図4に示すように、入力
信号として可聴周波数信号、例えば音声信号をローパス
フィルタ2を介してアナログ・ディジタル変換器4に供
給して、ディジタル信号に変換し、このディジタル信号
を書き込みクロック信号fo に同期して、ディジタルメ
モリ6に書き込み、書き込みクロック信号fo とは異な
る周波数の読み出しクロック信号fv に同期して、ディ
ジタルメモリ6から順次ディジタル信号を読み出し、デ
ィジタル・アナログ変換器8及びローパスフィルタ10
を通すことによって出力音声信号に再変換して出力する
ものである。 【0003】この出力音声信号のピッチf1 は、入力信
号のピッチをf2 、ピッチ変換量をPとすると、数1で
表される。 【数1】f1 =Pf2 =(fv /fo )f2 【0004】従って、このピッチ変換装置によれば、ピ
ッチ変換量P(=fv /fo )に応じて、入力した可聴
周波数信号のピッチを変更できる。 【0005】 【発明の概要】この発明は、上述したピッチ変換装置を
利用した新規なコーラス効果装置を提供しようとするも
ので、入力される可聴周波数信号のピッチを変換し、も
との信号とコーラスするコーラス効果装置であって、
聴周波数信号を入力する手段と、上記入力手段に入力さ
れた可聴周波数信号のピッチを検出する手段と、自動演
奏データとしてディジタル音階信号を出力するシーケン
サーと、入力する可聴周波数信号の音階とは異なる音階
を表すディジタル音階信号を上記シーケンサーより入力
し、上記ピッチ検出手段で検出されたピッチと、上記入
力されたディジタル音階信号に対応するピッチに基づい
て、ピッチ変換量を決定する制御手段と、上記ピッチ変
換量に応じて上記可聴周波数信号のピッチを変換し、ピ
ッチ変換信号を得るピッチ変換手段と、上記入力可聴周
波数信号とピッチ変換信号とを放音する放音手段とを、
えたものである。 【0006】 【0007】 【作用】入力する可聴周波数信号のピッチをf2 、音階
信号が表すピッチをf1 とすると、制御手段は、ピッチ
変換量Pを(f1 /f2 )と決定し、ピッチ変換手段に
供給する。ピッチ変換手段は、ピッチ変換量(f1 /f
2 )に応じて、その出力信号のピッチf3 を、数2で表
すように制御する。 【数2】f3 =Pf2 =(f1 /f2 )f2 =f1 【0008】即ち、入力された可聴周波数のピッチは、
ディジタル音階信号によって指定されたピッチfに変
更されたことになる。そして、このようなピッチ変換を
行うピッチ変換装置を設け、入力可聴周波数信号を入力
する可聴周波数信号の音階とは異なる音階を表すディジ
タル音階信号で制御して、もとの可聴周波数信号と共に
放音して、コーラスするようになされたものである。 【0009】 【実施例】図1に本発明の1実施例を示す。同図におい
て、12はマイクロホンで、音声をピックアップして可
聴周波数信号を出力する。この可聴周波数信号は、ピッ
チ変換装置14に供給される。このピッチ変換装置14
は、図4を参照して説明したピッチ変換装置と同一の構
成のもので、ピッチ変換量Pに応じて、書き込みクロッ
ク信号fo 、読み出しクロック信号fv を決定して、入
力された可聴周波数信号のピッチを変更するものであ
る。この例では、音声に基づく可聴周波数信号を入力し
ているので、その上限周波数は10KHz程度である。
よって、書き込みクロック信号fo は、サンプリング定
理により20KHz以上とすることが望ましい。読み出
しクロック信号fv と書き込みクロック信号fo との間
には、上述したように数3に示す関係がある。 【数3】fv =Pfo 【0010】従って、ピッチ変換量Pによって分周比を
変更できるプログラマブル分周器でマスタークロック信
号を分周して、読み出しクロック信号fv を得ている。 【0011】マイクロホン12からの可聴周波数信号
は、ピッチ検出回路16にも供給され、ピッチf2 が検
出され、ピッチデータが出力される。このピッチ検出回
路16としては、例えば特開昭60−175099号公
報に開示されているようなものを使用することができ
る。 【0012】このピッチ検出回路16で検出されたピッ
チデータは、制御回路18に供給される。制御回路18
には音階信号源20から音階信号も供給されている。音
階信号源20としては、演奏操作によって音階信号を出
力することができる鍵盤または、自動演奏データとして
音階信号を出力することができるシーケンサを用いるこ
とができる。 【0013】また、音階信号としては、ピッチf1 を有
した可聴周波数信号を使用するのではなく、MIDI信
号の押鍵された鍵に対応する番号を表すディジタル信号
(ノートナンバー)を用いることもできる。なお、MI
DI信号は、公知のように例えば或る鍵が押鍵されたと
き、その鍵に対応する番号(ノートナンバー)と、鍵を
押鍵した速度(ベロシティ)とをディジタル形式で表し
たものである。制御回路18は、音階信号と、ピッチ検
出回路16で検出されたピッチとに基づいてピッチ変換
量Pを決定する。 【0014】例えば、ピッチ検出回路16によって検出
されたピッチf2 が330Hzであり、音階信号源20
からの音階信号が表すピッチf1 が440Hzである
と、ピッチ変換量Pは440/330となる。上述した
ようにMIDI信号により音階信号を供給すると、MI
DI信号のノートナンバーを、これに対応するピッチに
変換する必要がある。この変換には、例えば図示しない
ルックアップテーブルを用いる。 【0015】このピッチ変換量Pは、ピッチ変換装置1
4に供給される。ピッチ変換装置14では、マスターク
ロックを分周するなどの方法により、周波数がfo
(=fo 440/330)の読み出しクロック信号fv
を生成する。これによって、ピッチ変換装置14から出
力される可聴周波数信号のピッチは、数4によって示さ
れる値となる。 【数4】330*fv /fo =330*(fo *440
/330)/fo =440 【0016】即ち、可聴周波数信号は音階信号によって
指定されたピッチに変更されている。このピッチが変更
された可聴周波数信号は増幅器22で増幅され、スピー
カ(図示せず)に供給される。 【0017】図2に本発明の他の実施例を示す。この実
施例は、ピッチ変換装置をn台設けたものである。そし
て、制御回路18は、音階信号源20から複数の音階信
号を受けたとき、ピッチ検出回路16で検出したピッチ
と各音階信号とに基づいて、各ピッチ変換量P1 乃至P
n を決定し、各ピッチ変換装置14−1乃至14−nに
それぞれ供給する。従って、1つの可聴周波数信号を同
時にそれぞれ異なるピッチの可聴周波数信号に変換し
て、出力することができ、音階信号源20から適当な複
数の音階信号を生成すると、コーラスと同様な音響効果
を得られる。 【0018】図3に本発明に用いるピッチ変換装置の他
の例を示す。このピッチ変換装置も、1つの可聴周波数
信号を同時にそれぞれ異なるピッチの複数の可聴周波数
信号に変換して出力するものであるが、図2の実施例よ
り回路構成を簡略化したものである。即ち、図2の実施
例では、複数のピッチ変換装置14−1乃至14−nが
必要で、回路構成が複雑となる。 【0019】そこで、このピッチ変換装置では、ピッチ
変換装置14を1台だけ設け、読み出しクロック信号を
v1乃至fvnのように複数発生し、メモリ6からディジ
タル信号を時分割で読みだすようにしたものである。無
論、読み出しクロック信号fv1乃至fvnは、制御回路1
8から各ピッチ変換量P1 乃至Pn に基づいて発生させ
たものである。なお、読出されたディジタル信号は、n
個のラッチ回路のうち対応するものにラッチされた後、
各ラッチ回路にそれぞれ接続されているディジタル・ア
ナログ変換器及びローパスフィルタを介して可聴周波数
信号に変換されて、出力される。 【0020】上記の各実施例では、マイクロホン12に
よって音声を可聴周波数信号に変換して、ピッチ変換装
置とピッチ検出回路とに供給したが、自然楽器の胴部に
いわゆるピックアップを設け、これによって可聴周波数
信号を発生させて、ピッチ変換装置とピッチ検出回路と
に供給してもよい。また、上記の各実施例では、ピッチ
変換を書き込み時のクロックと、読み出し時のクロック
との周波数比を変える方式(可変サンプリング方式)で
行ったが、クロックの周波数は一定とし、歩進アドレス
を変える方式(固定サンプリング方式)を用いることも
できる。 【0021】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
された可聴周波数信号のピッチをディジタル音階信号に
よって指定されたピッチにピッチ変更手段によって変更
することができる。従って、例えば入力可聴周波数信号
として、人の歌声を入力し、シーケンサーからディジタ
ル音階信号を入力すると、入力されたディジタル音階信
号により指定された音高が得られ、ピッチ変換された可
聴周波数信号と、入力可聴周波数信号とによりコーラス
させることができる。そして、数3で示した式から明ら
かなように、ピッチが変更された信号は、ディジタル音
階信号によって指定された音階のピッチに変換されてい
るため、安定したコーラス信号が得られ、歌う人も歌い
やすく、自然なコーラスを生じる。しかも、ディジタル
音階信号をシーケンサーから入力しているので、シーケ
ンサーでテンポが変更されても、ディジタル音階信号の
発生タイミングが変化するだけであり、ディジタル音階
信号自体の値は変化しない。従って、シーケンサーでテ
ンポが変化しても、そのテンポの変化の影響を受けず
に、コーラス効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるコーラス装置の1実施例のブロッ
ク図である。 【図2】本発明によるコーラス装置のその他の実施例の
ブロック図である。 【図3】本発明によるコーラス装置の実施例に使用する
ピッチ変換装置の他の実施例を示すブロック図である。 【図4】本発明によるコーラス装置の実施例に用いるピ
ッチ変換装置の一例を示すブロック図である。 【符号の説明】 12 マイクロホン 14 ピッチ変換装置 14−1乃至14−n ピッチ変換装置 16 ピッチ検出回路 18 制御回路 20 音階信号源(入力手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.入力される可聴周波数信号のピッチを変換し、もと
    の信号とコーラスするコーラス効果装置であって、 可聴周波数信号を入力する手段と、 上記入力手段に入力された 可聴周波数信号のピッチを検
    出するピッチ検出手段と、 自動演奏データとしてディジタル音階信号を出力するシ
    ーケンサーと、 入力する可聴周波数信号の音階とは異なる音階を表すデ
    ィジタル音階信号を上記シーケンサーより入力し、上記
    ピッチ検出手段で検出されたピッチと上記入力されたデ
    ィジタル音階信号に対応するピッチに基づいてピッチ変
    換量を決定する制御手段と、 上記ピッチ変換量に応じて上記可聴周波数信号のピッチ
    を変換し、ピッチ変換信号を得るピッチ変換手段と、 上記入力可聴周波数信号とピッチ変換信号とを放音する
    放音手段とを 、 備えたコーラス効果装置。
JP7127052A 1995-04-26 1995-04-26 コーラス効果装置 Expired - Lifetime JP2711523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7127052A JP2711523B2 (ja) 1995-04-26 1995-04-26 コーラス効果装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7127052A JP2711523B2 (ja) 1995-04-26 1995-04-26 コーラス効果装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62006870A Division JP2519441B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 コ−ラス効果装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8137637A Division JP2956750B2 (ja) 1996-05-07 1996-05-07 コーラス効果装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07306678A JPH07306678A (ja) 1995-11-21
JP2711523B2 true JP2711523B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=14950419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7127052A Expired - Lifetime JP2711523B2 (ja) 1995-04-26 1995-04-26 コーラス効果装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2711523B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100621717B1 (ko) * 2004-08-13 2006-09-19 엘지전자 주식회사 가라오케 시스템에서의 코러스 레벨 조절장치 및 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966300U (ja) * 1982-10-26 1984-05-02 三洋電機株式会社 音程可変装置
JPS6012587A (ja) * 1983-07-01 1985-01-22 クラリオン株式会社 音程制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07306678A (ja) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0648365B1 (en) Method and apparatus for generating vocal harmonies
USRE37041E1 (en) Voice processor
KR100256718B1 (ko) 음피치 변환 장치
JP2879948B2 (ja) 音声処理装置
JPH1078777A (ja) コーラス効果付与装置
JP2519441B2 (ja) コ−ラス効果装置
JP2711523B2 (ja) コーラス効果装置
JP2956750B2 (ja) コーラス効果装置
JPH06195075A (ja) 楽音発生装置
JP7285175B2 (ja) 楽音処理装置、及び楽音処理方法
JPS5826037B2 (ja) 電子歌唱装置
JPH08328555A (ja) 演奏制御装置
JPH06149242A (ja) 自動演奏装置
JP2534636B2 (ja) 楽音合成装置
JP2745852B2 (ja) 電子楽器の効果装置
JP3428596B2 (ja) 音声処理装置
JPS58123591A (ja) 電子楽器
KR940015960A (ko) 전자악기의 공간효과음장치
JP2532613B2 (ja) 楽音合成装置
JPH09152865A (ja) 音声自動採譜装置
JP3493856B2 (ja) 演奏情報変換装置
JP2734797B2 (ja) 電子楽器
JPH0413187A (ja) ボイスチェンジャー機能付楽音発生装置
JPS59204096A (ja) 楽音ピツチ可変装置
JPH09258758A (ja) カラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term