JP2745852B2 - 電子楽器の効果装置 - Google Patents

電子楽器の効果装置

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JP2745852B2 JP3072265A JP7226591A JP2745852B2 JP 2745852 B2 JP2745852 B2 JP 2745852B2 JP 3072265 A JP3072265 A JP 3072265A JP 7226591 A JP7226591 A JP 7226591A JP 2745852 B2 JP2745852 B2 JP 2745852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器の効果装置に
関し、特に発音される楽音の音像位置を移動させるよう
にした電子楽器の効果装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数(例えば左右2個)のスピーカを有
し、各スピーカから発音される楽音の音量バランスを変
更することにより、楽音の音像位置を左右のスピーカの
間で移動させることができるようにした電子楽器が従来
より知られている(例えば実開昭48−19026号公
報)。
【0003】また、このような電子楽器において、音像
位置の移動範囲を任意に設定可能としたものも提案され
ている(特開昭62−183494号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トロンボーン、ホルン
等の金管楽器は、そのベル(楽器の先端部)の向きを左
右又は上下に振りながら演奏される場合があるが、上記
従来の電子楽器の効果装置ではこのような奏法による効
果を適確に表現することができなかった。即ち、例え
ば、金管楽器において、ベルの向きを変えて演奏した場
合、聴取者にとっては、音像が移動するだけでなく、音
色や反射音等の量も変化するものであるが、上記従来の
電子楽器の効果装置では、単に音像の位置が変化するの
みであるため、自然楽器の演奏態様に伴う音響的効果を
充分表現することができなかった。
【0005】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、金管楽器のベルの向きを変えながら演奏する場合
等のように、楽器の向きを変えて演奏する場合の音響的
効果を表現することができる電子楽器の効果装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、楽音の音像位置を指示する指
示データを出力する指示データ発生手段と、複数の発音
手段とを備え、供給される楽音信号を前記指示データが
指示する音像位置に対応した音量割合で前記複数の発音
手段に供給することにより、該楽音信号を該指示データ
が指示する音像位置に対応して発音させるようにしてな
る電子楽器の効果装置において、前記楽音信号を入力
し、該楽音信号の周波数成分を変更処理する信号処理手
段と、前記指示データに基づき前記信号処理手段を制御
する制御手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記指
示データが特定の値であるとき、前記音像位置を中央に
し、前記指示データと前記特定の値との差が増加するほ
ど、前記音像位置を中央から離すとともに、前記楽音信
号の高周波成分を減少させることを特徴とする。 請求項
2に記載の発明は、楽音の音像位置を指示する指示デー
タを出力する指示データ発生手段と、複数の発音手段と
を備え、供給される楽音信号を前記指示データが指示す
る音像位置に対応した音量割合で前記複数の発音手段に
供給することにより、該楽音信号を該指示データが指示
する音像位置に対応して発音させるようにしてなる電子
楽器の効果装置において、前記楽音信号を入力し、該楽
音信号に反射音を付加するとともに該付加する反射音の
量を変更処理する信号処理手段と、前記指示データに基
づき前記信号処理手段を制御する制御手段とをさらに備
え、前記制御手段は、前記指示データが特定の値である
とき、前記音像位置を中央にし、前記指示データと前記
特定の値との差が増加するほど、前記音像位置を中央か
ら離すとともに、前記楽音信号に付加する反射音の量を
増加させることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、楽音の音像位置を指示する指示データを出力する指
示データ発生手段と、複数の発音手段とを備え、供給さ
れる楽音信号を前記指示データが指示する音像位置に対
応した音量割合で前記複数の発音手段に供給することに
より、該楽音信号を該指示データが指示する音像位置に
対応して発音させるようにしてなる電子楽器の効果装置
において、前記楽音信号を入力し、該楽音信号の全体音
量を変更処理する信号処理手段と、前記指示データに基
づき前記信 号処理手段を制御する制御手段とをさらに備
え、前記制御手段は、前記指示データが特定の値である
とき、前記音像位置を中央にし、前記指示データと前記
特定の値との差が増加するほど、前記音像位置を中央か
ら離すとともに、前記楽音信号の全体音量を減少させる
ことを特徴とする。請求項4に記載の発明は、複数の発
音手段と、該複数の発音手段に供給する楽音信号の音量
割合を変更することにより発音される楽音の音像位置を
変更するとともに、前記楽音信号の楽音特性を変更する
信号処理手段と、電子楽器の向きを検出する検出手段
と、該検出手段により検出された電子楽器の向きに応じ
た制御信号を前記信号処理手段に供給し、前記音像位置
及び楽音特性を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする電子楽器の効果装置を提供する。
【0007】
【作用】請求項1に記載の電子楽器の効果装置によれ
ば、音像位置を指示する指示データが特定の値であると
き、音像位置が中央に制御され、指示データと前記特定
の値との差が増加するほど、音像位置を中央から離すと
ともに、楽音信号の高周波成分を減少させるように制御
される。請求項2に記載の電子楽器の効果装置によれ
ば、音像位置を指示する指示データが特定の値であると
き、音像位置が中央に制御され、指示データと前記特定
の値との差が増加するほど、音像位置を中央から離すと
ともに、楽音信号に付加する反射音の量を増加させるよ
うに制御される。請求項3に記載の電子楽器の効果装置
によれば、音像位置を指示する指示データが特定の値で
あるとき、音像位置が中央に制御され、指示データと前
記特定の値との差が増加するほど、音像位置を中央から
離すとともに、楽音信号の全体音量を減少させるように
制御される。請求項4に記載の電子楽器の効果装置によ
れば、電子楽器の向きが検出され、該検出した向きに応
じて複数の発音手段によって発音される楽音の音像位置
及び楽音特性が制御される。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る効果装置を
組み込んだ電子楽器の構成を示すブロック図である。同
図において、鍵盤1には、各鍵に対応して設けられたキ
ースイッチ(図示せず)のオン・オフ状態を調べる押鍵
検出回路2が接続されており、押鍵検出回路2はどの鍵
が押圧されているかを検出し、押圧鍵が離鍵されるまで
の間押鍵状態であることを示すキーオン信号と、どの鍵
が押圧されているかを示すキーコード信号とを音源3に
供給する。音源3は、位相データ発生回路、楽音波形発
生回路等から構成され、該キーコード信号が示す鍵に対
応した音高の楽音信号をキーオン信号の立上がりに応じ
て発生してパン効果回路7に入力する。パン操作部4
は、当該電子楽器の向いている方向を演奏者が指示する
ための操作部であり、例えば回転操作子型の可変抵抗器
によって構成される。通常、パン効果とは楽音の音像位
置を移動させる効果をいうが、本実施例では楽器の向い
ている方向を聴取者に対して正面の方向から右又は左方
向へ変えるような効果をいうものとする。パン操作部4
は、演奏者によって指示された楽器の方向に応じた方向
指示信号(例えば可変抵抗器を介して得られる電圧信
号)をA/D(アナログ/デジタル)変換回路5に入力
する。
【0010】A/D変換回路5は、方向指示信号(指示
データ)をデジタル信号に変換してパンデータ発生手段
6に入力する。パンデータ発生手段6は、図3に示すよ
うに、方向指示信号を、楽器が正面を向いているときを
値0、左方向(L)から右方向(R)までの所定範囲
(例えば左方向90°から右方向90°までの範囲とす
ることができるが、これより広い範囲あるいは狭い範囲
であってもよい。)を値−100から+100にそれぞ
れ対応させたパンデータPDに変換し、このパンデータ
PDをパン効果回路7(信号処理手段)に入力する。
【0011】本実施例においては、パン操作部4、A/
D変換回路5及びパンデータ発生手段6によって楽器の
向いている方向を指示する指示データ発生手段が構成さ
れる。
【0012】パン効果回路7は、前述したようなパン効
果が得られるように、音源3から入力される楽音信号を
処理し、処理後の楽音信号を左右のサウンドシステム
(発音手段)8,9に入力する。サウンドシステム8,
9は、スピーカ、スピーカ駆動回路等から成り、楽音信
号を楽音として発音する。
【0013】なお、音源3には楽器同士を相互に接続す
るためのMIDI(Musical Instru-ment Digital Inter
face)10が接続可能であり、他の楽器から受信したキ
ーコード信号(ノートナンバ)、キーオン信号(ノート
オン/オフ)等の演奏データに対応した楽音信号を発生
することもできるよう構成されている。
【0014】図2は、パン効果回路7の構成を示すブロ
ック図であり、音源3からの楽音信号はイコライザ21
に入力される。イコライザ21は、例えば楽音信号の周
波数成分のうち高域成分を相対的に低下させるローパス
フィルタとしての機能を有し、そのカットオフ周波数f
cが制御システム26によって制御される。
【0015】イコライザ21の出力は、リバーブ回路2
2及び加算器24に接続され、リバーブ回路22の出力
は乗算器23を介して加算器24に接続されている。リ
バーブ回路22は、入力信号を所定時間遅延させて出力
するものであり、その遅延信号は乗算器23において制
御システム26から供給される制御信号と乗算され、加
算器24においてイコライザ21の出力信号に加算され
る。従ってリバーブ回路22、乗算器23及び加算器2
4によって楽音信号に反射音の効果を付加する反射音付
加手段が構成され、反射音に相当する遅延信号の混合比
が制御システム26によって制御される。なお、リバー
ブ回路22は、好ましくは、初期反射音および、その後
に続く残響音を形成するものであるが、どちらか一方で
あってもよい。
【0016】加算器24の出力は音量調整回路25に接
続されている。音量調整回路25は左右のサウンドシス
テム8,9のそれぞれが発生する楽音の音量が別個に調
整できるように構成されており、左右の音量バランス及
び全体の音量が制御システム26からの制御信号によっ
て制御される。
【0017】制御システム(制御手段)26には、パン
データ発生手段6からパンデータPDが入力され、制御
システム26は、このパンデータPDに応じてイコライ
ザ21のカットオフ周波数fc、反射音付加手段(2
2,23,24)における遅延信号の混合比及び左右の
サウンドシステム8,9から発音される楽音の音量を以
下のように制御する。
【0018】1) イコライザ21のカットオフ周波数
は、図4(a)に示すように、パンデータPD=0のと
きが最大(f1)となり、パンデータPDの絶対値が増
加するに従って順次低下するように可変制御される(P
D=±100においてfc=f2とする)。これは、楽
器の向いている方向が聴取者の正面から左又は右にずれ
るほど聴取者に到達する高域成分が減衰する点に着目し
たものである。従って、制御特性は図示したものに限る
ものではなく、パンデータPDの絶対値が増加するにつ
れて、高域成分の減衰量を増加させるように制御するも
のであればよい。
【0019】2) 遅延信号の混合比(RV)は、同図
(b)に示すように、パンデータPD=0のときが最小
(RV1)となり、パンデータPDの絶対値が増加する
に従って順次増大するように可変制御される(PD=±
100においてRV=RV2とする)。これは、楽器の
向いている方向が聴取者の正面から左又は右にずれるほ
ど、壁などからの反射音の量が直接音に対して相対的に
増加する点に着目したものである。従って、制御特性は
図示したものに限るものではなく、パンデータPDの絶
対値が増加するにつれて遅延信号の混合比を増加させる
ように制御するものであればよい。
【0020】3) 左右の音量バランス(BL)は、同
図(c)に示すように、PD=0のときを50%(左右
の音量同一)とし、パンデータPDが増加するに従っ
て、BL1からBL2の変化範囲で右側(R)の音量を
順次増加させ、左側(L)の音量を順次減少させるよう
に可変制御される。これは、楽器が向いている方向が左
又は右にずれるに従って、左側又は右側の音量を相対的
に増大させるためである。この制御特性も、図示したよ
うに直線的に変化させるものに限らず、同様の変化傾向
を有するものであればよい。
【0021】4) 全体の音量(LV)は、同図(d)
に示すように、PD=0のとき最大(LV1)とされ、
パンデータPDの絶対値が増加するに従って順次減少す
るように可変制御される。これは楽器の向いている方向
が左右にずれるに従って、聴取者に到達する音量は全体
として低下するからである。この制御特性も図示したも
のに限らず、同様の変化傾向を有するものであればよ
い。
【0022】図4に示した制御特性に対応した制御信号
は、メモリにテーブルとして記憶しておき、パンデータ
PDに応じて読み出すことによって実現することができ
るが、パンデータPDに基づく演算処理によって制御信
号を形成するようにしてもよい。
【0023】このように構成された実施例において、例
えば、パン操作部4で中央の位置(パンデータPD=
0)を指定すると、制御システム26は、イコライザ2
1をフラットな特性に、また加算器24に与えるリバー
ブ22の出力が最小となるように、さらに音量調整回路
25におけるサウンドシステム8,9に対する音量割合
が等しくなるようにそれぞれ制御する。これにより、聴
取者には、サウンドシステム8と9との間に音像が定位
し、かつ直接音に対して反射音が十分小さい楽音として
発音されるので、聴取者の正面に向かって演奏している
ような状態になる。また、パン操作部4で左の位置(パ
ンデータPD=−100)を指定すると、制御システム
26は、イコライザ21の高域特性を落とし、また加算
器24に与えられるリバーブ22の出力が最大となるよ
うにし、さらに音量調整回路25におけるサウンドシス
テム8,9に対する音量割合をサウンドシステム8の方
が最大、サウンドシステム9の方が最小となるように制
御すると共に、全体の音量を少し下げるように制御す
る。これにより、聴取者には、サウンドシステム8側に
音像が定位し、かつ直接音に対して反射音が十分含まれ
た楽音として発音されるので、楽器を左に向けて演奏し
ているような状態になる。さらに、パン操作部4で右の
位置(パンデータPD=100)を指定すると、音像位
置がサウンドシステム9側に移るが、あとは上記同様に
なり、楽器を右に向けて演奏しているような状態とな
る。
【0024】図5は、本発明を電子管楽器30に適用す
る場合の実施例を説明するための図であり、本実施例で
は前述したような回転操作子を用いたパン操作部4に替
えて、電子管楽器30の先端部に装着した赤外線発振器
31及び演奏者に対向する位置に配された複数の赤外線
センサ32を含む方向検出装置33を使用する。即ち、
電子管楽器30の向いている方向にあるセンサ32の出
力が最大となることを利用して電子管楽器の方向を検出
し、その検出信号を前記方向指示信号として使用するも
のである(特開昭63−12774号公報参照)。これ
によって演奏動作に対応したパン効果を得ることが可能
となる。すなわち、この検出信号を前記方向指示信号と
してパンデータ発生手段6に入力するとともに、電子管
楽器から出力されるキーオン信号、キーコード信号等の
演奏データをMIDI規格に従って音源3に入力するこ
とによって、電子管楽器の向きを変化させた時の音響的
効果が得られるものである。
【0025】また、キーボードタイプの電子楽器におい
ては、鍵域分割(特開昭59−102292号参照)の
手法によって、演奏されている鍵域に応じたパンデータ
を発生させるようにしてもよい。この場合には、押鍵検
出回路2からのキーコード信号をパンデータ発生手段6
に入力し、キーコード信号に応じてパンデータを発生さ
せるようすればよい。
【0026】また、パン操作部のかわりに低周波発振器
(1Hz程度)を用いて該発振器の発生する低周波信号
を方向指示信号として利用するようにしてもよい。
【0027】なお、サウンドシステム即ちスピーカを左
右に設けた例をあげたが、上下でもよく、それによって
ホルン、クラリネット等のベルの上(ベルアップ)下の
動きを表現することができる。更に、スピーカを上下左
右に配することにより、楽器の発音部の動きを2次元的
に表現することもできる。
【0028】なお、MIDIで受信したコントロールデ
ータに含まれているパン効果用のデータを前記方向指示
信号として用いてもよいし、音色を示すデータに基づき
前記方向指示信号を発生させてもよい。
【0029】また、上記実施例においては、リバーブ2
2から出力された遅延信号と制御システム26から出力
された制御信号とを乗算することによって、直接音と反
射音との混合比(バランス)を制御しているが、制御シ
ステム26でリバーブ22の遅延時間等の特性等も制御
するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の電
子楽器の効果装置によれば、音像位置を指示する指示デ
ータが特定の値であるとき、音像位置が中央に制御さ
れ、指示データと前記特定の値との差が増加するほど、
音像位置を中央から離すとともに、楽音信号の高周波成
分を減少させるように制御されるので、音像位置の変化
に応じた周波数成分の変化を忠実に模倣することができ
る。請求項2に記載の電子楽器の効果装置によれば、音
像位置を指示する指示データが特定の値であるとき、音
像位置が中央に制御され、指示データと前記特定の値と
の差が増加するほど、音像位置を中央から離すととも
に、楽音信号に付加する反射音の量を増加させるように
制御されるので、音像位置の変化に応じた反射音量の変
化を忠実に模倣することができる。請求項3に記載の電
子楽器の効果装置によれば、音像位置を指示する指示デ
ータが特定の値であるとき、音像位置が中央に制御さ
れ、指示データと前記特定の値との差が増加するほど、
音像位置を中央から離すとともに、楽音信号の全体音量
を減少させるように制御されるので、音像位置の変化に
応じた全体音量の変化を忠実に模倣することができる。
請求項4に記載の電子楽器の効果装置によれば、電子楽
器の向きが検出され、該検出した向きに応じて複数の発
音手段によって発音される楽音の音像位置及び楽音特性
が制御されるので、自然楽器を演奏しているかのような
感覚を聴取者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子楽器の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のパン効果回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】方向指示信号とパンデータ(PD)との関係を
示す図である。
【図4】パンデータ(PD)に応じた制御特性を示す図
である。
【図5】本発明の電子管楽器に適用した実施例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
3 音源 4 パン操作部 5 A/D変換回路 6 パンデータ発生手段 7 パン効果回路 8,9 サウンドシステム 21 イコライザ 22 リバーブ回路 23 乗算器 24 加算器 25 音量調節回路 26 制御システム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音の音像位置を指示する指示データを
    出力する指示データ発生手段と、複数の発音手段とを備
    え、供給される楽音信号を前記指示データが指示する音
    像位置に対応した音量割合で前記複数の発音手段に供給
    することにより、該楽音信号を該指示データが指示する
    音像位置に対応して発音させるようにしてなる電子楽器
    の効果装置において、 前記楽音信号を入力し、該楽音信号の周波数成分を変更
    処理する信号処理手段と、 前記指示データに基づき前記信号処理手段を制御する制
    御手段とをさらに備え 前記制御手段は、前記指示データが特定の値であると
    き、前記音像位置を中央にし、前記指示データと前記特
    定の値との差が増加するほど、前記音像位置を中央から
    離すとともに、前記楽音信号の高周波成分を減少させる
    ことを特徴とする電子楽器の効果装置。
  2. 【請求項2】 楽音の音像位置を指示する指示データを
    出力する指示データ発生手段と、複数の発音手段とを備
    え、供給される楽音信号を前記指示データが指示する音
    像位置に対応した音量割合で前記複数の発音手段に供給
    することにより、該楽音信号を該指示データが指示する
    音像位置に対応して発音させるようにしてなる電子楽器
    の効果装置において、 前記楽音信号を入力し、該楽音信号に反射音を付加する
    とともに該付加する反射音の量を変更処理する信号処理
    手段と、 前記指示データに基づき前記信号処理手段を制御する制
    御手段とをさらに備え、 前記制御手段は、前記指示データが特定の値であると
    き、前記音像位置を中央にし、前記指示データと前記特
    定の値との差が増加するほど、前記音像位置を中央から
    離すとともに、前記楽音信号に付加する反射音の量を増
    加させることを特徴とする電子楽器の効果装置。
  3. 【請求項3】 楽音の音像位置を指示する指示データを
    出力する指示データ発生手段と、複数の発音手段とを備
    え、供給される楽音信号を前記指示データが 指示する音
    像位置に対応した音量割合で前記複数の発音手段に供給
    することにより、該楽音信号を該指示データが指示する
    音像位置に対応して発音させるようにしてなる電子楽器
    の効果装置において、 前記楽音信号を入力し、該楽音信号の全体音量を変更処
    理する信号処理手段と、 前記指示データに基づき前記信号処理手段を制御する制
    御手段とをさらに備え、 前記制御手段は、前記指示データが特定の値であると
    き、前記音像位置を中央にし、前記指示データと前記特
    定の値との差が増加するほど、前記音像位置を中央から
    離すとともに、前記楽音信号の全体音量を減少させるこ
    とを特徴とする電子楽器の効果装置。
  4. 【請求項4】 複数の発音手段と、 該複数の発音手段に供給する楽音信号の音量割合を変更
    することにより発音される楽音の音像位置を変更すると
    ともに、前記楽音信号の楽音特性を変更する信号処理手
    段と、 電子楽器の向きを検出する検出手段と、 該検出手段により検出された電子楽器の向きに応じた制
    御信号を前記信号処理手段に供給し、前記音像位置及び
    楽音特性を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    る電子楽器の効果装置。
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