JP3493856B2 - 演奏情報変換装置 - Google Patents

演奏情報変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤等の演奏操作子に
より生成される演奏情報を変換するための演奏情報変換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器の主な構成要素は、鍵盤と音源
である。鍵盤と音源は、独立した装置により構成するこ
ともできる。鍵盤と音源を別の装置とした場合、各々を
MIDI(musical instrument digital interface)ケ
ーブルにより接続することができる。鍵盤と音源は、M
IDIケーブルを介して、MIDIデータを送受信する
ことができる。
【0003】鍵盤は、演奏者の演奏操作に応じて演奏情
報を生成し、生成した演奏情報をMIDIデータとして
音源に送信する。音源は、MIDIデータを受信し、M
IDIデータに応じた楽音信号を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】MIDIデータは、キ
ーオン(押鍵)やキーオフ(離鍵)のデータを含む。そ
の他、キーオンベロシティとキーオフベロシティのデー
タを含む。キーオンベロシティは押鍵速度を示し、キー
オフベロシティは離鍵速度を示す。
【0005】多くの鍵盤は、キーオンベロシティのデー
タは生成するが、キーオフベロシティのデータは生成し
ない。その結果、鍵盤は、通常、キーオンベロシティの
みを生成し、キーオフベロシティは常に0として、MI
DIデータを送信する。
【0006】したがって、音源がキーオフベロシティに
応じて、楽音信号を生成するものであっても、鍵盤の方
がキーオフベロシティを生成する機能を有しなければ、
音源の機能を最大限に発揮させることができない。つま
り、音源がせっかくキーオフベロシティに対応していて
も、演奏者の離鍵速度に応じて楽音信号を制御すること
ができない。
【0007】本発明の目的は、鍵盤等の演奏操作子によ
り生成される演奏情報を変換することにより、音楽性豊
かな演奏情報を生成することができる演奏情報変換装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明の一観点によれ
ば、演奏情報変換装置は、MIDI信号を受信するため
の入力端子と、前記入力端子で受信したMIDI信号に
含まれるキーオンベロシティに基づいてキーオフベロシ
ティを作成し、前記入力端子で受信したMIDI信号に
含まれるキーオフベロシティを前記作成したキーオフベ
ロシティに書き換える信号変換手段と、前記信号変換手
段により一部書き換えられたMIDI信号を送信する出
力端子とを有する。
【0009】
【作用】演奏情報変換装置は、MIDI信号の入力端子
に接続される装置が例えばキーオフベロシティ等のデー
タを生成する機能を有していなくても、MIDI信号の
一部を書き換えることにより、キーオフベロシティ等の
データを生成することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるMIDIデー
タ変換器の接続例を示す図である。
【0011】鍵盤装置2は、MIDI−OUT端子を有
する。MIDIデータ変換器1は、MIDI−IN端子
とMIDI−OUT端子を有する。電子楽器3は、MI
DI−IN端子を有する。MIDI−OUT端子は、M
IDIデータを出力するための端子であり、MIDI−
IN端子は、MIDIデータを入力するための端子であ
る。
【0012】MIDIケーブル4aは、鍵盤装置2のM
IDI−OUT端子とMIDIデータ変換器1のMID
I−IN端子を接続する。MIDIケーブル4bは、M
IDIデータ変換器1のMIDI−OUT端子と電子楽
器2のMIDI−IN端子を接続する。
【0013】鍵盤装置2は、複数の鍵を有し、演奏者の
演奏操作に応じてキーオン/オフまたはキーオンベロシ
ティ(押鍵速度)等のMIDIデータを生成し、MID
I−OUT端子からMIDIデータを出力する。ただ
し、キーオフベロシティ(離鍵速度)を生成する機能は
有さず、常にキーオフベロシティは0であるとして出力
する。
【0014】MIDIデータ変換器1は、MIDI−I
N端子に入力されるMIDIデータのデータ変換を行
い、変換を行ったMIDIデータをMIDI−OUT端
子から出力する。
【0015】例えば、入力されるMIDIデータを基
に、キーオフベロシティを生成する。一般に、演奏者が
レガート奏法等によりゆっくりとていねいに演奏する
と、離鍵速度が遅くなる。一方、演奏者がスタッカート
奏法等により歯切れよく演奏すると、離鍵速度が速くな
る。
【0016】MIDIデータ変換器1は、入力されたM
IDIデータを基に、演奏者の平均押鍵数を算出し、キ
ーオフベロシティを生成する。平均押鍵数が多いときに
は、大きなキーオフベロシティ(離鍵速度が速い)を生
成し、平均押鍵数が少ないときには、小さなキーオフベ
ロシティ(離鍵速度が遅い)を生成する。
【0017】電子楽器3は、波形読み出し型音源やFM
音源等の音源を含み、入力されるMIDIデータに応じ
て楽音信号を生成する。ここで、電子楽器3は、キーオ
フベロシティに応じて楽音信号を生成する機能を有す
る。
【0018】例えば、キーオフベロシティが小さいとき
には、離鍵後のエンベロープを緩やかに減衰させ、キー
オフベロシティが大きいときには、離鍵後のエンベロー
プを急峻に減衰させる。その他、キーオフベロシティに
応じて、微妙に音色を変化させることもできる。
【0019】なお、鍵盤装置2は、MIDIデータを出
力する機能を有する他の装置に置き換えることができ
る。例えば、鍵盤装置2の代わりに、MIDIデータを
出力可能なシーケンサや、鍵盤と音源を有する電子楽器
を用いることができる。また、電子楽器3は、必ずしも
鍵盤と音源を有する必要はなく、音源のみを有するもの
であってもよい。
【0020】図2は、図1のMIDIデータ変換器1が
行うメイン処理のフローチャートである。ステップSA
1では、MIDI−IN端子に入力されるMIDIデー
タを基に、MIDIイベントのスキャンを行う。ステッ
プSA2では、MIDIイベントがあるか否かをチェッ
クする。MIDIイベントがないときには、イベント処
理をせずに、ステップSA5へ進む。
【0021】ステップSA2において、MIDIイベン
トがあると判断されたときには、ステップSA3へ進
む。ステップSA3では、イベントがキーオフ(KOF
F)イベントであるか否かをチェックする。
【0022】KOFFイベントであるときには、演奏者
が離鍵操作を行ったことを示すので、ステップSA4へ
進む。ステップSA4では、KOFF拡張処理を行い、
ステップSA5へ進む。KOFF拡張処理は、他のMI
DIデータを基にキーオフベロシティを生成する。詳細
は、後に図3を参照しながら説明する。なお、キーオフ
ベロシティ以外のMIDIデータを生成することもでき
る。
【0023】ステップSA3において、イベントがKO
FFイベントでないと判断されたときには、ステップS
A6へ進む。ステップSA6では、イベントがキーオン
(KON)イベントであるか否かをチェックする。
【0024】KONイベントであるときには、演奏者が
押鍵操作を行ったことを示すので、ステップSA7へ進
む。ステップSA7では、過去の所定期間内の平均押鍵
数を算出する。所定期間とは、例えば1/4小節であ
る。過去発生したKONイベントの数をカウントするこ
とにより、押鍵数を算出することができる。平均押鍵数
は、後に離鍵する際のキーオフベロシティを算出する際
に用いられる。
【0025】ステップSA8では、KONベロシティを
MIDIチャンネル(ch)およびキーコード(KC)
毎に記憶する。ステップSA9では、KONイベントを
加工せずそのままMIDI−OUT端子から送出し、ス
テップSA5へ進む。KONイベントは、押鍵したKO
Nベロシティ(押鍵速度)およびキーコード(音高)を
含む。KONイベントは、MIDI−OUT端子から送
出され、音源において発音開始のための楽音信号が生成
される。
【0026】ステップSA6において、イベントがKO
Nイベントでないときには、KONイベントおよびKO
FFイベント以外のイベントであるので、ステップSA
10へ進む。
【0027】ステップSA10では、その他のイベント
についての拡張処理を行い、ステップSA5へ進む。拡
張処理は、例えば、平均押鍵数に応じて音色、残響効
果、自動伴奏パターン等を変えることができる。
【0028】ステップSA5では、その他の処理を行
う。例えば、MIDIデータ変換器に設けられたパネル
表示器またはパネルスイッチ等の処理を行う。パネル表
示器には、MIDIデータの情報等を表示することがで
きる。ステップSA5の後、ステップSA1へ戻り、以
上示した処理を繰り返す。
【0029】図3は、図2のステップSA4のKOFF
拡張処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
SB1では、発生したキーオフイベントのMIDIチャ
ンネル(ch)およびキーコード(KC)を基に、対応
するキーオン(KON)ベロシティを読み出し、レジス
タKONVに格納する。レジスタKONVは、キーオン
ベロシティを格納するためのレジスタである。読み出す
キーオンベロシティは、図2のステップSA8のキーオ
ンイベント発生時に既に記憶されている。
【0030】ステップSB2では、テーブルを参照し、
平均押鍵数に応じた補正係数を読み出し、レジスタcに
格納する。MIDIデータ変換器は、平均押鍵数と補正
係数を関連付けたテーブルを有する。平均押鍵数は、図
2のステップSA7のキーオンイベント発生時に既に算
出されている。補正係数cは、0から1の間の値であ
り、平均押鍵数が多いときには大きい値、平均押鍵数が
少ないときには小さな値である。
【0031】ステップSB3では、キーオンベロシティ
KONVに補正係数cを乗算し、レジスタKOFFVに
格納する。レジスタKOFFVは、キーオフベロシティ
を格納するためのレジスタである。キーオフベロシティ
KOFFVの値は、補正係数cが大きい(平均押鍵数が
多い)ほど大きくなり(離鍵速度が速くなる)、補正係
数cが小さい(平均押鍵数が少ない)ほど小さくなる
(離鍵速度が遅くなる)。
【0032】ステップSB4では、レジスタKOFFV
の値を、キーオフ(KOFF)ベロシティデータとし
て、MIDI−OUT端子からキーオフイベントを送出
する。キーオフイベントは、MIDIチャンネル、キー
コードと共に新たに生成されたキーオフベロシティKO
FFVのデータを含む。キーオフイベント送出後、図2
のメイン処理に戻る。
【0033】図4は、図1の電子楽器3が行う処理のフ
ローチャートである。ステップSC1では、レジスタの
初期化等の初期設定を行う。ステップSC2では、MI
DI−IN端子に入力されるMIDIデータを基に、M
IDIイベントのスキャンを行う。
【0034】ステップSC3では、MIDIイベントが
あるか否かをチェックする。MIDIイベントがないと
きには、イベント処理を行わずに、ステップSC7へ進
む。MIDIイベントがあるときには、ステップSC4
へ進む。
【0035】ステップSC4では、イベントがキーオン
(KON)イベントであるか否かをチェックする。KO
Nイベントであるときには、演奏者によりある鍵が押鍵
されたことを示すので、ステップSC5へ進む。
【0036】ステップSC5では、発音させるべき音の
発音チャンネルの割り当てを行う。発音チャンネルは、
例えば16チャンネルある。ステップSC6では、キー
オン、音色、キーコード(音高)およびベロシティを、
前ステップで割り当てられた音源回路の発音チャンネル
に送出し、ステップSC7へ進む。音源回路は、電子楽
器の中に備えられており、キーオン等を受けて押鍵操作
に対応する楽音信号生成を開始する。
【0037】ステップSC4において、イベントがKO
Nイベントでないと判断されたときには、ステップSC
8へ進む。ステップSC8では、イベントがキーオフ
(KOFF)イベントであるか否かをチェックする。
【0038】KOFFイベントであるときには、演奏者
により離鍵操作が行われたことを示すので、ステップS
C9へ進む。ステップSC9では、KOFFイベントに
対応するキーオン(KON)が割り当てられている発音
チャンネルを検出する。
【0039】ステップSC10では、検出された音源回
路の発音チャンネルに、キーオフおよびキーオフベロシ
ティを送出し、ステップSC7へ進む。音源回路は、キ
ーオフ等を受けて離鍵操作に対応する楽音信号減衰処理
を開始する。
【0040】ステップSC8において、イベントがKO
FFイベントではないと判断されたときには、KONイ
ベントおよびKOFFイベント以外のイベントであるこ
とを示すので、ステップSC11へ進む。
【0041】ステップSC11では、その他のイベント
処理を行い、ステップSC7へ進む。例えば、効果パラ
メータや自動伴奏パターン等を音源回路や自動伴奏回路
に送出する。
【0042】ステップSC7では、その他の処理を行
う。例えば、電子楽器に設けられるパネルスイッチやパ
ネル表示器等の処理を行う。その後、ステップSC2へ
戻り、以上の処理を繰り返す。
【0043】図5は、図1の電子楽器3内に設けられる
音源回路の構成を示すブロック図である。パラメータ供
給回路11には、楽音パラメータPRが入力される。楽
音パラメータPRは、例えば、キーオン、キーオフ、キ
ーコード、キーオンベロシティ、キーオフベロシティお
よび音色である。
【0044】パラメータ供給回路11は、音色およびキ
ーコードを含むパラメータPR1を波形合成回路12に
供給する。波形合成回路12は、音色に応じた複数の楽
音波形を記憶しており、入力される音色に応じて波形選
択を行い、入力されるキーコードに応じた読み出し速度
で、波形の読み出しを行う。読み出された波形WVは、
乗算回路14に供給される。
【0045】パラメータ供給回路11は、キーオン、キ
ーオフ、キーオンベロシティおよびキーオフベロシティ
を含むパラメータPR2をエンベロープ形成回路13に
供給する。エンベロープ形成回路13は、キーオン時に
はキーオンベロシティに対応したエンベロープENVを
形成し、キーオフ時にはキーオフベロシティに対応した
エンベロープENVを形成し、乗算回路14に出力す
る。
【0046】図6は、エンベロープ形成回路13が生成
するエンベロープENVの例を示すグラフである。横軸
は時間を示し、縦軸はエンベロープENVのレベルを示
す。エンベロープは、アタック21、ディケイ22、サ
ステイン23およびリリース24により構成される。ア
タック21は、エンベロープの立ち上がり部であり、キ
ーオンによりキーオンベロシティに応じた傾きで生成が
開始される。ディケイ22は、アタック21の後の減衰
部である。サステイン23は、ディケイ22の後の保持
部である。リリース24は、減衰部であり、キーオフに
より生成が開始される。
【0047】キーオフベロシティは、リリース24の傾
きに影響を与える。キーオフベロシティが小さい(平均
押鍵数が少ない)ときには、リリース24の傾きが緩や
かになる。キーオフベロシティが大きい(平均押鍵数が
多い)ときには、リリース24の傾きが急峻になる。
【0048】例えば、リリース24は、キーオフベロシ
ティが小さい(離鍵速度が遅い)ときのリリースであ
り、リリース25は、キーオフベロシティが大きい(離
鍵速度が速い)ときのリリースである。
【0049】図5において、乗算回路14は、波形WN
とエンベロープENVを乗算し、楽音信号SG1を生成
する。D/A変換回路15は、楽音信号SG1をアナロ
グの楽音信号SG2に変換する。楽音信号SG2は、そ
の後、図示しないが、アンプおよびスピーカを介して発
音される。
【0050】以上は、鍵盤装置2、MIDIデータ変換
器1および電子楽器3を、ハードウェアにより構成する
実施例について説明したが、ソフトウェアにより構成す
ることもできる。
【0051】図7は、図1に示す全体構成をソフトウェ
アにより構成する例を示す。楽音情報発生モジュール3
2、MIDI情報変換モジュール31および楽音発生モ
ジュール33は、ソフトウェアモジュールであり、パー
ソナルコンピュータ等の制御装置により動作可能であ
る。
【0052】楽音情報発生モジュール32は、例えばシ
ーケンサの機能を有し、楽音情報を生成する。MIDI
情報変換モジュール31は、楽音情報発生モジュール3
2で生成された楽音情報をMIDI情報として受け取
り、MIDI情報の変換を行う。MIDI情報の変換と
は、例えばキーオフベロシティの生成である。楽音発生
モジュール33は、MIDI情報変換モジュール31で
変換されたMIDI情報を基に楽音信号を生成する。
【0053】以上のように、鍵盤装置の多くは、キーオ
フベロシティ生成の機能を有さず、キーオフベロシティ
を0としてMIDIデータを出力する。MIDIデータ
変換器は、入力されたMIDIデータを基に平均押鍵数
を演算し、キーオフベロシティのデータを設定し直す。
キーオフベロシティ以外のデータは、加工されず、MI
DIデータ変換器を素通りする。MIDIデータを受け
取る電子楽器は、キーオフベロシティの機能を活かし
て、楽音信号を生成することができる。
【0054】鍵盤装置は、キーオフベロシティの機能を
有していなくても、MIDIデータ変換器を用いること
により、電子楽器のキーオフベロシティの機能を有効に
活用することができる。
【0055】MIDIデータ変換器に対して、送信側の
装置と受信側の装置は、必ずしも同じ機能を備えていな
くてもよい。なお、キーオフベロシティのように、0か
ら他の値に設定し直す他に、他のデータの値を設定し直
すようにしてもよい。また、新たなMIDIデータを追
加するようにしてもよい。
【0056】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
MIDI信号に含まれるキーオフベロシティ等が不適当
なデータであっても、MIDI信号の一部を書き換える
ことにより、適切なキーオフベロシティ等のデータを生
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるMIDIデータ変換器
の接続例を示す図である。
【図2】 図1のMIDIデータ変換器が行うメイン処
理のフローチャートである。
【図3】 図2のステップSA4のKOFF拡張処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図4】 図1の電子楽器が行う処理のフローチャート
である。
【図5】 図1の電子楽器内に設けられる音源回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】 図5の音源回路内のエンベロープ形成回路が
生成するエンベロープENVの例を示すグラフである。
【図7】 図1の全体構成をソフトウェアにより構成す
る例を示す図である。
【符号の説明】
1 MIDIデータ変換器、 2 鍵盤装置、 3
電子楽器、 4a,4b MIDIケーブル、
11 パラメータ供給回路、 12 波形合成回路、
13 エンベロープ形成回路、 14 乗算回
路、 15 D/A変換回路、 31 MIDI情
報変換モジュール、 32 楽音情報発生モジュー
ル、 33 楽音発生モジュール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−189588(JP,A) 特開 昭59−178495(JP,A) 特開 平6−67658(JP,A) 特開 平6−149239(JP,A) 特開 平5−73043(JP,A) 特開 平3−174590(JP,A) 特開 昭62−75596(JP,A) 実開 平4−63498(JP,U) 実開 昭62−109196(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10H 1/053

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MIDI信号を受信するための入力端
    子と、 前記入力端子で受信したMIDI信号に含まれるキーオ
    ンベロシティに基づいてキーオフベロシティを作成し、
    前記入力端子で受信したMIDI信号に含まれるキーオ
    フベロシティを前記作成したキーオフベロシティに書き
    換える信号変換手段と、 前記信号変換手段により一部書き換えられたMIDI信
    号を送信する出力端子とを有する演奏情報変換装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記入力端子で受信したMID
    I信号に基づき、平均押鍵数を出力する平均押鍵数出力
    手段とを有し、 前記信号変換手段は、前記平均押鍵数と前記キーオンベ
    ロシティに基づき前記キーオフベロシティを作成する請
    求項1記載の演奏情報変換装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記入力端子で受信したMID
    I信号に基づき、平均押鍵数を出力する平均押鍵数出力
    手段と前記平均押鍵数と補正係数を関連付けたテーブル
    とを有し、 前記信号変換手段は、前記平均押鍵数に応じて前記テー
    ブルを参照し、前記補正係数と前記キーオンベロシティ
    に基づき前記キーオフベロシティを作成する請求項1記
    載の演奏情報変換装置。
  4. 【請求項4】 前記信号変換手段は、前記平均押鍵数に
    応じて、少なくとも音色、残響効果、自動伴奏パターン
    のいずれか1つを変更する請求項2または3記載の演奏
    情報変換装置。
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